JP3001279U - マイクロスライドスイッチ - Google Patents

マイクロスライドスイッチ

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JP3001279U
JP3001279U JP1994000958U JP95894U JP3001279U JP 3001279 U JP3001279 U JP 3001279U JP 1994000958 U JP1994000958 U JP 1994000958U JP 95894 U JP95894 U JP 95894U JP 3001279 U JP3001279 U JP 3001279U
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JP1994000958U
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Inventor
康雄 秋元
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神明電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 押下力を低減し、操作フィーリングのよいマ
イクロスライドスイッチを提供する。 【構成】 一組の端子5A、5Bが組込まれたケース2
と、電気的導通のある一対のブラシ4A,4Bおよびガ
イド4Cと一体化され、スイッチの操作可動部を形成す
るスライダ4と、スライダ4を可動させて押下力および
復旧力を決定するコイル状のスプリング6と、ケース2
を覆って箱型を形成するカバー3とから構成し、ケース
2の内壁に一対のブラシ4A,4Bの接触力を吸収する
接触力吸収部7を設けたマイクロスライドスイッチ1。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はスイッチの押下力を所定のストローク以上では減少させるマイクロ スライドスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に従来のマイクロスライドスイッチの構造図、図5に従来のマイクロスラ イドスイッチの動作説明図を示す。 図4において、マイクロスライドスイッチ11は、一組の端子15A、15B が組込まれたケース12と、電気的導通のある一対のブラシ14A,14Bおよ びガイド14Cと一体化され、スイッチの操作可動部を形成するスライダ14と 、スライダ14を摺動させて押下力および復旧力を決定するコイル状のスプリン グ16と、ケース12を覆って箱型を形成するカバー13とから構成される。
【0003】 一組の端子15A、15Bは、それぞれ、一方の先端部に接点15a、15b を形成してケース12内に配置し、他端の先端部は外部との接続のためケース1 2の外部に配置するよう構成される。
【0004】 このように、従来のマイクロスライドスイッチ11は、端子15A、15Bを ケース12に組込み可能とし、ブラシ14A、14Bをスライダ14に一体化し たので、部品配置の調整を必要としないため、組立性および経済性が改善される 特徴がある。
【0005】 次に、図5に基づいて従来のマイクロスライドスイッチ11の動作を説明する 。 (a)図はマイクロスライドスイッチ11の静止状態、(b)図はマイクロス ライドスイッチ11のスライダ14が押込まれた動作状態を示す。 (a)図の静止状態からスライダ14を押下すると、ブラシ14B(および1 4A)はケース内壁12Aに沿って摺動し、ガイド14Cがケース12の内部底 面に当った位置で(b)図の動作状態となって停止する。 この状態から押下力を解放すると、スプリング16のばね復旧力がスライダ1 4に作用し、スライダ14は復旧して(a)図の静止状態に戻る。
【0006】 図5に示すように、ケース12に組込まれた端子15B(および15A)の接 点15b(および15a)は、ケース12の内壁12Aの一部に、内壁12Aと 表面が一致するよう構成される。 マイクロスライドスイッチ11の組立が完了し、スライダ14が静止した状態 で、ブラシ14B(および14A)と端子15B(および15A)の接点15b (および15a)は、所定の接触力で機械的な接続がなされるよう構成される。 この状態で、一対のブラシ14A、14Bは電気的に導通されているので、一 組の端子15Aと15Bがブラシ14A、14Bを介して電気的に接続され、マ イクロスライドスイッチ11はノーマルメーク形のスイッチが構成される。
【0007】 スライダ14を押下してブラシ14B(およびブラシ14A)が接点15b( および15a)上を接触しながら摺動した後に内壁12Aに移ると、ブラシ14 Bと接点15b(およびブラシ14Aと接点15a)の電気的接続はなくなり、 マイクロスライドスイッチ11はブレーク状態となる。
【0008】 さらに、スライダ14を押込むと、ブラシ14B(およびブラシ14A)は内 壁12Aを摺動しながら下降し、スライダ14のガイド14Cがケース12の内 部底面に当った位置で停止する。
