JP3001084B2 - 魚釣用スピニングリール - Google Patents

魚釣用スピニングリール

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JP3001084B2
JP3001084B2 JP6175843A JP17584394A JP3001084B2 JP 3001084 B2 JP3001084 B2 JP 3001084B2 JP 6175843 A JP6175843 A JP 6175843A JP 17584394 A JP17584394 A JP 17584394A JP 3001084 B2 JP3001084 B2 JP 3001084B2
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fishing
fishing line
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guide
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京市 金子
英二 篠原
真敏 片山
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ダイワ精工株式会社
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/01Reels with pick-up, i.e. with the guiding member rotating and the spool not rotating during normal retrieval of the line
    • A01K89/0108Pick-up details

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、魚釣操作性の向上を図
った魚釣用スピニングリールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の魚釣用スピニングリール
にあっては、釣糸の巻取り操作時にラインローラがスプ
ールの周囲を回転して釣糸を竿先からスプールに案内す
る構造であることや、巻取り操作時のラインローラに対
するガイドやスプールの位置の変化,スプールに巻回さ
れる釣糸の巻径の変化等の影響で糸道が安定せず、その
ため、巻取りに伴い釣糸がラインローラの釣糸案内面を
軸方向に転がって、スプールに巻回された釣糸に糸縒れ
が蓄積されてしまうことが知られている。そして、釣糸
に糸縒れが蓄積されると、巻取り操作時に釣糸が穂先に
絡まったり、ガイドやリールに釣糸が引っ掛かって仕掛
けの飛距離が伸びなかったり、スプールからの糸バラケ
が発生する等、様々な不具合が指摘されている。又、釣
糸の巻取り操作時に、釣糸がベールアーム(支持部材)
とラインローラの間に噛み込まれてしまう虞も指摘され
ていた。
【0003】そこで、斯かる不具合を解決するため、昨
今、図33及び図34に示すようにラインローラ1を支
持するベールアーム(支持部材)3の先端部3aをコ字
状に成形し、当該先端部3aに、ラインローラ1の中心
mよりスプール5側に釣糸7を寄せる制御部材9を取り
付けた魚釣用スピニングリール11が実公平3−176
61号公報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上記魚釣用
スピニングリール11にあっては、ベールアーム3の先
端部3aをコ字状に成形して当該先端部3aに制御部材
9を取り付けているため、ベールアーム3全体が大型化
し、ベールアーム3前方への重量偏寄が進んでロータ1
3の回転バランスに影響を来してしまう欠点があった。
【0005】又、図34に示すように静止状態に於て釣
糸7はラインローラ1の中心位置mに当接しているが、
制御部材9は釣糸巻取り操作時に釣糸7をラインローラ
1の中心位置に保持しておくことができず、手動ハンド
ル15の操作で釣糸7をスプール5に巻き取ると、ライ
ンローラ1からスプール5へ案内される釣糸7が図35
の二点鎖線で示すようにロータ1の釣糸巻取り方向(図
35中、矢印A方向)と反対側、即ち、矢印B方向へ移
動し、更に又、図36の如くスプール5に巻回される釣
糸7の糸巻径は釣糸7の繰出し量や巻取り量によって変
化するが、糸巻径が大きくなると矢印B方向へ移動して
いた釣糸7は更に同方向へ移動して、釣糸繰出し時に生
ずる糸縒れと同方向に釣糸7が縒られてしまうこととな
る。而も、上述の如く制御部材9は釣糸巻取り操作時に
釣糸7をラインローラ1の中心位置に保持しておくこと
ができないため、巻取り操作に伴い釣糸7がラインロー
ラ1の軸方向に移動して、釣糸7に糸縒れが作り出され
てしまう不具合が指摘されている。そして、斯様に釣糸
7に糸縒れが蓄積されると、巻取り操作時に釣糸が穂先
に絡まったり制御部材9に絡んで巻取り不能や糸切れ等
のトラブルが発生し、魚釣操作を円滑に行えなくなる虞
があった。更に又、釣糸巻取り操作時に釣糸7が矢印B
方向へ移動してしまうと、ラインローラ1とベールアー
ム3との間に釣糸7が絡まって糸絡みが発生したり、ベ
ールアーム3との接触で釣糸7に抵抗が加わってしまう
等の不具合も指摘されていた。
【0006】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、ラインローラを支持する支持部材の小型化を図り、
ロータの回転バランスに影響を与えることなく釣糸の糸
絡みや糸縒れの蓄積をなくして、魚釣操作性の向上を図
った魚釣用スピニングリールを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、リール本体に回転可能に装
着されたロータと、リール本体にスプール軸を介して支
持され、手動ハンドルによるロータの回転で釣糸が巻回
されるスプールと、ロータのロータ腕部に反転可能に取
り付けられた支持部材と当該支持部材に対向するライン
スライダーを介して取り付き、釣糸の巻取り操作時に当
該釣糸をスプールに案内するラインローラとを備えた魚
釣用スピニングリールに於て、上記ラインローラの支持
部材側周縁部に、釣糸の巻取り操作時に釣糸に接触して
その移動を規制するガイド部をラインローラの中心方向
へ突設すると共に、当該ガイド部のラインスライダー側
端部からラインスライダー方向に位置するラインローラ
の釣糸案内部を、ラインスライダー方向へ向け順次大径
に形成したことを特徴とする。
【0008】そして、請求項2に係る発明は、リール本
体に回転可能に装着されたロータと、リール本体にスプ
ール軸を介して支持され、手動ハンドルによるロータの
回転で釣糸が巻回されるスプールと、ロータのロータ腕
部に反転可能に取り付けられた支持部材と当該支持部材
に対向するラインスライダーを介して取り付き、釣糸の
巻取り操作時に当該釣糸をスプールに案内するラインロ
ーラとを備えた魚釣用スピニングリールに於て、上記ラ
インローラの支持部材側周縁部に、釣糸の巻取り操作時
に釣糸に接触してその移動を規制する接触面がストレー
ト形状からなる円盤状のガイド部を設けると共に、ライ
