JP2997251B1 - 印刷用シート - Google Patents

印刷用シート

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Abstract

【要約】 【課題】 耐薬品性および平滑性が改良された印刷用シ
ートの提供。 【解決手段】 基材の片面または両面に接着剤からなる
アンダー層を設け、さらに該アンダー層の上にウレタン
樹脂もしくはポリエステル樹脂の単独物または混合物か
らなるトップ層を設ける。トップ層は、ダイレクトコー
ティングせずに、ウレタン樹脂もしくはポリエステル樹
脂の単独物または混合物で予めフィルムを形成させ、そ
れをアンダー層に貼り付けることにより形成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷用シート、さら
に詳しくはリネン用ラベル、工程管理用ラベルや屋内/
屋外用印刷材料で好適に使用できる印刷用シートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、紙やフィルムを用いたラベル素材
が主流であるが、そのようなラベル素材には、耐洗濯
性、(特に、過酸化水素や次亜塩素酸ナトリウムに対す
る)耐薬品性や耐水性が低く、また折れ跡やキズがつき
易く、ミシン縫製ができないという欠点がある。耐洗濯
性はラベル素材を付した衣服は多数回洗濯するので問題
となり、また、耐水性は屋外用印刷材料で特に問題とな
る。
【0003】また、織物を使用したラベル素材も知られ
ている。例えば、実公平2‐47009号公報には織物
からなる基布上に湿式ナイロン層を設けたものが開示さ
れ、特開平4‐265987号公報にはポリエステル基
材に水溶性のポリエステル樹脂塗料を塗布または含浸し
た後、湿式ナイロン樹脂塗料を表面に塗布することによ
り得られる印刷用ラベルが開示され、また特開平9‐1
52836号公報には織物等の基材上にポリウレタン樹
脂多孔層を設けたラベル素材が開示されている。
【0004】しかしながら、これらのラベル素材は耐薬
品性が低い。湿式ナイロン樹脂を用いたものは特に耐薬
品性が低く、また、前記ポリウレタン樹脂を用いたもの
は湿式ウレタン皮膜であって多孔性構造をしており、湿
式ナイロン樹脂を用いたもの程ではないが耐薬品性はや
はり低い。例えば、病院で使用されるシーツ、看護婦の
白衣やコンビニで使用される制服にラベル素材が付さ
れ、それらシーツ等が漂白剤である過酸化水素や次亜塩
素酸ナトリウムで漂白される場合があるが、それらの薬
品に対する耐薬品性は、特に、皮膜が膨潤し、その溶解
や脱落が起こるので問題となる。
【0005】また、前記公報に記載された素材の平滑性
については、ドクター方式やマングル方式等のダイレク
トコーティングによる塗布方法で塗布しているため平滑
度は低い。これは良好な印刷適性を付与するのに障害と
なる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、耐薬
品性および平滑性が改良された、ことにラベルで好適に
使用できる印刷用シートを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)基材、
該基材の片面または両面に設けられた接着剤からなるア
ンダー層、および該アンダー層の上に設けられたウレタ
ン樹脂もしくはポリエステル樹脂の単独物または混合物
からなるトップ層よりなることを特徴とする印刷用シー
トを提供する。
【0008】もう1つの態様において、本発明は、
(B)該基材が、天然繊維または合成繊維の単独物また
は交織もしくは混紡からなる織物、あるいは天然繊維ま
たは合成繊維からなる不織布である前記(A)記載の印
刷用シートを提供する。
【0009】もう1つの態様において、本発明は、
(C)該ウレタン樹脂がポリエステル系、ポリエーテル
系またはポリカーボネート系の単独物または混合物であ
