JP2998441B2 - ターボ真空ポンプ - Google Patents

ターボ真空ポンプ

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    • F16C2360/00Engines or pumps
    • F16C2360/44Centrifugal pumps
    • F16C2360/45Turbo-molecular pumps

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸気口と排気口を有す
るハウジング内に排気ポンプ部を有し、この排気ポンプ
部の作用で吸気口から吸込んだ気体を圧縮し排気口より
排気するターボ真空ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ターボ真空ポンプは、例えば特公平3−
7039号公報に記載されているように、吸気口と排気
口を有するハウジングの内部に、2個のころがり玉軸受
によって回転自在に垂直に支承されたロータと、吸気口
側から排気口側に至る間のハウジング内に順次配設され
た遠心圧縮ポンプ段及び円周流圧縮ポンプ段とを備えて
いる。前述の圧縮ポンプ段は、ロータに取り付けられた
遠心羽根車と、これら羽根車を囲うように設置され静止
している遠心ステータから構成され、円周流圧縮ポンプ
段は、ロータに取り付けられた円周流羽根車と、これら
羽根車を囲うように設置され静止している円周流ステー
タから構成されている。これらのポンプ段は、いずれも
ロータを支承するころがり玉軸受よりオーバーハングし
ており、吸気口側にはロータを支承する軸受はない。そ
して、これらのポンプ段は、ロータに連結したモータに
より駆動されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術におい
ては、構造が簡単で製造コストも高くならないが、一方
排気される気体の流体力によって発生するスラスト力は
大きくキャンセルされず、また回転する部分のオーバー
ハング部が大きいため高速化が難しいという問題があ
る。
【0004】本発明の目的は、構造が簡単で製造コスト
も高くならず高速回転化が容易なターボ真空ポンプを提
供することにある。また、本発明の他の目的は、排気さ
れる気体の流体力によって発生するスラスト力を小さく
することができるターボ真空ポンプを提供することにあ
る。また、本発明の他の目的は、取り扱われる気体が腐
食性のものであっても不具合を生じることなく作動可能
なターボ真空ポンプを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、吸気口と排
気口とを有するハウジング内に排気ポンプとモータとが
一体に形成されたロータ収容し、排気ポンプの作用で吸
気口から吸込んだ気体を圧縮し排気口から大気へ排気す
るターボ真空ポンプにおいて、排気ポンプを吸気口と排
気口との軸方向中間部に、モータを吸気口を挟んで排気
ポンプの軸方向反対側にそれぞれ配置し、ロータをその
両端側においてハウジングに軸受手段を用いて回動可能
に支持し、吸気口とモータとの軸方向中間部にネジシー
ルからなる第1のシール手段を配置し、この第1のシー
ル手段は吸気口から吸込んだ気体がモータ側に流入する
のを防止し、吸込み口からモータ側へ漏れた吸込み気体
はこの第1のシール手段で圧縮されて前記排気口に導か
れ、吸込み気体の残りは排気ポンプが備える遠心圧縮ポ
ンプ段、次いで円周流圧縮ポンプ段で順次圧縮された後
に排気口に導かれることにより達成される。この構成に
おいて、ロータの両端側に配置された軸受手段は、一端
側がラジアル能動磁気軸受とスラスト能動磁気軸受、他
端側がラジアル能動磁気軸受とスラスト永久磁石軸受で
あることが望ましい。また、第1のシール手段における
ねじシールの径を、排気ポンプの少なくとも最終段の羽
根車外径より大きくなるようにすることが望ましい。さ
らに、軸受手段は、ハウジングの両端側に形成された第
1の軸受室及び第2の軸受室内に収納され、モータはハ
