JP3000298B2 - ピロロチアゾール誘導体及びこれを含有する肝疾患予防・治療剤 - Google Patents

ピロロチアゾール誘導体及びこれを含有する肝疾患予防・治療剤

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JP3000298B2
JP3000298B2 JP2335728A JP33572890A JP3000298B2 JP 3000298 B2 JP3000298 B2 JP 3000298B2 JP 2335728 A JP2335728 A JP 2335728A JP 33572890 A JP33572890 A JP 33572890A JP 3000298 B2 JP3000298 B2 JP 3000298B2
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  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はピロロ[2,1−b]チアゾール誘導体又はそ
の塩及びこれを含有し、優れた肝細胞変性・壊死抑制作
用及び肝障害改善作用を有する肝疾患予防・治療剤に関
する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕 従来、肝臓疾患の治療としては安静、高蛋白、高カロ
リーの食餌療法、禁酒等の一般療法の他ビタミン類、強
肝剤等の一般薬物療法、プレドニゾロン等の副腎皮質ス
テロイド、グリチルリチン製剤、インターフェロン等の
免疫賦活剤が繁用されてきた。
しかしながら、特に遷延あるいは慢性化した肝障害に
対しては未だ満足すべき治療剤はないのが実状である。
また、臨床上繁用されているグリチルリチン製剤やイン
ターフェロンは注射剤であり、長期投与には不適であ
り、更にこれらの薬物やステロイド剤にあっては重篤な
副作用の問題があった。
従って、経口投与が可能で長期投与ができ、副作用の
少ない肝疾患予防・治療剤が望まれていた。
〔課題を解決するための手段〕
上記実状に鑑み本発明者らは肝疾患予防・治療剤とな
りうる新規物質を得るべく鋭意研究を行なった結果、ピ
ロロ[2,1−b]チアゾール骨格を基本骨格とする化合
物が、前記課題を克服した優れた肝疾患予防・治療剤と
なることを見出し本発明を完成した。
すなわち本発明は次の一般式(I) 〔式中、 は二重結合又は単結合を示す;R1はアルコキシカルボニ
ル基、アルキルカルボニル基、ハロゲン原子が置換して
もよいフェニルカルボニル基又はシクロアルキルカルボ
ニル基を示す;R2は水素原子、低級アルキル基又はフェ
ニル基を示す;R4は水素原子、ハロゲン原子、低級アル
キル基、ホルミル基又はアルキルカルボニル基を、R5
水素原子又は低級アルキル基を、R6及びR7は水素原子又
は低級アルキル基を示すか、あるいはR5とR6が結合して
−(CH2−(mは3〜5の整数を示す)を示す(た
だし、 が二重結合の場合は、R5及びR7は存在しない);R10は水
素原子、低級アルキル基又はフェニル基を示す;R31はハ
ロゲン原子、水酸基、シアノ基、−COR21(R21は水酸
基、アルコキシ基又はニトロ基が置換してもよいフェニ
ルオキシ基を示す)又は (R8及びR9は水素原子、低級アルキル基、シクロアルキ
ル基、ベンジル基を示すか、R8とR9が一緒になって、他
の窒素原子、硫黄原子もしくは酸素原子を1又は2個含
んでもよい複素環を形成する)を示す;nは0〜6の整数
を示す〕 で表わされるピロロ〔2,1−b〕チアゾール誘導体又は
その塩及びこれを有効成分とする肝疾患予防・治療剤を
提供するものである。
上記において、アルコキシカルボニル基としては、例
えばメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プ
ロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、
ブトキシカルボニル基、イソブトキシカルボニル基、se
c−ブトキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル
基、ペンチルオキシカルボニル基、イソペンチルオキシ
カルボニル基、ネオペンチルオキシカルボニル基、ヘキ
シルオキシカルボニル基、オクチルオキシカルボニル
基、デシルオキシカルボニル基、シクロプロポキシカル
ボニル基、シクロブトキシカルボニル基、シクロペンチ
ルオキシカルボニル基、シクロヘキシルオキシカルボニ
ル基、シクロヘプチルオキシカルボニル基及び2−メチ
ルペンテニルオキシカルボニル基等のカルボキシル基と
炭素数が1乃至10個の直鎖状、分枝状、若しくは環状の
アルコールとでエステルが形成された基を挙げることが
できる。
アルキルカルボニル基としては、例えばアセチル基、
プロピオニル基、ブチリル基、ヘキサノイル基及びデカ
ノイル基等が挙げられる。
シクロアルキルカルボニル基としては、例えばシクロ
プロパノイル基、シクロペンタノイル基及びシクロヘキ
サノイル基等が挙げられる。
ハロゲン原子としては、例えばフッ素原子、塩素原
子、臭素原子及びヨウ素原子が挙げられる。
シクロアルキル基としては例えば炭素数が3乃至7個
のものが好適であり具体的にはシクロプロピル基、シク
ロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基及び
シクロヘプチル基等が挙げられる。
R8及びR9が一緒になって形成する複素環としては、ピ
ペリジン、ピペラジン、モルホリン、チアザン等が挙げ
られる。
本発明の化合物は一般式(I)の5位、6位及びR10
が結合する位置に、更には低級アルキル基又は低級アル
ケニル基等に由来する光学異性体又は幾何異性体が存在
するが、本発明化合物はこれらの光学異性体、幾何異性
体及びこれらの混合物も含まれる。
更に、本発明の具体例としては以下の表1〜表4に記
載する化合物を挙げることができる。
本発明の式(I)の化合物は種々の方法により製造す
ることができ、その代表的な製造法を以下に示す。
製造法A (式中、R1,R2,R4,R5,R6,R7およびR10は前記に同じもの
を示しR11は低級アルコキシ基、置換基を1個以上有し
てもよいアリールオキシ基又はアリールチオ基を、Xは
ハロゲン原子を示す) 式(II)の化合物にXCH(R2)COCH(R10)−COR11
表わされる化合物を脱酸剤の存在下又は非存在下に適当
な有機溶媒中、反応させることにより式(I a)の化合
物を製造することができる。
このとき用いるXCH(R2)COCH(R10)−COR11の例と
しては、例えば4−ハロゲノアセト酢酸低級アルキルエ
ステル、4−ハロゲノアセト酢酸・4−ニトロフェニル
エステル、4−ハロゲノアセト酢酸・2,4,6−トリクロ
ロフェニルエステル又は4−ハロゲノアセトチオ酢酸フ
ェニルエステル及びその低級アルキル誘導体等が挙げら
れる。溶媒としては酢酸等の有機酸が好ましい。反応は
通常0℃〜100℃で数時間行なう。
製造法B (式中、R1,R2,R4,R5,R6,R7,R8,R9,R10及びR11は前記と
同じものを示す) 式(I a)の化合物を、トリフルオロ酢酸銀等の銀塩
又はヨウ化第一銅等の銅塩のような金属塩の存在下又は
非存在下に無溶媒又は水、メタノール、エタノール、イ
ソプロピルアルコール等のアルコール系溶媒;ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒又はジクロ
ルメタン、クロロホルム等の溶媒中でアミン類 と反応させることにより式(I b)の化合物を製造する
ことができる。
反応は通常0℃〜80℃で1時間〜1昼夜行なわれる。
好ましくは式(I a)としてR11が4−ニトロフェノキシ
基又はフェニルチオ基である活性エステル類を用い、金
属塩の存在下に室温程度で数時間行なわれる。
製造法C (式中、R1,R4,R5,R6,R7,R8,R9及び は前記と同じものを示す。但し、5位及び6位間が二重
結合の場合は、R4とR5のいずれか一方及びR6とR7のいず
れか一方は存在しない) 式(I c)の化合物を水又は適当な有機溶媒中、酸又
は塩基で異性化することにより式(I d)の化合物を製
造することができる。
具体的には5位及び6位間が単結合の場合は、式(I
c)の化合物を水又は適当な有機溶媒中、塩酸、硫酸、
硝酸、燐酸等の無機酸若しくは酢酸、プロピオン酸等の
有機酸と反応させることにより式(I d)の化合物を製
造することができる。
5位及び6位間が二重結合の場合には式(I c)の化
合物を水又は適当な有機溶媒中、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水
素ナトリウム等の無機塩基若しくはトリエチルアミン、
1,5−ジアザビシクロ[4,3,0]−5−ノナン、1,8−ジ
アザビシクロ[5,4,0]−7−ウンデセン等の有機塩基
と反応させることにより式(I d)の化合物を製造する
ことができる。
用いる有機溶媒としてはメタノール、エタノール、イ
ソプロピルアルコール等のアルコール系溶媒、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン等のエーテル系溶媒;ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等のベンゼン系溶媒又はジクロ
ルメタン、ジクロルエタン、クロロホルム等を挙げるこ
とができる。反応は通常0℃〜50℃で数分〜1時間程度
行なわれる。
製造法D (式中、R1,R2,R4,R6,R8,R9及びR10は前記と同じものを
示す) 式(I e)の化合物を適当な有機溶媒中、脱水素剤と
反応させることにより式(I f)の化合物を製造するこ
とができる。
脱水素剤としてはパラジウム黒、二酸化マンガン、ク
ロラニル又は2,3−ジクロル−5,6−ジシアノパラベンゾ
キノン等を挙げることができる。溶媒としてはジクロル
メタン、ジクロルエタン、クロロホルム、ジオキサン、
テトラヒドロフラン及びそれらの混合溶媒を挙げること
ができる。反応は通常−10℃〜80℃の温度で数時間行な
われる。好ましくはテトラヒドロフランとジクロルメタ
ンの混合溶媒中、2,3−ジクロル−5,6−ジシアノパラベ
ンゾキノンを用い室温で1時間程度行なわれる。
製造法E (式中、R1,R2,R4,R6,R10およびR11は前記と同じものを
示す) 式(I g)の化合物を水又は含水アルコール中、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム等のアルカリで加水分解することにより式(I
h)の化合物を製造することができる。反応は室温〜80
℃で数時間行なわれる。
製造法F (式中、R1,R2,R4,R6,R8,R9およびR10は前記と同じもの
を示す) 式(I h)の化合物をテトラヒドロフラン等の有機溶
媒中、トリエチルアミン等の塩基の存在下、アルキル炭
酸、ピバリン酸などの誘導体と反応させ混合酸無水物と
したのち と反応させることにより式(I f)の化合物を製造する
ことができる。
反応は通常室温程度で1〜24時間行なわれる。
又は、式(I h)の化合物をテトラヒドロフラン、ジ
クロルメタン等の有機溶媒中4−N,N−ジメチルアミノ
リジン、1−ヒドロキシベンズトリアゾールおよびカル
ボジイミド例えばN,N′−ジシクロヘキシルカルボジイ
ミド、N,N′−ジイソプロピルカルボジイミド等の存在
下もしくは1,1′−カルボジイミダゾールの存在下 と反応させることによっても式(I f)の化合物を製造
することができる。
製造法G (式中、R1,R2,R6,R10,R21及び は前記と同じものを示し、Xはハロゲン原子、ホルミル
基又アシル基を示す) 式(I i)の化合物を四塩化炭素、クロロホルム、ジ
クロルメタン又はそれらの混合溶媒中、N−ブロモスク
シンイミド、N−クロロスクシンイミド等のハロゲン化
剤と反応させることにより式(I j)の化合物を製造す
ることができる。反応は通常室温程度で0.5時間〜数時
間行なわれる。
又は、式(I i)の化合物をジクロルメタン、クロロ
ホルム等の溶媒中、オキシ塩化燐及びジメチルホルムア
ミドとで調整した、Vilsmeier試薬と反応させることに
より式(I j)の化合物を製造することができる。反応
は通常ジクロルメタンの還流下に1〜数時間行なわれ
る。
更に式(I i)の化合物をジクロルメタン、クロロホ
ルム等の溶媒中、塩化第二錫等の存在下に酸無水物例え
ば無水酢酸、無水プロピオン酸を反応させることにより
式(I j)の化合物を製造することができる。
反応は通常、0℃〜室温程度で0.5時間〜数時間行わ
れる。
製造法H (式中、R2,R4,R5,R6,R7,R10,R21は前記に同じものを示
し、R13は、低級アルコキシ基を、R14は低級アルキル基
及び置換基を有してもよいアリール基を示す) 式(I k)の化合物をジクロルメタン等の溶媒中、塩
化アルミニウムの存在下アルキル酸ハライド又はアリー
ル酸ハライドと反応させることにより式(I )の化合
物を製造することができる。反応は通常、室温程度で1
〜数時間行われる。
製造法I (第1工程) (式中、R1,R2,R4,R6,R10及びR11は前記と同じものを示
す) 式(I g)の化合物をテトラヒドロフラン等の有機溶
媒中、水素化リチウムアルミニウム等の還元剤と反応さ
せることにより式(III)の化合物を製造することがで
きる。反応は通常、室温程度で0.5時間〜数時間行なわ