【0009】 この状態からスライダ14に作用する押下力を解放すると、スプリング16の ばね復旧力がスライダ14に作用してスライダ14が復旧するに伴い、ブラシ1 4B(およびブラシ14A)が内壁12Aから接点15b(および15a)に移 動し、マイクロスライドスイッチ11はメーク状態に復旧する。
【0010】 スライダ14が押下される場合、マイクロスライドスイッチ11に作用する押 下力(全荷重FAO)は、図3の(b)図に示すように、スプリング16のばね力 (FS)に、ブラシ14B(およびブラシ14A)と接点15b(および15a )の接触力、またはブラシ14B(およびブラシ14A)とケース内壁12Aの 接触力(同じ接触力FFO)を加えた値(FAO=FS+FFO)となる。 ばね力(FS)はスライダ14の変化量(ストローク)に比例して増加し、接 触力(FFO)はスライダ14の変化量に関係なく、ブラシ14B(およびブラシ 14A)の接触で決定される一定値なので、押下力(全荷重FAO)は変化量(ス トローク)に比例する。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
従来のマイクロスライドスイッチは、一対のブラシがスライダに一体化された り、一組の接点がケース内組込まれる等の構成となっており、部品の調整を必要 とぜず、組立性および経済性が改善されて量産に適したスイッチを提供できるメ リットはあるが、スイッチの押下力、特にマイクロスライドスイッチに要求され る押下力の低減に関しては、ブラシと接点の電気的導通を確実にするための所定 の接触力が必要となり、この接触力はスイッチの構成上改善できない課題がある 。
【0012】 この考案はこのような課題を解決するためなされたもので、その目的はストロ ークが所定の位置以上では接触力を吸収し、押下力の低減を図るマイクロスライ ドスイッチを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するためこの考案に係るマイクロスライドスイッチは、一対の ブラシが接触しながら摺動するケースの内壁に、一対のブラシと内壁に作用する 接触力を吸収する接触力吸収部を設けたことを特徴とする。
【0014】 また、この考案に係るマイクロスライドスイッチの接触力吸収部は、スライダ の移動に伴い、一対のブラシの接触力を次第に変化させる傾斜部を備えたことを 特徴とする。
【0015】
【作用】
この考案に係るマイクロスライドスイッチは、一対のブラシが接触しながら摺 動するケースの内壁に、接触力吸収部を設け、ブラシと接点の導通に必要な接触 力は保ちながら所定のストローク以上では接触力を吸収するので、押下力の低減 を図ることができる。
【0016】 また、接触力吸収部に傾斜部を設け、接触力をストロークに対応して徐々に吸 収するようにしたので、押下力をなだらかに低減することができる。
【0017】
【実施例】
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。 図1はこの考案に係るマイクロスライドスイッチの構造図、図2はこの考案の マイクロスライドスイッチの動作説明図である。 図1において、マイクロスライドスイッチ1は、一組の端子5A、5Bが組込 まれたケース2と、電気的導通のある一対のブラシ4A,4Bおよびガイド4C と一体化され、スイッチの操作可動部を形成するスライダ4と、スライダ4を可 動させて押下力および復旧力を決定するコイル状のスプリング6と、ケース2を 覆って箱型を形成するカバー3とから構成する。
【0018】 一組の端子5A、5B、カバー3の形状が異なることを除き、端子5A、5B と、カバー3と、ブラシ4A、4Bおよびガイド4Cを有するスライダ4と、ス プリング6とは、対応する図4のマイクロスライドスイッチ11の構成部品と同 じに構成する。
【0019】 ケース2は、ケース内壁の下部に傾斜部2Aと垂直部2Bからなる接触力吸収 部7を設けた点が図4のケース12と異なり、この接触力吸収部7により接触力 を吸収する点が図4のマイクロスライドスイッチ11と基本的に異なる。
【0020】 スライダ4が静止状態の場合、ブラシ4B(および4A)は接点5b(および 5a)に所定の接触力で接触して電気的に導通しており、ブラシ4Bおよびブラ シ4Aを介して端子5Aと端子5Bが電気的に接続され、マイクロスライドスイ ッチ1はメーク状態(ノーマルメーク)にある。
【0021】 スライダ4を押下し、ブラシ4B(および4A)が接点5b(および5a)を 摺動しながら通過し、ケース内壁の接触力吸収部7の傾斜部2Aに達するまでは 接触力は所定の値(例えば、接触力FFO)を保つため、ブラシ4B(および4A )と接点5b(および5a)の導通は図4の構成と同様に安定に確保できる。 なお、マイクロスライドスイッチ1のメーク状態は、ブラシ4B(および4A )が接点5b(および5a)上を摺動している間は継続し、接点5b(および5 a)から外れるとブレーク状態に移行する。
【0022】 ブラシ4B(および4A)が接触力吸収部7の傾斜部2Aを摺動すると、傾斜 部2Aの距離に対応して接触力が吸収され、ブラシ4B(および4A)が接触力 吸収部7の垂直部2Bに達すると接触力は全て吸収されるよう接触力吸収部7を 構成する。
