JP3000989U - 書類ファイル - Google Patents

書類ファイル

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JP3000989U
JP3000989U JP1994001766U JP176694U JP3000989U JP 3000989 U JP3000989 U JP 3000989U JP 1994001766 U JP1994001766 U JP 1994001766U JP 176694 U JP176694 U JP 176694U JP 3000989 U JP3000989 U JP 3000989U
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尊志 猪本
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北九州市
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 B5用の3段式および5段式のファイリング
キャビネットと、A4用のファイリングキャビネットと
に収納可能な書類ファイルを提供することを目的とす
る。 【構成】 短辺210〜212mm、長辺302〜31
9mmの表裏2枚のファイル板11、12を備えた略長
方形の書類ファイル10であって、少なくとも片側の前
記ファイル板11の端部には、紐状または帯状の書類綴
じファスナ14A〜14Eの装着口13が形成され、し
かも前記ファイル板12の短辺側の端部には、該ファイ
ル板の短辺に沿って覗き窓17が切欠して形成され、前
記ファイル板11のファイル内面には、前記覗き窓17
に対応する部分に見出し部15が設けられた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、書類ファイルに係り、更に詳しくは、A4用のファイリングキャビ ネットと、B5用の3段式および5段式のファイリングキャビネットとに、収納 可能なA4用の書類ファイルに関する。
【0002】
【従来の技術】
諸官庁では、一般的な公文書の用紙のサイズをB5(短辺182mm×長辺2 57mm)としていたが、近年、国際的な公文書サイズであるA4(210mm ×297mm)に統一する動きが活発化している。
【0003】 ところで、公文書は、通常、厚紙を二つ折りにした書類ファイルに挟み、書類 ファイルの長辺方向を引き出しの巾方向に揃える横向き状態で、ファイリングキ ャビネットに保管されている。従って、旧サイズの公文書を扱う各官庁の書類保 管室には、膨大な数の公文書を保管するために、大量の3段式または5段式など のB5用のファイリングキャビネットが配備されている。 用紙サイズが、A4に変更されると、これらのB5用のファイリングキャビネ ットは廃棄処分され、それに見合う数のA4用のファイリングキャビネットを新 たに購入しなければならず、その費用は莫大なものになる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、従来のB5用のファイリングキャビネットに、A4の書類ファイル( 239mm×310mm)を収納することが考えられるが、サイズが合わないの で、B5用の引き出しには、A4の書類ファイルを通常の横向き状態では収納で きない。 すなわち、一般的な3段式のB5用キャビネットの引き出しサイズ(巾×奥行 き×高さ、単位はmm、以下同じ)は、279×560×212であり、また5 段式のB5用キャビネットの引き出しサイズは、279×560×230である 。A4の書類ファイルを横向きに入れようとした場合、書類ファイルが横に31 mmだけ食み出す。
【0005】 そこで、B5用の引き出しの奥行きがかなり長い点に着目し、A4用の書類フ ァイルを縦向きに入れることが考えられるが、A4用書類ファイルの高さは見出 し分(16mm)まで含めて、3段式の引き出しの高さより約43mm、5段式 の引き出しの高さより約25mmだけ高いので、引き出しを閉められない。
