JP2995621B2 - 海洋深層水を使用した豆腐の製造方法及び同豆腐 - Google Patents
海洋深層水を使用した豆腐の製造方法及び同豆腐Info
- Publication number
- JP2995621B2 JP2995621B2 JP9208708A JP20870897A JP2995621B2 JP 2995621 B2 JP2995621 B2 JP 2995621B2 JP 9208708 A JP9208708 A JP 9208708A JP 20870897 A JP20870897 A JP 20870897A JP 2995621 B2 JP2995621 B2 JP 2995621B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tofu
- tank
- deep
- soymilk
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Beans For Foods Or Fodder (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は海面下300m以上
の深海から取水した海洋深層水をミネラル源として、ろ
過以外の物理的、化学的処理をすることなく未処理の状
態で豆腐製造のさいの豆乳や凝固剤中へ一定割合で混入
させて製造する豆腐の製造方法及びその製造された豆腐
に関する。
の深海から取水した海洋深層水をミネラル源として、ろ
過以外の物理的、化学的処理をすることなく未処理の状
態で豆腐製造のさいの豆乳や凝固剤中へ一定割合で混入
させて製造する豆腐の製造方法及びその製造された豆腐
に関する。
【0002】
【従来の技術】海水を使用した豆腐製造は沖縄などで行
われているが、海洋深層水を豆乳や凝固剤に添加して製
造することは全く行われていない。
われているが、海洋深層水を豆乳や凝固剤に添加して製
造することは全く行われていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】豆乳タンクに貯蔵する
さい、貯蔵時間が10分以上となると蛋白質が開き始め
て凝固不可能となるが、豆乳タンク内で豆乳を熟成させ
て凝固反応を遅らせることができればできるほど、豆腐
の「うま味」と「風味」を引き出すことができる。本発
明は上記問題点を解決するべく特殊な貯蔵タンクを使用
して「うま味」と「風味」に優れた豆腐が製造されるよ
うになしたものである。
さい、貯蔵時間が10分以上となると蛋白質が開き始め
て凝固不可能となるが、豆乳タンク内で豆乳を熟成させ
て凝固反応を遅らせることができればできるほど、豆腐
の「うま味」と「風味」を引き出すことができる。本発
明は上記問題点を解決するべく特殊な貯蔵タンクを使用
して「うま味」と「風味」に優れた豆腐が製造されるよ
うになしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、海面下300
m以上の深海から取水して化学的処理をしない未処理の
海洋深層水を、豆腐の一時貯留用タンク内と、凝固槽の
凝固剤中へ一定割合で混入することによって豆腐を製造
せんとするものであり、本発明では海洋深層水を豆乳タ
ンク内の豆乳に対し一定割合で混入させることにより豆
乳タンク内で豆乳の熟成を可能とし、且つ凝固反応を遅
らせて製造される豆腐に「うま味」や「風味」を引き出
させることができるものとなるのである。このさい、豆
乳タンク内へ混入させる海洋深層水は豆乳量の2%〜3
%の割合となすのが良く、且つ豆乳タンクは凡そ70℃
〜80℃の温度で保持されるようになすのであり、また
上記豆乳を凝固槽中で凝固させるさい凝固剤中には凡そ
50%程度の割合で海洋深層水を混入させるようにす
る。なお、製造される豆腐1丁(250g〜450g)
当り凡そ24g〜45g程度の海洋深層水が含まれてい
るようになしたものが、各種実験結果から食感や弾力性
などの点で優れていることが解った。
m以上の深海から取水して化学的処理をしない未処理の
海洋深層水を、豆腐の一時貯留用タンク内と、凝固槽の
凝固剤中へ一定割合で混入することによって豆腐を製造
せんとするものであり、本発明では海洋深層水を豆乳タ
ンク内の豆乳に対し一定割合で混入させることにより豆
乳タンク内で豆乳の熟成を可能とし、且つ凝固反応を遅
らせて製造される豆腐に「うま味」や「風味」を引き出
させることができるものとなるのである。このさい、豆
乳タンク内へ混入させる海洋深層水は豆乳量の2%〜3
