JP2996876B2 - インクジェット記録用キャストコート紙 - Google Patents
インクジェット記録用キャストコート紙Info
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Description
するインクジェット記録用紙に関し、特に高い印字品位
と優れたインク吸収性を得ることができるのみならず、
連続操業性にも優れたインクジェット記録用キャストコ
ート紙に関する。
機構によりインクの小滴を吐出し、記録用紙上に付着さ
せることにより、ドットを形成し記録を行うものである
が、ドットインパクトタイプの記録方式に比べて騒音が
なく、またフルカラー化が容易である上、高速印字が可
能であるなどの利点がある。一方、インクジェット記録
に使用されるインクは、通常直接染料や酸性染料などを
用いた水性インクであるため乾燥性が悪いという欠点が
ある。
られるインクジェット記録用紙に対して要求される特性
としては、インク乾燥速度が速いこと、印字濃度が
高いこと、インクの溢れや滲みがないこと、更に、
インクを吸収することにより用紙が波打ちしないこと等
が挙げられる。これらの特性を満たした高画質のインク
ジェット記録用紙を、キャストコート法により製造する
方法は既に提案されている(特開昭62−95285
号、同63−264391号、特開平2−274587
号、同5−59694号各公報等)。
とする顔料及び結着剤とからなる記録層を、未乾燥の湿
潤状態にあるうちに、加熱された鏡面仕上げ面に圧着し
て鏡面を写し取ると同時に乾燥させ、高光沢のキャスト
コート紙を得るものである。しかしながら、これらのキ
ャストコート紙における記録層の塗工量は、15〜30
g/m2 と高いので、塗工液中の水分量が極めて多量に
なり、従って、従来提案されている何れのキャストコー
ト製造法においても、塗工液中の多量の水分を塗工層側
から原紙を通して反対面側に抜き、蒸発乾燥させなけれ
ばならないために、生産性が極めて低いという欠点があ
った。
記の〜の点で連続操業性に劣るという欠点があっ
た。 :加熱された鏡面仕上げ面に圧着した紙が、該鏡面仕
上げ面から剥離する際、鏡面仕上げ面のドラム上に塗工
層が僅かに残り、経時で、ドラム上に汚れが堆積するた
め、ついには鏡面を写し取ることができなくなると同時
に、紙と鏡面仕上げ面のドラムとの剥離が重くなって紙
切れを生じる。そのため、操業を停止して、鏡面仕上げ
面のドラムの汚れを除去しなければならない。
の剥離性の持続に効果のある油性物質として、植物性硬
化油、植物性硫酸化油、燐酸トリブチル、キシレン、テ
ルペン、モノクロルベンゼン等が用いられるが(紙パ技
協誌,24巻,617頁(1970))、比表面積の大
きな合成シリカを顔料の主成分とするインクジェット記
録用キャストコート紙の場合には、塗工層が多孔質であ
るため吸油性が大きく、塗工乾燥中に、通常のキャスト
コート紙に比べて遙に速くドラム面上の油膜を吸収する
ため、紙と鏡面仕上げ面のドラム間との剥離が重くな
り、連続操業性が極端に低下する。
ては、坪量が低下するにしたがって生産性が低下する。
即ち、ドラム面から紙が剥離する時には紙にこわさが必
要であるが、低坪量の紙ではこのこわさが小さいのでド
ラムからの剥離角が大きくなる。このために剥離抵抗が
大きくなり、塗工層がドラム面に取られ易くなるので、
連続操業性が低下する。
トコート紙の場合、坪量が150g/m2 以下の場合に
比較的顕著となる。このため、従来は、紙中に添加する
顔料を減らすなど、少しでもこわさを上げる手段を講じ
ていたが、インクジェット適性の観点から、その手段に
は限度がある。即ち、原紙自体の吸水性が低い場合に