れる。
(第2工程) (式中、R1,R2,R4,R6,R10は前記と同じものを示し、X
はハロゲン原子を示す) 式(III)の化合物をエーテル等の有機溶媒中、三臭
化燐と反応させるか又は、四塩化炭素等の溶媒中、トリ
フェニルホスフィンを反応させることにより化合物(I
V)の化合物を製造することができる。反応は0℃〜還
流下に数時間行なわれる。
(第3工程) (式中、R1,R2,R4,R6,R10及びXは前記と同じものを示
す) 式(IV)の化合物をジメチルスルホキシンド等の有機
溶媒中、シアン化ナトリウム又はシアン化カリウムと反
応させることにより式(V)の化合物を製造することが
できる。反応は通常、50℃〜120℃で数時間行なわれ
る。
(第4工程) (式中、R1,R2,R4,R6,R10は前記と同じものを示し、R12
は低級アルコキシ基を示す) 式(V)の化合物を低級アルコール中、塩酸と反応さ
せることにより式(VI)の化合物を製造することができ
る。反応は通常室温程度で数時間程度行なわれる。
(第5工程) (式中、R1,R2,R4,R6,R8,R9,R10,R12は前記と同じもの
を示す) 式(VI)の化合物を無溶媒、又は、水、メタノール、
エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール系
溶媒、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル系
溶媒中で と反応させることにより式(I m)の化合物を製造する
ことができる。反応は室温〜80℃で数時間〜1昼夜行な
われる。
本発明化合物(I)の投与方法としては、経口、非経
口の両者を挙げることができるが、一般には経口投与が
望ましい。
又は、本発明化合物の投与量は患者の症状、年齢、体
重等により適宜増減してもよく、一般的には経口投与の
場合成人1人当り1mg〜300mg/日、好ましくは10〜200mg
/日が適当である。
投与剤型としては錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤等
が挙げられこれらは通常の賦形剤、滑沢剤、結合剤等の
添加剤と共に公知の製剤技術により製造することができ
る。
〔発明の効果〕
本発明の化合物はD−ガラクトサミンで誘発された実
験的肝障害(肝炎)モデルにおいて優れた肝障害改善作
用を示した。更に本発明化合物は抗肝細胞膜モノクロー
ナル抗体の静脈内投与によるラット補体依存性肝障害モ
デル(医学のあゆみ146巻、3.p179〜180(1988))にお
いても優れた肝障害改善作用を示した。
従って本発明化合物は肝疾患、例えば肝実質細胞の壊
死を伴う肝障害、慢性肝炎、肝硬変等の肝疾患の予防及
び治療剤として優れたものである。
〔実施例〕
以下、本発明を更に実施例、試験例により説明するが
本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1 エチル(7−イソプロポキシカルボニル−6−メチル
−5,6−ジヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イ
ル)アセテート イソプロピル 4−メチル−2−チオキソピロリジン
−3−カルボキシレート2.0gを酢酸30mlに溶解し4−ブ
ロモアセト酢酸エチルエステル4.2gを加え、20℃で1時
間撹拌する。酢酸を減圧下に留去したのち水50mlおよび
クロロホルムを加え、水層を分取する。水層を炭酸水素
ナトリウムでアルカリ性とし、クロロホルムで抽出す
る。クロロホルム層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄
したのち無水硫酸ナトリウムで乾燥する。クロロホルム
を留去して標記化合物1.5gを得た。
油状物 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.26(6H,d),1.28(3H,t),1.30(3H,d),3.37(2H,
s),3.3〜3.8(2H,m),3.9〜4.2(1H,m),4.19(2H,
q),5.06(1H,m),5.86(1H,s). 実施例1と同様にして実施例2〜4の化合物を製造し
た。
実施例2 エチル2−(7−イソプロポキシカルボニル−6−メ
チル−5,6−ジヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール−3
−イル)プロピオネート 油状物 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.25(6H,d),1.28(3H,t),1.29(3H,d),1.47(3H,
d),3.3〜4.2(4H,m),4.18(2H,q),5.05(1H,sept),
5.83(1H,s). 実施例3 エチル(7−イソプロポキシカルボニル−2,6−ジメ
チル−5,6−ジヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール−3
−イル)アセテート 油状物 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.26(6H,d),1.27(3H,t),1.28(3H,d),2.09(3H,
s),3.33(2H,s),3.4〜3.8(2H,m),3.9〜4.1(1H,
m),4.18(2H,q),5.06(1H,sept). 実施例4 メチル(7−イソプロポキシカルボニル−6−メチル
−2−フェニル−5,6−ジヒドロピロロ[2,1−b]チア
ゾール−3−イル)アセテート 油状物 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.27(1H,d),1.33(3H,d),3.47(2H,s),3.4〜3.8
(2H,m),3.77(3H,s),4.0〜4.3(1H,m),5.08(1H,se
pt),7.35(5H,s). 参考例1 エチル(7−イソプロポキシカルボニル−6−メチル
−2,3,5,6−テトラヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール
−3−イリデン)アセテート イソプロピル 4−メチル−2−チオキソピロリジン
−3−カルボキシレート4.9gをエタノール50mlに溶解
し、無水酢酸ナトリウム3.0gおよび4−ブロモアセト酢
酸エチルエステル7.7gを加え室温で3.5時間撹拌する。
析出する結晶を濾取し、水で洗浄し乾燥する。クロロホ
ルムおよびエタノールの混合溶媒で再結晶し標記化合物
3.3gを得た。
融点 103〜104℃ 元素分析値(C15H21NO4Sとして) 計算値(%):C57.86 H6.80 N4.50 実測値(%):C57.92 H6.61 N4.36 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.1〜1.4(12H,m),3.1〜4.0(3H,m),1.19(2H,q),
4.76(2H,d),4.84(1H,t),5.07(1H,m). 参考例1と同様にして参考例2〜6の化合物を製造し
た。
参考例2 エチル(6−エチル−7−イソプロポキシカルボニル
−2,3,5,6−テトラヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール
−3−イリデン)アセテート 融点 97〜98℃ 元素分析値(C16H23NO4Sとして) 計算値(%):C59.05 H7.12 N4.30 実測値(%):C59.03 H7.10 N4.24 NMRスペクトルδ(CDCl3): 0.88(3H,t),1.27(3H,t),1.27(6H,d),1.3〜2.1
(2H,m),3.0〜3.9(3H,m),4.14(2H,q),4.75(2H,
d),4.87(1H,t),5.01(1H,sept). 参考例3 エチル(7−イソプロポキシカルボニル−5,5,6−ト
リメチル−2,3,5,6−テトラヒドロピロロ[2,1−b]チ
アゾール−3−イリデン)アセテート 融点 98〜100℃ 元素分析値(C17H26NO4Sとして) 計算値(%):C59.97 H7.70 N4.11 実測値(%):C60.22 H7.62 N4.08 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.20(3H,d),1.28(6H,d),1.27(3H,t),1.44(3H,
s),1.48(3H,s),3.19(1H,q),4.13(2H,q),4.74(2
H,d),5.07(1H,sept),5.26(1H,t). 参考例4 エチル(7−エトキシカルボニル−5,5,6−トリメチ
ル−2,3,5,6−テトラヒドロピロロ[2,1−b]チアゾー
ル−3−イリデン)アセテート 融点 112〜114℃ 元素分析値(C16H24NO4Sとして) 計算値(%):C58.87 H7.41 N4.29 実測値(%):C59.15 H7.17 N4.39 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.20(3H,d),1.27(3H,t),1.30(3H,t),1.45(3H,
s),1.48(3H,s),3.16(1H,q),4.13(2H,q),4.21(2
H,q),4.75(2H,d),5.27(1H,t). 参考例5 エチル(7−イソプロポキシカルボニル−2,3,5,6−
テトラヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イリ
デン)フェニルアセテート 融点 175〜176℃ 元素分析値(C20H23NO4Sとして) 計算値(%):C64.32 H6.21 N3.75 実測値(%):C64.13 H6.33 N3.86 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.12(3H,t),1.26(6H,d),2.86(4H,m),4.08(2H,
q),4.98(2H,s),5.04(1H,m),7.28(5H,m). 参考例6 (±)エチル(9−エトキシカルボニル−2,3,4aα,
5,6,7,8,8aβ−オクタヒドロチアゾロ[3,2−a]イン
ドール−3−イリデン)アセテート 融点 115〜116℃ 元素分析値(C17H23NO4Sとして) 計算値(%):C60.51 H6.87 N4.15 実測値(%):C60.37 H6.77 N4.03 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.28(3H,t),1.30(3H,t),1.4〜3.5(10H,m),4.14
(2H,q),4.21(2H,q),4.74(2H,dd),5.30(1H,d). 参考例7 S−フェニル(7−イソプロポキシカルボニル−2,3
−5,6−テトラヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール−3
−イリデン)チオアセテート イソプロピル 2−チオキソピロリジン−3−カルボ
キシレート1.0g、4−ブロムアセト酢酸チオフェニルエ
ステル2.9gおよび酢酸ナトリウム1.1gをベンゼン30mlに
加え、3時間加熱還流する。反応液に水およびベンゼン
を加え撹拌する。ベンゼン層を飽和塩化ナトリウム水溶
液で洗浄したのち無水硫酸ナトリウムで乾燥する。溶媒
を留去して得られる残留物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーで精製し標記化合物0.83gを得た。
融点 216〜220℃ 元素分析値(C18H19NO3S2として) 計算値(%):C59.81 H5.30 N3.88 実測値(%):C60.00 H5.44 N3.97 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.28(6H,d),3.20(2H,t),3.72(2H,t),4.78(2H,
s),5.06(1H,sept),5.30(1H,s),7.44(5H,s). 参考例7と同様にして参考例8〜9の化合物を製造し
た。
参考例8 S−フェニル(7−イソプロポキシカルボニル−6−
メチル−2,3,5,6−テトラヒドロピロロ[2,1−b]チア
ゾール−3−イリデン)チオアセテート 融点 153〜154℃ 元素分析値(C19H21NO3S2として) 計算値(%):C60.77 H5.64 N3.73 実測値(%):C60.67 H5.70 N3.71 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.29(6H,d),1.35(3H,d),3.2〜4.0(3H,m),4.74
(2H,d),5.08(1H,sept),5.32(1H,t),7.44(5H,
s). 参考例9 4−ニトロフェニル(7−イソプロポキシカルボニル
−6−メチル−2,3,5,6−テトラヒドロピロロ[2,1−
b]チアゾール−3−イリデン)アセテート 融点 182〜183℃ 元素分析値(C19H20N2O6Sとして) 計算値(%):C56.43 H4.98 N6.93 実測値(%):C56.41 H4.96 N6.85 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.30(6H,d),1.38(3H,d),3.2〜3.4(1H,m),3.5〜
