JP2997494B2 - ピリド[1,2―a]ピリミジン誘導体の新規製造法 - Google Patents

ピリド[1,2―a]ピリミジン誘導体の新規製造法

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JP2997494B2
JP2997494B2 JP2040817A JP4081790A JP2997494B2 JP 2997494 B2 JP2997494 B2 JP 2997494B2 JP 2040817 A JP2040817 A JP 2040817A JP 4081790 A JP4081790 A JP 4081790A JP 2997494 B2 JP2997494 B2 JP 2997494B2
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潤 吉原
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は抗アレルギー剤として有用なピリド[1,2−
a]ピリミジン誘導体の新規な製造法に関する。
〔従来の技術及びその問題点〕
一般式[I] [式中、R1及びR3は夫々独立して水素原子又は低級アル
キル基を表わし、R2及びR4は夫々独立して水素原子、ハ
ロゲン原子、低級アルキル基、フェニル基又は (但し、R5は水素原子又は水酸基を表わし、R6は水素原
子又はアシル基を表わし、R7は水素原子、低級アルキル
基又はアリル基を表わす。)を表わす。]で示されるピ
リド[1,2−a]ピリミジン誘導体(以下、化合物
[I]と略記する。)及びそれらの塩類は、抗アレルギ
ー作用を有する薬剤として知られており、これらを有効
成分とする各種抗アレルギー剤が一般に広く普及してい
る。
従来、この種化合物の製造法としては、例えば特開昭
54−36294号公報、特開昭63−183581号公報、特開昭63
−246374号公報等に記載の如く、一般式[V] (式中、R1〜R4は前記と同じ。) 又は一般式[VI] (式中、Rはメチル基又はエチル基を表わし、R1〜R4
前記と同じ。)で示される化合物を種々のアジ化水素酸
塩と反応させて、テトラゾール環化する方法が最も一般
的であり、アジ化水素酸塩としてアジ化アルミニウム又
はアジ化アンモニウムが反応に供されている。即ち、J.
Am.Chem.Soc.,80,3908−3911(1985)に記載されている
如く、一般にニトリル基からテトラゾール環を形成する
方法に於てはアジ化ナトリウムの単独使用は高温、長時
間反応が必要で、しかも収率が低いため、塩化アンモニ
ウムや塩化アルミニウム等を併用してアジ化ナトリウム
をアジ化アンモニウムやアジ化アルミニウム等に変換さ
せてテトラゾール環化反応を行うのが効果的とされてお
り、上記した如き公報類に於てもその方法が採用されて
いる。
しかしながら、このように塩化アンモニウムや塩化ア
ルミニウム等を併用した場合でも、その収率はMax50%
強と決して高くはなく、しかもこれらの化合物を併用す
ることにより、いくつかの弊害が生じる。即ち、例えば
塩化アンモニウムを併用した場合、アジ化ナトリウムは
アジ化アンモニウムとして作用するわけであるが、この
アジ化アンモニウムは昇華性が非常に高く、高温下、長
時間反応させると系外へ逃げてしまうために大過剰使用
する必要があり、効率が極めて悪い。また、塩化アルミ
ニウム等を併用した場合には、アジ化ナトリウムは系内
に於てはアジ化アルミニウム等アジ化水素酸の多価金属
塩として働くが、アジ化アルミニウム等のアジ化水素酸
の多価金属塩は爆発性を有する極めて危険な化合物なの
で、取り扱いには厳重な注意と熟練を要する。また、こ
れら多価金属塩を反応に用いた場合には反応後はテトラ
ゾール環化反応に関与しないアジド基が多量に残存する
ため、大量のアジ化水素が発生することになり、大気汚
染等の問題が生じる上にアルミニウム等に起因する金属
廃棄物処理も必要となってくる。
従って、これらの方法を実用化(企業化)しようとし
た場合には、収率の低いことはもとより作業環境及び作
業者の安全性確保の問題、大気汚染防止のための設備の
問題、産業廃棄物処理に要する時間と労力等の問題等を
考慮しなければならず、その改善が切に望まれていた。
〔発明の目的〕
本発明は上記した如き現状に鑑みなされたもので、安
全性が高く、大気汚染や産業廃棄物等の問題も少なく、
容易に且つ高収率で目的とする化合物[I]が得られ
る、化合物[I]の新規で効果的な製造法を提供するこ