【0023】 接触力吸収部7でブラシ4B(および4A)の接触力が吸収されるに伴い、ス ライダ4の押下力(全荷重)は、スプリング6のばね力と接触力の和から接触力 を差引いた値となって軽減され、最終的にはスプリング6のばね力に等しくなる 。
【0024】 図3にこの考案に係るマイクロスライドスイッチと従来品の荷重特性図を示す 。 (a)図は本考案の荷重特性図であり、(b)図は従来品の荷重特性図である 。 (a)図において、接触力(FFN)はスライダ4の変化量が0〜0.6mmの 範囲では10(グラム:g)一定であり、変化量0.6〜1.2mmの範囲では 変化量の増加に対応して接触力(FFN)が直線的に変化して10(g)から0に 減少する。 さらに、スライダ4の変化量が1.2〜2.0mmの範囲では接触力(FFN) は0を保つ。
【0025】 スライダ4の変化量に対する接触力(FFN)の減少は、接触力吸収部7の作用 によるもので、変化量0.6〜1.2mmの範囲は傾斜部2Aの作用により、変 化量1.2〜2.0mmの範囲は垂直部2Bの作用によるものである。
【0026】 一方、スプリング6のばね力(FS)は、スライダ4の変化量に比例(20g /mm)して増加するため、接触力(FFN)とばね力(FS)を加算した押下力 (全荷重FAN)は(a)図の特性のように変化する。
【0027】 (a)図と(b)図の比較から明らかなように、本考案のマイクロスライドス イッチ1は、ブラシ4B(および4A)と接点5b(および5a)の接触力を従 来品と変えないようにして電気的な導通を保証し、ストロークが大きくなるに従 い接触力を0まで減少させて押下力の軽減を図ることができる。
【0028】 また、接触力吸収部7に傾斜部2Aを設けたので、接触力(FFN)の減少を変 化量に対応してなだらかに設定することができる。
【0029】
【考案の効果】
以上説明したようにこの考案に係るマイクロスライドスイッチは、一対のブラ シが接触しながら摺動するケースの内壁に、接触力吸収部を設け、ブラシと接点 の導通に必要な接触力を保ちながら所定のストローク以上では接触力を吸収する ので、押下力の低減を図ることができる。
【0030】 また、接触力吸収部に傾斜部を設け、接触力をストロークに対応して徐々に吸 収するようにしたので、押下力をなだらかに低減することができる。
【0031】 よって、操作フィーリングのよいマイクロスライドスイッチを提供することが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るマイクロスライドスイッチの構
造図
【図2】この考案のマイクロスライドスイッチの動作説
明図
【図3】この考案に係るマイクロスライドスイッチと従
来品の荷重特性図
【図4】従来のマイクロスライドスイッチの構造図
【図5】従来のマイクロスライドスイッチの動作説明図
【符号の説明】
1,11…マイクロスライドスイッチ、2,12…ケー
ス、2A…傾斜部、2B…垂直部、3,13…カバー、
4,14…スライダ、4A,4B,14A,14B…ブ
ラシ、4C,14C…ガイド、5A,5B,15A,1
5B…端子、5a,5b,15a,15b…接点、6,
16…スプリング、7…接触力吸収部、12A…ケース
内壁。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的に導通された一対のブラシと、こ
    の一対のブラシと一体的に形成されて摺動部を形成する
    スライダと、ケースに組込まれ、接点を備えた一組の端
    子を備え、前記スライダを摺動させて前記一対のブラシ
    を介して前記一組の端子相互間の電気的接続および切断
    を行なうマイクロスライドスイッチにおいて、 前記一対のブラシが接触しながら摺動する前記ケースの
    内壁に、前記一対のブラシと前記内壁に作用する接触力
    を吸収する接触力吸収部を設けたことを特徴とするマイ
    クロスライドスイッチ。
  2. 【請求項2】 前記接触力吸収部は、前記スライダの移
    動に伴い、前記一対のブラシの接触力を次第に変化させ
    る傾斜部を備えたことを特徴とする請求項1記載のマイ
    クロスライドスイッチ。
JP1994000958U 1994-02-22 1994-02-22 マイクロスライドスイッチ Expired - Lifetime JP3001279U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014182956A (ja) * 2013-03-19 2014-09-29 Omron Corp スイッチ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014182956A (ja) * 2013-03-19 2014-09-29 Omron Corp スイッチ
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