【0006】 本考案はかかる事情に鑑みなされたもので、A4用のファイリングキャビネッ トだけでなく、B5用の3段式および5段式のファイリングキャビネットにもA 4の書類を収納可能であり、また書類を挟み込むことができ、しかも掛止できる 書類のサイズもA4だけでなくA5などの他のサイズの書類も掛止でき、見出し も付いて挟み込まれた書類のタイトルが一見してわかり、また例えばB5用のフ ァイリングキャビネットにも整然とA4の書類を収納でき、さらに書類の区分け がし易くて、書類ファイルが出し入れし易く、しかも運搬もし易い書類ファイル を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う請求項1記載の書類ファイルは、短辺210〜212mm、長 辺302〜319mmの表裏2枚のファイル板を備えた略長方形の書類ファイル であって、少なくとも片側の前記ファイル板の端部には、紐または帯状の書類綴 じファスナの装着口が形成され、しかも一方の前記ファイル板の短辺側の端部に は、該ファイル板の短辺に沿って覗き窓が切欠して形成され、他方の前記ファイ ル板のファイル内面には、前記覗き窓に対応する部分に見出し部が設けられるよ うに構成されている。
【0008】 請求項2記載の書類ファイルは、短辺210〜212mm、見出し部の巾を含 む長辺が302〜319mmの表裏2枚のファイル板を備えた略長方形の書類フ ァイルであって、少なくとも片側の前記ファイル板の端部には、紐または帯状の 書類綴じファスナの装着口が形成され、しかも少なくとも一方の前記ファイル板 の短辺の端部に、前記見出し部が突出するように構成されている。
【0009】 請求項3記載の書類ファイルは、請求項1記載の書類ファイルにおいて、前記 表裏2枚のファイル板は、1枚のシートを二つ折りにするように構成されている 。
【0010】 請求項4記載の書類ファイルは、請求項2記載の書類ファイルにおいて、前記 表裏2枚のファイル板は、1枚のシートを二つ折りにするように構成されている 。
【0011】 請求項5記載の書類ファイルは、請求項1記載の書類ファイルにおいて、前記 装着口はスリットからなり、79〜81mm間隔の4つのスリットが、前記ファ イル板の長辺側の端部で、しかも前記覗き窓または前記見出し部を除いた部分に 、均等に配置されるように構成されている。
【0012】 請求項6記載の書類ファイルは、請求項2記載の書類ファイルにおいて、前記 装着口はスリットからなり、79〜81mm間隔の4つのスリットが、前記ファ イル板の長辺側の端部に均等に配置されているように構成されている。
【0013】 請求項7記載の書類ファイルは、請求項3記載の書類ファイルにおいて、前記 装着口はスリットからなり、79〜81mm間隔の4つのスリットが、前記ファ イル板の長辺側の端部で、しかも前記覗き窓または前記見出し部を除いた部分に 、均等に配置されるように構成されている。
【0014】 請求項8記載の書類ファイルは、請求項4記載の書類ファイルにおいて、前記 装着口はスリットからなり、79〜81mm間隔の4つのスリットが、前記ファ イル板の長辺側の端部に均等に配置されるように構成されている。
【0015】 請求項9記載の書類ファイルは、請求項1〜8のいずれか1項に記載の書類フ ァイルにおいて、前記装着口が小孔であるように構成されている。
【0016】 請求項10記載の書類ファイルは、請求項1〜9のいずれか1項に記載の書類 ファイルにおいて、巾が268〜278mm、奥行き302〜327mm、前側 の高さが0〜212mm、後ろ側の高さが105〜212mmであり、内部に奥 行き方向に延びる仕切り板が設けられ、前側が傾斜カットされた収納箱を有する ように構成されている。
【0017】 請求項11記載の書類ファイルは、請求項10記載の書類ファイルにおいて、 前記収納箱が折り畳み可能な箱であるように構成されている。
【0018】
【作用】
請求項1〜11記載の書類ファイルにあっては、短辺210〜212mm、見 出し部の巾を含む長辺302〜319mmの書類ファイルを形成させたので、A 4用のファイリングキャビネットの引き出し内に、縦置き状態でも横置き状態で も収納でき、また引き出しサイズが279×560×212の3段式のB5用キ ャビネットや、引き出しサイズが279×560×230の5段式のB5用キャ ビネットにも、縦置き状態で支障なくA4用の書類を挟んで収納できる。