ウジングに形成されたモータ室内に収納され、モータ室
には第2排気口を設け、この第2排気口と排気口とを圧
力バランスパイプにより連通することが望ましい。さら
にまた、軸受手段は、ハウジングの両端側に形成された
第1の軸受室及び第2の軸受室内に収納され、モータは
ハウジングに形成されたモータ室内に収納され、第1の
軸受室及び第2の軸受室にはそれぞれパージガス供給口
を設け、第1のシール手段とモータ室の間には第2のシ
ール手段を設け、排気ポンプと第2の軸受室の間に第3
のシール手段を設け、モータ室と第2のシール手段の間
には第2排気口を設け、この第2排気口と排気口とを圧
力バランスパイプにより連通することが望ましい
【0006】
【作用】モ−タが回転すると、ハウジングに対し両端側
を軸受手段により支持されているロ−タが回転し、これ
により、吸気口と排気口との間に配設される排気ポンプ
部が作動し、排気作用が行われる。また、このロ−タの
回転により、ねじシ−ルからなる第1のシ−ル手段も吸
気口から吸気される気体の一部の排気を行う。このロ−
タの回転は、軸受手段が回転体の両端にあるので高速回
転化が容易になる。また、排気作用が行われていると
き、ねじシ−ルからなる第1のシ−ル手段のねじシ−ル
の径が、排気ポンプ部の少なくとも最終段の羽根車外径
より大きいくなるようにしものであるので、排気ポンプ
部で気体の流体力によって発生するスラスト力をある程
度キャンセルして小さくすることができる。従って、ス
ラスト軸受を小さくしたり、ころがり軸受の場合は軸受
寿命を長くすることができる。また、取扱われる気体が
腐食性の場合には、軸受手段が収納されている軸受室に
外部からパ−ジガスが供給される。この供給されたガス
は、軸受手段、モ−タを流れ排気口から排気され、これ
により、排気ポンプ部及び第1のシ−ル手段から排気さ
れる腐食性の気体が軸受室やモ−タ室に流入しないよう
にしている。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1により説明す
る。
【0008】図1は本発明による真空ポンプの全体構造
を示すものである。
【0009】吸気口2と排気口3を有しているハウジン
グ1内には、ロータ4が収められている。このロ−タ4
は、一端側のロ−タ軸4Aがラジアル能動磁気軸受5と
スラスト能動磁気軸受7により支承され、他端側のロ−
タ軸4Bがラジアル能動磁気軸受6と永久磁石より成る
スラスト受動磁気軸受8により支承されている。また、
ラジアル能動磁気軸受5及び6より軸端側には、タッチ
ダウン軸受15及び16が設けられている。これらラジ
アル能動磁気軸受5、スラスト能動磁気軸受7及びタッ
チダウン軸受15は、ハウジング1の第1の軸受室9内
に収められている。また、ラジアル能動磁気軸受6、ス
ラスト受動磁気軸受8及びタッチダウン軸受16は、ハ
ウジング1の第2の軸受室10内に収められている。前
述のロータ4は、ハウジング1のモ−タ室12内に配設
されているモータ13により駆動される。ラジアル能動
磁気軸受5及び6の近くには、ラジアル位置センサ17
及び18が設けられており、スラスト能動磁気軸受17
の近くには、スラスト位置センサ19が設けられてい
る。吸気口2と排気口3との間には、吸気口2側から排
気口3側に至る間のハウジング1内に順次配設された遠
心圧縮ポンプ段21及び円周流圧縮ポンプ段22とから
なる排気ポンプ部20を備えている。前述の遠心圧縮ポ
ンプ段21は、ロータ4に取り付けられた複数の遠心羽
根車21Aとこれら遠心羽根車21Aを囲むようにハウ
ジング1側に配設され静止している遠心ステータ21B
からなっている。また、円周流圧縮ポンプ段22は、ロ
ータ4に取り付けられた複数の円周流羽根車22Aとこ
れら円周流羽根車22Aを囲うように設置され静止して
いる及び円周流ステータ22Bとからなってる。吸気口
2の反排気口3側には、ロ−タ4の突出面部25Aとこ
の突出面部25Aに対向するハウジング1に設けられた
ねじシール25Bからなる第1のシール手段25が配設
されている。このねじシール25Bにおけるねじ方向
は、ロ−タ回転時に、吸気口2から吸込まれた気体の一
