JP3000635B2 - フィルム上の画像を画像信号に変換する装置 - Google Patents

フィルム上の画像を画像信号に変換する装置

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JP3000635B2
JP3000635B2 JP2-196586A JP19658690A JP3000635B2 JP 3000635 B2 JP3000635 B2 JP 3000635B2 JP 19658690 A JP19658690 A JP 19658690A JP 3000635 B2 JP3000635 B2 JP 3000635B2
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滋 和田
道広 岩田
吉信 工藤
学 井上
信行 谷口
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ミノルタ株式会社
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、フィルム上に撮影された画像を画像信号
に変換する装置に関する。
〔従来技術〕
フィルム上の画像を撮像手段で撮像し画像信号として
出力する装置が、米国特許4,485,406号公報,米国特許
4,506,300号公報、特開昭59−79236号公報、米国特許4,
603,966号公報で提案されている。これら特許公報で提
案されている装置は、操作者が手動操作によって、フィ
ルムから撮像手段までの光学系の状態を変更すること
で、フィルムの画像の一部が撮像手段に撮影されるよう
になっている。
一方、米国特許3,490,844号公報、及び本願出願人が
出願した特開昭62−50748号公報、特開昭62−208028号
公報においては、撮影時に設定されたトリミング情報を
フィルム上又は半導体メモリ上に記録し、フィルム上の
画像を印画紙上に投影する際、このトリミング情報に基
づいて投影光学系を制御し、トリミングされない領域だ
けを印画紙上に投影する装置が提案されている。
以上の従来技術において、前者は、手動操作によって
のみ、フィルム画面の一部が撮像手段に投影できるもの
であって、操作が煩雑である。さらに、後者の場合に
は、フィルムの画像を印画紙にプリントする開示がある
だけで、フィルムの画像を画像信号に変換して、例えば
テレビで鑑賞するようなことは考慮されていない。
〔発明が解決しようとする課題〕
この発明は、煩雑な操作を要することなく撮影時の意
図に応じた再生画像を提供することができる。フィルム
上の画像を画像信号に変換する装置を提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、フィルム上の画像を画像信号に変換する
装置において、フィルム上に撮影された画像に基づいて
画像信号を出力する画像信号出力手段と、前記画像の撮
影時に設定された前記画像を再生するべき領域を示す第
1の情報と、前記画像が横位置で撮影されたか、縦位置
で撮影されたかを示す第2の情報とを記憶した記憶媒体
より該第1及び第2の情報を読み取る読取手段と、前記
読取手段により読み取られた第1の情報に基づいて、前
記画像信号に基づき再生される画像の領域が前記設定さ
れた領域に対応するように制御する第1の制御手段と、
前記読取手段により読み取られた第2の情報に基づい
て、前記画像信号に基づき再生される画像の向きが前記
撮影位置に対応するように制御する第2の制御手段とを
備えたことを特徴とするものである。
〔作用〕
この構成によれば、再生される画像の領域及び向き
が、撮影時に設定された領域及び撮影位置に対応するよ
うに、画像信号が出力される。
〔効果〕
以上のように、この発明によれば、再生される画像の
領域及び向きが、撮影時に設定された領域及び撮影位置
に対応するように、画像信号が出力されるので、煩雑な
操作を要することなく撮影時の意図に応じた再生画像を
提供することができる。
〔実施例〕
第1図は本発明に関するシステムの概略と情報の流れ
を示した図である。
(A)は、カメラを用いて撮影を行う時のフィルムの
形態を示した図である。(13)は撮影用カートリッジで
あり、半導体メモリ(14)とフィルム(15)とが収納さ
れている。半導体メモリ(14)には、フィルム固有の情
報と撮影時にカメラで記憶された情報とが記憶されてい
る。この撮影用カートリッジ(13)及び半導体メモリ
(14)とその情報については、本願出願人が出願してい
る特願昭63−121270号または特願平1−53390号に詳細
が述べられている。
フィルム(15)は、撮影用カートリッジから取り出さ
れ現像された後、鑑賞用カートリッジ(3)に収納され
る。また、半導体メモリ(14)に記憶されている各種情
報は、鑑賞用カートリッジ(3)に収納されている半導
体メモリ(4)に移し替えられる。
(C)は、カートリッジ(3)に収納されたフィルム
(15)とメモリ(4)の情報をビデオ信号に変換する装
置を示しており、駆動部(B)と、その制御部(12)よ
り構成されている。カートリッジ(3)は、装置(C)
に着脱自在である。装置(C)の駆動部は、カートリッ
ジ(3)の位置をX,Y方向へ移動させる機構、フィルム
の駒送り機構、ズームレンズ(5)及び像回転プリズム
(6)とそれぞれの駆動機構、撮像素子CCD(1)と、C
CD露光用の照明としてのXe管(2)を有している。ズー
ムレンズ(5)はフィルムの像のトリミング倍率を変換
させるためのものであり、X,Y方向への移動機構はトリ
ミング中心を移動させるためのものである。像回転プリ
ズム(6)は画像を回転させるためのものであり、撮影
時の状態にかかわらず、つねに、像がテレビ画面上で正
立するようにしている。つまり、通常の横位置撮影に対
し、カメラを回転させて縦位置撮影を行なった場合に
は、テレビの表示画面では、像が横に向いてしまうが、
像回転プリズム(6)により、縦位置撮影の画像であっ
ても、テレビの画面上には、正立像が表示される。ま
た、照明用にXe管(2)を用いているので、白熱ランプ
に比べ発熱が少ないため冷却用ファンが不要になり、装
置が小型化できる。しかも、光量をコントロールしやす
いという利点もある。
制御部(12)は、フイルムメモリ(4)からの情報、
あるいは、装置(C)に接続された編集器(7)からの
情報に基づいて、前述の駆動部を制御するとともに、さ
らに不図示のマニュアル操作スイッチからの信号に基づ
いて前述の駆動部をコントロールする。それとともに、
CCD(1)によって得られた画像信号の処理をも行な
う。処理された電気信号はテレビ(8)に送られ、画像
がテレビ画面に表示される。また、この処理された電気
信号をプリンタ(9)に送り、画像を紙面に印刷するこ
ともできる。さらに、画像信号をデータ圧縮等の処理を
行なって光ディスク(10)に記録したり、テレビ電話な
どの通信手段(11)を利用して画像情報を遠隔地に伝送
することも可能である。
第2図は、本発明のビデオ信号変換装置の外観を示す
斜視図である。(20)は、カートリッジ装填口、(21)
は電源スイッチ、(22)はカートリッジイジェクト操作
ボタン、(23)はコマ送りボタン、(24)はコマ戻しボ
タン、(25)はズーミングのズームアップボタン、(2
6)はズームダウンボタン、(27)、(28)(29)(3
0)は各々パンニングの上下左右の操作ボタン、(31)
はオートプレイを解除するマニュアル操作ボタン、(3