とを目的とする。
〔発明の構成〕
本発明は、一般式[III] [式中、R1及びR3は夫々独立して水素原子又は低級アル
キル基を表わし、R2及びR4は夫々独立して水素原子、ハ
ロゲン原子、低級アルキル基、フェニル基又は (但し、R5は水素原子又は水酸基を表わし、R6は水素原
子又はアシル基を表わし、R7は水素原子、低級アルキル
基又はアリル基を表わす。)を表わす。]で示される化
合物を、(i)アジ化水素酸と反応させるか、又は、
(ii)アジ化水素酸の塩類と反応させて一般式[IV] (式中、R1〜R4は前記と同じ。)で示される化合物とし
た後、これに酸又は塩基を作用させることにより、一般
式[II] (式中、R1〜R4は前記と同じ。)で示される化合物と
し、然る後これを加水分解することを特徴とする、一般
式[I] (式中、R1〜R4は前記と同じ。)で示される化合物の製
造法の発明である。
また、本発明は一般式[III] (式中、R1〜R4は前記と同じ。)で示される化合物をア
ジ化水素酸と反応させることを特徴とする、一般式[I
I] (式中、R1〜R4は前記と同じ。)で示される化合物の製
造法の発明である。
また、本発明は一般式[III] (式中、R1〜R4は前記と同じ。)で示される化合物をア
ジ化水素酸の塩類と反応させることを特徴とする、一般
式[IV] (式中、R1〜R4は前記と同じ。)で示される化合物の製
造法の発明である。
更に、本発明は一般式[IV] (式中、R1〜R4は前記と同じ。)で示される化合物に酸
又は塩基を作用させることを特徴とする、一般式[II] (式中、R1〜R4は前記と同じ。)で示される化合物の製
造法の発明である。
更にまた、本発明は一般式[IV] (式中、R1〜R4は前記と同じ。)で示される化合物の発
明である。
また、本発明は一般式[II] (式中、R1〜R4は前記と同じ。)で示される化合物の発
明である。
即ち、本発明は、一般式[III]で示される化合物
(以下、化合物[III]と略記する。)を出発原料と
し、これのニトリル基をテトラゾール環化させて一般式
[IV]で示される化合物(以下、化合物[IV]と略記す
る。)を経由して、或は経由せずに一般式[II]で示さ
れる化合物(以下、化合物[II]と略記する。)とした
後、これを加水分解して化合物[I]とするもので、従
来の方法と比べて収率の面からも、安全性の面からも、
作業性の面からも、極めて優れた製造方法を提供するも
のである。
本発明に係る一般式[I]〜[IV]で示される化合物
のR1及びR3は、夫々独立して水素原子、又は例えばメチ
ル基,エチル基,プロピル基,ブチル基,アミル基等の
低級アルキル基(直鎖状、分枝状いずれにても可)を表
わし、R2及びR4は夫々独立して水素原子、例えば塩素,
臭素,弗素,沃素等のハロゲン原子、例えばメチル基,
エチル基,プロピル基,ブチル基,アミル基等の低級ア
ルキル基(直鎖状、分枝状いずれにても可)、例えばメ
トキシ基,エトキシ基,プロポキシ基,ブトキシ基,ア
ミロキシ基等の低級アルコキシ基(直鎖状、分枝状いず
れにても可)、フェニル基、又は のR5は、水素原子、又は水酸基を表わし、R6は、水素原
子、又は例えばアセチル基,プロピオニル基,ブチリル
基等のアシル基を表わし、R7は水素原子、例えばメチル
基,エチル基,プロピル基,ブチル基、アミル基等の低
級アルキル基(直鎖状、分枝状いずれにても可)、又は
アリル基を表わす。
本発明の製造法は、大略二つの工程、即ち化合物[II
I]のニトリル基をテトラゾール環化させて化合物[I
I]とする工程と、化合物[II]を加水分解してイミノ
基をケトン基に変換する工程とから成る。
以下、夫々の工程について詳細に説明する。
化合物[III]から化合物[II]を製造する工程 化合物[III]から化合物[II]を製造する方法とし
ては、(i)化合物[III]をアジ化水素酸と反応させ
てニトリル基をテトラゾール環化させ、直接、化合物
[II]を製造する方法と、(ii)化合物[III]をアジ
化水素酸の塩類と反応させてニトリル基をテトラゾール
環化させ、化合物[IV]とした後、これに酸又は塩基を
作用させて、化合物[II]を製造する方法とがある。
(i)の場合のテトラゾール環化反応に用いるアジ化
水素酸は、遊離の酸をそのまま又は水溶液等の溶液で用
いてもよいが、通常、爆発、中毒等の危険を避けるた
め、反応器内で、アジ化水素酸の塩類に酸を作用させる
ことにより遊離させる方法が採用される。
