JP2997087B2 - 高性能アラミドマトリツクス複合材料 - Google Patents
高性能アラミドマトリツクス複合材料Info
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Description
【0001】
【本発明の技術分野】加工の観点から見ると、p−アラ
ミド、炭素及びガラスのような繊維補強材を有する熱可
塑性マトリックス樹脂から製造された高性能の複合材料
が存在することが望ましい。エポキシ及びポリエステル
のような熱硬化性マトリックス樹脂に比較すると、熱可
塑性樹脂は熱加工性であり、そして一般に望ましくない
溶剤の発生が避けられる。しかし熱硬化性樹脂は高いT
g、高い曲げ強度、高い短梁剪断強度及び低い水分吸収
性のような高性能複合材料に重要な或種の性質を提供す
る。本発明の目的は熱可塑性樹脂から熱硬化性マトリッ
クス型複合材料の諸性質にほぼ等しいか又はそれ以上で
ある高性能複合材料を提供することである。
ミド、炭素及びガラスのような繊維補強材を有する熱可
塑性マトリックス樹脂から製造された高性能の複合材料
が存在することが望ましい。エポキシ及びポリエステル
のような熱硬化性マトリックス樹脂に比較すると、熱可
塑性樹脂は熱加工性であり、そして一般に望ましくない
溶剤の発生が避けられる。しかし熱硬化性樹脂は高いT
g、高い曲げ強度、高い短梁剪断強度及び低い水分吸収
性のような高性能複合材料に重要な或種の性質を提供す
る。本発明の目的は熱可塑性樹脂から熱硬化性マトリッ
クス型複合材料の諸性質にほぼ等しいか又はそれ以上で
ある高性能複合材料を提供することである。
【0002】
【本発明の要約】本発明は、ガラス、炭素及びアラミド
の群から選択された約10ないし90容量%、好適には
30ないし70容量%の繊維で補強された、下記の単
位:
の群から選択された約10ないし90容量%、好適には
30ないし70容量%の繊維で補強された、下記の単
位:
【0003】
【化3】
【0004】式中、nは4又は5であり;Xは0.01
ないし0.50、好適には0.0 3ないし0.30であ
り、そしてArは3,4′−オキシジフェニレン、4,
4′−オキシジフェニレン、1,3−フェニレン、1−
メチル−2,4−フェニレン及び該残基相互の混合物又
は最高等モル量の1,4−フェニレン基との混合物であ
る、のコポリアミドの高性能複合材料を提供する。
ないし0.50、好適には0.0 3ないし0.30であ
り、そしてArは3,4′−オキシジフェニレン、4,
4′−オキシジフェニレン、1,3−フェニレン、1−
メチル−2,4−フェニレン及び該残基相互の混合物又
は最高等モル量の1,4−フェニレン基との混合物であ
る、のコポリアミドの高性能複合材料を提供する。
【0005】
【本発明の詳細な記述】本発明の複合材料中の繊維補強
材は連続したフィラメント又はステープルファイバー
(種々の又は一定の切断長さ)であることができる。構
造用として本発明で使用される連続フィラメント補強材
は、ガラス、炭素又はアラミドフィラメント、好適には
p−アラミドフィラメントである。“p−アラミド”は
連鎖延長鎖が同軸的又は平行的及び反対方向に向かって
いる芳香族ポリアミドを呼称するために使用される。有
用なp−アラミドはポリ(p−フェニレンテレフタルア
ミド)(PPD−T)並びに高い強度、高いモジュラス
を有するフィラメントを生じる共重合体を包含する。ポ
リ(m−フェニレンイソフタルアミド)(MPD−I)
繊維、特に結晶性MPD−Iステープルファイバー[デ
ュポン社(E.I. du Pont de Nemour and Company)製
の、3.8cmの切断長さ及び1.65decitexの線密度
を有するT−450ノメックス(Nomex)(登録商標)
アラミド繊維]も又使用できる。高強度のE−ガラス、
オーエンス−コーニング・ファイバーグラス社(Ow-ens
-Cornibg Fiberglass Corporation)により製造され
た、パイレックス(Pyrex)(登録商標)組成物から誘
導された石灰−硼珪酸塩ガラスが糸状又は織成繊維布補
強材として使用することができる。高強度のPANを原
料とした炭素繊維[ハーキュルズ社(Hercules Incorpo
rated)製のAS−4]も他の炭素繊維と同様に糸又は
織成繊維布補強材中に使用されてきた。実施例1に使用
されたp−アラミドフィラメントは、仕上げ処理をして
いない零撚(zero-twist)のポリ(p−フェニレンテレ
フタルアミド)フィラメント[デュポン社製の1420
デニール、1000フィラメントのケブラー(Kevler)
(登録商標)49アラミド糸]である。
材は連続したフィラメント又はステープルファイバー
(種々の又は一定の切断長さ)であることができる。構
造用として本発明で使用される連続フィラメント補強材
は、ガラス、炭素又はアラミドフィラメント、好適には
p−アラミドフィラメントである。“p−アラミド”は
連鎖延長鎖が同軸的又は平行的及び反対方向に向かって
いる芳香族ポリアミドを呼称するために使用される。有
用なp−アラミドはポリ(p−フェニレンテレフタルア
ミド)(PPD−T)並びに高い強度、高いモジュラス
を有するフィラメントを生じる共重合体を包含する。ポ
リ(m−フェニレンイソフタルアミド)(MPD−I)
繊維、特に結晶性MPD−Iステープルファイバー[デ
ュポン社(E.I. du Pont de Nemour and Company)製
の、3.8cmの切断長さ及び1.65decitexの線密度