2)はコントラストを調節する調整つまみ、(33)はコ
マ番号等の数字を直接入力するためのテンキーである。
ここで、この装置の動作を概説する。まず、電源スイ
ッチ(21)をONしてから、カートリッジ(3)を装填口
(20)に差し込むと、自動的にカートリッジ(3)がロ
ーディングされる。
カートリッジ(3)がローディングされると同時に、
カートリッジ内のメモリ(4)から情報(コマ情報、ト
リミング情報、その他)を読み込む。さらに、カートリ
ッジのフィルムを一度巻き戻してフィルムを初期セット
し、その後、第1コマまでフィルムを送って画像の読み
取りを開始する。
電源をONすると、自動的にオートプレイモードになっ
ており、以後は、メモリ(4)から読み取った各種情報
に基づいて、ズーミング、パンニング、縦横変換(画像
回転)などを自動的に行いながら、画像を1コマずつ再
生していく。
マニュアル操作ボタン(31)を押すと、オートプレイ
モードが解除され、マニュアル操作が可能となる。コマ
送りボタン(23)を押すと、次のコマに進み、コマ戻し
ボタン(24)を押すと、前のコマに戻る。ズーミングの
アップダウンボタン(25)(26)を操作することによ
り、ユーザーの好みのズーミングができる。また、上下
左右のパンニングボタン(27)(28)(29)(30)を操
作することにより、好みの位置にパンニングすることが
できる。
カートリッジイジェクト操作ボタン(22)を押すと、
カートリッジ内のフィルムを初期状態まで巻戻し、カー
トリッジ(3)をイジェクトする。
なお、オートプレイモードであっても、コマ送りだけ
は手動で行うようにしてもよい。
第3図は、この装置の機械的構成を示すブロック図で
ある。(34)は像回転プリズム(6)を保持する保持部
材、(35)は保持部材(34)を回転駆動する駆動メカブ
ロック、(36)はズームレンズ(5)を保持する鏡胴ブ
ロック、(37)は鏡胴ブロック(36)を駆動する駆動メ
カブロック、(38)はフォーカスレンズとその駆動機
構、(39)はXYテーブルとその駆動機構、(40)は本装
置の各制御基板である。
その他に、前述のCCD(1)と、カートリッジ(3)
を保持する保持部材を備えている。
第4図(a)(b)は、カートリッジ(3)の外観を
示す図である。(41)(42)は装置側のフィルム駆動機
構と係合するスプールであり、外部から手で回転させる
こともできるようになっている。(43)はカートリッジ
内部にごみ等が入らないようにするためのカートリッジ
シャッタ、(44)はカートリッジ内のメモリ(4)と本
装置との情報伝達用接点部、(45)は本装置の光源であ
るXe管(2)からの光を透過させるための透明拡散板、
(46)はフィルムの1駒ごとに付されたマークをカウン
トしてフィルム送り量を検出するためのフォトインタラ
プタ用の検出穴である。
第5図はカートリッジの内部構造を示す図である。
(47)は上部ハウジング、(48)は下部ハウジングであ
る。(49)はフィルムガイド部材であり、下部ハウジン
グ(48)のフィルムガイドレール面(48a)に対応する
レール面(49a)とフィルムガイドローラ(50)(51)
の軸受けを兼ねており、下部ハウジング(48)に固定さ
れている。第22図に拡大して示されるように、ガイドレ
ール面(49a)及びそれに対向する透明拡散板(45)の
上下方向の両端部(45a)は、それぞれ、フィルムのカ
ーリングを矯正するような方向のテーパー形状をしてお
り、透明拡散板(45)とフィルムがこすれてフィルムに
傷が付かないようになっている。透明拡散板(45)は一
面がレンズ形状、もう一面が拡散面となっている。
上部ハウジング(47)にはカートリッジシャッタ(43
a)(43b)が回動可能に取りつけられている。(52)
(53)は各々のシャッタを閉じ方向に付勢するスプリン
グである。上部ハウジング(47)には、カートリッジ内
メモリ基板(54)を取りつけ、装置側からのコンタクト
ピンの押圧力を受ける基板取りつけ部(47a)が設けら
れている。
第6図、第7図は、本装置の主要機構の説明図であ
る。(60)は装置外ケース、(61)はXYテーブル機構を
搭載する土台となるメカシャーシ、(62)はX方向に移
動するXテーブルである。Xテーブル(62)には、X方
向の送りを行う送りネジ(63)に噛み合う雌ネジ部(62
a)(62b)と、X方向のスライドガイド(64)と嵌合す
るU溝部(62c)および、Yテーブル(70)とXテーブ
ルの駆動機構を取りつける取りつけ部(62d)とが備え
られている。
送りネジ(63)の一端は、メカシャーシ(61)の軸受
け部(61a)で軸支され、もう一端は圧縮スプリング(6
4)をはさんで、軸受け板(65)で軸支されている。圧
縮スプリング(64)によって、送りネジ(63)は常に一
方向に付勢されており、送り方向のガタを無くす構成に
なっている。また、送りネジ(63)と雌ネジ(62a)(6
2b)についても、公知のガタ寄せ機構によりガタを無く
している。
送りネジ(63)には、駆動ギア(66)が取りつけられ
ており、駆動ギア(66)は、X軸モータ(67)の出力軸
に取りつけられたモータギア(68)と噛み合っている。
(69)はフィルム送り制御用モータである。
(70)はY方向に移動するYテーブルであり、Yテー
ブルにはY方向の送りを行う送りネジ(71)に噛み合う
雌ネジ部(70a)(70b)と、Y方向のスライドガイド
(72)と嵌合するU溝部(70c)とを備えている。
送りネジ(71)の一端は、Xテーブル(62)の軸受け
部(62e)で軸支され、もう一端は圧縮スプリング(7
3)をはさんで、軸受け板(74)で軸支されている。圧
縮スプリング(73)によって送りネジ(71)は常に一方
に付勢されており、送り方向のガタを無くす構成になっ
ている。また、送りネジ(63)と雌ネジ(70a)(70b)
についても、公知のガタ寄せ機構でガタを無くしてい
る。
送りネジ(71)には駆動ギア(75)が取りつけられて
おり、駆動ギア(75)は、Y軸モータ(76)の出力軸に
取りつけられたモータギア(77)と噛み合っている。
Yテーブル(70)には、カートリッジシャッタ(43)
の開閉レバー(78)の厚み方向のガイドを行うガイド面
(70c)が、一体で形成されている。ガイド面(70c)上
には、ばね掛け用のピン部(70d)と、開閉レバー(7
8)との当たり部が形成されており、ピン部(70d)と開
閉レバー(78)との間には引っ張りスプリング(79)が
掛けられている。
さらに、Yテーブル(70)上には、カートリッジのメ
モリ基板とコンタクトするための信号ピン(80)と信号
基板(81)とを取りつける取りつけ部がある。(82)は
Yテーブルに取りつけられたフィルム送り量検出用のフ
ォトインタラプタであり、(83)(84)(85)はカート
リッジをYテーブルに対して位置決めし、保持するため
の押さえスプリングである。
Xテーブル(62)には、開閉レバー(78)上のピン
(86)(87)と嵌合するカム溝部(62e)(62f)を持つ
腕部(62g)が一体で構成されている。
開閉レバー(78)上には、引っ張りスプリング(79)
の他端を掛けるばね掛け用のピン(88)がある。
(27)は撮像時の照明光源となるフラッシュのXe管、
(89)は反射傘、(90)はフラッシュ制御回路基板であ
る。
(36)は撮像用のズームレンズ鏡胴、(6)は画像回
転プリズム、(1)は撮像用のCCD、(91)はズーム駆
動モータ、(92)は測光用受光素子、(93)はローパス