4.1(2H,m),4.81(2H,s),5.05(1H,s),5.10(1H,sep
t),7.30(2H,d),8.28(2H,d). 実施例5 N−メチル−(7−イソプロポキシカルボニル−6−
メチル−5,6−ジヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール−
3−イル)アセトアミド エチル(7−イソプロポキシカルボニル−6−メチル
−5,6−ジヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イ
ル)アセテート3.3gを40%モノメチルアミン水溶液60ml
に加え、20℃で24時間撹拌する。析出する結晶を濾取
し、水で洗浄したのち乾燥する。粗結晶をエタノールで
再結晶し標記化合物2.2gを得た。
融点 203〜205℃ 元素分析値(C14H20N2O3Sとして) 計算値(%):C56.71 H6.80 N9.49 実測値(%):C57.03 H6.95 N9.65 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.23(6H,d),1.27(3H,d),2.71(3H,d),3.30(2H,
s),3.4〜3.8(2H,m),4.17(1H,m),4.96(1H,m),5.9
2(1H,s). 実施例5の化合物と同様にして実施例6〜14の化合物
を製造した。
実施例6 N−メチル−(7−イソプロポキシカルボニル−2,6
−ジメチル−5,6−ジヒドロピロロ[2,1−b]チアゾー
ル−3−イル)アセトアミド 油状物 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.26(9H,d),2.11(3H,s),2.82(3H,d),3.74(2H,
s),3.4〜3.8(2H,m),3.9〜4.3(1H,m),5.04(1H,sep
t). 実施例7 N−メチル−(7−イソプロポキシカルボニル−6−
メチル−2−フェニル−5,6−ジヒドロピロロ[2,1−
b]チアゾール−3−イル)アセトアミド 油状物 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.27(6H,d),1.31(3H,d),2.84(3H,d),3.41(2H,
s),3.4〜3.8(2H,m),4.0〜4.3(1H,m),5.06(1H,sep
t),7.3〜7.5(5H,m). 実施例8 N−エチル−(7−イソプロポキシカルボニル−6−
メチルピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イル)アセ
トアミド 融点 145〜147℃ 元素分析値(C15H20N2O3Sとして) 計算値(%):C58.42 H6.54 N9.08 実測値(%):C58.35 H6.57 N8.98 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.09(3H,t),1.36(6H,d),2.39(3H,s),3.27(2H,
dq),3.64(2H,s),5.20(1H,sept),6.65(1H,s),6.9
0(1H,s). 実施例9 N−メチル−2−(7−イソプロポキシカルボニル−
6−メチルピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イル)
プロピオンアミド 融点 192〜194℃ 元素分析値(C15H20N2O3Sとして) 計算値(%):C58.42 H6.54 N9.08 実測値(%):C58.20 H6.54 N9.03 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.36(6H,d),1.63(3H,d),2.39(3H,s),3.52(3H,
d),3.73(1H,q),5.20(1H,sept),5.4〜5.7(1H,br
s),6.65(1H,s). 実施例10 N−メチル−(7−シアノピロロ[2,1−b]チアゾ
ール−3−イル)アセトアミド 融点 203〜204℃ 元素分析値(C10H9N3OSとして) 計算値(%):C54.78 H4.14 N19.17 実測値(%):C54.55 H4.16 N18.96 NMRスペクトルδ(CDCl3): 2.65(3H,d),3.72(2H,s),6.83(1H,s),7.07(1H,
s).7.34(1H,s). 実施例11 N−メチル−(7−イソプロポキシカルボニル−5,5,
6−トリメチル−5,6−ジヒドロピロロ[2,1−b]チア
ゾール−3−イル)アセトアミド 融点 172〜176℃ 元素分析値(C16H24N2O3Sとして) 計算値(%):C59.23 H7.46 N8.63 実測値(%):C59.33 H7.27 N8.42 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.1〜1.5(15H,m),2.82(3H,d),3.11(1H,q),3.43
(2H,s),5.08(1H,sept),5.87(1H,s). 実施例12 N−メチル−(7−エトキシカルボニル−5,5,6−ト
リメチル−5,6−ジヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール
−3−イル)アセトアミド 融点 184〜186℃ 元素分析値(C15H23N2O3Sとして) 計算値(%):C57.85 H7.44 N9.00 実測値(%):C58.18 H6.91 N9.01 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.18(3H,d),1.29(3H,t),1.36(3H,s),1.40(3H,
s),2.82(3H,d),3.11(1H,q),3.43(2H,s),4.18(2
H,q),5.88(1H,s). 実施例13 N−メチル−2−(7−イソプロポキシカルボニル−
5,6−ジヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イ
ル)フェニルアセトアミド 融点 179〜181℃ 元素分析値(C19H22N2O3Sとして) 計算値(%):C63.66 H6.19 N7.82 実測値(%):C63.54 H6.30 N7.95 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.27(6H,d),2.85(3H,d),3.05(2H,br t),3.50
(1H,br t),3.77(1H,br t),4.53(1H,s),5.05(1H,
m),5.85(1H,s),7.36(5H,br s). 実施例14 (±)N−メチル−(9−エトキシカルボニル−4a
α,5,6,7,8,8aβ−ヘキサヒドロチアゾロ[3,2−a]イ
ンドール−3−イル)アセトアミド 融点 172〜174℃ 元素分析値(C16H22N2O3Sとして) 計算値(%):C59.60 H6.88 N8.69 実測値(%):C59.54 H6.95 N8.55 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.31(3H,t),2.85(3H,d),3.41(2H,s),1.4〜3.5
(10H,m),4.18(2H,q),5.92(1H,s). 参考例10 N−メチル−(7−エトキシカルボニル−6−メチル
−2,3,5,6−テトラヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール
−3−イリデン)アセトアミド エチル(7−エトキシカルボニル−6−メチル−2,3,
5,6−テトラヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール−3−
イリデン)アセテート2.0gを40%モノメチルアミン水溶
液40mlに加え、室温で2日間撹拌する。析出する結晶を
濾取し水で洗浄し乾燥する。エタノールで再結晶し標記
化合物1.2gを得た。
融点 186〜188℃ 元素分析値(C13H18N2O3Sとして) 計算値(%):C55.30 H6.43 N9.92 実測値(%):C55.36 H6.46 N9.94 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.29(3H,t),1.32(3H,d),2.84(3H,d),3.96〜4.1
1(3H,m),4.19(2H,q),4.73(1H,br s),4.86(2H,br
s). 参考例10と同様にして参考例11〜14の化合物を製造し
た。
参考例11 (7−イソプロポキシカルボニル−6−メチル−2,3,
5,6−テトラヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール−3−
イリデン)アセトアミド 融点 204〜207℃ 元素分析値(C13H18N2O3Sとして) 計算値(%):C55.30 H6.43 N9.92 実測値(%):C55.35 H6.52 N9.95 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.28(6H,d),1.32(3H,d),3.0〜3.3(1H,m),3.4〜
3.9(2H,m),4.82(2H,s),4.90(1H,s),5.02(1H,
m). 参考例12 N−メチル−(7−シクロヘキシルオキシカルボニル
−6−メチル−2,3,5,6−テトラヒドロピロロ[2,1−
b]チアゾール−3−イリデン)アセトアミド 融点 178〜180℃ 元素分析値(C17H24N2O3Sとして) 計算値(%):C60.69 H7.19 N8.33 実測値(%):C60.62 H7.19 N8.22 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.1〜2.1(13H,m),2.85(3H,d),2.1〜2.3(1H,m),
2.4〜3.0(2H,m),4.75(1H,s),4.87(2H,s),4.8〜5.
0(1H,m). 参考例13 N−メチル−(6−エチル−7−イソプロポキシカル
ボニル−2,3,5,6−テトラヒドロピロロ[2,1−b]チア
ゾール−3−イリデン)アセトアミド 融点 196〜198℃ 元素分析値(C15H22N2O3Sとして) 計算値(%):C58.04 H7.14 N9.03 実測値(%):C58.09 H7.14 N8.95 NMRスペクトルδ(CDCl3): 0.88(3H,t),1.27(6H,d),1.4〜2.0(2H,m),2.83
(3H,d),3.1〜3.8(3H,m),4.76(1H,br s),4.84(2
H,br s)、5.05(1H,sept). 参考例14 N−メチル−(5−エチル−7−イソプロポキシカル
ボニル−2,3,5,6−テトラヒドロピロロ[2,1−b]チア
ゾール−3−イリデン)アセトアミド 融点 169〜172℃ NMRスペクトルδ(CDCl3): 0.91(3H,t),1.27(6H,d),1.5〜2.0(2H,m),2.80
(1H,dd),2.83(3H,d),3.33(1H,dd),3.8〜4.2(1H,
m),4.86(3H,s),5.04(1H,sept). 参考例15 (7−イソプロポキシカルボニル−6−メチル−2,3,
5,6−テトラヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール−3−
イリデン)アセチルピペリジン S−フェニル(7−イソプロポキシカルボニル−6−
メチル−2,3,5,6−テトラヒドロピロロ[2,1−b]チア
ゾール−3−イリデン)チオアセテート1.5gをテトラヒ
ドロフラン25mlに溶解し、ピペリジン1.7gおよびトリフ
ルオロ酢酸銀0.88gを加え室温で2時間撹拌する。不溶
物を濾去したのち溶媒を留去して得られる残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーで精製する。エタノー
ルで再結晶して標記化合物0.57gを得た。
融点 155〜158℃ 元素分析値(C18H26N2O3Sとして) 計算値(%):C61.69 H7.48 N7.99 実測値(%):C61.56 H7.44 N7.80 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.27(6H,d),1.33(3H,d),2.5〜2.8(6H,m),3.2〜
3.8(7H,m),4.85(2H,d),5.06(1H,sept),5.13(1H,
t). 参考例15と同様にして参考例16〜27の化合物を製造し
た。
参考例16 N−n−プロピル−(7−イソプロポキシカルボニル
−2,3,5,6−テトラヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール
−3−イリデン)アセトアミド 融点 152〜154℃ 元素分析値(C15H22N2O3Sとして) 計算値(%):C58.04 H7.14 N90.3 実測値(%):C57.82 H7.06 N9.02 NMRスペクトルδ(CDCl3): 0.95(3H,t),1.29(6H,d),1.50(2H,m),3.1〜3.4
(4H,m),3.64(2H,t),4.73(1H,s),4.90(2H,s),5.