を有するT−450ノメックス(Nomex)(登録商標)
アラミド繊維]も又使用できる。高強度のE−ガラス、
オーエンス−コーニング・ファイバーグラス社(Ow-ens
-Cornibg Fiberglass Corporation)により製造され
た、パイレックス(Pyrex)(登録商標)組成物から誘
導された石灰−硼珪酸塩ガラスが糸状又は織成繊維布補
強材として使用することができる。高強度のPANを原
料とした炭素繊維[ハーキュルズ社(Hercules Incorpo
rated)製のAS−4]も他の炭素繊維と同様に糸又は
織成繊維布補強材中に使用されてきた。実施例1に使用
されたp−アラミドフィラメントは、仕上げ処理をして
いない零撚(zero-twist)のポリ(p−フェニレンテレ
フタルアミド)フィラメント[デュポン社製の1420
デニール、1000フィラメントのケブラー(Kevler)
(登録商標)49アラミド糸]である。
【0006】複合材料は各種の技術の任意のもので製造
できる。従って繊維は溶液被覆により;糸上に重合体を
熔融押出すことによりマトリックス重合体と組み合わせ
てもよく;マトリックス重合体のフィラメントを補強材
フィラメントと同時にシート状に同時に巻取り、そして
マトリックス重合体フィラメントを熔融してマトリック
スを形成してもよく;補強材フィラメントのたて糸上に
マトリックス重合体粉末を堆積させ、そして熔融してマ
トリックスとしてもよく;補強材フィラメントのたて糸
上に熔融したマトリックスフィラメントを押出すことに
より;補強材フィラメントのたて糸の両側にマトリック
ス重合体のフィルムを貼付すること等によりマトリック
ス重合体と組み合わせてもよい。こうした補強された多
数の糸又はシートを積み重ね又は組み合わせて、熱及び
圧力下で付形し補強された構造物として成形する。熱可
塑性マトリックスをガラス、炭素又はアラミドフィラメ
ントと組み合わせるために同様な技術を使用することが
できる。
できる。従って繊維は溶液被覆により;糸上に重合体を
熔融押出すことによりマトリックス重合体と組み合わせ
てもよく;マトリックス重合体のフィラメントを補強材
フィラメントと同時にシート状に同時に巻取り、そして
マトリックス重合体フィラメントを熔融してマトリック
スを形成してもよく;補強材フィラメントのたて糸上に
マトリックス重合体粉末を堆積させ、そして熔融してマ
トリックスとしてもよく;補強材フィラメントのたて糸
上に熔融したマトリックスフィラメントを押出すことに
より;補強材フィラメントのたて糸の両側にマトリック
ス重合体のフィルムを貼付すること等によりマトリック
ス重合体と組み合わせてもよい。こうした補強された多
数の糸又はシートを積み重ね又は組み合わせて、熱及び
圧力下で付形し補強された構造物として成形する。熱可
塑性マトリックスをガラス、炭素又はアラミドフィラメ
ントと組み合わせるために同様な技術を使用することが
できる。
【0007】少量でも本発明で意図した改良を示すが、
最高の性質を達成するために通常は約30ないし70容
量%の補強材フィラメントが使用される。
最高の性質を達成するために通常は約30ないし70容
量%の補強材フィラメントが使用される。
【0008】本発明で使用される重合体マトリックス系
は下記単位:
は下記単位:
【0009】
【化4】
【0010】上式中、nは4又は5であり;Xは0.0
1ないし0.50、好適には0.0 3ないし0.30であ
り、及びArは3,4′−オキシジフェニレン、4,4′
−オキシジフェニレン、1,3−フェニレン、1−メチ
ル−2,4−フェニレン及び該残基相互の混合物又は最
高等モル量の1,4−フェニレン残基との混合物であ
る、を有する共重合ポリアミドである。その製造方法は
係属出願である米国特許出願番号07/402,295
に記載されている。Arが3,4′−オキシジフェニレ
ンであり、脂肪族単位が
1ないし0.50、好適には0.0 3ないし0.30であ
り、及びArは3,4′−オキシジフェニレン、4,4′
−オキシジフェニレン、1,3−フェニレン、1−メチ
ル−2,4−フェニレン及び該残基相互の混合物又は最
高等モル量の1,4−フェニレン残基との混合物であ
る、を有する共重合ポリアミドである。その製造方法は
係属出願である米国特許出願番号07/402,295
に記載されている。Arが3,4′−オキシジフェニレ
ンであり、脂肪族単位が
【0011】
【化5】
【0012】である重合体が好適である。Arが3,
4′−オキシジフェニレンであり、nが5であり、そし
てxが約0.18ないし0.25の範囲にある重合体が下
記において重合体Aと称される。それは1−1.1のイ
ンヒレント粘度を有する。重合体を製造する方法の結果
として少量のラクタムが存在するが、下記の実施例で使
用する場合にはラクタムは使用前に重合体から抽出され
た。又重合体Aの脂肪族含量は約7.5ないし10.5重
量%であった。
4′−オキシジフェニレンであり、nが5であり、そし
てxが約0.18ないし0.25の範囲にある重合体が下
記において重合体Aと称される。それは1−1.1のイ
ンヒレント粘度を有する。重合体を製造する方法の結果
として少量のラクタムが存在するが、下記の実施例で使
用する場合にはラクタムは使用前に重合体から抽出され
た。又重合体Aの脂肪族含量は約7.5ないし10.5重
量%であった。
【0013】下記の実施例1−3で取り上げられる本発
明の複合材料の場合は、マトリックス重合体として最初
に4重量%の重合体をジメチルアセトアミド(DMA
c)に溶解した。次いでこの溶液に糸束を通し、糸の重
