JP3000694B2 - 内燃機関の排気ガス再循環制御装置 - Google Patents

内燃機関の排気ガス再循環制御装置

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JP3000694B2
JP3000694B2 JP3051110A JP5111091A JP3000694B2 JP 3000694 B2 JP3000694 B2 JP 3000694B2 JP 3051110 A JP3051110 A JP 3051110A JP 5111091 A JP5111091 A JP 5111091A JP 3000694 B2 JP3000694 B2 JP 3000694B2
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exhaust gas
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関の排気ガス再循
環(以下、EGRと称する)制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】機関吸気通路内に再循環すべきEGRガ
スのEGR率(EGRガス量/(EGRガス量+吸入空
気量))には機関負荷および機関回転数に応じた最適値が
存在する。またEGR率とEGR制御弁の開度との間に
は機関負荷および機関回転数に応じた一定の関係があ
る。そこで通常機関負荷および機関回転数に応じて変化
するEGR率の最適値を目標EGR率として予め記憶し
ておくと共にEGR率とEGR制御弁の開度との関係を
予め記憶しておき、機関運転時にこれら記憶されたデー
タに基きEGR率を目標EGR率とするのに必要なEG
R制御弁の目標開度を求めてEGR制御弁の開度がこの
目標開度となるようにEGR制御弁の開度を制御するよ
うにしている。
【0003】ところが機関が長期間に亘って使用され、
その結果EGR制御系に経時変化が生ずるとEGR制御
弁の開度を目標開度に制御したとしてもEGR率が目標
EGR率からずれてしまう。例えばEGR制御弁やEG
R通路にカーボン等からなるデポジットが付着すると吸
気通路内に再循環されるEGRガス量が減少するために
EGR制御弁の開度を目標開度に制御したとしてもEG
R率が目標EGR率よりも低くなってしまう。
【0004】ところでスロットル弁下流の吸気通路内の
絶対圧は機関負荷および機関回転数が同一であってもE
GR率が変化すれば変化し、上述のようにEGR率が目
標EGR率よりも低くなればEGR率が目標EGR率に
維持されている場合に比べてスロットル弁下流の吸気通
路内の絶対圧が低くなる。従って吸気通路内の絶対圧か
らEGR率が目標EGR率に維持されているか否かを判
断することができる。一方、EGR制御系が経時変化を
生じておらず、従ってEGR率が目標EGR率に維持さ
れているときの吸気通路内の絶対圧は機関負荷、機関回
転数およびEGR制御弁の目標開度が定まれば一義的に
定まる。
【0005】そこでEGR制御系が経時変化を生じてい
ないときに発生するはずである吸気通路内の正規の絶対
圧を機関負荷、機関回転数およびEGR制御弁の目標開
度の関数として予め記憶しておき、吸気通路内の絶対圧
を検出してこの絶対圧が記憶された正規の絶対圧と異な
るとき、例えば正規の絶対圧よりも低いときにはEGR
率が目標EGR率よりも低くなっていると判断し、EG
R制御弁の目標開度を増大せしめるようにした内燃機関
が公知である(特開昭58-47149号公報参照)。この内燃
機関ではEGR制御系が経時変化を生じたとしてもEG
R率を目標EGR率に維持することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで燃料が 200度
程度以上の壁面に接触すると燃料が炭化して壁面上にデ
ポジットが堆積する。吸気通路内についてみると、壁面
の温度が 200度程度以上になるのは吸気弁のかさ部背面
であり、吸気ポート内壁面の温度は吸気弁のかさ部背面
ほど温度上昇しないのでデポジットは主に吸気弁のかさ
