JP2996760B2 - 周回式緑化装置 - Google Patents
周回式緑化装置Info
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- JP2996760B2 JP2996760B2 JP3096414A JP9641491A JP2996760B2 JP 2996760 B2 JP2996760 B2 JP 2996760B2 JP 3096414 A JP3096414 A JP 3096414A JP 9641491 A JP9641491 A JP 9641491A JP 2996760 B2 JP2996760 B2 JP 2996760B2
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- Japan
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- box
- shelf
- nursery
- frame
- seedling raising
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- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、水稲、葉た
ばこ、野菜、花類、イチゴ等の栽培に用いられる周回式
緑化装置に関する。
ばこ、野菜、花類、イチゴ等の栽培に用いられる周回式
緑化装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、上述の緑化装置としては、例え
ば、出芽処理済みの育苗箱を出芽台車に多数段積重ねた
状態のまま育苗ハウス内部に設置した回転式緑化装置の
前部位置に走行移動して、同回転式緑化装置の回転フレ
ーム上に吊設された各箱載せ枠に育苗箱を夫々棚入れし
た後、同回転式緑化装置を駆動して回転フレームを周回
方向に低速回転させると共に、同回転フレーム上に吊設
された各箱載せ枠の周回位置を内周側と外周側とに順次
入れ替えながら回転して、これら各箱載せ枠に棚入れさ
れた各育苗箱を均一に緑化処理する回転式緑化装置があ
る。
ば、出芽処理済みの育苗箱を出芽台車に多数段積重ねた
状態のまま育苗ハウス内部に設置した回転式緑化装置の
前部位置に走行移動して、同回転式緑化装置の回転フレ
ーム上に吊設された各箱載せ枠に育苗箱を夫々棚入れし
た後、同回転式緑化装置を駆動して回転フレームを周回
方向に低速回転させると共に、同回転フレーム上に吊設
された各箱載せ枠の周回位置を内周側と外周側とに順次
入れ替えながら回転して、これら各箱載せ枠に棚入れさ
れた各育苗箱を均一に緑化処理する回転式緑化装置があ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の回転フ
レームに育苗箱を棚入れするのは人手によって行なって
いるので、育苗箱が多くなる程作業が大変煩わしく、重
労働な作業となる問題点を有している。
レームに育苗箱を棚入れするのは人手によって行なって
いるので、育苗箱が多くなる程作業が大変煩わしく、重
労働な作業となる問題点を有している。
【０００４】この発明は、上記問題に鑑み、育苗箱の棚
入れ作業の労力を低減して、作業性が向上し、処理能力
のアップを図ることができる周回式緑化装置の提供を目
的とする。
入れ作業の労力を低減して、作業性が向上し、処理能力
のアップを図ることができる周回式緑化装置の提供を目
的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明は、育苗ハウス
内部に多数の各箱載せ枠を一方向に周回移動する周回経
路を設け、上記周回経路上に張架した無端帯に、該無端
帯の長さ方向に所定間隔に隔てて各箱載せ枠を水平姿勢
に保持した状態のまま周回すべく吊設すると共に、上記
