JP2997828B2 - キノリン及びナフチリジン誘導体 - Google Patents
キノリン及びナフチリジン誘導体Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なキノリン及びナ
フチリジン誘導体に関する。
フチリジン誘導体に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明のキノリン及びナフチリジン誘導
体は文献未載の新規化合物である。
体は文献未載の新規化合物である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は後記するよう
に医薬品として有用な化合物の提供を目的とする。
に医薬品として有用な化合物の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば下記一般
式(1)で表わされるキノリン及びナフチリジン誘導体
が提供される。
式(1)で表わされるキノリン及びナフチリジン誘導体
が提供される。
【0005】
【化2】
【0006】〔式中、R1 及びR2 は同一又は異なって
水素原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基、ハロゲ
ン原子、ニトロ基、ハロゲン置換低級アルキル基、シア
ノ基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルキルチオ
基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基又
はカルボキシル基を、R3 は水素原子、低級アルキル
基、低級アルキルチオ基、ハロゲン原子、アミノ基又は
低級アルキルアミノ基を、R4 及びR5 は同一又は異な
って水素原子、低級アルカノイル基、低級アルキル基、
ハロゲン置換低級アルカノイル基、ベンゾイル基、チオ
カルバモイル基、N−低級アルキルカルバモイル基、N
−(低級アルキル)チオカルバモイル基、N−(ベンゾ
イル)チオカルバモイル基、低級アルキルスルホニル
基、低級アルコキシカルボニル基、フェニル低級アルキ
ル基又は置換基として低級アルコキシカルボニル低級ア
ルキル基を有することのあるチアゾリル基を示すか或い
はR4 とR5 で基=C(NH2 )2 又は=C(NH2 )
(S−α)(式中αは低級アルキル基を示す)を形成
し、nは0又は1を、Aは基−NR6 −N=、=N−N
R6−、−S−CR6 =又は−NR7 −CR6 =(R6
は水素原子、低級アルキル基、ヒドロキシ低級アルキル
基、低級アルコキシカルボニル基又はカルボキシル基
を、R7 は低級アルキル基を示す)を、またGは炭素原
子又は窒素原子を示し、破線は二重結合が2つあること
を表わす。〕 上記一般式(1)において示される各基としては、具体
的にはそれぞれ以下の各基を例示できる。
水素原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基、ハロゲ
ン原子、ニトロ基、ハロゲン置換低級アルキル基、シア
ノ基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルキルチオ
基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基又
はカルボキシル基を、R3 は水素原子、低級アルキル
基、低級アルキルチオ基、ハロゲン原子、アミノ基又は
低級アルキルアミノ基を、R4 及びR5 は同一又は異な
って水素原子、低級アルカノイル基、低級アルキル基、
ハロゲン置換低級アルカノイル基、ベンゾイル基、チオ
カルバモイル基、N−低級アルキルカルバモイル基、N
−(低級アルキル)チオカルバモイル基、N−(ベンゾ
イル)チオカルバモイル基、低級アルキルスルホニル
基、低級アルコキシカルボニル基、フェニル低級アルキ
ル基又は置換基として低級アルコキシカルボニル低級ア
ルキル基を有することのあるチアゾリル基を示すか或い
はR4 とR5 で基=C(NH2 )2 又は=C(NH2 )
(S−α)(式中αは低級アルキル基を示す)を形成
し、nは0又は1を、Aは基−NR6 −N=、=N−N
R6−、−S−CR6 =又は−NR7 −CR6 =(R6
は水素原子、低級アルキル基、ヒドロキシ低級アルキル
基、低級アルコキシカルボニル基又はカルボキシル基
を、R7 は低級アルキル基を示す)を、またGは炭素原
子又は窒素原子を示し、破線は二重結合が2つあること
を表わす。〕 上記一般式(1)において示される各基としては、具体
的にはそれぞれ以下の各基を例示できる。
【0007】即ち、低級アルキル基としては、例えばメ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソ
ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル基等の直鎖
又は分枝鎖状低級アルキル基を例示できる。
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソ
ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル基等の直鎖
又は分枝鎖状低級アルキル基を例示できる。
【0008】ハロゲン置換低級アルキル基としては、例
えばトリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、ヘプ
タフルオロプロピル、ノナフルオロブチル、ウンデカフ
ルオロペンチル、トリデカフルオロヘキシル基等を例示
できる。
えばトリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、ヘプ
タフルオロプロピル、ノナフルオロブチル、ウンデカフ
ルオロペンチル、トリデカフルオロヘキシル基等を例示
できる。
【0009】低級アルコキシカルボニル基としては、例
えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポ
キシカルボニル、ブトキシカルボニル、ペンチルオキシ
カルボニル、ヘキシルオキシカルボニル基等を例示でき
る。
えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポ
キシカルボニル、ブトキシカルボニル、ペンチルオキシ
カルボニル、ヘキシルオキシカルボニル基等を例示でき
る。
【0010】低級アルキルチオ基としては、例えばメチ
ルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、ブチルチオ、ペン
チルチオ、ヘキシルチオ基等を例示できる。
ルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、ブチルチオ、ペン
チルチオ、ヘキシルチオ基等を例示できる。
【0011】低級アルカノイル基としては、例えばアセ
チル、プロピオニル、ブチリル、バレリル、ピバロイ
ル、ヘキサノイル、ヘプタノイル基等を例示できる。
チル、プロピオニル、ブチリル、バレリル、ピバロイ
ル、ヘキサノイル、ヘプタノイル基等を例示できる。
【0012】低級アルコキシ基としては、例えばメトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ基等を例示でき
る。
シ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ基等を例示でき
る。
【0013】低級アルキルスルホニル基としては、例え
ばメチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスル
ホニル、ブチルスルホニル、ペンチルスルホニル、ヘキ
シルスルホニル基等を例示できる。
ばメチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスル
ホニル、ブチルスルホニル、ペンチルスルホニル、ヘキ
シルスルホニル基等を例示できる。
【0014】低級アルキルアミノ基としては例えばメチ
ルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ブチルアミ
ノ、ペンチルアミノ、ヘキシルアミノ、ジメチルアミ
ノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、ジブチルアミ
ノ、ジペンチルアミノ、ジヘキシルアミノ、エチルメチ
ルアミノ基等を例示できる。
ルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ブチルアミ
ノ、ペンチルアミノ、ヘキシルアミノ、ジメチルアミ
ノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、ジブチルアミ
ノ、ジペンチルアミノ、ジヘキシルアミノ、エチルメチ
ルアミノ基等を例示できる。
【0015】ヒドロキシ低級アルキル基としては、例え
ばヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、1−ヒド
ロキシプロピル、1−ヒドロキシブチル、1−ヒドロキ
シペンチル、1−ヒドロキシヘキシル基等を例示でき
る。
ばヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、1−ヒド
ロキシプロピル、1−ヒドロキシブチル、1−ヒドロキ
シペンチル、1−ヒドロキシヘキシル基等を例示でき
る。
【0016】フェニル低級アルキル基としては、例えば
ベンジル、1−フェニルエチル、2−フェニルエチル、
3−フェニルプロピル、4−フェニルブチル、5−フェ
ニルペンチル、6−フェニルヘキシル基等を例示でき
る。
ベンジル、1−フェニルエチル、2−フェニルエチル、
3−フェニルプロピル、4−フェニルブチル、5−フェ
ニルペンチル、6−フェニルヘキシル基等を例示でき
る。
【0017】ハロゲン原子には、弗素原子、塩素原子、
臭素原子、ヨウ素原子が包含される。
臭素原子、ヨウ素原子が包含される。
【0018】ハロゲン置換低級アルカノイル基として
は、例えばトリフルオロアセチル、ペンタフルオロプロ
ピオニル、ヘプタフルオロブチリル、ノナフルオロバレ
リル、ウンデカフルオロヘキサノイル、トリデカフルオ
ロヘプタノイル基等を例示できる。
は、例えばトリフルオロアセチル、ペンタフルオロプロ
ピオニル、ヘプタフルオロブチリル、ノナフルオロバレ
リル、ウンデカフルオロヘキサノイル、トリデカフルオ
ロヘプタノイル基等を例示できる。
【0019】N−アルキルカルバモイル基としては、例
えばN−メチルカルバモイル、N−エチルカルバモイ
ル、N−プロピルカルバモイル、N−ブチルカルバモイ
ル、N−ペンチルカルバモイル、N−ヘキシルカルバモ
イル基等を例示できる。
えばN−メチルカルバモイル、N−エチルカルバモイ
ル、N−プロピルカルバモイル、N−ブチルカルバモイ
ル、N−ペンチルカルバモイル、N−ヘキシルカルバモ
イル基等を例示できる。
【0020】N−(アルキル)チオカルバモイル基とし
ては、例えばN−(メチル)チオカルバモイル、N−
(エチル)チオカルバモイル、N−(プロピル)チオカ
ルバモイル、N−(ブチル)チオカルバモイル、N−
(ペンチル)チオカルバモイル、N−(ヘキシル)チオ
カルバモイル基等を例示できる。
ては、例えばN−(メチル)チオカルバモイル、N−
(エチル)チオカルバモイル、N−(プロピル)チオカ
ルバモイル、N−(ブチル)チオカルバモイル、N−
(ペンチル)チオカルバモイル、N−(ヘキシル)チオ
カルバモイル基等を例示できる。
【0021】置換基として低級アルコキシカルボニル低
級アルキル基を有することのあるチアゾリル基として
は、例えば2−チアゾリル、4−エトキシカルボニルメ
チル−2−チアゾリル、4−メトキシカルボニルメチル
−2−チアゾリル、4−(2−メトキシカルボニルエチ
ル)−2−チアゾリル、4−(2−エトキシカルボニル
エチル)−2−チアゾリル基等を例示できる。
級アルキル基を有することのあるチアゾリル基として
は、例えば2−チアゾリル、4−エトキシカルボニルメ
チル−2−チアゾリル、4−メトキシカルボニルメチル
−2−チアゾリル、4−(2−メトキシカルボニルエチ
ル)−2−チアゾリル、4−(2−エトキシカルボニル
エチル)−2−チアゾリル基等を例示できる。
【0022】上記一般式(1)で表わされる本発明キノ
リン及びナフチリジン誘導体は、優れた抗炎症作用、免
疫調節作用、鎮痛作用、解熱作用等を有しており、免疫
調節剤、消炎・鎮痛・解熱剤として、慢性関節リウマ
チ、腎炎、乾癬、全身性エリテマトーデス、腰痛症等の
治療及び予防に有用である。
リン及びナフチリジン誘導体は、優れた抗炎症作用、免
疫調節作用、鎮痛作用、解熱作用等を有しており、免疫
調節剤、消炎・鎮痛・解熱剤として、慢性関節リウマ
チ、腎炎、乾癬、全身性エリテマトーデス、腰痛症等の
治療及び予防に有用である。
【0023】本発明の上記一般式(1)で表わされるキ
ノリン及びナフチリジン誘導体は、各種の方法により製
造できる。その具体例を下記反応工程式に示す。
ノリン及びナフチリジン誘導体は、各種の方法により製
造できる。その具体例を下記反応工程式に示す。
【0024】
【化3】
【0025】〔式中、n及びGは前記に同じ。R1a及び
R2aは同一又は異なって水素原子、低級アルキル基、低
級アルコキシ基、ハロゲン原子、ニトロ基、ハロゲン置
換低級アルキル基、シアノ基、低級アルコキシカルボニ
ル基、低級アルキルチオ基、低級アルカノイル基又は低
級アルキルスルホニル基を、R3aは水素原子、低級アル
キル、低級アルキルチオ基又はハロゲン原子を、R6aは
水素原子、低級アルキル基、ヒドロキシ低級アルキル基
又は低級アルコキシカルボニル基を示し、破線は環内に
二重結合が2つあることを表わす。〕上記反応工程式−
1に示す化合物(2)とヒドラジン誘導体(3)との反
応は、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、
N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、N,N−ジ
メチルアセトアミド(DMA)等の適当な不活性溶媒中
で、更に必要に応じてトリエチルアミン、ピリジン、炭
酸水素ナトリウム、炭酸カリウム等の脱酸剤を添加して
実施される。ヒドラジン誘導体(3)は、一般に化合物
(2)に対して約1〜5当量用いるのがよく、脱酸剤を
添加する場合は、その使用量は化合物(2)に対して約
1〜5倍モル量とするのがよい。反応は、約20〜10
0℃程度の条件で、1〜72時間程度を要して行なわれ
る。かくして目的化合物(1a)を得ることができる。
R2aは同一又は異なって水素原子、低級アルキル基、低
級アルコキシ基、ハロゲン原子、ニトロ基、ハロゲン置
換低級アルキル基、シアノ基、低級アルコキシカルボニ
ル基、低級アルキルチオ基、低級アルカノイル基又は低
級アルキルスルホニル基を、R3aは水素原子、低級アル
キル、低級アルキルチオ基又はハロゲン原子を、R6aは
水素原子、低級アルキル基、ヒドロキシ低級アルキル基
又は低級アルコキシカルボニル基を示し、破線は環内に
二重結合が2つあることを表わす。〕上記反応工程式−
1に示す化合物(2)とヒドラジン誘導体(3)との反
応は、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、
N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、N,N−ジ
メチルアセトアミド(DMA)等の適当な不活性溶媒中
で、更に必要に応じてトリエチルアミン、ピリジン、炭
酸水素ナトリウム、炭酸カリウム等の脱酸剤を添加して
実施される。ヒドラジン誘導体(3)は、一般に化合物
(2)に対して約1〜5当量用いるのがよく、脱酸剤を
添加する場合は、その使用量は化合物(2)に対して約
1〜5倍モル量とするのがよい。反応は、約20〜10
0℃程度の条件で、1〜72時間程度を要して行なわれ
る。かくして目的化合物(1a)を得ることができる。
【0026】
【化4】
【0027】〔式中、R1a、R2a、R3a、G及びnは前
記に同じ。R6bは低級アルコキシカルボニル基を示し、
Bは硫黄原子又は=N−R7 (R7 は前記に同じ)を表
わす。〕 上記反応工程式−2に示すように、化合物(2)は酢酸
誘導体(4)と反応させることにより化合物(1b)に
変換することができる。該反応は、例えばメタノール、
エタノール、DMF、ピリジン、ピコリン等の溶媒中
で、ナトリウムエトキシド、カリウムメトキシド、炭酸
水素ナトリウム、炭酸カリウム、水素化ナトリウム、カ
リウム−t−ブトキシド等の脱酸剤の存在下で実施され
る。酢酸誘導体(4)及び脱酸剤の使用量は、一般に化
合物(2)に対してそれぞれ約1〜5当量用いるのがよ
く、反応は約0〜100℃程度の条件で、1〜8時間程
度を要して行なわれる。
記に同じ。R6bは低級アルコキシカルボニル基を示し、
Bは硫黄原子又は=N−R7 (R7 は前記に同じ)を表
わす。〕 上記反応工程式−2に示すように、化合物(2)は酢酸
誘導体(4)と反応させることにより化合物(1b)に
変換することができる。該反応は、例えばメタノール、
エタノール、DMF、ピリジン、ピコリン等の溶媒中
で、ナトリウムエトキシド、カリウムメトキシド、炭酸
水素ナトリウム、炭酸カリウム、水素化ナトリウム、カ
リウム−t−ブトキシド等の脱酸剤の存在下で実施され