部背面上に付着することになる。ところがこのように吸
気弁のかさ部背面にデポジットが付着すると吸入空気流
に対する流入抵抗が大きくなるために機関シリンダ内に
流入する吸入空気量が減少すると共に吸気弁のかさ部背
面に付着したデポジットによって機関シリンダ内に流入
する吸入空気流の流入方向が最良の燃焼を得ることので
きる理想的な方向からずれてしまう。即ち、例えば吸入
空気流によって機関シリンダ内に旋回流を発生せしめる
ようにした内燃機関では吸入空気流が機関シリンダの周
壁面に対し接線状に機関シリンダ内に流入するように吸
気ポートが形成されているが吸気弁のかさ部背面にデポ
ジットが付着すると機関シリンダ内に流入する吸入空気
流の流入方向が四方に分散してしまい、斯くして機関シ
リンダ内に発生する旋回流が最良の燃焼を得ることので
きる旋回流よりも弱くなってしまう。
【0007】しかしながらこのように吸入空気流の流入
方向が理想的な方向からずれると、例えば機関シリンダ
内に発生する旋回流が弱められると燃焼速度が低下する
ために燃焼しずらくなり、斯くしてこのとき良好な燃焼
を得るためにはEGR率を低下させて機関シリンダ内に
供給されるEGRガス量を減少せしめなければならな
い。ところが上述した内燃機関では機関シリンダ内に流
入する吸入空気流の流入方向が常時最良の燃焼を得るこ
とのできる理想的な方向に維持されているという前提の
もとで最適な燃焼が行われるようにEGR率が定められ
ており、このEGR率は吸気弁のかさ部背面にデポジッ
トが付着してもこれによっては変化しないので吸気弁の
かさ部背面にデポジットが付着するとEGR率が最適な
燃焼を行いうるEGR率よりも大きくなりすぎ、斯くし
て良好な燃焼が得られないという問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明によれば図1の発明の構成図に示されるよう
に機関排気通路を排気ガス再循環通路18を介して機関吸
気通路に連結し、排気ガス再循環通路18内に排気ガス再
循環制御弁19を設けて排気ガス再循環制御弁19の開度を
機関の運転状態に応じた目標開度に制御するようにした
内燃機関の排気ガス再循環制御装置において、吸気弁6
のかさ部背面に付着したデポジットの量を検出するデポ
ジット検出手段Aと、デポジットの付着量が増大するに
つれて目標開度を減少せしめる排気ガス再循環制御弁制
御手段Bとを具備している。また本発明によれば上記問
題点を解決するために第1図の発明の構成図に示される
ようにデポジット検出手段Aが減速運転時におけるスロ
ットル弁16下流の吸気通路内の圧力と機関回転数から吸
気弁6のかさ部背面に付着したデポジットの量を検出す
る。
【0009】
【作用】請求項1に記載の発明ではデポジットの付着量
が増大すると排気ガス再循環制御弁の目標開度が減少せ
しめられてEGR率が低下せしめられる。請求項2に記
載の発明では、減速運転時における吸気通路内の圧力は
機関回転数とデポジットの量から定まるので吸気通路内
の圧力と機関回転数からデポジットの量が検出される。
【0010】
【実施例】図2を参照すると、1は機関本体、2はピス
トン、3はシリンダヘッド、4は燃焼室、5は点火栓、
6は吸気弁、7は吸気ポート、8は排気弁、9は排気ポ
ートを夫々示す。吸気ポート7は対応する枝管10を介し
てサージタンク11に連結され、各枝管10には対応する吸
気ポート7内に向けて燃料を噴射する燃料噴射弁12が取
付けられる。サージタンク11は吸気ダクト13およびエア
フローメータ14を介してエアクリーナ15に連結され、吸
気ダクト13内にスロットル弁16が配置される。一方、各
排気ポート9は共通の排気マニホルド17に連結される。
スロットル弁16下流の吸気ダクト13と排気マニホルド17
とはEGR通路18を介して互いに連結され、EGR通路
18内には吸気ダクト13内に再循環せしめられるEGRガ
ス量を制御するためのEGR制御弁19が配置される。図
2に示す実施例ではEGR制御弁19はステップモータに
より駆動され、このステップモータは電子制御ユニット
30の出力信号に基いて制御される。
【0011】電子制御ユニット30はディジタルコンピュ