周回経路上に張架した無端帯を周回方向に回転する無端
帯周回手段を設け、前記箱載せ枠の周回経路に、該箱載
せ枠に対して育苗箱を棚入れする棚入れ位置を設定し、
上記棚入れ位置に、育苗台車に棚入れされた育苗箱を対
向する箱載せ枠に棚入れする棚差替え手段を設けた周回
式緑化装置であることを特徴とする。
内部に多数の各箱載せ枠を一方向に周回移動する周回経
路を設け、上記周回経路上に張架した無端帯に、該無端
帯の長さ方向に所定間隔に隔てて各箱載せ枠を水平姿勢
に保持した状態のまま周回すべく吊設すると共に、上記
周回経路上に張架した無端帯を周回方向に回転する無端
帯周回手段を設け、前記箱載せ枠の周回経路に、該箱載
せ枠に対して育苗箱を棚入れする棚入れ位置を設定し、
上記棚入れ位置に、育苗台車に棚入れされた育苗箱を対
向する箱載せ枠に棚入れする棚差替え手段を設けた周回
式緑化装置であることを特徴とする。
【０００６】
【作用】この発明は、周回経路に設定した棚入れ位置
で、棚差替え手段により育苗台車の育苗箱を対向する箱
載せ枠に棚入れし、これを順次繰返して多数の育苗箱を
対応する箱載せ枠に棚入れする。その後周回経路上の各
棚載せ枠を一方向に周回移動させて緑化処理する。
で、棚差替え手段により育苗台車の育苗箱を対向する箱
載せ枠に棚入れし、これを順次繰返して多数の育苗箱を
対応する箱載せ枠に棚入れする。その後周回経路上の各
棚載せ枠を一方向に周回移動させて緑化処理する。
【０００７】
【発明の効果】この発明によれば、各箱載せ枠に対する
育苗箱の棚入れは棚差替え手段により行なうので、人手
による作業は棚差替え手段に対する育苗台車の出し入れ
作業となり、これによって作業者の労力を低減すること
ができ、作業性を向上させることができる。
育苗箱の棚入れは棚差替え手段により行なうので、人手
による作業は棚差替え手段に対する育苗台車の出し入れ
作業となり、これによって作業者の労力を低減すること
ができ、作業性を向上させることができる。
【０００８】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は多数吊設した各箱載せ枠に出芽処理済み
の育苗箱を所定数棚入れした状態のまま周回経路に沿っ
て移動する周回式緑化装置を示し、図１及び図４に於い
て、この周回式緑化装置１は、播種プラント（図示省
略）から供給される育苗箱ａを各育苗台車２…に順次棚
入れした後、これら各育苗台車２…を育苗ハウス３内部
に形成したジャバラ式の出芽室４に所定期間保管して出
芽処理する。次に、出芽処理済みの各育苗台車２…を育
苗ハウス３内部に形成した緑化室５に走行移動して、同
緑化室５に並列設置した各周回式緑化装置１…の前部位
置に育苗台車２を順次供給すると共に、これら各位置に
設置した各棚差替え機６…を駆動して各育苗台車２…に
棚入れされた各育苗箱ａ…を各周回式緑化装置１…の周
回経路Ｂ上に多数吊設した各箱載せ枠７…に順次棚入れ
する。この後、各周回式緑化装置１…を駆動して多数吊
設した各箱載せ枠７…を水平姿勢に保持した状態のまま
周回経路Ｂに沿って周回移動させ、これら各箱載せ枠７
…に棚入れした各育苗箱ａ…を均一に緑化処理する。
述する。図面は多数吊設した各箱載せ枠に出芽処理済み
の育苗箱を所定数棚入れした状態のまま周回経路に沿っ
て移動する周回式緑化装置を示し、図１及び図４に於い
て、この周回式緑化装置１は、播種プラント（図示省
略）から供給される育苗箱ａを各育苗台車２…に順次棚
入れした後、これら各育苗台車２…を育苗ハウス３内部
に形成したジャバラ式の出芽室４に所定期間保管して出
芽処理する。次に、出芽処理済みの各育苗台車２…を育
苗ハウス３内部に形成した緑化室５に走行移動して、同
緑化室５に並列設置した各周回式緑化装置１…の前部位
置に育苗台車２を順次供給すると共に、これら各位置に