は、塗工後のインクジェット記録用キャストコート紙の
インク吸収性も低下する。従って、坪量が150g/m
2 以下の場合、記録性と連続操業性の両方に優れたイン
クジェット記録用キャストコート紙は未だ見い出されて
いない。
欠点を解決すべく鋭意検討した結果、特定の坪量と濾水
度を有すると共に、原紙の紙中填料量が、濾水度と特定
の関係の範囲にある原紙を使用することにより、インク
吸収性に優れると共に、製造時のドラム汚れが発生しに
くくなり、連続操業性が改善されることを見出し本発明
に到達した。従って、本発明の目的は、記録性と生産性
の両方に優れたインクジェット記録用キャストコート紙
を提供することにある。
原紙の少なくとも一方の面に、合成シリカを主成分とす
る顔料及び結着剤とからなる記録層を塗布し、該記録層
が湿潤状態にあるうちに加熱された鏡面仕上げ面に圧着
し、乾燥させてなるインクジェット記録用キャストコー
ト紙において、前記原紙が、坪量が80〜150g/m
2であって、濾水度が290〜450mlであると共
に、紙中の填料量が、 28−(濾水度/20)≦填料量(%)≦32−(濾水度/20) である原紙であることを特徴とする、インクジェット記
録用キャストコート紙によって達成された。
ェット記録用キャストコート紙とした場合に、連続操業
性の点で問題のあった、坪量が80〜150g/m2 の
ものが対象となる。本発明の原紙の濾水度は290〜4
50mlであることが必要であるが、これは、濾水度が
450ml以上となると、紙力が下がり、連続操業性が
低下する、一方、濾水度が290ml以下では、塗工層
のインク吸収性が低下するからである。尚、本発明にお
いては、特に、320〜420mlの濾水度を有する原
紙が好ましい。
(濾水度/20)重量%以下では塗工層のインク吸収性
が低下し、また、32−(濾水度/20)重量%以上で
は紙力が下がり連続操業性が低下する。尚、紙中填料量
は、特に、29−(濾水度/20)重量%〜31−(濾
水度/20)重量%の範囲であることが好ましい。原紙
に用いられるパルプは、濾水度以外は特に限定されず、
L材及びN材の化学パルプ、機械パルプ、古紙パルプの
中から適宜選択して使用することができるが、特に化学
パルプを使用することが好ましい。また、これらのパル
プを混合して使用することもできる。混合した時の濾水
度は、混合後のパルプ全体の濾水度を意味する。
ン、タルク、炭酸カルシウム、二酸化チタン等の、通常
抄紙に使用されるものの中から適宜選択して用いること
ができる。本発明で記録層に使用することのできる顔料
の主成分である合成シリカとは、一般に非晶質シリカ、
無定形シリカ、微粉シリカであるが、特に、BET比表
面積が200〜600m2 /gのものであることが好ま
しい。BET比表面積が200m2 /g未満ではインク
吸収性が低下したり、逆に600m2 /gより大きいと
連続操業性が低下することがある。合成シリカの顔料中
に占める割合は、40〜100重量%である。合成シリ
カと併用できる顔料としては、例えばカオリン、タル
ク、炭酸カルシウム、二酸化チタン、クレー、酸化亜
鉛、水酸化アルミニウム、アルミナ等が挙げられる。
は、酸化澱粉、エステル化澱粉等の澱粉類、カルボキシ
メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセ
ルロース誘導体、ポリビニルアルコール及びその誘導
体、ポリビニルピロリドン、カゼイン、ゼラチン、大豆
タンパク、スチレン−アクリル樹脂及びその誘導体、ス
チレン−ブタジエンラテックス、アクリルエマルジョ
ン、酢酸ビニルエマルジョン等が挙げられる。この結着
剤の配合量は、シリカ100重量部に対して、10重量
