JP2997022B2 - 配管工法と配管設備構造 - Google Patents

配管工法と配管設備構造

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JP2997022B2
JP2997022B2 JP2226270A JP22627090A JP2997022B2 JP 2997022 B2 JP2997022 B2 JP 2997022B2 JP 2226270 A JP2226270 A JP 2226270A JP 22627090 A JP22627090 A JP 22627090A JP 2997022 B2 JP2997022 B2 JP 2997022B2
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洋一 大垣
久克 田中
信明 市東
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Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Takenaka Corp
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Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Takenaka Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、建物内配管工事における配管工法と配管設
備構造とに関するものである。
「従来の技術と発明が解決しようとする課題」 大型電算機等を使用する建物では、その特殊性から設
備構造の比率が高く、建築工事とはほぼ1対1の割合と
なっている。特に、二重バックアップシステムの空調設
備を採用する場合には、地下空調機械室は、階高が通常
の約2倍に形成され、その天井から100tを越える配管が
3層吊りとされる。
而して、これらの設備配管は、設備機器搬入後、足場
を組み立て、盛り替えながら、設備機器を結ぶ型でほと
んど入力により行われている。すなわち、第12図I〜IV
に示すように、 1.各種設備機器aの搬入後、仮設足場bを組み、該仮設
足場を利用して、躯体の天井大梁cに第1層の水平鋼材
dを付設し、該水平鋼材に第1層の配管eを吊込む。
II.上記仮設足場bを適宜に短縮させて、該仮設足場を
利用して、上記第1層の水平鋼材dに第2層の水平鋼材
fを吊り、該水平鋼材に第2層の配管gを吊込む。
III.上記仮設足場bを更に短縮させて、該仮設足場を利
用して、上記第2層の水平鋼材fから第3層の水平鋼材
hを吊り、該水平鋼材に第3層の配管iを吊込む。
IV.それらの配管を各種設備機器aに、また、壁貫通配
管にジョイントさせ、上記仮設足場bを全て撤去する。
したがって、配管作業は、危険な高所作業が多くなる
ことから、安全性が低く、作業姿勢の悪さから品質面に
問題を生じ、多くの手数がかかることから工期が長くか
かり、また、配管工の高齢化、人手不足等から労務事情
の面でも問題を生じている。
本発明は、これらの問題点を解決しようとするもので
あり、安全性の向上、品質の向上、工期短縮、コストダ
ウン、省人化を図ろうとするものである。
「課題を解決するための手段」 第1の手段として室内で配管元たる鉄骨フレームを地
組みし、該鉄骨フレームを、床上での配管工事の作業に
適した高さまで上昇させ、該位置に保持させた状態で該
鉄骨フレームに対して床上作業で配管を配管吊具を介し
て吊り込むと共に、該配管への保温材取付け等の工事を
施す、配管組立てステップと、組立てられた鉄骨フレー
ムと配管吊具と配管とを共々更に定着すべき位置よりも
高く上昇させて、前記鉄骨フレーム下方の柱、梁等の躯
体部分にフレーム受けを固着させる定着準備ステップ
と、該フレーム受け上へ前記鉄骨フレームを載置させて
定着させる配管定着ステップとからなる。
第2の手段として柱、梁、壁等の躯体部分に、直接ま
たは間接に固定されたフレーム受けと、該フレーム受け
に載置固定された鉄骨フレームと、該鉄骨フレームを吊
り元として固定されかつ垂下された複数の配管吊具と、
該吊具で支持された複数の配管とからなる。
「作用」 如上の構成であるから、配管先行、設備機器後設定と
なり、また、配管工事、付帯工事、検査等の大半が床上
作業となり、所期目的の達成を可能ならしめる。
「実施例」 第1図乃至第11図は、本発明の実施例を示している。
第1図I〜IVは、配管工法の工程を示すものであり、
以下、その工程に従い順を追って説明する。