設置した各棚差替え機６…を駆動して各育苗台車２…に
棚入れされた各育苗箱ａ…を各周回式緑化装置１…の周
回経路Ｂ上に多数吊設した各箱載せ枠７…に順次棚入れ
する。この後、各周回式緑化装置１…を駆動して多数吊
設した各箱載せ枠７…を水平姿勢に保持した状態のまま
周回経路Ｂに沿って周回移動させ、これら各箱載せ枠７
…に棚入れした各育苗箱ａ…を均一に緑化処理する。
【０００９】上述の育苗台車２は、図２に示すように、
横長形状に形成した台車本体８の上面側両端部に支持枠
９，９を立設し、これら各支持枠９，９の対向面間に、
６箱分の各育苗箱ａ…を並列載置する形状寸法に形成し
た各棚枠１０…を上下等間隔に離間して５段棚入れす
る。すなわち、両端部に立設した支持枠９，９の対向面
側に、後述する箱載せ枠７の棚入れ間隔と対応する上下
間隔に隔てて５枚の棚受け板９ａを水平方向に平行して
夫々架設し、相対向する水平位置に架設した各棚受け板
９ａ，９ａ上に棚枠１０の両側端部に形成した各係止部
１０ａ，１０ａを夫々係合して棚入れする。
横長形状に形成した台車本体８の上面側両端部に支持枠
９，９を立設し、これら各支持枠９，９の対向面間に、
６箱分の各育苗箱ａ…を並列載置する形状寸法に形成し
た各棚枠１０…を上下等間隔に離間して５段棚入れす
る。すなわち、両端部に立設した支持枠９，９の対向面
側に、後述する箱載せ枠７の棚入れ間隔と対応する上下
間隔に隔てて５枚の棚受け板９ａを水平方向に平行して
夫々架設し、相対向する水平位置に架設した各棚受け板
９ａ，９ａ上に棚枠１０の両側端部に形成した各係止部
１０ａ，１０ａを夫々係合して棚入れする。
【００１０】前述の周回式緑化装置１は、図１に示すよ
うに、緑化室５の床部に形成した凹状設置部１１に支持
フレーム１２，１２を所定間隔に隔てて立設し、これら
各支持フレーム１２，１２の下部前後に大径スプロケッ
ト１３，１３を夫々軸受し、これら各支持フレーム１
２，１２の上部側に上下逆Ｕ字形のチェーンガイド１４
を夫々架設し、下部中央に上下逆Ｕ字形のチェーンガイ
ド１５を夫々架設し、下部前後に軸受した各大径スプロ
ケット１３，１３の下部外周上にＵ字形のチェーンガイ
ド１６，１６を夫々架設して、これら各支持フレーム１
２，１２上に取付けた各大径スプロケット１３，１３及
びチェーンガイド１４，１５，１６上に周回用チェーン
１７を夫々張架している。すなわち、一方の支持フレー
ム１２上に設置した減速機付き周回用モータ１８の駆動
力により、スプロケット１９，２０，２１，２２及びチ
ェーン２３，２４を介して各大径スプロケット１３…を
回転させ、両側部に張架した周回用チェーン１７，１７
を周回方向に同期回転して、これら各周回用チェーン１
７，１７間に多数吊設した各箱載せ枠７…を水平姿勢に
保持した状態のまま周回移動する。
うに、緑化室５の床部に形成した凹状設置部１１に支持
フレーム１２，１２を所定間隔に隔てて立設し、これら
各支持フレーム１２，１２の下部前後に大径スプロケッ
ト１３，１３を夫々軸受し、これら各支持フレーム１
２，１２の上部側に上下逆Ｕ字形のチェーンガイド１４
を夫々架設し、下部中央に上下逆Ｕ字形のチェーンガイ
ド１５を夫々架設し、下部前後に軸受した各大径スプロ
ケット１３，１３の下部外周上にＵ字形のチェーンガイ
ド１６，１６を夫々架設して、これら各支持フレーム１
２，１２上に取付けた各大径スプロケット１３，１３及
びチェーンガイド１４，１５，１６上に周回用チェーン
１７を夫々張架している。すなわち、一方の支持フレー
ム１２上に設置した減速機付き周回用モータ１８の駆動
力により、スプロケット１９，２０，２１，２２及びチ
ェーン２３，２４を介して各大径スプロケット１３…を
回転させ、両側部に張架した周回用チェーン１７，１７
を周回方向に同期回転して、これら各周回用チェーン１
７，１７間に多数吊設した各箱載せ枠７…を水平姿勢に
保持した状態のまま周回移動する。