ータからなり、双方向性バス31によって相互に接続され
たROM(リードオンリメモリ)32、RAM(ランダム
アクセスメモリ)33、CPU(マイクロプロセッサ)3
4、入力ポート35および出力ポート36を具備する。エア
フローメータ14は吸入空気量に比例した出力電圧を発生
し、この出力電圧はAD変換器37を介して入力ポート35
に入力される。スロットル弁16にはスロットル弁16がア
イドリング位置にあるときにオンとなるスロットルスイ
ッチ20が取付けられ、このスロットルスイッチ20の出力
信号が入力ポート35に入力される。サージタンク11内に
はサージタンク11内の絶対圧に比例した出力電圧を発生
する圧力センサ21が配置され、圧力センサ21の出力電圧
がAD変換器38を介して入力ポート35に入力される。ま
た、大気圧に比例した出力電圧を発生する大気圧センサ
22を具備し、大気圧センサ22の出力電圧はAD変換器39
を介して入力ポート35に入力される。更に入力ポート35
には機関回転数を表わす出力パルスを発生する回転数セ
ンサ23が接続される。一方、出力ポート36は駆動回路40
を介してEGR制御弁19のステップモータに接続され、
対応する駆動回路41を介して各燃料噴射弁12に接続され
る。
【0012】次にまず初めにEGR制御弁19の基本的な
制御方法について説明する。図3(A)は目標EGR率
EGRtを示しており、図3(A)に示された各数字はパー
センテージで表わした目標EGR率を示している。図3
(A)からわかるように目標EGR率EGRtは機関負荷Q
/N(吸入空気量Q/機関回転数N)と機関回転数Nの
関数である。この目標EGR率EGRtは機関負荷Q/Nと
機関回転数Nの関数として図3(B)に示すようなマッ
プの形で予め ROM32内に記憶されている。
【0013】図4(A)はEGR率を或る特定の目標E
GR率EGRoとするのに必要なEGR制御弁19の弁体19a
のリフト量Lo を示している。図4(A)からわかるよ
うにこのリフト量Lo は機関負荷Q/Nと機関回転数N
の関数である。このリフト量Lo は機関負荷Q/Nと機
関回転数Nの関数として図4(B)に示すようなマップ
の形で予め ROM32内に記憶されている。なお、図2に示
す実施例ではEGR制御弁19の開口面積が弁体19aのリ
フト量Lに比例するように弁体19aの形状が選定されて
おり、従ってEGR率は弁体19aのリフト量Lに比例す
る。この場合、EGR率を目標EGR率EGRtとするのに
必要な弁体19aのリフト量Lは次式で表わされる。 K=EGRt/EGRo L=K・Lo
【0014】図5はEGR制御弁19の開度とEGR制御
弁19のステップモータのステップ位置との関係を示して
いる。図5からわかるようにステップモータのステップ
位置が零のときはEGR制御弁19は全閉しており、ステ
ップモータのステップ位置が最大ステップ位置MAXの
ときにはEGR制御弁19が全開する。機関運転時にはま
ず初めに図3(B)に示す関係に基いて機関負荷Q/N
および機関回転数Nから目標EGR率EGRtが算出され、
次いで図4(B)に示す関係を用いてEGR率を目標E
GR率EGRtにするのに必要な弁体19aのリフト量、即ち
EGR制御弁19の目標開度が算出され、次いでEGR制
御弁19の開度をこの目標開度とするのに必要なステップ
位置までEGR制御弁19のステップモータが駆動せしめ
られる。このようにしてEGR率が図3(A)に示す目
標EGR率EGRtに制御される。
【0015】次に図6から図8を参照しつつ吸気弁6の
かさ部背面に付着したデポジットの量の検出方法、およ
び検出されたデポジット量に基いて行われるEGR率の
制御方法について説明する。図6(A)はスロットル弁
16がアイドリング開度まで閉弁せしめられており、燃料
噴射が停止されており、かつEGR制御弁19が全閉せし
められてEGRガスの再循環が停止せしめられていると
きのサージタンク11内の絶対圧PMoff を示している。な
お、図6(A)において実線aは吸気弁6のかさ部背面
にデポジットが付着していないときのサージタンク11内
