JP3000474B2 - 水硬性セメントモルタル配合物 - Google Patents

水硬性セメントモルタル配合物

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    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ポルトランドセメントで代表されるセメン
トを用いた水硬性セメントモルタル(砂、ケイ砂、ドロ
マイト、ベントナイト、ケイ藻土、石灰、炭酸カルシウ
ム等を加える場合の他、全く加えない場合も含む)に、
特定の処理をし、小破砕された籾殻を添加した配合物及
びそれを利用した各種材料に関する。
(従来の技術) 水硬性セメントモルタルには補強用等の他、左官作業
性、押出成形性、射出成形性向上のために、長年にわた
り石綿が配合され、補強、塗装材の伸び、こて、ダイ
ス、射出成形用型への付着の低減、仕上り面精度の向上
等の効果の他、保水性が良いことによる効果としてドラ
イアウト現象がなく、長時間塗布面の修正が可能であ
り、しかもスクリュウによる良混練性等の効果を発揮し
てきた。
しかし、石綿の人体への有害性が指摘され、これに代
わる材料として、籾殻の使用が提案され、その使用方法
について改良され、一部実用化されるようにもなった
(例えば、特公昭57−31943号、実開昭63−91614号、特
開平3−193650号各公報)。
上記籾殻の使用に関する従来の改良とは、珪酸質を多
量に含む籾殻の乾式粉砕の困難性を克服するために、回
転する螺旋形状であり、しかも漸次縮小する空間内に送
り、熱間加圧にて分子構造を破砕し、固結化後に公知の
粉砕機で100メッシュ以上に微粉化し、家畜の飼料、植
物の肥料、建材の増量剤等に使用しようとするもの、更
に、この粉末と共にバインダー等を添加して籾殻粉砕物
含有セメント成形物を得ようとするもの、又は籾殻をハ
ンマーミル等により小片に切断し、従来の砂利、砕石等
の骨材に代えてセメントに配合しようとするものであ
る。
しかし、従来公知、又は本願発明の出願後に公知とな
った技術は、籾殻を粉砕化し、セメントに添加しようと
するものの、籾殻の表面にある繊毛が籾殻に疎水性を与
え、セメントモルタルへの充分なる混合性を阻害してい
る点には着目されておらず、単に微粉化のみに注目した
り、又は建材の増量剤のように大量使用され、安価に供
給されるべき微粉の製造に、高温、高圧、破砕、固結、
粉砕等を経る高度な技術を要する装置を使用し、籾殻の
分子構造まで変えようとするものである。
因みに、上述の回転型螺旋形状の空間内での熱間加
圧、固結後の粉砕では、籾殻の繊毛は消滅しない。
(発明が解決しようとする課題) 従って、本発明の課題は、上記従来技術に見られる高
度な技術を要する、しかも高価な装置を要することなく
籾殻の繊毛が除去され、乾燥され、粉砕されたものを製
造できる技術を見出すことにあり、更に該粉砕品の好ま
しい用途を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究をし
た結果、従来のような籾殻の単なる破砕物ではなくて、
簡単な手段で先ず繊毛が除去され、乾燥された後に粉砕
された籾殻破砕物を得ることに成功し、本発明を完成し
た。
即ち、本発明の要旨は、その特許請求の範囲の記載か
ら明らかなように、第1に、煎った後、小破砕された籾
殻を水硬性セメントモルタルに混合してなる水硬性セメ
ントモルタル配合物を提供するものであり、第2に、上
記第1の発明に記載の配合物が主成分として用いられる
左官用塗装材を提供するものであり、第3に、上記第1
の発明に記載の配合物が主成分として用いられる押出又
は射出成形用材料を提供するものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において用いられるセメントは水硬性セメント
であり、一般に単味セメントと混合セメントとがある
が、前者には普通ポルトランドセメント、アルミナセメ
ント等が含まれ、後者には石灰スラグセメント、混合ポ
ルトランドセメント膨張性セメントなどが属し、いずれ
も適用できるが、普通ポルトランドセメントが最も一般
的である。
本発明に係る籾殻は、煎った後、小破砕されたもので
あるが、ここに「籾殻を煎る」とは籾殻を高温で乾燥す
ると同時に、その表面を高温で酸化して焦がすことであ
り、開放された大気下で所定の温度に加熱された璧面で
接触加熱することにより達成されるが、攪拌下に行われ
ることが好ましい。
攪拌されつつ、大気下で接触加熱される方法として
は、陶器製又は金属製機器に入れて攪拌下に煎り、小破
砕物とする方法が最も簡単な方法である。ここに言う陶
器製又は金属製機器はその大小を問わず、上面が開放さ
れ、内底面積の広い機器が特に好ましく、大きい皿形状
の器が好適である。
このように籾殻を煎る方法としては、自由に流入する
空気(酸素)の存在下に攪拌して各籾殻粒子の表面を絶
えず上記機器の高温面に直接接触させ、繊毛を優先的に
高温処理して除去し、しかも籾殻自体を乾燥処理する方
法が好適である。