【００１１】上述の箱載せ枠７は、図２及び図３に示す
ように、両側部に張架した周回用チェーン１７，１７の
対向面間に多数本の各支軸２５…を周回方向に対して所
定等間隔に隔てて架設し、これら各支軸２５…の両端部
に吊下げ板２６，２６を揺動可能に夫々垂設すると共
に、これら吊下げ板２６，２６の対向面間に、６箱分の
各育苗箱ａ…を並列載置する形状寸法に形成した各棚枠
１０…を上下等間隔に離間して５段棚入れする。すなわ
ち、両端部に垂設した吊下げ板２６，２６の対向面側
に、前述する育苗台車２の棚入れ間隔と対応する上下間
隔に隔てて５枚の棚受け板２６ａを水平方向に平行して
夫々架設し、相対向する水平位置に架設した各棚受け板
２６ａ，２６ａ上に棚枠１０の両側端部に形成した各係
止部１０ａ，１０ａを夫々係合して棚入れする。
ように、両側部に張架した周回用チェーン１７，１７の
対向面間に多数本の各支軸２５…を周回方向に対して所
定等間隔に隔てて架設し、これら各支軸２５…の両端部
に吊下げ板２６，２６を揺動可能に夫々垂設すると共
に、これら吊下げ板２６，２６の対向面間に、６箱分の
各育苗箱ａ…を並列載置する形状寸法に形成した各棚枠
１０…を上下等間隔に離間して５段棚入れする。すなわ
ち、両端部に垂設した吊下げ板２６，２６の対向面側
に、前述する育苗台車２の棚入れ間隔と対応する上下間
隔に隔てて５枚の棚受け板２６ａを水平方向に平行して
夫々架設し、相対向する水平位置に架設した各棚受け板
２６ａ，２６ａ上に棚枠１０の両側端部に形成した各係
止部１０ａ，１０ａを夫々係合して棚入れする。
【００１２】前述の棚差替え機６は、図１及び図２に示
すように、上述の周回式緑化装置１の前部位置に設定し
た走行経路Ｃと直交して各走行レール２７，２７を敷設
し、これら各走行レール２７，２７上に運搬台２８の下
面側に軸受した各車輪２９…を走行可能に係合して、同
運搬台２８の下部に固定した減速機付き走行用モータ３
０の駆動力により、装置前部に設定した走行経路Ｃと接
続される後退位置と、育苗台車２を箱載せ枠７に近接す
る前進位置とに運搬台２８を走行移動する。且つ、運搬
台２８の後部上面に、育苗台車２に棚入れした各棚枠１
０…の後方側端面と対向して移載用シリンダ３１，３１
を５段配設し、これら各移載用シリンダ３１…のピスト
ンロッド端部に棚枠１０の後方側端部を挾持するための
挾持アーム３２を夫々取付けている。すなわち、運搬台
２８を走行移動して育苗台車２の各棚受け板９ａ…と箱
載せ枠７の各棚受け板２６ａ…とを所定間隔に近接した
後、各移載用シリンダ３１…に取付けた各挾持アーム３
２…で各棚枠１０…の後方側端部を夫々挾持し、これら
各移載用シリンダ３１…を上段側又は下段側から順次作
動して、育苗台車２の各棚受け板９ａ…上又は箱載せ枠
７の各棚受け板２６ａ…上とに各棚枠１０…を水平移動
する。
すように、上述の周回式緑化装置１の前部位置に設定し
た走行経路Ｃと直交して各走行レール２７，２７を敷設
し、これら各走行レール２７，２７上に運搬台２８の下
面側に軸受した各車輪２９…を走行可能に係合して、同
運搬台２８の下部に固定した減速機付き走行用モータ３
０の駆動力により、装置前部に設定した走行経路Ｃと接
続される後退位置と、育苗台車２を箱載せ枠７に近接す
る前進位置とに運搬台２８を走行移動する。且つ、運搬
台２８の後部上面に、育苗台車２に棚入れした各棚枠１
０…の後方側端面と対向して移載用シリンダ３１，３１
を５段配設し、これら各移載用シリンダ３１…のピスト
ンロッド端部に棚枠１０の後方側端部を挾持するための
挾持アーム３２を夫々取付けている。すなわち、運搬台
２８を走行移動して育苗台車２の各棚受け板９ａ…と箱
載せ枠７の各棚受け板２６ａ…とを所定間隔に近接した
後、各移載用シリンダ３１…に取付けた各挾持アーム３
２…で各棚枠１０…の後方側端部を夫々挾持し、これら
