JP2998452B2 - 構内交換機の迂回方式 - Google Patents

構内交換機の迂回方式

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JP2998452B2
JP2998452B2 JP26096792A JP26096792A JP2998452B2 JP 2998452 B2 JP2998452 B2 JP 2998452B2 JP 26096792 A JP26096792 A JP 26096792A JP 26096792 A JP26096792 A JP 26096792A JP 2998452 B2 JP2998452 B2 JP 2998452B2
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雅幸 小林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は構内交換機の迂回方式に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の迂回方式では、交換機C
PUが専用線障害を検出すると障害回線上で通話中の呼
を切断し、その後、この障害回線への発信要求に対し
て、迂回回線を選択するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の迂回方式では、
専用線障害により呼が切断せれるため重要度の高い通話
でも1度切断され、通話を続けるためには再度発呼操作
を行わなければならなかった。
【0004】本発明の目的は、障害発生時通話中の呼を
切断することなく迂回する構内交換機の迂回方式を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の構内交換機の迂
回方式は、共通線信号方式による中継交換機能を有する
構内交換機において、前記構内交換機が具備するCPU
が専用線障害を検出したとき共通信号線を通して通話中
の対局に障害を通知する第一の手段と、障害検出局の前
記CPUが障害回線に対する迂回路を収容する局の前記
構内交換機が具備するCPUに迂回路の開設を前記共通
信号線を通して指示する第二の手段と、迂回路開設後、
前記障害検出局が通話中であった前記対局の前記構内交
換機が具備するCPUに対して通話路の張り替えを前記
共通信号線を通して指示して迂回路張り替え後両局間で
通話を再開する第三の手段とを有し、専用線障害発生時
に通話中の呼を切断せずに迂回する。
【0006】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図1は本発明の一実施例を示す構成図であ
る。局1a,局1b,局1cは、それぞれCPU2a,
CPU2b,CPU2c、スイッチ9a,9b,9c、
端末6a,6b,6c、専用線トランク3a,3b,3
c、迂回用専用線トランク4a,4b,4cとから構成
しており、局1aが局1bと接続する場合は、端末6a
から専用線トランク3a,専用線20を通して接続す
る。専用線20が障害の場合は、迂回用専用線トランク
4a,専用線21から迂回用中継局1cを経由して局1
bと接続する。局1a,局1b,局1cは、相互に共通
信号線30〜32により接続され呼制御情報の送受信を
行っている。
【0007】次に本発明の迂回方式の制御手順を説明す
る。局1aと局1b,局1aと局1c,局1bと局1c
は、それぞれ専用線20,21,22により通話路が接
続されている。局1a側では、端末6aは、局1a内通
話路10、専用線トランク3aを通して専用線20へ接
続され、局1b側では、専用線20から専用線トランク
3b、局1b内通話路12を通して端末6bに接続され
ており、端末6aと端末6bが専用線20を通して通話
中である。
【0008】ここで、専用線20に回線障害が発生し、
CPU2aが、専用線トランク3aから専用線20の障
害を検出すると、CPU2aは共通信号線30を通して
局1bのCPU2bに回線障害を通知した後、共通信号
線31を通して局1cのCPU2cに迂回路の接続を指
示する。
【0009】局1c側では、迂回用専用線トランク4
c,5cを捕捉し、迂回用専用線トランク4c,5c間
を局1c内通話路14により接続した後、CPU2cが
迂回路接続完了を共通信号線31を通してCPU2aに
対して通知する。迂回路確立でCPU2aは、共通信号
線30を通して局1bのCPU2bに対して迂回路への
張り替えを指示する。
【0010】この後、局1aにおいてCPU2aは端末
6a−専用線トランク3a(局1a内通話路10)か
ら、端末6a−迂回用専用線トランク4a(局1a内通
話路11)に張り替える。同様に局1bにおいても、C
PU2bが端末6b−専用線トランク3b(局1b内通
話路12)から、端末6b−迂回用専用線トランク5b
(局1b内通話路13)に張り替え、張り替え完了通知
を共通信号線30を通してCPU2aに通知し迂回接続
を完了する。
【0011】以上の制御により、端末6a,迂回用専用
線トランク4a,迂回用専用線トランク4c,5c,迂
回用専用線トランク5b,端末6bを通した通話路が確
立し、回線障害に対して通話中の呼を無切断で専用線網
上の迂回専用線に張り替えることができる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、中継回線
(専用線)障害時に障害検出した局から共通信号線を介
して通話中の相手局および迂回局に対し、迂回路の接続
替え指示することにより、通話中の呼を切断することな
く迂回を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c 局 2a,2b,2c 交換機CPU 3a,3b,3c 専用線トランク 4c,5c 迂回用専用線トランク 6a,6b,6c 端末 9a,9b,9c スイッチ 10〜14 局1〜局1c内の通話路 20〜22 専用線 30〜32 共通信号線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 3/00 H04M 3/08 - 3/40 H04M 7/00 - 7/16 H04Q 1/20 - 1/26 H04Q 3/58 - 3/62

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通線信号方式による中継交換機能を有
    する構内交換機において、前記構内交換機が具備するC
    PUが専用線障害を検出したとき共通信号線を通して通
    話中の対局に障害を通知する第一の手段と、障害検出局
    の前記CPUが障害回線に対する迂回路を収容する局の
    前記構内交換機が具備するCPUに迂回路の開設を前記
    共通信号線を通して指示する第二の手段と、迂回路開設
    後、前記障害検出局が通話中であった前記対局の前記構
    内交換機が具備するCPUに対して通話路の張り替えを
    前記共通信号線を通して指示して迂回路張り替え後両局
    間で通話を再開する第三の手段とを有し、専用線障害発
    生時に通話中の呼を切断せずに迂回することを特徴とす
    る構内交換機の迂回方式。
JP26096792A 1992-09-30 1992-09-30 構内交換機の迂回方式 Expired - Lifetime JP2998452B2 (ja)

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