【0019】 また、装着口に書類綴じファスナを装着すれば書類を綴じられるので、低コス トで書類が整然と綴じられる。 さらに、ファイル板に見出し部を設けたので、A4用のファイリングキャビネ ット、B5用の3、5段ファイリングキャビネット兼用の書類ファイルに、タイ トルを付けることができる。
【0020】 このうち、請求項1記載の書類ファイルでは、一方のファイル板の短辺側の端 部に覗き窓を形成し、他方のファイル板の短辺側の端部に覗き窓から見える見出 し部を設けるので、見出し部の強度が比較的大きくなり、ファイル板の短辺から 単に突出する見出し部の場合に比べて、折れたり破れたりし難い。 また、請求項2記載の書類ファイルでは、ファイル板の短辺から見出し部を突 出させるようにしたので、本考案の効果を有する書類ファイルを、一回り小さく 製造できて、ファイル板を製造するためのシート材の歩留りを向上できる。
【0021】 特に、請求項3、4記載の書類ファイルにおいては、2枚のファイル板が1枚 のシートを二つ折りして形成されるので、書類ファイルが簡単に製造できる。
【0022】 また、請求項5〜8記載の書類ファイルにおいては、ファイル板の長辺側の端 部に、79〜81mm間隔で4つのスリットが形成されているので、中央側の二 つのスリットに1個の書類綴じファスナを装着したり、両側2個ずつのスリット に2個の書類綴じファスナを装着して、任意に使い分けができる。 しかも、2個の書類綴じファスナを装着した場合には、例えば2枚のA5の書 類を並べて綴じられたり、両書類綴じファスナのファイル内側の先端部を用いて 、A4の書類が綴じられる。
【0023】 さらに、請求項10記載の書類ファイルにおいては、巾が268〜278mm 、奥行き302〜327mm、前側の高さが0〜212mm、後ろ側の高さが1 05〜212mmの収納箱を配備しているので、例えばB5用のファイリングキ ャビネットにもA4の書類を整然と収納できる。
【0024】 また、収納箱の内部を、奥行き方向に延びる仕切り板により区画しているので 、書類ファイルの分類分けが容易になる。 さらに、巾側の端部を傾斜カットしているので、書類ファイルが出し入れし易 く、傾斜カットした部分から見出し部が露出するように書類ファイルを収納箱内 に入れると、タイトルが見やすい。
【0025】 請求項11記載の書類ファイルは、収納箱を折り畳み可能にしたので、商品を 運搬する際に、折り畳んで嵩張らないようにでき、運搬がし易い。
【0026】
【実施例】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施例につき説明し 、本考案の理解に供する。なお、ここでは、説明の都合上、書類ファイルの短辺 側をファイルの横側、長辺側をファイルの縦側とし、文章上の上下左右の方向は 、図1における図面上の方向とする。
【0027】 ここに、図1は本考案の第1の実施例に係る書類ファイルの斜視図、図2は同 背面図、図3は同使用状態の斜視図、図4は本考案の第2の実施例に係る書類フ ァイルの平面図を示している。
【0028】 図1、2に示すように、本考案の第1の実施例に係る書類ファイル10は、二 つ折りされた比較的剛性を有する紙(例えば270g/m2 の色紙)または合成 樹脂からなるA4(210mm×297mm)用のファイル板11、12を有し 、しかもこれらのファイル板11、12の寸法を、A4用のファイリングキャビ ネットだけでなく、B5用の3段式および5段式のファイリングキャビネットに も収納できるように、短辺の長さwを210〜212mm、長辺の長さdを30 2〜319mmとしたものである。
【0029】 短辺の長さwを210〜212mmの範囲に規定したのは、短辺210mmの A4の書類を食み出さずに挟み込むことができ、しかも前記3種類のファイリン グキャビネットの引き出しのうち、最も高さが低い3段式のB5用の引き出し( 高さ212mm)に収納できるようにするためである。
【0030】 また、長辺の長さdを302〜319mmとしたのは、長辺297mmのA4 の書類を食み出さずに挟み込むことができると共に、書類ファイル10の短辺側 の端部に見出し15を設け、しかも巾が319mmのA4用のファイリングキャ ビネットの引き出しに横置できるようにするためである。B5用のファイリング キャビネットの引き出しの奥行きは、3、5段式とも560mmとかなり長いの で、収納に際して支障はない。