る前記(A)または(B)記載の印刷用シートを提供す
る。
【0010】もう1つの態様において、本発明は、
(D)100%モジュラスが10〜90kg/cm
2で、あって軟化点が100〜180℃であるウレタン
樹脂でトップ層が形成された前記(A)または(B)記載
の印刷用シートを提供する。
【0011】さらにもう1つの態様において、本発明
は、(E)ショアー反撥硬度が20〜80であって、軟
化点が100〜170℃であるポリエステル樹脂でトッ
プ層が形成された前記(A)または(B)記載の印刷用シ
ートを提供する。
【0012】さらにもう1つの態様において、本発明
は、(E)トップ層の厚みが3〜30μであって、その
表面平滑度が500秒以上である前記(A)ないし(E)
いずれか1に記載の印刷用シートを提供する。
【0013】
【発明の実施の態様】以下、図面を参照して本発明の印
刷用シートを説明する。図1に示すごとく、本発明の印
刷用シート(1)は基材(2)、該基材の上に設けられた
アンダー層(3)、および該アンダー層の上に設けられ
たトップ層(4)よりなる。アンダー層(3)およびト
ップ層(4)は基材の片面または両面に設けることがで
きるが、図1には片面に設けた例を示す。なお、図2に
基材織物のタテ糸(5)およびヨコ糸(6)を表した本
発明の印刷用シートの断面図を示す。
【0014】まず、基材(2)としては、天然繊維また
は合成繊維の単独物または交織もしくは混紡からなる織
物や、天然繊維または合成繊維からなる不織布を用い
る。耐薬品性の観点より、好ましくは、合成繊維からな
る織物や不織布を用いる。天然繊維の例としては、綿繊
維や麻繊維が挙げられる。合成繊維の例としては、ポリ
エステル繊維やナイロン繊維が挙げられる。また、不織
布の例としては、ポリエステル不織布や綿不織布が挙げ
られる。基材の厚さは通常10〜500μ、好ましく
は、80〜150μである。
【0015】該基材(2)の上にはアンダー層(3)を設
け、該アンダー層は接着剤よりなる。該接着剤の例とし
てはウレタン樹脂系またはポリエステル樹脂系のものが
挙げられる。アンダー層の厚みは通常1〜20μ、好ま
しくは2〜5μである。
【0016】該アンダー層(3)の上にはさらにトップ
層(4)を設ける。トップ層の厚みは通常3〜30μ、
好ましくは5〜10μである。
【0017】該トップ層はウレタン樹脂またはポリエス
テル樹脂の単独物または混合物よりなる。ウレタン樹脂
としてはポリエステル系、ポリエーテル系、ポリカーボ
ネート系いずれのものであってもよい。その例として
は、一液型ポリエステル系ポリウレタン樹脂が挙げられ
る。用いるウレタン樹脂の100%モジュラスは通常1
0〜90kg/cm2であり、好ましくは30〜70k
g/cm2の範囲にある。100%モジュラスが10k
g/cm2未満では、ブロッキングが問題であり、他方
90kg/cm2を超えると、風合いが硬くなり問題と
なってしまう。また、用いるウレタン樹脂は軟化点が1
00〜180℃、好ましくは130〜150℃の範囲に
ある。軟化点が100℃未満では、耐洗濯性が問題であ
り、他方180℃を超えると、印刷適性に問題がある。
ここに、本明細書中では、軟化点とは微量融点測定器で
測定し、自重で変形する温度をいう。
【0018】次に、トップ層で用いるポリエステル樹脂
の例としては、線状飽和ポリエステル樹脂が挙げられ
る。すなわち、ジカルボン酸成分として、テレフタル
酸、イソフタル酸、フタル酸等の芳香族ジカルボン酸、
アジピン酸、コハク酸、セバチン酸、ドデカン二酸等の
脂肪族ジカルボン酸、ジオール成分として、エチレング
リコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオ
ール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコ
ールなど、さらにはシクロヘキサンジメタノールビスフ