部から100重量部であることが好ましい。即ち、シリ
カの比表面積に応じて、結着剤の配合量の最適値は上記
の範囲で変化するが、原則として、シリカの結着が十分
であり、かつインク吸収性が阻害されない範囲の量であ
る限り、特に限定されるものではない。
は、通常、水系塗工液として調製される。この塗工液に
は、必要に応じて顔料分散剤、保水剤、増粘剤、消泡
剤、防腐剤、着色剤、耐水化剤、湿潤剤、蛍光染料、紫
外線吸収剤、カチオン性高分子電解質等を適宜添加する
ことができる。塗工方式としては、ブレードコーター、
エアナイフコーター、ロールコーター、ブラッシュコー
ター、キスコーター、スクイズコーター、カーテンコー
ター、バーコーター、グラビアコーター、コンマコータ
ー等の公知の塗工機を用いた塗工方法の中から適宜選択
して使用することができる。
つ十分なインク吸収性が得られる範囲で任意に調整する
ことができるが、片面当たり、固形分換算で5〜30g
/m2 であることが好ましく、特に、10〜25g/m
2 であることが好ましい。本発明における、塗工された
インクジェット記録層の乾燥は、記録層が未だ湿潤状態
にあるうちに、加熱された鏡面仕上げ面に圧着して行う
が、塗工層の湿潤状態には、塗工直後の未乾燥の状態、
及び凝固法を用いて塗工後の未乾燥時にゲル化させた状
態のみならず、塗工乾燥後に再湿潤液により可塑化させ
た状態も含まれる。
化させた状態で、加熱された鏡面仕上げ面に圧着するこ
とが好ましい。この場合の凝固法における凝固液に用い
る凝固剤としては、例えば、蟻酸、酢酸、クエン酸、酒
石酸、乳酸、塩酸、硫酸等の、カルシウム、亜鉛、バリ
ウム、鉛、マグネシウム、カドミウム、アルミニウム等
との各種の塩や、硫酸カリウム、クエン酸カリウム、硼
砂、硼酸等を使用することが一般的であるが、本発明に
おいては、特に蟻酸塩を使用することが好ましい。本発
明で用いる加熱した鏡面仕上げ面とは、通常100℃程
度に加熱された、鏡面加工された円筒外面を有するドラ
ムである。
コート紙は、高い印字品位と優れたインク吸収性を実現
することができるのみならず、従来問題であった、製造
時の連続操業性をも改善することができるので、生産性
にも優れている。
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
又、特に断らない限り、以下に記載する部及び%は、そ
れぞれ重量部及び重量%を示す。
方法及び評価基準は次の通りである。 (1)インク吸収性 カラーインクジェットプリンター(IO−725:シャ
ープ株式会社製の商品名)を用いて黒ベタを記録し、下
記の基準によって目視評価した。 1.記録後のインクが吸収される時間が3秒未満である
もの・・・・・・○ 2.記録後のインクが吸収される時間が3秒以上である
もの・・・・・・×
工長)を相対比較で評価した。数字は大きいほど連続操
業性に優れていることを示し、1.4以上で連続操業性
の効果が明らかである。また、実施例及び比較例で使用
した塗工液A〜C及び凝固液は、下記の様にして調製し
た。
カ(ミズカシルP−78F:水澤化学工業社製の商品
名)100部、結着剤としてポリビニルアルコール(P
VA117:クラレ株式会社製の商品名)25部及びカ
ゼイン(ラクチックカゼイン:ニュージーランド産の商
品名)25部、離型剤としてステアリン酸カルシウム
(ノプコートC−104:サンノプコ株式会社製の商品
名)2部の固形分組成からなる、濃度30%の水性塗工
液Aを調製した。
カ(サイロイド600:富士デヴィソン株式会社製の商
品名)45部及び軽質炭酸カルシウム(タマパール12
1:奥多摩工業株式会社製の商品名)55部、結着剤と
してスチレンブタジエンラバー(JSR−0801:日