る。酢酸誘導体(4)及び脱酸剤の使用量は、一般に化
合物(2)に対してそれぞれ約1〜5当量用いるのがよ
く、反応は約0〜100℃程度の条件で、1〜8時間程
度を要して行なわれる。
【0028】
【化5】
【0029】〔式中、R1a、R2a、R3a、G及びnは前
記に同じ。R4aは低級アルカノイル基、ハロゲン置換低
級アルカノイル基又はベンゾイル基を示し、A′は−N
R6c−N=、=N−NR6c−、−S−CR6c=又は−N
R7 −CR6c=(R6cは水素原子、低級アルキル基又は
低級アルコキシカルボニル基を示し、R7 は前記に同
じ)を表わす。〕 上記反応工程式−3に示すように、化合物(1c)は酸
ハロゲン化物又は酸無水物と反応させることにより化合
物(1d)に変換することができる。上記酸ハロゲン化
物及び酸無水物としては、例えば無水酢酸、無水プロピ
オン酸、無水酪酸、無水吉草酸、無水ヘキサン酸、無水
ヘプタン酸、無水トリフルオロ酢酸、無水ペンタフルオ
ロプロピオン酸、無水ヘプタフルオロ酪酸、無水ノナフ
ルオロ吉草酸、無水ウンデカフルオロヘキサン酸、無水
トリデカフルオロヘプタン酸、塩化アセチル、塩化プロ
ピオニル、塩化ブチリル、塩化バレリル、塩化ヘキサノ
イル、塩化ヘプタノイル、塩化トリフルオロアセチル、
塩化ペンタフルオロプロピオニル、塩化ヘプタフルオロ
ブチリル、塩化ノナフルオロバレリル、塩化ウンデカフ
ルオロヘキサノイル、塩化トリデカフルオロヘプタノイ
ル、塩化ベンゾイル、無水安息香酸等を例示できる。上
記酸ハロゲン化物或いは酸無水物の使用量は、通常1〜
10倍当量程度とするのがよい。反応は、無溶媒又はピ
リジン、ルチジン、DMF,DMA等の溶媒中、20〜
100℃程度の温度条件下で約1〜10時間を要して行
なわれる。
記に同じ。R4aは低級アルカノイル基、ハロゲン置換低
級アルカノイル基又はベンゾイル基を示し、A′は−N
R6c−N=、=N−NR6c−、−S−CR6c=又は−N
R7 −CR6c=(R6cは水素原子、低級アルキル基又は
低級アルコキシカルボニル基を示し、R7 は前記に同
じ)を表わす。〕 上記反応工程式−3に示すように、化合物(1c)は酸
ハロゲン化物又は酸無水物と反応させることにより化合
物(1d)に変換することができる。上記酸ハロゲン化
物及び酸無水物としては、例えば無水酢酸、無水プロピ
オン酸、無水酪酸、無水吉草酸、無水ヘキサン酸、無水
ヘプタン酸、無水トリフルオロ酢酸、無水ペンタフルオ
ロプロピオン酸、無水ヘプタフルオロ酪酸、無水ノナフ
ルオロ吉草酸、無水ウンデカフルオロヘキサン酸、無水
トリデカフルオロヘプタン酸、塩化アセチル、塩化プロ
ピオニル、塩化ブチリル、塩化バレリル、塩化ヘキサノ
イル、塩化ヘプタノイル、塩化トリフルオロアセチル、
塩化ペンタフルオロプロピオニル、塩化ヘプタフルオロ
ブチリル、塩化ノナフルオロバレリル、塩化ウンデカフ
ルオロヘキサノイル、塩化トリデカフルオロヘプタノイ
ル、塩化ベンゾイル、無水安息香酸等を例示できる。上
記酸ハロゲン化物或いは酸無水物の使用量は、通常1〜
10倍当量程度とするのがよい。反応は、無溶媒又はピ
リジン、ルチジン、DMF,DMA等の溶媒中、20〜
100℃程度の温度条件下で約1〜10時間を要して行
なわれる。
【0030】
【化6】
【0031】〔式中、R1a、R2a、R3a、R4a、A′、
G及びnは前記に同じ。R5aは低級アルキル基又はフェ
ニル低級アルキル基を、Xはハロゲン原子を示す。〕 上記反応工程式−4に示す化合物(1d)の化合物
(5)による反応は、不活性溶媒中、塩基の存在下に行
なわれる。不活性溶媒としては、例えばDMF、ジメチ
ルスルホキシド(DMSO)、テトラヒドロフラン(T
HF)等を、塩基としては、例えば水素化ナトリウム、
ナトリウムエトキシド、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム
等を例示できる。化合物(5)の使用量は、通常1〜3
当量、塩基の使用量は、通常1〜5当量、好ましくは1
〜2当量とするのがよい。反応は0℃〜溶媒の沸点の温
度条件で1〜48時間を要して実施され、かくして化合
物(1e)を得ることができる。
G及びnは前記に同じ。R5aは低級アルキル基又はフェ
ニル低級アルキル基を、Xはハロゲン原子を示す。〕 上記反応工程式−4に示す化合物(1d)の化合物
(5)による反応は、不活性溶媒中、塩基の存在下に行
なわれる。不活性溶媒としては、例えばDMF、ジメチ
ルスルホキシド(DMSO)、テトラヒドロフラン(T
HF)等を、塩基としては、例えば水素化ナトリウム、
ナトリウムエトキシド、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム
等を例示できる。化合物(5)の使用量は、通常1〜3
当量、塩基の使用量は、通常1〜5当量、好ましくは1
〜2当量とするのがよい。反応は0℃〜溶媒の沸点の温
度条件で1〜48時間を要して実施され、かくして化合
物(1e)を得ることができる。
【0032】
【化7】
【0033】〔式中、R3a、R4a、R5a、G及びnは前
記に同じ。R1b及びR2bは同一又は異なって水素原子、
低級アルキル基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子、ニ
トロ基、ハロゲン置換低級アルキル基、シアノ基、低級
アルキルチオ基又は低級アルカノイル基を、A″は−N
R6d−N=、=N−NR6d−、−S−CR6d=又は−N
R7 −CR6d=(R6dは水素原子又は低級アルキル基を
示し、R7 は前記に同じ)を示す。〕反応工程式−5に
示すように、化合物(1f)を加水分解することにより
化合物(1g)を得ることができる。該加水分解反応
は、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコ
ール系溶媒中或いは水中で、希塩酸、希硫酸等の鉱酸を
用いて、20℃〜溶媒の沸点の温度条件で10分〜6時
間を要して実施される。
記に同じ。R1b及びR2bは同一又は異なって水素原子、
低級アルキル基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子、ニ
トロ基、ハロゲン置換低級アルキル基、シアノ基、低級
アルキルチオ基又は低級アルカノイル基を、A″は−N
R6d−N=、=N−NR6d−、−S−CR6d=又は−N
R7 −CR6d=(R6dは水素原子又は低級アルキル基を
示し、R7 は前記に同じ)を示す。〕反応工程式−5に
示すように、化合物(1f)を加水分解することにより
化合物(1g)を得ることができる。該加水分解反応
は、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコ
ール系溶媒中或いは水中で、希塩酸、希硫酸等の鉱酸を
用いて、20℃〜溶媒の沸点の温度条件で10分〜6時
間を要して実施される。
【0034】
【化8】
【0035】〔式中、R1b、R2b、R3a、R5a、A″、
G及びnは前記に同じ。R4bは水素原子又は低級アルキ
ル基を示す。〕 上記反応工程式−6に示す化合物(1g)とアルデヒド
(6)との反応は、ギ酸中、50〜100℃の温度条件
で2〜20時間程度を要して実施される。本反応におい
ては、アルデヒド(6)やギ酸が溶媒を兼ねるので、特
に他の溶媒を必要としない。
G及びnは前記に同じ。R4bは水素原子又は低級アルキ
ル基を示す。〕 上記反応工程式−6に示す化合物(1g)とアルデヒド
(6)との反応は、ギ酸中、50〜100℃の温度条件
で2〜20時間程度を要して実施される。本反応におい
ては、アルデヒド(6)やギ酸が溶媒を兼ねるので、特
に他の溶媒を必要としない。
【0036】
【化9】
【0037】〔式中、R1 、R3a、A″、G及びnは前
記に同じ。R1cは水素原子、低級アルキル基、低級アル
コキシ基、ハロゲン原子、ニトロ基、ハロゲン置換低級
アルキル基、シアノ基、低級アルキルチオ基、低級アル
カノイル基、低級アルキルスルホニル基又はカルボキシ
ル基を、Yは低級アルキル基を示す。〕
記に同じ。R1cは水素原子、低級アルキル基、低級アル
コキシ基、ハロゲン原子、ニトロ基、ハロゲン置換低級
アルキル基、シアノ基、低級アルキルチオ基、低級アル
カノイル基、低級アルキルスルホニル基又はカルボキシ
ル基を、Yは低級アルキル基を示す。〕
【0038】
【化10】
【0039】〔式中、R1b、R2b、R3a、R6b、B、G
及びnは前記に同じ。〕
及びnは前記に同じ。〕
【0040】
【化11】
【0041】〔式中、R1b、R2b、R3a、R6b、B、G
及びnは前記に同じ。〕 上記反応工程式−7〜9に示す加水分解反応は、いずれ
もアルカリ条件下で実施することができる。用いるアル
