JP2995773B2 - カメラの露出演算装置 - Google Patents

カメラの露出演算装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カメラの露出演算装置に関するものであ
る。なかでも35mm一眼レフレックスカメラに使用すると
より大きな効果が期待できるものである。
〔従来の技術〕
従来この種の装置としては、特公昭60−1603や特開昭
62−187832等があった。これらの装置は、測距用素子の
出力から輝度値を算出して、露出演算を行うものであっ
た。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の如き従来の技術においては、測光に兼用される
測距用素子の一部が主要被写体から外れた部分を測光し
たような場合、算出される露出値は適正な露出値から大
幅にずれる場合があった。これは、はみ出した部分が主
要被写体とは異なる部分を測光するため生ずるものであ
り、はみ出した部分が多い程、適正な露出値からのずれ
る量は大きくなりやすい。
本発明はこのような従来の問題点に鑑みてなされたも
ので、主要被写体からはみだした部分の大小に左右され
ることなく、適正な露出値を算出しうる露出演算手段を
提供することを目的とする。
〔課題を解決する為の手段〕
上記問題点の解決の為に、本発明では (i) 被写界からの光を受けて、該被写界の焦点検出
すべき焦点検出領域に対して焦点検出を行い、焦点検出
出力を発生する焦点検出手段と、 該焦点検出出力を用いて輝度値を算出し、該輝度値に
対応した輝度出力を発生する輝度算出手段と、 被写体及びカメラに関連した距離に関する情報を出力
する距離情報出力手段と、 該距離情報出力手段の出力に基づいて、該輝度出力の
中から主要被写体を含む焦点検出領域に対応する輝度出
力を露出演算に用いる輝度出力として選別する選別手段
と、 該選別手段によって選別された輝度出力を用いて露出
値を算出する露出演算手段と、 を有するようにカメラの露出演算装置を構成した。
〔作用〕
本発明においては、被写体及びカメラに関連した距離
に関する情報を用いて、測光に兼用する測距用光電変換
素子の出力の中から、露出演算に用いる輝度出力を選別
するようにした。
これにより主要被写体を含む焦点検出領域に対応する
光電変換素子の輝度出力の選別が可能になる。
従って主要被写体を重点的に測光し、主要被写体以外
のものによる影響を少なくすることが可能となる。
〔実施例〕
本発明の実施例を第1図により説明する。
第1図は本発明の実施例のブロック図である。
撮影レンズ1は被写界から光を受け、入射した光は撮
影レンズ1を通過し、公知の方法に従いハーフミラー
(不図示)により分割され、公知の方法に従う光学系
(不図示)を介して、一部は測光素子8へ、又他の一部
は焦点検出用の光電変換素子列群3へ到達し受光され
る。
レンズ内ROM2は撮影レンズ1の焦点距離f〔mm〕を記
憶しているROMである。
測光素子8は、被写体より発した光を受けて測光出力
を発生する、シリコンフォトダイオード(SPD)からな
る測光用の光電変換素子である。被写界を5領域に分割
し、それぞれに対応する5個の光電変換素子8a〜8eに分
割されている。5個の光電変換素子8a〜8eの画面上に対
応する位置は第4図に示す通りである。
測光回路9は測光素子8の5個の光電変換素子8a〜8e
からの測光出力を受け、それぞれの輝度値を算出し対応
する輝度出力を発生する。
測光手段(一部不図示)は測光素子8と測光回路9と
を主な構成部分とする。
光電変換素子列群3は焦点検出用である。対応する画
面上において横方向に配列された一対の光電変換素子列
3a,3bと、縦方向に配列された一対の光電変換素子列3c,
3dと合計4個の光電変換素子列から構成されている。そ
れぞれの光電変換素子列は複数の並列した電荷蓄積型光
電変換素子(CCD)(以下単に素子)からなっているア
レイである。
4個の光電変換素子列は撮影レンズ1を介して入射し
た光が、4個の十字状に配置された再結合レンズ(不図
示)を通過し結像する面に配置されている。このとき撮
影レンズ1の予定焦点面、即ち画面上における4個の光
電変換素子列の像は、横方向に配列された一対の光電変
換素子列3aと3b、縦方向に配列された一対の光電変換素
子列3cと3dがそれぞれ重なり合って、第4図に示される