本合成ゴム株式会社製の商品名)15部、ポリビニルア
ルコール(PVA117)20部、カゼイン20部、離
型剤としてステアリン酸カルシウム(ノプコートC−1
04)2部の固形分組成からなる、濃度30%の水性塗
工液Bを調製した。
カ(ミズカシルP−802:水澤化学工業株式会社製の
商品名)100部、結着剤としてスチレンブタジエンラ
バー(JSR−0801)25部及びカゼイン25部、
離型剤としてステアリン酸カルシウム(ノプコートC−
104)2部の固形分組成からなる、濃度30%の水性
塗工液Cを調製した。凝固液の調製 凝固剤として蟻酸カルシウム10%、耐水化剤としてポ
リエチレンイミン第4級アンモニウム塩を3%含有する
凝固液を調製した。
水度310mlのLBKP、及び軽質炭酸カルシウム
を、83/17(実施例1)及び86/14(比較例
1)並びに80/20(比較例2)(いずれも重量部)
の各配合比で配合し、サイズ剤(アルキルケテンダイマ
ー)0.05部、カチオン化澱粉1.0部、紙力増強剤
0.2部、歩留向上剤0.05部からなる抄紙原料を
0.03%の濃度に調製し、長網多筒式抄紙機にて抄紙
した。次いで、サイズプレス塗工により、澱粉を固形分
で2g/m2 塗工し、坪量109g/m2 の上質紙を得
た。顔料の塗布量を灰分の測定により求めたところ、実
施例1の場合が14.0%、比較例1の場合が11.5
%であり、比較例2の場合が17.0%であった。
塗工液Aを目標塗工量14g/m2として塗工した後、
凝固液をロールコーターで塗工して凝固処理を行い、塗
工層が湿潤状態にあるうちに、100℃に加熱されたキ
ャストドラムの鏡面に圧着して乾燥し、インクジェット
記録用キャストコート紙を製造した。
のLBKP、及び軽質炭酸カルシウムを、83/17
(比較例3)及び80/20(比較例4)(いずれも重
量部)の各配合比で配合した他は、実施例1と全く同様
にして長網多筒式抄紙機にて抄紙し、サイズプレス塗工
を経て、坪量109g/m2 の上質紙を得た。顔料の塗
布量を灰分の測定により求めたところ、比較例3の場合
が14.0%であり、比較例4の場合が17.0%であ
った。更に、これらの原紙に塗工液Aを実施例1と同様
に塗工、凝固処理した後、圧着乾燥し、インクジェット
記録用キャストコート紙を製造した。
較例6.濾水度350mlのLBKP、及び軽質炭酸カ
ルシウムを、86/14(実施例2)及び83/17
(実施例3)、89/11(比較例5)並びに80/2
0(比較例6)(いずれも重量部)の各配合比で配合し
た他は、実施例1と全く同様にして長網多筒式抄紙機に
て抄紙し、サイズプレス塗工を経て、坪量109g/m
2 の上質紙を得た。顔料の塗布量を灰分の測定により求
めたところ、実施例2の場合が11.5%及び実施例3
の場合が14.0%、比較例5の場合が9.0%並びに
比較例6の場合が17.0%であった。更に、これらの
原紙に塗工液Aを実施例1と同様に塗工、凝固処理した
後、圧着乾燥し、インクジェット記録用キャストコート
紙を製造した。
較例8.濾水度390mlのLBKP、及び軽質炭酸カ
ルシウムを、89/11(実施例4)及び86/14
(実施例5)、93/7(比較例7)並びに83/17
(比較例8)(いずれも重量部)の各配合比で配合した
他は、実施例1と全く同様にして長網多筒式抄紙機にて
抄紙し、サイズプレス塗工を経て、坪量109g/m2
の上質紙を得た。顔料の塗布量を灰分の測定により求め
たところ、実施例4の場合が9.0%、実施例5の場合
が11.5%、比較例7の場合が6.0%並びに比較例
8の場合が14.0%であった。更に、これらの原紙に
塗工液Aを実施例1と同様に塗工、凝固処理した後、圧
着乾燥し、インクジェット記録用キャストコート紙を製
