JP2998775B2 - 粉体用バルブ - Google Patents

粉体用バルブ

Info

Publication number
JP2998775B2
JP2998775B2 JP12045394A JP12045394A JP2998775B2 JP 2998775 B2 JP2998775 B2 JP 2998775B2 JP 12045394 A JP12045394 A JP 12045394A JP 12045394 A JP12045394 A JP 12045394A JP 2998775 B2 JP2998775 B2 JP 2998775B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
valve
throat
inflow hopper
outflow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP12045394A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07323927A (ja
Inventor
和美 田尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP12045394A priority Critical patent/JP2998775B2/ja
Publication of JPH07323927A publication Critical patent/JPH07323927A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2998775B2 publication Critical patent/JP2998775B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
  • Sliding Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の粉体を所定量毎
に計量し包装するような場合において、粉体の流下供給
を制御するために用いられる粉体用バルブに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のバルブにおいては、弁箱内部を
流れる粉体によって弁箱本体などが摩耗しやすい。この
ような粉体による摩耗を抑制するために、従来では、
(1)弁箱本体のうち、特に粉体が摺接して流下するこ
とから最も摩耗の激しい粉体流出用筒部の内面にキャス
タブルを施工する対策、(2)弁箱本体の肉厚を厚くす
る対策、(3)弁箱本体の粉体流出用筒部の口径を広く
する対策、などが採用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
摩耗抑制対策のうち、(1)の場合は、キャスタブルの
施工にともなって、その厚み分だけ口径を広くする必要
があって、バルブ全体が大型化しやすいばかりでなく、
キャスタブルの脱落の恐れがあり、さらに補修も困難に
なる。また、(2)の場合は、バルブ全体が大型重量化
するとともに、製作時に欠陥を発生しやすくなり、さら
に補修も困難である。また、(3)の場合は、口径を広
くすることにともなって強度面から肉厚を厚くする必要
があって、(1)の場合と同様にバルブ全体が大型化す
る、等々の問題があった。
【0004】本発明は上記したような実情に鑑みてなさ
れたもので、口径を広くしたり、肉厚を厚くする必要が
なく、全体を小型軽量にしつつ、弁箱本体の摩耗を極力
抑制することができ、その上、粉体の詰まりによる作動
不良の発生もなくすることができる粉体用バルブを提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る粉体用バルブは、粉体流入用ホッパと
粉体流出用筒部とを上下に対向させて設けている弁箱本
体と、この弁箱本体内に収納され、上記粉体流入用ホッ
パの下端周縁部に形成したシート面に摺接して上記粉体
流入用ホッパから粉体流出用筒部への粉体流下路を開閉
する方向に変位可能に保持された弁体とを備えた粉体用
バルブにおいて、上記弁体の変位経路の下側で、上記粉
体流入用ホッパの直下位置に、上拡がりテーパ状のスロ
ートを着脱交換自在に取り付けるとともに、このスロー
トと弁箱本体との間には、スロートの周りにこぼれ落ち
た粉体を上記粉体流出用筒部に還流させるような隙間を
形成したものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、弁体の開放方向への変位にと
もなって、弁箱本体における粉体流入用ホッパから流下
する粉体が上拡がりテーパ状のスロートに受け止められ
るために、上記ホッパからの流下直後に粉体が拡がろう
とすることがスロートにより抑制され、このスロートに
よって縮流案内される状態で、その下側の粉体流出用筒
部に流下されることになる。したがって、上記粉体流出
用筒部の口径を大きくしなくても、また、その内面にキ
ャスタブルを施工したり、肉厚を厚くしなくても、粉体
が該粉体流出用筒部の内面に摺接することによる摩耗を
十分に抑制することが可能である。その上、上記粉体流
入用ホッパからの流下時に上記スロートの周りにこぼれ
落ちた粉体は、スロートと弁箱本体との間に形成された
隙間を経て上記粉体流出用筒部に還流されることにな
り、こぼれ落ち粉体が弁箱本体内に滞留し堆積すること
