JP2997620B2 - ベルトコンベア乗り継ぎ部の支持装置 - Google Patents

ベルトコンベア乗り継ぎ部の支持装置

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JP2997620B2
JP2997620B2 JP6062554A JP6255494A JP2997620B2 JP 2997620 B2 JP2997620 B2 JP 2997620B2 JP 6062554 A JP6062554 A JP 6062554A JP 6255494 A JP6255494 A JP 6255494A JP 2997620 B2 JP2997620 B2 JP 2997620B2
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conveyor belt
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善澄 川口
茂 森下
進一 渋沢
順一 松本
佐藤  淳
弘 後藤
和弘 菊地
剛 新本
邦宏 田中
加藤  明
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JFE Steel Corp
Kobe Steel Ltd
JFE Engineering Corp
Nippon Steel Corp
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JFE Steel Corp
Kobe Steel Ltd
JFE Engineering Corp
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベルトコンベア乗り継
ぎ部の支持装置に係り、特に乗り継ぎ部において落粉が
生じるおそれがある場所に適した支持装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、上流のコンベア1からシュート
2直下の下流のコンベア3への乗り継ぎ部は、図5に示
すように、上流のコンベア1からの搬送物4の落下によ
り下流のコンベア3が衝撃を受けてキャリアローラ3a
間でたわみが生じる。そして、このたわみによってシュ
ート2下部のスカート板2aに取り付けられたスカート
ゴム2bとコンベアベルト3b間に隙間が発生し、この
隙間から搬送物4が飛散して落鉱の原因となる。
【0003】上記した落鉱は放置するとコンベアの稼働
を阻害したり、設備に損傷を与えたりするので回収除去
する必要があるが、この作業は作業者にとって過酷な作
業であり、多大なコストを必要とする。そこでこの対策
として以下のような技術が提案されている。
【0004】まず、下流のコンベア3におけるコンベア
ベルト3bの幅方向に円弧状に延びて設置される支持装
置5で、図6に示すように、コンベアベルト3bの幅方
向に複数の溝5aを形成すべく摺接支持板5bを並列配
置するとともに、これら摺接支持板5bの表面を平滑な
例えばテフロン樹脂や耐熱性ナイロン樹脂等となしたも
のが、特開平2−86502号公報で提案されている。
【0005】この特開平2−86502号公報で提案さ
れているトラフ状の支持装置5は、従来のキャリアロー
ラに代わって設置されるものであり、キャリアローラ使
用時におけるコンベアベルトのたわみによって生じる前
記隙間からの落鉱を防止しようとするものである。すな
わち、キャリアローラを表面が平滑な摺接支持板5bに
変更することによってコンベアベルト3bとスカートゴ
ム2bとの接触が一定となり、落鉱の防止を図ろうとす
るものである。
【0006】また、実公平2−40010号公報で提案
されている支持装置5は、先の特開平2−86502号
公報で提案されている支持装置5と基本的には同じであ
るが、図7に示すように、摺接支持板5bが円弧状では
なく、高分子ポリエチレン板5baを表面に貼合した複
数の弾性体5bbを、コンベアベルト3bの幅方向に配
列したものである。
【0007】また、実開平1−62209号公報で提案
されている支持装置5は、図8に示すように、摺接支持
板5bを取り付けた水平フレーム5c及びトラフフレー
ム5dのうち、水平フレーム5cに対するトラフフレー
ム5dの角度を調整可能に構成したものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来よ
り提案されている支持装置は、トラフ角度が一定の一体
物か、屈曲自在な結合構造を有したトラフ角度が可変な
物の2種類であった。しかしながら、ベルトコンベアの
乗り継ぎ部は、搬送物が落下直撃する部分と、それ以外
の部分に分けられ、搬送物が落下直撃する部分は衝撃が
大きいのでトラフ角度調整機能を持った支持装置では屈
曲自在な結合構造部に負担がかかり、装置が損傷するお
それがある。一方、それ以外の部分ではベルトコンベア
の設置条件(角度等)やシュートとコンベアベルトの隙
間との関係で、支持装置のトラフ角度を調整する必要が
生じる場合もあるが、トラフ角度が一定の一体物では十
分な対応ができない。
【0009】また、従来の支持装置における摺動面は、
例えば高分子系,樹脂系,ゴム系等の摩擦抵抗の小さい
材料が主であったが、高速,幅広(高荷重)のベルトコ
ンベアに使用した場合には、摩耗が激しく耐久性に問題
があった。