【0031】 また、一方のファイル板11には、図面上、内外の縁側中央部の2箇所に、7 9〜81mm間隔で装着口の一例であるスリット13が2対だけ形成されている 。このスリット13は、巾5mmであり、その端が、ファイル板11の端から1 0mmの位置に形成されている。なお、この実施例においては、一方のファイル 板11に2対のスリット13を設けたが、ファイル板11、更にファイル板12 の端部に更に多数の対となるスリットを設けてもよく、これにより種々の書類を 綴じることができる(図4参照)。また、スリットの代わりに小孔を形成させて もよい。 それぞれのスリット13には、押し曲げ可能な肉薄の金属帯状の書類綴じファ スナ14A、14Bが差し込まれている。また、ファイル板11の内面には、そ の短辺側の端部の外側に、幅11mm、長さ85mm前後の前記見出し部15が 設けられている。この見出し部15には、直接、タイトルなどを書き込むことも できるし、タイトルを書いたラベルを貼ることもできる。
【0032】 これに対して、他方のファイル板12には、ファイル板12の上縁側中央部に 79〜81mm間隔の一対のスリット13と、ファイル板12の長辺側の端部に 、79〜81mm間隔で4つのスリット13a〜13dが上方から順に形成され ており、上縁側中央部のスリット13にA4の書類を縦綴じする書類綴じファス ナ14Cが装着され、また両側2個ずつのスリット13a−13b、13c−1 3dに2個の書類綴じファスナ14D、14Eが装着されている。これらの2本 の書類綴じファスナ14D、14Eにより、2枚のA5の書類を並べて綴じたり 、スリット13b、13cに差し通された両書類綴じファスナ14D、14Eの ファイル内側の先端部14d、14eを用いて、A4の書類を綴じる。なお、中 央側の2つのスリット13b、13cだけを用いて、1個の書類綴じファスナを 装着させることもできる。
【0033】 図2に示すように、各書類綴じファスナ14A〜14Eは、必要に応じて、フ ァイル板11、12の外面において、透明な固定テープ16により固定してもよ い。また、他方のファイル板12には、長辺側の内側端部に、所定間隔をあけて 2本の折り線a、bが形成されている。これらの折り線aまたはbによりファイ ル板12の折り曲げ位置を変更することにより、書類の綴じ枚数の増減に対応で きるようになっている。さらに、他方のファイル板12には、その短辺側の端部 の外側に、外方から前記見出し部15を覗くための幅11mm、長さ85mm前 後の覗き窓17が形成されている。
【0034】 第1の実施例の書類ファイル10は、図3に示すように、巾Wが268〜27 8mm、奥行きDが302〜327mm、前側の高さH1が0〜212mm、後 ろ側の高さH2が105〜212mmの底板がない折り畳み可能な枠体からなる 底板のない収納箱18に収納できるようになっている。
【0035】 収納箱18の巾Wを268〜278mmとしたのは、3種類のファイリングキ ャビネットのうち、巾の短い3、5段式のB5用の引き出し(巾は3、5段とも 同じ寸法)に収納できるようにするためである。 また、奥行きDを302〜327mmとしたのは、長辺が302〜319mm の書類ファイル10を差し入れできるようにするためである。
【0036】 さらに、前側の高さH1を0〜212mm、後ろ側の高さH2を105〜21 2mmとしたのは、短辺210〜212mmの書類ファイル10を、折り曲げ部 の長辺側を下にして収納箱18内に差し入れた際に、書類ファイル10が箱外に 倒れ出さないで、3種類のファイリングキャビネットのうち、最も高さが低い3 段式のB5用の引き出し(212mm)に収納できるようにするためである。 なお、後ろ側の高さH2の105mmとは、書類ファイル10の短辺の最短長 さ(210mm)を半分にした高さであり、収納箱18の最低限後ろ側にこの高 さがあれば、収納された書類ファイル10が倒れることはない。
【0037】 収納箱18は、厚紙(例えば、クラフトボール#12)や比較的肉薄なポリプ ロピレンなどの合成樹脂板からなり、縦方向の上端部を傾斜カットして、見出し 部15のタイトルが見やすく、しかも書類ファイル10を出し入れし易くしてい る。なお、必ずしもこれらの見出し部15や覗き窓17を設ける必要はなく、こ れらの形成位置も外縁部の一部であれば限定されない。