如き十字の領域となり、この領域を測距することにな
る。これは特願63−170556において本出願人が開示した
発明と同様である。
焦点検出回路4には光電変換素子列群3を構成してい
る複数の各素子が受光して発生する光電変換出力が入力
される。通常、光電変換素子列群3の素子の数と同じ数
の光電変換出力が入力される。そして演算を行い焦点検
出する。
焦点検出手段(一部不図示)は光電変換素子列群3と
焦点検出回路4とを主要構成部分とする。
光電変換素子列群3からの出力は焦点検出回路4にお
いて焦点検出出力として発生し、焦点位置の情報とし
て、レンズ駆動手段5へ送られる。
レンズ駆動手段5の構成部分であるレンズ駆動モータ
ー(不図示)は焦点検出の結果に従い駆動され、撮影レ
ンズ1は検出され設定された合焦位置に移動する。
輝度算出手段11は、光電変換出力から輝度値を算出し
且つ対応する輝度値出力を発生する手段である。本実施
例においては各素子に所定量の電荷が蓄積されるに要す
る蓄積時間を検知して、蓄積電荷量を蓄積時間で除した
値より輝度値を算出する。この方法に関しては、上記方
法に限定されるものではなく、例えば所定時間内に蓄積
される電荷量を輝度値へ換算するようになしてもよい。
更に必要のある場合にはリファレンス手段(不図示)や
色温度測定手段(不図示)を設けて補正を行うこともで
きる。
選別手段12へは、焦点検出出力及び輝度算出手段11に
おいて算出された輝度値出力が入力される。
距離情報出力手段6は、撮影レンズ1が駆動され設定
された位置に対応する撮影距離、通常はカメラのアパー
チャー面から被写体までの距離x〔mm〕を撮影レンズ1
より、又撮影レンズ1の焦点距離f〔mm〕をレンズ内RO
M2よりそれぞれ入力する。ここで焦点距離f〔mm〕を距
離x〔mm〕で除す、除算を行って撮影倍率f/xを算出
し、撮影倍率に関する出力を選別手段12へ出力する。距
離情報としては上記のものに限られず、射出瞳距離等を
用いてもよい。
撮影シーン設定手段7は、撮影者が撮影シーンをポー
トレート、スポーツ、風景、接写、夕景・・・など様々
に設定する手段である。カメラはこの設定に従って、絞
りやシャッタースピード、露出値、画角等を制御する。
その設定の方法としては個別の電気式又は磁気式のカー
ド等を選択しカメラに挿入してそのシーンを設定するよ
うにしてもよいし、又カメラ本体に設けられた設定部材
を操作しそのシーンを選択して設定するようにしてもよ
い。この設定の結果を撮影シーン設定手段7は所定の信
号として出力し、選別手段12へ入力する。
姿勢検知手段10はカメラの姿勢、例えば横位置に構え
られたのか、縦位置に構えられたのかなどを、公知の縦
位置センサー等を用いて検出する。その結果は選別手段
12に入力する。
選別手段12は、距離情報出力手段6、撮影シーン設定
手段7及び姿勢検知手段10の各出力に基づいて、輝度換
算手段11から出力される複数の輝度値出力の中から輝度
値出力を選択抽出し、露出演算手段13に入力する。
露出演算手段13は、この選択された輝度値出力と、測
光回路9から出力される5個の光電変換素子8a〜eの出
力とを受けて適正露出値を演算し、露出制御手段14に出
力する。
露出制御手段14は、この適正露出値に基づいて、シャ
ッタ(不図示)と絞りと(不図示)を制御する。
次に、第2図(A)〜第2図(C)を用いて、本実施
例の演算過程を説明する。
ステップS1においてスタートしステップS2へ進む。
ステップS2においてでカメラの姿勢検知手段10の有無
の検知を行う。姿勢検知手段10が有の場合は、且つ該姿
勢検知手段10が作動可能状態にある必要がある。姿勢検
知手段10が無の場合は、該姿勢検知手段10を有していて
も非作動可能状態にある場合を含む。
ステップS2において無(もしくは非作動可能状態)と
検知された場合はステップS7へ進み、光電変換素子列群
3の中、第4図において横配列されている2個の光電変
換素子列3a,3bを選択し、S値を87に設定する。
光電変換素子列3a及び3bを構成している素子の数は同
一であり、S値は、配列している素子の数を表す値であ
る。又光電変換素子列3a及び3bの両素子列は画面上では
素子が一対一に対応し重なり合っている。そして画面上
左端より右端へ1〜S番の番号を順に付す。
S値を設定した後、ステップS8へ進む。
ステップS2において有(且つ作動可能状態)と検知さ
れた場合には、ステップS3へ進む。
