JP3191098B2 - ワイヤによる配管施工方法 - Google Patents
ワイヤによる配管施工方法Info
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- JP3191098B2 JP3191098B2 JP32143998A JP32143998A JP3191098B2 JP 3191098 B2 JP3191098 B2 JP 3191098B2 JP 32143998 A JP32143998 A JP 32143998A JP 32143998 A JP32143998 A JP 32143998A JP 3191098 B2 JP3191098 B2 JP 3191098B2
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- pipe
- building
- construction method
- pipes
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Classifications
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L3/00—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Supports For Pipes And Cables (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種建物におい
て、配管とくに銅管や樹脂管を敷設する工事を行うため
の配管施工方法に関する。配管を空中に水平に敷設する
場合には、配管が自重および内部流体の重量によってた
わむため、適切な間隔で支持を行う必要がある。銅管や
樹脂管は鋼管やステンレス管に比べて材料の剛性が小さ
いため、たわみが生じやすく、配管の支持間隔を小さく
しなければならない。
て、配管とくに銅管や樹脂管を敷設する工事を行うため
の配管施工方法に関する。配管を空中に水平に敷設する
場合には、配管が自重および内部流体の重量によってた
わむため、適切な間隔で支持を行う必要がある。銅管や
樹脂管は鋼管やステンレス管に比べて材料の剛性が小さ
いため、たわみが生じやすく、配管の支持間隔を小さく
しなければならない。
【０００２】
【従来の技術】配管の敷設には、一般に建物の躯体施工
時に上階または屋根のスラブ下面にインサートを設置し
ておき、コンクリート打設後にインサート内に吊りボル
トの上端をねじ込み、吊りボルトの下端に配管を挟み込
むための支持金具やスリーパーを取り付けて、例えば１
ｍ間隔で配管を吊り下げていく吊り込み工法が採られて
いる。配管の支持間隔については、平成９年日本空調衛
生工事業協会発行の「建設大臣官房官庁営繕部監修、機
械設備工事共通仕様書、平成９年版」に詳述されてお
り、特に銅管や樹脂管の支持間隔は配管の径により、１
ｍ以下または２ｍ以下とされている。
時に上階または屋根のスラブ下面にインサートを設置し
ておき、コンクリート打設後にインサート内に吊りボル
トの上端をねじ込み、吊りボルトの下端に配管を挟み込
むための支持金具やスリーパーを取り付けて、例えば１
ｍ間隔で配管を吊り下げていく吊り込み工法が採られて
いる。配管の支持間隔については、平成９年日本空調衛
生工事業協会発行の「建設大臣官房官庁営繕部監修、機
械設備工事共通仕様書、平成９年版」に詳述されてお
り、特に銅管や樹脂管の支持間隔は配管の径により、１
ｍ以下または２ｍ以下とされている。
【０００３】従来の配管施工方法では、天井部分のふと
ころ高さが１．５ｍを超えるような場合には、上階また
は屋根のスラブ下面のインサートに吊りボルト（フッ
ク）をねじ込む作業が上向きの高所作業となって容易で
なく、１〜２ｍ以下の間隔で多数の吊りボルトを連続し
て取り付けていく作業は、品質面、作業性、安全性など
において問題があり、作業コストの上昇を招いていた。
ころ高さが１．５ｍを超えるような場合には、上階また
は屋根のスラブ下面のインサートに吊りボルト（フッ
ク）をねじ込む作業が上向きの高所作業となって容易で
なく、１〜２ｍ以下の間隔で多数の吊りボルトを連続し
て取り付けていく作業は、品質面、作業性、安全性など
において問題があり、作業コストの上昇を招いていた。
【０００４】特開平８−１６６０８７号「配管敷設工法
及びその配管仮支持具」では、配管経路に沿って配管仮
支持具を移動させながら、その支持具上に配管を載せて
敷設していく工法が提案されている。
及びその配管仮支持具」では、配管経路に沿って配管仮
支持具を移動させながら、その支持具上に配管を載せて
敷設していく工法が提案されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、建物
の上階または屋根のスラブ下での配管の敷設作業を容易
にし、品質を高めると共に、作業性・安全性を高め、工
期を短縮させることにより作業コストの低減を図ること
にある。
の上階または屋根のスラブ下での配管の敷設作業を容易
にし、品質を高めると共に、作業性・安全性を高め、工
期を短縮させることにより作業コストの低減を図ること
にある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前述した課題を達成する
ため、本発明は、建物内の上階または屋根のスラブ下面
から配管を吊り下げて敷設する吊り込み施工方法におい
て、配管のルートに沿ってあらかじめワイヤ（ロープ）
を張り渡し、ワイヤの両端を建物の建築部材に取り付け