I.第1ステップとしての配管組立てを次のように行う。
階高約8mの地下空調機械室の各室1を一平面ユニット
として、室内床上で、配管吊元となる鉄骨フレーム2を
地組し、錆止め塗装後、複数のリフトアップ装置3をセ
ットする。
鉄骨フレーム2は、第2図に示すように、大小4本の
鉄骨大梁21,22と多数の鉄骨小梁23とを組んで、室内全
般にわたる枠体に形成する。
リフトアップ装置3は、鉄骨フレーム2における鉄骨
大梁21,22の中間部において、1つおきの接合部(第2
図中の○印部分)に装備させる。つまり、それらの接合
部に対応させて躯体の天井スラブ4からそれぞれチェー
ンブロック31を吊り下げ、これらのチェーンブロックで
鉄骨フレーム2をリフトアップするよう構成する。
而して、チェーンブロック31の吊り下げは、第8図、
第9図に示すように、天井スラブ4の適所にチェーンを
挿通させる透孔41を穿設し、該透孔の両脇にて天井スラ
ブ上に各一対の受金物32を載置し、かつ、両受金物に鋼
棒33をわたして、該鋼棒に吊金具34を掛け、該吊金具か
ら吊チェーン35を下げて、該吊チェーンを上記透孔41に
通し、該吊チェーン下端に吊フック36を設けて、該吊フ
ックにチェーンブロック31を掛けることにより行う。
チェーンブロック31で巻き上げられるチェーン311
(第1図)の下端には、第10図に示すCフック312を備
えているが、これに対応させて鉄骨フレーム2の鉄骨大
梁21,22の適所(第2図中の○印の箇所)に第10図、第1
1図に示す吊金物37を溶接し、該吊金物に吊環38、シャ
ックル39を介して上記Cフック312を係合させる。
全リフトアップ装置3を働かせて鉄骨フレーム2を約
2mリフトアップし、床上作業にて第1段配管5の吊込
み、ジョイントの溶接・配管保温材の取付け等を行い、
更に適宜にリフトアップして、同様に第2段配管6の吊
込み等を、また更に適宜にリフトアップして、同様に第
3段配管7の吊込み等を行う。
全リフトアップ装置3の作業は、全てのチェーンブロ
ック31を一斉に巻き上げることにより行う。
第1段乃至第3段配管5,6,7は、第2図、第3図に示
すように、鉄骨フレーム2の鉄骨小梁23間に一対のチャ
ンネル24を小間隔にして背合わせに架設し、該チャンネ
ルから配管吊具8を垂下させて、該配管吊具にて吊込む
か、或いは、上段の配管から配管吊具(図示せず)を垂
下させて、同様にして吊込む。
チャンネル24から垂下させる配管吊具8は、吊棒81の
上端に水平掛金物82を、また、下端に環状支持金物83を
設けたものであり、その吊棒81の上端を一対のチャンネ
ル間に挿通させるとともに、水平掛金物82を両チャンネ
ルに掛け渡して保持させ、下端の環状支持金物83に配管
5,6,7を支持させる。
なお、上段の配管から垂下させる配管吊具は、吊棒の
両端に上記環状支持金物を2個設けたものでよい。
II.第2ステップとして鉄骨フレームの定着準備を行
う。
全リフトアップ装置3を再び働かせて鉄骨フレーム2
を定着すべき位置よりも余分にリフトアップし、複数の
フレーム受ブラケット9を躯体各所の柱11、大梁12、壁
13に取り付ける。
フレーム受ブラケット9の取り付けには、簡単な移動
式足場等を用いるとよい。
フレーム受ブラケット9の取り付けを鉄骨フレーム2
の周囲及び中間部の各所(第2図中の△印部分)に対応
させて行い、柱11及び大梁12には、第4図乃至第6図に
示すH形鋼によるブラケット91,92を、また、壁13に
は、第7図に示すT形鋼によるブラケット93を用いる。
なお、柱11及び壁13のブラケット91,93は、鉄骨フレ
ーム2の周囲及び中間部の適所(第2図中の小△印部
分)に対応させて設けて、鉄骨フレーム2を上載固定さ
せるが、大梁12のブラケット92は、鉄骨フレーム2の中
間部適所(第2図中の大△印部分)に対応させて設け
て、吊部材94を介して鉄骨フレーム2を吊持させる。
III.第3ステップとして配管の定着を行う。
全リフトアップ装置3を逆作動させて鉄骨フレーム2
をリフトダウンし、上記柱11、大梁12、壁13のフレーム
受ブラケット9に定着させる。次いで、壁貫通配管のジ
ョイント処理を行い、上部配管工事が全て完了したとこ
ろで、室1内にボイラー、冷凍機等の各種設備機器10を
搬入し、これらを据付けた後、竪配管を接続して設置工
事を完了する。また、不要となった全てのリフトアップ
装置3を撤去する。
なお、上述の実施例では、リフトアップ装置3にチェ
ーンブロック31を用いているが、その他の吊上げ手段で
もよい。また、押上げ手段であってもよい。
「発明の効果」 請求項1記載の発明は、室内で配管元たる鉄骨フレー