%の割合となすのが良く、且つ豆乳タンクは凡そ70℃
〜80℃の温度で保持されるようになすのであり、また
上記豆乳を凝固槽中で凝固させるさい凝固剤中には凡そ
50%程度の割合で海洋深層水を混入させるようにす
る。なお、製造される豆腐1丁(250g〜450g)
当り凡そ24g〜45g程度の海洋深層水が含まれてい
るようになしたものが、各種実験結果から食感や弾力性
などの点で優れていることが解った。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は本発明で実施する装置例の
模式説明図である。1は本発明で使用する豆乳タンクで
あって、タンク本体は外槽1aと内装1bの二重槽とな
してある。2は内槽上辺部に設けたマンホール口、3は
内槽底面部に設けた攪拌羽根であって、軸4を内槽上辺
部に配設したモータ5の駆動で回動させるようになって
いる。6は槽内上部から底面部近くまで垂設させた活性
棒、7aは内槽上辺部に設けた豆乳流入管であり、該豆
乳流入管の途中には分岐管7bが設けてあって、後述す
る海洋深層水が注入されるようになっている。
模式説明図である。1は本発明で使用する豆乳タンクで
あって、タンク本体は外槽1aと内装1bの二重槽とな
してある。2は内槽上辺部に設けたマンホール口、3は
内槽底面部に設けた攪拌羽根であって、軸4を内槽上辺
部に配設したモータ5の駆動で回動させるようになって
いる。6は槽内上部から底面部近くまで垂設させた活性
棒、7aは内槽上辺部に設けた豆乳流入管であり、該豆
乳流入管の途中には分岐管7bが設けてあって、後述す
る海洋深層水が注入されるようになっている。
【0006】上記構成の内槽1bと外槽1aとの間には
隔壁板gを介入して内槽1bを取囲むジャケット8を形
成し、ジャケット8の外周には活性板9を取付けてあ
る。なお、10は内槽1bと外槽1aの底面部に配設し
てなるヒーター、11は水の流入口、12はドレン排出
口、13はスチーム導入管、14はオーバーフロー管で
あり、また15は温度計であって内槽1b周囲を常時7
0℃〜80℃の範囲に自動加温したジャケット8の温水
で保温するようになっている。16は豆乳の流出管であ
る。
隔壁板gを介入して内槽1bを取囲むジャケット8を形
成し、ジャケット8の外周には活性板9を取付けてあ
る。なお、10は内槽1bと外槽1aの底面部に配設し
てなるヒーター、11は水の流入口、12はドレン排出
口、13はスチーム導入管、14はオーバーフロー管で
あり、また15は温度計であって内槽1b周囲を常時7
0℃〜80℃の範囲に自動加温したジャケット8の温水
で保温するようになっている。16は豆乳の流出管であ
る。
【0007】このさい、活性体は医王石と磁鉱石を粒子
状に粉砕し、電気炉で凡そ700℃で燃焼させたのち一
定比率で混合した物質であり、有機体に対して生体活性
化を促進させる作用を有するのであり、これを板状にし
たものが活性板9であり、ステンレス管に装填したもの
が活性棒6である。
状に粉砕し、電気炉で凡そ700℃で燃焼させたのち一
定比率で混合した物質であり、有機体に対して生体活性
化を促進させる作用を有するのであり、これを板状にし
たものが活性板9であり、ステンレス管に装填したもの
が活性棒6である。
【0008】上記で活性体の物性構造はKMg25(Si
4O10),F2,Ca(HPO)4,(C6M10O5),S
iO2(AL2O3)4であり、またタンク容量500lに
対し活性板9は260mm×180mm×3mmの大き
さのものを4枚使用するのであり、活性棒6はφ30m
m×900mm〜120mmとなされるのである。
4O10),F2,Ca(HPO)4,(C6M10O5),S
iO2(AL2O3)4であり、またタンク容量500lに
対し活性板9は260mm×180mm×3mmの大き
さのものを4枚使用するのであり、活性棒6はφ30m
m×900mm〜120mmとなされるのである。
【0009】17は凝固槽であって、上記豆乳タンク内
の豆乳の一定量を流出管16から該槽内に受入れて凝固
させるのであり、凝固にさいしては別設の凝固剤タンク
18から同じく海洋深層水を混入させてなる凝固剤を適
宜適量注入すると共に、両者を図示しない攪拌器具で槽
内を一定時間攪拌させることにより凝固が行われるよう
にするのであり、あと凝固が完了すると図示しない成型
機で適宜大きさに切断されて製品化されるものとなる。
の豆乳の一定量を流出管16から該槽内に受入れて凝固
させるのであり、凝固にさいしては別設の凝固剤タンク
18から同じく海洋深層水を混入させてなる凝固剤を適
宜適量注入すると共に、両者を図示しない攪拌器具で槽