による作動不良を発生せず、長期間に亘る連続使用にお
いても、粉体の流下供給制御を常に順調に行なうことが
可能である。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。図1は本発明の一実施例による粉体用バルブを
示す縦断面図であり、同図において、1は円筒状の内部
通路1Aを有し、その筒軸方向の両端が蓋2,2により
閉塞された弁箱本体であり、この弁箱本体1の上周壁部
には粉体流入用ホッパ3が一体形成されているととも
に、下周壁部には上記粉体流入用ホッパ3に対向させて
粉体流出用筒部4が同心状に一体形成されている。
【0008】5は上記弁箱本体1の内部通路1A内に固
定された複数のローラ6a付きスライドガイド6に嵌合
されて上記粉体流入用ホッパ3から上記粉体流出用筒部
4への粉体流下路を開閉するように水平方向に変位可能
に保持されたディスク状の弁体であり、この弁体5は上
記粉体流入用ホッパ3の下端周縁部に形成されたシート
部材7のシート面7aにその上面が摺接する状態で、図
外のシリンダ等を介して上記の開閉方向に駆動変位され
るようになされている。
【0009】8は上記弁体5の変位経路の下側で、上記
粉体流入用ホッパ3の直下位置に同心状に配置された上
拡がりテーパ状のスロートであり、このスロート8は、
図2に示すように、その下端の環状フランジ部8aを上
記弁箱本体1における上記粉体流出用筒部4の入口部の
周りに周方向に適当間隔を隔てて一体形成した複数個
(図面上では4個で示すが、2個以上であればよい)の
突条部1Bの上面に載置させて、ボルト9により着脱交
換自在に取り付けられている。
【0010】上記スロート8と上記弁箱本体1における
上記粉体流出用筒部4の入口部との間で上記突条部1B
を除く箇所には、スロート8の周りにこぼれ落ちた粉体
を上記粉体流出用筒部4に還流させるような隙間10が
形成されており、これら隙間10の下面は下方ほど筒軸
心に近づくような曲面10aに形成されている。
【0011】上記のような構成の粉体用バルブにおいて
は、ディスク状弁体5の水平方向の駆動変位によって粉
体流入用ホッパ3から粉体流出用筒部4への粉体流下路
が開閉されて、粉体の流下が許容されたり、遮断された
りする。
【0012】ところで、弁体5の駆動変位にともない上
記の粉体流入用ホッパ3から粉体流出用筒部4への粉体
流下路が開放されると、粉体流入用ホッパ3から流下す
る粉体の大部分は図1の実線矢印で示すように、上拡が
りテーパ状のスロート8に受け止められることになり、
これによって、上記ホッパ3からの流下直後で粉体が拡
がろうとするも、その拡がりがスロート8により抑制さ
れ、このスロート8によって逆に縮流案内される状態
で、その下側の粉体流出用筒部4へ流下されることにな
る。したがって、上記粉体流出用筒部4の口径Dを必要
以上に大きくしなくても、粉体が該粉体流出用筒部4の
内面に摺接することによる摩耗を十分に抑制することが
可能である。ここで、上記スロート8が摩耗した場合
を、ボルト9を介して新しいスロートと容易に交換する
ことが可能である。
【0013】その上、上記粉体流入用ホッパ3からスロ
ート8への流下時に上記スロート8の周りにこぼれ落ち
た粉体は、図1の点線矢印で示すように、スロート8と
弁箱本体1との間に形成された隙間10の曲面10aを
滑り落ちるように流下して上記粉体流出用筒部4にスム
ースに還流されることになり、こぼれ落ち粉体が弁箱本
体1内に滞留し堆積することによる作動不良を発生する
ことがない。
【0014】なお、上記実施例の構成において、上記粉
体流入用ホッパ3の内面3aを下窄まりのテーパ状に形
成するときは、このホッパ3内の粉体に絞り作用を付与
することが可能で、弁体5を通過して流下する粉体の拡
がりをより効果的に抑制することができる。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、弁箱本
体における粉体流入用ホッパから流下する粉体を直接に
粉体流出用筒部へ流下させるのではなく、ホッパの直下
位置に取り付けられた上拡がりテーパ状のスロートに一
旦、受け止めさせた後、粉体流出用筒部へ流下させるよ
うにしたので、上記ホッパからの流下直後における粉体
の拡がりをスロートにより抑制して、粉体流出用筒部の
内面に粉体が当たり、かつ摺接することを無くすること
ができる。したがって、上記粉体流出用筒部の口径を大
きくしたり、その内面にキャスタブルを施工したり、あ
るいは肉厚を厚くするといったバルブ全体の大型化、重
量化、さらには製作時に欠陥を招く手段を講じなくて
も、粉体による粉体流出用筒部の内面の摩耗を十分に抑
制することができる。その上、上記粉体流入用ホッパか
らの流下時に上記スロートの周りにこぼれ落ちた粉体を
スロートと弁箱本体との間に形成された隙間を経て上記
粉体流出用筒部に還流させることができ、こぼれ落ち粉
体が弁箱本体内に滞留し堆積することによる作動不良を
発生せず、長期間に亘る連続使用においても、粉体の流
下供給制御を常に順調に行なうことができるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による粉体用バルブの縦断側
面図である。
【図2】図1のA−A線矢視図である。
【符号の説明】
1 弁箱本体 3 粉体流入用ホッパ 4 粉体流出用筒部 5 弁体 7a シート面 8 スロート 10 隙間