各移載用シリンダ３１…を上段側又は下段側から順次作
動して、育苗台車２の各棚受け板９ａ…上又は箱載せ枠
７の各棚受け板２６ａ…上とに各棚枠１０…を水平移動
する。
【００１３】一方、棚差替え機６の運搬台２８上に走行
移動された育苗台車２と対応する高さ位置に、同育苗台
車２に対して水平となる高さ位置に停止される箱載せ枠
７の四隅部に沿って各昇降ガイド３３…を垂直方向に架
設し、これら各昇降ガイド３３…により箱載せ枠７を水
平姿勢に規制して、箱差替え時に於いて箱載せ枠７が前
後左右に揺れるのを防止する。
移動された育苗台車２と対応する高さ位置に、同育苗台
車２に対して水平となる高さ位置に停止される箱載せ枠
７の四隅部に沿って各昇降ガイド３３…を垂直方向に架
設し、これら各昇降ガイド３３…により箱載せ枠７を水
平姿勢に規制して、箱差替え時に於いて箱載せ枠７が前
後左右に揺れるのを防止する。
【００１４】図示実施例は上記の如く構成するものとし
て、以下、周回式緑化装置１による育苗箱ａの棚入れ動
作及び棚出し動作を説明する。先ず、図４に示すよう
に、播種処理済みの育苗箱ａを各育苗台車２…に多数棚
入れした状態のまま育苗ハウス３の出芽室４に所定期間
保管して出芽処理する。この後、出芽処理済みの各育苗
台車２…を出芽室４から順次搬出して、緑化室５に並列
設置した各周回式緑化装置１…の前部位置に育苗台車２
を１台ずつ走行移動させると共に、これら各位置に設置
した各棚差替え機６…を夫々駆動して、これら各育苗台
車２…に棚入れされた各棚枠１０…を各周回式緑化装置
１…の周回経路Ｂ上に吊設した各箱載せ枠７…に順次移
載する。
て、以下、周回式緑化装置１による育苗箱ａの棚入れ動
作及び棚出し動作を説明する。先ず、図４に示すよう
に、播種処理済みの育苗箱ａを各育苗台車２…に多数棚
入れした状態のまま育苗ハウス３の出芽室４に所定期間
保管して出芽処理する。この後、出芽処理済みの各育苗
台車２…を出芽室４から順次搬出して、緑化室５に並列
設置した各周回式緑化装置１…の前部位置に育苗台車２
を１台ずつ走行移動させると共に、これら各位置に設置
した各棚差替え機６…を夫々駆動して、これら各育苗台
車２…に棚入れされた各棚枠１０…を各周回式緑化装置
１…の周回経路Ｂ上に吊設した各箱載せ枠７…に順次移
載する。
【００１５】すなわち、図１に示すように、周回式緑化
装置１の周回用モータ１８を駆動して、周回経路Ｂ上に
吊設した箱載せ枠７を、棚差替え機６の運搬台２８上に
走行移動された育苗台車２に対して水平となる高さ位置
に回転停止し、同位置に架設した各昇降ガイド３３…に
より箱載せ枠７を水平姿勢に規制した後、棚差替え機６
の走行用モータ３０を駆動して、運搬台２８上に走行移
動された育苗台車２の各棚受け板９ａ…と、箱載せ枠７
の各棚受け板２６ａ…とを水平に近接する。
装置１の周回用モータ１８を駆動して、周回経路Ｂ上に
吊設した箱載せ枠７を、棚差替え機６の運搬台２８上に
走行移動された育苗台車２に対して水平となる高さ位置
に回転停止し、同位置に架設した各昇降ガイド３３…に
より箱載せ枠７を水平姿勢に規制した後、棚差替え機６
の走行用モータ３０を駆動して、運搬台２８上に走行移
動された育苗台車２の各棚受け板９ａ…と、箱載せ枠７
の各棚受け板２６ａ…とを水平に近接する。
【００１６】次に、図２に示すように、運搬台２８の各
移載用シリンダ３１…に取付けた各挾持アーム３２…で
育苗台車２に棚入れされた各棚枠１０…の後方側端部を
夫々挾持し、これら各移載用シリンダ３１…を作動し
て、育苗台車２から箱載せ枠７に各棚枠１０…を夫々水
平移動させ、出芽処理済みの育苗箱ａを各棚枠１０…に
棚入れした状態のまま箱載せ枠７に移載した後、各挾持
アーム３２…による挾持固定を解除して各移載用シリン
ダ３１…を復帰作動させる。以下同様にして、出芽処理
済みの育苗箱ａを各棚枠１０…に棚入れした状態のまま