カリとしては、例えば水酸化ナトリウム水溶液、水酸化
カリウム水溶液等のアルカリ金属水酸化物の水溶液を例
示でき、溶媒としては、メタノール、エタノール、ジオ
キサン、THF、エチレングリコール等を例示できる。
反応は20〜100℃の温度条件下で、1〜12時間を
要して行なわれる。
及びnは前記に同じ。〕 上記反応工程式−7〜9に示す加水分解反応は、いずれ
もアルカリ条件下で実施することができる。用いるアル
カリとしては、例えば水酸化ナトリウム水溶液、水酸化
カリウム水溶液等のアルカリ金属水酸化物の水溶液を例
示でき、溶媒としては、メタノール、エタノール、ジオ
キサン、THF、エチレングリコール等を例示できる。
反応は20〜100℃の温度条件下で、1〜12時間を
要して行なわれる。
【0042】
【化12】
【0043】〔式中、R1a、R2a、R3a、A′、n、G
及びXは前記に同じ。R4cは低級アルキルスルホニル基
又は低級アルコキシカルボニル基を示す。〕 上記反応工程式−10に示す化合物(1c)と化合物
(7)との反応は、不活性溶媒中、塩基の存在下に行な
われる。不活性溶媒としては、例えばDMF、DMA、
DMSO、THF、ピリジン、ジクロロメタン、クロロ
ホルム等を、塩基としては、例えばピリジン、トリエチ
ルアミン、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等を例示でき
る。化合物(7)の使用量は、通常1〜3当量、塩基の
使用量は、通常1〜5当量、好ましくは1〜2当量とす
るのがよい。反応は0℃〜溶媒の沸点の温度条件で1〜
48時間を要して実施され、かくして化合物(1p)を
得ることができる。
及びXは前記に同じ。R4cは低級アルキルスルホニル基
又は低級アルコキシカルボニル基を示す。〕 上記反応工程式−10に示す化合物(1c)と化合物
(7)との反応は、不活性溶媒中、塩基の存在下に行な
われる。不活性溶媒としては、例えばDMF、DMA、
DMSO、THF、ピリジン、ジクロロメタン、クロロ
ホルム等を、塩基としては、例えばピリジン、トリエチ
ルアミン、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等を例示でき
る。化合物(7)の使用量は、通常1〜3当量、塩基の
使用量は、通常1〜5当量、好ましくは1〜2当量とす
るのがよい。反応は0℃〜溶媒の沸点の温度条件で1〜
48時間を要して実施され、かくして化合物(1p)を
得ることができる。
【0044】
【化13】
【0045】〔式中、R1a、R2a、R3a、A′、G及び
nは前記に同じ。Zは酸素原子又は硫黄原子を表わし、
R8 はZが酸素原子の場合は低級アルキル基を、Zが硫
黄原子の場合は低級アルキル基又はベンゾイル基を示
す。〕 上記反応工程式−11に示す化合物(1c)と化合物
(8)との反応は、アセトン、DMF等の不活性溶媒
中、室温〜還流温度の温度条件下で1〜24時間程度を
要して行なわれる。化合物(8)の使用量は、一般に化
合物(1c)に対して1〜1.5倍モル量とするのがよ
い。
nは前記に同じ。Zは酸素原子又は硫黄原子を表わし、
R8 はZが酸素原子の場合は低級アルキル基を、Zが硫
黄原子の場合は低級アルキル基又はベンゾイル基を示
す。〕 上記反応工程式−11に示す化合物(1c)と化合物
(8)との反応は、アセトン、DMF等の不活性溶媒
中、室温〜還流温度の温度条件下で1〜24時間程度を
要して行なわれる。化合物(8)の使用量は、一般に化
合物(1c)に対して1〜1.5倍モル量とするのがよ
い。
【0046】
【化14】
【0047】〔式中、R1b、R2b、R3a、A″、G及び
nは前記に同じ。R8aはベンゾイル基を示す。〕 上記反応工程式−12に示すように、化合物(1r)を
加水分解すれば化合物(1s)に変換できる。該加水分
解は、アセトン、メタノール、エタノール、THF、ジ
オキサン等の不活性溶媒中、炭酸カリウム水溶液、炭酸
ナトリウム水溶液、炭酸水素ナトリウム水溶液等のアル
カリと共に、室温〜100℃で1〜3時間処理すること
により行なわれる。
nは前記に同じ。R8aはベンゾイル基を示す。〕 上記反応工程式−12に示すように、化合物(1r)を
加水分解すれば化合物(1s)に変換できる。該加水分
解は、アセトン、メタノール、エタノール、THF、ジ
オキサン等の不活性溶媒中、炭酸カリウム水溶液、炭酸
ナトリウム水溶液、炭酸水素ナトリウム水溶液等のアル
カリと共に、室温〜100℃で1〜3時間処理すること
により行なわれる。
【0048】
【化15】
【0049】〔式中、R1b、R2b、R3a、A″、X、G
及びnは前記に同じ。R9 は水素原子又は低級アルコキ
シカルボニル低級アルキル基を、Qは保護されることの
あるカルボニル基を示す。〕 上記において、保護されることのあるカルボニル基とし
ては、カルボニル基の他、例えばジメチルアセタール、
メチルエチルアセタール、ジエチルアセタール、ジプロ
ピルアセタール、ジブチルアセタール、ジペンチルアセ
タール、ジヘキシルアセタール等のジ低級アルキルアセ
タール残基、エチレンアセタール、テトラメチレンアセ
タール等の環状アセタール残基を例示できる。
及びnは前記に同じ。R9 は水素原子又は低級アルコキ
シカルボニル低級アルキル基を、Qは保護されることの
あるカルボニル基を示す。〕 上記において、保護されることのあるカルボニル基とし
ては、カルボニル基の他、例えばジメチルアセタール、
メチルエチルアセタール、ジエチルアセタール、ジプロ
ピルアセタール、ジブチルアセタール、ジペンチルアセ
タール、ジヘキシルアセタール等のジ低級アルキルアセ
タール残基、エチレンアセタール、テトラメチレンアセ
タール等の環状アセタール残基を例示できる。
【0050】上記反応工程式−13に示す方法は、化合
物(1s)と化合物(9)とを反応させてチアゾール環
を形成させる方法である。
物(1s)と化合物(9)とを反応させてチアゾール環
を形成させる方法である。
【0051】Qがカルボニル基である化合物(9)を用
いる場合、上記反応は、例えばメタノール、エタノー
ル、THF、ジオキサン、酢酸等の不活性溶媒中50〜
120℃で行なわれる。化合物(9)の使用割合は特に
制限はないが、通常化合物(1s)に対して1〜5倍モ
ル量とするのがよく、反応は一般に約1〜20時間程度
で完結する。
いる場合、上記反応は、例えばメタノール、エタノー
ル、THF、ジオキサン、酢酸等の不活性溶媒中50〜
120℃で行なわれる。化合物(9)の使用割合は特に
制限はないが、通常化合物(1s)に対して1〜5倍モ
ル量とするのがよく、反応は一般に約1〜20時間程度
で完結する。
【0052】また、上記において、Qが保護されたカル
ボニル基である化合物(9)を用いる場合、反応は酸、
例えばp−トルエンスルホン酸、ピリジン塩酸塩、硫酸
水素ナトリウム、硫酸、リン酸、ポリリン酸等を化合物
(9)に対して触媒量添加して行なうのがよい。
ボニル基である化合物(9)を用いる場合、反応は酸、
例えばp−トルエンスルホン酸、ピリジン塩酸塩、硫酸
水素ナトリウム、硫酸、リン酸、ポリリン酸等を化合物
(9)に対して触媒量添加して行なうのがよい。
【0053】
【化16】
【0054】〔式中、R1b、R2b、R3a、A″、X、
n、G及びαは前記に同じ。〕化合物(1s)は、DM
F、アセトン、エタノール、メタノール等の不活性溶媒
中、ハロゲン化低級アルキル(10)と反応させること
により化合物(1u)に変換することかできる。ハロゲ
ン化低級アルキル(10)の使用量は、化合物(1s)
に対して1〜2倍モル量とするのがよく、反応は0〜5
0℃で1〜5時間を要して行なわれる。
n、G及びαは前記に同じ。〕化合物(1s)は、DM
F、アセトン、エタノール、メタノール等の不活性溶媒
中、ハロゲン化低級アルキル(10)と反応させること
により化合物(1u)に変換することかできる。ハロゲ
ン化低級アルキル(10)の使用量は、化合物(1s)
に対して1〜2倍モル量とするのがよく、反応は0〜5
0℃で1〜5時間を要して行なわれる。
【0055】続いて、上記で得られた化合物(1s)を
アンモニアと処理することにより、化合物(1v)を収
得することができる。ここで、アンモニアとしては、濃
度が10〜40%(W/W)のメタノール溶液やエタノ
ール溶液が好適に用いられる。反応は、120〜160
℃の温度条件下、約3〜30時間で完結する。
アンモニアと処理することにより、化合物(1v)を収
得することができる。ここで、アンモニアとしては、濃
度が10〜40%(W/W)のメタノール溶液やエタノ
ール溶液が好適に用いられる。反応は、120〜160
℃の温度条件下、約3〜30時間で完結する。
【0056】
【化17】
【0057】〔式中、R1a、R2a、A′、G及びnは前