ステップS3において、姿勢検知手段10からのカメラの
姿勢が縦位置か横位置かの情報を入力しステップS4へ進
む。
ステップS4において縦位置か横位置かの判別が行われ
る。縦位置と判断されたときはステップS5へ進む。
ステップS5において、光電変換素子列群3の中、第4
図において縦に配列されている2個の光電変換素子列3
c,3dを選択し、前述のS値を31に設定する。
光電変換素子列3c及び3dを構成している素子の数は同
一であり、S値は、配列している素子の数を表す値であ
る。又光電変換素子列3c及び3dの両素子列は画面上では
素子が一対一に対応し重なり合っている。そして画面上
上端より下端へ1〜S番の番号を順に付す。
S値を設定した後、ステップS8へ進む。
ステップS4において横位置と判断されたときはステッ
プS6へ進む。光電変換素子列群3の中、第4図において
横配列されている2個の光電変換素子列3a,3bを選択
し、S値を87に設定してステップS8へ進む。
ステップS8において、距離情報出力手段6から出され
る各種距離情報の中から、撮影レンズ1の焦点距離f
(mm)と撮影距離x(mm)との比である撮影倍率f/xを
入力してステップS9へ進む。
ステップS9において撮影シーン設定手段7の有無の判
別を行う。撮影シーン設定手段7の有の場合は、該手段
が設定された状態にある必要がある。撮影シーン設定手
段7の無の場合は、該手段がを有しても未設定の状態に
ある場合を含む。
有無の判別が無(もしくは未設定)の場合はステップ
S15へ進む。
ステップS15において、次の演算を行いW値を求め
る。
ここにW値は、適正な露出値を与えたい主要被写体
の、撮影レンズ1により結像した像の画面上における幅
に相当する値である。
例えば焦点距離50mmのレンズで5m先の被写体に合焦さ
せたときは、撮影倍率 f/x=50/5000 =1/100となり、 W=250×1/100 =2.5(mm)となる。
撮影シーン設定手段7が無(もしくは未設定)の場合
は、後述のポートレートシーンに設定されているときに
従う。この場合はポートレート撮影が多く、又ポートレ
ート撮影は最も露出の不適正を避けたいものだからであ
る。
ステップS15における演算が終了した後、ステップS16
へ進む。
有無の判別が有(且つ設定)の場合はステップS10へ
進む。
ステップS10において撮影シーンがポートレートシー
ンに設定されているか否かを見る。ポートレートシーン
が設定されているときはステップS12に進む。
ステップS12において次式によりW値を求める。
係数250は多数のポートレート撮影の結果を統計的に
処理して得られた適正範囲を定める数値である。
ポートレートシーンが設定されているときは、主要被
写体は主として人物であり且つ静止又はそれに近い状態
にある。従って被写体の幅を表すW値をかなり限定する
ことができる。
演算が終了したらステップS16に進む。
ステップS10において撮影シーンがポートレートシー
ンに設定されていないときはステップS11に進み、スポ
ーツシーンに設定されているか否かを見る。スポーツシ
ーンが設定されているときはステップS13に進む。
ステップS13において次式によりW値を求める。
係数400は多数のスポーツシーン撮影の結果を統計的
に処理して得られた適正範囲を定める数値である。
スポーツシーンが設定されているときは、主要被写体
は人物、動物、乗物等であり動きが速く且つ大きい状態
にある。従って被写体の幅を表すW値はポートレートシ
ーン設定のときより大きくするのが適当である。演算が
終了したらステップS16に進む。
ステップS11においてスポーツシーンが設定されてい
なときはステップS14に進む。
ステップS14においては風景シーンが設定され。
風景シーンが設定される場合は、主要被写体がその大
小や遠近より寧ろ画角の大きさによって測光領域を限定
する方が適当であることが、統計的に知られている。従
って倍率f/xを用いた選別によらず、対象とする光電変
換素子列の全素子1〜Sを設定するのが適当である。そ
こでステップS20に進む。
ステップS16において、選別手段12は、光電変換素子
列群3を構成する素子(第3図)の中でどの位置にある
素子(第3図)において最もピントズレ量が小さいか
を、即ち合焦に近いかを検知し、その位置の番号NCを読
み込む。NCは素子位置1〜Sの中から決定される。
一般に焦点検出を行うとき、光電変換素子列群3を構
