JPS5814589B2 - 逆止弁 - Google Patents
逆止弁Info
- Publication number
- JPS5814589B2 JPS5814589B2 JP4742278A JP4742278A JPS5814589B2 JP S5814589 B2 JPS5814589 B2 JP S5814589B2 JP 4742278 A JP4742278 A JP 4742278A JP 4742278 A JP4742278 A JP 4742278A JP S5814589 B2 JPS5814589 B2 JP S5814589B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- valve
- valve body
- holes
- fluid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Check Valves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、流体輸送管内の流体の逆流を阻止するための
逆止弁に関する。
逆止弁に関する。
逆止弁では、その逆圧作用時に流体の逆流圧力により弁
体が弁座シートに衝撃的に接当して破損を招く危険性を
含んでいるので、これを防止するために閉弁時に緩衝さ
せる必要がある。
体が弁座シートに衝撃的に接当して破損を招く危険性を
含んでいるので、これを防止するために閉弁時に緩衝さ
せる必要がある。
従来、緩衝のために、弁箱の外部に緩衝用シリンダを別
に設けこれと弁体とをリンク機構等を介して連動させる
ようにした公知事実と、第3図に示す実公昭12−96
43公報に開示された例のごとく主弁の開閉を除々に行
なわせるために主弁4に接当する調節弁5を設け調節弁
の外箱5′に一つの通水口10を穿設した例とがある。
に設けこれと弁体とをリンク機構等を介して連動させる
ようにした公知事実と、第3図に示す実公昭12−96
43公報に開示された例のごとく主弁の開閉を除々に行
なわせるために主弁4に接当する調節弁5を設け調節弁
の外箱5′に一つの通水口10を穿設した例とがある。
前者の従来技術では、弁体を弁箱内外にわたって連動さ
せるために連動構成が複雑化し、又、緩衝用シリンダや
リンク機構等を弁箱外に付設するために全体として大型
化し、更に緩衝媒体(空気又は油等)を必要とする欠点
があった。
せるために連動構成が複雑化し、又、緩衝用シリンダや
リンク機構等を弁箱外に付設するために全体として大型
化し、更に緩衝媒体(空気又は油等)を必要とする欠点
があった。
また、後者の従来例では、通水口10を備える調節弁5
は、開弁時の緩衝作用は調節弁を押圧して短縮する方向
であるから、十分に行なわれるが、逆流による閉弁時は
、その初期においては逆流圧力が弁体4に直接掛り、調
節弁による緩衝作用は得られない。
は、開弁時の緩衝作用は調節弁を押圧して短縮する方向
であるから、十分に行なわれるが、逆流による閉弁時は
、その初期においては逆流圧力が弁体4に直接掛り、調
節弁による緩衝作用は得られない。
閉弁最終の近くで通水路より調節弁内に水が入って調節
弁が伸長し弁体4の閉弁の助けをするものであり、従っ
て逆流閉弁時の緩衝は結論的に利かないという欠点があ
った。
弁が伸長し弁体4の閉弁の助けをするものであり、従っ
て逆流閉弁時の緩衝は結論的に利かないという欠点があ
った。
本発明が解決しようとする技術的課題は、逆流する液体
を緩衝媒体としながらかつ逆止弁の閉弁速度を初期には
大きく、最終では小さくなるように除々に変化させるコ
ンパクトな逆止弁を提供することである。
を緩衝媒体としながらかつ逆止弁の閉弁速度を初期には
大きく、最終では小さくなるように除々に変化させるコ
ンパクトな逆止弁を提供することである。
上記技術的課題を解決するために講じる技術的手段は、
弁箱内に有底筒状のシリンダを設け、前記シリンダに挿
嵌されるピストン部分とそれに一体に連設された弁体部
分とからなる摺動部材を、前記シリンダの筒軸芯方向で
摺動自在に設けると共に、前記シリンダには、その底部
と、前記ピストン部分の摺動範囲に相当する周部とに、
シリンダの内外を連通する数の貫通孔を前記シリンダ筒
軸芯芯方向に異なる位置に設けるものである。
弁箱内に有底筒状のシリンダを設け、前記シリンダに挿
嵌されるピストン部分とそれに一体に連設された弁体部
分とからなる摺動部材を、前記シリンダの筒軸芯方向で
摺動自在に設けると共に、前記シリンダには、その底部
と、前記ピストン部分の摺動範囲に相当する周部とに、
シリンダの内外を連通する数の貫通孔を前記シリンダ筒
軸芯芯方向に異なる位置に設けるものである。
次に作用を述べると摺動部材Aをシリンダ4の筒軸芯方
向に摺動自在に設け、シリンダ4には、その底部とピス
トン部分5の摺動範囲に相当する周部にシリンダ4の内
外を連通する複数の貫通孔11をピストン部分5の移動
に伴ってその連通する数が変更されるように設けてある
から、逆流によって摺動部材Aが矢印Rの反対方向に移
動するとき、ピストン部分5がシリンダ4の貫通孔11
を閉塞しない最初の間は、摺動部材Aの移動速度は大き
く、行程の進行に伴い閉塞される貫通孔11の数を順次
、増加させて残る孔数が最小になるまで進行する。
向に摺動自在に設け、シリンダ4には、その底部とピス