【0038】 収納箱18には、この収納箱18を巾方向に等しく三分割する2枚の仕切り板 19が折り畳み可能に設けられている。仕切り板19は、収納箱18と同様に上 部の一方の角部が傾斜カットされている。なお、使用枚数は、2枚でなくても、 1枚や3枚以上であってもよい。また、仕切り板19は収納箱18と同じ素材か らなっているが、他の素材のものを設けてもよい。収納箱18の一方の角部を図 3矢印方向から押すと、収納箱18は簡単に折り畳まれる。
【0039】 続いて、本考案の第1の実施例に係る書類ファイル10の使用方法を説明する 。 図1に示すように、一方のファイル板11に、書類綴じファスナ14Aまたは 14Bを用いてA4の書類20を横綴じする。書類綴じファスナ14Aを用いた 場合には外開きとなり、書類綴じファスナ14Bを用いた場合には内開きになる 。また、他方のファイル板12に、書類綴じファスナ14D、14Eを用いて、 A5の書類21を綴じる。これにより、書類ファイル10を開いた際に書類20 、21が外れない。
【0040】 なお、他方のファイル板12には、書類綴じファスナ14Cを用いて、A4の 書類を縦綴じしたり、書類綴じファスナ14D、14Eの各内側の先端部14d 、14eだけを用いて、A4の書類を横綴じしてもよい。また、それぞれの書類 20、21には、市販のラベル22を貼着することもでき、さらに綴じ込みでき る書類サイズも、A4やA5に限らないことは言うまでもない。
【0041】 一方、図3に示すように、組み立てられた収納箱18を、傾斜カット部分を手 前にして、A4用のファイリングキャビネット、3段式または5段式のB5用フ ァイリングキャビネットの引き出し23に予めセットしておく。その後、書類2 0、21が綴じられた書類ファイル10を、見出し部15が、傾斜カット部分か ら露出するように収納箱18に収納すると、見出し部15に書かれたタイトルは 、覗き窓17から見え易い。
【0042】 収納箱18は、各種ファイリングキャビネットの引き出し内に支障なく収納で きる大きさであるので、引き出しの出し入れ時に収納箱18が引っ掛かることは ない。
【0043】 このように、書類ファイル10のサイズを、短辺210〜212mm、長辺3 02〜319mmにしたので、A4用のファイリングキャビネットの引き出し内 に、縦置き状態でも横置き状態でも収納でき、また3段式のB5用キャビネット や、5段式のB5用キャビネットにも、縦置き状態で支障なくA4用の書類を挟 んで収納できる。
【0044】 また、スリット13に書類綴じファスナ14A〜14Eを取り付けて書類20 、21を綴じるようにしたので、低コストで効率的に書類20、21を整然と綴 じることができる。 さらに、必要により、書類綴じファスナ14A〜14Eを固定テープ16を用 いて固定すれば、書類綴じファスナ14A〜14Eが書類ファイル10から外れ 難い。
【0045】 さらにまた、ファイル板12の短辺側の端部の一部を切欠して見出しの覗き窓 17を形成し、この覗き窓17から露出されるファイル板11のファイル内面の 部分に見出し部15を設けたので、A4用のファイリングキャビネット、B5用 の3、5段ファイリングキャビネット兼用の書類ファイル10に、見出しを付け ることができる。
【0046】 そして、書類ファイル10は、前記寸法の収納箱18を配備しているので、例 えばB5用のファイリングキャビネットにも整然とA4の書類を収納できる。 それから、収納箱18を折り畳み可能にしたので、出荷時などに運搬がし易い 。
【0047】 次いで、ファイル板11、12を、1枚のシートを二つ折りして形成させたの で、書類ファイル10の製造を容易にできる。
【0048】 また、2枚の仕切り板19により、収納箱18内を横方向に3分割したので、 複数枚の書類ファイル10の分類分けが簡単にできる。しかも、これらの仕切り 板19は、収納箱18を折り曲げた際に接合部分が一緒に折り曲がるので、仕切 り板19を取り外すことなく収納箱18を折り畳める。