記に同じ。R3bはハロゲン原子を、R4d及びR5bは同一
又は異なって水素原子、低級アルカノイル基、低級アル
キル基、ハロゲン置換低級アルカノイル基、ベンゾイル
基、低級アルキルスルホニル基、低級アルコキシカルボ
ニル基又はフェニル低級アルキル基を、R′及びR″は
同一又は異なって水素原子又は低級アルキル基をそれぞ
れ示す。〕 上記反応工程式−15に示す様に、化合物(1w)と化
合物(11)との反応により化合物(1x)を製造する
ことができる。該反応において、化合物(11)は、
R′及びR″が共に水素原子の場合(アンモニア)は、
10〜40(W/W)濃度のメタノール溶液やエタノー
ル溶液を用いるのが好ましく、特に他の溶媒を用いる必
要はない。それ以外の場合は、通常ブタノール、アミル
アルコール、イソアミルアルコール、ヘキサノール等の
アルコール系溶媒を用いて行なわれる。いずれの場合
も、化合物(1x)に対して1〜3当量の化合物(1
1)を用いるのがよく、反応は120〜160℃の温度
条件下、約3〜30時間で完結する。
記に同じ。R3bはハロゲン原子を、R4d及びR5bは同一
又は異なって水素原子、低級アルカノイル基、低級アル
キル基、ハロゲン置換低級アルカノイル基、ベンゾイル
基、低級アルキルスルホニル基、低級アルコキシカルボ
ニル基又はフェニル低級アルキル基を、R′及びR″は
同一又は異なって水素原子又は低級アルキル基をそれぞ
れ示す。〕 上記反応工程式−15に示す様に、化合物(1w)と化
合物(11)との反応により化合物(1x)を製造する
ことができる。該反応において、化合物(11)は、
R′及びR″が共に水素原子の場合(アンモニア)は、
10〜40(W/W)濃度のメタノール溶液やエタノー
ル溶液を用いるのが好ましく、特に他の溶媒を用いる必
要はない。それ以外の場合は、通常ブタノール、アミル
アルコール、イソアミルアルコール、ヘキサノール等の
アルコール系溶媒を用いて行なわれる。いずれの場合
も、化合物(1x)に対して1〜3当量の化合物(1
1)を用いるのがよく、反応は120〜160℃の温度
条件下、約3〜30時間で完結する。
【0058】尚、前記反応工程式−1及び−2において
原料として用いる化合物(2)の内、Gが炭素原子であ
る化合物(2a)、(2b)、(2c)及び(2C′)
は、例えば下記反応工程式−16に示す方法により製造
できる。
原料として用いる化合物(2)の内、Gが炭素原子であ
る化合物(2a)、(2b)、(2c)及び(2C′)
は、例えば下記反応工程式−16に示す方法により製造
できる。
【0059】
【化18】
【0060】〔式中、R1a、R2a及びR3aは前記に同
じ。R3cは水素原子、低級アルキル基又は低級アルキル
チオ基を、Ψ及びΨ′は同一又は異なって低級アルキル
基を示す。〕 上記に示すように、アニリン誘導体(12)と化合物
(13)をほぼ等モル量用いてジフェニルエーテル等の
溶媒中、160〜250℃で1〜10時間加熱すること
により化合物(14)とし、これを更にオキシ塩化リン
等のクロル化剤を用いてクロル化することにより化合物
(2a)を得ることができる。クロル化に用いる溶媒と
しては、N,N−ジエチルアニリン、ピリジン等或いは
トリエチルアミン、N,N−ジエチルアニリン等のアミ
ン類を共存させたベンゼン、トルエン等が例示でき、反
応条件としては60〜150℃で2〜30時間程度の範
囲が採用できる。
じ。R3cは水素原子、低級アルキル基又は低級アルキル
チオ基を、Ψ及びΨ′は同一又は異なって低級アルキル
基を示す。〕 上記に示すように、アニリン誘導体(12)と化合物
(13)をほぼ等モル量用いてジフェニルエーテル等の
溶媒中、160〜250℃で1〜10時間加熱すること
により化合物(14)とし、これを更にオキシ塩化リン
等のクロル化剤を用いてクロル化することにより化合物
(2a)を得ることができる。クロル化に用いる溶媒と
しては、N,N−ジエチルアニリン、ピリジン等或いは
トリエチルアミン、N,N−ジエチルアニリン等のアミ
ン類を共存させたベンゼン、トルエン等が例示でき、反
応条件としては60〜150℃で2〜30時間程度の範
囲が採用できる。
【0061】一方、化合物(15)を上記と同様の方法
によりクロル化すれば、ジクロロ化合物(2b)を得る
ことができる。
によりクロル化すれば、ジクロロ化合物(2b)を得る
ことができる。
【0062】続いて、化合物(2a)及び(2b)をそ
れぞれ酸化して化合物(2c)及び(2c′)に変換す
ることができる。該酸化反応はジクロロメタン、クロロ
ホルム等の溶媒中、酸化剤としてm−クロロ過安息香
酸、過酢酸等を化合物(2a)或いは化合物(2b)に
対し1〜1.5倍モル量用い、約0〜60℃で1〜30
時間程度反応させることにより行なわれる。
れぞれ酸化して化合物(2c)及び(2c′)に変換す
ることができる。該酸化反応はジクロロメタン、クロロ
ホルム等の溶媒中、酸化剤としてm−クロロ過安息香
酸、過酢酸等を化合物(2a)或いは化合物(2b)に
対し1〜1.5倍モル量用い、約0〜60℃で1〜30
時間程度反応させることにより行なわれる。
【0063】また、反応工程式−1及び−2において、
原料として用いる化合物(2)の内、Gが窒素原子であ
る化合物(2d)は、例えば下記反応工程式−17に示
す方法により製造することができる。
原料として用いる化合物(2)の内、Gが窒素原子であ
る化合物(2d)は、例えば下記反応工程式−17に示
す方法により製造することができる。
【0064】
【化19】
【0065】〔式中、R3aは前記に同じ。R1c及びR2c
は同一又は異なって水素原子、低級アルキル基、低級ア
ルコキシ基、ハロゲン原子、ニトロ基、ハロゲン置換低
級アルキル基、低級アルキルチオ基又は低級アルキルス
ルホニル基を、Φは低級アルキル基を示す。〕 上記化合物(16)は、アンモニアと反応して化合物
(17)に導かれる。該反応は、化合物(16)のアン
モニア水懸濁液を封管中約100℃前後で10〜30時
間程度加熱することにより実施される。
は同一又は異なって水素原子、低級アルキル基、低級ア
ルコキシ基、ハロゲン原子、ニトロ基、ハロゲン置換低
級アルキル基、低級アルキルチオ基又は低級アルキルス
ルホニル基を、Φは低級アルキル基を示す。〕 上記化合物(16)は、アンモニアと反応して化合物
(17)に導かれる。該反応は、化合物(16)のアン
モニア水懸濁液を封管中約100℃前後で10〜30時
間程度加熱することにより実施される。
【0066】次いで、得られる化合物(17)をN,N
−ジメチルアニリン、トリエチルアミン、ピリジン等の
3級アミン類の存在下に、オキシ塩化リンを用いて処理
することにより、化合物(2d)を収得できる。該反応
においては、過剰のオキシ塩化リンが溶媒も兼ねるの
で、特に他の溶媒を利用する必要はない、また、第3級
アミン類の使用量は、通常触媒量程度とするのがよい。
反応は、還流温度付近の温度条件下に約0.5〜5時間
程度で完了する。
−ジメチルアニリン、トリエチルアミン、ピリジン等の
3級アミン類の存在下に、オキシ塩化リンを用いて処理
することにより、化合物(2d)を収得できる。該反応
においては、過剰のオキシ塩化リンが溶媒も兼ねるの
で、特に他の溶媒を利用する必要はない、また、第3級
アミン類の使用量は、通常触媒量程度とするのがよい。
反応は、還流温度付近の温度条件下に約0.5〜5時間
程度で完了する。
【0067】上記各反応工程式を示した各工程における
目的化合物は、通常の分離手段により容易に単離精製で
きる。該手段としては例えば吸着クロマトグラフィー、
プレパラティブ薄層クロマトグラフィー、再結晶、溶媒
抽出等を例示できる。
目的化合物は、通常の分離手段により容易に単離精製で
きる。該手段としては例えば吸着クロマトグラフィー、
プレパラティブ薄層クロマトグラフィー、再結晶、溶媒
抽出等を例示できる。
【0068】また、本発明の化合物はこれに常法に従い
適当な酸性化合物を付加反応させることにより、容易に
医薬的に許容される酸付加塩とすることができ、該酸付
加塩は遊離形態の本発明化合物と同様の薬理活性を有し
ており、本発明はかかる酸付加塩をも包含する。上記酸
付加塩を形成し得る酸性化合物としては、例えば塩酸、
硫酸、リン酸、臭化水素酸等の無機酸及びマレイン酸、
フマール酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、
ベンゼンスルホン酸等の有機酸を例示できる。更に、本
発明に包含されるある種の化合物は、これを常法により
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等
のアルカリ金属水酸化物で処理することにより、容易に
医薬的に許容されるアルカリ金属塩とすることができ、