内を一定時間攪拌させることにより凝固が行われるよう
にするのであり、あと凝固が完了すると図示しない成型
機で適宜大きさに切断されて製品化されるものとなる。
【0010】上記説明の装置を使用して本発明に係る豆
腐を製造するにさいし、海洋深層水を豆乳タンク1に対
しては豆乳流入管7aに分設した分岐管7bから、流入
管7a内を流れる豆乳に対し図示しないポンプ手段を介
して一定量割合に混入されるようになすのであり、全体
的な混入割合は豆乳タンク内に於ける豆乳中に2%〜3
%の範囲となるようになされる。これに対し、凝固槽1
7内で凝固させるさいの凝固剤タンク18から流入させ
る凝固剤中にはにがり成分の凡そ半分(50%)程度に
海洋深層水を混入させるものとなしてある。
腐を製造するにさいし、海洋深層水を豆乳タンク1に対
しては豆乳流入管7aに分設した分岐管7bから、流入
管7a内を流れる豆乳に対し図示しないポンプ手段を介
して一定量割合に混入されるようになすのであり、全体
的な混入割合は豆乳タンク内に於ける豆乳中に2%〜3
%の範囲となるようになされる。これに対し、凝固槽1
7内で凝固させるさいの凝固剤タンク18から流入させ
る凝固剤中にはにがり成分の凡そ半分(50%)程度に
海洋深層水を混入させるものとなしてある。
【0011】本発明で使用する海洋深層水は海面下30
0m以上の深海から取水するのであり、通常海洋表層で
見られる風波とか表層温度変化に伴う対流、或は混合も
生じない環境下にある海水であって、今日地上で使用さ
れている核物質に起因する汚染の影響を受けていない。
しかも海水中の溶存有機物が非常に少なく、且つ微生物
的な観点から極めて清浄であるという特徴を有してい
る。水温は年間平均で10℃以下という低温であり、と
りわけ人体が必要とする多くの天然元素を含んでいる。
0m以上の深海から取水するのであり、通常海洋表層で
見られる風波とか表層温度変化に伴う対流、或は混合も
生じない環境下にある海水であって、今日地上で使用さ
れている核物質に起因する汚染の影響を受けていない。
しかも海水中の溶存有機物が非常に少なく、且つ微生物
的な観点から極めて清浄であるという特徴を有してい
る。水温は年間平均で10℃以下という低温であり、と
りわけ人体が必要とする多くの天然元素を含んでいる。
【0012】上記海洋深層中に含まれている生体の発育
上で必要な天然元素とはFe(鉄)、I(沃素)、Cu
(銅)、Mn(マンガン)、Zn(亜鉛)、Co(コバ
ルト)、Mo(モリブデン)、Se(セレン)、Cr
(クロム)、Sn(スズ)、V(バナジウム)、F(フ
ッ素),Si(ケイ素)、Ni(ニッケル)、As(ヒ
素)などであり、これらの元素が海洋深層水に全てバラ
ンス良く含まれていることが多年に亘る調査研究結果か
ら確かめられている。(高知県工業技術センター研究報
告書)
上で必要な天然元素とはFe(鉄)、I(沃素)、Cu
(銅)、Mn(マンガン)、Zn(亜鉛)、Co(コバ
ルト)、Mo(モリブデン)、Se(セレン)、Cr
(クロム)、Sn(スズ)、V(バナジウム)、F(フ
ッ素),Si(ケイ素)、Ni(ニッケル)、As(ヒ
素)などであり、これらの元素が海洋深層水に全てバラ
ンス良く含まれていることが多年に亘る調査研究結果か
ら確かめられている。(高知県工業技術センター研究報
告書)
【0013】本発明は以上の如き構成であって、豆乳タ
ンク1の使用は豆乳を該タンク1内で一定時間熟成させ
てそのマイルド化が図れるようにするためであり、且つ
そのさい2〜3%の割合で海洋深層水を混入させるよう
にすることは、凝固が促進されない状態でペーハー(P
H)を高めて豆腐の「うま味」や「風味」が引き出され
るようにするためである。
ンク1の使用は豆乳を該タンク1内で一定時間熟成させ
てそのマイルド化が図れるようにするためであり、且つ
そのさい2〜3%の割合で海洋深層水を混入させるよう
にすることは、凝固が促進されない状態でペーハー(P
H)を高めて豆腐の「うま味」や「風味」が引き出され
るようにするためである。
【0014】即ち、タンク内豆乳は次の凝固槽17で凝
固剤を投入して凝固させるに最適温度と目される75℃
前後(70℃〜80℃)の温度範囲に保持されるよう温
度計15で検知しながらヒーター10の自動制御が行わ
れるのであり、且つ槽底内には一部補助加熱手段として
ボイラーからの蒸気がスチーム導入管13を介して導入
されるようになっており、ジャケット8内が常に平均化
した温度で保持されるようになっている。斯くして、適
宜必要な時間の熟成を可能とするのである。
固剤を投入して凝固させるに最適温度と目される75℃