【0049】 次に、図4に基づいて、本考案の第2の実施例に係る書類ファイル30を説明 する。 図4に示すように、本考案の第2の実施例に係る書類ファイル30は、表裏2 枚のファイル板31、32を有しており、一方のファイル板31は、第1の実施 例の一方のファイル板11より短辺の長さが若干短いか同程度で、しかも長辺の 一端部に見出し部33を突出させて、この見出し部33の幅を含む長辺が302 〜312mmの範囲である。また、他方のファイル板32は、第1の実施例のフ ァイル板12より短辺の長さが若干短いか同程度となっている。なお、この第2 の実施例では、ファイル板31、32に、折り線は形成されていないが、前記実 施例と同様に設けることも可能である。
【0050】 このようにして、本考案の効果を有する書類ファイルを、一回り小さく製造で きるので、ファイル板31、32を製造するためのシート材の歩留りを向上でき る。
【0051】 以上、本考案を図面に基づいて説明したが、本考案はこの実施例に限定される ものではなく、要旨を逸脱しない範囲での設計変更などがあっても本考案に含ま れる。 例えば、実施例では、書類綴じファスナとして、押し曲げ可能な肉薄の金属帯 状のファスナを示したが、これに限定しなくても、例えば綴じ紐などであっても よい。
【0052】 さらに、実施例では、収納箱の奥行き側の一端部を傾斜カットしたが、これに 限定しなくても、収納箱の奥行き側の両端部を傾斜カットさせてもよい。
【0053】 そして、実施例では、書類ファイルをファイリングキャビネットの引き出しに 出し入れさせるのに収納箱を用いたが、これに限定しなくても、A4用の引き出 しの場合には、この書類ファイルを、従来の書類ファイルと同様に、そのまま横 置きすることもできる。
【0054】 また、実施例では、見出し部および覗き窓を、それぞれのファイル板の下部に 設けたが、これに限定しなくても、ファイル板の上部に形成させてもよく、また 見出し部および覗き窓を左右入れ換えてもよい。
【0055】
【考案の効果】
請求項1〜11記載の書類ファイルは、短辺210〜212mm、見出し部の 巾を含む長辺302〜319mmのファイルとしたので、A4用のファイリング キャビネットや、3、5段式のB5用のファイリングキャビネットの各引き出し 内に、A4用の書類を挟み込んで整理した状態で収納できる。
【0056】 このうち、請求項1記載の書類ファイルでは、一方のファイル板に覗き窓を形 成し、他方のファイル板に見出し部を設けたので、見出し部の強度が比較的大き くなり、折れたり破れたりし難い。 また、請求項2記載の書類ファイルでは、ファイル板の短辺から見出し部を突 出させたので、本考案の効果を有する書類ファイルを、一回り小さく製造でき、 シート材の歩留りが向上できる。
【0057】 特に、請求項3、4記載の書類ファイルは、2枚のファイル板を1枚のシート を二つ折りして設けたので、書類ファイルが簡単に製造できる。
【0058】 また、請求項5〜8記載の書類ファイルにおいては、ファイル板の長辺側の端 部に、79〜81mm間隔で4つのスリットを形成させたので、書類綴じファス ナの取り付け位置を、両側部と中央部とに任意に変更できる。 しかも、2個の書類綴じファスナを装着した場合には、2枚のA5の書類を並 べて綴じたり、両書類綴じファスナのファイル内側の先端部を用いて、A4の書 類を綴じることができる。
【0059】 さらに、請求項10記載の書類ファイルにおいては、巾が268〜278mm 、奥行き302〜327mm、前側の高さが0〜212mm、後ろ側の高さが1 05〜212mmの収納箱を配備したので、例えばB5用のファイリングキャビ ネットにもA4の書類を整然と収納できる。 また、収納箱の内部を仕切り板により区画したので、書類ファイルの分類分け を容易にできる。 さらに、収納箱の巾側の端部を傾斜カットしたので、書類ファイルが出し入れ し易く、傾斜カット部分から見出し部が露出するように書類ファイルを収納箱内 に入れることにより、タイトルを見やすくできる。
【0060】 請求項11記載の書類ファイルは、収納箱を折り畳み可能にしたので、運搬す る際に折り畳んで嵩張らないようにでき、運搬がし易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例に係る書類ファイルの斜
視図である。
【図2】同背面図である。
【図3】同使用状態の斜視図である。
【図4】本考案の第2の実施例に係る書類ファイルの平
面図である。
【符号の説明】
