JP3031804U - 時 計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者の需要によって掛けたり、または置い
たりすることができ、使用上非常に便利な時計を提供す
る。 【解決手段】 時計台座１の裏面適当位置に掛孔が設け
られ、掛孔の下側には支え枠２が嵌設されており、その
支え孔の両端は各々盤体３の中に枢接され、時計台座１
が卓上または平台の上に置かれた場合、それは支え枠２
によって支えられ、かつ物置き盤の支えによって時計台
座全体は卓上または平台の上にしっかりと直立すること
ができる。また、時計台座は掛孔によって壁に掛けら
れ、かつ支え枠に枢接されている盤体は時計台座の下側
へ垂れ下がり、それによって使用者は軽い小物を盤体の
中に置くことができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、時計に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、よく使われる一般の時計形体はその裏面に掛孔が設けられているか 、または時計本体にしっかりした置き台が設けられている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そのために時計は壁に掛けられるか、または卓上に置かれるかで、使用者の需 要によって掛けたり、または置いたりすることができず、使用上非常に不便であ り、かつ一般の壁に掛けられる時計は単純に時間を報知し、使用者に当時の時間 を知らせるだけでその他の用途に使われなく、使用上あまり理想的とはいえない 。

【０００４】 上述従来の時計の構造の各種欠点を鑑み、使用上非常に便利な時計を提供する 。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案の主な目的は、時計台座の裏面適当位置に掛孔が設けられ、掛孔の下側 には支え枠が嵌設されており、その支え孔の両端は各々盤体の中に枢接され、時 計台座が卓上または平台の上に置かれた場合、それは支え枠によって支えられ、 かつ物置き盤の支えによって時計台座全体は卓上または平台の上にしっかりと直 立することができる。また、時計台座は掛孔によって壁に掛けられ、かつ支え枠 に枢接されている盤体は時計台座の下側へ垂れ下がり、それによって使用者は軽 い小物を盤体の中に置くことができる時計の提供である。

【０００６】 本考案のもう一つの目的は、支え枠と盤体はともに嵌設方法をもって一緒に組 み合わせられ、そのために梱包または運搬時に占す空間を減らすことができ、か つ組立も非常に簡単で、使用が便利で実用的効果に合致する時計の提供である。 本考案のさらに一つの目的は、盤体と支え枠が枢接する一端には掛枠が嵌設さ れ、それによって時計台座が壁に掛けられた場合、掛枠は盤台の下側につり下げ られ、使用者は掛枠にタオルまたは他の物を掛けることができ、使用上の効果を 増し、かつ実用的である時計の提供である。

【０００７】

【考案の実施の形態】

図１及び２に本考案の実施例を示す。 本実施例は主として時計台座１、支え枠２、盤体３および掛枠４等の部品を含 み、その中、 時計台座１は、いかなる形の時計台座でもよく、その時計台座１の一面には時 計台座１の形状に合したカバー１１が被され、かつ時計台座１の別の面には一つ 以上の嵌鈎１２が設けられており、それら嵌鈎１２には時計体１３が嵌め付けら れ、そのために時計体１３は嵌鈎１２の嵌め付けによって時計台座１に固設され 、その時計体１３には時計台座１のカバー１１のある他面に凸設される指針１４ が設けられ、かつ時計台座１の時計体１３に近い位置には一つ以上の掛孔１５が 設けられている。その他、時計台座１の時計体１３のある面の底端には一つ以上 の嵌溝１６が設けられている。

【０００８】 支え枠２は、時計台座１に嵌設され、かつ湾曲状になっている枠体であり、そ の枠体の開口両端には相対かつ内向きに曲げられる軸２１が設けられている。 盤体３は、時計台座１と形状が同じく、かつ支え枠２に嵌設され、それには凹 入した容置槽３１が設けられており、その容置槽３１両側端には各々支え枠２と 相合わせる孔３２が設けられ、そのために支え枠２は両側の軸２１をもって孔３ ２の中に廻されて盤体３と一緒に枢接される。また、盤体３の孔３２の両側には 各々凸出したストッパー３３が設けられ、そのために盤体３に枢接されている支 え枠２はストッパー３３に阻止されて一定の角度だけまでに廻される。