量に対し10重量%の重合体を吸収させた。被覆された
繊維を乾燥して溶剤を追い出し、繊維を整列させ、一方
向に整列したプレプレグのテープを形成した。最終複合
積層体中の樹脂含量を所望の値まで増加させるために重
合体を追加して加えてもよい。重合体を追加する一つの
方法は、板の逐次的な包装の間に重合体フィルムを挿入
して平らな板の周囲を被覆された繊維で包むことであ
る。フィルムの厚さは所望のマトリックス重合体の容積
的な配合量により定められる。包装した板を約300
℃、約3800kPa(550psi)及び窒素パージ
を行って団結(consolidation)条件に暴露し、二つの
15.2cm×15.2cm(6インチ×6インチ)のプ
レプレグテープを形成する。圧力及び熱は油圧熱板プレ
スにより加えられる。樹脂の容積を増量する他の方法は
当業者には周知である。
明の複合材料の場合は、マトリックス重合体として最初
に4重量%の重合体をジメチルアセトアミド(DMA
c)に溶解した。次いでこの溶液に糸束を通し、糸の重
量に対し10重量%の重合体を吸収させた。被覆された
繊維を乾燥して溶剤を追い出し、繊維を整列させ、一方
向に整列したプレプレグのテープを形成した。最終複合
積層体中の樹脂含量を所望の値まで増加させるために重
合体を追加して加えてもよい。重合体を追加する一つの
方法は、板の逐次的な包装の間に重合体フィルムを挿入
して平らな板の周囲を被覆された繊維で包むことであ
る。フィルムの厚さは所望のマトリックス重合体の容積
的な配合量により定められる。包装した板を約300
℃、約3800kPa(550psi)及び窒素パージ
を行って団結(consolidation)条件に暴露し、二つの
15.2cm×15.2cm(6インチ×6インチ)のプ
レプレグテープを形成する。圧力及び熱は油圧熱板プレ
スにより加えられる。樹脂の容積を増量する他の方法は
当業者には周知である。
【0014】次にプレプレグの層を例えば一方向、方形
直交等の所望の方向に揃えて金型中に堆積し、及び油圧
熱板プレスを用いる等により熱及び圧力下に団結させる
ことによって複合材料を製造する。使用された条件は随
時窒素パージ下に約15分間約1380kPa(200
psi)で約300℃であった。得られた複合材料積層
体は良好な品質及び外観のものであった。
直交等の所望の方向に揃えて金型中に堆積し、及び油圧
熱板プレスを用いる等により熱及び圧力下に団結させる
ことによって複合材料を製造する。使用された条件は随
時窒素パージ下に約15分間約1380kPa(200
psi)で約300℃であった。得られた複合材料積層
体は良好な品質及び外観のものであった。
【0015】
【試験方法】複合材料パネルを15cm×1.3cm
(6″×1/2″)の試験片として切断し、ASTM
D2344及びD790試験方法に記載されたように、
曲げ弾性率、曲げ強度及び短梁剪断(SBS)試験に付
した。吸水量は周囲条件で試料を秤量し、71℃の水中
に13−14日間試料を入れ、次いで試料を再秤量して
水の吸収%を計算することにより測定された。ガラス転
移温度(Tg)はASTM D3418に従って示差走
査熱量計(DSC)を用いることにより測定された。
(6″×1/2″)の試験片として切断し、ASTM
D2344及びD790試験方法に記載されたように、
曲げ弾性率、曲げ強度及び短梁剪断(SBS)試験に付
した。吸水量は周囲条件で試料を秤量し、71℃の水中
に13−14日間試料を入れ、次いで試料を再秤量して
水の吸収%を計算することにより測定された。ガラス転
移温度(Tg)はASTM D3418に従って示差走
査熱量計(DSC)を用いることにより測定された。
【0016】
【定義】実施例において、マトリックス重合体Aは上記
の通りである。重合体Bはメタフェニレンイソフタルア
ミド(MPD−I)、及び重合体Cはメタフェニレンジ
アミンとイソフタル酸(I)及びテレフタル酸(T)の
70/30混合物との共重合体である。重合体Dは米国
特許第4,681,911号の表1中の組成物No.3に
対応する無定形の共重合ポリアミドである。重合体Eは
ハーキュルズ社により市販されている3501−6のよ
うな商業的に入手し得るエポキシ樹脂である。 各種の
マトリックス重合体のTgは下記の表に報告されてい
る。
の通りである。重合体Bはメタフェニレンイソフタルア
ミド(MPD−I)、及び重合体Cはメタフェニレンジ
アミンとイソフタル酸(I)及びテレフタル酸(T)の
70/30混合物との共重合体である。重合体Dは米国
特許第4,681,911号の表1中の組成物No.3に
対応する無定形の共重合ポリアミドである。重合体Eは
ハーキュルズ社により市販されている3501−6のよ
うな商業的に入手し得るエポキシ樹脂である。 各種の
マトリックス重合体のTgは下記の表に報告されてい
る。
【0017】 下記の実施例は対照物を除いて本発明を例示するもの
であり、そして本発明を制限するものと解釈してはなら
ない。
であり、そして本発明を制限するものと解釈してはなら
ない。
【0018】
【実施例1】本実施例は連続的なパラフェニレンテレフ
タルアミド(PPD−T)フィラメント[ケブラー(登
録商標)49アラミド繊維]で補強された多数のマトリ
ックス重合体の曲げ性能及び短梁剪断(積層間剪断力強
度)性能を比較している。繊維は最上の強度値を示すよ
うに一方向に整列されている。結果は表1に示されてい
る。
タルアミド(PPD−T)フィラメント[ケブラー(登
録商標)49アラミド繊維]で補強された多数のマトリ
ックス重合体の曲げ性能及び短梁剪断(積層間剪断力強