(i)及び(ii)の方法で用いられるアジ化水素酸の
塩類としては、例えばアジ化ナトリウム,アジ化カリウ
ム等のアルカリ金属塩類、アジ化カルシウム,アジ化マ
グネシウム等のアルカリ土類金属塩類、アジ化アルミニ
ウム,アジ化亜鉛,アジ化錫等その他の多価金属塩類、
アジ化アンモニウム、例えばアジ化トリメチルアンモニ
ウム,アジ化アニリン等の有機塩基の塩類等各種のアジ
化水素酸塩が挙げられるが、市販されているアジ化水素
酸塩の中で最も取り扱い易く、しかも安価なアジ化ナト
リウムの単独使用が最も好ましい。即ち、本発明の製造
法に於てはアジ化ナトリウム単独でも緩和な反応条件で
テトラゾール環化反応は充分進行し、短時間で、しかも
極めて高収率で目的とするテトラゾール体が得られるの
で従来法のように態々塩化アンモニウムや塩化アルミニ
ウム等を併用する必要がなく、塩化アンモニウムや塩化
アルミニウム等を併用した場合の先に述べた如き問題点
は全て回避し得る。
アジ化水素酸又はその塩類の使用量は、通常理論量若
しくは理論量より若干過剰量程度で充分高収率を達成で
きるので、不要なアジ化水素酸の発生が極力抑えられ、
特にアジ化ナトリウムを単独で用いた場合には不要なア
ジ化水素酸の発生が殆どないので、大気汚染等の問題も
殆どなくなる。
本発明に係るテトラゾール環化反応の反応温度は、
(i),(ii)いずれの場合も、通常0℃〜反応溶媒の
還流温度のいずれの温度でもよく、反応時間をより短縮
したい場合には温度は高い方が望ましいが、室温でも充
分反応は短時間で進行し、高収率が達成される。反応時
間は反応温度により自ら異なるが、(i),(ii)いず
れの場合も、通常数十分乃至数時間で充分である。
(i)の場合のテトラゾール環化反応に用いられる反
応溶媒としては、ニトリル基のテトラゾール環化反応を
阻害せず、且つそれ自身、アジ化水素酸又はその塩類に
より影響を受けることのない溶媒であればいずれにても
よく、例えばメタノール,エタノール等のアルコール
類、アセトン,メチルエチルケトン等のケトン類、酢酸
メチル,酢酸エチル等のエステル類、ベンゼン,トルエ
ン等の芳香族炭化水素類、クロロホルム,ジクロルメタ
ン等のハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、テトラ
ヒドロフラン(THF)、N,N−ジメチルホルムアミド(DM
F)、ジメチルアセトアミド、ジオキサン、ジメチルス
ルホキシド、ヘキサメチル燐酸トリアミド(HMPA)、エ
ーテル、各種グライム,ジクライム類、水等の溶媒のほ
か、酢酸,ギ酸等の酸性の有機溶媒が挙げられ、これら
を単独で用いても適宜混合して用いても良いが、上記要
件を満足し得る溶媒であれば特にこれらに限定されるも
のではない。
(i)の場合に於いて、アジ化水素酸の塩類からアジ
化水素酸を遊離させるために使用する酸の種類には、特
に制約はなく、例えば塩酸,硫酸,硝酸等の鉱酸類、ギ
酸,酢酸,ベンゼンスルホン酸,トシル酸,メタンスル
ホン酸等の有機酸類が例示される。また、その使用量
は、アジ化水素酸の塩類からアジ化水素酸を遊離させる
のに十分な量であればよいが、テトラゾール環化反応に
悪影響を及ぼす恐れがある酸を使用する場合は、アジ化
水素酸を遊離させるのに必要な最小限の量を使用すべき
であるのに対して、酢酸,ギ酸等、テトラゾール環化反
応に悪影響を及ぼす恐れがなく、且つ、それ自体、溶媒
として機能する酸を使用する場合には、その使用量に制
約はなく、特に他の溶媒を併用する必要もない。反応終
了後は、要すれば反応液に水を加え、析出晶を取する
等常法に従って化合物[II]を単離すれば良い。
(ii)の場合に用いられる反応溶媒としては、(i)
の場合に例示される各種溶媒のうち、酢酸,ギ酸等の酸
性の有機溶媒を除いた全ての溶媒が挙げられる。
(ii)の場合、化合物[III]のテトラゾール環化反
応により、化合物[IV]が得られるが、化合物[IV]は
いずれも文献未載の新規化合物である。
化合物[IV]は、テトラゾール環化反応終了後反応液
を中和し、析出した結晶を取するなどして単離しても
よいが、これを単離せずに反応液に直接酸又は塩基を作
用させて、次の閉環工程に進むことも可能である。
(ii)に於て、化合物[IV]に作用させる酸として、
例えば塩酸,硫酸,硝酸等の鉱酸や酢酸,ギ酸,ベンゼ
ンスルホン酸,トシル酸,メタンスルホン酸等の有機酸
等、各種プロトン酸や塩化アルミニウム,塩化亜鉛,四
塩化錫,六弗化アンチモン酸等のルイス酸等が挙げら