【０００９】 枠体４には、一つの掛鈎４１が設けられ、掛枠４の両端にはそれぞれ恰度盤体 弁の端縁に嵌設される凹溝４２が設けられており、それら凹溝４２の開口端縁に は各々内向きに延伸する嵌鈎４３が設けられ、そのために掛枠４は凹溝４２によ って盤体３の端縁に嵌設されるだけでなく、かつ凹溝４２上の嵌鈎４３によって 盤体３の端縁内側の壁面に嵌め付けられ、盤体３の下に固定される。

【００１０】 本実施例の使用時を図２に示す。使用者が時計台座１を卓上に直立させる場合 は時計台座１に接近している盤体３の一端を時計台座１から引き離し、他端を時 計台座１に接触させ、そのために時計台座１に枢接されている支え枠２の盤体３ と枢接する他端は盤体３に伴って移動して適当な角度まで廻され、時計台座１は 支え枠２によって支えられるだけでなく、かつ盤体３の支えによって時計台座１ はよりしっかりと卓上に置くことができる。それをしまう場合は図３に示すよう に、支え枠２を盤体３の中に収納し、そして時計台座１を盤体３に寄らせればよ い。

【００１１】 更に図４に示すように、使用者が時計台座１を壁に掛けたい場合は、まず時計 台座１の掛孔１５を壁にあるフックに合わせ、掛孔１５をフックに掛けてから支 え枠２を下へ引下げ、そうすると支え枠２に枢接されている盤体３は自然に支え 枠２の下に垂れ下がり、それと同時に支え枠２と枢接している一端はぴったりと 壁にくっつき、使用者は盤体３の容置槽３１に小物を置くことができる。この他 、さらに掛枠４を盤体３の下に嵌設すれば、タオル等を掛枠４または掛枠４の掛 鈎４１に掛けることができる。

【００１２】 上述をまとめると、本考案は確かに物の品物の使用機能を増す実用性と進歩性 があり、かつ新規性がある。 本考案の上述実施例は実例をもって説明したものであり、この技術を熟知する もので、それの細部形状についての変化はすべて本考案の精神および範囲内に含 まれるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例の立体分解図である。

【図２】本考案の実施例の立体図である。

【図３】本考案の実施例のしまわれた場合の意表図であ
る。

【図４】本考案の別の実施例の意表図である。

【符号の説明】

１ 時計台座 ２ 支え枠 ３ 盤体 ４ 掛枠

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 時計台座と、支え枠と、盤体とを備え、 前記時計台座の裏面には一つ以上の掛孔が設けられ、か
   つ前記時計台座の裏面底端に隣接する位置には一つ以上
   の嵌溝が設けられ、 前記支え枠は前記時計台座に嵌設され、かつ湾曲状にな
   っている枠体であって、前記枠体の開口両端には相対か
   つ内向きに曲げられる軸が設けられ、 前記盤体は前記時計台座と形状が同じで、かつ前記支え
   枠に嵌設され、前記盤体には凹入した容置槽が設けら
   れ、前記容置槽の両側端には各々前記支え枠の軸の組付
   けに供される孔が設けられ、前記支え枠は両端の軸桿に
   よって前記孔の中に組み込まれ、前記盤体と一緒に枢接
   されることを特徴とする時計。
2. 【請求項２】 前記盤体の孔のある両側には各々凸出し
   たストッパーが設けられ、前記盤体に枢接されている前
   記支え枠はストッパーによって阻止され、一定の角度だ
   け廻されることを特徴とする請求項１記載の時計。
3. 【請求項３】 前記盤体の下側には掛枠がつり下げら
   れ、前記掛枠には一つ以上の掛鈎が設けられ、前記掛枠
   の両側には各々ちょう度前記盤体の端縁に嵌設できる凹
   溝が設けられ、前記凹溝の開口に前記盤体の端縁が各々
   内向きに延伸する嵌鈎が設けられ、前記掛枠は前記凹溝
   によって前記盤体の端縁に嵌設することができ、かつ前
   記凹溝の嵌鈎の嵌め付けによって前記盤体の下側に固定
   することができることを特徴とする請求項１記載の時
   計。