度)性能を比較している。繊維は最上の強度値を示すよ
うに一方向に整列されている。結果は表1に示されてい
る。
【0019】
【表1】 繊維配合量 曲げ強度 SBS繊維マトリックス 容量 % MPa(kpsi) MPa(kpsi) A 61 724(105) 61(8.9) B 67 593(86) 38(5.5) C 67 627(91) 35(5.1) D 60 696(86) 59(8.5) E 60 655-689 59(8.5) (95-100) 上表から分かるようにPPD−T繊維で補強された重合
体Aマトリックス系は、熱硬化性エポキシ系E及び熱可
塑性マトリックス系Dと同等か、僅かに優れており、そ
してアラミドマトリックスBを基材とした複合体系より
も著しく良好である。
体Aマトリックス系は、熱硬化性エポキシ系E及び熱可
塑性マトリックス系Dと同等か、僅かに優れており、そ
してアラミドマトリックスBを基材とした複合体系より
も著しく良好である。
【0020】
【実施例2】本実施例ではPPD−Tフィラメントで補
強された重合体Aマトリックス複合体の吸水性を、数種
の他の重合体マトリックスを基材とした複合体と比較し
ている。数値は表2に示されている。
強された重合体Aマトリックス複合体の吸水性を、数種
の他の重合体マトリックスを基材とした複合体と比較し
ている。数値は表2に示されている。
【0021】
【表2】 表から分かるように、重合体Aマトリックス複合体は最
も少ない量の水を吸収する。重合体Cマトリックス系を
試験する際に使用された吸水条件は、21日間82℃で
95%の相対湿度に暴露することであり、そして重合体
Dマトリックス系を試験する際に使用された吸水条件
は、21日間82℃で80%の相対湿度に暴露すること
であった。これらは重合体Aマトリックス系に使用され
た条件とは異なることに留意すべきである。重合体B及
びEの吸水性能は周知である。
も少ない量の水を吸収する。重合体Cマトリックス系を
試験する際に使用された吸水条件は、21日間82℃で
95%の相対湿度に暴露することであり、そして重合体
Dマトリックス系を試験する際に使用された吸水条件
は、21日間82℃で80%の相対湿度に暴露すること
であった。これらは重合体Aマトリックス系に使用され
た条件とは異なることに留意すべきである。重合体B及
びEの吸水性能は周知である。
【0022】
【実施例3】吸水性の重要性は機械的性質の保持におい
て明らかである。表3はPPD−T繊維で補強された重
合体Aマトリックス及び重合体Dマトリックスの曲げ強
度を比較し、実施例2に述べた状態調節後の強度の保持
%を計算したものである。状態調節前の室温の曲げ強度
を標準状態として、93℃における曲げ強度を標準状態
と比較する。
て明らかである。表3はPPD−T繊維で補強された重
合体Aマトリックス及び重合体Dマトリックスの曲げ強
度を比較し、実施例2に述べた状態調節後の強度の保持
%を計算したものである。状態調節前の室温の曲げ強度
を標準状態として、93℃における曲げ強度を標準状態
と比較する。
【0023】
【表3】 状態調節後の高温曲げ強度対状態調節前の室温曲げ強度の比較 状態調節前の 状態調節後の 強度の保持 室温 93℃ マトリックス MPA(kpsi) MPa(kpsi) % A 662(96) 483(70) 74 D 696(101) 441(64) 63 明らかなように、重合体Aマトリックス系は状態調節後
及び高温の試験で重合体Dマトリックス系よりも曲げ強
度の保持が著しく大きい。
及び高温の試験で重合体Dマトリックス系よりも曲げ強
度の保持が著しく大きい。
【0024】
【実施例4】重合体A及びAS−4繊維から炭素繊維複
合材料が製造された。複合材料の容積配合量は〜49%
であり、曲げ及び層間的性質は表4に示されている。
合材料が製造された。複合材料の容積配合量は〜49%
であり、曲げ及び層間的性質は表4に示されている。
【0025】
【表4】 AS−4炭素繊維補強重合体A マトリックス機械的性質 曲げ弾性率 113GPa (16.4Mpsi) 曲げ強度 1296MPa (188kpsi) SBS 72MPa (10.5kpsi) 曲げ弾性率及び曲げ強度が繊維v/o60%に正規化さ
れれば、諸性質は重合体D又はエポキシマトリックスを
基材とした他の系と比較可能である。
れれば、諸性質は重合体D又はエポキシマトリックスを
基材とした他の系と比較可能である。
【0026】
【表5】 AS−4炭素繊維補強重合体 性 質 実測値 正規化 重合体D エポキシ 繊維v/o、% 49 @60 〜60 〜60 曲げ弾性率 GPa 113 138 103-138 103-138 (Mpsi) (16.4) (20) (15-20) (15-20) 曲げ強度 GPa 1296 1586 1310-1448 1517 (Mpsi) (188) (230) (190-210) (22)
【0027】
【実施例5】残留する遊離のカプロラクタムの含量が6
%以下になるように真空抽出した重合体Aの試料を一軸
スクリュー熔融押出機を経て供給し、及び個々のフィラ
メントの線密度が1.65デシテックスであり、糸の線
密度が132テックスである連続したMPD−Iフィラ
メントをダイを経て供給してフィラメントを被覆した。
糸を120℃の炉中で48時間乾燥して水分含量を2%
以下に下げた。所望の熔融被覆厚さ及び性質を得るため
に糸の線速度、ダイの寸法、及び押出機のスクリュー速
度を変えた。糸の線速度は6.1m/分(20フィート
/分)から30.5m/分(100フィート/分)に変
えた。被覆の均一性及びフィラメント束の被覆面積のた