部を吸引圧縮しモ−タ室12側に排気するように加工さ
れている。また、このねじシール25Bの径は、排気ポ
ンプ部20の少くとも最終段の羽根車外径より大きくな
るように設定されている。これにより、排気ポンプ部2
0において気体の流体力によって発生するスラスト力
は、ある程度キャンセルすることが出来る。なお、この
第1のシール手段25のねじシール25Bは、図1の実
施例ではハウジング1に設けられているが、ロ−タ4側
に設けても良い。そして、これら吸気口3、排気ポンプ
部20、第1のシール手段25及びモ−タ13はすべて
2個のラジアル能動磁気軸受5と6の間に位置してい
る。ロ−タ4を駆動するためのモータ13が設置されて
いるモータ室12には、第2排気口26が設けられてお
り、この第2排気口26と排気口2は、圧力バランスパ
イプ27によって連通している。第1の軸受室9及び第
2の軸受室10には、第1のパージガス供給口28及び
第2のパージガス供給口29が設けられており、供給パ
イプ30を介して外部から窒素等不活性ガスがパージガ
スとして供給されるようになっている。この供給される
ガスのガス圧は、排気ポンプ部20及び第1のシ−ル手
段25から排気される気体が軸受室やモ−タ室に流入し
ないように設定されている。モータ室12と第2排気口
26の間には、ラビリンスシールからなる第2のシール
手段31が設けられ、ハウジング1内の各ポンプ段とモ
−タ室12側とのシ−ルが行われる。また、第2の軸受
室10と排気口3の間には、同じくラビリンスシールか
らなる第3のシール手段32が設けられ、ハウジング1
内の各ポンプ段と第2の軸受室10側とのシ−ルが行わ
れる。
【0010】次に、本発明の実施例の動作について説明
する。
【0011】モ−タ13を起動してロ−タ4を回転する
と、排気ポンプ部20は作動を始める。これにより、吸
気口2から吸い込まれた気体は、排気ポンプ部20の遠
心圧縮ポンプ段21及び円周流圧縮ポンプ段22によっ
て順次圧縮されて、排気口3から大気へ排気される。ま
た、ねじシールからなる第1のシール手段25は、流量
の小さな排気ポンプとして働き、吸気口2から吸込んだ
気体の一部を圧縮して第2排気口26及び圧力バランス
パイプ27を通して排気口3に合流し排気する。ここ
で、吸気口2から吸込まれる気体が腐食性の場合は、そ
の気体がモータ室12、第1の軸受室9及び第2の軸受
室10に流入すると、モータ13や各軸受の腐食等の不
具合を生じる。このため、第1の軸受室9には、第1の
パージガス供給口28及び供給パイプ30を介して、ま
た、第2の軸受室10には、第2のパージガス供給口2
9及び供給パイプ30を介してそれぞれ窒素等の不活性
ガスをパージガスとして供給して、腐食性ガスの流入を
防いでいる。第1の軸受室9に流入するパージガスは、
第1のシール手段25を通過した気体と合流して第2排
気口26及び圧力バランスパイプ27から排気口3へと
排気される。また、第2の軸受室10に流入するパージ
ガスは、排気ポンプ部20で圧縮された気体と共に排気
口3から排気される。前述の第2のシール手段31及び
第3のシール手段32は、パージガスの流量を少なくす
るために設けてあり、ラビリンスシール以外にも例えば
フローティングリングシール等の細隙ギャップによるシ
ールを用いることができる。吸気口2から吸込まれる気
体が腐食性の場合は、その気体がモータ室12、第1の
軸受室9及び第2の軸受室10に流入してもモータ13
や各軸受の腐食等の不具合を生じることはない。このた
め、第1の軸受室9及び第2の軸受室10にパージガス
を供給する必要はなく、第1のパージガス供給口28や
第2のパージガス供給口29をもうける必要はない。ま
た、第2のシール手段31及び第3のシール手段32も
省略することができる。
【0012】ロータ4の回転時、ロータ4は、ラジアル
能動磁気軸受5及び6によって水平に支持され、また、
スラスト能動磁気軸受7と永久磁石よりなるスラスト受
動磁気軸受8によって流体力より生じるスラスト力を受
け位置決めが行われる。ラジアル能動磁気軸受5、6及