トン部分5の摺動範囲に相当する周部にシリンダ4の内
外を連通する複数の貫通孔11をピストン部分5の移動
に伴ってその連通する数が変更されるように設けてある
から、逆流によって摺動部材Aが矢印Rの反対方向に移
動するとき、ピストン部分5がシリンダ4の貫通孔11
を閉塞しない最初の間は、摺動部材Aの移動速度は大き
く、行程の進行に伴い閉塞される貫通孔11の数を順次
、増加させて残る孔数が最小になるまで進行する。
従って摺動部材Aの移動速度の大きさを大から小まで減
少させながら閉弁となる。
少させながら閉弁となる。
本発明には次の効果がある。
閉弁作用のとき、シリンダ4内部の流体圧力が上昇し、
その圧力によるピストン部分5への反揆作用により極め
て良好に衝撃を緩和し、その上弁体部分6の移動による
弁座シートへの接当直前の移動速度を小とするので接当
時の緩衝も確実に行なうことができ、弁体部分、弁座シ
ートの衝撃破損防止、下流の管路構成品の保護をするこ
とができる。
その圧力によるピストン部分5への反揆作用により極め
て良好に衝撃を緩和し、その上弁体部分6の移動による
弁座シートへの接当直前の移動速度を小とするので接当
時の緩衝も確実に行なうことができ、弁体部分、弁座シ
ートの衝撃破損防止、下流の管路構成品の保護をするこ
とができる。
ざらに、逆止弁に別の緩衝機構を設ける必要がない前記
構成であるので非常に小型化できて管外形をかさ高にせ
ずに内装できるものとなる。
構成であるので非常に小型化できて管外形をかさ高にせ
ずに内装できるものとなる。
また、緩衝媒体として逆流する流体自体を利用するので
別の緩衝媒体およびそれの作用装置を設ける必要がない
。
別の緩衝媒体およびそれの作用装置を設ける必要がない
。
次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。
流体輸送管1,1の流路R途中に介装して流体の逆流を
阻止する逆止弁2を構成するのに、管1,1にフランジ
連結される弁箱3内に、その中心に同芯状に有底筒状の
シリンダ4を設け、前記シリンダ4に挿嵌されるピスト
ン部分5とそれに一体に連設された弁体部分6とからな
る摺動部材Aを、前記シリンダ4の筒軸芯方向で流路R
に沿う方向に設け、流動流体の圧力により弁体部分6を
ストツパー7に接当する位置にまで摺動させて全開状態
にし、弁体部分6の外周縁と弁箱3の内周面間に形成さ
れる環状空間を通じて流体を流動させながら、逆止作用
時には逆圧により、弁体部分6が摺動し、弁座シート8
に密着して全閉状態となり、逆流を阻止するように構成
してある。
阻止する逆止弁2を構成するのに、管1,1にフランジ
連結される弁箱3内に、その中心に同芯状に有底筒状の
シリンダ4を設け、前記シリンダ4に挿嵌されるピスト
ン部分5とそれに一体に連設された弁体部分6とからな
る摺動部材Aを、前記シリンダ4の筒軸芯方向で流路R
に沿う方向に設け、流動流体の圧力により弁体部分6を
ストツパー7に接当する位置にまで摺動させて全開状態
にし、弁体部分6の外周縁と弁箱3の内周面間に形成さ
れる環状空間を通じて流体を流動させながら、逆止作用
時には逆圧により、弁体部分6が摺動し、弁座シート8
に密着して全閉状態となり、逆流を阻止するように構成
してある。
前記弁座シート8は、前記シリンダ4に一体連設の筒状
ブロック9の一端側に全周にわたって取付けられており
、そして、前記ブロック9が、他端側において、周方向
に間隔をへだてて設けられた抜け止め部材10・・によ
り弁箱3内に取付けられている。
ブロック9の一端側に全周にわたって取付けられており
、そして、前記ブロック9が、他端側において、周方向
に間隔をへだてて設けられた抜け止め部材10・・によ
り弁箱3内に取付けられている。
前記シリンダ4の底部と前記ピストン部分5の摺動範囲
に相当する周部とに長手方向に間隔をへだてて小孔11
・・を連設し、ピストン部分5の摺動に伴って、シリン
ダ4の内外にわたって連通される小孔11・・の数が変
更されるように構成してあり、もって、逆止作用時に、
前記弁体部分6の全閉状態への移行に伴い、連通される
小孔11・・の数が減少し、シリンダ4内の流体を排出
する開口量が減少されて弁体部分6の移行速度が減少し
、弁害部分6の弁座シート8への接当時の衝撃を緩和で
きるように構成してある。
に相当する周部とに長手方向に間隔をへだてて小孔11
・・を連設し、ピストン部分5の摺動に伴って、シリン
ダ4の内外にわたって連通される小孔11・・の数が変
更されるように構成してあり、もって、逆止作用時に、
前記弁体部分6の全閉状態への移行に伴い、連通される
小孔11・・の数が減少し、シリンダ4内の流体を排出
する開口量が減少されて弁体部分6の移行速度が減少し
、弁害部分6の弁座シート8への接当時の衝撃を緩和で
きるように構成してある。
逆止昨用時にシリンダ4内の流体を排出する開口量を減
少させるのに、上述実施例のような小孔11・・に限ら
ず、例えば、長手方向に向かう長孔を周方向に間隔をへ
だてて穿設する等、各種の構造変形可能であり、それら
をして貫通孔11と総称する。
少させるのに、上述実施例のような小孔11・・に限ら
ず、例えば、長手方向に向かう長孔を周方向に間隔をへ
だてて穿設する等、各種の構造変形可能であり、それら
をして貫通孔11と総称する。