各育苗台車２…から各箱載せ枠７…に順次移載し、周回
式緑化装置１の周回用モータ１８を駆動して、多数吊設
した各箱載せ枠７…を水平姿勢に保持した状態のまま周
回経路Ｂに沿って周回移動させ、これら各箱載せ枠７…
に多数棚入れした各育苗箱ａ…を均一に緑化処理する。
移載用シリンダ３１…に取付けた各挾持アーム３２…で
育苗台車２に棚入れされた各棚枠１０…の後方側端部を
夫々挾持し、これら各移載用シリンダ３１…を作動し
て、育苗台車２から箱載せ枠７に各棚枠１０…を夫々水
平移動させ、出芽処理済みの育苗箱ａを各棚枠１０…に
棚入れした状態のまま箱載せ枠７に移載した後、各挾持
アーム３２…による挾持固定を解除して各移載用シリン
ダ３１…を復帰作動させる。以下同様にして、出芽処理
済みの育苗箱ａを各棚枠１０…に棚入れした状態のまま
各育苗台車２…から各箱載せ枠７…に順次移載し、周回
式緑化装置１の周回用モータ１８を駆動して、多数吊設
した各箱載せ枠７…を水平姿勢に保持した状態のまま周
回経路Ｂに沿って周回移動させ、これら各箱載せ枠７…
に多数棚入れした各育苗箱ａ…を均一に緑化処理する。
【００１７】一方、緑化処理後に於いて、棚差替え機６
の運搬台２８上に空の育苗台車２を走行移動した後、周
回式緑化装置１の周回用モータ１８を駆動して、周回経
路Ｂ上に吊設した箱載せ枠７を、棚差替え機６の運搬台
２８上に走行移動した空の育苗台車２と水平となる高さ
位置に回転停止する。同時に、走行用モータ３０を駆動
して、運搬台２８上に走行移動された空の育苗台車２を
箱載せ枠７に近接した後、運搬台２８の各移載用シリン
ダ３１…を作動して、箱載せ枠７に棚入れした各棚枠１
０…の後方側端部を各移載用シリンダ３１…に取付けた
各挾持アーム３２…で夫々挾持する。これら各移載用シ
リンダ３１…を復帰作動して、緑化処理済みの育苗箱ａ
を各棚枠１０…に棚入れした状態のまま箱載せ枠７から
育苗台車２に移載した後、走行用モータ３０を駆動し
て、走行経路Ｃと接続される位置に運搬台２８を後退さ
せ、育苗台車２を走行移動して次の工程（図示省略）に
搬送供給する。以下同様にして、緑化処理済みの育苗箱
ａを各棚枠１０…に棚入れした状態のまま各箱載せ枠７
…から各育苗台車２…に順次移載する。
の運搬台２８上に空の育苗台車２を走行移動した後、周
回式緑化装置１の周回用モータ１８を駆動して、周回経
路Ｂ上に吊設した箱載せ枠７を、棚差替え機６の運搬台
２８上に走行移動した空の育苗台車２と水平となる高さ
位置に回転停止する。同時に、走行用モータ３０を駆動
して、運搬台２８上に走行移動された空の育苗台車２を
箱載せ枠７に近接した後、運搬台２８の各移載用シリン
ダ３１…を作動して、箱載せ枠７に棚入れした各棚枠１
０…の後方側端部を各移載用シリンダ３１…に取付けた
各挾持アーム３２…で夫々挾持する。これら各移載用シ
リンダ３１…を復帰作動して、緑化処理済みの育苗箱ａ
を各棚枠１０…に棚入れした状態のまま箱載せ枠７から
育苗台車２に移載した後、走行用モータ３０を駆動し
て、走行経路Ｃと接続される位置に運搬台２８を後退さ
せ、育苗台車２を走行移動して次の工程（図示省略）に
搬送供給する。以下同様にして、緑化処理済みの育苗箱
ａを各棚枠１０…に棚入れした状態のまま各箱載せ枠７
…から各育苗台車２…に順次移載する。
【００１８】このように育苗ハウス３の天井部及び側壁
部に沿って周回経路Ｂ上に吊設した各箱載せ枠７…を周
回移動させるので、従来例のように多数吊設された各箱
載せ枠７…の周回位置を入れ替えなくても、緑化に必要
とする日照量が得られ従来装置よりも採光性が向上す
る。且つ、これら各箱載せ枠７…に棚入れした各育苗箱
ａ…に日光が均等に当たるため、日照時間の不足による
生育障害を防止でき、多数棚入れされた各育苗箱ａ…を
均一に緑化して、緑化処理に要する時間を短縮すること
ができる。しかも、育苗ハウス３の天井部及び側壁部に