ンローラの釣糸案内部を、ガイド部の基部からラインス
ライダー方向へ向け順次大径に形成したことを特徴とす
る。
【0009】
【作用】 請求項1及び請求項2に係る魚釣用スピニング
リールによれば、手動ハンドルの操作でロータを釣糸巻
取り方向へ回転させると、釣糸はラインローラの釣糸案
内部の摩擦抵抗作用によりガイド部方向への力を受けて
ガイド部に接触することでその移動が規制されて、不必
要なラインローラの軸方向への移動が防止できると共
に、ガイド部に接触し乍ら、ラインローラの釣糸案内部
によって、結果的に釣糸のスプールからの投擲時に生じ
る糸縒れと反対方向の糸縒れがロータ回転による巻取り
操作時に形成されることとなる。
【0010】 そして、斯様に巻取り操作時に釣糸に生じ
た糸縒れは、スプールから前方に解かれ乍ら釣糸繰出し
時に生ずる釣糸の糸縒れを相殺する方向に作用する。
【0011】
【実施例】 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。 図1乃至図4は請求項1に係る魚釣用スピニ
ングリールの第1実施例を示し、 図1に於て、17はリ
ール本体19に回転可能に装着されたロータで、ロータ
17には一対のロータ腕部21が一体的に成形されてい
る。 そして、図2に示すようにロータ腕部21の先端
に、半環状のベール23が、ラインローラ25を支持す
るベールアーム(支持部材)27とベールホルダー29
を介して釣糸巻取位置側と釣糸放出位置側へ反転自在に
取り付けられている。
【0012】 又、31は上記ロータ17と同軸上に装着
されたスプールで、当該スプール31はリール本体19
にトラバース運動可能に取り付くスプール軸(図示せ
ず)に支持されており、従来と同様、ベール23を釣糸
巻取位置側へ倒して手動ハンドル33の回転操作でロー
タ17を釣糸巻取り方向(図1中、矢印A方向)へ回転
させると、これに連動して前後方向へトラバース運動す
るスプール31に釣糸35が巻回されるようになってい
る。
【0013】 而して、本実施例に係るスピニングリール
37は、上述の如き従来と同様の構成に加え、以下の如
き特徴を有する。 図3はベールアーム27とこれに支持
されるラインローラ25の断面図を示し、図中、39は
断面略T字状に成形されたラインスライダーで、ベール
アーム27にボルト締めされたその軸部39aにライン
ローラ25が回転可能に支持されている。そして、ライ
ンローラ25は、両端部を除く釣糸案内部25aがベー
ルアーム27側からラインスライダー39側、即ち、ロ
ータ17の釣糸巻取り方向へ向け順次大径となるテーパ
状に成形されている。
【0014】 そして、図3及び図4に示すようにライン
ローラ25のベールアーム27側周縁部には、ラインロ
ーラ25の中心方向に環状のガイド突片41aが突出す
るガイド部41が一体に設けられており、釣糸35の巻
取り操作時に、当該ガイド突片41aの先端41bが釣
糸35に接触してその移動を規制し、釣糸35を常にラ
インローラ25の略中心位置に保持するようになってい
る。
【0015】 尚、ラインローラ25のテーパ角度として
1°〜10°の範囲が考えられるが 、このテーパ角度の
設定はリールのサイズにより設計段階で適宜設定される
もので、何ら斯かる数値に限定されるものではない。
【0016】 又、一般にラインローラの材質としては種
々のセラミックスや銅合金に硬質メッキ処理を施した硬
質材が多く使用されるが、上記ラインローラ25やガイ
ド部41もこのような硬質材で成形されている。
【0017】 本実施例はこのように構成されており、手
動ハンドル33の操作でロータ17を釣糸巻取り方向
(図3中、矢印A方向)へ回転させると、ラインローラ
25は、釣糸案内部25aがベールアーム27側からラ
インスライダー39側へ順次大径となるテーパ状に形成
されているため、ラインローラ25と釣糸35との摩擦
はラインローラ25の大径側に於て強く、その結果、釣
糸35は釣糸案内部25aの摩擦抵抗作用により矢印C
方向への力を受けてガイド突片41aの先端41bに接
触し、その移動が規制される。
【0018】 そして、釣糸35の巻取りに伴いスプール
31の糸巻径が変化しても、釣糸35は常にテーパ状の
釣糸案内部25aにより矢印C方向への力を受けてガイ
ド突片41aに接触し、常にラインローラ25の一定位
置に保持されることとなる。
【0019】 而も、上述したようにラインローラ25と
釣糸35との摩擦はラインローラ25の大径側に於て強
く、その結果、ロータ17回転による巻取り操作時に、
釣糸35は釣糸案内部25aのテーパ作用による矢印C
方向への力でスプール31からの投擲時に生じる縒れと
反対方向に縒られて、スプール31に巻回されることと
なる。 そして、斯様に巻取り操作時に生じた釣糸35の
糸縒れは、スプール31から釣糸35が前方に解かれ乍
ら繰り出される際に生ずる糸縒れを相殺する方向に作用
する。
【0020】 このように、本実施例によれば、図3に示
すようにラインローラ25の釣糸案 内部25aをテーパ
状に成形することで、ロータ17回転による釣糸巻取り
操作時に、釣糸35に釣糸案内部25aのテーパ作用で
矢印C方向への力を作用させて、スプール31からの投
擲時に生じる糸縒れと反対方向の縒れを釣糸35に生じ
させることができ、そして、この糸縒れが、スプール3
1から前方に解かれ乍ら釣糸繰出し時に生じる糸縒れを
相殺する方向に作用するため、糸縒れの蓄積をなくすこ
とが可能となった。
【0021】 そして、テーパ状の釣糸案内部25aが釣
糸35をガイド部41のガイド突片41aに接触させ
て、当該ガイド部41と共に釣糸35を常にラインロー
ラ25の一定位置に保持するので、ラインローラ25の
軸方向への釣糸35の不要な移動がなくなって糸道が安
定し、巻取り操作時の糸縒れ等の不具合が解消される。
【0022】 又、糸巻径の変化に拘らず釣糸35の移動
をラインローラ25のガイド部41規制するので、ラ
インローラ25とベールアーム27の間に釣糸35が噛
み込まれたり、ベールアーム27との接触で釣糸35に
抵抗が加わって損傷したりベールアーム27に釣糸35
が絡まってしまう等の不具合が解消されることとなっ
た。
【0023】更に又、本実施例によれば、ガイド部41
をラインローラ25の周縁部に設けた結果、図33の従
来例に比しベールアーム27全体が大型化することがな
くなり、ベールアーム27前方への重量偏寄がなくロー
タ17の回転バランスに影響を来すことがないし、ガイ
ド部41が外方に突出していないため、糸絡みも防止で
きて魚釣操作性が一段と向上することとなった。
【0024】図5は請求項1に係る魚釣用スピニングリ
ールの第2実施例を示し、本実施例も上記第1実施例と
同様、ラインローラ251の釣糸案内部251aを、同
じくベールアーム27側からラインスライダー39側、
即ち、ロータ17の釣糸巻取り方向(矢印A方向)へ向
け順次大径となるテーパ状に形成して、これをラインス
ライダー39の軸部39aに回転可能に支持すると共
に、ラインローラ251のベールアーム27側周縁部
に、ラインローラ251の中心方向へ環状のガイド突片
411aが突出するガイド部411を一体成形したもの
