JP3000614U

JP3000614U - 看護婦用白衣

Info

Publication number: JP3000614U
Application number: JP1994001175U
Authority: JP
Inventors: 川英雄小
Original assignee: 株式会社小川白衣
Priority date: 1994-01-31
Filing date: 1994-01-31
Publication date: 1994-08-09
Anticipated expiration: 2000-01-31

Abstract

(57)【要約】【目的】看護婦用の白衣で、下着の着脱を容易にす
る。【構成】白衣にキュロット部３を設け、このキュロッ
ト部３の股部４に開閉機構５を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、看護婦が着用するのに好適な白衣に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の女性用の白衣は、下着（ブラジャー、パンティー）の上に羽織るようにして着用するものが提供されており、看護婦や女性薬剤師などが広く着用していた。しかし、この従来の白衣では、看護婦が着用した場合、さまざまな患者に対応するため、常にスカートの裾がめくれていないか等姿勢に注意しなければならず、作業の能率が悪くなるという欠点と下着が透けて見えるという欠点があった。

【０００３】上記課題を解決するために本出願人は、特願平５−２０８８３３号において、白衣にキュロット部を設けたものを提案した。これによってスカートの裾を気にせず作業ができるから、作業効率が向上した。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、上記従来例に示す本出願人の提供した白衣も、確かに看護婦等が着用した場合、作業効率が向上して好適ではあるが、使用するのが女性であるため排泄等で下着を取ったりするときに非常に効率が悪くなるという課題が生まれた。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

そこで本出願人は上記課題を解決するために、白衣にキュロット部を設け、このキュロット部の股部に開閉機構を設けたことを特徴とする看護婦用白衣を提供する。また上記開閉機構をドットボタンで構成したことを特徴とするものである。

【０００６】

【作用】

上記考案によれば、白衣にキュロット部を設けたので、ズボンを着用しているのと同様に活動でき、作業効率が向上すると同時に透けを防止できる。更にこのキュロット部の股部を開閉自由にしたので、下着の着脱が容易となる。

【０００７】

【実施例】

以下に具体的な実施例を示す。図１は本考案の実施例のスカート部２を透視した正面図、図２はこのスカート部２を上に上げた状態でキュロット部３の股部４の様子を示した状態図で、図３の（ａ）及び（ｂ）は他の実施例を示す状態図である。図において、１は看護婦用白衣の上衣部分であり、前面をファスナー１ａで開閉自由となっている。このファスナー１ａは上衣部分１からその下部にあるスカート部２及びキュロット部３まで達しており、白衣の着脱を容易にしている。そしてこの上衣部分１の下部にはスカート部２が取付られており、このスカート部２の内部のベルト部６にはキュロット部３が縫製されている。このキュロット部３はスカート部２から出ないようにするために、スカート部２より僅かに小さ目に形成されている。また、このキュロット部３の股部４はドットボタン５で開閉自由となっている。このため、キュロット部の着脱が容易であり、忙しい看護婦用の白衣として好都合である。

【０００８】また、他の実施例として、図３の（ａ）に示すように、ドットボタン５の代わりにマジックテープ（登録商標）５１や、（ｂ）に示すようにファスナー５２にしても良い。

【０００９】これによって、白衣にキュロット部を設け、このキュロット部の股部にドットボタンやマジックテープまたはファスナー或はホック等の開閉機構を設けたことを特徴とする看護婦用白衣を提供できる。また、この開閉機構を、ドットボタン或いはマジックテープ（登録商標）、或いは、ファスナーで構成したことを特徴とする看護婦用白衣を提供する。

【００１０】

【考案の効果】

本考案によれば、上述のように構成したので、以下のような効果を奏する。（１）キュロット部を設けたので、スカートの乱れを気にせずに作業ができるので、作業効率が向上する。従って、看護婦用の白衣に好適であり、従来の白衣に比べてファッショナブルであるという効果も有する。（２）キュロット部の股部を開閉自由としたので、下着の着脱が従来に比して容易となり、作業効率が更に向上する。（３）また、構成が簡単であるため、実施が容易である。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１の実施例の正面図である。

【図２】第１の実施例のスカート部２を上げ、股部４の
状態を示す状態図である。

【図３】（ａ）は第２の実施例を示す状態図、（ｂ）は
第３の実施例を示す状態図である。

【符号の説明】

１上衣部分１ａファスナー２スカート部３キュロット部４股部５ドットボタン６ベルト部３１キュロット部３２キュロット部５１マジックテープ（登録商標）５２ファスナー

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】白衣にキュロット部を設け、このキュロ
ット部の股部に開閉機構を設けたことを特徴とする看護
婦用白衣。
【請求項２】上記開閉機構は、ドットボタンであるこ
とを特徴とする請求項１記載の看護婦用白衣。