れ、塩基としては、例えば水酸化ナトリウム,水酸化カ
リウム等の苛性アルカリ、炭酸ナトリウム,炭酸カリウ
ム等の炭酸アルカリ、ナトリウムメトキシド,ナトリウ
ムエトキシド等の金属アルコキシド、アンモニア、例え
ばピリジン,トリエチルアミン等の有機塩基等が夫々挙
げられる。
化合物[IV]に酸又は塩基を作用させて閉環させる工
程は、通常加温下、例えば60〜100℃で行われ、反応時
間は、通常1乃至数時間で充分である。反応溶媒として
は、化合物[IV]を単離した場合には、通常、水が用い
られるが、勿論これに限定されるものではなく、テトラ
ゾール環化反応に用いられる各種溶媒類も同様に使用可
能であることは言うまでもない。
反応終了後は、要すれば反応液に水を加えた後、例え
ば塩酸,硫酸,硝酸等の鉱酸や酢酸,ギ酸等の有機酸等
を用いて反応液を中和すれば化合物[II]が結晶として
析出するので、これを取する等常法に従いこれを単離
すれば良い。
尚、(i)の場合に於いて、酸の使用量がアジ化水素
酸を遊離させるのに十分ではないために、アジ化水素酸
が一部塩で存在する場合は、同一系内で(i)の方法と
(ii)の方法によるテトラゾール環化反応を同時に行う
ことになるから、アジ化水素酸の塩と化合物[III]と
の反応により、生成した化合物[IV]を化合物[II]に
変換するため、反応液全体に対して、(ii)の方法の、
酸又は塩基による閉環工程を行う必要が生じる。
かくして(i)又は(ii)の方法により得られた化合
物[II]はいずれも文献未載の新規化合物である。
化合物[II]から化合物[I]を製造する工程 化合物[I]は化合物[II]を水、又は含水有機溶
媒、例えば含水メタノール,含水エタノール,含水アセ
トン,含水アセトニトリル,含水THF,含水DMF等中で常
法に従い加水分解することにより容易に製せられる。反
応は室温でも進行するが、反応時間を短縮するため、通
常は加温下、例えば60〜110℃で行われる。また、同じ
く反応時間を短縮するために、例えば塩酸,硫酸,硝酸
等の鉱酸や、ベンゼンスルホン酸,トシル酸,メタンス
ルホン酸等の有機酸等を共存させること、常法通りであ
る。
化合物[II]は単離したものを用いても良いが、化合
物受[III]のテトラゾール環化反応により得られた反
応液(化合物[IV]を経由する方法の場合には、化合物
[IV]を酸又は塩基で処理した反応液)をそのまま使用
しても一向に差し支えない。このことは出発原料[II
I]から中間体を単離することなく、1ポットで目的化
合物[I]が得られると言うことであり、本発明の有用
性をより高める実施態様となる。
加水分解反応終了後は、冷却し、析出した結晶を取
する等、常法に従って化合物[I]を単離すれば良い。
尚、上述の本発明の製造法に於て、化合物[I]〜
[IV]に係る置換基R1〜R7の中に反応に際して、保護を
必要とする官能基がある場合には、保護基の導入工程及
び脱保護工程が適宜組み入れられるべきであることは言
うまでもない。
本発明に於て、出発原料として用いられる化合物[II
I]は、例えばJ.Org.Chem.,51,2988−2994(1986)等に
記載の方法に従い、エトキシメチレンマロンニトリルと
2−アミノピリジン誘導体とをエタノール等の溶媒中、
室温下反応させることにより容易に得られるので、その
ようにして得られたものを用いることで足りる。
尚、この化合物[III]は溶液中で互変異性化し、ピ
リミジン環が閉環した[III a]で示される構造とピリ
ミジン環が開環した[III b]で示される構造の両形態
をとり得ることが上記文献で報告されている。
従って、本発明の出発物質も上記[III a],[III
b]の両形態をとり得るが、本明細書に於ては、便宜上
化合物[III]の構造を[III a]として説明を行ってい
る。
以下に参考例及び実施例を挙げるが、本発明はこれら
参考例、実施例により何ら制約を受けるものではない。
〔実施例〕
参考例 1. エタノール200mlにエトキシメチレンマロンニトリル1
1.8g(97ミリモル)及び2−アミノ−3−メチルピリジ
ン10.5g(97ミリモル)を加え、室温下2時間撹拌反応
させた。反応後析出した結晶を取し、3−シアノ−4
−イミノ−9−メチル−4H−ピリド[1,2−a]ピリミ
ジン13.5gを得た。収率 76%。
m.p.164〜166℃。
参考例 2. 参考例1に於て2−アミノ−3−メチルピリジンを2
−アミノ−4−メチルピリジンに置き換え、それ以外は
参考例1と全く同様にして3−シアノ−4−イミノ−8