10 書類ファイル 11 ファイル板 12 ファイル板 13 スリット 13a スリット 13b スリット 13c スリット 13d スリット 14A 書類綴じファスナ 14B 書類綴じファスナ 14C 書類綴じファスナ 14D 書類綴じファスナ 14E 書類綴じファスナ 14d 内側部分 14e 内側部分 15 見出し部 16 固定テープ 17 覗き窓 18 収納箱 19 仕切り板 20 A4の書類 21 A5の書類 22 ラベル 23 引き出し 30 書類ファイル 31 ファイル板 32 ファイル板 33 見出し部 a 折り線 b 折り線

Claims (11)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 短辺210〜212mm、長辺302〜
    319mmの表裏2枚のファイル板を備えた略長方形の
    書類ファイルであって、少なくとも片側の前記ファイル
    板の端部には、紐または帯状の書類綴じファスナの装着
    口が形成され、しかも一方の前記ファイル板の短辺側の
    端部には、該ファイル板の短辺に沿って覗き窓が切欠し
    て形成され、他方の前記ファイル板のファイル内面に
    は、前記覗き窓に対応する部分に見出し部が設けられた
    ことを特徴とする書類ファイル。
  2. 【請求項2】 短辺210〜212mm、見出し部の巾
    を含む長辺が302〜319mmの表裏2枚のファイル
    板を備えた略長方形の書類ファイルであって、少なくと
    も片側の前記ファイル板の端部には、紐または帯状の書
    類綴じファスナの装着口が形成され、しかも少なくとも
    一方の前記ファイル板の短辺の端部に、前記見出し部が
    突出していることを特徴とする書類ファイル。
  3. 【請求項3】 前記表裏2枚のファイル板は、1枚のシ
    ートを二つ折りにしたものであることを特徴とする請求
    項1記載の書類ファイル。
  4. 【請求項4】 前記表裏2枚のファイル板は、1枚のシ
    ートを二つ折りにしたものであることを特徴とする請求
    項2記載の書類ファイル。
  5. 【請求項5】 前記装着口はスリットからなり、79〜
    81mm間隔の4つのスリットが、前記ファイル板の長
    辺側の端部で、しかも前記覗き窓または前記見出し部を
    除いた部分に、均等に配置されていることを特徴とする
    請求項1記載の書類ファイル。
  6. 【請求項6】 前記装着口はスリットからなり、79〜
    81mm間隔の4つのスリットが、前記ファイル板の長
    辺側の端部に均等に配置されていることを特徴とする請
    求項2記載の書類ファイル。
  7. 【請求項7】 前記装着口はスリットからなり、79〜
    81mm間隔の4つのスリットが、前記ファイル板の長
    辺側の端部で、しかも前記覗き窓または前記見出し部を
    除いた部分に、均等に配置されていることを特徴とする
    請求項3記載の書類ファイル。
  8. 【請求項8】 前記装着口はスリットからなり、79〜
    81mm間隔の4つのスリットが、前記ファイル板の長
    辺側の端部に均等に配置されていることを特徴とする請
    求項4記載の書類ファイル。
  9. 【請求項9】 前記装着口が小孔である請求項1〜8の
    いずれか1項に記載の書類ファイル。
  10. 【請求項10】 巾が268〜278mm、奥行き30
    2〜327mm、前側の高さが0〜212mm、後ろ側
    の高さが105〜212mmであり、内部に奥行き方向
    に延びる仕切り板が設けられ、前側が傾斜カットされた
    収納箱を有している請求項1〜9のいずれか1項に記載
    の書類ファイル。
  11. 【請求項11】 前記収納箱が折り畳み可能な箱である
    請求項10記載の書類ファイル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010006401A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Kokuyo Co Ltd 備蓄ボックス
KR101454825B1 (ko) * 2013-04-10 2014-10-28 정동찬 서류 파일

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