前後(70℃〜80℃)の温度範囲に保持されるよう温
度計15で検知しながらヒーター10の自動制御が行わ
れるのであり、且つ槽底内には一部補助加熱手段として
ボイラーからの蒸気がスチーム導入管13を介して導入
されるようになっており、ジャケット8内が常に平均化
した温度で保持されるようになっている。斯くして、適
宜必要な時間の熟成を可能とするのである。
【0015】なお、上記熟成時間に於ける保存中、攪拌
羽根3は豆乳と活性棒6との接触が多くなるように凡そ
30〜40回/分で回動されるようになっている。
羽根3は豆乳と活性棒6との接触が多くなるように凡そ
30〜40回/分で回動されるようになっている。
【0016】次に、上記豆乳タンク1内の豆乳は適宜バ
ルブmを開放し、流出管16から凝固槽17へ流入させ
るのであり、該槽内へ定量流入すると凝固剤タンク18
内の凝固剤をバルブnを開放してホースPから適当量注
入すると共に図示しない攪拌機を槽内に挿入して一定時
間攪拌したのち引揚げしめて放置することにより、凝固
させるのである。しかして、凝固が完了すると成型機に
より切断し、以後包装、ボイル殺菌、冷却、冷蔵、出荷
などの従来通りの工程が行われる。
ルブmを開放し、流出管16から凝固槽17へ流入させ
るのであり、該槽内へ定量流入すると凝固剤タンク18
内の凝固剤をバルブnを開放してホースPから適当量注
入すると共に図示しない攪拌機を槽内に挿入して一定時
間攪拌したのち引揚げしめて放置することにより、凝固
させるのである。しかして、凝固が完了すると成型機に
より切断し、以後包装、ボイル殺菌、冷却、冷蔵、出荷
などの従来通りの工程が行われる。
【0017】本発明で表層の海水に比べて無機栄養塩が
多く含まれている300m以上の深海に於ける海洋深層
水を、豆乳タンク内へ豆乳を一時的に貯蔵して熟成させ
るさいと、凝固槽に於ける凝固のさいの凝固剤中の2箇
所とで分けて混入させるようにすることは、前者のさい
の混入は豆乳タンク内での凝固反応を或る程度遅らせな
がら豆乳の熟成を図り、豆腐の「うま味」と「風味」が
引き出されるようにするためであり、後者のさいの凝固
剤中混入は従来の100%にがりを使用したものの「え
ぐ味」が残るものとなる点の問題点を解消し、豆腐の弾
力性とマイルド化に寄与せしめる上で著効を奏するもの
となるのである。
多く含まれている300m以上の深海に於ける海洋深層
水を、豆乳タンク内へ豆乳を一時的に貯蔵して熟成させ
るさいと、凝固槽に於ける凝固のさいの凝固剤中の2箇
所とで分けて混入させるようにすることは、前者のさい
の混入は豆乳タンク内での凝固反応を或る程度遅らせな
がら豆乳の熟成を図り、豆腐の「うま味」と「風味」が
引き出されるようにするためであり、後者のさいの凝固
剤中混入は従来の100%にがりを使用したものの「え
ぐ味」が残るものとなる点の問題点を解消し、豆腐の弾
力性とマイルド化に寄与せしめる上で著効を奏するもの
となるのである。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上の通り構成するものであっ
て、無機栄養塩が多く含まれ、且つ人間に必須な微量元
素やミネラルがバランス良く含まれ、また大腸菌や一般
細菌に汚染されていない海洋深層水を有効利用して栄養
性に非常に優れた豆腐を製造することができたものであ
る。特に「にがり」の量が従来の半分程度で済んでいる
ため、まろやかな風味とほのかな甘味のある食感にも優
れたものとなる。本発明者の数多の実験によれば前記海
洋深層水を直接添加すると豆乳のペーハー(PH)が高
くなり、凝固反応が早くなるため、図1に見られる如き
特殊タンクを使用し、且つ凝固槽との2箇所で一定比率
で2回に分けて海洋深層水を混入させることに想到して
品質性と栄養価値に優れた豆腐の安価で且つ効率の良い
製造に成功することのできたものである。
て、無機栄養塩が多く含まれ、且つ人間に必須な微量元
素やミネラルがバランス良く含まれ、また大腸菌や一般
細菌に汚染されていない海洋深層水を有効利用して栄養
性に非常に優れた豆腐を製造することができたものであ
る。特に「にがり」の量が従来の半分程度で済んでいる
ため、まろやかな風味とほのかな甘味のある食感にも優
れたものとなる。本発明者の数多の実験によれば前記海
洋深層水を直接添加すると豆乳のペーハー(PH)が高
くなり、凝固反応が早くなるため、図1に見られる如き
特殊タンクを使用し、且つ凝固槽との2箇所で一定比率
で2回に分けて海洋深層水を混入させることに想到して
品質性と栄養価値に優れた豆腐の安価で且つ効率の良い