引張金具で引っ張ると共に、ワイヤの中間部分をたるみ
が出ないような間隔で吊り金具を用いて上階または屋根
のスラブ下面から吊り下げ、このワイヤに定形の支持金
物を用いて配管を吊り下げて敷設することを特徴とする
配管施工方法を提供する。
ため、本発明は、建物内の上階または屋根のスラブ下面
から配管を吊り下げて敷設する吊り込み施工方法におい
て、配管のルートに沿ってあらかじめワイヤ（ロープ）
を張り渡し、ワイヤの両端を建物の建築部材に取り付け
引張金具で引っ張ると共に、ワイヤの中間部分をたるみ
が出ないような間隔で吊り金具を用いて上階または屋根
のスラブ下面から吊り下げ、このワイヤに定形の支持金
物を用いて配管を吊り下げて敷設することを特徴とする
配管施工方法を提供する。
【０００７】
【作用】本発明の配管施工方法によれば、 （１）ワイヤを上階または屋根のスラブ下面のインサー
トから例えば１０ｍ間隔で吊り下げ、このワイヤから配
管を吊り下げるようにすれば、従来１〜２ｍおきに必要
であった高所作業が１０ｍおきに実施すれば良いことに
なり、長尺の吊り下げ部材が激減し、作業性・安全性が
著しく改善され、工期が短縮されて作業コストが低減す
る （２）配管が熱収縮を起こした場合に、支持金物がワイ
ヤ上を移動して熱収縮分を吸収するので、銅管が被覆か
ら滑り出したり、スリーパーが外れたりするようなトラ
ブルが防止できる以下、添付図面の実施形態を参照しな
がら本発明について詳述する。
トから例えば１０ｍ間隔で吊り下げ、このワイヤから配
管を吊り下げるようにすれば、従来１〜２ｍおきに必要
であった高所作業が１０ｍおきに実施すれば良いことに
なり、長尺の吊り下げ部材が激減し、作業性・安全性が
著しく改善され、工期が短縮されて作業コストが低減す
る （２）配管が熱収縮を起こした場合に、支持金物がワイ
ヤ上を移動して熱収縮分を吸収するので、銅管が被覆か
ら滑り出したり、スリーパーが外れたりするようなトラ
ブルが防止できる以下、添付図面の実施形態を参照しな
がら本発明について詳述する。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１は、本発明の配管施工方法を
冷媒配管に実施した建物（鉄骨平屋建事務所ビル）の平
面図であり、長さＬは５２．８ｍ、幅Ｗは２８ｍであ
る。冷媒配管１０は、銅管の周囲に難燃性の発泡ポリエ
チレン等が被覆された被覆銅管が用いられ、建物内部を
延伸し、壁面を貫通して伸びている。また、冷媒配管１
０は途中で分岐して、空調室内機５０へと接続されてい
る。
冷媒配管に実施した建物（鉄骨平屋建事務所ビル）の平
面図であり、長さＬは５２．８ｍ、幅Ｗは２８ｍであ
る。冷媒配管１０は、銅管の周囲に難燃性の発泡ポリエ
チレン等が被覆された被覆銅管が用いられ、建物内部を
延伸し、壁面を貫通して伸びている。また、冷媒配管１
０は途中で分岐して、空調室内機５０へと接続されてい
る。
【０００９】本発明に従い、冷媒配管１０のルートに沿
ってワイヤ３０が延伸している。図２Ａに示すように、
建物の壁面に固定されたＨ形鋼１２にアンカー１４が溶
接され、アンカー１４のリング１４ａに周知のターンバ
ックル（引張金具）２２のフックの一方が挿入され、タ
ーンバックル２２の他方のフックにワイヤ３０の端末が
挿入されてから折り返され、金属バンド３２で締め付け
固定されている。かくして、ターンバックル２２を回し
て締め付けることによりワイヤ３０を緊張させることが
できる。
ってワイヤ３０が延伸している。図２Ａに示すように、
建物の壁面に固定されたＨ形鋼１２にアンカー１４が溶
接され、アンカー１４のリング１４ａに周知のターンバ
ックル（引張金具）２２のフックの一方が挿入され、タ
ーンバックル２２の他方のフックにワイヤ３０の端末が
挿入されてから折り返され、金属バンド３２で締め付け
固定されている。かくして、ターンバックル２２を回し
て締め付けることによりワイヤ３０を緊張させることが
できる。
【００１０】ワイヤ３０の中間部分は、図２Ｂに示すよ
うに、吊り輪１６のリング１６ａに挿入されている。吊
り輪１６は、図３に示すように、上階またはスラブ下面
のインサート２０にねじ込まれた吊りボルト１８から吊
り下げられており、ワイヤ３０のたわみを取るために、
約１０ｍピッチで配置されている。
うに、吊り輪１６のリング１６ａに挿入されている。吊
り輪１６は、図３に示すように、上階またはスラブ下面
のインサート２０にねじ込まれた吊りボルト１８から吊
り下げられており、ワイヤ３０のたわみを取るために、
約１０ｍピッチで配置されている。
【００１１】図３は、本発明の配管施工方法を実施した
建物の縦断面を表しており、天井部分のふところ高さＨ
１は７．５ｍ、天井までの室内高さＨ２は３．７ｍであ
る。吊りボルト１８及び吊り輪１６は、ワイヤ３０のた
わみを取るために必要な１０ｍ間隔程度で吊り下げられ
ており、一方冷媒配管１０は、ワイヤ３０から定形（市
販品）の支持金物（吊り金具）４０を用いて１ｍ以下の
間隔で吊り下げられている。市販品の支持金物４０の例
は、平成９年理工図書発行の「空調用冷媒配管設計・施
工技術ガイドブック」に図示されている。
建物の縦断面を表しており、天井部分のふところ高さＨ
１は７．５ｍ、天井までの室内高さＨ２は３．７ｍであ
る。吊りボルト１８及び吊り輪１６は、ワイヤ３０のた
わみを取るために必要な１０ｍ間隔程度で吊り下げられ
ており、一方冷媒配管１０は、ワイヤ３０から定形（市
販品）の支持金物（吊り金具）４０を用いて１ｍ以下の
間隔で吊り下げられている。市販品の支持金物４０の例