該アルカリ金属塩も遊離形態の本発明化合物と同様の薬
理活性を有する。加えて、本発明化合物の塩には、当然
に分子内塩も包含される。
適当な酸性化合物を付加反応させることにより、容易に
医薬的に許容される酸付加塩とすることができ、該酸付
加塩は遊離形態の本発明化合物と同様の薬理活性を有し
ており、本発明はかかる酸付加塩をも包含する。上記酸
付加塩を形成し得る酸性化合物としては、例えば塩酸、
硫酸、リン酸、臭化水素酸等の無機酸及びマレイン酸、
フマール酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、
ベンゼンスルホン酸等の有機酸を例示できる。更に、本
発明に包含されるある種の化合物は、これを常法により
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等
のアルカリ金属水酸化物で処理することにより、容易に
医薬的に許容されるアルカリ金属塩とすることができ、
該アルカリ金属塩も遊離形態の本発明化合物と同様の薬
理活性を有する。加えて、本発明化合物の塩には、当然
に分子内塩も包含される。
【0069】尚、本発明化合物の内、下記一般式(1
α)で示される化合物は、その互変異性体である下記一
般式(1β)として存在することも可能であり、本発明
はかかるいずれの互変異性体構造の化合物も包含する。
α)で示される化合物は、その互変異性体である下記一
般式(1β)として存在することも可能であり、本発明
はかかるいずれの互変異性体構造の化合物も包含する。
【0070】
【化20】
【0071】
【実施例】以下、本発明を更に詳しく説明するため、本
発明化合物の製造例を実施例として挙げる。
発明化合物の製造例を実施例として挙げる。
【0072】
【実施例1】3−アミノ−1−メチル−7−トリフルオ
ロメチル−1H−ピラゾロ〔4,3−c〕キノリンの製
造 4−クロロ−3−シアノ−7−トリフルオロメチルキノ
リン4.3gをメタノール100mlに懸濁させ、メチ
ルヒドラジン1.5gを室温で加えた。その後10分間
室温で攪拌を続け、更に60℃にて30分間攪拌した。
反応液を冷却後、炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてア
ルカリ性とし、析出した結晶を濾取して水洗、エタノー
ル洗浄を行なった後、ジクロロメタン−メタノールから
再結晶して目的化合物3.5gを得た。
ロメチル−1H−ピラゾロ〔4,3−c〕キノリンの製
造 4−クロロ−3−シアノ−7−トリフルオロメチルキノ
リン4.3gをメタノール100mlに懸濁させ、メチ
ルヒドラジン1.5gを室温で加えた。その後10分間
室温で攪拌を続け、更に60℃にて30分間攪拌した。
反応液を冷却後、炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてア
ルカリ性とし、析出した結晶を濾取して水洗、エタノー
ル洗浄を行なった後、ジクロロメタン−メタノールから
再結晶して目的化合物3.5gを得た。
【0073】
【実施例2〜51】実施例1と同様にして、本発明の各
化合物を製造した。
化合物を製造した。
【0074】
【実施例52】3−アミノ−2−エトキシカルボニル−
6−トリフルオロメチル−チエノ〔3,2−c〕キノリ
ンの製造 4−クロロ−3−シアノ−8−トリフルオロメチルキノ
リン5.13g及びナトリウムエトキシド6.8gをエ
タノール200mlに懸濁させ、チオグリコール酸エチ
ル3.3mlを室温で加えた。その後10分間室温で攪
拌し続け、更に80℃にて2時間攪拌した。反応液を冷
却後、水を加えて析出した結晶を濾取し、熱メタノール
で洗浄を行なって目的化合物の結晶4.3gを得た。
6−トリフルオロメチル−チエノ〔3,2−c〕キノリ
ンの製造 4−クロロ−3−シアノ−8−トリフルオロメチルキノ
リン5.13g及びナトリウムエトキシド6.8gをエ
タノール200mlに懸濁させ、チオグリコール酸エチ
ル3.3mlを室温で加えた。その後10分間室温で攪
拌し続け、更に80℃にて2時間攪拌した。反応液を冷
却後、水を加えて析出した結晶を濾取し、熱メタノール
で洗浄を行なって目的化合物の結晶4.3gを得た。
【0075】
【実施例53】実施例52と同様にして、本発明の化合
物を製造した。
物を製造した。
【0076】
【実施例54】3−(N−アセチルアミノ)−1−メチ
ル−6−トリフルオロメチル−1H−ピラゾロ〔4,3
−c〕キノリンの製造 実施例9で得られた化合物3gを無水酢酸60mlに溶
かし、90℃で30分間攪拌した。反応液を放冷後、ジ
エチルエーテルで希釈し、析出した結晶を濾取してジク
ロロメタン−メタノールより再結晶を行ない、目的化合
物の結晶2.8gを得た。
ル−6−トリフルオロメチル−1H−ピラゾロ〔4,3
−c〕キノリンの製造 実施例9で得られた化合物3gを無水酢酸60mlに溶
かし、90℃で30分間攪拌した。反応液を放冷後、ジ
エチルエーテルで希釈し、析出した結晶を濾取してジク
ロロメタン−メタノールより再結晶を行ない、目的化合
物の結晶2.8gを得た。
【0077】
【実施例55〜92】実施例54と同様にして、本発明
の化合物を製造した。
の化合物を製造した。
【0078】
【実施例93】3−(N−アセチル−N−メチルアミ
ノ)−1−メチル−8−フルオロ−1H−ピラゾロ
〔4,3−c〕キノリンの製造 実施例56で得られた化合物1.8gをDMF50ml
に溶解し、氷冷下60%水素化ナトリウム420mgを
加えて30分攪拌し、次いでヨウ化メチル0.65ml
を加えて室温で1時間攪拌した。反応混合物に水を加
え、析出した結晶を濾取し、ジクロロメタン−メタノー
ルより再結晶して目的化合物の結晶1.7gを得た。
ノ)−1−メチル−8−フルオロ−1H−ピラゾロ
〔4,3−c〕キノリンの製造 実施例56で得られた化合物1.8gをDMF50ml
に溶解し、氷冷下60%水素化ナトリウム420mgを
加えて30分攪拌し、次いでヨウ化メチル0.65ml
を加えて室温で1時間攪拌した。反応混合物に水を加
え、析出した結晶を濾取し、ジクロロメタン−メタノー
ルより再結晶して目的化合物の結晶1.7gを得た。
【0079】
【実施例94〜101】実施例93と同様にして、本発
明の化合物を製造した。
明の化合物を製造した。
【0080】
【実施例102】1−メチル−3−(N−メチルアミ
ノ)−8−フルオロ−1H−ピラゾロ〔4,3−c〕キ
ノリンの製造 実施例93で得られた化合物1.7gにメタノール30
ml及び濃硫酸20mlを加え、80℃にて1時間攪拌
した。反応液を冷却後、水酸化ナトリウム水溶液を滴下
して中和し、析出した結晶を濾取した後ジクロロメタン
−メタノールより再結晶して目的化合物の結晶1.2g
を得た。
ノ)−8−フルオロ−1H−ピラゾロ〔4,3−c〕キ
ノリンの製造 実施例93で得られた化合物1.7gにメタノール30
ml及び濃硫酸20mlを加え、80℃にて1時間攪拌
した。反応液を冷却後、水酸化ナトリウム水溶液を滴下
して中和し、析出した結晶を濾取した後ジクロロメタン
−メタノールより再結晶して目的化合物の結晶1.2g
を得た。
【0081】
【実施例103〜107】実施例102と同様にして、
本発明の化合物を製造した。
本発明の化合物を製造した。
【0082】
【実施例108】3−(N−ベンジルアミノ)−1−メ
チル−7−トリフルオロメチル−1H−ピラゾロ〔4,
3−c〕キノリンの製造 実施例63で得られた化合物を原料として用い、実施例
93と同様にして3−(N−アセチル−N−ベンジルア
ミノ)−1−メチル−7−トリフルオロメチル−1H−
ピラゾロ〔4,3−c〕キノリンを得た。続いて、これ
を実施例102と同様の方法で加水分解して、目的化合
物を得た。
チル−7−トリフルオロメチル−1H−ピラゾロ〔4,
3−c〕キノリンの製造 実施例63で得られた化合物を原料として用い、実施例
93と同様にして3−(N−アセチル−N−ベンジルア
ミノ)−1−メチル−7−トリフルオロメチル−1H−
ピラゾロ〔4,3−c〕キノリンを得た。続いて、これ
を実施例102と同様の方法で加水分解して、目的化合
物を得た。
【0083】
【実施例109】3−(N,N−ジメチルアミノ)−1
−エチル−8−フルオロ−1H−ピラゾロ〔4,3−
c〕キノリンの製造 実施例107で得られた化合物1.0g、ギ酸2g及び
37%ホルムアルデヒド水溶液7gの混合物を100℃
にて5時間加熱した。反応液を冷却後、水を加え、更に
水酸化ナトリウム水溶液を加えて中和し、析出した結晶
を濾取した。この粗結晶をジクロロメタン−n−ヘキサ
ンより再結晶して、1.0gの目的化合物を得た。
−エチル−8−フルオロ−1H−ピラゾロ〔4,3−
c〕キノリンの製造 実施例107で得られた化合物1.0g、ギ酸2g及び