めには、15.2m/分(50フィート/分)が最適線
速度であると結論された。初期の糸の厚さは約0.41
mm(16ミル)であり、束の厚さを0.91mm(3
6ミル)とするために熔融押出工程において充分な被覆
が施された。重合体Aマトリックス樹脂は277℃(5
30°F)ないし291℃(555°F)の押出機の温
度分布、及びフィラメント上の押出点において308℃
(578°F)の重合体熔融物温度でフィラメント上に
押出された。押出点における温度がダイの熔融物温度よ
りも高いという事実は、マトリックス樹脂の熔融物の顕
著な粘度のために、ダイ中で熱の発生があったことを示
している。
%以下になるように真空抽出した重合体Aの試料を一軸
スクリュー熔融押出機を経て供給し、及び個々のフィラ
メントの線密度が1.65デシテックスであり、糸の線
密度が132テックスである連続したMPD−Iフィラ
メントをダイを経て供給してフィラメントを被覆した。
糸を120℃の炉中で48時間乾燥して水分含量を2%
以下に下げた。所望の熔融被覆厚さ及び性質を得るため
に糸の線速度、ダイの寸法、及び押出機のスクリュー速
度を変えた。糸の線速度は6.1m/分(20フィート
/分)から30.5m/分(100フィート/分)に変
えた。被覆の均一性及びフィラメント束の被覆面積のた
めには、15.2m/分(50フィート/分)が最適線
速度であると結論された。初期の糸の厚さは約0.41
mm(16ミル)であり、束の厚さを0.91mm(3
6ミル)とするために熔融押出工程において充分な被覆
が施された。重合体Aマトリックス樹脂は277℃(5
30°F)ないし291℃(555°F)の押出機の温
度分布、及びフィラメント上の押出点において308℃
(578°F)の重合体熔融物温度でフィラメント上に
押出された。押出点における温度がダイの熔融物温度よ
りも高いという事実は、マトリックス樹脂の熔融物の顕
著な粘度のために、ダイ中で熱の発生があったことを示
している。
【0028】個々のフィラメントの線密度が1.65デ
シテックスであり、糸の線密度が330テックスである
連続したPPD−Tフィラメントの糸を連続したMPD
−Iフィラメントの代わりに使用した以外は同じ方法を
繰り返して行った。初期の糸の厚さは約0.91mm
(36ミル)であり、束の厚さを1.32mm(52ミ
ル)に増大させるのに充分な被覆を熔融押出工程で施し
た。重合体Aマトリックス樹脂は249℃(480°
F)ないし266℃(510°F)の押出機の温度分
布、及びフィラメント上の押出点において282℃(5
40°F)の重合体熔融物温度でフィラメント上に押出
された。フィラメント束の線速度は6.1m/分(20
フィート/分)であった。
シテックスであり、糸の線密度が330テックスである
連続したPPD−Tフィラメントの糸を連続したMPD
−Iフィラメントの代わりに使用した以外は同じ方法を
繰り返して行った。初期の糸の厚さは約0.91mm
(36ミル)であり、束の厚さを1.32mm(52ミ
ル)に増大させるのに充分な被覆を熔融押出工程で施し
た。重合体Aマトリックス樹脂は249℃(480°
F)ないし266℃(510°F)の押出機の温度分
布、及びフィラメント上の押出点において282℃(5
40°F)の重合体熔融物温度でフィラメント上に押出
された。フィラメント束の線速度は6.1m/分(20
フィート/分)であった。
【0029】上記の方法により被覆されたフィラメント
束は押出又は圧縮成形のために約0.3cmないし1.3
cmの寸法を有するフレークとして切断された。
束は押出又は圧縮成形のために約0.3cmないし1.3
cmの寸法を有するフレークとして切断された。
【0030】
【実施例6】式1においてArが3,4′−オキシジフ
ェニレンであり、nが4であり、xが約0.093であ
り、及び約1.1のインヒレント粘度を有するマトリッ
クス重合体を用いて、PPD−T連続フィラメントで補
強された一方向複合材料を製造した。得られる複合材料
の容積配合量は名目上60%であり、ガラス転移温度は
230℃であった。
ェニレンであり、nが4であり、xが約0.093であ
り、及び約1.1のインヒレント粘度を有するマトリッ
クス重合体を用いて、PPD−T連続フィラメントで補
強された一方向複合材料を製造した。得られる複合材料
の容積配合量は名目上60%であり、ガラス転移温度は
230℃であった。
【0031】
【実施例7】重合体Aのフィルムの二枚のシートの間に
一枚のグラファイト繊維布をサンドイッチすることによ
り薄い複合材料を製造した。この複合材料を300℃で
約15分間約200psiの圧力に暴露した。得られる
積層体の厚さは約0.4mm(15.6ミル)で、そして
良好な外観を有していた。グラファイト繊維はAS−4
の種別のものであり、織目は硬度4の梨子地[カラスの
足(crows foot)]であった。
一枚のグラファイト繊維布をサンドイッチすることによ
り薄い複合材料を製造した。この複合材料を300℃で
約15分間約200psiの圧力に暴露した。得られる
積層体の厚さは約0.4mm(15.6ミル)で、そして
良好な外観を有していた。グラファイト繊維はAS−4
の種別のものであり、織目は硬度4の梨子地[カラスの
足(crows foot)]であった。
【0032】
【実施例8】実施例1に使用されたものと類似したマト
リックス樹脂中に補強材としてE−ガラスを用いて一方
向複合材料を製造した。ガラス繊維束を希薄溶液に浸漬
することにより繊維をマトリックス樹脂で被覆した。被
覆された繊維をカード上に巻き上げ、そしてより多くの