の絶対圧PMoff を表わしている。このときにはサージタ
ンク11内の絶対圧PMoff は機関回転数Nのみの関数とな
り、機関回転数Nが低くなるにつれて絶対圧PMoff は次
第に高くなる。
【0016】一方、吸気弁6のかさ部背面にデポジット
が付着すると吸入抵抗が増大するために図6(A)の破
線bで示すようにサージタンク11内の絶対圧PMoff が高
くなる。このとき機関シリンダ内に供給される吸入空気
量は減少する。吸気弁6のかさ部背面に付着したデポジ
ットの量が多くなれば図6(A)の破線cで示すように
サージタンク11内の絶対圧PMoff は更に増大する。とこ
ろでデポジットが付着していないときの実線aで示す絶
対圧PMoff は予めわかっており、従って絶対圧PMoff
検出すればデポジットがどの程度付着しているかを検出
することができることになる。
【0017】上述したように実線aで示す絶対圧PMoff
は予めわかる、即ち実験により求めることができるがこ
の実線aが例えば標準大気圧下で行われた実験に基き得
られたものであるとするとデポジットが付着しても、或
いは機関運転時における大気圧が標準大気圧でなかった
場合でも絶対圧PMoff が実線aからずれてくる。従って
実線aに対して絶対圧PMoff がずれたからといってこの
ずれがデポジットの付着に基くものであると判断すると
誤判断をすることになる。一方、実線aに対する絶対圧
PMoff のずれ量についてみるとデポジットの付着量が同
一であってもこのずれ量は大気圧が低くなるほど小さく
なる。従ってこのずれ量からただちにデポジット量を求
めるとデポジット量を誤判断することになる。そこで本
発明による実施例では絶対圧PMoff と大気圧PAとの無
次元化された次式に示される偏差ΔPMoff を用いてデポ
ジット量を判断するようにしている。 ΔPMoff =(PA−PMoff )/PA 上式について概略的に云うと(PA−PMoff )には大気圧
の変動の影響が出ないので(PA−PMoff )にずれを生ず
ればこのずれはデポジットの付着に基くことになり、ま
たこの(PA−PMoff )をPAで除算することによって同
一デポジット量であれば大気圧とは無関係に(PA−PM
off )/PAのずれ量は等しくなる。従って上述の偏差Δ
PMoff はデポジットの付着量を正確に表わしていること
になる。
【0018】図7(A)は偏差ΔPMoff と機関回転数N
との関係を示している。なお、図7(A)におけるa,
b,cは図6(A)におけるa,b,cと同様な状態を
表わしており、従って実線aはデポジットが付着してい
ない場合を示しており、破線bはデポジットが付着した
場合を示しており、破線cは更にデポジットが付着した
場合を示している。図7(A)からわかるように機関回
転数Nが同一の場合には偏差ΔPMoff が小さくなるほど
デポジット量は増大する。
【0019】ところでデポジット量が増大すると機関シ
リンダ内への吸入空気の流入方向が変化し、例えば機関
シリンダ内に発生する旋回流が弱まるのでこのとき良好
な燃焼を得るためにはEGR率を低下させる必要があ
る。そこで本発明による実施例ではデポジット補正係数
FDを導入して次式に基き目標EGR率EGRtを補正する
ようにしている。 EGRa=FD・EGRt なお、上式においてEGRaはデポジットの付着により補正
された補正目標EGR率である。デポジットが付着して
いない場合にはFD=1.0となり、従って図7(A)の
実線aはFD=1.0となる曲線を示している。この実線
aは実験により予め求めたものである。一方、デポジッ
トが少し付着するとEGR率を低下させるために例えば
FD=0.95となり、従って図7(A)の破線bはFD=
0.95となる曲線を表わしている。同様に図7(A)の破
線cは例えばFD=0.9となる曲線を表わしている。従
ってデポジット補正係数FDは偏差ΔPMoff と機関回転
数Nの関数となる。このデポジット補正係数FDは偏差
ΔPMoff と機関回転数Nとの関数として図7(B)に示
すようなマップの形で予め ROM32内に記憶されている。
このようにしてデポジットの付着量が増大するほどEG