−メチル−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジンを得た。
収率 86%。
m.p.204〜206℃。
参考例 3. 参考例1に於て2−アミノ−3−メチルピリジンを2
−アミノ−5−メチルピリジンに置き換え、それ以外は
参考例1と全く同様にして3−シアノ−4−イミノ−7
−メチル−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジンを得た。
収率 81%。
m.p.183〜185℃。
参考例 4. 参考例1に於て2−アミノ−3−メチルピリジンを2
−アミノ−5−クロルピリジンに置き換え、それ以外は
参考例1と全く同様にして3−シアノ−4−イミノ−7
−クロル−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジンを得た。
収率 72%。
m.p.227〜228℃。
参考例 5. 参考例1に於て2−アミノ−3−メチルピリジンを2
−アミノピリジンに置き換え、それ以外は参考例1と全
く同様にして3−シアノ−4−イミノ−4H−ピリド[1,
2−a]ピリミジンを得た。収率 79%。
m.p.172〜175℃。
参考例 6. 参考例1に於いて2−アミノ−3−メチルピリジンを
2−アミノ−3−フェノキシメチルピリジンに置き換
え、それ以外は参考例1と全く同様にして3−シアノ−
4−イミノ−9−フェノキシメチル−4H−ピリド[1,2
−a]ピリミジンを得た。収率 72%。
m.p.175℃。
参考例 7. 参考例1に於いて2−アミノ−3−メチルピリジンを
2−アミノ−3−[(4−アセチル−3−ヒドロキシ−
2−n−プロピルフェノキシ)メチル]ピリジンに置き
換え、それ以外は参考例1と全く同様にして3−シアノ
−4−イミノ−9−[(4−アセチル−3−ヒドロキシ
−2−n−プロピルフェノキシ)メチル]−4H−ピリド
[1,2−a]ピリミジンを得た。収率 77%。
m.p.174℃。
参考例 8. 参考例1に於いて2−アミノ−3−メチルピリジンを
2−アミノ−3−[(4−イソプロピルフェノキシ)メ
チル]ピリジンに置き換え、それ以外は参考例1と全く
同様にして3−シアノ−4−イミノ−9−[(4−イソ
プロピルフェノキシ)メチル]−4H−ピリド[1,2−
a]ピリミジンを得た。収率 42%。
m.p.130〜132℃。
実施例 1. HMPA 100mlに3−シアノ−4−イミノ−9−メチル
−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン10.0g(54.3ミリモ
ル)及びアジ化ナトリウム3.53g(54.3ミリモル)を加
え、70℃で3時間撹拌反応させた。冷却後、反応液を希
塩酸で中和し、析出した結晶を取して3−(3−メチ
ル−2−ピリジル)アミノ−2−(1H−テトラゾール−
5−イル)−2−プロペノニトリルの淡褐色粉末9.8gを
得た。収率 79%。
m.p.191℃(分解)。
IR(KBr):3050cm-1,2220cm-1,1630cm-1
1H−NMR δppm(DMSO−d6):10.97(d,1H,NHC
C)、8.79(d,1H,4−H)、7.11(dd,1H,5−H)、3.1
8(s,1H,NN=N−N)、2.41(s,3H,CH3)。
MS(m/e):227(M+)。
実施例 2. DMF 100mlに3−シアノ−4−イミノ−9−メチル−
4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン10.0g(54.3ミリモ
ル)及びアジ化ナトリウム3.53g(54.3ミリモル)を加
え、70℃で3時間撹拌反応させた。冷却後、反応液を希
塩酸で中和し、析出した結晶を取して3−(3−メチ
ル−2−ピリジル)アミノ−2−(1H−テトラゾール−
5−イル)−2−プロペノニトリルの淡褐色粉末9.1gを
得た。収率 73%。
実施例 3. メタノール100mlに3−シアノ−4−イミノ−9−メ
チル−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン10.0g(54.3ミ
リモル)及びアジ化ナトリウム3.53g(54.3ミリモル)
を加え、撹拌下3時間還流反応させた。冷却後、反応液
を希塩酸で中和し、析出した結晶を取して3−(3−
メチル−2−ピリジル)アミノ−2−(1H−テトラゾー
ル−5−イル)−2−プロペノニトリルの淡褐色粉末9.