【0010】本発明は、上記した従来の支持装置にあっ
た問題点に鑑みてなされたものであり、搬送物の落下直
撃部分の耐久性向上と、それ以外の部分のトラフ角度調
整可能に伴う装着性の向上の2つを同時に満足できる支
持装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明のベルトコンベア乗り継ぎ部の支持装置
は、ベルトコンベア乗り継ぎ部における下流側コンベア
のコンベアベルト直下にその進行方向に延びて設置され
る支持装置において、上流側コンベアから落下する搬送
物が下流側コンベアのコンベアベルトに直撃する範囲
を、トラフ角度が可変なものよりも高剛性の、トラフ角
度が一定の一体物構造となし、その他の範囲はトラフ角
度可変な構造となすと共に、コンベアベルトとの摺動面
を、Al系またはAl+SiC系のセラミ
ックスチップとなしているのである。
【0012】
【作用】本発明のベルトコンベア乗り継ぎ部の支持装置
は、直接搬送物の落下によって強い衝撃を受ける部分に
は、トラフ角度を固定した一体物構造となしているの
で、支持装置は高い剛性を持つ。また、直接搬送物が落
下せず強い衝撃を受けない部分で、しかも搬送物の量や
ベルトコンベアの設置角度等のローカル条件によってト
ラフ角度を調整して支持装置とコンベアベルトとの間隔
を調整する必要が生じる部分については、コンベアベル
トの進行方向にほぼキャリア台と等しい長さに分割し、
かつ少なくとも両端に位置する部分のトラフ角度の調整
が可能な構造となしているので、装着性が向上する。
【0013】本発明において、直接搬送物の落下によっ
て強い衝撃を受ける部分とは、上流側のコンベアベルト
の移動速度や搬送物の重量、及び上下流のコンベアベル
ト間の距離等によっても変化するが、一般的には上流の
ベルトコンベア出側の直下位置の手前1mから進行方向
側2mの範囲をいい、さらに強い衝撃を受ける部分は直
下位置の手前0.5mから進行方向側1mの範囲をい
う。
【0014】また、本発明において、トラフ角度の調整
が可能な構造とは、表面が平滑な摺動板をコンベアベル
ト幅方向において適数に分割し、これら分割した摺動板
を自在継ぎ手を介して連結した構造をいう。
【0015】以上のような構成の支持装置においても、
その摺動面はコンベアベルトとの接触頻度が高く、その
耐久性は支持装置そのものの寿命にも深く関連する。従
って、本発明では下記表1に示すように耐摩耗性の高い
Al2O3 系またはAl2O3 +SiC系のセラミックスチップを
使用しているのである。
【0016】
【表1】
【0017】
【実施例】以下、本発明のベルトコンベア乗り継ぎ部の
支持装置を図1〜図4に示す1実施例に基づいて説明す
る。図1は本発明のベルトコンベア乗り継ぎ部の支持装
置の全体概略図、図2は図1の要部平面図、図3はトラ
フ角度可変な部分の構造を説明する図、図4は摺動面に
設置するセラミックスチップの説明図で、(a)は平面
図、(b)は単体の側面図である。
【0018】図1〜図3において、11は本発明のベル
トコンベア乗り継ぎ部の支持装置であり、トラフ角度が
可変なものよりも高剛性の、トラフ角度が一定の一体物
構造部11aとトラフ角度可変構造部11bとで構成
されている。
【0019】前記一体物構造部11aはベルトコンベア
乗り継ぎ部において上流のコンベア1から落下する搬送
物4が下流のコンベア3のコンベアベルト3bに直撃す
る範囲、例えば上流のコンベア1出側の直下位置の手前
0.5mから進行方向側1mの範囲に配置され、またト
ラフ角度可変構造部11bは一体物構造部11aの前
後、例えば2mの範囲における直接搬送物4が落下せず
強い衝撃を受けない部分で、しかも搬送物4の量やベル
トコンベア角度等のローカル条件によってトラフ角度を
調整してトラフ角度可変構造部11bとコンベアベルト
3bとの間隔を調整する必要が生じる部分に配置され
る。
【0020】ところで、一体物構造部11aやトラフ角
度可変構造部11bの表面には従来の支持装置5と同
様、摺動板11cを配置しているが、本発明ではこの摺
動板11cの摺動面に従来の高分子・樹脂系・ゴム系等
の材料と異なり、耐摩耗性の高いAl2O3 系またはAl2O3
+SiC 系のセラミックスチップ12を採用している。従
って、高速・幅広(高荷重)のベルトコンベアにおいて
も適用が可能となる。但し、この場合、コンベアベルト
3bの移動時や蛇行時等においてセラミックスチップ1
2のコーナ部とコンベアベルト3bの裏面が干渉し、コ
ンベアベルト3bに損傷を与える可能性があるので、図
4に示すように、セラミックスチップ12の各コーナ部
を曲面状となしている。
【0021】また、トラフ角度可変構造部11bの構成
は、搬送物4の量やベルトコンベアの角度等のローカル
条件によってトラフ角度を調整し、トラフ角度可変構造
部11bとコンベアベルト3bとの間隔を調整できるも
のであればどのような構造のものであっても良いのであ
るが、図3に示す実施例では、摺動板11cとこれを保
持するフレーム11dをコンベアベルト3bの幅方向に
おいてそれぞれ3分割し、これら3分割したフレーム1
1d同士を自在継ぎ手11eを介して連結するととも
に、両側に配置したフレーム11dの自在継ぎ手11e
を介して連結していない他端を、案内板11fに開設し
たボルト孔11gを使って適宜の角度に選択できるよう