ェノールなどを成分としたものである。該ポリエステル
樹脂は、ショアー反撥硬度が20〜80のものを用い
る。ショアー反撥硬度が20未満ではブロッキングが問
題であり、80を超えると風合いが硬く問題である。こ
こに、ショアー反撥硬度とは、ショアー反撥硬度計を用
い、先端に球面状のダイヤモンドをつけたハンマー(重
さ約3g)を、一定の高さ(約30cm)から試験片上
に自由落下させ、跳ね上がる高さで表した硬度(反撥硬
度)をいう。また、ポリエステル樹脂は軟化点が100
〜170℃のものを用いる。軟化点が100℃未満で
は、耐洗濯性が問題であり、他方170℃を超えると印
刷適性が問題である。ポリエステル樹脂の軟化点は、好
ましくは、140〜160℃である。
【0019】なお、ウレタン樹脂およびポリエステル樹
脂の混合物でトップ層を形成させる場合は、それらの混
合比は特に限定されない。また、各々が前記した特性を
示す樹脂の混合物を使用するのが好ましい。
【0020】本発明の印刷用シートのトップ層の表面は
良好な平滑度を有する。王研式透気度平滑度試験機(旭
精工社製)で測定して500秒以上である。かかる平滑
度は、王研式透気度平滑度試験機(形式KY−5)(旭
精工社製)を用い、試料の表面の凹凸の間を流れる空気
の一定量の透過時間を測定することによって得られる。
【0021】かかる印刷用シートは以下のごとくに調製
される。まず、ドクターコーティング方式などを用いて
基材の片面または両面に接着剤を塗工してアンダー層を
形成する。次に、ウレタン樹脂またはポリエステル樹脂
の単独物または混合物よりなる層をアンダー層の上に形
成して、トップ層を形成させる。トップ層の形成に際し
ては、キャストコーティング、Tダイ方式などにより、
ウレタン樹脂もしくはポリエステル樹脂の単独物または
混合物でフィルムを一旦作成した後、そのフィルムをア
ンダー層上に貼り合わせる。すなわち、トップ層の形成
にはダイレクトコーティング方式は採用しない。これ
は、ダイレクトコーティング方式ではトップ層表面の平
滑性が良好とならないためである。アンダー層およびト
ップ層を形成することにより、本発明の印刷用シートが
得られる。
【0022】かくして得られる本発明の印刷用シート
は、リネン用ラベル、工程管理用ラベル、あるいは看
板、垂れ幕、ポスター等の屋内/屋外用印刷材料に好適
に使用できる。
【0023】
【実施例】以下に実施例および比較例ならびに試験例を
挙げて本発明をさらに詳しく説明する。実施例1 キャストコーティングによりポリエステル系のウレタン
樹脂フィルム(厚み10μ)を得た。このウレタン樹脂
フィルムの100%モジュラスは65kg/cm2であ
り、軟化点は150℃であった。次に、厚み100μの
基材としてポリエステル織物を用い、ドクターコーティ
ング法により該基材の片面に接着剤二液ウレタン樹脂を
塗布してアンダー層を形成させた。アンダー層の厚みは
3μであった。前記ウレタン樹脂フィルムを該アンダー
層の上に貼りつけてトップ層とし、本発明の印刷用シー
トを得た。トップ層表面の平滑度は3000秒であっ
た。
【0024】実施例2 キャストコーティングによりポリエステル系のウレタン
樹脂フィルム(厚み10μ)を得た。このウレタン樹脂
フィルムの100%モジュラスは65kg/cm2であ
り、軟化点は150℃であった。次に、厚み200μの
基材としてポリエステル不織布を用い、ドクターコーテ
ィング法により該基材の両面に接着剤二液ウレタン樹脂
を塗布してアンダー層を形成させた。両アンダー層の厚
みは2μであった。前記ウレタン樹脂フィルムを両アン
ダー層の上に貼りつけてトップ層とし、本発明の印刷用
シートを得た。両トップ層の平滑度は3000〜500
0秒であった。
【0025】実施例3 Tダイ法によりポリエステル系のウレタン樹脂フィルム
(厚み30μ)を得た。このウレタン樹脂フィルムの1
00%モジュラスは65kg/cm2であり、軟化点は