造した。
濾水度430mlのLBKP、及び軽質炭酸カルシウム
を、89/11(実施例6)及び93/7(比較例9)
並びに86/14(比較例10)(いずれも重量部)の
各配合比で配合した他は、実施例1と全く同様にして長
網多筒式抄紙機にて抄紙し、サイズプレス塗工を経て、
坪量109g/m2 の上質紙を得た。顔料の塗布量を灰
分の測定により求めたところ、実施例6の場合が9.0
%、比較例9の場合が6.0%並びに比較例10の場合
が11.5%であった。更に、これらの原紙に塗工液A
を実施例1と同様に塗工、凝固処理した後、圧着乾燥
し、インクジェット記録用キャストコート紙を製造し
た。
mlのLBKP、及び軽質炭酸カルシウムを、93/7
(比較例11)及び89/11(比較例12)(いずれ
も重量部)の各配合比で配合した他は実施例1と全く同
様にして長網多筒式抄紙機にて抄紙し、サイズプレス塗
工を経て、坪量109g/m2 の上質紙を得た。顔料の
塗布量を灰分の測定により求めたところ、比較例11の
場合が6.0%及び比較例12の場合が9.0%であっ
た。更に、これらの原紙に塗工液Aを実施例1と同様に
塗工、凝固処理した後、圧着乾燥し、インクジェット記
録用キャストコート紙を製造した。
及び軽質炭酸カルシウムを83/17(重量部)の配合
比で配合した他は、実施例1と全く同様にして長網多筒
式抄紙機にて抄紙し、サイズプレス塗工を経て、坪量8
9g/m2 の上質紙を得た。顔料の塗布量を灰分の測定
により求めたところ、14.0%であった。更に、これ
らの原紙に塗工液Bを実施例1と同様に塗工、凝固処理
した後、圧着乾燥し、塗工量13.5g/m2 のインク
ジェット記録用キャストコート紙を製造した。
及び軽質炭酸カルシウムを89/11(重量部)の配合
比で配合した他は、実施例1と全く同様にして長網多筒
式抄紙機にて抄紙し、サイズプレス塗工を経て、坪量1
39g/m2 の上質紙を得た。顔料の塗布量を灰分の測
定により求めたところ、9.0%であった。更に、これ
らの原紙に塗工液Cを実施例1と同様に塗工、凝固処理
した後、圧着乾燥し、塗工量14.3g/m2 のインク
ジェット記録用キャストコート紙を製造した。
製造時のそれぞれの連続操業性及びインクジェット記録
用キャストコート紙のインク吸収性は表1に示した通り
である。
尚、連続操業性が1.4未満の場合を×、1.4以上の
場合を○として、表1の結果を綜合評価した結果を図1
に示す。
合評価した図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 原紙の少なくとも一方の面に、合成シリ
カを主成分とする顔料及び結着剤とからなる記録層を塗
布し、該記録層が湿潤状態にあるうちに加熱された鏡面
仕上げ面に圧着し、乾燥させてなるインクジェット記録
用キャストコート紙において、前記原紙が、坪量が80
〜150g/m2であって、濾水度が290〜450m
lであると共に、紙中の填料量が、 28−(濾水度/20)≦填料量(%)≦32−(濾水度/20) である原紙であることを特徴とする、インクジェット記
録用キャストコート紙。 - 【請求項2】 顔料中の合成シリカが40〜100重量
%である、請求項1に記載されたインクジェット記録用
キャストコート紙。 - 【請求項3】 合成シリカのBET比表面積が200〜
600m2/gである、請求項1又は2に記載されたイ
ンクジェット記録用キャストコート紙。
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---|---|---|---|
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