フィルタである。
次に、カートリッジ装填時の動作を、第8図から第11
図を用いて説明する。
カートリッジ装填口(20)からカートリッジ(3)を
差し込むと、カートリッジ(3)は押さえスプリング
(83)(84)(85)によってYテーブルに対して位置決
めされて保持され、第8図の状態になる。
同時に、不図示のカートリッジ装填検出スイッチが働
いて、カートリッジ(3)の装填を検出すると、シーケ
ンス制御回路からの信号でY軸モータ(76)が回転し、
送りネジ(71)によってYテーブル(70)がカートリッ
ジ装填方向(図の左方向)へ移動を始める。
Yテーブルが移動を始めると、Yテーブル上のばね掛
け用のピン(70d)も図の左方向へ移動していくが、引
っ張りスプリング(79)の働きで、開閉レバー(78)は
動かない。
さらにYテーブルが移動して、当り部と開閉レバーの
端部とが当接すると、Yテーブルと開閉レバーは一体と
なって移動するようになる。
第9図に示す状態になると、開閉レバー(78)の端部
は、ちょうどカートリッジ(3)のシャッタ(43)の部
分と対向する位置になっている。
開閉レバー(78)は図の左方向へ移動すると、開閉レ
バー上のピン(86)(87)は、Xテーブル上のカム溝
(62e)(62f)にガイドされて、第10図に示すように、
下方にも移動する。これにより、開閉レバー(78)も下
方に移動し、カートリッジシャッタ(43a)(43b)の撮
像画面領域外を押圧してシャッタ(43)を開く。
以上の動作で、カートリッジのローディングが完了
し、第11図の状態になる。
カートリッジイジェクト操作ボタン(17)を押すと、
上述の動作の逆の動作を行う。
すなわち、まず、X軸モータ(67)により、Xテーブ
ル(62)をカートリッジ挿入口に対応する位置まで駆動
し、次に、Y軸モータ(76)により、Yテーブルをカー
トリッジイジェクト方向(図の右方向)へ移動させる。
Yテーブルが移動すると、Xテーブル上のカム溝(62
e)(62f)にガイドされた開閉レバー(78)上のピン
(86)(87)の働きによって、開閉レバーは図の上方へ
移動し、カートリッジシャッタ(43a)(43b)は、シャ
ッタ閉じスプリング(52)(53)の力で閉じる。
開閉レバーの端面(78)が、Xテーブルの立ち曲げ部
(62g)に当接すると、開閉レバー(78)はそれ以上図
の右方向へ移動できなくなる。Yテーブルは、開閉レバ
ーとYテーブルの間に掛けられた引っ張りスプリング
(79)をチャージしながら、さらに図の右方向へ移動
し、第8図の状態に戻る。
この状態では、カートリッジ(3)の一部が装置本体
より露出しているので、カートリッジ(3)を手でつま
んで、簡単に取り出すことができる。
本実施例では、Yテーブルの移動の動作によって、カ
ートリッジのローディングを行わせているが、ローディ
ングのための別機構を備えていてもよい。
また、撮像の縦横変更の機構として、本実施例では像
回転プリズムを使用しているが、撮像素子であるCCD自
体を回転させるようにしてもよい。
さらに、カートリッジシャッタの開閉機構も、本実施
例の方法に限定されないことは言うまでもない。
次に、現像処理ずみのフィルム(F)の画像をCCD
(1)で読み取るための光学系を第12図に示す。これ
は、有限距離用ズームレンズであり、(a)はフィルム
のフルサイズ(物体高21.6mm)の像を1/2インチ用のCCD
(像高4mm)で読み取る光学系を示している。そして、
(b)は物体高13.3mmの像を、(c)は物体高7.2mmの
像をそれぞれ読み取る光学系を示し、全系としては、3
倍のズーム光学系(5)になっている。ズーム光学系
(5)は、ズーミング中には固定されている正のパワー
をもった第1群φ、ワイドからテレにかけて少しUタ
ーンし、コンペンセータとして働く負のパワーをもった
第2群φ、ワイドからテレにかけてフィルム側前方に
移動し、バリエータとして働く正のパワーをもった第3
群φの3群構成から成る。そして、第1群φは、光
軸方向に移動してフォーカシングを行う。また、さらに
本光学系では、画面の縦横変換を容易に行うため、レン
ズとCCD(1)の間に像回転光学系としてドーブプリズ
ム(6)を配している。ドーブプリズム(6)を小型に
構成するためには、ドーブプリズム(6)を像円径の小
さいCCD(1)側に配し、かつ光学系の絞り(100)を第
3群φの中に構成するのが望ましい。また、ドーブプ
リズム(6)とローパスフィルタ(93)をレンズ系とCC
D(1)の間に配置するためには、レンズ系のバックフ
ォーカスを長く取る必要が生ずる。本実施例では、フィ
ルム(F)からレンズの先端までを約43mm、Wideの状態
のレンズ全系の長さを約55mm、レンズ後端からCCD
(1)までの長さを、ドーブプリズム(6)、ローパス
フィルタ(93)を含めて、約40mmとしている。
尚、像回転光学系としては、ドーブプリズムの他、変
型アッベプリズム、ペチャンプリズム等を使用しても良
い。
画面の縦横変換については、CCD(1)を回転させる
ことでも達成可能である。この場合、ドーブプリズム
(6)は不要であるので、長いレンズバックは、必ずし
も必要ではなくなる、ただし、ドーブプリム(6)を用
いる場合は、左右反転像がCCD(1)に投影されるた
め、フィルム(F)のベース面をCCD(1)に対向させ
て配したのに対し、ドーブプリズム(6)を用いない場
合は、フィルムの乳剤面をCCD(1)に対向させて配し
なければならない。或いは、画像信号に変換後、電気的
に左右反転を行ったり、他の光学系を用いて左右反転を
行うことも可能である。
本実施例では、レンズ系を透過する光の一部を用いて
測光を行っている。すなわち、本実施例では、ドーブプ
リズム(6)の入射面の一部又は全部を半透過面で構成
し、光軸と垂直な方向に測光用の光路を設け、測光用の
SPD(92)に光を導いている。ドーブプリズム(6)の
入射面については、透過部と反射部を合せ持つ構成にす
ることも可能である。
第13図は、ビデオ信号変換装置(C)における制御部
(12)のより詳細なブロック図である。
画像情報変換部(101)は、撮像素子CCD(1)で受け
た情報をビデオ信号に変換する部分と、フォーカシング
を行なうための信号を出力する部分とからなっている。
この部分の詳細については後述する。
光学系制御部(108)は、制御制御部(104)からの情
報とシーケンスコントロール部(102)からの信号とに
基づいて、像回転プリズム(6)とレンズ(5)を駆動
制御する。
像回転モータ(109)は、メモリ(4)から入力した
縦横情報あるいはシーケンスコントロール部(102)か
らの信号に基づいて、像回転プリズム(6)を回転させ
る。
ズームモータ(91)は、トリミング倍率情報に基づい
て、レンズ(5)をズーミングする。
エンコーダ(111)は、レンズ(5)のズーミング位
置を確認するためのものである。
フォーカスモータ(110)は、フォーカシング用モー
タである。
フィルム位置制御部(107)は、トリミング中心に関
する情報に基づいてX軸モータ(67)、Y軸モータ(7
6)を駆動制御する。なお、先述したように、Y軸モー
タ(76)は、カートリッジ(3)のローディングのコン
トロールも行っている。
フィルム送り制御部(106)は、検索情報に基づいて
フィルム送りモータ(69)を駆動する。このとき、コマ
検出フォトカプラ(82)によって、コマのカウントが行
なわれる。コマ検出には、パフォーレーションの数をカ
ウントしても良いし、フィルム上に1コマ毎の区切記号