07(1H,sept). 参考例17 N−イソプロピル−(7−イソプロポキシカルボニル
−2,3,5,6−テトラヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール
−3−イリデン)アセトアミド 融点 131〜133℃ 元素分析値(C15H22N2O3S・H2Oとして) 計算値(%):C54.85 H7.37 N8.53 実測値(%):C54.82 H7.81 N8.53 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.17(6H,d),1.27(6H,d),3.16(2H,t),3.62(2H,
t),4.06(1H,m),4.69(1H,s),4.88(2H,s),5.06(1
H,sept). 参考例18 N−n−ブチル−(7−イソプロポキシカルボニル−
2,3,5,6−テトラヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール−
3−イリデン)アセトアミド 融点 143〜144℃ 元素分析値(C16H24N2O3S・0.2H2Oとして) 計算値(%):C58.58 H7.50 N8.54 実測値(%):C58.40 H7.39 N8.75 NMRスペクトルδ(CDCl3): 0.94(3H,t),1.27(6H,d),1.42(4H,m),3.0〜3.4
(4H,m),3.63(2H,t),4.72(1H,t),4.90(2H,d),5.
06(1H,sept). 参考例19 N−イソブチル−(7−イソプロポキシカルボニル−
2,3,5,6−テトラヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール−
3−イリデン)アセトアミド 融点 145〜147℃ 元素分析値(C16H24N2O3S・0.5H2Oとして) 計算値(%):C57.63 H7.56 N8.40 実測値(%):C57.72 H7.59 N8.51 NMRスペクトルδ(CDCl3): 0.94(6H,d),1.30(6H,d),1.80(1H,m),3.0〜3.3
(4H,m),3.68(2H,t),4.79(1H,t)4.94(2H,d),5.1
2(1H,m). 参考例20 N−イソプロピル−(7−イソプロポキシカルボニル
−6−メチル−2,3,5,6−テトラヒドロピロロ[2,1−
b]チアゾール−3−イリデン)アセトアミド 融点 161〜163℃ 元素分析値(C16H24N2O3Sとして) 計算値(%):C59.23 H7.46 N8.63 実測値(%):C59.15 H7.51 N8.46 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.16(6H,d),1.27(6H,d),1.31(3H,d),3.1〜3.3
(1H,m),3.4〜3.9(2H,m),4.12(1H,d,sept),4.70
(1H,s),4.84(2H,s),5.12(1H,sept). 参考例21 N−イソブチル−(7−イソプロポキシカルボニル−
6−メチル−2,3,5,6−テトラヒドロピロロ[2,1−b]
チアゾール−3−イリデン)アセトアミド 融点 134〜135℃ 元素分析値(C17H26N2O3S・H2Oとして) 計算値(%):C57.28 H7.92 N7.86 実測値(%):C57.16 H7.87 N7.75 NMRスペクトルδ(CDCl3): 0.92(6H,d),1.27(6H,d),1.32(3H,d),1.6〜2.0
(1H,m),3.10(2H,t),3.3〜3.9(3H,m),4.73(1H,
t),4.84(2H,d),5.06(1H,sept). 参考例22 N−シクロプロピル−(7−イソプロポキシカルボニ
ル−6−メチル−2,3,5,6−テトラヒドロピロロ[2,1−
b]チアゾール−3−イリデン)アセトアミド 油状物 NMRスペクトルδ(CDCl3): 0.3〜0.9(4H,m),1.28(9H,d),2.5〜2.9(1H,m),
3.0〜3.4(1H,m),3.4〜3.8(2H,m),4.83(3H,s),5.0
0(1H,sept). 参考例23 N−シクロヘキシル−(7−イソプロポキシカルボニ
ル−6−メチル−2,3,5,6−テトラヒドロピロロ[2,1−
b]チアゾール−3−イリデン)アセトアミド 融点 166〜168℃ 元素分析値(C19H28N2O3Sとして) 計算値(%):C62.61 H7.74 N7.69 実測値(%):C62.55 H7.72 N7.69 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.27(6H,d),1.31(3H,d),1.5〜2.1(10H,m),3.1
〜4.0(4H,m),4.70(1H,s),4.84(2H,d),5.06(1H,s
ept). 参考例24 N−ベンジル−N−メチル−(7−イソプロポキシカ
ルボニル−6−メチル−2,3,5,6−テトラヒドロピロロ
[2,1−b]チアゾール−3−イリデン)アセトアミド 融点 126〜128℃ 元素分析値(C21H26N2O3Sとして) 計算値(%):C65.26 H6.78 N7.25 実測値(%):C65.22 H6.78 N7.19 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.25(9H,d),2.98(3H,s),3.0〜3.9(3H,m),4.60
(2H,s),4.90(2H,d),5.10(1H,sept),5.10(1H,
s),7.1〜7.6(5H,m). 参考例25 (7−イソプロポキシカルボニル−6−メチル−2,3,
5,6−テトラヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール−3−
イリデン)アセチルモルホリン 融点 138〜140℃ 元素分析値(C17H24N2O4Sとして) 計算値(%):C57.93 H6.86 N7.95 実測値(%):C57.76 H6.90 N7.80 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.27(6H,d),1.33(3H,d),3.1〜3.4(1H,m),3.4〜
3.9(10H,m),4.85(2H,d),5.05(1H,t),5.13(1H,se
pt). 参考例26 N−メチル−(7−n−オクチルオキシカルボニル−
6−メチル−2,3,5,6−テトラヒドロピロロ[2,1−b]
チアゾール−3−イリデン)アセトアミド 融点 144〜145℃ 元素分析値(C19H30N2O3Sとして) 計算値(%):C62.26 H8.25 N7.64 実測値(%):C62.23 H8.24 N7.61 NMRスペクトルδ(CDCl3): 0.7〜1.9(18H,m),1.86(3H,d),3.0〜3.3(1H,m),
3.3〜3.9(2H,m),4.16(2H,t),4.7〜5.0(3H,m). 参考例27 N,N−ジメチル−(7−イソプロポキシカルボニル−
6−メチル−2,3,5,6−テトラヒドロピロロ[2,1−b]
チアゾール−3−イリデン)アセトアミド 融点 126〜128℃ 元素分析値(C15H22N2O3Sとして) 計算値(%):C58.04 H7.14 N9.02 実測値(%):C58.28 H7.15 N9.08 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.24(6H,d),1.33(3H,d),3.02(6H,s),3.1〜3.3
(1H,m),3.5〜3.9(2H,m),4.85(2H,d),5.08(1H,se
pt),5.10(1H,t). 実施例15 N−メチル−(7−イソプロポキシカルボニル−5−
メチル−5,6−ジヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール−
3−イル)アセトアミド N−メチル−(7−イソプロポキシカルボニル−5−
メチル−2,3,5,6−テトラヒドロピロロ[2,1−b]チア
ゾール−3−イリデン)アセトアミド1.3gをエタノール
10mlに加え室温撹拌下に1規定塩酸10mlを加える。2時
間後、炭酸水素ナトリウム水溶液を加え中和しクロロホ
ルムで抽出する。クロロホルム層を飽和塩化ナトリウム
水溶液で洗浄したのち無水硫酸ナトリウムで乾燥する。
溶媒を留去して得られる残留物にエーテルを加えて結晶
化し標記化合物1.0gを得た。
融点 107〜109℃ 元素分析値(C14H20N2O3Sとして) 計算値(%):C56.74 H6.80 N9.45 実測値(%):C56.52 H6.80 N9.59 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.25(6H,d),1.36(3H,d),2.73(1H,dd),2.83(3
H,d),3.35(2H,s),4.11(1H,dd),3.3〜3.7(1H,m),
5.04(1H,sept),5.84(1H,s). 実施例42と同様にして実施例43〜55の化合物を製造し
た。
実施例16 N−n−プロピル−(7−イソプロポキシカルボニル
−5,6−ジヒドロピロロ[2,1,b]チアゾール−3−イ
ル)アセトアミド) 融点 100〜102℃ 元素分析値(C15H22N2O3Sとして) 計算値(%):C58.04 H7.14 N9.03 実測値(%):C57.79 H7.28 N8.95 NMRスペクトルδ(CDCl3): 0.94(3H,t),1.29(6H,d),1.52(2H,m),3.1〜3.4
(6H,m),4.04(2H,t),5.11(1H,m),5.91(1H,br
s). 実施例17 N−イソプロピル−(7−イソプロポキシカルボニル
−5,6−ジヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イ
ル)アセトアミド 融点 105〜107℃ 元素分析値(C15H22N2O3S・0.2H2Oとして) 計算値(%):C57.37 H7.19 N8.92 実測値(%):C57.33 H7.06 N9.00 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.16(6H,d),1.27(6H,d),3.18(2H,t),3.27(2H,
s),3.99(2H,t),4.10(1H,m),5.06(1H,sept),5.83
(1H,s). 実施例18 N−n−ブチル−(7−イソプロポキシカルボニル−
5,6−ジヒドロピロロ[21−b]チアゾール−3−イ
ル)アセトアミド 融点 112〜113℃ 元素分析値(C16H24N2O3Sとして) 計算値(%):C59.23 H7.46 N8.64 実測値(%):C59.04 H7.49 N8.71 NMRスペクトルδ(CDCl3): 0.94(3H,t),1.28(6H,d),1.42(4H,m),3.1〜3.4
(4H,m),3.30(2H,s),4.00(2H,t),5.06(1H,m),5.
84(1H,s). 実施例19 N−イソブチル−(7−イソプロポキシカルボニル−
5,6−ジヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イ
ル)アセトアミド 融点 114〜115℃ 元素分析値(C16H24N2O3Sとして) 計算値(%):C59.23 H7.46 N8.64 実測値(%):C59.24 H7.49 N8.65 NMRスペクトルδ(CDCl3): 0.90(6H,d),1.27(6H,d),1.78(1H,m),3.0〜3.3
(4H,m),3.30(2H,s),4.00(2H,t),5.05(1H,m),5.