成する素子(不図示)ごとにピントズレ量が得られる。
ピントズレ量が通常±50ミクロンの範囲にあるときは被
写体は合焦範囲にあるといい、0に最も近いとき合焦中
心にあるという。通常合焦中心に対応する位置に番号NC
が定められるが、追尾装置を有するカメラにおいては予
想合焦位置に定める場合がある。この場合には多く合焦
中心の位置が番号NCを定める基準となる。
番号NCの読み込みが終了したら、ステップS17へ進
む。
ステップS17において、所定幅としてW値0.5を定め、
W≧0.5であるか否かを判別する。
W=0.5は画面上で0.5mmに対応するものであり、焦点
距離50mmのレンズで5m先の人物の鼻の幅の程度に相当
し、これを所定幅とする。所定幅の意味は実際上意味の
ある最小幅である。
W≧0.5のときは、即ち主要被写体の幅が撮像面で所
定幅以上のときはステップS18へ進む。
W<0.5のときは、即ち主要被写体の幅が撮像面で所
定幅未満で測光領域として使うには狭い領域に過ぎると
きはステップS19へ進む。
次にステップS18〜S20において、光電変換素子列3a〜
dの測光に用いる素子群の一端の素子の番号NLと他端の
素子の番号NRとを演算する。例えば横配列においては第
3図(A)の如く、測光に用いる素子群の領域L1の左端
の素子の番号がNL右端の素子の番号がNR、縦配列におい
ては、第3図(B)の如く、測光に用いる素子群の領域
L2の上端の素子の番号がNL下端の素子の番号がNRのよう
な位置になる。
ステップS18においてNL、NRの値を下記の式により求
め、ステップS21へ進む。
ここにINT( )は、( )内の整数部分を意味する
演算記号である。
例えばポートレートシーンでf=50mm、x=3×103m
mのとき、 従って NL=NC−25 NR=NC+25 となり、NCを中心に両側に各25素子、合計51素子を光電
変換素子列群3の中の測光に用いる素子群とする。
又、例えばスポーツシーンでf=200mm、x=20×103
mmのとき、 従って NL=NC−15 NR=NC+15 となり、NCを中心に両側に各15素子、合計31素子を光電
変換素子列群3の中の測光に用いる素子群する。そし
て、ステップS21に進む。
又ステップS19において NL=NC−3 NR=NC+3 として、NCを中心に一律的に両側へ各3素子、合計7素
子を測光に用いる素子群とし、ステップS21に進む。
ステップS21においてNL<1のときはステップS22に進
み、ステップS22においてNL=1とし、ステップS23に進
む。
ステップS21においてNL≧1のときはステップS23に進
む。
ステップS23においてNR>SのときはステップS24に進
み、ステップS24においてNR=Sとし、ステップS25に進
む。
ステップS23においてNR≦SのときはステップS25に進
む。
ステップS21〜S24における処理は、NLやNRの値が計算
上1より小さく又はSを超え、光電変換素子列群3の範
囲からはみ出すことがあり、それを避けるための処理で
ある。
ステップS20では NL=1 NR=S として、選択された光電変換素子列3a〜dの配列の全て
を即ちカメラが横位置のときは光電変換素子列3a〜bの
各87個、横位置のときは光電変換素子列3c〜dの各31個
を測光に用いる素子群とする。風景シーンは一般に主要
被写体の画角が大きいから幅広く素子を用いる。
次にステップS25において、各光電変換素子列3a〜d
のS個の素子の蓄積時間T(I)を読み込み、ステップ
S26に進む。
ステップS26において C(I)=C0−Klog2T(I) なる式によって、各素子毎に輝度値への算出を行う。こ
こに、C0は換算定数、Kは換算係数である。
尚、ステップS25〜S26における輝度算出手段11におい
て蓄積荷電量及び蓄積時間から輝度値を算出する他の方
法として蓄積時間を一定に設定し、蓄積荷電量を読み込
むものもあるが、本実施例においては、蓄積時間T
(I)の読み込みの方法を取る。
露出演算手段13においてはステップS27において、下
記の式 によって選別された測光に用いる素子群の領域L1又はL2
の輝度値BCを算出しステップS28へ進む。ステップS28に
おいて、測光素子8から測光回路9を介し5個の測光輝
度値R(I)を読み込みステップS29へ進む。
ステップS29において、画面全体に対応する輝度値BR
を次式により算出し、 ステップS30へ進む。