が記されてある場合は、それをカウントすることもでき
る。
フラッシュ制御部(105)は、CCD(1)への露光量が
適正になるように、調光SPD(92)によってフラッシュ
光をモニタしながら、Xe管(2)の発光を制御する。情
報制御部(104)は、フィルムメモリ(4)からの情報
や編集器(7)からの情報を各部に伝達すると同時に、
他機器と接続した場合、必要な情報を外部の装置へ出力
する。シーケンスコントロール部(102)は、各制御部
の駆動タイミングをコントロールする。この装置の駆動
制御は、主にフィルムメモリ(4)や編集器(7)から
の情報に基づいて行なわれるが、外部からスイッチ部
(103)の操作によってトリミング倍率やトリミング中
心を変化させることもできる。
なお、フィルムメモリ(4)に記憶されている情報に
は、撮影時にカメラが記録した情報として、トリミング
倍率に関する情報、縦位置撮影か横位置撮影かを示す情
報、被写体輝度情報、色温度情報、撮影光源がフラッシ
ュ光か定常光かを示す情報、露出基準情報、撮影日時
(年月日,時分秒)、露出時間・絞り値・焦点距離・撮
影距離・露出制御モード等の種々の撮影情報、トリミン
グ中心情報(実開昭60−145428号公報に示されている)
などがあり、フィルム固有の情報として、トリミング限
界情報、ネガフィルムであるかポジフィルムであるかを
示すネガ/ポジ情報、フィルムのタイプ(デイライト/
タングステン,カラー/白黒)を示す情報、フィルム感
度情報(ISO)などがある。更に、編集器(7)によっ
て記録された情報として、短い文章やキーワードなどが
ある。
第14図は、画像情報変換部の詳細な電気回路を示すブ
ロック図である。(PR1)は、CCD(1)からの出力を受
け、色差信号と輝度信号に変換する信号処理回路であ
り、(AD)は信号処理回路(PR1)の出力をデジタルに
変換するAD変換回路であり、(MEM1)はAD変換回路(A
D)の出力を記憶するメモリ回路である。(PR2)は、信
号処理回路であり、画像制御部(IC)からの信号に基づ
いて、メモリ回路(MEM1)に記憶された輝度信号と色差
信号の処理をデジタルで行なう。この信号処理により、
ネガ/ポジ変換、色調整、輝度調整、左右反転などを行
なうことができる。(DA)はDA変換回路であり、デジタ
ル信号処理された信号処理回路(PR2)の出力を、アナ
ログの輝度信号と色差信号に変換する。DA変換回路(D
A)は、1/60秒毎に信号処理回路(PR2)の出力、すなわ
ち、デジタル信号処理されたメモリ回路(MEM1)のデー
タをDA変換している。(MPX)は切換回路であり、信号
処理回路(PR1)から出力された信号とDA変換回路(D
A)の出力信号とのいずれかを選択して加算回路(ADD)
に出力する。加算回路(ADD)は、後述するマトリクス
回路(MTRX)からの出力を、切換回路(MPX)からの出
力に加算する。切換回路(MPX)は、画像を連続して繰
り返しCCD(1)から読み込む必要がある場合、たとえ
ば、ズーミングやパンニングの最中には、信号処理回路
(PR1)からの信号を選び、画像を一度だけ取り込めば
良い場合は、DA変換回路(DA)からの出力信号を選択す
る。すなわち、高速処理が必要な場合には、アナログ信
号のままで処理を行ない、処理速度は要求されないが複
雑な処理が必要な場合には、AD変換回路(AD)やメモリ
(MEM1)、信号処理回路(PR2)を介してデジタル処理
を行なっている。(PR3)は信号変換回路であり、加算
回路(ADD)からの出力である色差信号と輝度信号をビ
デオ信号に変換する。
画像制御部(IC)は、フィルムメモリ(4)からの情
報、或いは、画像処理入力スイッチ部(SWI)からの情
報を受けて、情報に対応した信号処理を行う。(ROM)
は記憶回路であり、フィルムメモリ(4)からの画像情
報以外の情報、例えば、撮影日時に関する情報やキーワ
ードなどをビデオ信号に変換するための変換データが記
録されている。(MEM2)はメモリ回路であり、各種情報
に対応して記憶回路(ROM)から引き出されたデータ
を、一画面分の各画素情報として記憶する。(PR4)は
信号処理回路であり、メモリ回路(MEM2)の記憶データ
をR.G.Bに対応したアナログ信号に変換するとともに、
画像制御部(IC)、画像処理入力スイッチ部(SWI)か
らの信号に基づいて、色変換、輝度調整などの信号処理
を行なう。(MTRX)はマトリクス回路であり、信号処理
回路(PR4)からのRGB信号を2つの色差信号と輝度信号
に変換する。この出力は、前述の加算回路(ADD)によ
って、CCD(1)により得られた画像信号に加算され
る。
(HPF)はハイパスフィルタ回路であり、CCD(1)の
出力の低周波成分をカットし、高周波成分だけを出力す
る。(INT)は積分回路であり、ハイパスフィルタ回路
(HPF)の出力を積分する。
(AF)は、ラッチ回路、AD変換回路を含む信号処理回
路部であり、フォーカス信号を出力する。このフォーカ
ス信号は、シーケンスコントロール部(102)へ入力さ
れ、公知の山登り方式により、フォーカシング制御が行
なわれる。
第15図は、フラッシュ制御部(105)の詳細を示す回
路図である。(Bat)は、昇圧用DC−DCコンバータ(昇
圧回路)であり、(Xe)及び(SPD)は、第13図におけ
るXe管(2)及び調光用SPD(92)をそれぞれ示してい
る。
コンデンサ(C2)はフラッシュ発光エネルギ供給用の
メインコンデンサであり、(C1)はコンデンサ(C2)へ
の充電用コンデンサである。ダイオード(D),コンデ
ンサ(C3),コンデンサ(C4),抵抗(R1),サイリス
タ(SCR3),サイリスタ(SCR4)は、フラッシュ発光制
御回路を構成している。
コンデンサ(C1)は、昇圧回路(Bat)により、Xe管
(Xe)が発光するのに充分な電位に常に充電されてい
る。シーケンスコントロール部(102)から充電開始信
号(l1)(正電位のパルス信号)が与えられると、フォ
トサイリスタ(PS1)が導通し、サイリスタ(SCR1)の
ゲートに電流が流れ、サイリスタ(SCR1)は導通状態に
なる。サイリスタ(SCR1)が導通すると、コンデンサ
(C1)に蓄積された電荷はコンデンサ(C2)へ移動し、
コンデンサ(C2)は急速に充電される。コンデンサ(C
1)の容量は、コンデンサ(C2)に比べ充分大きいた
め、コンデンサ(C1)の電位の降下は、ごくわずかであ
る。コンデンサ(C2)が充電され、その充電電圧がコン
デンサ(C1)の電圧に近づいてくると、サイリスタ(SC
R1)は、その特性によりひとりでに非導通になる。コン
デンサ(C1)からコンデンサ(C2)への充電路の回路定
数は、1/60秒よりも充分短い時間でコンデンサ(C2)が
充電され、サイリスタ(SCR1)が非導通になるように設
定されている。
サイリスタ(SCR1)が非導通の状態で、シーケンスコ
ントロール部(102)から発光開始信号(l2)(正電位
の信号)が与えられると、フォトトランジスタ(PS2)
が導通し、サイリスタ(SCR2)のゲートに電流が流れ、
サイリスタ(SCR2)は導通する。サイリスタ(SCR2)の
アノードに直列接続されたコンデンサとトランスは、公
知の発光トリガ回路であって、サイリスタ(SCR2)が導
通するとトリガ回路からトリガパルスが発せられ、Xe管
(Xe)が発光を開始する。
Xe管(Xe)の発光が開始すると、その光は調光用SPD
(SPD)によって受光され、増幅器(AM)とコンデンサ