で、図示するようにガイド突片411aの内周411
a′は、ラインローラ251の釣糸案内部251aに沿
った形状となっている。
【0025】そして、ラインローラ251とベールアー
ム27との間には、ラインローラ251の回転時の摩擦
抵抗を軽減させるためにリング状の樹脂ワッシャ42が
取り付けられている。
【0026】本実施例はこのように構成されており、本
実施例によっても、上記第1実施例と同様、所期の目的
を達成することが可能であるが、本実施例の如くガイド
突片411aの内周411a′をラインローラ251の
釣糸案内部251aに沿って成形し、或いはこれをライ
ンローラ251のテーパ角度より大きく成形することに
よってラインローラ251の製作加工が容易となる。
【0027】又、本実施例の如く樹脂ワッシャ42を装
着してラインローラ251の回転時の摩擦抵抗を軽減さ
せたことにより、上記第1実施例に比しラインローラ2
51の回転がよりスムーズとなる利点を有する。
【0028】図6及び図7は請求項1に係る魚釣用スピ
ニングリールの第3実施例を示し、上述した図1の実施
例では、図3に示すように環状のガイド部41をライン
ローラ25のベールアーム27側周縁部に一体成形した
が、本実施例は、ラインローラ43を同じくベールアー
ム27側からラインスライダー39側へ向け順次大径と
なるテーパ状に形成して、これをラインスライダー39
の軸部39aに回転可能に支持すると共に、ラインロー
ラ43のベールアーム27側周縁部に、ラインローラ4
3の中心方向へ環状のガイド突片45aが突出するガ
ド部45を別体に固着して、釣糸35を常にラインロー
ラ43の略中心位置に保持するようにしたものである。
【0029】尚、上記ラインローラ25と同様、本実施
例のラインローラ43もセラミックスや銅合金に硬質メ
ッキ処理を施した硬質材で成形されているが、ガイド部
45は同じくセラミックスや銅合金に硬質メッキ処理を
施したもの、或いはアルミ材に硬質アルマイト処理や硬
質メッキ処理を施したもの、更にはステンレス材をイオ
ンプレーティング処理したもの等、種々の硬質材が選択
使用される。但し、これらの材料に限定されるものでは
ない。
【0030】而して、本実施例によっても、図1で述べ
た実施例と同様、所期の目的を達成することが可能であ
る。図8は請求項1に係る魚釣用スピニングリールの第
4実施例を示し、図6に示す実施例では、ラインローラ
43のベールアーム27側周縁部に環状のガイド部45
を別体に固着したが、本実施例は、同一形状のガイド部
45をラインローラ43のベールアーム27側周縁部に
回転可能に支持すると共に、当該ガイド部45とベール
アーム27との間に樹脂ワッシャ42を介在させて、ガ
イド部45とラインローラ43の回転時に於ける摩擦抵
抗を軽減させたことを特徴とする。
【0031】而して、本実施例によっても、上記各実施
例と同様、所期の目的を達成することが可能であるが、
本実施例では、ラインローラ43とは別に、ガイド部4
5への釣糸35の巻取り案内時の接触による回転でガイ
ド部45がラインローラ43と同方向へ同期しない状態
で回転するため、釣糸35に無理な抵抗を与えずにスプ
ール31へ案内でき、糸縒れ防止対策の上で都合がよ
い。
【0032】又、樹脂ワッシャ42を介在させたことに
よって、図6に示す実施例に比しガイド部45とライン
ローラ43の回転がよりスムーズとなる利点を有する。
図9は請求項1に係る魚釣用スピニングリールの第
施例を示し、本実施例は、ラインローラ47をベールア
ーム27側からラインスライダー39側へ順次大径とな
るテーパ状に形成してこれをラインスライダー39の軸
部39aに回転可能に支持し、そして、ラインローラ4
7のベールアーム27側周縁部に環状のガイド部45を
別途固着すると共に、そのラインスライダー39側周縁
部に、ラインローラ47の中心方向へ環状のガイド突片
49aが突出するガイド部49を別途固着したものであ
る。
【0033】而して、本実施例によっても、ロータ17
回転による釣糸35の巻取り操作時に、ラインローラ4
7のテーパ作用により、投擲時に生じる糸縒れと反対方
向の縒れを釣糸35に生じさせることができるので、釣
糸繰出し時に生じる糸縒れを相殺して、糸縒れの蓄積を
なくすことが可能となった。そして、テーパ状のライン
ローラ47が釣糸35をガイド部45に接触させて、当
該ガイド部45と共に釣糸35を常にラインローラ47
の一定位置に保持するので、ラインローラ47の軸方向
への釣糸35の不要な移動がなくなって糸道が安定し、
巻取り操作時の糸縒れ等の不具合が解消される。又、糸
巻径の変化に拘らずガイド部45で釣糸35の移動を
制するので、ラインローラ47とベールアーム27
に釣糸35が噛み込まれたり、ベールアーム27との接
触で釣糸35に抵抗が加わって損傷したりベールアーム
27に釣糸35が絡まってしまう等の不具合が解消され
ることとなった。
【0034】又、従来、釣糸35の巻取り操作時に、魚
の引きに応じて釣糸35を若干繰り出す場合もある。而
して、斯様に釣糸35を繰り出す場合、ロータ17を矢
印B方向へ回転させるため釣糸35は矢印A方向へ移動
しようとするが、本実施例によれば、ガイド部49の
49bが釣糸35に接触してその移動を規制すること
となる。
【0035】従って、本実施例によれば、釣糸35の繰
出しでロータ17が逆回転した場合に於ても、釣糸35
の噛み込みや糸絡みの不具合が防止できる利点を有す
る。尚、図9のラインローラ47とガイド部45,49
に代え、図10に示す請求項1の第6実施例のように、
ラインローラ51を同じく図示しないラインスライダー
側へ順次大径となるテーパ状に成形して、その両周縁部
に、ラインローラ51の中心方向へ環状のガイド突片5
3a,55aが突出するガイド部53,55を一体的に
成形してもよいし、又、図11乃至図23に示すように
ラインローラはテーパ形状に限定されるものではない。
【0036】以下、ラインローラの実施例を図面に基づ
いて説明するが、図11乃至図22に示す実施例では、
発明部分を除く構成について図1の実施例と同様の構成
とされているため、ここでは専ら発明部分について説明
し、同一要素は同一符号を付してそれらの説明は省略す
る。
【0037】先ず、図11乃至図14はラインローラを
ベールアーム27側からラインスライダー39側、即
ち、ロータ17の釣糸巻取り方向(矢印A方向)へ向け
順次大径となるラッパ状に形成した実施例を示し、図1
1に示す請求項1の第7実施例に係るラインローラ57
は、ベールアーム27側周縁部に、ラインローラ57の
中心方向へ環状のガイド突片59aが突出するガイド部
59を一体的に成形したものであり、図12に示す請求
項1の第8実施例のラインローラ61は、ベールアーム
27側周縁部に、ラインローラ61の中心方向へ環状の
ガイド突片63aが突出するガイド部63を別途固着し
たものである。
【0038】又、図13に示す請求項1の第9実施例に
係るラインローラ65は、ベールアーム27側周縁部と
ラインスライダー39側周縁部に、夫々、ラインローラ
65の中心方向へ環状のガイド突片67a,69aが突
出するガイド部67,69を一体的に成形したものであ