5gを得た。収率 77%。
実施例 4. 水100mlに3−シアノ−4−イミノ−9−メチル−4H
−ピリド[1,2−a]ピリミジン10.0g(54.3ミリモル)
及びアジ化ナトリウム3.53g(54.3ミリモル)を加え、7
0℃で6時間撹拌反応させた。冷却後、反応液を希塩酸
で中和し、析出した結晶を取して3−(3−メチル−
2−ピリジル)アミノ−2−(1H−テトラゾール−5−
イル)−2−プロペノニトリルの淡褐色粉末7.5gを得
た。収率 60%。
実施例 5. 酢酸60mlに3−シアノ−4−イミノ−9−メチル−4H
−ピリド[1,2−a]ピリミジン10.0g(54.3ミリモル)
及びアジ化ナトリウム3.53g(54.3ミリモル)を加え、1
15℃で1時間撹拌反応させた。冷却後、反応液に水を加
え、析出した結晶を取して4−イミノ−9−メチル−
3−(1H−テトラゾール−5−イル)−4H−ピリド[1,
2−a]ピリミジンの淡褐色粉末13.5gを得た。収率 86
%。
m.p.233℃(分解)。
IR(KBr):3400cm-1,1695cm-1
1H−NMR δppm(CF3COOD):9.66(s,1H,2−H)、9.
23(d,1H,6−H)、8.22(d,1H,8−H)、7.79(t,1H,7
−H)、2.81(s,3H,C )。
MS(m/e):227(M+)。
実施例 6. 1N塩酸20mlに3−(3−メチル−2−ピリジル)アミ
ノ−2−(1H−テトラゾール−5−イル)−2−プロペ
ノニトリル2.0g(10.9ミリモル)を加え、100℃で1時
間撹拌反応させた。冷却後、析出した結晶を取し、4
−イミノ−9−メチル−3−(1H−テトラゾール−5−
イル)−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジンの淡褐色粉
末1.7gを得た。収率 85%。
m.p.236℃(分解)。
実施例 7. 1N水酸化カリウム20mlに3−(3−メチル−2−ピリ
ジル)アミノ−2−(1H−テトラゾール−5−イル)−
2−プロペノニトリル2.0g(10.9ミリモル)を加え、10
0℃で3.5時間撹拌反応させた。冷却後、反応液を塩酸で
中和し、析出した結晶を取し4−イミノ−9−メチル
−3−(1H−テトラゾール−5−イル)−4H−ピリド
[1,2−a]ピリミジンの淡褐色粉末1.78gを得た。収率
89%。
m.p.239℃(分解)。
実施例 8. 1N塩酸25mlに4−イミノ−9−メチル−3−(1H−テ
トラゾール−5−イル)−4H−ピリド[1,2−a]ピリ
ミジン0.95g(4.2ミリモル)を加え、80℃で3.5時間撹
拌反応させた。冷却後、析出した結晶を取し、9−メ
チル−3−(1H−テトラゾール−5−イル)−4H−ピリ
ド[1,2−a]ピリミジン−4−オンの淡褐色粉末0.85g
を得た。収率 89%。
m.p.227℃(分解)。
実施例 9. 酢酸60mlに3−シアノ−4−イミノ−9−メチル−4H
−ピリド[1,2−a]ピリミジン10.0g(54.3ミリモル)
及びアジ化ナトリウム3.53g(54.3ミリモル)を加え、1
15℃で1時間撹拌反応させた。次いで、これに濃塩酸15
mlを加え、再び100℃で2時間撹拌反応させた。冷却
後、析出した結晶を取し、9−メチル−3−(1H−テ
トラゾール−5−イル)−4H−ピリド[1,2−a]ピリ
ミジン−4−オンの淡褐色粉末9.1gを得た。収率 73
%。
m.p.281℃(分解)。
実施例 10. 水80mlに3−シアノ−4−イミノ−9−メチル−4H−
ピリド[1,2−a]ピリミジン10.0g(54.3ミリモル)、
アジ化ナトリウム3.53g(54.3ミリモル)及び濃塩酸5.5
g(54ミリモル)を加え、室温下3時間撹拌反応させた
後、濃塩酸5.5gを追加し、90℃で更に1時間撹拌反応さ
せた。冷却後、析出した結晶を取し、9−メチル−3
−(1H−テトラゾール−5−イル)−4H−ピリド[1,2
−a]ピリミジン−4−オンの淡褐色粉末9.1gを得た。
収率 73%。
m.p.288℃(分解)。
実施例 11. 実施例9に於て3−シアノ−4−イミノ−9−メチル
−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジンを3−シアノ−4
−イミノ−8−メチル−4H−ピリド[1,2−a]ピリミ
ジンに置き換え、それ以外は実施例9と全く同様にして
8−メチル−3−(1H−テトラゾール−5−イル)−4H
−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オンを得た。収
率 81%。
m.p.299℃(分解)。
実施例 12. 実施例9に於て3−シアノ−4−イミノ−9−メチル
−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジンを3−シアノ−4
−イミノ−7−メチル−4H−ピリド[1,2−a]ピリミ
ジンに置き換え、それ以外は実施例9と全く同様にして
7−メチル−3−(1H−テトラゾール−5−イル)−4H