(C5)で構成された積分回路により発光量がモニタされ
る。
積分用コンデンサ(C5)は、通常は、アナログスイッ
チ(AS)によってショートされており、発光開始信号
(l2)によってアナログスイッチ(AS)が非導通になる
と、充電が開始される。
この積分回路の出力はコンパレータ(CMP)の一方の
入力端子に入力され、また、コンパレータ(CMP)の他
方の入力端子には、DA変換部(DA2)の出力が入力され
る。DA変換部(DA)は、情報制御部(104)から、被写
体輝度情報、露出規準情報などの露出レベル調整用の情
報(l3)を入力し、その信号(l3)をDA変換する。積分
回路の出力がDA変換部(DA2)の出力より大きくなれ
ば、コンパレータ(CMP)の出力が低レベルに反転す
る。この結果、トランジスタ(TR)が導通し、サイリス
タ(SCR4)が導通する。サイリスタ(SCR4)が導通する
と、サイリスタ(SCR3)は非導通となり、Xe管(Xe)の
発光は停止する。ダイオード(D),コンデンサ(C
3),コンデンサ(C4),抵抗(R1),サイリスタ(SCR
3),サイリスタ(SCR4)よりなる回路は、一般的な写
真撮影用フラッシュ装置に使用されている回路であるの
で説明は省略する。
次に、シーケンスコントロール部(102)の動作を説
明する。
第16図は、シーケンスコントロール部の動作を示すフ
ローチャートである。まず、#1でカートリッジ(3)
が装填されたのを検出すると、#2へ進み、Y軸々モー
タ(76)を回転させることでカートリッジ(3)のロー
ディングを行なう。ローディングが完了すると、#3で
フィルムメモリ(4)内にある共通情報を入力する。共
通情報とは、撮影コマすべてに共通した情報であって、
例えば、カートリッジ(3)内のフィルムがネガフィル
ムかポジフィルムであるかを識別するためのネガ/ポジ
情報、トリミング限界情報、カートリッジ(3)のタイ
トル、カートリッジ(3)に収納された各コマのキーワ
ードとコマ番号を対応させるための目次に相当するイン
デックス情報などがある。共通情報に対し、撮影各コマ
に対応した固有の情報、例えば、撮影日時、撮影条件、
トリミング倍率、トリミング中心、縦横撮影情報、各コ
マに対するコメントやキーワードのような情報をコマ情
報と呼ぶことにする。続いて、#3で入力された情報を
用いて初期画面用のデータを作成する(#4)。即ち、
画像情報変換部(101)に情報と制御信号を出力する。
第14図において、画像制御部(IC)は、その情報と信号
に基づいて記憶回路(ROM)から必要なデータを順にメ
モリ(MEM2)へ記録していく。データ作成が完了する
と、#5において、再び、画像情報変換部(101)へ制
御信号を送り、メモリ(MEM2)に記録されたデータを、
信号処理回路(PR4)、マトリクス回路(MTRX)の各ブ
ロックを介して、加算回路(ADD)へ入力する。このと
き、CCD(1)は、まだ作動していないので、加算回路
(ADD)のもう一方の入力からは信号が入ってこない。
従って、加算回路(ADD)の出力は、マトリクス回路(N
TRX)の出力のみで、これが信号変換回路(PR3)を介し
てビデオ信号として出力される。続いて#6,#7では、
フィルムのコマ処理、カートリッジ(3)のX、Y軸位
置、ズームレンズ(5)位置、フォーカシングレンズ位
置、像回転プリズム(6)の回転角度を各々の駆動部に
よって初期位置に設定する。
#8では、ビデオ信号として取り出したいコマが選択
されるまで待機しておき、選択操作が行なわれた場合に
は、このコマに関するコマ情報を入力する。コマ設定の
方法には、手動或いは自動的に1コマずつ順に送ってい
く方法もあるし、コマ番号を直接設定しても良い。キー
ワードによる設定を行なうには、インデックス情報を用
いて、キーワードに対応するコマ番号を選べば良い。
コマ設定がされれば、#9では、フィルム送り制御部
(106)へ信号を出力し、設定コマを検策する。#10で
は、#8で入力したコマ情報の中のトリミング中心情
報、トリミング倍率情報、および縦横撮影情報に基づ
き、X,Y軸方向への移動、ズームレンズ(5)及び像回
転プリズム(6)の駆動を行なう。情報に基づいたトリ
ミング倍率とトリミング中心の設定および像の回転動作
がなされると、#11でCCD(1)に露光を行なう。な
お、この時点で後述の割り込みを禁止しておく。
CCD(1)の駆動とフラッシュ即ちXe管(2)の発光
は、シーケンスコントロール部(102)の内部にある信
号発生源によって1/60秒毎に発生される信号に同期し
て、1回だけ行なわれる。フラッシュ光はSPD(92)に
よってモニタされ、CCD(1)の適正露光量で発光は停
止される。このとき、次の発光に備えて、直ちに発光用
エネルギーをコンデンサに充電する。これについては後
述する。#12でCCDから画像データが読み出される。こ
の画像データは、先述したように、第14図に示した信号
処理回路(PR1)からAD変換回路(AD)を介してメモリ
回路(MEM1)へ記録されると同時に、ハイパスフィルタ
(HPF)、積分回路(INT)、信号処理回路(AF)を介し
て、フォーカス信号としてシーケンスコントロール部
(102)へ入力される。#13では、入力したフォーカス
信号に基づいて、フォーカシング制御を行なう。フォー
カシングの方法は、CCD(1)の出力のうちの最も高周
波成分の多いところをピントが合っているとする方式
(山登り方式)であり、以下のようにしてフォーカシン
グが行なわれる。フォーカスレンズ位置の異なる2点で
の各々の高周波成分を比較し、それが大きい側の方向へ
レンズを少し動かす。再び、前のレンズ位置の高周波成
分と現在位置とを比べ、現位置での高周波成分が多けれ
ば、さらに少し同じ方向へレンズを動かす。これを繰り
返して行えば少しずつ高周波成分は多くなってゆき、レ
ンズは正しいピント位置に近づくことになる。そして、
正しいピント位置を通りすぎて、レンズを更に動すと高
周波成分は、逆に小さくなるため、その小さくなる直前
の位置を適正なピント位置として、レンズを停止させ
る。
なお、新しくコマ設定がされた場合は、#11〜#13の
処理が、合焦と判断されるまで繰り返される。
#14では、メモリー回路(MEM1)に記録された画像デ
ータを信号処理回路(PR2)にて処理すると同時に、キ
ーワード、日付等の情報もメモリ回路(MEM2)に取り込
まれ信号処理回路(PR4)にて処理を行なう。
#15では、処理された信号をビデオ信号として外部へ
出力する。この時点で後述の割り込みが許可される。
#16,#17では、ズーミングやパンニングを行なう場
合の処理を行う。
ズーミングやパンニングを行なう場合、その駆動中も
駆動に合わせてビデオ信号を出力し、画像をテレビに表
示している方が、操作が行いやすくかつ、楽しみ方も豊
かになる。
この場合には、絶えずCCD(1)の出力を読出してお
く必要があり、従って、#17でモータの駆動制御を行い
ながら再度、#11へ戻り処理を繰り返している。#16,
#17については、後で詳しく述べる。
ズーミング中でもパンニング中でもない場合には、#
18へ進む。#18では、合焦していなければ#11へ戻る。
#11から#17或いは、#18までの処理を繰り返し行え
ば、CCD(1)の露光、読み出しは、前述のように同期
信号に従って行なわれているため、1/60秒毎に次々に新
しい画像情報を読み出すことができる。また、この場合
には、1回の処理を行う都度メモリに画像情報を記録す
る必要がないので、第14図において信号処理回路(PR