37%ホルムアルデヒド水溶液7gの混合物を100℃
にて5時間加熱した。反応液を冷却後、水を加え、更に
水酸化ナトリウム水溶液を加えて中和し、析出した結晶
を濾取した。この粗結晶をジクロロメタン−n−ヘキサ
ンより再結晶して、1.0gの目的化合物を得た。
【0084】
【実施例110〜113】実施例109と同様にして、
本発明の化合物を製造した。
本発明の化合物を製造した。
【0085】
【実施例114】3−アミノ−6−カルボキシ−1−メ
チル−1H−ピラゾロ〔4,3−c〕キノリンの製造 実施例17で得られた化合物1.4gにエタノール50
ml及び2N水酸化ナトリウム30mlを加え、100
℃にて1時間攪拌した。反応混合物を冷却後、クエン酸
8gを加えて1時間室温で攪拌し、析出した結晶を濾取
した。これをエタノールで洗浄して目的化合物の結晶
1.1gを得た。
チル−1H−ピラゾロ〔4,3−c〕キノリンの製造 実施例17で得られた化合物1.4gにエタノール50
ml及び2N水酸化ナトリウム30mlを加え、100
℃にて1時間攪拌した。反応混合物を冷却後、クエン酸
8gを加えて1時間室温で攪拌し、析出した結晶を濾取
した。これをエタノールで洗浄して目的化合物の結晶
1.1gを得た。
【0086】
【実施例115〜116】実施例114と同様にして、
本発明の化合物を製造した。
本発明の化合物を製造した。
【0087】
【実施例117】3−(N−エトキシカルボニルアミ
ノ)−1−メチル−7−トリフルオロメチル−1H−ピ
ラゾロ〔4,3−c〕キノリンの製造 実施例1で得られた化合物1.1gをピリジン25ml
中に入れ、50℃に加温して溶解し、室温まで冷却後、
クロロギ酸エチル1.0gを加えて室温で30分間攪拌
した。反応液に過剰の水を加え、析出した結晶を濾取
し、ジクロロメタン−メタノールで再結晶して目的化合
物の結晶0.7gを得た。
ノ)−1−メチル−7−トリフルオロメチル−1H−ピ
ラゾロ〔4,3−c〕キノリンの製造 実施例1で得られた化合物1.1gをピリジン25ml
中に入れ、50℃に加温して溶解し、室温まで冷却後、
クロロギ酸エチル1.0gを加えて室温で30分間攪拌
した。反応液に過剰の水を加え、析出した結晶を濾取
し、ジクロロメタン−メタノールで再結晶して目的化合
物の結晶0.7gを得た。
【0088】
【実施例118】実施例117と同様にして、本発明の
化合物を製造した。
化合物を製造した。
【0089】
【実施例119】8−フルオロ−1−メチル−3−
(N′−メチルウレイド)−1H−ピラゾロ〔4,3−
c〕キノリンの製造 実施例3で得られた化合物860mgとメチルイソシア
ネート270mgを、DMF20ml中70℃にて5時
間攪拌した。反応混合物を冷却し、析出した結晶を濾取
した後、エタノールで洗浄して目的化合物の結晶800
mgを得た。
(N′−メチルウレイド)−1H−ピラゾロ〔4,3−
c〕キノリンの製造 実施例3で得られた化合物860mgとメチルイソシア
ネート270mgを、DMF20ml中70℃にて5時
間攪拌した。反応混合物を冷却し、析出した結晶を濾取
した後、エタノールで洗浄して目的化合物の結晶800
mgを得た。
【0090】
【実施例120〜121】実施例119と同様にして、
本発明の化合物を製造した。
本発明の化合物を製造した。
【0091】
【実施例122】1−メチル−3−チオウレイド−6−
トリフルオロメチル−1H−ピラゾロ〔4,3−c〕キ
ノリンの製造 実施例121で得られた化合物7gに炭酸カリウム4
g、水25ml、アセトン60ml及びメタノール60
mlを加え、2時間還流した。反応液を冷却後、水を加
え、析出した結晶を濾取して水、エタノールで順次洗浄
し、目的化合物の結晶4.8gを得た。
トリフルオロメチル−1H−ピラゾロ〔4,3−c〕キ
ノリンの製造 実施例121で得られた化合物7gに炭酸カリウム4
g、水25ml、アセトン60ml及びメタノール60
mlを加え、2時間還流した。反応液を冷却後、水を加
え、析出した結晶を濾取して水、エタノールで順次洗浄
し、目的化合物の結晶4.8gを得た。
【0092】
【実施例123】8−フルオロ−1−メチル−3−〔N
−(2−チアゾリル)アミノ〕−1H−ピラゾロ〔4,
3−c〕キノリンの製造 実施例3で得られた化合物を原料に用い、実施例119
と同様にして8−フルオロ−1−メチル−3−〔(N′
−ベンゾイル)チオウレイド〕−1H−ピラゾロ〔4,
3−c〕キノリンを製造した。次に、得られた化合物を
実施例122と同様の方法で加水分解して、8−フルオ
ロ−1−メチル−3−チオウレイド−1H−ピラゾロ
〔4,3−c〕キノリンを得た。続いてこのもの1gと
ブロムアセトアルデヒドジエチルアセタール700mg
を酢酸50ml中100℃にて3時間攪拌した。反応混
合物を冷却後、析出した結晶を濾取し、ジエチルエーテ
ルで洗浄して目的化合物の結晶0.9gを得た。
−(2−チアゾリル)アミノ〕−1H−ピラゾロ〔4,
3−c〕キノリンの製造 実施例3で得られた化合物を原料に用い、実施例119
と同様にして8−フルオロ−1−メチル−3−〔(N′
−ベンゾイル)チオウレイド〕−1H−ピラゾロ〔4,
3−c〕キノリンを製造した。次に、得られた化合物を
実施例122と同様の方法で加水分解して、8−フルオ
ロ−1−メチル−3−チオウレイド−1H−ピラゾロ
〔4,3−c〕キノリンを得た。続いてこのもの1gと
ブロムアセトアルデヒドジエチルアセタール700mg
を酢酸50ml中100℃にて3時間攪拌した。反応混
合物を冷却後、析出した結晶を濾取し、ジエチルエーテ
ルで洗浄して目的化合物の結晶0.9gを得た。
【0093】
【実施例124〜125】実施例123と同様にして、
本発明の化合物を製造した。
本発明の化合物を製造した。
【0094】
【実施例126】1−メチル−3−(S−メチルイソチ
オウレイド)−7−トリフルオロメチル−1H−ピラゾ
ロ〔4,3−c〕キノリンの製造 実施例1で得られた化合物を原料に用い、実施例119
と同様にして1−メチル−3−〔(N′−ベンゾイル)
チオウレイド〕−7−トリフルオロメチル−1H−ピラ
ゾロ〔4,3−c〕キノリンを製造した。次に、得られ
た化合物を実施例122と同様に方法で加水分解して、
1−メチル−3−チオウレイド−7−トリフルオロメチ
ル−1H−ピラゾロ〔4,3−c〕キノリンを得た。続
いて、このもの4.8gとヨウ化メチル2.3gをDM
F30ml中室温で4時間攪拌した。反応混合物中に炭
酸水素ナトリウム水溶液を加え、析出した結晶を濾取し
てエタノール、ジエチルエーテルで順次洗浄し、目的化
合物の結晶4.8gを得た。
オウレイド)−7−トリフルオロメチル−1H−ピラゾ
ロ〔4,3−c〕キノリンの製造 実施例1で得られた化合物を原料に用い、実施例119
と同様にして1−メチル−3−〔(N′−ベンゾイル)
チオウレイド〕−7−トリフルオロメチル−1H−ピラ
ゾロ〔4,3−c〕キノリンを製造した。次に、得られ
た化合物を実施例122と同様に方法で加水分解して、
1−メチル−3−チオウレイド−7−トリフルオロメチ
ル−1H−ピラゾロ〔4,3−c〕キノリンを得た。続
いて、このもの4.8gとヨウ化メチル2.3gをDM
F30ml中室温で4時間攪拌した。反応混合物中に炭
酸水素ナトリウム水溶液を加え、析出した結晶を濾取し
てエタノール、ジエチルエーテルで順次洗浄し、目的化
合物の結晶4.8gを得た。
【0095】
【実施例127】1−メチル−3−グアニジノ−7−ト
リフルオロメチル−1H−ピラゾロ〔4,3−c〕キノ
リンの製造 実施例126で得られた化合物3gを20%(W/W)
メタノール性アンモニア100ml中に加え、封管中1
50℃にて20時間加熱した。冷却後、反応液を濃縮し
て析出した結晶を濾取し、ジクロロメタン−メタノール
より再結晶して目的化合物の結晶1.5gを得た。
リフルオロメチル−1H−ピラゾロ〔4,3−c〕キノ
リンの製造 実施例126で得られた化合物3gを20%(W/W)
メタノール性アンモニア100ml中に加え、封管中1
50℃にて20時間加熱した。冷却後、反応液を濃縮し
て析出した結晶を濾取し、ジクロロメタン−メタノール
より再結晶して目的化合物の結晶1.5gを得た。
【0096】
【実施例128】3,4−ジアミノ−1−メチル−1H
−ピラゾロ〔4,3−c〕キノリンの製造 実施例42で得られた化合物3gを、20%(W/W)
メタノール性アンモニア100ml中に加え、封管中1
50℃にて20時間加熱した。冷却後、反応液を濃縮し
て析出した結晶を濾取し、熱ジクロロメタン−メタノー
ル(1:1)で洗浄して目的化合物の結晶1.2gを得
た。
−ピラゾロ〔4,3−c〕キノリンの製造 実施例42で得られた化合物3gを、20%(W/W)
メタノール性アンモニア100ml中に加え、封管中1