ムを地組みし、該鉄骨フレームを作業に適した高さまで
上昇させた状態で床上作業によりその鉄骨フレームに対
して配管を吊り込み、又該配管に対する保温材取付け等
の工事を行った後に、これ等鉄骨フレームと配管とを共
に吊り上げ、その鉄骨フレームを柱、梁等の躯体部分に
固着させたフレーム受けに定着させるから、従来行われ
ているように仮設足場を組み、天井の大梁等から多数の
配管吊具を垂下させて各配管を保持する作業を不要とす
ることが出来る。
又その天井大梁等に対する配管吊具取付け作業は、高
所作業となって危険であり、作業能率が悪いが、本発明
では床上で作業できるから鉄骨フレームからの吊下げを
安全かつ確実に行うことが出来る。
更に躯体に対してフレーム受けを固着させる作業は、
配管付き鉄骨フレームを室内の定着すべき位置よりも上
方まで吊下げた状態で該鉄骨フレーム下方の躯体部分へ
行うから、該フレーム受けに対する鉄骨フレームの取付
けは、上記吊具および配管付きの鉄骨フレームをフレー
ム受け上へ下降させて固定させるだけでよく、よってそ
の作業が容易である。
請求項2の場合も複数の配管を支持する配管吊具を鉄
骨フレームから吊下げるから、床上で鉄骨フレームに対
する配管取付けを行った後、配管および配管吊具付きの
鉄骨フレームを室上方へ吊下げて、柱、梁等に固定され
たフレーム受け上へ載置固定することが出来、よって天
井大梁等に対する高所での危険な配管吊具取付け作業か
ら解放して作業能率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第11図は、本発明の実施例を示し、第1図
は、工程説明図、第2図は、截断半面説明図、第3図
は、配管吊金具に係る拡大截断側面図、第4図は、大梁
ブラケットに係る拡大截断側面図、第5図は、第4図A
−A線の断面図、第6図は、柱ブラケットに係る拡大截
断側面図、第7図は、壁ブラケットに係る拡大截断側面
図、第8図は、吊チェーンに係る拡大截断正面図、第9
図は、同拡大截断側面図、第10図は、吊金具に係る拡大
截断側面図、第11図は、同正面図である。また、第12図
は、従来例を示す工程説明図である。 1……室、2……鉄骨フレーム 3……リフトアップ装置、4……天井スラブ 5……第1段配管、6……第2段配管 7……第3段配管、8……配管吊具 9……フレーム受ブラケット 10……設備機器、11……柱 12……大梁、13……壁 21,22……鉄骨大梁、23……鉄骨小梁 24……チャンネル、31……チェーンブロック 32……受金物、33……鋼棒 34……吊金具、35……吊チェーン 36……吊フック、37……吊金物 38……吊環、39……シャックル 41……透孔、81……吊棒 82……水平掛金物、83……環状支持金物 91,92,93……ブラケット、94……吊部材 311……チェーン、312……Cフック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市東 信明 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (56)参考文献 特開 平3−277886(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 1/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室内で配管元たる鉄骨フレームを地組み
    し、該鉄骨フレームを、床上での配管工事の作業に適し
    た高さまで上昇させ、該位置に保持させた状態で該鉄骨
    フレームに対して床上作業で配管を配管吊具を介して吊
    り込むと共に、該配管への保温材取付け等の工事を施
    す、配管組立てステップと、組立てられた鉄骨フレーム
    と配管吊具と配管とを共々更に定着すべき位置よりも高
    く上昇させて、前記鉄骨フレーム下方の柱、梁等の躯体
    部分にフレーム受けを固着させる定着準備ステップと、
    該フレーム受け上へ前記鉄骨フレームを載置させて定着
    させる配管定着ステップとからなる事を特徴とする配管
    工法。
  2. 【請求項2】柱、梁、壁等の躯体部分に、直接または間
    接に固定されたフレーム受けと、該フレーム受けに載置
    固定された鉄骨フレームと、該鉄骨フレームを吊り元と
    して固定されかつ垂下された複数の配管吊具と、該吊具
    で支持された複数の配管とからなることを特徴とする配
    管設備構造。
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