150℃であった。次に、厚み100μの基材としてポ
リエステル不織布を用い、ドクターコーティング法によ
り該基材の片面に接着剤二液ウレタン樹脂を塗布してア
ンダー層を形成させた。アンダー層の厚みは5μであっ
た。前記ウレタン樹脂フィルムを該アンダー層の上に貼
りつけてトップ層とし、本発明の印刷用シートを得た。
トップ層表面の平滑度は2500秒であった。
【0026】実施例4 キャストコーティングによりポリエステル樹脂(線状飽
和ポリエステル)フィルム(厚み10μ)を得た。この
ポリエステル樹脂フィルムのショアー反撥硬度は77で
あり、軟化点は158℃であった。次に、厚み100μ
の基材としてポリエステル不織布を用い、ドクターコー
ティング法により該基材の片面に接着剤二液ウレタン樹
脂を塗布してアンダー層を形成させた。アンダー層の厚
みは3μであった。前記ポリエステル樹脂(線状飽和ポ
リエステル)フィルムを該アンダー層の上に貼りつけて
トップ層とし、本発明の印刷用シートを得た。トップ層
表面の平滑度は3500秒であった。
【0027】実施例5 キャストコーティングによりポリエステル樹脂(線状飽
和ポリエステル)フィルム(厚み10μ)を得た。この
ポリエステル樹脂フィルムのショアー反撥硬度は77で
あり、軟化点は158℃であった。次に、厚み200μ
の基材としてポリエステル不織布を用い、ドクターコー
ティング法により該基材の両面に接着剤二液ウレタン樹
脂を塗布してアンダー層を形成させた。両アンダー層の
厚みは3μであった。前記ポリエステル樹脂(線状飽和
ポリエステル)フィルムを両アンダー層の上に貼りつけ
てトップ層とし、本発明の印刷用シートを得た。両トッ
プ層の平滑度は3000〜5000秒であった。
【0028】実施例6 Tダイ法によりポリエステル樹脂(線状飽和ポリエステ
ル)フィルム(厚み30μ)を得た。このポリエステル
樹脂フィルムのショアー反撥硬度は77であり、軟化点
は158℃であった。次に、厚み100μの基材として
ポリエステル不織布を用い、ドクターコーティング法に
より該基材の片面に接着剤二液ウレタン樹脂を塗布して
アンダー層を形成させた。アンダー層の厚みは3μであ
った。前記ポリエステル樹脂(線状飽和ポリエステル)
フィルムを該アンダー層の上に貼りつけてトップ層と
し、本発明の印刷用シートを得た。トップ層表面の平滑
度は4000秒であった。
【0029】実施例7 キャストコーティング法により得た、ポリエステル系ウ
レタン樹脂およびポリエステル樹脂(線状飽和ポリエス
テル)の混合物(混合比、ウレタン樹脂:ポリエステル
樹脂=50:50)からなるフィルムでトップ層を形成
させた以外は実施例1と同様の手順により片面塗布タイ
プの本発明の印刷用シートを得た。トップ層表面の平滑
度は3000秒であった。
【0030】比較例1 6ナイロン20重量部、メタノール58重量部、塩化カ
ルシウム24重量部、炭酸カルシウム7重量部を含む塗
料をナイロン織物(70デニールの重量70g/m2
タフタ)の片面に付着量が約70g/m2となるように
塗布し、塗布直後、水中に5分間浸漬後、水洗、乾燥し
て、表面にナイロン樹脂の微多孔層を有するシートを得
た。シートは、83g/m2であり、付着樹脂分13g
/m2、厚さ150μであり、トップ層の平滑度は30
0秒であった。
【0031】比較例2 ポリエステル系ポリウレタンエラストマー20重量部を
ジメチルホルムアミド80重量部に溶解した塗料を塗料
浸漬防止として、水を絞り率80%となるようマングル
で絞った75dポリエステルタフタに付着料80g/m
2となるように塗布し、塗布直後、水中に15分間浸漬
し、凝固、抽出、水洗、乾燥して、表面に微多孔層を有
する樹脂不着分15g/m2、厚さ130μの白色シー
トを得た。トップ層の平滑度は450秒であった。
【0032】試験例 実施例1の印刷用シートならびに比較例1および2の対
照サンプルを耐薬品性につき試験した。30%次亜塩素