48(1H,s). 実施例20 N−シクロプロピル−(7−イソプロポキシカルボニ
ル−6−メチル−5,6−ジヒドロピロロ[2,1−b]チア
ゾール−3−イル)アセトアミド 油状物 NMRスペクトルδ(CDCl3): 0.4〜0.9(4H,m),1.25(9H,d),2.4〜2.8(1H,m),
3.29(2H,s),3.4〜3.7(2H,m),4.15(1H,t),4.99(1
H,sept),5.87(1H,s). 実施例21 (7−イソプロポキシカルボニル−6−メチル−5,6
−ジヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イル)
アセチルピペリジン 油状物 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.25(6H,d),1.29(3H,d),1.4〜1.8(6H,m),3.2〜
3.9(6H,m),3.44(2H,s),4.13(1H,t),5.05(1H,sep
t),5.76(1H,s). 実施例22 N−シクロヘキシル−(7−イソプロポキシカルボニ
ル−6−メチル−5,6−ジヒドロピロロ[2,1−b]チア
ゾール−3−イル)アセトアミド 融点 117〜119℃ 元素分析値(C19H28N2O3Sとして) 計算値(%):C62.61 H7.74 N7.69 実測値(%):C62.46 H7.78 N7.57 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.27(9H,d),1.5〜2.1(10H,m),3.28(2H,s),3.4
〜4.3(4H,m),5.06(1H,sept),5.85(1H,s). 実施例23 N−メチル−N−ベンジル−(7−イソプロポキシカ
ルボニル−6−メチル−5,6−ジヒドロピロロ[2,1−
b]チアゾール−3−イル)アセトアミド 油状物 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.25(9H,d),2.97(3H,s),3.4〜4.2(5H,m),4.58
(2H,s),5.07(1H,sept),5.6〜5.9(1H,br s),7.1〜
7.5(5H,m). 実施例24 (7−イソプロポキシカルボニル−6−メチル−5,6
−ジヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イル)
アセチルモルホリン 融点 129〜130℃ 元素分析値(C17H24N2O4Sとして) 計算値(%):C57.93 H6.86 N7.95 実測値(%):C57.70 H6.81 N7.82 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.26(6H,d),1.29(3H,d),3.2〜3.8(12H,m),3.9
〜4.3(1H,m),5.05(1H,sept),5.76(1H,s). 実施例25 N−イソプロピル−(7−イソプロポキシカルボニル
−6−メチル−5,6−ジヒドロピロロ[2,1−b]チアゾ
ール−3−イル)アセトアミド 融点 124〜125℃ 元素分析値(C16H24N2O3Sとして) 計算値(%):C59.23 H7.46 N8.63 実測値(%):C59.13 H7.34 N8.38 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.15(6H,d),1.26(9H,d),3.26(2H,d),3.4〜3.8
(2H,m),3.9〜4.3(2H,m),5.05(1H,sept),5.85(1
H,s). 実施例26 N−イソブチル−(7−イソプロポキシカルボニル−
6−メチル−5,6−ジヒドロピロロ[2,1−b]チアゾー
ル3−イル)アセトアミド 融点 126〜127℃ 元素分析値(C17H26N2O3Sとして) 計算値(%):C60.33 H7.74 N8.26 実測値(%):C60.43 H7.61 N8.30 NMRスペクトルδ(CDCl3): 0.90(6H,d),1.26(6H,d),1.27(3H,d),1.6〜2.1
(1H,m),3.08(2H,t),3.31(2H,s),3.4〜3.9(1H,
m),3.9〜4.3(2H,m),5.05(1H,sept),5.85(1H,
s). 実施例27 N−メチル−(7−オクチルオキシカルボニル−6−
メチル−5,6−ジヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール−
3−イル)アセトアミド 融点 104〜108℃ 元素分析値(C19H30N2O3Sとして) 計算値(%):C62.26 H8.25 N7.64 実測値(%):C61.98 H8.24 N7.48 NMRスペクトルδ(CDCl3): 0.7〜1.1(3H,d),1.1〜1.9(15H,m),2.83(3H,d),
3.31(2H,s),3.3〜3.8(2H,m),3.9〜4.2(3H,m),5.8
1(1H,s). 実施例28 N−メチル−(7−エトキシカルボニル−5,6−ジメ
チル−5,6−ジヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール−3
−イル)アセトアミド 油状物 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.1〜1.5(9H,m),2.82(3H,d),2.9〜3.2(1H,m),
3.37(2H,s),3.4〜4.0(1H,m),4.15(2H,q),5.91(1
H,s). 実施例29 N−メチル−(7−イソプロピルカルボニル−6−メ
チル−5,6−ジヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール−3
−イル)アセトアミド N−メチル−(7−イソプロピルカルボニル−6−メ
チル−5,6−ジヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール−3
−イル)アセトアミド2.0gをジクロルメタン50mlに溶解
し、室温撹拌下にイソブチリルクロリド2.6gおよび無水
塩化アルミニウム2.6gを加える。3時間後、反応液を4
規定塩酸水溶液100mlに氷冷下に加える。ジクロルメタ
ン層を除き、水層を更にジクロルメタンで洗浄する。水
層に炭酸ナトリウムを加えアルカリ性としたのちクロロ
ホルムで抽出する。クロロホルム層を水、飽和塩化ナト
リウム水溶液で洗浄した後無水硫酸ナトリウムで乾燥す
る。溶媒を留去して得られる残留物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーで精製し標記化合物0.8gを得た。
油状物 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.10(6H,d),1.31(3H,d),2.72(1H,sept),2.80
(3H,d),3.51(2H,s),3.5〜4.1(2H,m),4.2〜4.6(1
H,m),6.12(1H,s). 実施例29と同様にして実施例30の化合物を製造した。
実施例30 N−メチル−[7−(4−クロロフェニルカルボニ
ル)−6−メチル−5,6−ジヒドロピロロ[2,1−b]チ
アゾール−3−イル)アセトアミド 融点 176〜178℃ 元素分析値(C17H17N2O2SClとして) 計算値(%):C58.53 H4.91 N8.03 実測値(%):C58.42 H4.77 N8.21 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.10(3H,br s),2.90(3H,d),3.48(2H,s),3.7〜
4.6(3H,m),6.30(1H,s),7.4〜7.8(4H,m). 実施例31 N−メチル−(7−イソプロポキシカルボニル−6−
メチルピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イル)アセ
トアミド N−メチル−(7−イソプロポキシカルボニル−6−
メチル−5,6−ジヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール−
3−イル)アセトアミド22.0gをクロロホルム200mlおよ
びテトラヒドロフラン50mlの混合溶媒に溶解し、氷冷、
撹拌下に2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノパラベンゾキノ
ン18.0gを加える。0.5時間後、飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液100mlを加えて撹拌したのち不溶物をセライトを
用いて濾去し、クロロホルムで抽出する。クロロホルム
層を水、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し無水硫酸ナ
トリウムで乾燥する。溶媒を留去して得られる粗結晶を
エタノールで再結晶し標記化合物20.5gを得た。
融点 141〜143℃ 元素分析値(C14H18N2O3Sとして) 計算値(%):C57.12 H6.16 N9.52 実測値(%):C57.01 H6.18 N9.51 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.38(6H,d),2.41(3H,s),2.80(3H,d),3.66(2H,
s),5.20(1H,sept),6.66(1H,br s),6.90(1H,br
s). 実施例31と同様にして実施例32〜42及び参考例28〜35
の化合物を製造した。
実施例32 N−メチル−(7−イソプロポキシカルボニル−5−
メチルピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イル)アセ
トアミド 融点 189〜190℃ 元素分析値(C14H18N2O3Sとして) 計算値(%):C57.12 H6.16 N9.52 実測値(%):C57.11 H6.00 N9.50 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.34(6H,d),2.46(3H,d),2.80(3H,d),3.82(2H,
s),5.17(1H,sept),6.55(1H,s),6.63(1H,s). 実施例33 N−メチル−(7−エトキシカルボニル−5,6−ジメ
チルピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イル)アセト
アミド 融点 256〜258℃ 元素分析値(C14H18N2O3Sとして) 計算値(%):C57.12 H6.16 N9.52 実測値(%):C57.15 H6.18 N9.44 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.32(3H,t),2.24(3H,s),2.37(3H,s),2.66(3H,
d),3.84(2H,s),4.21(2H,q),6.82(1H,s). 実施例34 N−メチル−(7−イソプロポキシカルボニルピロロ
[2,1−b]チアゾール−3−イル)アセトアミド 融点 162〜164℃ 元素分析値(C13H16N2O3Sとして) 計算値(%):C55.69 H5.75 N9.99 実測値(%):C55.49 H5.66 N9.99 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.37(6H,d),2.81(3H,d),3.71(2H,s),5.52(1H,
sept),6.75(1H,s),6.98(1H,d),7.08(1H,d). 実施例35 N−メチル−(7−n−オクチルオキシカルボニル−
6−メチルピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イル)
アセトアミド 融点 125〜126℃ 元素分析値(C19H28N2O3Sとして) 計算値(%):C62.61 H7.74 N7.69 実測値(%):C62.71 H7.79 N7.71 NMRスペクトルδ(CDCl3): 0.75〜1.10(3H,m),1.1〜2.0(12H,m),2.39(3H,
s),2.79(3H,d),3.67(2H,s),4.26(2H,t),6.66(1
H,s),6.92(1H,s). 実施例36 N−イソプロピル−(7−イソプロポキシカルボニル
−6−メチルピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イ
ル)アセトアミド 融点 137〜138℃ 元素分析値(C16H22N2O3Sとして) 計算値(%):C59.20 H6.88 N8.69 実測値(%):C59.50 H6.84 N8.68 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.10(6H,d),1.37(6H,d),2.38(3H,s),3.61(2H,
s),3.8〜4.4(1H,m),5.23(1H,sept),6.64(1H,s),
6.91(1H,s). 実施例37 N−イソブチル−(7−イソプロポキシカルボニル−
6−メチルピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イル)
アセトアミド 融点 126〜127℃ 元素分析値(C17H24N2O3Sとして) 計算値(%):C60.69 H7.19 N8.33 実測値(%):C60.70 H7.22 N8.32 NMRスペクトルδ(CDCl3): 0.80(6H,d),1.35(6H,d),1.5〜2.0(1H,m),2.38
(3H,s),3.05(2H,dd),3.65(2H,s),5.19(1H,sep
t),6.66(1H,s),6.93(1H,s). 実施例38 N−シクロヘキシル−(7−イソプロポキシカルボニ
ル−6−メチルピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イ
ル)アセトアミド 融点 211〜214℃ 元素分析値(C19H26N2O3Sとして) 計算値(%):C62.69 H7.23 N7.73 実測値(%):C62.77 H7.38 N7.69 NMRスペクトルδ(CDCl3): 0.8〜2.0(10H,m),1.36(6H,d),2.39(3H,s),3.61
(2H,s),3.7〜4.0(1H,m),5.20(1H,sept),5.3〜5.7
(1H,br s),6.65(1H,s). 実施例39 N−メチル−(7−イソプロポキシカルボニル−2,6
−ジメチルピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イル)
アセトアミド 融点 152〜154℃ 元素分析値(C15H20N2O3Sとして) 計算値(%):C58.42 H6.54 N9.08 実測値(%):C58.72 H6.73 N8.68 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.35(6H,d),2.36(6H,s),2.76(3H,d),3.61(2H,
s),5.18(1H,sept),6.80(1H,br s). 実施例40 N−メチル−(7−イソプロポキシカルボニル−6−
メチル−2−フェニルピロロ[2,1−b]チアゾール−
3−イル)アセトアミド 融点 206〜214℃ 元素分析値(C20H22N2O3Sとして) 計算値(%):C64.84 H5.99 N7.56 実測値(%):C65.11 H6.02 N7.59 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.37(6H,d),2.41(3H,s),2.80(3H,d),3.74(2H,