R率が減少せしめられるのでデポジットが付着したとし
ても良好な燃焼を得ることができる。
【0020】次にEGRガスの供給が停止されていると
きに検出された絶対圧PMoff を用いてEGR制御系が経
時変化をしたとしてもEGR率を吸気弁6のかさ部背面
に付着したデポジットを考慮した最適なEGR率に維持
するための方法について説明する。図6(B)はスロッ
トル弁16がアイドリング開度まで閉弁せしめられてお
り、燃料噴射が停止されており、かつEGR制御弁19が
全開せしめられてEGRガスが再循環せしめられている
ときのサージタンク11内の絶対圧PMonを示している。な
お、図6(B)において実線dは吸気弁6のかさ部背面
にデポジットが付着しておらずかつEGR制御系が経時
変化を生じていないときのサージタンク11内の絶対圧PM
onを表わしている。このときにはサージタンク11内の絶
対圧PMonは機関回転数Nのみの関数となり、機関回転数
Nが低くなるにつれて絶対圧PMonは次第に高くなる。
【0021】次にまず初めに吸気弁6のかさ部背面にデ
ポジットが付着していない場合について説明する。この
場合において例えばEGR通路18およびEGR制御弁19
にデポジットが付着してEGRガスの再循環量が減少
し、EGR率が低下したとすると図6(B)の破線eで
示すようにサージタンク11内の絶対圧PMonが低くなる。
EGR率が更に低下すれば図6(B)の破線fで示すよ
うにサージタンク11内の絶対圧PMonは更に低くなる。と
ころで実線dで示す絶対圧PMonは予め実験により求める
ことができる。しかしながらこの絶対圧PMonは絶対圧PM
off が高くなればそれに伴なって高くなるのでこの絶対
圧PMonそのものからEGR率の低下を検出することがで
きず、EGR率の低下はPMonとPMoff との偏差ΔPMon
ら検出しなければならないことになる。
【0022】即ち、図6(B)において鎖線aは図6
(A)に示す実線aと同じPMoff を示しており、図6
(B)からわかるように機関回転数Nが同一であればPM
onとPMof f との偏差ΔPMon(=PMon−PMoff )はEGR
率が低下するほど小さくなる。この場合、吸気弁6のか
さ部背面に付着したデポジットの量が増大すれば図6
(A)に示されるようにPMoff は大きくなるが偏差ΔPM
onは変化しない。より正確に云うとEGR率の低下率が
同一である場合にはPMoff が大きくなるほどΔPMonは小
さくなるので吸気弁6のかさ部背面に付着したデポジッ
トの量が増大してもΔPMon・PMoff は変化しないことに
なる。また大気圧が低くなるとEGR率の低下率が同一
であってもΔPMonは小さくなる。従って吸気弁6のかさ
部背面に付着したデポジット量が増大しても、大気圧が
変動してもEGR率の低下率が同一である場合にはΔPM
on・PMoff /PAは変化しないことになる。そこで本発明
による実施例では次式に示す偏差ΔPMonを用いてEGR
率の低下率を求めるようにしている。 ΔPMon=(PMon−PMoff )・PMoff /PA
【0023】図8(A)は偏差ΔPMonと機関回転数Nと
の関係を示している。なお、図8(A)におけるd,
e,fは図6(B)におけるd,e,fと同様な状態を
表わしており、従って実線dはEGR率が正規のEGR
率に維持されている場合を示しており、破線eはEGR
率が正規のEGR率よりも小さくなっている場合を示し
ており、破線fはEGR率が正規のEGR率よりも更に
小さくなっている場合を示している。
【0024】そこで本発明による実施例ではEGR率が
正規のEGR率よりも小さくなったときにEGR率を正
規のEGR率とするためにEGR率補正係数FEを導入
して次式に基き目標EGR率EGRtを補正するようにして
いる。 EGRa=FE・FGRt この場合、EGR率が正規のEGR率に維持されている
場合にはFE=1.0となり、従って図8(A)の実線d
はFE=1.0となる曲線を示している。一方、EGR率
が正規のEGR率よりも低下した場合にはEGR率を正
規のEGR率に一致させるために例えばFE=1.05とな