このような各籾殻粒子の加熱処理方法は、上記従来法
にも見られる高温面に接触させるが、閉鎖装置内で酸素
との自由な接触下での、高温面接触ではなくて、高温、
高圧下に順次固結させる方法等に比較して各籾殻の全表
面の処理態様が全く異なる。
更に、密閉型ではない、例えば横型シリンダー内に、
その上記空間を残して籾殻を投入し、該シリンダーを回
転しつつ、投入側から排出側に順次輸送しつついる方
法、又は、上記シリンダーは回転させず、撹拌翼のつい
た撹拌機で攪拌する方法も好ましい。
本発明に係る上記各種手段により、各粒子の全繊毛が
除去できる理由については定かではないが、大気下で高
温機器内面に絶えず接触させつつ処理することにより、
乾燥と同時に籾殻の表面が酸化されて除去されるものと
も考えられる。
上記のように籾殻はる処理をした後、適当な粒度に粉
砕される。小破砕物の形状には特に制限はなく、又、大
きさについては元の籾殻のわずかな破砕でない限り破砕
の程度には特に制約されるものはでないが、タイラーメ
ッシュ16〜18以上(約1000μm径以下)が好ましく、よ
り好ましくは30〜35メッシュ以上(約500ミクロン径以
下)である。16〜18メッシュ未満の場合は塗装とか成形
品表面に破砕された籾殻の形が残り易く、この点に関す
る限り、30〜35メッシュ以上になると何ら問題がない。
粒子径が1000μm以下が好ましく、500μm以下のもの
が特に好ましいが、小径側は特に制限はされない。しか
し、破砕には手間がかかるので、必要以上の破砕は余り
意味がない。
粉砕方法は特に限定されるものではなくて、従来公知
の手段から適宜選択、使用される、通常のミキサータイ
プ(ヘンシェルミキサー、ボールミル等)が利用でき
る。
本発明に係る煎る処理をした籾殻粒子は従来の方法に
よる密閉空間内での高温、乾燥処理に係る籾殻粒子に比
して、より小片に破砕されやすい他、セメントモルタル
への分散性もよくなる特徴を有する。これらの理由につ
いては明らかではないが、繊毛のない言わば裸の籾殻に
したことに基づくものではないかと考えられる。
籾殻の小破砕物のセメントモルタルへの添加量につい
ては目的に応じて種々変化させうるが、容積比でモルタ
ル1に対した2程度までも添加し得る。この比よりも低
い値は所望により決められ、自由に採り得る。
籾殻の小破砕物の添加方法は特に制限されるものでは
なく、セメントと一般骨材と水と共に同時に混練しても
よく、又、通常のモルタルを作成後に適宜、所望量だけ
添加して行ってもよい。
なお、セメントモルタル等に通常添加されることのあ
るすべての種類の液体、例え塗り付けや混合性を改善す
るために添加されるエチレン−酢酸ビニル共重合体やエ
チレン−アルキルアクリレート共重合体等のエマルジョ
ン、凍結防止剤なども同時に、又は個別に添加し得て何
ら悪影響はない。又、メラミン系、リグニン系の通常減
水剤と呼ばれている添加剤も併用できる。
次に実施例を用いて本発明を更に詳しく説明する。
(実施例1) ポルトランドセメント100、砂100、水50の重量比で混
合したモルタル100容量部に、表面温度約120℃の鉄板上
で5〜6分間、煎った籾殻をヘンシェルミキサーで破砕
したものを20容量部添加、混練して塗装材を作成した。
この塗装材を、表面に凹凸の多い璧面に塗装し、凸部
はここで薄く伸ばしたが、いくら薄くしてもその部分の
モルタルのドライアウトはなく、凹凸表面の平滑化が充
分達成され、左官用モルタルセメントとして好適である
ことが分かった。また、押出成形、射出成形性も良好で
あった。
この塗装性は上記モルタル100重量部に石綿3重量部
を加えた場合とほぼ同じであった。又、本発明に係る煎
って後粉砕する処理をしない、単なる乾燥後の粉砕処理
の場合、又、シリンダー中でその出入り口が密閉された
状態で高温、高圧下に固化し、該固化物を粉砕した場合
に比較して滑らかな塗装が可能であった。
(効果) 以上の説明及び実施例からわかるごとく、籾殻を予め
煎り、乾燥し、且つ表面を焦がした後に粉砕した小破砕
物を添加したセメントモルタルは、石綿使用の場合同様
の効果を有し、しかも従来開示されている籾殻使用のセ
メントモルタルの場合に比較して、こてすべり、こてに
よる伸び、仕上がり面精度、塗装後の保水性、金型離れ
性等に優れ、石綿の完全な代替え物となり得ることは勿
論、従来の処理された籾殻小破砕物の使用の場合に比べ
ても、処理が簡単であり、モルタルセメントに添加、使
用した場合の塗装性もよいことがわかった。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】煎った後、小破砕された籾殻を水硬性セメ
    ントモルタルに混合してなる水硬性セメントモルタル配
    合物。
  2. 【請求項2】第1項記載の配合物が主成分として用いら
    れることを特徴とする左官用塗装材。
  3. 【請求項3】第1項記載の配合物が主成分として用いら
    れることを特徴とする押出又は射出成形用材料。
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