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体流入用ホッパと粉体流出用筒部とを
    上下に対向させて設けている弁箱本体と、この弁箱本体
    内に収納され、上記粉体流入用ホッパの下端周縁部に形
    成したシート面に摺接して上記粉体流入用ホッパから粉
    体流出用筒部への粉体流下路を開閉する方向に変位可能
    に保持された弁体とを備えた粉体用バルブにおいて、上
    記弁体の変位経路の下側で、上記粉体流入用ホッパの直
    下位置に、上拡がりテーパ状のスロートを着脱交換自在
    に取り付けるとともに、このスロートと弁箱本体との間
    には、スロートの周りにこぼれ落ちた粉体を上記粉体流
    出用筒部に還流させるような隙間を形成していることを
    特徴とする粉体用バルブ。
JP12045394A 1994-06-02 1994-06-02 粉体用バルブ Expired - Lifetime JP2998775B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12045394A JP2998775B2 (ja) 1994-06-02 1994-06-02 粉体用バルブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12045394A JP2998775B2 (ja) 1994-06-02 1994-06-02 粉体用バルブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07323927A JPH07323927A (ja) 1995-12-12
JP2998775B2 true JP2998775B2 (ja) 2000-01-11

Family

ID=14786566

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12045394A Expired - Lifetime JP2998775B2 (ja) 1994-06-02 1994-06-02 粉体用バルブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2998775B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005132522A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Matsushita Electric Works Ltd 粉粒体排出用のシャッター装置
KR101405898B1 (ko) * 2012-03-02 2014-06-17 동주에이피 주식회사 디스크 밸브장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07323927A (ja) 1995-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3662778A (en) Gate valve structure
CA2141005C (en) Wire cutting insert for gate valve
RU2008152054A (ru) Наполнительный элемент, а также разливочная машина с подобными наполнительными элементами
DE112008002746T5 (de) Ventilelementmechanismus für ein Abgaszirkulationsventil
JP2998775B2 (ja) 粉体用バルブ
SE455052B (sv) Eldfast platta for slidventil
CA2991568C (en) Real-time erosion control in flow conduits
EP0361052B1 (de) Feuerfeste Stator/Rotor-Einheit für einen Verschluss am Ausguss eines Metallschmelze enthaltenden Behälters
US5529283A (en) Variable flow directional valve for cooling towers
FI90124B (fi) Blandarventil av enspaktyp med anordning foer att foerebygga tryckstoet vid slutfasen av spakens staengningsroerelse
US1613509A (en) Gate valve
JPS5865374A (ja) 傾斜弁の閉弁調心機構
NL2019183B1 (en) Dredge gate valve
JP2020118218A (ja) スリーブ弁
JP3452766B2 (ja) 弁装置
JPH045865B2 (ja)
JP7489121B2 (ja) 組立可能なチェックバルブ
JP2005042863A (ja) ケージ弁
JP2002195492A (ja) フロート式スチームトラップ
CN217301660U (zh) 一种密封检测用闸阀
JPS6312277Y2 (ja)
JP3594832B2 (ja) 水位調整弁
CN208595255U (zh) 一种减压球阀
JP2593052B2 (ja) スイング逆止め弁
JPS5814589B2 (ja) 逆止弁