り、従って図8(A)の破線eはFE=1.05となる曲線
を表わしている。同様に図8(A)の破線fは例えばF
E=1.1となる曲線を表わしている。従ってEGR率補
正係数FEは偏差ΔPMonと機関回転数Nの関数となる。
このEGR率補正係数FEは偏差ΔPMonと機関回転数N
との関数として図8(B)に示すようなマップの形で予
め ROM32内に記憶されている。このようにしてEGR制
御系に経時変化が生じたとしてもEGR率を吸気弁6の
かさ部背面に付着したデポジットを考慮した最のEG
R率に正確に制御できることになる。
【0025】次に図9に示すタイムチャートを参照しつ
つ図10から図15に示すフローチャートについて説明す
る。図10は燃料の供給を停止すべきであることを示して
いるカットフラグの処理ルーチンを示しており、このル
ーチンはメインルーチン内において繰返し実行される。
図10は参照するとまず初めにステップ50においてカット
フラグがセットされているか否かが判別される。カット
フラグがセットされていないときにはステップ51に進ん
でスロットルスイッチ20がオンであるか否か、即ちスロ
ットル弁16がアイドリング位置にあるか否かが判別され
る。スロットル弁16がアイドリング位置にあるときには
ステップ52に進んで機関回転数Nが一定値Nh 、例えば
2000r.p.m よりも高いか否かが判別される。N≧Nh の
ときにはステップ53に進んでカットフラグがセットされ
る。カットフラグがセットされると図示しないルーチン
において燃料噴射弁12からの燃料噴射作用が停止せしめ
られる。ステップ53に進むのはスロットル弁16がアイド
リング位置にあって機関回転数Nが高いとき、即ち減速
運転時である。従って減速運転時に燃料の供給が停止せ
しめられることになる。
【0026】一方、カットフラグが一旦セットされると
ステップ50からステップ54に進んでスロットルスイッチ
20がオンであるか否か、即ちスロットル弁16がアイドリ
ング位置にあるか否かが判別される。スロットル弁16が
開弁せしめられるとステップ56にジャンプしてカットフ
ラグがリセットされ、燃料噴射弁12からの燃料噴射が開
始される。一方、スロットル弁16がアイドリング位置に
維持されているときにはステップ55に進んで機関回転数
Nが一定値Nl 、例えば1400r.p.m よりも低くなったか
否かが判別される。N≦Nl になるとステップ56に進ん
でカットフラグがリセットされ、燃料噴射が開始され
る。
【0027】図9における時刻To は減速運転を開始し
たときを示している。減速運転が開始されると図9に示
されるように機関回転数Nが徐々に低下し、またサージ
タンク11内の絶対圧PMは急激に低下した後に徐々に上
昇する。また、図9に示されるように減速運転開始時に
おける機関回転数NがNhよりも高いとカットフラグが
セットされ、その後機関回転数NがNl よりも低くなる
とカットフラグがリセットされる。
【0028】図11から図15はEGR制御ルーチンを示し
ており、このルーチンは一定時間毎の割込みによって実
行される。図11を参照するとまず初めにステップ60にお
いてカットフラグがセットされているか否かが判別され
る。カットフラグがセットされていないときにはステッ
プ64に進んでフラグF1 ,F2 ,F3 がリセットされ、
次いでステップ65においてカウント値C1 ,C2 ,C3
が零とされる。次いでステップ66では図15に示すEGR
制御弁19の制御ルーチンが実行されるがこれについては
後述する。一方、減速運転が開始されてカットフラグが
セットされるとステップ60からステップ61に進んでフラ
グF1 がセットされているか否かが判別される。図9に
示されるように減速運転が開始されたときにはフラグF
1 はリセットされているので図12のステップ70に進む。
【0029】ステップ70ではEGR制御弁19を全閉にす
べき制御信号がEGR制御弁19のステップモータに与え
られ、それによって図9に示されるようにEGR制御弁
19が急速に全閉せしめられる。次いでステップ71ではカ
ウント値C1 が1だけインクリメントされ、次いでステ
ップ72ではカウント値C1 が一定値C10を越えたか否か
