JP3000592U - ｐＨ測定用電極スタンド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 測定液に測定用電極を動揺することなく浸漬
する。 【構成】 起立板１の上端を内方へ直角に折曲して折曲
片２を連設すると共に、該折曲片２の下面に測定用電極
３の電極コード４を掛止するフック５を吊設する。前記
起立板１の内側面下方には濁水等の測定液６を注入する
上面を開口した測定液注入容器７が固定されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、濁水処理作業に入る前に、濁水のｐＨを測定する際に使用するｐＨ 測定用電極スタンドに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、濁水処理作業に入る前に、濁水のｐＨを測定する場合、１日６回（昼、 夜３回ずつ）ｐＨの測定をしている。そして、その測定に当たっては、測定用電 極の先端２ｃｍ位を測定液に浸漬し、測定値が安定するまで１分間程度、測定用 電極を動揺しないよう保持して測定していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、前記従来の測定方法では、測定値が安定するまで１分間程度測 定用電極を動揺しないよう保持していなければならないので、非常に苦痛である という問題点があった。

【０００４】 本考案は、前記従来の問題点を解決することを目的とするｐＨ測定用電極スタ ンドを提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、起立板の上端内方に折曲片を連設すると共に、該折曲片の下面に測 定用電極の電極コードを掛止するフックを吊設し、且つ起立板の内側面下方に測 定液を注入する上面を開口した測定液注入容器を固定するという手段を採用する ことにより、上記問題点を解決した。

【０００６】

【作用】

上記構成より成る本考案によれば、フックに測定用電極の電極コードを掛止固 定することにより、測定用電極を測定液に動揺することなく浸漬する。

【０００７】

【実施例】

本考案の実施の一例を図面に基づいて説明すると、起立板１の上端を内方へ直 角に折曲して折曲片２を連設すると共に、該折曲片２の下面に測定用電極３の電 極コード４を掛止するフック５を吊設する。

【０００８】 前記起立板１の内側面下方には濁水等の測定液６を注入する上面を開口した測 定液注入容器７が固定されている。前記測定液注入容器７の底面と前記起立板１ の下面とを面一とすることにより、測定液注入容器７が起立板１の支持台の役目 も兼ねている。

【０００９】 次に本考案の実施例の作用について説明する。 測定液注入容器７に測定液６を注入し、該測定液６内に測定用電極３を、その 先端が２ｃｍ程度浸漬できるように電極コード４を調節してフック５に掛止して 固定するのである。これにより測定用電極３は動揺することなく、所定の時間が 経過するまで測定液６内に最も好ましい状態で浸漬されるのである。

【００１０】

【考案の効果】

本考案は上述のようであるから、測定液中に測定用電極の先端部分が動揺する ことなく浸漬されるので、測定用電極を手で保持するという苦痛から解放される 。また、その使用方法も簡単であると共に、その構造も簡単で、且つ製造も容易 である等、その利とするところ大なるものがある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案ｐＨ測定用電極スタンドの縦断面図であ
る。

【符号の説明】

１ 起立板、 ２ 折曲片、 ５ フック、 ６ 測定
液、 ７ 測定液注入容器。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 起立板の上端内方に折曲片を連設すると
   共に、該折曲片の下面に測定用電極の電極コードにフッ
   クを吊設し、且つ起立板の内側面下方に測定液を注入す
   る上面を開口した測定液注入容器を固定して成るｐＨ測
   定用電極スタンド。