50℃にて20時間加熱した。冷却後、反応液を濃縮し
て析出した結晶を濾取し、熱ジクロロメタン−メタノー
ル(1:1)で洗浄して目的化合物の結晶1.2gを得
た。
【0097】
【実施例129】3−アミノ−4−ブチルアミノ−1−
メチル−1H−ピラゾロ〔4,3−c〕キノリンの製造 実施例42で得られた化合物1.3g及びn−ブチルア
ミン3gをイソアミルアルコール60ml中140℃で
20時間加熱した。反応終了後濃縮し、残渣をシリカゲ
ルクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=
1:1)で精製して目的化合物1.0gを得た。
メチル−1H−ピラゾロ〔4,3−c〕キノリンの製造 実施例42で得られた化合物1.3g及びn−ブチルア
ミン3gをイソアミルアルコール60ml中140℃で
20時間加熱した。反応終了後濃縮し、残渣をシリカゲ
ルクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=
1:1)で精製して目的化合物1.0gを得た。
【0098】
【実施例130】実施例129と同様にして本発明の化
合物を製造した。
合物を製造した。
【0099】上記各実施例で得られた本発明の化合物の
構造、1 H−NMRスペクトル及び融点を下記表1〜表
26に示す。
構造、1 H−NMRスペクトル及び融点を下記表1〜表
26に示す。
【0100】
【表1】
【0101】
【表2】
【0102】
【表3】
【0103】
【表4】
【0104】
【表5】
【0105】
【表6】
【0106】
【表7】
【0107】
【表8】
【0108】
【表9】
【0109】
【表10】
【0110】
【表11】
【0111】
【表12】
【0112】
【表13】
【0113】
【表14】
【0114】
【表15】
【0115】
【表16】
【0116】
【表17】
【0117】
【表18】
【0118】
【表19】
【0119】
【表20】
【0120】
【表21】
【0121】
【表22】
【0122】
【表23】
【0123】
【表24】
【0124】
【表25】
【0125】
【表26】
【0126】
【実施例131】3−アミノ−1,7−ジメチル−1H
−ピラゾロ〔4,3−c〕〔1,8〕ナフチリジンの製
造 4−ヒドロキシ−7−メチル−1,8−ナフチリジン−
3−カルボン酸エチルエステル8.2gを28%アンモ
ニア水80mlに懸濁させ、封管中にて100℃で一晩
加熱した。反応液を放冷し、析出した結晶を濾取し、水
及びメタノールで順次洗浄して3−カルバモイル−4−
ヒドロキシ−7−メチル−1,8−ナフチリジン2.9
gを得た。
−ピラゾロ〔4,3−c〕〔1,8〕ナフチリジンの製
造 4−ヒドロキシ−7−メチル−1,8−ナフチリジン−
3−カルボン酸エチルエステル8.2gを28%アンモ
ニア水80mlに懸濁させ、封管中にて100℃で一晩
加熱した。反応液を放冷し、析出した結晶を濾取し、水
及びメタノールで順次洗浄して3−カルバモイル−4−
ヒドロキシ−7−メチル−1,8−ナフチリジン2.9
gを得た。
【0127】得られた結晶1.0g、オキシ塩化リン1
0ml及びN,N−ジメチルアニリン5滴の混合液を2
時間還流し、反応混合液を氷水中に注ぎ込み、炭酸水素
ナトリウム水溶液を滴下して中和し、クロロホルムで抽
出した。クロロホルム層を無水硫酸マグネシウムて乾燥
し、減圧濃縮して、4−クロロ−3−シアノ−7−メチ
ル−1,8−ナフチリジン0.86gを得た。
0ml及びN,N−ジメチルアニリン5滴の混合液を2
時間還流し、反応混合液を氷水中に注ぎ込み、炭酸水素
ナトリウム水溶液を滴下して中和し、クロロホルムで抽
出した。クロロホルム層を無水硫酸マグネシウムて乾燥
し、減圧濃縮して、4−クロロ−3−シアノ−7−メチ
ル−1,8−ナフチリジン0.86gを得た。
【0128】1 H−NMR(DMSO−d6 ):2.8
0(3H,s)、7.82(1H,d,J=8.4)、
8.65(1H,d,J=8.4)、9.36(1H,
s) 得られた化合物及びメチルヒドラジンを用いて、実施例
1と同様にして標記化合物を得た。
0(3H,s)、7.82(1H,d,J=8.4)、
8.65(1H,d,J=8.4)、9.36(1H,
s) 得られた化合物及びメチルヒドラジンを用いて、実施例
1と同様にして標記化合物を得た。
【0129】得られた化合物の構造、1 H−NMRスペ
クトル及び融点を表27に示す。
クトル及び融点を表27に示す。
【0130】
【実施例132】3−(N−アセチルアミノ)−1,7
−ジメチル−1H−ピラゾロ〔4,3−c〕〔1,8〕
ナフチリジンの製造 実施例131で得られた化合物を用いて、実施例54と
同様にして標記化合物を得た。上記で得られた本発明化
合物の構造、1 H−NMRスペクトル及び融点を下記表
27に示す。
−ジメチル−1H−ピラゾロ〔4,3−c〕〔1,8〕
ナフチリジンの製造 実施例131で得られた化合物を用いて、実施例54と
同様にして標記化合物を得た。上記で得られた本発明化
合物の構造、1 H−NMRスペクトル及び融点を下記表
27に示す。
【0131】
【表27】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C07D 495/14 C07D 495/14 D // A61P 29/00 A61K 31/00 629 37/02 637A A61K 31/4375 31/435 606 31/4743 31/47 609 31/4745 610 (72)発明者 上迫 卓司 徳島県板野郡松茂町広島字南川向51−6 (72)発明者 杉本 幸雄 徳島県鳴門市大津町吉永79−1 (72)発明者 桑原 登志子 徳島県板野郡松茂町中喜来字中瀬中ノ越 14−21 (56)参考文献 特開 平5−194515(JP,A) 特開 平4−356486(JP,A) 特開 平6−184145(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 471/14 C07D 471/04 C07D 495/04 C07D 495/14 CAPLUS(STN) REGISTRY(STN)
Claims (1)
- 【請求項1】 一般式 【化1】 〔式中、R1 及びR2 は同一又は異なって水素原子、低
級アルキル基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子、ニト
ロ基、ハロゲン置換低級アルキル基、シアノ基、低級ア
ルコキシカルボニル基、低級アルキルチオ基、低級アル
カノイル基、低級アルキルスルホニル基又はカルボキシ
ル基を、R3 は水素原子、低級アルキル基、低級アルキ
ルチオ基、ハロゲン原子、アミノ基又は低級アルキルア
ミノ基を、R4 及びR5 は同一又は異なって水素原子、
低級アルカノイル基、低級アルキル基、ハロゲン置換低
級アルカノイル基、ベンゾイル基、チオカルバモイル
基、N−低級アルキルカルバモイル基、N−(低級アル
キル)チオカルバモイル基、N−(ベンゾイル)チオカ
ルバモイル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルコ
キシカルボニル基、フェニル低級アルキル基又は置換基
として低級アルコキシカルボニル低級アルキル基を有す
ることのあるチアゾリル基を示すか或いはR4 とR5 で
基=C(NH2 )2 又は=C(NH2 )(S−α)(式
中αは低級アルキル基を示す)を形成し、nは0又は1
を、Aは基−NR6 −N=、=N−NR6−、−S−C
R6 =又は−NR7 −CR6 =(R6 は水素原子、低級
アルキル基、ヒドロキシ低級アルキル基、低級アルコキ
シカルボニル基又はカルボキシル基を、R7 は低級アル
キル基を示す)を、またGは炭素原子又は窒素原子を示
し、破線は二重結合が2つあることを表わす。〕で表わ
されるキノリン及びナフチリジン誘導体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5184889A JP2997828B2 (ja) | 1992-07-30 | 1993-07-27 | キノリン及びナフチリジン誘導体 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20404492 | 1992-07-30 | ||
| JP4-204044 | 1992-07-30 | ||
| JP5184889A JP2997828B2 (ja) | 1992-07-30 | 1993-07-27 | キノリン及びナフチリジン誘導体 |
Publications (2)
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