り、図14の請求項1の第10実施例に係るラインロー
ラ71は、その両周縁部に、夫々、環状のガイド突片7
3a,75aがラインローラ71の中心方向へ突出す
イド部73,75を別体に固着したものである。
【0039】而して、図11及び図12に示すラインロ
ーラ57,61によれば、図1に示す実施例と同様の効
果を奏することができ、又、図13及び図14に示すラ
インローラ65,71によれば、図9に示す実施例と同
様の効果が期待できることとなる。
【0040】図15乃至図18はラインローラの釣糸案
内部を左右対称の鼓形状に形成した実施例を示し、図1
5に示す請求項1の第11実施例に係るラインローラ7
7は、ベールアーム27側周縁部に、ラインローラ77
の釣糸案内部の中心まで環状のガイド突片79aが突出
るガイド部79を一体的に成形したものであり、図1
6に示す請求項1の第12実施例に係るラインローラ8
1は、ベールアーム27側周縁部にラインローラ81の
釣糸案内部の中心まで環状のガイド突片83aが突出す
るガイド部83を別途固着したものである。
【0041】そして、図17に示す請求項1の第13
施例に係るラインローラ85は、ベールアーム27側周
縁部に、ラインローラ85の釣糸案内部の中心まで環状
ガイド突片87aが突出するガイド部87を一体的に
成形すると共に、ラインスライダー39側周縁部に、ラ
インローラ85の中心方向へ環状のガイド突片89aが
突出するガイド部89を一体的に成形したものであり、
図18に示す請求項1の第14実施例に係るラインロー
ラ91は、ベールアーム27側周縁部にラインローラ9
1の釣糸案内部の中心まで環状のガイド突片93aが突
出するガイド部93を別体に固着すると共に、ラインス
ライダー39側周縁部に、ラインローラ91の中心方向
環状のガイド突片95aが突出するガイド部95を別
途固着したものである。
【0042】このように図15乃至図18の各実施例
は、夫々、ベールアーム27側周縁部に設けたガイド部
79,83,87,93のラインスライダー39側端部
からラインスライダー39方向に位置するラインローラ
77,81,85,91の釣糸案内部が、ラインスライ
ダー39方向へ順次大径となっており、図15及び図1
6に示すラインローラ77,81によっても、図1に示
す実施例と同様の目的を達成することが可能であるし、
図17及び図18に示すラインローラ85,91によれ
ば、図9で既述した実施例と同様の効果が期待できるこ
ととなる。
【0043】 図19は請求項1に係る発明の第15実施
例を示し、本実施例はラインローラ116の釣糸案内部
116aを左右対称のV字状に成形すると共に、ベール
アー ム27側周縁部に、図8に示す実施例と同様、ライ
ンローラ116の中心まで環状のガイド突片45aが突
出するガイド部45を回転可能に取り付けたものであ
り、その他の構成は図8に示す実施例と同様であるの
で、それらの説明は省略する。
【0044】 本実施例はこのように構成されているか
ら、手動ハンドル33の操作でロータ17を釣糸巻取り
方向(矢印A方向)へ回転させると、ラインローラ11
6は、ガイド突片45aの先端からラインスライダー3
9方向へ向け釣糸案内部116aが順次大径に形成され
ているため、ラインローラ116と釣糸35との摩擦は
ラインローラ116の大径側に於て強く、その結果、釣
糸35は釣糸案内部116aの摩擦抵抗作用により矢印
C方向への力を受けてガイド突片45aの端部45bに
接触することでその移動が規制され、不必要な軸方向へ
の移動が防止される。
【0045】 そして、釣糸35の巻取りに伴いスプール
31の糸巻径が変化しても、常に釣糸35がガイド部4
5に接触してラインローラ116の一定位置に保持され
ることとなる。
【0046】 而も、上述したようにロータ17回転によ
る釣糸巻取り操作時に、釣糸35は釣糸案内部116a
のテーパ作用により矢印C方向への力を受け、スプール
31からの投擲時に生じる糸縒れと反対方向の糸縒れが
釣糸35に発生してスプール31に巻回されることとな
る。そして、斯様に巻取り操作時に生じた釣糸35の糸
縒れは、スプール31から前方に解かれ乍ら繰り出され
る際に釣糸35に生ずる糸縒れを相殺する方向に作用す
る。
【0047】 従って、本実施例によっても、投擲時に生
じる糸縒れを解消でき、又、釣糸35をガイド部45が
常にラインローラ116の一定位置に保持するので、ラ
インローラ116の軸方向への釣糸35の不要な移動に
よる糸縒れがなくなった。
【0048】 そして、糸巻径の変化に拘らず釣糸35を
常にラインローラ116の一定位置に保持するので、ラ
インローラ116とベールアーム27の間に釣糸35が
噛み込まれたり、ベールアーム27との接触で釣糸35
に抵抗が加わって損傷したりベールアーム27に釣糸3
5が絡まってしまう等の不具合が解消されることとなっ
た。
【0049】 又、本実施例にあっても、ベールアーム2
7全体が大型化することがないので、ベールアーム27
前方への重量偏寄がなくなり、ロータ17の回転バラン
スに影響を来すことがなくなった。
【0050】 更に又、本実施例では、ラインローラ11
6にガイド部45を回転可能に取り付けた構造であるか
ら、図8の実施例で述べたように、ラインローラ116
とは別にガイド部45がラインローラ116と同方向へ
同期しない状態で回転するため、釣糸35に無理な抵抗
を与えないでスプール31へ案内でき、糸縒れ防止対策
の上で都合がよい利点を有する。
【0051】 図20は請求項1に係る魚釣用スピニング
リールの第16実施例を示し、本実施例は、ラインロー
ラ117をベールアーム27側からラインスライダー3
9側へ順次大径なテーパ状に形成してこれをラインスラ
イダー39の軸部39aに回転可能に支持すると共に、
ベールアーム27側周縁部に、周縁端部119aがライ
ンローラ117の中心方向へ突出する略円盤状のガイド
部119を一体成形したものである。
【0052】 而して、ガイド部119はラインスライダ
ー39側側面がその周縁端部119aを除いて内方へ窪
んだ形状となっており、釣糸35の巻取り操作時に当該
周縁端部119aが釣糸35に接触してその移動を規制
し、釣糸35を常時ラインローラ25の一定位置に保持
するようになっている。
【0053】 尚、その他の構成は図1に示す実施例と同
様であるので、それらの説明は省略 する。 本実施例はこ
のように構成されているから、図1に示す実施例と同
様、手動ハンドル33の操作でロータ17を釣糸巻取り
方向(矢印A方向)へ回転させると、ラインローラ11
7はベールアーム27側からラインスライダー39側へ
順次大径となるテーパ状に形成されているため、ライン
ローラ117と釣糸35との摩擦はラインローラ117
の大径側に於て強く、その結果、釣糸35はラインロー
ラ117の摩擦抵抗作用によりガイド部119方向への
力を受けて上記周縁端部119aに接触し、その移動が
規制されて不必要な軸方向への移動が防止される。
【0054】 そして、釣糸35の巻取りに伴いスプール
31の糸巻径が変化しても、釣糸35は常にテーパ状の
ラインローラ117の摩擦抵抗作用によりガイド部11
9方向への力を受けて上記周縁端部119aに接触し、