1)からの信号を、直接、切換回路(MPX)を通して出力
する。
#18で合焦が確認されれば、#19へ進み、新たなコマ
が設定されたか否かを判定し、新たなコマが設定されて
いなければ、#20で、カートリッジ(3)の取り出し操
作が行われていないかを確認する。
カートリッジ(3)の取り出し操作が行なわれてなけ
れば#16へ戻り、#16,#18,#19,#20を繰り返し、ズ
ーミングやパンニング操作、新しいコマ設定、カートリ
ッジ取り出し操作が行なわれるかどうかをモニタしなが
ら待機する。当然この間は、メモリ回路(MEM1)及び
(MEM2)のデータ内容に基づいてビデオ信号は写力を続
けている。
#19で、新たなコマ設定が行なわれると#8へ戻り、
前述の処理を行う。
#20で、カートリッジ(3)の取り出し操作が行なわ
れれば、#21へ進む。
#21では、ビデオ信号の出力を停止する。#22で、フ
ィルムを初期状態まで巻き戻しておく。#23では、カー
トリッジのX,Y軸位置やレンズのズーミング位置を初期
位置に戻しておく。#24では、Y軸モータ(76)を制御
し、カートリッジ(3)を取り出す。その後は、#1へ
戻り再びカートリッジ(3)が装填されるのを持つ。
次に割り込み処理について説明する。この割り込み処
理は、割り込み操作を行なうことで、初期画面即ち、新
しくカートリッジ(3)が装填されたときに、最初に出
力されるビデオ信号を出力するためのものである。#2
5,#27のステップで、前述の#4,#5と同様、データを
作成してから出力を行なう。#26では、それまで出力さ
れていた切換回路(MPX)からの信号を停止している。
#28で操作が解除されるのを待った後、#29で、再び、
割り込み前の信号を出力するため、切換回路(MPX)か
らの画像信号を出力すると共に、メモリ回路(MEM2)の
内容を該当コマのデータに修正して出力し、割り込み発
生以前の処理に戻る。
#11〜#15の処理中に割り込みを禁止しているのは、
この間に割り込みがあると、CCD(1)駆動の同期がと
れなくなったり、CCDの情報が変化してしまったりする
のを防止するためである。
第17図は、第16図における#13(フォーカス制御)の
詳細を示すフローチャートである。
#13−1で信号処理回路(AF)からフォーカス信号を
受けると、#13−2で前回に受けた信号と今回入力した
信号とを比較し、合焦か否かの判定を行なう。信号が大
きい側への方向がレンズの合焦への移動方向であり、こ
れを#13−3によって決定する。
#13−4では、予め定められた量だけ#13−3で決め
られた方向へフォーカシングモータ(110)を駆動す
る。#14以下の処理を終え、再度、#13−1,#13−2の
処理を行ったとき、最新のフォーカス信号が前回のフォ
ーカス信号より大であれば、さらに同じ動作を繰り返
す。この動作を何度も繰り返すうちに、最新のものの方
が小さくなるところがある。#13−2ではこの直前を合
焦と判定する。
第18図は、第16図における#16,#17の詳細を示すフ
ローチャートである。
まず、#16−1でズーミング中かどうかを示すフラグ
Fzoomがセットされているかどうかを判定する。Fzoomが
セット、即ち、ズーミング中であれば#17−1へ進み、
以下のパンニング処理は行なわない。
Fzoomがセット状態でない場合には、まず、#16−2
でレンズのズーミング位置を検出するためのエンコーダ
(111)の値を読み取る。このエンコーダ(111)の値
は、トリミング倍率に対応している。次に#16−3で
は、現在のトリミング中心とトリミング倍率とから、フ
ィルム上のどの範囲をトリミングしているかを検出す
る。
トリミング倍率はエンコーダ(111)の値から検出す
ることができ、トリミング中心は、X軸モータ(67),X
軸モータ(76)が初期位置から、どれだけのステップ動
いたかをカウントしておくことにより検出できる。ここ
で、トリミングの範囲を求める方法を第19図を用いて説
明する。
フィルム(Q)の中心を原点とし、図中、左右方向に
x軸を、上下方向にy軸をとる。フィルム(Q)の各角
の座標を(a,b),(a,−b),(−a,−b),(−a,
b)、パンニングにより移動したトリミング中心を(x0,
y0)とする。
ズーミングにより狭められた領域(R)における各角
の座標を(x1,y1),(x2,y2),(x3,y3),(x4,y4
とし、トリミング倍率をKとする。このとき、次の関係
が成り立つ。
トリミング範囲は、上式で求められる。
第18図へ戻り、#16−4,#16−8,#16−11,#16−15
で、パンニング操作が行なわれているかどうかを検出す
る。右、左、上、下方向へのパンニング操作のいずれか
が行なわれていると、各々、操作方向に応じて#16−5,
#16−9,#16−12,#16−16の処理へ移る。ここでは、
パンニングすることでトリモング範囲がフィルムの画像
領域の外へはみ出していないかどうかを判定する。
再び第19図を参照して説明を行なう。
座標(a,b)(a,−b)(−a,−b)(−a,b)で囲ま
れた範囲(Q)はフィルムの画像領域であり、(x1,
y1)(x2,y2)(x3,y3)(x4,y4)がトリミング範囲
(R)である。
この場合(トリミング範囲が(R)である場合)に
は、トリミング範囲(R)はフィルム画像領域(Q)内
に入っているので、何ら問題はない。しかし、トリミン
グ中心が同じであっても、トリミング倍率が異なれば、
図の破線(P)のようになり、トリミング範囲(P)が
画像領域(Q)からはみ出してしまうこともある。これ
を、このまま撮像し、テレビに表示すると、はみ出した
部分が非常に見苦しい。そこで、#16−5,#16−9,#16
−12,#16−16で、トリミング範囲が、各々の方向へは
み出さないことを確認して、#16−6,#16−10,#16−1
3,#16−17で、各々の方向へX軸モータ(67)及びY軸
モータ(76)を駆動させる。はみ出す直前になると#16
−14へ進み、直ちにX軸モータ(67),Y軸モータ(76)
を停止させてパンニングを中止し、#17−1へ進む。
パンニングが開始されると、#16−7でパンニング中
であることを示すフラグFpanをセットして、#17−1へ
進む。
パンニング操作が行なわれていない場合には、#16−
18でフラグFpanをリセットし、#16−19でX軸モータ
(67),Y軸モータ(76)を停止させ、#18へ進む。
#17−1ではフラグFpanの判定を行ない、セット状態
(パンニング中)であれば、ズーミング処理は行なわ
ず、そのまま次の#11へ進む。パンニング中でない場合
(フラグFpanがリセット状態である場合)には、#17−
2,#17−3でズーミングの操作が行なわれたか否かを判
別する。ズームイン、即ち、トリミング領域を狭める方
向への操作時には、#17−20でエンコーダ(111)から
その時点でのトリミング倍率Kを読み取り、#17−21で
トリミング倍率Kがトリミング限界倍率Klmtに達してい
るか否かを判定する。トリミング限界倍率Klmtは、フィ
ルムの粒状性とテレビの画素数の関係で決まる定数で、
トリミングにより画像を拡大しすぎてフィルムの粒子が
テレビの画素に対して目立ちはじめ、鑑賞に耐え難くな
ると判断されるテレビでのトリミング限界倍率である。
具体的には、フィルム固有情報の中のトリミング限界情
報から求め、撮影時のトリミング限界の3倍程度をテレ
ビ鑑賞時でのトリミング限界とする。
トリミング倍率Kがトリミング限界倍率Klmtに達して