溶液を塗布して樹脂の配合量を増加させた。得られるカ
ードに巻いたテープを密閉した型中に入れ、熱及び圧力
下に団結して一方向の層からなる積層体を形成した。繊
維層は約62%であった。複合材料は下記の性質を呈し
た: 曲げモジュラス−47.6GPa(6.9Mpsi) 曲げ強度 −1470MPa(212.8kps
i) SBS −87.6MPa(12.7kpsi)
リックス樹脂中に補強材としてE−ガラスを用いて一方
向複合材料を製造した。ガラス繊維束を希薄溶液に浸漬
することにより繊維をマトリックス樹脂で被覆した。被
覆された繊維をカード上に巻き上げ、そしてより多くの
溶液を塗布して樹脂の配合量を増加させた。得られるカ
ードに巻いたテープを密閉した型中に入れ、熱及び圧力
下に団結して一方向の層からなる積層体を形成した。繊
維層は約62%であった。複合材料は下記の性質を呈し
た: 曲げモジュラス−47.6GPa(6.9Mpsi) 曲げ強度 −1470MPa(212.8kps
i) SBS −87.6MPa(12.7kpsi)
【0033】
【実施例9】本実施例においてはnが5であり、Arが
70%のm−フェニレンと30%のp−フェニレンの混
合物であり、xが0.27であり、インヒレント粘度が
0.8である、式1によるマトリックス重合体を製造し
た。このマトリックス重合体はグラファイトの連続フィ
ラメントで補強された一方向の複合材料を製造するのに
使用された。こうして製造された複合材料は優れた短梁
剪断強度及び曲げ性能を有していた。
70%のm−フェニレンと30%のp−フェニレンの混
合物であり、xが0.27であり、インヒレント粘度が
0.8である、式1によるマトリックス重合体を製造し
た。このマトリックス重合体はグラファイトの連続フィ
ラメントで補強された一方向の複合材料を製造するのに
使用された。こうして製造された複合材料は優れた短梁
剪断強度及び曲げ性能を有していた。
【0034】撹拌機及び加熱用マントルを備えた2リッ
トルの樹脂釜中にN,N′−イソフタロイルビス−カプ
ロラクタム(862.5g、2.4モル)、m−フェニレ
ンジアミン(183.2g、1.7モル)、及びp−フェ
ニレンジアミン(78.5g、0.73モル)の混合物を
入れた。連続した窒素気流下で250℃及び260℃の
間の温度に4時間に亙って混合物を保持した。生成物は
34.3重量%のカプロラクタムで溶液中で可塑化され
た透明な琥珀色の共重合体であった。測定の結果共重合
体のインヒレント粘度は0.8であり、そのTgは21
7℃であり、そして組成物の式中のxの値は、9/5/
89付けの米国特許出願番号07/402,295に記
載された方法を用いてプロトン−NMRスペクトルから
測定された。
トルの樹脂釜中にN,N′−イソフタロイルビス−カプ
ロラクタム(862.5g、2.4モル)、m−フェニレ
ンジアミン(183.2g、1.7モル)、及びp−フェ
ニレンジアミン(78.5g、0.73モル)の混合物を
入れた。連続した窒素気流下で250℃及び260℃の
間の温度に4時間に亙って混合物を保持した。生成物は
34.3重量%のカプロラクタムで溶液中で可塑化され
た透明な琥珀色の共重合体であった。測定の結果共重合
体のインヒレント粘度は0.8であり、そのTgは21
7℃であり、そして組成物の式中のxの値は、9/5/
89付けの米国特許出願番号07/402,295に記
載された方法を用いてプロトン−NMRスペクトルから
測定された。
【0035】約200gの可塑化された共重合体を約1
500gのDMAcと一緒にし、透明な、淡褐色/金色
の溶液が得られるまで室温で共に振盪することにより上
記の共重合体の溶液を製造した。各一連のバッチ実験に
おいて、ワーリング(Waring)7011ブレンダー(登
録商標)に約250mlの蒸留水を満たした。ブレンダ
ーを高速で回転させながら、撹拌されたブレンダー中の
水溶液中に約50mlの共重合体溶液を徐々に注いだ。
生じた生成物は粉末状であり、それを濾過し、約500
mlの水で洗浄し、110℃の真空炉中で乾燥した。
500gのDMAcと一緒にし、透明な、淡褐色/金色
の溶液が得られるまで室温で共に振盪することにより上
記の共重合体の溶液を製造した。各一連のバッチ実験に
おいて、ワーリング(Waring)7011ブレンダー(登
録商標)に約250mlの蒸留水を満たした。ブレンダ
ーを高速で回転させながら、撹拌されたブレンダー中の
水溶液中に約50mlの共重合体溶液を徐々に注いだ。
生じた生成物は粉末状であり、それを濾過し、約500
mlの水で洗浄し、110℃の真空炉中で乾燥した。
【0036】このようにして製造された合計140gの
共重合体の粉末を一緒にしてマトリックス重合体として
用いて一方向の複合材料を製造した。共重合体の密度は
1.2965g/mlであり、0.18重量%の遊離のカ
プロラクタムを含むことが見出された。DMAc中に4
重量%の共重合体を含む溶液を製造した。高強度のPA
N−基材炭素繊維糸(AS−4糸、ハーキュルズ社)を
共重合体の溶液中に通し、糸の重量に対し7重量%の共
重合体を付着させた。被覆された糸を乾燥して溶剤を追
い出し、整列させて12枚の15.2cm×15.2cm
(6インチ×6インチ)のプレプレグ テープを形成し
た。最終的な繊維/共重合体含量が重量を基準として6
0/40となるように更に被覆することにより、糸上の
共重合体の付着量を増大させた。次いで12枚のプレプ
レグ層から最高温度300℃及び最高圧力93,000
kPa(12,000psi)で一方向の複合材料を製
造した。