常にラインローラ117の一定位置に保持されることと
なる。
【0055】 而も、本実施例のラインローラ117も、
ロータ17の釣糸巻取り方向へ向け順次大径となるテー
パ状に形成されているため、上述したようにラインロー
ラ117と釣糸35との摩擦はラインローラ117の大
径側に於て強く、その結果、ロータ17回転による釣糸
35の巻取り操作時に、釣糸35はラインローラ117
のテーパ作用により、スプール31からの投擲時に生じ
る糸縒れと反対方向に縒られてスプール31に巻回され
ることとなる。そして、斯様に巻取り操作時に生じた釣
糸35の糸縒れは、スプール31から前方に解かれ乍ら
釣糸繰出し時に生ずる糸縒れを相殺する方向に作用す
る。 従って、本実施例によっても、図1に示す実施例と
同様、所期の目的を達成することが可能であり、魚釣用
スピニングリールの実用性が一段と向上することとなっ
た。
【0056】 又、上記ラインローラ117に代え、図2
1に示す請求項1に係る発明の第17実施例のように、
ラインローラ121を釣糸巻取り方向(矢印A方向)へ
向け 順次大径となるテーパ状に成形して、そのベールア
ーム27側周縁部に、上記ガイド部119と同一形状に
成形されたガイド部123を別途取り付けてもよい。
【0057】 そして、図22は請求項2に係る魚釣用ス
ピニングリールの第1実施例を示し、本実施例は、ライ
ンローラ125をベールアーム27側からラインスライ
ダー39側、即ち、ロータ17の釣糸巻取り方向(矢印
A方向)へ向け順次大径となるテーパ状に形成してこれ
をラインスライダー39の軸部39aに回転可能に支持
すると共に、そのベールアーム27側周縁部に、円盤状
のガイド部127をラインローラ125の中心方向へ厚
肉に突設したもので、ガイド部127は肉厚の等しいス
トレート形状に成形されており、釣糸35の巻取り操作
時に当該ガイド部127に釣糸35が接触してその移動
が規制され、釣糸35が常時ラインローラ125の一定
位置に保持されるようになっている。
【0058】 又、図23は請求項2に係る発明の第2実
施例を示し、本実施例は、ラインローラ129を釣糸巻
取り方向(矢印A方向)へ向け順次大径となるテーパ状
に成形して、そのベールアーム27側周縁部に、上記ガ
イド部127と同一形状のガイド部123を別途固着し
たものである。
【0059】 而して、これらの実施例によっても、図2
0に示す実施例と同様、所期の目的を達成することが可
能であるが、上述の如くガイド部127,131をスト
レート形状とすることによって、ラインローラ125や
ガイド部131の製作加工が容易となる利点を有する。
【0060】 図24及び図25は請求項1に係る魚釣用
スピニングリールの第18実施例を示す。 以下、本実施
例を図面に基づき説明するが、図1に示す実施例と同一
のものは同一符号を付してそれらの説明は省略する。
【0061】 図中、133はロータ腕部21の先端に取
り付けられたベールアームで、当該 ベールアーム133
にラインスライダー135の軸部135aがボルト締め
されている。
【0062】 そして、上記軸部135aに、ベールアー
ム133側からラインスライダー135側へ向け順次大
径に成形されたテーパ状のラインローラ137が取り付
けられているが、ラインローラ137は軸部135aの
外周に突設された凸部139にその凹部141が係合し
て軸部135aに回転不能に取り付けられている。
【0063】 又、図25に示すようにラインローラ13
7のベールアーム133側周縁部には、ラインローラ1
37の中心方向へ突出するガイド突片143a,144
aを有する2つの円弧状のガイド部143,144が軸
部135aを挟んで固着されており、釣糸35の巻取り
操作時に、一方のガイド突片143aがラインローラ1
37に案内される釣糸35に接触して釣糸35の矢印B
方向への移動を規制し、又、他方のガイド突片144a
がラインローラ137からスプール31へ案内される釣
糸35に接触して釣糸35の矢印B方向への移動を規制
し、釣糸35を常時ラインローラ137の略中心位置に
保持するようになっている。
【0064】 本実施例はこのように構成されているか
ら、図1に示す実施例と同様、手動ハンドル33の操作
でロータ17を釣糸巻取り方向(矢印A方向)へ回転さ
せると、ラインローラ137はベールアーム133側か
らラインスライダー135側へ順次大径となるテーパ状
に形成されているため、ラインローラ137と釣糸35
との摩擦はラインローラ137の大径側に於て強く、そ
の結果、釣糸35はラインローラ137の摩擦抵抗作用
によりガイド部143,144方向への力を受けて上記
ガイド突片143a,144aに接触し、ラインローラ
137の軸方向への移動が規制される。
【0065】 そして、釣糸35の巻取りに伴いスプール
31の糸巻径が変化しても、釣糸35は常にテーパ状の
ラインローラ137の摩擦抵抗作用によりガイド部14
3,144方向への力を受けて上記ガイド突片143
a,144aに接触し、常にラ インローラ137の一定
位置に保持されることとなる。
【0066】 然も、本実施例のラインローラ137も、
ロータ17の釣糸巻取り方向へ向け順次大径となるテー
パ状に形成されているため、上述したようにラインロー
ラ137と釣糸35との摩擦はラインローラ137の大
径側に於て強く、その結果、ロータ17回転による釣糸
35の巻取り操作に伴い、釣糸35はラインローラ13
7のテーパ作用によりスプール31からの投擲時に生じ
る糸縒れと反対方向に縒られてスプール31に巻回され
ることとなる。そして、斯様に巻取り操作時に生じた釣
糸35の糸縒れは、スプール31から前方へ解かれ乍ら
釣糸35の繰出し時に生ずる糸縒れを相殺する方向に作
用する。
【0067】 従って、本実施例によっても、図1に示す
実施例と同様、所期の目的を達成することが可能となっ
てスピニングリールの実用性が一段と向上することとな
る。 尚、図25の二点鎖線で示すように、上記ガイド突
片143a,144a間を接続させてガイド突片を略C
字状に成形してもよい。
【0068】 図26は請求項1に係る魚釣用スピニング
リールの第19実施例を示すが、本実施例を始めとして
図32までの各実施例は、ボールベアリングを介してラ
インローラを回転可能に支持したものである。
【0069】 以下、図26乃至図32までの各実施例を
図面に基づき説明するが、各実施例に於て、図1に示す
実施例と同一のものは同一符号を付してそれらの説明は
省略する。
【0070】 先ず、図26に於て、145はベールアー
ム、147はラインスライダーで、ラインスライダー1
47は、当該ラインスライダー147に嵌合された金属
製の支軸149を介してベールアーム145にボルト締
めされている。そして、支軸149のベールアーム14
5側端部には、金属製の筒状部材151が冠着されてお
り、支軸149をベールアーム145にボルト締めする
ことによって、当該筒 状部材151が支軸149とベー
ルアーム145との間に挾持されている。
【0071】 そして、上記筒状部材151の端部151
aに内レース153aを当接させてボールベアリング1
53が支軸149の外周に装着され、当該ボールベアリ