s),5.21(1H,sept),6.80(1H,br s),7.45(5H,s). 実施例41 N−メチル−(7−イソプロピルカルボニル−6−メ
チルピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イル)アセト
アミド 融点 178〜179℃ 元素分析値(C14H18N2O2Sとして) 計算値(%):C60.41 H6.52 N10.06 実測値(%):C60.12 H6.58 N9.88 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.22(6H,d),2.44(3H,s),2.80(3H,d),3.22(1H,
sept),3.69(2H,s),6.70(1H,s),6.95(1H,br s). 実施例42 N−メチル−(7−(4−クロロフェニルカルボニ
ル)−6−メチルピロロ[2,1−b]チアゾール−3−
イル)アセトアミド 融点 241〜242℃ 元素分析値(C17H15N2O2SClとして) 計算値(%):C58.87 H4.36 N8.08 実測値(%):C58.76 H4.52 N8.13 NMRスペクトルδ(CDCl3): 2.18(3H,s),2.70(3H,d),3.68(2H,s),6.82(1H,
s),7.15(1H,d),7.44(2H,d),7.54(2H,d). 参考例28 N−メチル−(7−イソプロポキシカルボニル−6−
メチル−2,3−ジヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール−
3−イリデン)アセトアミド 融点 191〜193℃ 元素分析値(C14H18N2O3Sとして) 計算値(%):C57.12 H6.16 N9.52 実測値(%):C57.06 H6.12 N9.48 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.35(6H,d),2.27(3H,s),2.90(3H,d),4.91(2H,
d),5.16(1H,m),5.6(1H,m),5.68(1H,t),6.67(1
H,s). 参考例29 N−メチル−(7−エトキシカルボニル−6−メチル
−2,3−ジヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イ
リデン)アセトアミド 融点 177〜178℃ 元素分析値(C13H16N2O3Sとして) 計算値(%):C55.69 H5.75 N9.99 実測値(%):C55.37 H5.73 N9.94 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.31(3H,t),2.22(3H,d),4.22(2H,q),4.84(2H,
d),5,88(1H,t),6.72(1H,d),7.10(1H,s). 参考例30 (7−イソプロポキシカルボニル−6−メチル−2,3
−ジヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イリデ
ン)アセトアミド 融点 179〜180℃ 元素分析値(C13H16N2O3Sとして) 計算値(%):C55.70 H5.75 N9.99 実測値(%):C55.73 H5.71 N10.06 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.27(6H,d),2.20(3H,d),4.82(2H,d),5.01(1H,
m),6.04(1H,t),6.97(1H,q). 参考例31 N,N−ジメチル−(7−イソプロポキシカルボニル−
6−メチル−2,3−ジヒドロピロロ[2,1−b]チアゾー
ル−3−イリデン)アセトアミド 融点 132〜135℃ 元素分析値(C15H20N2O3Sとして) 計算値(%):C58.40 H6.54 N9.09 実測値(%):C58.37 H6.50 N8.96 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.33(6H,d),2.29(3H,d),3.07(6H,s),4.88(2H,
d),5.15(1H,sept),6.10(1H,t),6.75(1H,d). 参考例32 N−メチル−(7−シクロヘキシルオキシカルボニル
−6−メチル−2,3−ジヒドロピロロ[2,1−b]チアゾ
ール−3−イリデン)アセトアミド 融点 179〜181℃ 元素分析値(C17H22N2O3Sとして) 計算値(%):C61.05 H6.63 N8.38 実測値(%):C61.02 H6.68 N8.20 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.1〜2.2(10H,m),2.27(3H,d),2.89(3H,d),4.91
(2H,d),4.9〜5.1(1H,m),5.69(1H,t),6.65(1H,
q). 参考例33 N−メチル−(6−エチル−7−イソプロポキシカル
ボニル−2,3−ジヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール−
3−イリデン)アセトアミド 融点 179〜182℃ 元素分析値(C15H20N2O3Sとして) 計算値(%):C58.42 H6.54 N9.08 実測値(%):C58.41 H6.49 N9.12 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.19(3H,t),1.33(6H,d),2.73(2H,q),2.89(3H,
d),4.90(2H,d),5.15(1H,sept),5.71(1H,t),6.60
(1H,s). 参考例34 N−メチル−(5−エチル−7−イソプロポキシカル
ボニル−2,3−ジヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール−
3−イリデン)アセトアミド 融点 181〜183℃ 元素分析値(C15H20N2O3Sとして) 計算値(%):C58.42 H6.54 N9.08 実測値(%):C58.24 H6.57 N8.98 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.27(3H,t),1.31(6H,d),2.77(2H,q),2.89(3H,
d),4.99(2H,d),5.14(1H,sept),5.91(1H,t),6.41
(1H,s). 参考例35 エチル(7−イソプロポキシカルボニル−6−メチル
−2,3−ジヒドロピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イ
リデン)アセテート 融点 114〜116℃ 元素分析値(C15H19NO4Sとして) 計算値(%):C58.23 H6.19 N4.53 実測値(%):C58.35 H6.26 N4.38 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.30(3H,t),1.33(6H,d),2.27(3H,d),4.21(2H,
q),4.80(2H,d),5.15(1H,sept),5.77(1H,t),6.71
(1H,d). 実施例43 (7−イソプロポキシカルボニルピロロ[2,1−b]
チアゾール−3−イル)アセチルモルホリン (7−イソプロポキシカルボニルピロロ[2,1−b]
チアゾール−3−イル)酢酸1.5g、モルホリン0.7gおよ
び触媒量の4−ジメチルアミノピリジンをジクロルメタ
ン60mlに溶解しN,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミ
ド1.7gを加え室温で20時間撹拌する。溶媒を留去して得
られる残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
付し、クロロホルム:メタノール(20:1v/v)で溶出す
る部分を酢酸エチルエステルおよびn−ヘキサンの混合
溶媒で再結晶し標記化合物1.6gを得た。
融点 158〜159℃ 元素分析値(C16H20N2O4Sとして) 計算値(%):C57.12 H6.00 N8.33 実測値(%):C57.25 H6.13 N8.37 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.36(6H,d),3.4〜3.7(8H,m),3.82(2H,d),5.20
(1H,sept),6.66(1H,d),6.96(1H,dd),7.11(1H,
d). 実施例43と同様にして実施例44〜49の化合物を製造し
た。
実施例44 4−メチル−1−(7−イソプロポキシカルボニルピ
ロロ[2,1−b]チアゾール−3−イル)アセチルピペ
ラジン 融点 132〜133℃ 元素分析値(C17H23N3O3Sとして) 計算値(%):C58.43 H6.63 N12.03 実測値(%):C58.41 H6.69 N12.05 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.35(6H,d),2.2〜2.4(4H,m),2.29(3H,s),3.4〜
3.8(4H,m),3.82(2H,d),5.20(1H,sept),6.65(1H,
d),6.96(1H,dd),7.11(1H,d). 実施例45 N−(2−N′,N′−ジメチルアミノエチル)−(7
−イソプロポキシカルボニルピロロ[2,1−b]チアゾ
ール−3−イル)アセトアミド 融点 96〜98℃ 元素分析値(C16H23N3O3Sとして) 計算値(%):C56.95 H6.87 N12.45 実測値(%):C56.82 H6.83 N12.56 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.35(6H,d),2.15(6H,s),2.35(2H,t),3.31(2H,
q),3.68(2H,s),5.19(1H,sept),6.75(1H,d),6.93
(1H,dd),7.10(1H,d). 実施例46 (7−イソプロポキシカルボニル−6−メチルピロロ
[2,1−b]チアゾール−3−イル)アセチルモルホリ
ン 融点 180〜182℃ 元素分析値(C17H22N2O4Sとして) 計算値(%):C58.26 H6.33 N7.99 実測値(%):C57.96 H6.42 N7.90 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.36(6H,d),2.40(3H,s),3.4〜3.7(8H,m),3.78
(2H,d),5.21(1H,sept),6.58(1H,s),6.7〜7.2(1
H,br). 実施例47 4−メチル−1−(7−イソプロポキシカルボニル−
6−メチルピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イル)
アセチルピペラジン 融点 126〜127℃ 元素分析値(C18H25N3O3Sとして) 計算値(%):C59.48 H6.93 N11.56 実測値(%):C59.61 H7.06 N11.75 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.35(6H,d),2.29(3H,s),2.2〜2.5(4H,m),2.40
(3H,s),3.4〜3.8(4H,m),3.77(2H,s),5.20(1H,se
pt),6.56(1H,s),6.93(1H,br s). 実施例48 (7−イソプロポキシカルボニル−6−メチルピロロ
[2,1−b]チアゾール−3−イル)アセチルチオモル
ホリン 融点 172〜174℃ 元素分析値(C17H22N2O3S2として) 計算値(%):C55.71 H6.05 N7.64 実測値(%):C55.85 H6.02 N7.64 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.36(6H,d),2.40(3H,s),2.4〜2.5(4H,m),3.7〜
4.0(4H,m),3.79(2H,d),5.20(1H,sept),6.57(1H,
s),6.94(1H,d). 実施例49 4−t−ブトキシカルボニル−1−(7−イソプロポ
キシカルボニル−6−メチルピロロ[2,1−b]チアゾ
ール−3−イル)アセチルピペラジン 融点 148〜149℃ 元素分析値(C22H31N3O5Sとして) 計算値(%):C58.77 H6.95 N9.35 実測値(%):C58.65 H6.98 N9.12 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.36(6H,d),1.46(9H,s),2.40(3H,s),3.5〜3.8
(8H,m),3.80(2H,s),5.21(1H,sept),6.57(1H,
s),6.7〜7.5(1H,br). 実施例50 N,N−ジメチル−(7−イソプロポキシカルボニル−
6−メチルピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イル)
アセトアミド N,N−ジメチル−(7−イソプロポキシカルボニル−
6−メチルピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イリデ
ン)アセトアミド0.37gをクロロホルム30mlに溶解し、
1.8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン1滴を
加え室温で1時間放置する。クロロホルムを留去したの
ち残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製
し、次いでクロロホルムおよびエーテルの混合溶媒で再
結晶し標記化合物0.36gを得た。
融点 136〜138℃ 元素分析値(C15H20N2O3Sとして) 計算値(%):C58.42 H6.54 N9.08 実測値(%):C58.37 H6.56 N9.08 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.36(6H,d),2.40(3H,s),2.99(3H,s),3.07(3H,
s),3.76(2H,s),5.20(1H,sept),6.58(1H,s),6.90
(1H,s). 実施例50と同様にして実施例51〜55の化合物を製造し
た。
実施例51 N−メチル−(7−エトキシカルボニル−6−メチル
ピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イル)アセトアミ
ド 融点 181〜183℃ 元素分析値(C13H16N2O3Sとして) 計算値(%):C55.70 H5.75 N9.99 実測値(%):C55.66 H5.67 N9.99 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.38(3H,t),2.38(3H,s),2.75(3H,d),3.65(2H,
s),4.31(2H,q),6.65(1H,s),6.90(1H,s). 実施例52 (7−イソプロポキシカルボニル−6−メチルピロロ
[2,1−b]チアゾール−3−イル)アセトアミド 融点 190〜191℃ 元素分析値(C13H16N2O3Sとして) 計算値(%):C55.70 H5.75 N9.99 実測値(%):C55.89 H5.93 N9.66 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.35(6H,d),2.38(3H,s),3.67(2H,s),5.17(1H,