共重合体の粉末を一緒にしてマトリックス重合体として
用いて一方向の複合材料を製造した。共重合体の密度は
1.2965g/mlであり、0.18重量%の遊離のカ
プロラクタムを含むことが見出された。DMAc中に4
重量%の共重合体を含む溶液を製造した。高強度のPA
N−基材炭素繊維糸(AS−4糸、ハーキュルズ社)を
共重合体の溶液中に通し、糸の重量に対し7重量%の共
重合体を付着させた。被覆された糸を乾燥して溶剤を追
い出し、整列させて12枚の15.2cm×15.2cm
(6インチ×6インチ)のプレプレグ テープを形成し
た。最終的な繊維/共重合体含量が重量を基準として6
0/40となるように更に被覆することにより、糸上の
共重合体の付着量を増大させた。次いで12枚のプレプ
レグ層から最高温度300℃及び最高圧力93,000
kPa(12,000psi)で一方向の複合材料を製
造した。
【0037】複合材料は下記の性質を呈した: 曲げモジュラス−131GPa(19Mpsi) 曲げ強度 −1860MPa(270kpsi) SBS −103−124(15−18kps
i) 本発明の主なる特徴及び態様は以下の通りである。
i) 本発明の主なる特徴及び態様は以下の通りである。
【0038】1.本質的に下記単位:
【0039】
【化6】
【0040】式中、nは4又は5であり;Xは0.01
ないし0.50、好適には0.0 3ないし0.30であ
り、そしてArは3,4′−オキシジフェニレン、4,
4′−オキシジフェニレン、1,3−フェニレン、1−
メチル−2,4−フェニレン及び該残基相互の混合物又
は最高等モル量の1,4−フェニレン基との混合物であ
る、のコポリアミドより成る重合体で被覆されたアラミ
ド炭素又はガラス繊維。
ないし0.50、好適には0.0 3ないし0.30であ
り、そしてArは3,4′−オキシジフェニレン、4,
4′−オキシジフェニレン、1,3−フェニレン、1−
メチル−2,4−フェニレン及び該残基相互の混合物又
は最高等モル量の1,4−フェニレン基との混合物であ
る、のコポリアミドより成る重合体で被覆されたアラミ
ド炭素又はガラス繊維。
【0041】2.Arが3,4′−オキシジフェニレン
であり、そして脂肪族単位が
であり、そして脂肪族単位が
【0042】
【化7】
【0043】である上記1に記載のアラミド繊維。
【0044】3.マトリックス重合体を溶剤に溶解し、
溶液中にアラミド糸束を通し、被覆を付着させそして被
覆物を乾燥することより成る上記1に記載の被覆された
繊維の製造方法。
溶液中にアラミド糸束を通し、被覆を付着させそして被
覆物を乾燥することより成る上記1に記載の被覆された
繊維の製造方法。
【0045】4.マトリックス重合体を溶融し、そして
それをアラミド糸束上に押出すことより成る上記1に記
載の被覆された繊維の製造方法。
それをアラミド糸束上に押出すことより成る上記1に記
載の被覆された繊維の製造方法。
【0046】5.アラミド、炭素及びガラスより成る群
から選択された10〜90容量%の繊維で補強された、
下記単位:
から選択された10〜90容量%の繊維で補強された、
下記単位:
【0047】
【化8】
【0048】式中、nは4又は5であり;Xは0.01
ないし0.50、好適には0.03ないし0.30であ
り、及びArは3,4′−オキシジフェニレン、4,4′
−オキシジフェニレン、1,3−フェニレン、1−メチ
ル−2,4−フェニレン及び該基相互の混合物又は最高
等モル量の1,4−フェニレン基との混合物である、よ
りなるコポリアミドから形成されたマトリックスより成
る高性能複合材料。
ないし0.50、好適には0.03ないし0.30であ
り、及びArは3,4′−オキシジフェニレン、4,4′
−オキシジフェニレン、1,3−フェニレン、1−メチ
ル−2,4−フェニレン及び該基相互の混合物又は最高
等モル量の1,4−フェニレン基との混合物である、よ
りなるコポリアミドから形成されたマトリックスより成
る高性能複合材料。
【0049】6.繊維が連続フィラメントであり、そし
て複合材料が一方向の層から製造されている上記5に記
載の複合材料。
て複合材料が一方向の層から製造されている上記5に記
載の複合材料。
【0050】7.Arが3,4′−オキシジフェニレン
であり、そして脂肪族単位が
であり、そして脂肪族単位が
【0051】
【化9】
【0052】である上記5に記載の複合材料。
フロントページの続き (72)発明者 ハミド・モアイエド・ゴラシ アメリカ合衆国バージニア州23113ミド ロジアン・ウオーカーズフエリイロード 3507 (72)発明者 ガーデイアル・シン アメリカ合衆国デラウエア州19707ホツ ケシン・グレイブズロード1829 (56)参考文献 特開 昭62−167325(JP,A) 特公 昭45−19714(JP,B1) 欧州特許出願公開307993(EP,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08J 5/04 CA(STN) REGISTRY(STN)
Claims (3)
- 【請求項1】 本質的に下記単位: 【化1】 式中、nは4又は5であり;Xは0.01ないし0.5
0、好適には0.03ないし0.30であり、そしてAr
は3,4′−オキシジフェニレン、4,4′−オキシジフ
ェニレン、1,3−フェニレン、1−メチル−2,4−フ
ェニレン及び該基相互の混合物又は最高等モル量の1,
4−フェニレン基との混合物である、のコポリアミドよ
り成る重合体で被覆されたアラミド、炭素又はガラス繊
維。 - 【請求項2】 マトリックス重合体を溶剤に溶解し、溶