ング153を介してラインローラ155が支軸149に
回転可能に取り付けられている。
【0072】 ラインローラ155は、ベールアーム14
5側からラインスライダー147側へ、即ち、ロータ1
7の釣糸巻取り方向(矢印A方向)へ向け順次大径とな
るテーパ状に成形されている。そして、そのベールアー
ム145側周縁部には、ラインローラ155の中心方向
へ環状のガイド突片157aが突出するガイド部157
が一体成形されており、釣糸35の巻取り操作時に、当
該ガイド突片157aが釣糸35に接触して釣糸35の
矢印B方向への移動を規制するようになっている。
【0073】 又、ラインローラ155のラインスライダ
ー147側周縁部には、円盤状のガイド部159が一体
成形されており、釣糸35の巻取り操作時に釣糸35を
若干繰り出す場合に、釣糸35の矢印A方向への移動を
当該ガイド部159が規制して、ラインスライダー14
7とラインローラ155との間に釣糸35が噛み込むの
を防止するようになっている。
【0074】 そして、ラインローラ155の内周には、
上記ボールベアリング153の外レース153bに係止
する係止部161がラインスライダー147側に突設さ
れており、斯様にボールベアリング153の外レース1
53bにラインローラ155の係止部161が係止する
ことによって、矢印B方向へのラインローラ155の移
動が規制されている。
【0075】 本実施例はこのように構成されているか
ら、手動ハンドル33の操作でロータ17を釣糸巻取り
方向(矢印A方向)へ回転させると、釣糸35はテーパ
作用と 巻取り方向により矢印B方向へ移動するが、ガイ
ド突片157aが釣糸35に接触してその移動を規制
し、釣糸35を常時ラインローラ155の一定位置に保
持してラインローラ155の軸方向への移動を規制す
る。
【0076】 又、スプール31の糸巻径が大きくなって
釣糸35が更に矢印B方向へ移動しようとしても、上記
ガイド突片157aが釣糸35に接触してその移動を規
制することとなる。
【0077】 而も、本実施例のラインローラ155もロ
ータ17の釣糸巻取り方向へ向け順次大径となるテーパ
状に形成されているため、ロータ17回転による釣糸3
5の巻取りに伴い、スプール31からの投擲時に生じる
糸縒れと反対方向の糸縒れが釣糸35に発生してスプー
ル31に巻回され、斯様に巻取り操作時に生じた釣糸3
5の糸縒れが、スプール31から前方に解かれ乍ら発生
する糸縒れを相殺する方向に作用することとなる。 そし
て、巻取り操作に伴い、釣糸案内部のテーパ作用による
力を受けた釣糸35がガイド部157に当接してその移
動が規制されるので、ラインローラの軸方向への釣糸3
5の不要な移動が防止されて糸道が安定し、巻取り操作
時の不具合が解消される。
【0078】 又、ボールベアリング153がラインロー
ラ155の係止部161に係止してラインローラ155
のベールアーム145への接触を防止し、更に、当該ボ
ールベアリング153がラインローラ155をころがり
案内することとなる。
【0079】 従って、本実施例によっても、釣糸35の
投擲時に生じる糸縒れを防止することができると共に、
ラインローラ155の軸方向への釣糸35の不要な移動
が防止されて糸道が安定するので、巻取り操作時の糸縒
れ等の不具合が解消されることとなった。 そして、斯様
に釣糸35の巻取り操作時にガイド部157が釣糸35
の矢印B方向への移動を規制し、釣糸35の糸巻径の変
化に拘らず釣糸35を常にライン ローラ155の一定の
位置に保持するので、ラインローラ155とベールアー
ム145やラインスライダー147との間に釣糸35が
噛み込まれたり、ベールアーム145との接触で釣糸3
5に抵抗が加わって損傷したりベールアーム145に釣
糸35が絡まってしまう等の不具合が解消されることと
なった。
【0080】 又、ベールアーム145全体が大型化する
ことがないので、ベールアーム145前方への重量偏寄
がなくロータ17の回転バランスに影響を来すことがな
くなり、従来のスピニングリールに比しより一段と実用
性が向上することとなった。
【0081】 然も、本実施例はボールベアリング153
を介してラインローラ155を支軸149に装着してい
るため、上述した各実施例に比しラインローラ155の
巻取り操作が軽快に行える利点を有する。
【0082】 図27は請求項1に係る魚釣用スピニング
リールの第20実施例を示し、図26に示す実施例は、
ラインローラ155の内周に係止部161を突設してラ
インローラ155の矢印B方向への移動を規制したが、
本実施例は、係止部163がラインスライダー147側
の内周に突設された筒状の係止カラー165をラインロ
ーラ167の内周に挿着して、矢印B方向へのラインロ
ーラ167の移動を規制するようになっている。
【0083】 尚、本実施例に於けるラインローラ167
も、上記ラインローラ155と同様、ロータ17の釣糸
巻取り方向(矢印A方向)へ向け順次大径となるテーパ
状に成形されている。そして、ベールアーム145側周
縁部には上記ガイド部157と同一形状のガイド部16
9が一体成形され、又、ラインスライダー147側周縁
部には、上記ガイド部159と同一形状のガイド部17
1が一体成形されている。
【0084】 而して、本実施例によっても、上記実施例
と同様、所期の目的を達成することが可能で、魚釣用ス
ピニングリールの実用性が一段と向上することとなっ
た。 図28は請求項1に係る魚釣用スピニングリールの
第21実施例を示し、図中、173はボールベアリング
153を介して支軸149に回転可能に取り付けられた
ラインローラで、当該ラインローラ173も、上記ライ
ンローラ167と同様、ベールアーム145側からライ
ンスライダー147側へ順次大径となるテーパ状に成形
されており、ベールアーム145側周縁部には上記ガイ
ド部169と同一形状のガイド部175が一体成形さ
れ、又、ラインスライダー147側周縁部には、上記ガ
イド部171と同一形状のガイド部177が一体成形さ
れている。
【0085】 そして、支軸149には、2つの筒状部材
179,181がその外周に冠着されており、そのベー
ルアーム145側端部に冠着された筒状部材179のフ
ランジ部179aがベールアーム145の内周に当接し
ている。そして、当該フランジ部179aとラインロー
ラ173及びラインローラ173とラインスライダー1
47との間に、夫々、リング状の樹脂ワッシャ183,
185が装着されている。 尚、本実施例にあっては、図
26,図27の実施例の如き係止部161,163がラ
インローラ173に形成されていないため、釣糸35の
巻取り操作時にラインローラ173は矢印A,B方向へ
移動するようになっている。
【0086】 本実施例はこのように構成されており、本
実施例によっても、上記実施例と同様、所期の目的を達
成することが可能となって、スピニングリールの実用性
が一段と向上することとなった。
【0087】 又、本実施例では、釣糸35の巻取り操作
時にラインローラ173が矢印A,B方向へ移動する
が、上述したようにフランジ部179aとラインローラ
173及びラインローラ173とラインスライダー14