sept),6.72(1H,s),6.99(1H,s). 実施例53 N−メチル−(7−シクロヘキシルオキシカルボニル
−6−メチルピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イ
ル)アセトアミド 融点 157〜159℃ 元素分析値(C17H22N2O3Sとして) 計算値(%):C61.05 H6.63 N8.38 実測値(%):C61.00 H6.74 N8.34 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.2〜2.1(10H,m),2.41(3H,s),2.79(3H,d),3.68
(2H,s),4.8〜5.3(1H,m),6.67(1H,s),6.92(1H,
s). 実施例54 N−メチル−(7−イソプロポキシカルボニル−6−
エチルピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イル)アセ
トアミド 融点 143〜144℃ 元素分析値(C15H20N2O3Sとして) 計算値(%):C58.42 H6.54 N9.08 実測値(%):C58.17 H6.60 N8.95 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.24(3H,t),1.35(6H,d),2.78(3H,d),2.85(2H,
q),3.66(2H,s),5.19(1H,sept),6.65(1H,s),6.90
(1H,br s). 実施例55 N−メチル−(7−イソプロポキシカルボニル−5−
エチルピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イル)アセ
トアミド 融点 178〜179℃ 元素分析値(C15H20N2O3Sとして) 計算値(%):C58.2 H6.54 N9.08 実測値(%):C58.72 H6.53 N9.13 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.30(3H,t),1.35(6H,d),2.80(3H,d),2.83(2H,
q),3.84(2H,s),5.19(1H,sept),6.63(1H,d),6.64
(1H,s). 実施例56 3−[(7−イソプロポキシカルボニル−6−メチル
ピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イル)アセチルア
ミノ]−2−オキソテトラヒドロチオフェン 4−ニトロフェニル(7−イソプロポキシカルボニル
−6−メチルピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イ
ル)アセテート0.60gおよびホモシスティン塩酸塩0.29g
をジクロルメタン3mlに加え、室温、撹拌下にトリエチ
ルアミン0.27mlを加える。2時間後、ジクロルメタンを
加え飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和塩化ナト
リウム水溶液で順次洗浄したのち無水硫酸ナトリウムで
乾燥する。溶媒を留去して得られる残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーで精製したのちクロロホルム
およびエーテルの混合溶媒で再結晶して標記化合物0.40
gを得た。
融点 165〜166℃ 元素分析値(C17H20N2O4S2として) 計算値(%):C53.66 H5.30 N7.36 実測値(%):C53.64 H5.35 N7.33 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.35(6H,d),1.6〜2.1(1H,m),2.38(3H,s),2.6〜
3.0(1H,m),3.1〜3.5(2H,m),3.69(2H,s),4.48(1
H,ddd),5.18(1H,sept),6.70(1H,s),6.87(1H,br
s). 実施例56と同様にして実施例57の化合物を製造した。
実施例57 エチル(7−イソプロポキシカルボニル−6−メチル
ピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イル)アセチルア
ミノアセテート 融点 128〜129℃ 元素分析値(C17H22N2O5Sとして) 計算値(%):C55.72 H6.05 N7.64 実測値(%):C55.71 H6.09 N7.55 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.26(3H,t),1.35(6H,d),2.40(3H,s),3.71(2H,
s),4.00(2H,d),4.19(2H,q),5.20(1H,sept),6.72
(1H,s),6.92(1H,s). 実施例58 (7−イソプロポキシカルボニル−6−メチルピロロ
[2,1−b]チアゾール−3−イル)アセチルピペラジ
ン 4−t−ブトキシカルボニル−1−(7−イソプロポ
キシカルボニル−6−メチルピロロ[2,1−b]チアゾ
ール−3−イル)アセチルピペラジン2.5gをトリフルオ
ロ酢酸20mlに溶解し、室温で1時間撹拌する。トリフル
オロ酢酸を留去して得られる残留物に飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液を加え、アルカリ性とし、クロロホルムで
抽出する、クロロホルム層を飽和塩化ナトリウム水溶液
で洗浄したのち無水硫酸ナトリウムで乾燥する。溶媒を
留去して得られる油状物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーで精製したのちエタノールで再結晶し標記化合
物1.6gを得る。
融点 156〜158℃ 元素分析値(C17H23N3O3Sとして) 計算値(%):C58.43 H6.63 N12.03 実測値(%):C58.56 H6.59 N11.86 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.36(6H,d),2.41(3H,s),2.7〜2.9(4H,m),3.4〜
3.7(4H,m),3.79(2H,s),5.21(1H,sept),6.57(1H,
s),6.95(1H,s). 実施例59 N−メチル−(5−ブロモ−7−イソプロポキシカル
ボニルピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イル)アセ
トアミド N−メチル−(7−イソプロポキシカルボニルピロロ
[2,1−b]チアゾール−3−イル)アセトアミド0.77g
を、クロロホルム30mlおよび四塩化炭素30mlの混合溶媒
に溶解し、更に室温、撹拌下にN−ブロモスクシンイミ
ド0.63gを加える。0.5時間後、反応液にクロロホルムを
加え、チオ硫酸ナトリウム水溶液、飽和塩化ナトリウム
水溶液で洗浄したのち無水硫酸ナトリウムで乾燥する。
溶媒を留去して得られる残留物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーで精製したのちメタノールで再結晶して
標記化合物0.79gを得た。
融点 156〜161℃ 元素分析値(C13H15BrN2O3Sとして) 計算値(%):C43.47 H4.21 N7.80 実測値(%):C43.20 H4.10 N7.61 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.30(6H,d),2.64(3H,d),3.96(2H,s),5.07(1H,
sept),6.80(1H,d),7.08(1H,d). 実施例59と同様にして実施例60〜61の化合物を製造し
た。
実施例60 N−メチル−(5−ブロモ−7−イソプロポキシカル
ボニル−6−メチルピロロ[2,1−b]チアゾール−3
−イル)アセトアミド 融点 149〜152℃ 元素分析値(C14H17BrN2O3Sとして) 計算値(%):C45.05 H4.59 N7.50 実測値(%):C45.30 H4.42 N7.40 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.36(6H,d),2.34(3H,s),2.82(3H,d),4.00(2H,
s),5.20(1H,sept),6.69(1H,s). 実施例61 N−メチル−(5−クロロ−7−イソプロポキシカル
ボニル−6−メチルピロロ[2,1−b]チアゾール−3
−イル)アセトアミド 融点 183〜186℃ 元素分析値(C14H17ClN2O3Sとして) 計算値(%):C51.14 H5.21 N8.52 実測値(%):C51.04 H5.08 N8.32 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.36(6H,d),2.33(3H,s),2.82(3H,d),3.95(2H,
s),5.20(1H,sept),6.68(1H,s). 実施例62 エチル(5−ホルミル−7−イソプロポキシカルボニ
ルピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イル)アセテー
ト ジメチルホルムアミド5.5gに氷冷撹拌下にオキシ塩化
燐6mlを加え結晶化するまで撹拌する。これにジクロル
メタン200mlを加え結晶を溶解したのち、更にエチル
(7−イソプロポキシカルボニル−2,3−ジヒドロピロ
ロ[2,1−b]チアゾール−3−イリデン)アセテート1
5.9gを加え、2時間加熱還流する。反応液に飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液を加えアルカリ性としたのちジクロ
ルメタン層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥する。溶媒を留去して得られる残
留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し標
記化合物13.4gを得た。
融点 98〜100℃ NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.26(3H,t),1.38(6H,d),4.17(2H,q),4.37(2H,
s),5.24(1H,sept),6.82(1H,br s),7.66(1H,d),
9.32(1H,s). 実施例62と同様にして実施例63の化合物を製造した。
実施例63 エチル(5−ホルミル−7−イソプロポキシカルボニ
ル−6−メチルピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イ
ル)アセテート 融点 123〜125℃ 元素分析値(C16H19NO5Sとして) 計算値(%):C56.96 H5.68 N4.15 実測値(%):C56.71 H5.59 N4.19 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.26(3H,t),1.39(6H,d),2.72(3H,s),4.16(2H,
q),4.35(2H,s),5.24(1H,sept),6.74(1H,s),9.56
(1H,s). 実施例64 エチル(5−アセチル−7−イソプロポキシカルボニ
ルピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イル)アセテー
ト エチル(7−イソプロポキシカルボニル−2,3−ジヒ
ドロピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イリデン)ア
セテート0.30gにジクロルメタン3mlおよび無水酢酸0.5m
lを加え、氷冷、撹拌下に塩化第二錫0.5mlを滴下する。
室温に戻し、0.5時間撹拌したのち反応液を飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液に注ぎクロロホルムで抽出する。ク
ロロホルム層を水、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し
たのち無水硫酸ナトリウムで乾燥する。溶媒を留去して
得られる残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
で精製し、標記化合物0.10gを得た。
融点 85〜86℃ NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.24(3H,t),1.37(6H,d),2.46(3H,s),4.15(2H,
q),4.32(2H,s),5.29(1H,sept),6.76(1H,br s),
7.69(1H,d). 実施例65 4−ニトロフェニル(7−イソプロポキシカルボニル
−6−メチルピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イ
ル)アセテート 4−ニトロフェニル(7−イソプロポキシカルボニル
−6−メチル−5,6−ジヒドロピロロ[2,1−b]チアゾ
ール−3−イリデン)アセテート3.15gをクロロホルム6
0mlおよびテトラヒドロフラン20mlの混合溶媒に溶解
し、氷冷撹拌下に2,3−ジシアノ−5,6−ジクロロパラベ
ンゾキノン2.0gを加える。0.5時間後、飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液を加えアルカリ性としクロロホルムで抽
出する。クロロホルム層を水、飽和塩化ナトリウム水溶
液で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。
溶媒を留去して得られる残留物をクロロホルム200ml
に溶解し1.8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセ
ン0.3mlを加え室温で0.5時間撹拌する。溶媒を留去して
得られる残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
で精製したのちエーテルおよびn−ヘキサンの混合溶媒
で再結晶し、標記化合物1.41gを得た。
融点 123〜125℃ NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.37(6H,d),2.42(3H,s),4.03(2H,s),5.21(1H,
sept),6.82(1H,s),6.94(1H,s),7.27(2H,d),8.26
(2H,d). 実施例66 (7−イソプロポキシカルボニルピロロ[2,1−b]
チアゾール−3−イル)酢酸 エチル(7−イソプロポキシカルボニルピロロ[2,1
−b]チアゾール−3−イル)アセテート0.30gをエタ
ノール10mlに溶解し、1規定水酸化ナトリウム1.5mlを
加え室温で0.5時間撹拌する。溶媒を留去したのち残留
物を水に溶解し、1規定塩酸2mlを加えクロロホルムで
抽出する。クロロホルム層を飽和塩化ナトリウム水溶液
で洗浄し無水硫酸ナトリウムで乾燥する。溶媒を濃縮し
て、析出する結晶をn−ヘキサンを加えて濾取し標記化
合物0.21gを得た。
融点 164〜165℃ 元素分析値(C12H13NO4Sとして) 計算値(%):C53.92 H4.90 N5.24 実測値(%):C53.97 H5.12 N5.21 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.35(6H,d),3.83(2H,d),5.21(1H,sept),6.79