いない場合には、#17−22でズーミング用のモータ(9
1)を正転させる。
一方、#17−3でズームアウト即ち、トリミング領域
を広くする方向の操作であるならば、#17−4で現在の
トリミング倍率Kをエンコーダ(111)から求める。#1
7−5でトリミング倍率Kが1より大きいか否かを判定
し、K>1であれば、#17−6でズーミング用モータ
(91)を反転させる。
#17−2,#17−3でズーミング操作が行なわれていな
いと判定された場合には、#17−19でフラグFzoomをリ
セットする。ズーミング操作が行なわれいない場合、K
≧KlmtまたはK≦1の場合には、#17−23でズーミング
モータ(91)を停止させ、#17−24,#17−25でX軸モ
ータ(67),Y軸モータ(76)を停止させた後、#11へ進
む。
ズーミング操作により、ズームモータ(91)を正転ま
たは逆転させると、#17−7で、トリミング範囲の座標
を、#16−3と同様にして算出する。
これは、ズーミングによっても、トリミング範囲がフ
ィルムの画像領域(Q)をはみ出してしまう可能性があ
るため、それを防止する目的で行なう。
#17−8では右側にはみ出さないか否かを、#17−9
では左側にはみ出さないかいなかを判定する。もし、右
側にはみ出る場合には、#17−12でX軸モータ(67)を
駆動し、トリミング中心を少し左側へ移動させる。左側
にはみ出る場合には、#17−10でX軸モータ(67)を駆
動し、トリミング中心を少し右側に移動させる。左右ど
ちらにもはみ出ない場合には、#71−11でX軸モータ
(67)は停止させておく。上下方向についても同様で、
Y軸モータ(76)を制御し、トリミング範囲がフィルム
の画像領域をはみ出ないようにしている(#17−13〜#
17−17)。
その後、#17−18でフラグFzoomをセットし、#11へ
進む。
第20図は、コマの検策及び設定動作を示すフローチャ
ートであり、第16図の#9と#19に相当する。
フィルム上には撮影された順に各コマが並んでおり、
その中には、撮影に失敗したコマや、見たくないコマも
含まれている。しかし、実際にテレビ等でみる場合など
では、必ずしも撮影の順に表示されるのが良いわけでは
ないし、見たくないコマは、とばしてしまいたい。
そこで、このシステムでは、見る順番を指定した情報
や、テレビに表示されない駒であることを示す情報を編
集器(7)を用いて入力し、見たいコマを見たい順番で
鑑賞することができるようになっている。
まず、#9−1でカウンタBがカウンタCと等しいか
どうかの判定を行なう。カウンタBには、これから検策
しようとしているコマの実際のフィルム上のコマ番号が
セットされ、カウンタCには、現在選択されているコマ
の実際のフィルム上のコマ番号がセットされている。現
在のコマと検索しようとしているコマが等しければ
((カウンタB)=(カウンタC))、フィルム送りモ
ータ(69)を駆動する必要はないので、#9−11でモー
タを停止させておく。現在のコマと検索しようとしてい
るコマとが等しくなければ、#9−2においてカウンタ
BとカウンタCとを比較し、カウンタBがカウンタCよ
り大きい場合、フィルムを送らねばならないので、#9
−3でフィルム送りモータ(69)を正転させる。#9−
4では、コマ検出フォトカプラ(82)から1コマ分のフ
ィルムが送られたことを示す信号が出力されるのを待
ち、信号が出力されると、#9−5でカウンタCに1を
加える。#9−6で再び、カウンタBとカウンタCとを
比較し、両者が一致するまで#9−4,#9−5の動作を
繰り返す。コマ検出フォトカプラ(82)は、フィルムの
一コマ毎に入れられた印を検出する毎に信号を出力す
る。なお、フィルムのパーフォレーションを検出するフ
ォトカプラとフォトカプラの信号をカウントするカウン
タとを用い、所定の数(たとえば8個)のパーフォレー
ションが検出されたときに信号を出力するようにしても
よい。
#9−2で、カウンタCの方がカウンタBよりも大き
い場合には、フィルムを戻さねばならないので、#9−
7でフィルム送りモータ(69)は逆転させる。そして、
フィルムを送る場合と同様、カウンタBとカウンタCと
が一致するまで、#9−8,#9−9,#9−10を繰り返
す。設定したコマまでフィルムが送られ(戻され)、カ
ウンタBとカウンタCが一致すると、#9−11にてモー
タを停止し、#10へ進む。これにより、希望のコマの画
像を鑑賞することができる。
次に、#19の詳細を説明する。
#19−1,#19−7,#19−8,#19−12では、コマの設定
に対してどういうモードであるかを判定している。#19
−1で判別する自動送りモードというのは、一定時間経
過すると自動的に次のコマが設定されるモードである。
従って、このモード時には、#19−2で一定時間が経過
するのを待っている。#19−7では、1コマ毎に順に送
っていくスイッチ(23)が押されたかを検出する。この
スイッチが押された場合と、自動送りモードで一定時間
が経過した場合には、#19−3においてカウンタAに1
を加える。
カウンタAは、実際のフィルム上のコマ番号ではなく
ユーザーが予め編集して表示の順番を決めておいた番号
である。従って、#19−4では、カウンタAがENDを示
す値より大きければ、カウンタAにはENDの値が入れら
れる。ENDという値は、ユーザーが編集して順番を決め
たコマの最終駒番号であって、カートリッジ内の撮影コ
マ数から見たくないコマ数を差し引いた数に一致する。
#19−8では、一コマ毎に逆戻りさせていくスイッチ
(24)が押されたかどうかを検出し、スイッチ(24)が
押されれば、#19−9でカウンタAから1を引いた後、
#19−10でその値が0でないかを判定する。
カウンタAが0の場合は、#19−11でカウンタAに1
をセットする。
#19−12では、テンキー(33)により、コマ番号が直
接設定されたか否かを判定する。コマ番号が直接設定さ
れた場合には、#19−13でカウンタAにテンキー(33)
によって設定された値をセットする。なお、ユーザー
は、編集された後のコマ番号を設定することになる。
どの設定操作も行なわれなければ#20へ進む。
カウンタAに値がセットされれば、#19−6で、カウ
ンタAにセットされたコマが実際のフィルム上のどの駒
に当たるかをインデックス情報より求め、求めたフィル
ム上の実際のコマ番号をカウンタBに入れる。
最後に、このシステムで表示される画像の例を第21図
に示す。
第21図(a)は、カートリッジ(3)装填時と割り込
み操作時に出力されるビデオ信号をテレビ画面上に表示
した図である。カートリッジ(3)のタイトル(202)
と撮影された期間(204)及び各コマのキーワード(20
3)が画面に表示されている。
コマ番号30以降のスラッシュ(205)は、ユーザーが
テレビ鑑賞には不必要と決めたコマを示しており、スラ
ッシュ(205)を入れることでこのコマは、検策の対象
からはずれるようになっている。
第21図(b)は、通常の横位置撮影の画像をテレビに
表示した図である。
写真のフィルムフォーマットのアスペクト比を変えず
にテレビに写すと、テレビ画面とフィルムフォーマット
とのアスペクト比の違いから、画像が表示されない領域
(200)がある。この領域を利用して、そのコマに関す
る情報を表示することができる。図ではコマ番号、撮影
年月日、キーワードが表示されている。
第21図(c)は、縦位置撮影の画像をテレビに表示し
た図である。これも、アスペクト比の相違から画像が表