7との間に、夫々、樹脂ワッシャ183,185が装着
されているため、ラインローラ173が矢印A,B方向
へ移動して樹脂ワッシャ183,185に接触しても、
各樹脂ワッシャ183,185がラインローラ173と
の摩擦抵抗を軽減させて、ラインローラ173の 回転に
支障を来すことがない。
【0088】 図29は請求項1に係る魚釣用スピニング
リールの第22実施例を示す。尚、図28に示す実施例
と同一のものは同一符号を付してそれらの説明は省略す
る。
【0089】 図に於て、187はボールベアリング15
3を介して支軸149に回転可能に支持されたラインロ
ーラで、当該ラインローラ187はベールアーム145
側からラインスライダー147側へ順次大径となるテー
パ状に成形されており、ラインスライダー147側周縁
部には、上記ガイド部177と同一形状のガイド部18
9が一体的に成形されている。
【0090】 又、191はラインローラ187の内周に
挿着された筒状の係止カラーで、その端部191aがボ
ールベアリング153の外レース153bに当接して、
巻取り操作時のラインローラ187の矢印B方向への移
動を規制している。
【0091】 そして、ラインローラ187のベールアー
ム145側端部には、ラインローラ187の周縁部から
その中心方向へ環状のガイド突片193が突出するガイ
ド部195が回転可能に装着されており、釣糸35の巻
取り操作時に、当該ガイド突片193に釣糸35が接触
して釣糸35の矢印B方向への移動を規制するようにな
っている。
【0092】 本実施例はこのように構成されているか
ら、本実施例によっても、図26に示す実施例と同様、
所期の目的を達成することが可能となってスピニングリ
ールの実用性が一段と向上するが、本実施例では、ガイ
ド部195をラインローラ187に対し回転可能に支持
したので、図8に示した実施例と同様、ラインローラ1
87とは別に、ガイド部195への釣糸35の巻取り案
内時にガイド部195がラインローラ187と同方向へ
同期しない状態で回転するため、釣糸35に無理な抵抗
を与えないでスプール31へ案内でき、糸縒れ防止対策
上好ましい。
【0093】 図30は請求項1に係る魚釣用スピニング
リールの第23実施例を示し、図中、197はボールベ
アリング153を介して支軸149に回転可能に支持さ
れたラインローラで、当該ラインローラ197もベール
アーム145側からラインスライダー147側、即ち、
ロータ17の釣糸巻取り方向(矢印A方向)へ向け順次
大径となるテーパ状に成形されており、ラインスライダ
ー147側周縁部には、上記ガイド部189と同一形状
のガイド部199が一体成形されている。
【0094】 又、ラインローラ197のベールアーム1
45側周縁部には環状のフランジ部201が一体成形さ
れているが、ラインローラ197の周縁部からその中心
方向へ環状のガイド突片203が突出するガイド部20
5が、上記フランジ部201に沿って回転可能にライン
ローラ197に挿着されており、釣糸35の巻取り操作
時にガイド突片203が釣糸35に接触して、釣糸35
の矢印B方向への移動を規制するようになっている。
【0095】 そして、ラインローラ197の内周に挿入
されたガイド部205の端部205aがボールベアリン
グ153に当接して、ラインローラ197の矢印A方向
への移動を規制するようになっている。
【0096】 その他、図中、207は樹脂ワッシャであ
る。 本実施例はこのように構成されており、本実施例に
よっても、図29で述べた実施例と同様の効果を得るこ
とが可能である。
【0097】 図31は請求項1に係る魚釣用スピニング
リールの第24実施例を示し、図中、209はボールベ
アリング153を介して支軸149に回転可能に支持さ
れたラインローラで、当該ラインローラ209もベール
アーム145側からラインスライダー147側へ向け順
次大径となるテーパ状に成形されており、ラインスライ
ダー147側周縁部には、上記ガイド部199と同一形
状のガイド部211が一体的に成形されている。
【0098】 又、ラインローラ209のベールアーム1
45側の周縁部近傍には、環状の突出部213が一体成
形されているが、ラインローラ209の中心方向へ環状
のガイド突片215が突出するガイド部217が、上記
突出部213に沿ってラインローラ209のベールアー
ム145側周縁部に回転可能に支持されており、釣糸3
5の巻取り操作時にガイド突片215が釣糸35に接触
して、釣糸35の矢印B方向への移動を規制するように
なっている。
【0099】 尚、図中、219は樹脂ワッシャで、その
他の構成は上記各実施例と同様であるので、同一のもの
には同一符号を付してそれらの説明は省略する。 本実施
例はこのように構成されており、本実施例によっても、
図29の実施例と同様の効果を得ることが可能である。
【0100】 図32は請求項1に係る魚釣用スピニング
リールの第25実施例を示し、図中、221は釣糸案内
部221aがV字状に成形されたラインローラで、その
中心よりアームレバー145寄りに谷部223が形成さ
れている。
【0101】 そして、ラインローラ221のベールアー
ム145側周縁部には、ラインローラ221の中心方向
へ環状のガイド突片225が突出するガイド部227が
回転可能に支持されており、釣糸35の巻取り操作時に
上記ガイド突片225が釣糸35に接触して、釣糸35
を谷部223よりもラインスライダー147側の釣糸案
内部221aに常時位置決めするようになっている。
【0102】 そして、その他の構成は上記各実施例と同
様であるので、同一のものには同一符号を付してそれら
の説明は省略する。 而して、本実施例によっても、上記
各実施例と同様、所期の目的を達成することが可能で、
スピニングリールの実用性が一段と向上することとなっ
た。
【0103】 尚、ベールを装着したこの種の魚釣用スピ
ニングリールにあっては、ラインローラの支持部材とし
てベールアームが使用されるが、従来、ベールを装着し
ない 魚釣用スピニングリールも多く存在する。
【0104】 而して、このような魚釣用スピニングリー
ルでは、上記ベールアームに相当する支持部材がロータ
に設けられ、当該支持部材にラインローラが支持されて
いるが、本発明はこのような構造の魚釣用スピニングリ
ールにも適用できるものである。
【0105】
【発明の効果】 以上述べたように、各請求項に係る魚釣
用スピニングリールによれば、ハンドル操作でロータが
釣糸巻取り方向へ回転すると、ラインローラの釣糸案内
部が釣糸をガイド部に接触させて、当該ガイド部と共に
釣糸を常にラインローラの一定位置に保持するので、ラ
インローラの軸方向への釣糸の不要な移動がなくなって
糸道が安定し、巻取り操作時の糸縒れ等の不具合が解消
されることとなった。
【0106】 又、糸巻径の変化に拘らず釣糸の移動をラ
インローラのガイド部が規制するので、ラインローラと
支持部材の間に釣糸が噛み込まれたり、支持部材との接
触で釣糸に抵抗が加わって損傷したり支持部材に釣糸が
絡まってしまう等の不具合が解消されることとなった。
【0107】 更に又、ラインローラを支持する支持部材
全体が大型化することもないため、支持部材前方への重