に構成したものを示している。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のベルトコ
ンベア乗り継ぎ部の支持装置によれば、下流のコンベア
における搬送物が直接落下する部分の耐久性向上と、そ
れ以外の部分におけるトラフ角度の変更に伴う装着性向
上の2つを同時に満足でき、適用箇所の拡大が図れる。
また、コンベアベルトを支持する摺動面に耐摩耗性の高
いAl2O3 系またはAl2O3 +SiC 系のセラミックスを採用
しているので、高速・幅広(高荷重)のベルトへの適用
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のベルトコンベア乗り継ぎ部の支持装置
の全体概略図である。
【図2】図1の要部平面図である。
【図3】トラフ角度可変な部分の構造を説明する図であ
る。
【図4】摺動面に設置するセラミックスチップの説明図
で、(a)は平面図、(b)は単体の側面図である。
【図5】ベルトコンベア乗り継ぎ部の問題点の説明図で
ある。
【図6】特開平2−86502号公報で提案された支持
装置の説明図で、(a)は斜視図、(b)は正面図であ
る。
【図7】実公平2−40010号公報で提案された支持
装置の説明図である。
【図8】実開平1−62209号公報で提案された支持
装置の説明図である。
【符号の説明】 上流のコンベア シュート 2a スカート板 2b スカートゴム下流のコンベア3a キャリアローラ 3b コンベアベルト 4 搬送物 支持装置 5a 5b 摺接支持板 5ba 高分子ポリエチレン板 5bb 弾性体 5c 水平フレーム 5d トラフフレーム 11 支持装置 11a 一体物構造部 11b トラフ角度可変構造部 11c 摺動板11d フレーム 11e 自在継ぎ手11f 案内板 11g ボルト孔 12 セラミックスチップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 000001258 川崎製鉄株式会社 兵庫県神戸市中央区北本町通1丁目1番 28号 (72)発明者 川口 善澄 福岡県北九州市小倉北区許斐町1番地 住友金属工業株式会社 小倉製鉄所内 (72)発明者 森下 茂 和歌山県和歌山市湊1850番地 住友金属 工業株式会社 和歌山製鉄所内 (72)発明者 渋沢 進一 茨城県鹿島郡鹿島町大字光3番地 住友 金属工業株式会社 鹿島製鉄所内 (72)発明者 松本 順一 兵庫県加古川市金沢町1番地 株式会社 神戸製鋼所加古川製鉄所内 (72)発明者 佐藤 淳 兵庫県加古川市金沢町1番地 株式会社 神戸製鋼所加古川製鉄所内 (72)発明者 後藤 弘 兵庫県加古川市金沢町1番地 株式会社 神戸製鋼所加古川製鉄所内 (72)発明者 菊地 和弘 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 新本 剛 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 田中 邦宏 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎 製鉄株式会社 千葉製鉄所内 (72)発明者 加藤 明 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎 製鉄株式会社 千葉製鉄所内 (56)参考文献 特開 平2−86502(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 15/60 B65G 15/08 B65G 21/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルトコンベア乗り継ぎ部における下流
    側コンベアのコンベアベルト直下にその進行方向に延び
    て設置される支持装置において、上流側コンベアから落
    下する搬送物が下流側コンベアのコンベアベルトに直撃
    する範囲を、トラフ角度が可変なものよりも高剛性の
    トラフ角度が一定の一体物構造となし、その他の範囲は
    トラフ角度可変な構造となすと共に、コンベアベルトと
    の摺動面を、Al系またはAl+SiC系
    のセラミックスチップとなしたことを特徴とするベルト
    コンベア乗り継ぎ部の支持装置。
JP6062554A 1994-03-31 1994-03-31 ベルトコンベア乗り継ぎ部の支持装置 Expired - Lifetime JP2997620B2 (ja)

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JPH07267320A JPH07267320A (ja) 1995-10-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS51132782U (ja) * 1975-04-16 1976-10-26
JP2573874B2 (ja) * 1988-06-05 1997-01-22 株式会社 洋行 ベルトコンベア乗継装置

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JPH07267320A (ja) 1995-10-17

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