尚、前記弁体6とストッパー7間に圧縮スプリングを介
装するとか、あるいは、シリンダ4よりも弁体部分6が
上方に位置する状態で配設する等、弁体部分6を全閉側
に移動するべく付勢し、液体の供給停止時等、逆圧がか
からない状態でも自動的に全閉状態となるように構成し
ても良い。
装するとか、あるいは、シリンダ4よりも弁体部分6が
上方に位置する状態で配設する等、弁体部分6を全閉側
に移動するべく付勢し、液体の供給停止時等、逆圧がか
からない状態でも自動的に全閉状態となるように構成し
ても良い。
又、前記小孔11・・をネジ孔に形成すると共に、ネジ
孔に、小孔11・・よりも小径の孔を穿設したネジ部材
を着脱自在に螺着するべく構成し、逆止弁の用途に応じ
て 初期設定における排出作用開口量を変更できるよう
に構成しても良い。
孔に、小孔11・・よりも小径の孔を穿設したネジ部材
を着脱自在に螺着するべく構成し、逆止弁の用途に応じ
て 初期設定における排出作用開口量を変更できるよう
に構成しても良い。
更には、前記ネジ部材の孔部分にフィルターを付設し、
ピストン部分5とシリンダ4の摺接箇所にゴミ等の異物
が侵入するのを防止するべく構成しても良く、この場合
、逆止作用に伴うシリンダ4内の流体排出自体により、
フィルターに対する逆洗が可能となり、フィルターを頻
繁に洗浄する必要も無い。
ピストン部分5とシリンダ4の摺接箇所にゴミ等の異物
が侵入するのを防止するべく構成しても良く、この場合
、逆止作用に伴うシリンダ4内の流体排出自体により、
フィルターに対する逆洗が可能となり、フィルターを頻
繁に洗浄する必要も無い。
第1図、第2図は本発明に係る逆止弁の実施例を示し、
第1図は全体縦断面図、第2図は第1図の側面図、第3
図は従来構造の逆止弁の縦断側面図である。 3・・・・・・弁箱、6・・・・・・弁体部分、4・・
・・・・シリンダ、5・・・・・・ピストン部分、11
・・・・・・貫通孔。
第1図は全体縦断面図、第2図は第1図の側面図、第3
図は従来構造の逆止弁の縦断側面図である。 3・・・・・・弁箱、6・・・・・・弁体部分、4・・
・・・・シリンダ、5・・・・・・ピストン部分、11
・・・・・・貫通孔。
Claims (1)
- 1 弁箱3内に有底筒状のシリンダ4を設け、前記シリ
ンダ4に挿嵌されるピストン部分5とそれに一体に連設
された弁体部分6とからなる摺動部材Aを、前記シリン
ダ4の筒軸芯方向で摺動自在に設けると共に、前記シリ
ンダ4には、その底部と、前記ピストン部分5の摺動範
囲に相当する周部に、シリンダ4の内外を連通する複数
の貫通孔11・・・・・・・・・を前記シリンダ筒軸芯
方向に異なる位置に設けてある事を特徴とする逆止弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4742278A JPS5814589B2 (ja) | 1978-04-19 | 1978-04-19 | 逆止弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4742278A JPS5814589B2 (ja) | 1978-04-19 | 1978-04-19 | 逆止弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54139122A JPS54139122A (en) | 1979-10-29 |
JPS5814589B2 true JPS5814589B2 (ja) | 1983-03-19 |
Family
ID=12774707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4742278A Expired JPS5814589B2 (ja) | 1978-04-19 | 1978-04-19 | 逆止弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5814589B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0455990U (ja) * | 1990-09-19 | 1992-05-13 | ||
JPH0455991U (ja) * | 1990-09-19 | 1992-05-13 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022118383A1 (ja) * | 2020-12-02 | 2022-06-09 | 三菱電機株式会社 | 圧縮機及び冷凍サイクル装置 |
-
1978
- 1978-04-19 JP JP4742278A patent/JPS5814589B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0455990U (ja) * | 1990-09-19 | 1992-05-13 | ||
JPH0455991U (ja) * | 1990-09-19 | 1992-05-13 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54139122A (en) | 1979-10-29 |
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