−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オンを得た。収
率 87%。
m.p.305℃(分解)。
実施例 13. 実施例9に於て3−シアノ−4−イミノ−9−メチル
−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジンを3−シアノ−4
−イミノ−7−クロル−4H−ピリド[1,2−a]ピリミ
ジンに置き換え、それ以外は実施例9と全く同様にして
7−クロル−3−(1H−テトラゾール−5−イル)−4H
−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オンを得た。収
率 84%。
m.p.295℃(分解)。
実施例 14. 実施例9に於て3−シアノ−4−イミノ−9−メチル
−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジンを3−シアノ−4
−イミノ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジンに置き換
え、それ以外は実施例9と全く同様にして3−(1H−テ
トラゾール−5−イル)−4H−ピリド[1,2−a]ピリ
ミジン−4−オンを得た。収率 86%。
m.p.307℃(分解)。
実施例 15. 実施例5に於いて3−シアノ−4−イミノ−9−メチ
ル−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジンを3−シアノ−
4−イミノ−9−フェノキシメチル−4H−ピリド[1,2
−a]ピリミジンに置き換え、それ以外は実施例5と全
く同様にして4−イミノ−9−フェノキシメチル−3−
(1H−テトラゾール−5−イル)−4H−ピリド[1,2−
a]ピリミジンを得た。収率 61%。
m.p.270℃(分解)。
IR(KBr、cm-1):3400,1690,1600,1320。
1H−NMR(270MHz,DMSO−d6)δppm:9.54(1H,s,2−
H),9.13(1H,d,6−H),8.26(1H,d,8−H),7.86(1
H,t,7−H),7.34(2H,t,3′,5′−H),7.10(2H,d,
2′,6′−H),7.00(1H,t,4′−H),5.62(2H,s,C
)。
MS(m/s):329。
実施例 16. 実施例5に於いて3−シアノ−4−イミノ−9−メチ
ル−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジンを3−シアノ−
4−イミノ−9−[(4−アセチル−3−ヒドロキシ−
2−n−プロピルフェノキシ)メチル]−4H−ピリド
[1,2−a]ピリミジンに置き換え、それ以外は実施例
5と全く同様にして4−イミノ−9−[(4−アセチル
−3−ヒドロキシ−2−n−プロピルフェノキシ)メチ
ル]−3−(1H−テトラゾール−5−イル)−4H−ピリ
ド[1,2−a]ピリミジンを得た。収率 98%。
m.p.286℃(分解)。
IR(KBr、cm-1):3150,1700,1630,1600,1270。
1H−NMR(270MHz,CF3COOD)δppm:9.91(1H,s,2−
H),9.13(1H,d,6−H),8.76(1H,d,8−H),8.08(1
H,t,7−H),7.92(1H,d,5′−H),6.89(1H,d,6′−
H),5.89(2H,s,OC ),2.90(2H,t,C 2CH2CH3)、
2.28(3H,s,C 3CO),1.69−1.77(2H,m,CH2C 2CH3),
1.08(3H,t,C )。
MS(m/s):419。
実施例 17. 実施例5に於いて3−シアノ−4−イミノ−9−メチ
ル−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジンを3−シアノ−
4−イミノ−9−[(4−イソプロピルフェノキシ)メ
チル]−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジンに置き換
え、それ以外は実施例5と全く同様にして4−イミノ−
9−[(4−イソプロピルフェノキシ)メチル]−3−
(1H−テトラゾール−5−イル)−4H−ピリド[1,2−
a]ピリミジンを得た。収率 62%。
m.p.277℃(分解)。
IR(KBr、cm-1):3150,1695,1640,1600,1250。
1H−NMR(270MHz,CF3COOD)δppm:9.88(1H,s,2−
H),9.07(1H,d,6−H),8.72(1H,d,8−H),8.02(1
H,t,7−H),7.29(2H,d,3′,5′−H),7.07(2H,d,
2′,6′−H),5.81(2H,s,C ),2.91−2.96(1H,m,
C)、1.28(6H,s,C ×2)。
MS(m/s):361。
実施例 18. 実施例9に於いて3−シアノ−4−イミノ−9−メチ
ル−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジンを3−シアノ−