びスラスト能動磁気軸受7は、各々ラジアル位置センサ
17及び18、スラスト位置センサ19によって検出さ
れる位置信号によってコントローラ(図示せず)から発
せられる制御信号で制御される。ラジアル能動磁気軸受
5、6及びスラスト能動磁気軸受7は、停電等で電気が
供給されなくなるとロータ4を支持できなくなるので、
そのような場合には、タッチダウン軸受15、16でロ
ータ4を支えるようになっている。ここで、ラジアル能
動磁気軸受5、6及びスラスト能動磁気軸受7の代わり
に、ラジアル気体軸受、スラスト気体軸受を用いること
もできる。
【0013】上記の実施例によれば、ロ−タ4は、軸受
手段によってその両端側で支持しているので、高速回転
化が容易であり、また、タッチダウン軸受15、16が
軸両端に位置しているため、その交換が容易である。ま
た、ねじシールからなる第1のシール手段25によっ
て、排気ポンプ部20において気体の流体力によって発
生するスラスト力が弱められるため、スラスト軸受を小
さくすることができる。
【0014】図2は、本発明の他の実施例を示す。この
実施例では、ロ−タ4は、その両端側のロ−タ軸4A、
4Bがころがり軸受40、41を用いて支持されてい
る。これらのころがり軸受40、41は、油による潤滑
が必要なため、その油が排気ポンプ部20に浸入しない
ように、第2のシール手段31及び第3のシール手段3
2をそれぞれ2個の部分に分割し、それぞれの中間に第
1のパージガス供給口28及び第2のパージガス供給口
29を設けている。第1のパージガス供給口28から供
給されたパージガスは、2個に分割された第2のシール
部31の両側に分かれて流れ、一部のガスは第2排気口
26から排気口3に流れて排気される。また、他のガス
はモ−タ室12、第1の軸受室9及び第1の軸受室9に
設けられた第3排気口42に流れ、排気パイプ44を通
して排気される。一方、第2のパージガス供給口29か
ら供給されたパージガスは、2個に分割された第3のシ
ール手段32の両側に分かれて流れ、一部のガスは排気
口3に流れて排気される。また、他のガスは第2の軸受
室10及び第2の軸受室10に設けられた第4排気口4
3に流れ、排気パイプ44を通して排気される。
【0015】このシール構造により、潤滑油が排気ポン
プ部20に浸入するのを防ぐと同時に、吸気口2から吸
込まれた気体がモータ室12や第1の軸受室9及び第2
の軸受室10に浸入するのを防ぐことができる。また、
排気ポンプ部20において気体の流体力によって発生す
るスラスト力が低減できるので、ころがり軸受40、4
1の寿命を延ばすことができる。更に、高速回転化が容
易なことや、ころがり軸受40、41が両軸端に位置し
ているためその交換が容易であることは、図1に示した
の実施例と同じである。
【0016】図1及び図2の実施例共に、排気ポンプ部
20は遠心段と円周流段を組み合わせてあるが、軸流
段、ねじ溝段等の他のターボ形の要素を組み合わせてタ
ーボ真空ポンプとすることもできる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、軸受手段がロ−タ両端
側にあるので、高速回転化が容易になり、排気ポンプ部
が1組で済むので、構造が簡単になり、製造コストも低
くできる。また、吸気口に対して排気ポンプ部の反対側
にねじシールからなるシール部があり、そのねじシール
の径を少なくとも排気ポンプ部の最終段の羽根車外径よ
り大きくなるようにすることにより、排気ポンプ部で気
体の流体力によって発生するスラスト力を小さくするこ
とができる。したがって、スラスト軸受を小さくした
り、ころがり軸受の場合は軸受寿命を長くすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のターボ真空ポンプの一実施例を示すの
縦断面図である。
【図2】本発明のターボ真空ポンプの他の実施例を示す
縦断面図である。
【符号の説明】
1…ハウジング、2…吸気口、3…排気口、4…ロー
タ、5、6…ラジアル能動磁気軸受、7…スラスト能動
磁気軸受、8…スラスト受動磁気軸受、9…第1の軸受