沿って周回経路Ｂを延長するだけで、装置を大型化する
こと無く箱載せ枠７の吊設台数と育苗箱ａの棚入れ数と
を増加させることができ、育苗ハウス３内部のスペース
を有効利用できると共に、装置の処理能力をアップする
ことができる。
部に沿って周回経路Ｂ上に吊設した各箱載せ枠７…を周
回移動させるので、従来例のように多数吊設された各箱
載せ枠７…の周回位置を入れ替えなくても、緑化に必要
とする日照量が得られ従来装置よりも採光性が向上す
る。且つ、これら各箱載せ枠７…に棚入れした各育苗箱
ａ…に日光が均等に当たるため、日照時間の不足による
生育障害を防止でき、多数棚入れされた各育苗箱ａ…を
均一に緑化して、緑化処理に要する時間を短縮すること
ができる。しかも、育苗ハウス３の天井部及び側壁部に
沿って周回経路Ｂを延長するだけで、装置を大型化する
こと無く箱載せ枠７の吊設台数と育苗箱ａの棚入れ数と
を増加させることができ、育苗ハウス３内部のスペース
を有効利用できると共に、装置の処理能力をアップする
ことができる。
【００１９】図５は育苗ハウス３の内壁面に沿って周回
経路Ｂを前後方向に延長した第２実施例の周回式緑化装
置１を示す。すなわち、育苗ハウス３の天井部及び側壁
部に沿って周回経路Ｂ上に吊設した各箱載せ枠７…を周
回移動させることで、上述の第１実施例と同様に各箱載
せ枠７…に棚入れされた各育苗箱ａ…の日照時間が一定
となり、これら各育苗箱ａ…を均一に緑化処理すること
ができる。
経路Ｂを前後方向に延長した第２実施例の周回式緑化装
置１を示す。すなわち、育苗ハウス３の天井部及び側壁
部に沿って周回経路Ｂ上に吊設した各箱載せ枠７…を周
回移動させることで、上述の第１実施例と同様に各箱載
せ枠７…に棚入れされた各育苗箱ａ…の日照時間が一定
となり、これら各育苗箱ａ…を均一に緑化処理すること
ができる。
【００２０】図６は育苗ハウス３の内壁面に沿って周回
経路Ｂを上下方向に延長した第３実施例の周回式緑化装
置１を示す。すなわち、育苗ハウス３の天井部及び側壁
部に沿って周回経路Ｂ上に吊設された各箱載せ枠７…を
周回移動させることで、前述の第１実施例と同様に各箱
載せ枠７…に棚入れされた各育苗箱ａ…の日照時間が一
定となり、これら各育苗箱ａ…を均一に緑化処理するこ
とができる。
経路Ｂを上下方向に延長した第３実施例の周回式緑化装
置１を示す。すなわち、育苗ハウス３の天井部及び側壁
部に沿って周回経路Ｂ上に吊設された各箱載せ枠７…を
周回移動させることで、前述の第１実施例と同様に各箱
載せ枠７…に棚入れされた各育苗箱ａ…の日照時間が一
定となり、これら各育苗箱ａ…を均一に緑化処理するこ
とができる。
【００２１】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の無端帯は、実施例の周回用チェー
ン１７と対応し、以下同様に、無端帯周回手段は、大径
スプロケット１３と、チェーンガイド１４，１５，１６
と、周回用モータ１８と、スプロケット１９，２０，２
１，２２と、チェーン２３，２４と対応し、 棚差替え手
段は、棚差替え機６に対応するも、この発明は、上述の
実施例の構成のみに限定されるものではない。
において、この発明の無端帯は、実施例の周回用チェー
ン１７と対応し、以下同様に、無端帯周回手段は、大径
スプロケット１３と、チェーンガイド１４，１５，１６
と、周回用モータ１８と、スプロケット１９，２０，２
１，２２と、チェーン２３，２４と対応し、 棚差替え手
段は、棚差替え機６に対応するも、この発明は、上述の
実施例の構成のみに限定されるものではない。
【００２２】例えば、播種プラント（図示省略）から供
給される播種処理済みの育苗箱ａを各育苗台車２…に順
次棚入れした後、これら各育苗台車２…を上下２段に積
重ねた状態のまま育苗ハウス３の出芽室４に所定期間保
管して出芽処理するもよい。