酸ナトリウム水溶液、および熱溶融型インクを用いてト
ップ層上に印刷を施した前記各サンプルをポリ容器に入
れ、これを55℃に設定したステンレスポットに入れ、
30分間湯中で処理し、取り出し、水ですすぎ、自然乾
燥させた。なお、前記処理を各々1、5および10回行
った。処理前後の強度比較、塗膜の脱落の有無、および
印刷インクの脱落の有無を調べた。30%次亜塩素酸ナ
トリウム水溶液に代えて、種々の薬品を用いて同様に耐
薬品性を調べた。結果および評価基準を表1および2に
示す。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】表から明らかなように、本発明の印刷用シ
ートは対照サンプルよりも耐薬品性に優れ、特に次亜塩
素酸ナトリウムおよびカルシウム、過酸化水素、産業リ
ネン専用洗剤において著しい差異が認められる。
【0036】
【発明の効果】本発明においては、湿式のウレタン樹脂
やナイロン樹脂を用いないので、特に過酸化水素、次亜
塩素酸ナトリウム等に対する耐薬品性に優れた印刷用シ
ートが得られる。また、一度フィルム化してからそれを
貼り付けてトップ層を形成させるので良好な平滑性を確
保できる。さらに、接着剤からなるアンダー層を設けて
いるためヒートカットする必要がなく、コールドカット
適性が付与され、従来品で見られたヒートカット時のホ
ツレが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の印刷用シートを模式的に示す断面図
である。
【図2】 基材織物のタテ糸およびヨコ糸を明示した本
発明の印刷用シートの断面図である。
【符号の説明】
1;印刷用シート、2;基材、3;アンダー層、4;ト
ップ層、5;タテ糸、6;ヨコ糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−112037(JP,A) 特開 平7−40514(JP,A) 特開 平4−67087(JP,A) 特開 平7−314933(JP,A) 特開 平5−188862(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00 G09F 3/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材、該基材の片面または両面に設けら
    れた接着剤からなるアンダー層、および該アンダー層の
    上に設けられたウレタン樹脂もしくはポリエステル樹脂
    の単独物または混合物からなるトップ層よりなり、該ト
    ップ層は予め形成しておいたフィルムを該アンダー層に
    貼り付けたものであることを特徴とする印刷用シート。
  2. 【請求項2】 該基材が、天然繊維または合成繊維の単
    独物または交織もしくは混紡からなる織物、あるいは天
    然繊維または合成繊維からなる不織布である請求項1記
    載の印刷用シート。
  3. 【請求項3】 該ウレタン樹脂がポリエステル系、ポリ
    エーテル系またはポリカーボネート系の単独物または混
    合物である請求項1または2記載の印刷用シート。
  4. 【請求項4】 100%モジュラスが10〜90kg/
    cm2であって、軟化点が100〜180℃であるウレ
    タン樹脂でトップ層が形成された請求項1または2記載
    の印刷用シート。
  5. 【請求項5】 ショアー反撥硬度が20〜80であっ
    て、軟化点が100〜170℃であるポリエステル樹脂
    でトップ層が形成された請求項1または2記載の印刷用
    シート。
  6. 【請求項6】 トップ層の厚みが3〜30μであって、
    その表面平滑度が500秒以上である請求項1ないし5
    いずれか1に記載の印刷用シート。
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