液中にアラミド糸束を通し、被覆を付着させそして被覆
物を乾燥することを特徴とする請求項1に記載の被覆さ
れた繊維の製造方法。 - 【請求項3】 アラミド、炭素及びガラスよりなる群か
ら選ばれる10〜90重量%の繊維で強化された、下記
単位: 【化2】 式中、nは4又は5であり;Xは0.01ないし0.5
0、好適には0.03ないし0.30であり、そしてAr
は3,4′−オキシジフェニレン、4,4′−オキシジフ
ェニレン、1,3−フェニレン、1−メチル−2,4−フ
ェニレン及び該基相互の混合物又は最高等モル量の1,
4−フェニレン基との混合物である、より成るコポリア
ミドから形成されたマトリックスより成る高性能複合材
料。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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US508877 | 1990-04-12 | ||
US07/508,877 US4999395A (en) | 1990-04-12 | 1990-04-12 | High performance aramid matrix composites |
US631265 | 1990-12-20 | ||
US07/631,265 US5077125A (en) | 1990-04-12 | 1990-12-20 | High performance aramid matrix composites |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH04227639A JPH04227639A (ja) | 1992-08-17 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3108389A Expired - Fee Related JP2997087B2 (ja) | 1990-04-12 | 1991-04-12 | 高性能アラミドマトリツクス複合材料 |
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US5202187A (en) * | 1990-04-12 | 1993-04-13 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Coated wire |
KR102134485B1 (ko) * | 2013-06-17 | 2020-07-16 | 도레이첨단소재 주식회사 | 기능성 아라미드 복합체의 제조방법 |
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US3753998A (en) * | 1972-04-24 | 1973-08-21 | Standard Oil Co | Composition and process for producing polyamide-imide and polyamide polymers |
DE2309420C3 (de) * | 1973-02-24 | 1984-02-23 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Verbundfolien |
US4081430A (en) * | 1975-10-20 | 1978-03-28 | Mitsubishi Rayon Co., Ltd. | Aromatic polyamide crystalline complex and the method for producing the same |
JPS57114575A (en) * | 1981-01-05 | 1982-07-16 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | Preparation of n-aroyl-bis-lactam |
US4398012A (en) * | 1982-01-19 | 1983-08-09 | Allied Corporation | Transparent copolyamide from caprolactam, cyclic diamine and cyclic dicarboxylic acid |
US4681911A (en) * | 1986-01-17 | 1987-07-21 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Reinforced composites |
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1990
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-
1991
- 1991-03-22 CA CA002038861A patent/CA2038861C/en not_active Expired - Fee Related
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JPH04227639A (ja) | 1992-08-17 |
US5077125A (en) | 1991-12-31 |
KR920005743A (ko) | 1992-04-03 |
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