ステップS30においてBR−BC≦2のときは、即ち画面
中央部と画面全体における輝度値の差が小さいときはス
テップS31へ進む。
ステップS31において輝度演算値Bを次式により算出
する。
即ち画面中央部と画面全体における輝度値の平均値を
とり、全画面の調和を図る。算出後、ステップS33へ進
む。
又たステップS30においてBR−BC>2のときは、即ち
画面中央部が画面全体に比べ明るさが2EVよりも暗いと
きはステップS32へ進む。
ステップS32において輝度演算値Bを次式により算出
する。
B=BC 即ち画面全体よりも画面中央部の輝度値に合わせ、全
画面中から主要被写体を特にくっきりとさせるため適正
露出に設定する。
露出演算手段13における演算はステップS31又はS32で
終了し、ステップS33へ進む。
ステップS33において最終的に輝度演算値Bを露出制
御手段へ出力して完了する。
〔発明の効果〕
以上の様に本発明において、被写体及びカメラに関連
した距離に関する情報を用いて、測光に兼用する測距用
光電変換素子の出力の中から、露出演算に用いる輝度出
力を選別するようになった。
又選別は主要被写体を含む焦点検出領域に対応する光
電変換素子の輝度出力を基準にして行うようになった。
従って本発明によれば、主要被写体を重点的に測光
し、主要被写体以外のものによる影響を少なくすること
が可能となった。
その結果、常に主要被写体に対する適正な露出を得る
ことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例のブロック図、 第2図(A)〜(C)は、本発明の実施例の演算過程を
詳細に表した図、 第3図(A)、(B)は光電変換素子列3a〜d上で、
NC、NL、NRの位置関係を表した図、 第4図は、画面と光電変換素子列群3との位置関係を表
す図である。 〔主要部分の符号の説明〕 1……撮影レンズ 2……レンズ内ROM 3……光電変換素子列群 3a〜d……光電変換素子列 4……焦点検出回路 5……レンズ駆動手段 6……距離情報出力手段 7……撮影シーン設定手段 8……測光素子 8a〜e……光電変換素子 9……測光回路 10……姿勢検知手段 11……輝度算出手段 12……選別手段 13……露出演算手段 14……露出制御手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−267620(JP,A) 特開 昭60−213931(JP,A) 特開 平1−202720(JP,A) 特開 昭62−35327(JP,A) 特開 昭62−255925(JP,A) 特開 平1−287639(JP,A) 特開 昭62−189445(JP,A) 特開 昭62−62335(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 7/28 G03B 7/20 G02B 7/28 - 7/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写界からの光を受けて、該被写界の測光
    すべき測光領域に対して輝度測定をおこない、測光領域
    輝度出力を発生する測光手段と、 前記測光領域の中で、かつ連続して形成された複数の素
    子によって焦点検出される領域に対して焦点検出を行
    い、焦点検出出力を発生する焦点検出手段と、 該各素子の出力を用いて前記測光領域輝度出力とは別に
    複数の焦点領域輝度値を算出し、該焦点領域輝度値に対
    応した複数の焦点領域輝度出力を発生する焦点領域輝度
    算出手段と、 被写体及びカメラに関連した距離に関する情報を出力す
    る距離情報出力手段と、 該距離情報出力手段の出力に基づいて、前記焦点領域輝
    度算出手段によって発生される焦点領域輝度出力の中か
    ら主要被写体を含む焦点検出領域に対応する焦点領域輝
    度出力を露出演算に用いる露出輝度出力として、選別す
    る選別手段と、 該選別手段によって選別された露出輝度出力を用いて露
    出値を算出する露出演算手段と、 を有することを特徴とするカメラの露出演算装置。
  2. 【請求項2】該距離に関する情報が撮影倍率であること
    を特徴とする請求項1のカメラの露出演算装置。
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