示されない領域(201)がある。この場合も、画像が表
示されない領域(201)にそのコマに関する情報を表示
している。
本実施例では、情報の記憶媒体として半導体メモリを
用いているが、磁気シートやテープのような磁気的な記
憶手段であっても良いし、光カードのような光学的な記
憶手段であっても良いし、画像とともに情報が移し込ま
れたフィルムであっても良い。また、トリミングの方法
は、レンズのズーミングとカートリッジをXY方向に移動
させることで行なっているが、電気的に画像番号処理に
よって行なっても良いし、その両方の手段を組み合わせ
て行なっても良い。
XY方向には、カートリッジを動かしているが、CCDを
動かしても良い。
像の回転は、プリズムを用いて行なっているが、CCD
を回転させても良いし、電気的に画像処理で回転させて
も良い。
カートリッジの形状も特に本実施例に限定されること
はない。たとえば、フィルムを透明シートに挟み込んだ
シート状のジャケットフィルム(マイクロフィルムで使
用されている)であっても良く、フィルムの収納室が片
側だけのシングルリールタイプであっても良い。また、
撮影用フィルムカートリッジと兼用であれば、情報の移
し替えも不要になる。また、前記の実施例では、カート
リッジのシャッタは、観音開きであるが、スライド式の
ものでも良い。
撮像用の照明光源としてのキセノン管を使用している
が、蛍光灯、ハロゲンランプ、EL板、LEDなどの他の照
明光源でも良い。
露出は、キセノン管の発光量を調節することで行なっ
ているが、CCDの蓄積時間をコントロールすることで行
なっても良いし、絞りメカ等によってCCDへの入射光量
を調整しても良い。また、トリミング時には測光範囲
を、トリミングに対応させれば、さらに適正な露出を行
なうことができる。
フォーカシング制御は、CCDを用いて行なっている
が、メカ的な精度合わせによっては、必ずしも必要でな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に関するシステムの概要図、第2図は本
発明を適用した装置の外観斜視図、第3図はその装置の
ブロック配置図、第4図(a)(b)はその装置に用い
るフィルムカートリッジの上方斜視面と下方斜視図、第
5図はそのフィルムカートリッジの内部構造を示す断面
図、第6図及び第7図はその装置の側面から見た機構説
明図と正面から見た機構説明図、第8図、第9図、第10
図、及び第11図はその装置のカートリッジ装填時の動作
説明図、第12図(a)(b)(c)はそれぞれその装置
の光学系の構成図で各々ズームレンズがワイド、ミド
ル、テレ状態を示した図、第13図はその装置の電気回路
ブロック図、第14図はその電気回路ブロックの画像情報
変換部の詳細ブロック図、第15図はその電気回路ブロッ
クのフラッシュ制御部の電気回路図、第16図は電気回路
ブロックのシーケンスコントロール部の動作を示すフロ
ーチャート、第17図はそのフローチャートのステップ#
13の詳細を示すフローチャート、第18図及び第19図は第
16図のフローチャートのステップ#16、#17のより詳細
を示すフローチャートとその説明に用いるための図、第
20図は、第16図のフローチャートのステップ#9とステ
ップ#19のより詳細を示すフローチャート、第21図
(a)(b)(c)は本発明を適用した装置の出力をテ
レビ画面上に表示した図であって、(a)は初期画面、
(b)は横位置撮影フィルムの表示画面、(c)は縦位
置撮影フィルムの表示画面、第22図は第5図の一部拡大
図である。 1……CCD、4……フィルムメモリ 5……ズームレンズ、104……情報制御部 39……XY駆動機構、101……画像情報変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 学 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビルミノルタカメラ株式会 社内 (72)発明者 谷口 信行 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビルミノルタカメラ株式会 社内 審査官 関谷 隆一 (56)参考文献 特表 平4−501490(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/253 H04N 1/00 H04N 1/04 H04N 1/393 G03B 27/50

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルム上に撮影された画像に基づいて画
    像信号を出力する画像信号出力手段と、 前記画像の撮影時に設定された前記画像を再生するべき
    領域を示す第1の情報と、前記画像が横位置で撮影され
    たか、縦位置で撮影されたかを示す第2の情報とを記憶
    した記憶媒体より、該第1及び第2の情報を読み取る読
    取手段と、 前記読取手段により読み取られた第1の情報に基づい
    て、前記画像信号に基づき再生される画像の領域が前記
    設定された領域に対応するように制御する第1の制御手
    段と、 前記読取手段により読み取られた第2の情報に基づい
    て、前記画像信号に基づき再生される画像の向きが前記
    撮影位置に対応するように制御する第2の制御手段と を有することを特徴とするフィルム上の画像を画像信号
    に変換する装置。
  2. 【請求項2】前記画像信号出力手段は、前記画像を撮像
    する撮像手段と、該撮像手段に前記画像を投影する光学
    系とを有し、 前記第1の制御手段は、前記第1の情報に基づいて前記
    光学系を駆動して前記撮像手段に投影する画像の範囲を
    変更することにより、前記画像信号に基づき再生される
    画像の領域を制御し、 前記第2の制御手段は、前記第2の情報に基づいて前記
    光学系を駆動して前記撮像手段に投影する画像の向きを
    回転させることにより、前記画像信号に基づき再生され
    る画像の向きを制御する ことを特徴とする前記請求項1に記載のフィルム上の画
    像を画像信号に変換する装置。
  3. 【請求項3】前記第1の制御手段は、前記第1の情報に
    基づいて前記画像信号を電気的に処理することにより、
    前記画像信号に基づき再生される画像の領域を制御し、 前記第2の制御手段は、前記第2の情報に基づいて前記
    画像信号を電気的に処理することにより、前記画像信号
    に基づき再生される画像の向きを制御する ことを特徴とする前記請求項1に記載のフィルム上の画
    像を画像信号に変換する装置。
JP2-196586A 1989-07-25 1990-07-25 フィルム上の画像を画像信号に変換する装置 Expired - Lifetime JP3000635B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19361889 1989-07-25
JP1-193618 1989-07-25

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Publication Number Publication Date
JPH03128582A JPH03128582A (ja) 1991-05-31
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