給される播種処理済みの育苗箱ａを各育苗台車２…に順
次棚入れした後、これら各育苗台車２…を上下２段に積
重ねた状態のまま育苗ハウス３の出芽室４に所定期間保
管して出芽処理するもよい。
【図１】 第１実施例の周回式緑化装置を示す側面構成
図。
図。
【図２】 棚差替え機の棚差替え動作を示す平面図。
【図３】 箱載せ枠の棚入れ状態を示す正面図。
【図４】 育苗ハウス内部の平面構成図。
【図５】 第２実施例の周回式緑化装置を示す周回経路
構成図。
構成図。
【図６】 第３実施例の周回式緑化装置を示す周回経路
構成図。
構成図。
ａ…育苗箱 Ｂ…周回経路 １…周回式緑化装置 ２…育苗台車 ３…育苗ハウス ４…出芽室 ５…緑化室 ６…棚差替え機 ７…箱載せ枠 １０…棚枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−43143（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−181731（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A01G 9/00
Claims (1)
- 【請求項１】育苗ハウス内部に多数の各箱載せ枠を一方
向に周回移動する周回経路を設け、上記周回経路上に張
架した無端帯に、該無端帯の長さ方向に所定間隔に隔て
て各箱載せ枠を水平姿勢に保持した状態のまま周回すべ
く吊設すると共に、 上記周回経路上に張架した無端帯を周回方向に回転する
無端帯周回手段を設け、前記箱載せ枠の周回経路に、該
箱載せ枠に対して育苗箱を棚入れする棚入れ位置を設定
し、 上記棚入れ位置に、育苗台車に棚入れされた育苗箱を対
向する箱載せ枠に棚入れする棚差替え手段を設けた 周回
式緑化装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3096414A JP2996760B2 (ja) | 1991-04-01 | 1991-04-01 | 周回式緑化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3096414A JP2996760B2 (ja) | 1991-04-01 | 1991-04-01 | 周回式緑化装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04304820A JPH04304820A (ja) | 1992-10-28 |
| JP2996760B2 true JP2996760B2 (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=14164314
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3096414A Expired - Lifetime JP2996760B2 (ja) | 1991-04-01 | 1991-04-01 | 周回式緑化装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2996760B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5314399B2 (ja) * | 2008-12-04 | 2013-10-16 | 大和ハウス工業株式会社 | 多段式栽培システム |
-
1991
- 1991-04-01 JP JP3096414A patent/JP2996760B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04304820A (ja) | 1992-10-28 |
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