量偏寄がなくなってなって魚釣操作性が向上し、実用性
が一段と向上することとなる。
【0108】 而も、これらの魚釣用スピニングリールに
よれば、釣糸の巻取り操作時に、投擲時に生じる糸縒れ
と反対方向の縒れを釣糸に生じさせることができるの
で、従来、釣糸の放出によって生じる釣糸の糸縒れを相
殺して、糸縒れの蓄積をなくすことができることとなっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1に係る魚釣用スピニングリールの第1
実施例の正面図である。
【図2】 図1に示す魚釣用スピニングリールの側面図で
ある。
【図3】 図1に示す魚釣用スピニングリールの要部断面
図である。
【図4】 図3のIV−IV線断面図である。
【図5】 請求項1に係る魚釣用スピニングリールの第2
実施例の要部断面図である。
【図6】 請求項1に係る魚釣用スピニングリールの第3
実施例の要部断面図である。
【図7】 図6のVII − VII線断面図である。
【図8】 請求項1に係る魚釣用スピニングリールの第4
実施例の要部断面図である。
【図9】 請求項1に係る魚釣用スピニングリールの第5
実施例の要部断面図である。
【図10】 請求項1の第6実施例に係るラインローラの
断面図である。
【図11】 請求項1の第7実施例に係るラインローラの
断面図である。
【図12】 請求項1の第8実施例に係るラインローラの
断面図である。
【図13】 請求項1の第9実施例に係るラインローラの
断面図である。
【図14】 請求項1の第10実施例に係るラインローラ
の断面図である。
【図15】 請求項1の第11実施例に係るラインローラ
の断面図である。
【図16】 請求項1の第12実施例に係るラインローラ
の断面図である。
【図17】 請求項1の第13実施例に係るラインローラ
の断面図である。
【図18】 請求項1の第14実施例に係るラインローラ
の断面図である。
【図19】 請求項1に係る魚釣用スピニングリールの第
15実施例の要部断面図である。
【図20】 請求項1に係る魚釣用スピニングリールの第
16実施例の要部断面図である。
【図21】 請求項1に係る魚釣用スピニングリールの第
17実施例に於けるラインローラの断面図である。
【図22】 請求項2に係る魚釣用スピニングリールの第
1実施例の要部断面図である。
【図23】 請求項2に係る魚釣用スピニングリールの第
2実施例に於けるラインローラの断面図である。
【図24】 請求項1に係る魚釣用スピニングリールの第
18実施例の要部断面図である。
【図25】 図24のXXV−XXV線断面図である。
【図26】 請求項1に係る魚釣用スピニングリールの第
19実施例の要部断面図である。
【図27】 請求項1に係る魚釣用スピニングリールの第
20実施例の要部断面図である。
【図28】 請求項1に係る魚釣用スピニングリールの第
21実施例の要部断面図である。
【図29】 請求項1に係る魚釣用スピニングリールの第
22実施例の要部断面図である。
【図30】 請求項1に係る魚釣用スピニングリールの第
23実施例の要部断面図である。
【図31】 請求項1に係る魚釣用スピニングリールの第
24実施例の要部断面図である。
【図32】 請求項1に係る魚釣用スピニングリールの第
25実施例の要部断面図である。
【図33】 従来の魚釣用スピニングリールの正面図であ
る。
【図34】 図33に示す魚釣用スピニングリールの要部
拡大図である。
【図35】 釣糸の巻取り操作時に於ける釣糸の移動状態
を示す説明図である。
【図36】 糸巻径の変化を示す説明図である。
【符号の説明】
17 ロータ 19 リール本体 21 ロータ腕部25,43,47,,51,57,61,65,71,
77,81,251,85,91,116,117,1
21,125,129,137,155,167,17
3,187,197,209,221 ラインローラ 27,133,145 ベールアーム 31 スプール 35 釣糸 37 スピニングリール 39,135,147 ラインスライダー41,45,49,53,55,59,63,67,6
9,73,75,79,83,87,89,93,9
5,119,123,127,131,143, 14
4,411,157,159,169,171,17
5,177,189,195,199,205,21
1,217,227 ガイド部 41a,45a,49
a,53a,55a,59a,63a,411a,67
a,69a,73a,75a,79a,83a,87
a,89a,93a,95a,143a,144a,1
57a,193,203,215,225 ガイド突片 42,183,185,207,219 樹脂ワッシャ 119a 周縁端部 149 支軸 151,179 筒状部材 153 ボールベアリング 161,163 係止部 165,191 係止カラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−77771(JP,U) 実開 平2−83759(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01K 89/00 - 89/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体に回転可能に装着されたロー
    タと、リール本体にスプール軸を介して支持され、手動
    ハンドルによるロータの回転で釣糸が巻回されるスプー
    ルと、ロータのロータ腕部に反転可能に取り付けられた
    支持部材と当該支持部材に対向するラインスライダーを
    介して取り付き、釣糸の巻取り操作時に当該釣糸をスプ
    ールに案内するラインローラとを備えた魚釣用スピニン
    グリールに於て、上記ラインローラの支持部材側周縁部
    に、釣糸の巻取り操作時に釣糸に接触してその移動を規
    制するガイド部をラインローラの中心方向へ突設すると
    共に、当該ガイド部のラインスライダー側端部からライ
    ンスライダー方向に位置するラインローラの釣糸案内部
    を、ラインスライダー方向へ向け順次大径に形成したこ
    とを特徴とする魚釣用スピニングリール。
  2. 【請求項2】 リール本体に回転可能に装着されたロー
    タと、リール本体にスプール軸を介して支持され、手動
    ハンドルによるロータの回転で釣糸が巻回されるスプー
    ルと、ロータのロータ腕部に反転可能に取り付けられた
    支持部材と当該支持部材に対向するラインスライダーを
    介して取り付き、釣糸の巻取り操作時に当該釣糸をスプ
    ールに案内するラインローラとを備えた魚釣用スピニン
    グリールに於て、上記ラインローラの支持部材側周縁部
    に、釣糸の巻取り操作時に釣糸に接触してその移動を規
    制する接触面がストレート形状からなる円盤状のガイド
    部を設けると共に、ラインローラの釣糸案内部を、ガイ
    ド部の基部からラインスライダー方向へ向け順次大径に
    形成したことを特徴とする魚釣用スピニングリール。
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