は、平成９年理工図書発行の「空調用冷媒配管設計・施
工技術ガイドブック」に図示されている。
【００１２】図３の例では、天井のふところ高さが大き
いため、インサート２０に吊りボルト１８をねじ込む作
業は困難な高所作業となるが、本発明の方法によれば従
来の吊り込み方式に比べてはるかに少ない回数で終了
し、長尺部材１８の数が激減する。ワイヤ３０から冷媒
配管１０を吊り下げる工程は、低い位置での作業になる
ので、安全で能率的な作業となり、本発明の方法によれ
ば全体として作業工数が大幅に低減され、安全性が高め
られる。
いため、インサート２０に吊りボルト１８をねじ込む作
業は困難な高所作業となるが、本発明の方法によれば従
来の吊り込み方式に比べてはるかに少ない回数で終了
し、長尺部材１８の数が激減する。ワイヤ３０から冷媒
配管１０を吊り下げる工程は、低い位置での作業になる
ので、安全で能率的な作業となり、本発明の方法によれ
ば全体として作業工数が大幅に低減され、安全性が高め
られる。
【００１３】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く、本発明の配管
施工方法によれば、長尺の吊り下げ部材が激減して高所
作業が大幅に削減され、作業性・安全性が著しく改善さ
れ、工期が短縮されて作業コストが低減する。また、配
管が熱収縮を起こした場合に、ワイヤが熱収縮分を吸収
するので、銅管が被覆から滑り出したり、スリーパーが
外れたりするようなトラブルが防止できる等、その技術
的効果には極めて顕著なものがある。
施工方法によれば、長尺の吊り下げ部材が激減して高所
作業が大幅に削減され、作業性・安全性が著しく改善さ
れ、工期が短縮されて作業コストが低減する。また、配
管が熱収縮を起こした場合に、ワイヤが熱収縮分を吸収
するので、銅管が被覆から滑り出したり、スリーパーが
外れたりするようなトラブルが防止できる等、その技術
的効果には極めて顕著なものがある。
【図１】本発明の配管施工方法を実施した建物内部の平
面図である。
面図である。
【図２】ワイヤの端末と中間での支持方法を表す側断面
図である。
図である。
【図３】本発明の配管施工方法を実施した建物内部の垂
直断面図である。
直断面図である。
１０ 配管 １２ Ｈ形鋼 １４ アンカー １６ 吊り輪 １８ 吊りボルト ２０ インサート ２２ ターンバックル ３０ ワイヤ ４０ 支持金物 ５０ 空調室内機
Claims (1)
- 【請求項１】 建物内の上階または屋根のスラブ下面か
ら配管を吊り下げて敷設する吊り込み施工方法におい
て、 配管のルートに沿ってあらかじめワイヤを張り渡し、ワ
イヤの両端を建物の建築部材に取り付け引張金具で引っ
張ると共に、ワイヤの中間部分をたるみが出ないような
間隔で吊り金具を用いて上階または屋根のスラブ下面か
ら吊り下げ、 このワイヤに定形の支持金物を用いて配管を吊り下げて
敷設することを特徴とする配管施工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32143998A JP3191098B2 (ja) | 1998-10-27 | 1998-10-27 | ワイヤによる配管施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32143998A JP3191098B2 (ja) | 1998-10-27 | 1998-10-27 | ワイヤによる配管施工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000130640A JP2000130640A (ja) | 2000-05-12 |
| JP3191098B2 true JP3191098B2 (ja) | 2001-07-23 |
Family
ID=18132580
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32143998A Expired - Fee Related JP3191098B2 (ja) | 1998-10-27 | 1998-10-27 | ワイヤによる配管施工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3191098B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103234080A (zh) * | 2013-05-08 | 2013-08-07 | 内蒙古兴泰建筑有限责任公司 | 一种管道综合排布共用支吊架施工方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111430068A (zh) * | 2020-04-01 | 2020-07-17 | 徐毕则 | 一种可塑性优良的电力电缆走线装置 |
-
1998
- 1998-10-27 JP JP32143998A patent/JP3191098B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103234080A (zh) * | 2013-05-08 | 2013-08-07 | 内蒙古兴泰建筑有限责任公司 | 一种管道综合排布共用支吊架施工方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000130640A (ja) | 2000-05-12 |
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