が判別される。即ち、EGR制御弁19が全閉しかつサー
ジタンク11内の絶対圧に対するEGRガスの再循環作用
の影響が全くなくなるまで待つ。C1 ≧C10になるとス
テップ73に進んで圧力センサ21により検出されたサージ
タンク11内の絶対圧PMがPMoff1とされる。C1 ≧C10
となったときの機関回転数Nが例えば図6においてN1
であったとし、吸気弁6のかさ部背面にデポジットが付
着していたとするとこのときの絶対圧PMは例えば図6
のPMoff1となる。次いでステップ74ではフラグF1 がセ
ットされ、処理ルーチンを完了する。フラグF1 がセッ
トされると図11のステップ61からステップ62に進んでフ
ラグF2 がセットされているか否かが判別される。この
ときにはフラグF2 はリセットされているので図13のス
テップ80に進む。
【0030】ステップ80ではEGR制御弁19を全開にす
べき制御信号がEGR制御弁19のステップモータに与え
られ、それによって図9に示されるようにEGR制御弁
19が急速に全開せしめられる。次いでステップ81ではカ
ウント値C2 が1だけインクリメントされ、次いでステ
ップ82ではカウント値C2 が一定値C20を越えたか否か
が判別される。即ち、EGR制御弁19が全開しかつEG
Rガスの再循環量が定常状態となるまで待つ。C2 ≧C
20になるとステップ83に進んで圧力センサ21により検出
されたサージタンク11内の絶対圧PMがPMonとされ、次
いでステップ84に進んでこのときの機関回転数NがNon
とされる。この機関回転数Nonは図6に示されるように
1 よりも低くなっており、このときのPMonは例えば図
6(B)において点で示す値となる。次いでステップ85
ではフラグF2 がセットされ、処理ルーチンを完了す
る。フラグF2 がセットされると図11のステップ62から
ステップ63に進んでフラグF3 がセットされているか否
かが判別される。このときにはフラグF3 はリセットさ
れているので図14のステップ90に進む。
【0031】ステップ90ではEGR制御弁19を全閉にす
べき制御信号がEGR制御弁19のステップモータに与え
られ、それによって図9に示されるようにEGR制御弁
19が再び急速に全閉せしめられる。次いでステップ91で
はカウント値C3 が1だけインクリメントされ、次いで
ステップ92ではカウント値C3 が一定値C30を越えたか
否かが判別される。即ち、EGR制御弁19が全閉しかつ
サージタンク11内の絶対圧に対するEGRガスの再循環
作用の影響が全くなくなるまで待つ。C3 ≧C 30になる
とステップ93に進んで圧力センサ21により検出されたサ
ージタンク11内の絶対圧PMがPMoff2とされる。このPM
off2は例えば図6に示す値となる。次いでステップ94で
はこのPMoff2および大気圧センサ23により検出された大
気圧PAを用いて次式から偏差ΔPMoff が算出される。 ΔPMoff =(PA−PMoff2)/PA 次いでステップ95では偏差ΔPMoff および機関回転数N
から図7(B)に示すマップに基いてデポジット補正係
数FDが算出される。
【0032】次いでステップ96ではPMoff1とPMoff2の平
均値がPMoff とされる。このPMoff は図6に示されるよ
うに機関回転数NがNonのときのサージタンク11内の絶
対圧PMとみなすことができる。次いでステップ97では
次式に基いて偏差ΔPMonが算出される。 ΔPMon=(PMon−PMoff )・PMoff /PA 次いでステップ98ではこの偏差ΔPMonおよび機関回転数
onから図8(B)に示すマップに基いてEGR率補正
係数FEが算出される。次いでステップ99ではフラグF
3 がセットされ、処理ルーチンを完了する。
【0033】図15は燃料噴射が行われているときに図11
のステップ66において実行されるルーチンを示してい
る。図15を参照するとまず初めにステップ 100において
機関負荷Q/Nおよび機関回転数Nから図3(B)に示
すマップに基いて目標EGR率EGRtが算出される。次い
でステップ 101では次式に基いて補正目標EGR率EGRa