4−イミノ−9−フェノキシメチル−4H−ピリド[1,2
−a]ピリミジンに置き換え、それ以外は実施例9と全
く同様にして9−フェノキシメチル−3−(1H−テトラ
ゾール−5−イル)−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジ
ン−4−オンを得た。収率 75%。
m.p.281℃(分解)。
実施例 19. 実施例9に於いて3−シアノ−4−イミノ−9−メチ
ル−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジンを3−シアノ−
4−イミノ−9−[(4−アセチル−3−ヒドロキシ−
2−n−プロピルフェノキシ)メチル]−4H−ピリド
[1,2−a]ピリミジンに置き換え、それ以外は実施例
9と全く同様にして9−[(4−アセチル−3−ヒドロ
キシ−2−n−プロピルフェノキシ)メチル]−3−
(1H−テトラゾール−5−イル)−4H−ピリド[1,2−
a]ピリミジン−4−オンを得た。収率 98%。
m.p.254℃(分解)。
実施例 20. 実施例9に於いて3−シアノ−4−イミノ−9−メチ
ル−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジンを3−シアノ−
4−イミノ−9−[(4−イソプロピルフェノキシ)メ
チル]−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジンに置き換
え、それ以外は実施例9と全く同様にして9−[(4−
イソプロピルフェノキシ)メチル]−3−(1H−テトラ
ゾール−5−イル)−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジ
ン−4−オンを得た。収率 82%。
m.p.277℃(分解)。
〔発明の効果〕
本発明は、抗アレルギー剤として有用な一般式[I]
で示されるピリド[1,2−a]ピリミジン誘導体の新規
で且つ極めて効果的な製造法を提供するものであり、本
発明の製造法によれば、緩和な反応条件で、容易に且つ
極めて高収率で目的とするピリド[1,2−a]ピリミジ
ン誘導体が得られる点に顕著な効果を奏するものである
が、特に、化合物[III]のニトリル基のテトラゾール
環化反応をアジ化ナトリウムを用いて行った場合には、
安全性が高く、しかも大気汚染や産業廃棄物等の問題も
少ないので更に効果は顕著となる。また、本発明の製造
法によれば、出発物質である化合物[III]から1ポッ
トで目的とするピリド[1,2−a]ピリミジン誘導体を
得ることも出来、出発物質それ自体も従来法のそれより
も遥かに合成が容易である点等も本発明の大きな利点と
言うことができる。
フロントページの続き (72)発明者 名和 裕美 埼玉県川越市大字的場1633番地 和光純 薬工業株式会社東京研究本部内 審査官 種村 慈樹

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式[III] [式中、R1及びR3は夫々独立して水素原子又は低級アル
    キル基を表わし、R2及びR4は夫々独立して水素原子、ハ
    ロゲン原子、低級アルキル基、フェニル基又は (但し、R5は水素原子又は水酸基を表わし、R6は水素原
    子又はアシル基を表わし、R7は水素原子、低級アルキル
    基又はアリル基を表わす。)を表わす。]で示される化
    合物を、(i)アジ化水素酸と反応させるか、又は(i
    i)アジ化水素酸の塩類と反応させて一般式[IV] (式中、R1〜R4は前記と同じ。)で示される化合物とし
    た後、これに酸又は塩基を作用させることにより、一般
    式[II] (式中、R1〜R4は前記と同じ。)で示される化合物と
    し、然る後これを加水分解することを特徴とする、一般
    式[I] (式中、R1〜R4は前記と同じ。)で示される化合物の製
    造法。
  2. 【請求項2】一般式[III] (式中、R1〜R4は前記と同じ。)で示される化合物をア
    ジ化水素酸と反応させることを特徴とする、一般式[I
    I] (式中、R1〜R4は前記と同じ。)で示される化合物の製
    造法。
  3. 【請求項3】一般式[III] (式中、R1〜R4は前記と同じ。)で示される化合物をア
    ジ化水素酸の塩類と反応させることを特徴とする、一般
    式[IV] (式中、R1〜R4は前記と同じ。)で示される化合物の製
    造法。
  4. 【請求項4】一般式[IV] (式中、R1〜R4は前記と同じ。)で示される化合物に酸
    又は塩基を作用させることを特徴とする、一般式[II] (式中、R1〜R4は前記と同じ。)で示される化合物の製
    造法。
  5. 【請求項5】一般式[IV] (式中、R1〜R4は前記と同じ。)で示される化合物。
  6. 【請求項6】一般式[II] (式中、R1〜R4は前記と同じ。)で示される化合物。
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