室、10…第2の軸受室、12…モ−タ室、13…モ−
タ、15、16…タッチダウン軸受、20…排気ポンプ
部、21…遠心圧縮ポンプ段、22…円周流圧縮ポンプ
段、25…第1のシール手段、26…第2排気口、27
…圧力バランスパイプ、28…第1のパージガス供給
口、29…第2のパージガス供給口、31…第2のシー
ル部、32…第3のシール手段、40、41…ころがり
軸受、42…第3排気口、43…第4排気口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西内 章 茨城県土浦市神立町603番地 株式会社 日立製作所 土浦工場内 (72)発明者 桜井 祥文 茨城県土浦市神立東二丁目28番4号 日 立テクノエンジニアリング株式会社 土 浦事業所内 (56)参考文献 特開 昭60−116895(JP,A) 特開 昭60−153494(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04D 19/04 F04D 29/04 F16C 32/04 F16J 15/44

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸気口と排気口とを有するハウジング内に
    排気ポンプとモータとが一体に形成されたロータ収容
    し、前記排気ポンプの作用で吸気口から吸込んだ気体を
    圧縮し排気口から大気へ排気するターボ真空ポンプにお
    いて、 前記排気ポンプを前記吸気口と排気口との軸方向中間部
    に、前記モータを吸気口を挟んで前記排気ポンプの軸方
    向反対側にそれぞれ配置し、前記ロータをその両端側に
    おいて前記ハウジングに軸受手段を用いて回動可能に支
    持し、前記吸気口と前記モータとの軸方向中間部にネジ
    シールからなる第1のシール手段を配置し、この第1の
    シール手段は前記吸気口から吸込んだ気体がモータ側に
    流入するのを防止し、吸込み口からモータ側へ漏れた吸
    込み気体はこの第1のシール手段で圧縮されて前記排気
    口に導かれ、吸込み気体の残りは排気ポンプが備える遠
    心圧縮ポンプ段、次いで円周流圧縮ポンプ段で順次圧縮
    された後に前記排気口に導かれる ことを特徴とするター
    ボ真空ポンプ。
  2. 【請求項2】前記ロータの両端側に配置された軸受手段
    は、一端側がラジアル能動磁気軸受とスラスト能動磁気
    軸受、他端側がラジアル能動磁気軸受とスラスト永久磁
    石軸受であることを特徴とする請求項1に記載のターボ
    真空ポンプ。
  3. 【請求項3】前記第1のシール手段におけるねじシール
    の径を、前記排気ポンプの少なくとも最終段の羽根車外
    径より大きくなるようにしたことを特徴とする請求項1
    に記載のターボ真空ポンプ。
  4. 【請求項4】前記軸受手段は、ハウジングの両端側に形
    成された第1の軸受室及び第2の軸受室内に収納され、
    前記モータはハウジングに形成されたモータ室内に収納
    され、前記モータ室には第2排気口を設け、この第2排
    気口と排気口とを圧力バランスパイプにより連通したこ
    とを特徴とする請求項1に記載のターボ真空ポンプ。
  5. 【請求項5】前記軸受手段は、ハウジングの両端側に形
    成された第1の軸受室及び第2の軸受室内に収納され、
    前記モータはハウジングに形成されたモータ室内に収納
    され、前記第1の軸受室及び第2の軸受室にはそれぞれ
    パージガス供給口を設け、前記第1のシール手段とモー
    タ室の間には第2のシール手段を設け、前記排気ポン
    第2の軸受室の間に第3のシール手段を設け、前記モ
    ータ室と第2のシール手段の間には第2排気口を設け、
    この第2排気口と排気口とを圧力バランスパイプにより
    連通したことを特徴とする請求項1に記載のターボ真空
    ポンプ。
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