が計算される。 EGRa=FD・FE・EGRt 次いでステップ 102では機関負荷Q/Nおよび機関回転
数Nから図4(B)に示すマップに基いて特定のEGR
率を得るためのEGR制御弁19の弁体19aのリフト量L
o が算出される。次いでステップ 103ではEGRaとEGRtと
の比K(=EGRa/EGRt)が算出され、次いでステップ 1
04では比Kとリフト量Lo とを乗算することによって補
正目標EGR率EGRaとするためのEGR制御弁19の弁体
19aのリフト量L(=K・Lo)、即ちEGR制御弁19の
目標開度が算出される。次いでステップ 105ではEGR
制御弁19の開度をこの目標開度とするのに必要なステッ
プモータのステップ位置STが算出され、次いでステッ
プ 106ではステップ位置がSTとなるようにステップモ
ータが駆動せしめられる。
【0034】
【発明の効果】EGR率を吸気弁のかさ部背面に付着し
たデポジットを考慮した最適のEGR率とすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の構成図である。
【図2】内燃機関の全体図である
【図3】目標EGR率を示す線図である。
【図4】EGR制御弁の弁体のリフト量を示す線図であ
る。
【図5】EGR制御弁の開度を示す線図である。
【図6】サージタンク内の絶対圧PMを示す線図であ
る。
【図7】偏差ΔPMoff とデポジット補正係数FDとの関
係を示す線図である。
【図8】偏差ΔPMonとEGR率補正係数FEとの関係を
示す線図である。
【図9】タイムチャートである。
【図10】カットフラグを処理するためのフローチャート
である。
【図11】EGR制御を行うためのフローチャートであ
る。
【図12】EGR制御を行うためのフローチャートであ
る。
【図13】EGR制御を行うためのフローチャートであ
る。
【図14】EGR制御を行うためのフローチャートであ
る。
【図15】EGR制御弁を制御するためのフローチャート
である。
【符号の説明】
12…燃料噴射弁 16…スロットル弁 18…EGR通路 19…EGR制御弁 21…圧力センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F02D 41/22 301 F02D 41/22 301A 45/00 312 45/00 312T (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 25/07 F02D 21/08 F02D 41/02 F02D 41/04 F02D 41/22 F02D 45/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関排気通路を排気ガス再循環通路を介
    して機関吸気通路に連結し、排気ガス再循環通路内に排
    気ガス再循環制御弁を設けて排気ガス再循環制御弁の開
    度を機関の運転状態に応じた目標開度に制御するように
    した内燃機関の排気ガス再循環制御装置において、吸気
    弁のかさ部背面に付着したデポジットの量を検出するデ
    ポジット検出手段と、デポジットの付着量が増大するに
    つれて上記目標開度を減少せしめる排気ガス再循環制御
    弁制御手段とを具備した内燃機関の排気ガス再循環制御
    装置。
  2. 【請求項2】 上記デポジット検出手段が減速運転時に
    おけるスロットル弁下流の吸気通路内の圧力と機関回転
    数から吸気弁のかさ部背面に付着したデポジットの量を
    検出する請求項1に記載の内燃機関の排気ガス再循環制
    御装置。
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JP5212055B2 (ja) * 2008-12-01 2013-06-19 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置
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