(1H,d),6.9〜7.2(2H,m). 実施例66と同様にして実施例67〜69の化合物を製造し
た。
実施例67 (7−イソプロポキシカルボニル−6−メチルピロロ
[2,1−b]チアゾール−3−イル)酢酸 融点 156〜157℃ 元素分析値(C13H15NO4Sとして) 計算値(%):C55.50 H5.37 N4.98 実測値(%):C55.60 H5.40 N4.97 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.36(6H,d),2.40(3H,s),3.79(2H,s),5.21(1H,
sept),6.7〜7.6(2H,br),6.71(1H,s). 実施例68 2−(7−イソプロポキシカルボニル−6−メチルピ
ロロ[2,1−b]チアゾール−3−イル)プロピオン酸 融点 123〜125℃ 元素分析値(C14H17NO4Sとして) 計算値(%):C56.93 H5.80 N4.74 実測値(%):C56.74 H5.86 N4.70 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.35(6H,d),1.65(3H,d),2.39(3H,s),3.89(1H,
q),5.20(1H,sept),6.64(1H,s),6.8〜7.1(1H,
s). 実施例69 2−(7−イソプロポキシカルボニルピロロ[2,1−
b]チアゾール−3−イル)プロピオン酸 融点 132〜133℃ 元素分析値(C13H15NO4Sとして) 計算値(%):C55.50 H5.37 N4.98 実測値(%):C55.30 H5.54 N4.98 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.34(6H,d),1.66(3H,d),3.93(1H,q),5.20(1H,
sept),6.71(1H,d),6.94(1H,dd),7.13(1H,d). 実施例70 イソプロピル 3−(2−ヒドロキシエチル)ピロロ
[2,1−b]チアゾール−7−カルボキシレート テトラヒドロフラン200mlに水素化リチウムアルミニ
ウム2.83gを加え、氷冷、撹拌下にエチル(7−イソプ
ロポキシカルボニルピロロ[2,1−b]チアゾール−3
−イル)アセテート22.0gのテトラヒドロフラン溶液200
mlを0.5時間を要して滴下する。室温に戻し2時間撹拌
したのち反応液に水2.8mlおよび15%水酸化ナトリウム
水溶液を加え、さらに0.5時間撹拌する。不溶物を濾去
し、溶媒を留去して得られる残留物をクロロホルムに溶
解し飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄したのち無水硫酸
ナトリウムで乾燥する。溶媒を留去して得られる残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し標記化
合物17.5gを得た。
油状物 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.35(6H,d),2.9〜3.1(2H,t),3.9〜4.1(2H,t),
5.19(1H,sept),6.59(1H,d),6.95(1H,dd),7.06(1
H,d). 実施例70と同様にして実施例71の化合物を製造した。
実施例71 イソプロピル 3−(2−ヒドロキシエチル)−6−
メチルピロロ[2,1−b]チアゾール−7−カルボキシ
レート 油状物 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.36(6H,d),2.40(3H,s),2.8〜3.1(2H,t),3.8〜
4.1(2H,t),5.19(1H,sept),6.52(1H,s),6.7〜7.1
(1H,br). 実施例72 イソプロピル 3−(2−クロロエチル)ピロロ[2,
1−b]チアゾール−7−カルボキシレート イソプロピル 3−(2−ヒドロキシエチル)ピロロ
[2,1−b]チアゾール−7−カルボキシレート13.2gを
四塩化炭素250mlに溶解しトリフェニルホスフィン27.3g
を加え4時間加熱還流する。不溶物を濾去後、溶媒を留
去して得られる残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで精製し標記化合物11.2gを得た。
融点 104〜105℃ 元素分析値(C12H14ClNO2Sとして) 計算値(%):C53.03 H5.19 N5.15 C13.05 実測値(%):C52.96 H5.26 N5.04 C13.13 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.36(6H,d),3.1〜3.4(2H,t),3.7〜4.0(2H,t),
5.21(1H,sept),6.65(1H,s),6.9〜7.1(2H,m). 実施例72と同様にして実施例73の化合物を製造した。
実施例73 イソプロピル 3−(2−クロロエチル)−6−メチ
ルピロロ[2,1−b]チアゾール−7−カルボキシレー
ト 融点 72〜73℃ 元素分析値(C13H16ClNO2Sとして) 計算値(%):C54.63 H5.64 N4.90 実測値(%):C54.72 H5.60 N4.76 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.36(6H,d),2.42(3H,s),3.1〜3.3(2H,t),3.7〜
3.9(2H,t),5.21(1H,sept),6.56(1H,s),6.7〜7.1
(2H,br). 実施例74 イソプロピル 3−(2−シアノエチル)ピロロ[2,
1−b]チアゾール−7−カルボキシレート シアン化ナトリウム2.2gをジメチルスルホキシド100m
lに熱時溶解し、イソプロピル 3−(2−クロロエチ
ル)ピロロ[2,1−b]チアゾール−7−カルボキシレ
ート8.0gを加え、90℃で2時間撹拌する。反応液を水に
注ぎトルエンで抽出する。トルエン層を水および飽和塩
化ナトリウム水溶液で洗浄したのち硫酸マグネシウムで
乾燥する。溶媒を留去して得られる粗結晶をエタノール
で再結晶し標記化合物を4.7g得た。
融点 153〜155℃ 元素分析値(C13H14N2O2Sとして) 計算値(%):C59.52 H5.38 N10.68 実測値(%):C59.64 H5.39 N10.62 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.36(6H,d),2.7〜3.0(2H,m),3.0〜3.3(2H,m),
5.21(1H,sept),6.68(1H,s),7.01(2H,s). 実施例74と同様にして実施例75の化合物を製造した。
実施例75 イソプロピル 3−(2−シアノエチル)−6−メチ
ルピロロ[2,1−b]チアゾール−7−カルボキシレー
ト 融点 120〜121℃ 元素分析値(C14H16N2O2Sとして) 計算値(%):C60.85 H5.84 N10.14 実測値(%):C60.78 H5.84 N9.95 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.36(6H,d),2.42(3H,s),2.7〜2.9(2H,m),3.0〜
3.2(2H,m),5.21(1H,sept),6.61(1H,s),6.7〜7.1
(1H,br). 実施例76 エチル 3−(7−イソプロポキシカルボニルピロロ
[2,1−b]チアゾール−3−イル)プロピオネート イソプロピル 3−(2−シアノエチル)ピロロ[2,
1−b]チアゾール−7−カルボキシレート3.0gに10%
エタノール−塩酸100mlを加え室温で4時間撹拌する。
溶媒を留去して得られる残留物に水を加え、飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液でアルカリ性としたのちクロロホル
ムで抽出する。クロロホルム層を飽和塩化ナトリウム水
溶液で洗浄したのち硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒
を留去して得られる残留物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーで精製したのちn−ヘキサンおよびエタノー
ルの混合溶媒で再結晶し標記化合物1.34gを得た。
融点 59〜60℃ 元素分析値(C15H19NO4Sとして) 計算値(%):C58.23 H6.19 N4.53 実測値(%):C58.50 H6.25 N4.36 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.26(3H,t),1.35(6H,d),2.6〜2.9(2H,m),2.9〜
3.2(2H,m),4.17(2H,q),5.21(1H,sept),6.50(1H,
d),6.97(1H,dd),7.06(1H,d). 実施例76と同様にして実施例77の化合物を製造した。
実施例77 エチル 3−(7−イソプロポキシカルボニル−6−
メチルピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イル)プロ
ピオネート 融点 71〜73℃ 元素分析値(C16H21NO4Sとして) 計算値(%):C59.42 H6.54 N4.33 実測値(%):C59.37 H6.36 N4.24 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.26(3H,t),1.36(6H,d),2.42(3H,s),2.6〜2.9
(2H,m),2.9〜3.2(2H,m),4.17(2H,q),5.21(1H,se
pt),6.42(1H,s),6.6〜7.2(1H,br). 実施例5と同様にして実施例78〜81の化合物を製造し
た。
実施例78 N−メチル−3−(7−イソプロポキシカルボニルピ
ロロ[2,1−b]チアゾール−3−イル)プロピオンア
ミド 融点 120〜121℃ 元素分析値(C14H18N2O3Sとして) 計算値(%):C57.12 H6.16 N9.52 実測値(%):C56.74 H6.40 N9.68 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.35(6H,d),2.5〜2.8(2H,t),2.61(3H,d),3.0〜
3.3(2H,t),5.20(1H,sept),6.48(1H,d),6.9〜7.1
(1H,m),7.06(1H,d). 実施例79 N−メチル−3−(7−イソプロポキシカルボニル−
6−メチルピロロ[2,1−b]チアゾール−3−イル)
プロピオンアミド 融点 99〜101℃ 元素分析値(C15H20N2O3Sとして) 計算値(%):C58.42 H6.54 N9.08 実測値(%):C58.32 H6.51 N8.99 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.36(6H,d),2.40(3H,s),2.4〜2.7(2H,t),2.81
(3H,d),2.9〜3.2(2H,t),5.20(1H,sept),6.41(1
H,s),6.7〜7.1(1H,br). 実施例80 3−(7−イソプロポキシカルボニルピロロ[2,1−
b]チアゾール−3−イル)プロピオンアミド 融点 121〜122℃ 元素分析値(C13H16N2O3Sとして) 計算値(%):C55.70 H5.75 N9.99 実測値(%):C55.48 H5.78 N9.79 NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.35(6H,d),2.5〜2.8(2H,m),3.0〜3.3(2H,m),
5.20(1H,sept),6.49(1H,s),6.9〜7.1(1H,m),7.06
(1H,d). 実施例81 3−(7−イソプロポキシカルボニル−6−メチルピ
ロロ[2,1−b]チアゾール−3−イル)プロピオンア
ミド 融点 97〜99℃ NMRスペクトルδ(CDCl3): 1.36(6H,d),2.41(3H,s),2.5〜2.8(2H,t),2.9〜
3.2(2H,t),5.20(1H,sept),6.43(1H,s)、6.7〜7.1
(1H,br). 試験例 D−ガラクトサミンにより誘発される肝障害(肝炎)
モデルに対する効果 実験動物: SD系雄性ラット(体重170〜200g)を用いた薬物投
与: 被検薬はいずれも1%メチルセルローズ水溶液に懸濁
し、肝障害惹起1時間前に200mg/kgの投与量で経口投与
した。
ガラクトサミン肝障害の惹起および薬物効果の評価: D−ガラクトサミン塩酸塩800mg/kgをラットに皮下投
与し、肝障害を惹起した。D−ガラクトサミン投与後は
絶食し、24時間後にエーテル麻酔下で下行大静脈から採
血して、肝障害の度合の指標となるGPT値を測定した。
結果: 結果を表5に示した。
表1から明らかなように、試験化合物投与群のGPT値
は病態対照群のそれよりも有意に低かった。従ってD−
ガラクトサミン塩酸塩投与によって誘発される肝障害に
対し、本発明化合物は改善あるいは予防効果を有するこ
とが示された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61K 31/5377 A61K 31/535 606 31/541 31/54 601 (72)発明者 長谷川 雅司 東京都江戸川区北葛西1丁目16番13号 第一製薬中央研究所内 (72)発明者 横浜 秀一 東京都江戸川区北葛西1丁目16番13号 第一製薬中央研究所内 (56)参考文献 米国特許3920672(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 513/04 A61K 31/425 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の一般式(I) 〔式中、 は二重結合又は単結合を示す;R1はアルコキシカルボニ
    ル基、アルキルカルボニル基、ハロゲン原子が置換して
    もよいフェニルカルボニル基又はシクロアルキルカルボ
    ニル基を示す;R2は水素原子、低級アルキル基又はフェ
    ニル基を示す;R4は水素原子、ハロゲン原子、低級アル
    キル基、ホルミル基又はアルキルカルボニル基を、R5
    水素原子又は低級アルキル基を、R6及びR7は水素原子又
    は低級アルキル基を示すか、あるいはR5とR6が結合して
    −(CH2−(mは3〜5の整数を示す)を示す(た
    だし、 が二重結合の場合は、R5及びR7は存在しない);R10は水
    素原子、低級アルキル基又はフェニル基を示す;R31はハ
    ロゲン原子、水酸基、シアノ基、−COR21(R21は水酸
    基、アルコキシ基又はニトロ基が置換してもよいフェニ
    ルオキシ基を示す)又は (R8及びR9は水素原子、低級アルキル基、シクロアルキ
    ル基、ベンジル基を示すか、R8とR9が一緒になって、他
    の窒素原子、硫黄原子もしくは酸素原子を1又は2個含
    んでもよい複素環を形成する)を示す;nは0〜6の整数
    を示す〕 で表わされるピロロ〔2,1−b〕チアゾール誘導体又は
    その塩。
  2. 【請求項2】請求項1記載のピロロ〔2,1−b〕チアゾ
    ール誘導体又はその塩を有効成分として含有する肝疾患
    予防・治療剤。
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