製造に成功することのできたものである。
【0019】なお、本発明は数多の実験結果からでは前
記海洋深層水の豆腐1丁当り、即ち絹ごし豆腐、もめん
豆腐、たまご豆腐などの各種によって大きさに大小があ
るが、通常1丁当り250g〜450gの製品容量で2
5g〜45gの海洋深層水が含まれているようにするこ
とが、前記栄養価を損ねることなく且つ弾力性もあって
見栄えが良く、しかも取扱上も優れていることが解っ
た。
記海洋深層水の豆腐1丁当り、即ち絹ごし豆腐、もめん
豆腐、たまご豆腐などの各種によって大きさに大小があ
るが、通常1丁当り250g〜450gの製品容量で2
5g〜45gの海洋深層水が含まれているようにするこ
とが、前記栄養価を損ねることなく且つ弾力性もあって
見栄えが良く、しかも取扱上も優れていることが解っ
た。
【図1】本発明方法を実施する装置の一例を示す模式図
である。
である。
1 豆乳タンク 1a 外槽 1b 内槽 3 攪拌羽根 6 活性棒 7a 豆乳流入管 7b 海洋深層水の流入管 15 温度計 16 流入管 17 凝固槽 18 凝固剤タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A23L 1/20
Claims (3)
- 【請求項1】 海面下300m以上の深海から取水して
化学的処理をしない未処理の海洋深層水を、豆腐の一時
貯留用タンク内と、凝固槽の凝固剤中へ一定割合で混入
することにより製造されることを特徴とした海洋深層水
を使用した豆腐の製造方法。 - 【請求項2】 豆乳タンク内には投入量の2%〜3%の
割合で海洋深層水を混入し、該タンクを凡そ70℃〜8
0℃の温度に保持されるようなさしめると共に、凝固槽
の凝固剤中に凡そ50%程度の割合で海洋深層水を混入
して凝固させることを特徴とした請求項1記載の海洋深
層水を使用した豆腐の製造方法。 - 【請求項3】 海面下300m以上の深海から取水して
化学的処理をしない未処理の海洋深層水を、豆腐200
g〜450gに対し凡そ25g〜45g含ませて製造し
たことを特徴とする海洋深層水を使用した豆腐。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9208708A JP2995621B2 (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 海洋深層水を使用した豆腐の製造方法及び同豆腐 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9208708A JP2995621B2 (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 海洋深層水を使用した豆腐の製造方法及び同豆腐 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1132715A JPH1132715A (ja) | 1999-02-09 |
JP2995621B2 true JP2995621B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=16560774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9208708A Expired - Fee Related JP2995621B2 (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 海洋深層水を使用した豆腐の製造方法及び同豆腐 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2995621B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002302401A (ja) * | 2001-04-02 | 2002-10-18 | Okinawa Prefecture Deep Ocean Water Development Coop Society | 鮮度液及びその製造方法 |
CN1320861C (zh) * | 2003-04-03 | 2007-06-13 | 隋忠芳 | 海水豆腐的制作方法及海水豆腐 |
KR101153697B1 (ko) | 2009-01-18 | 2012-06-14 | 서희동 | 해양 심층수를 이용하여 두부를 만드는 방법 |
-
1997
- 1997-07-16 JP JP9208708A patent/JP2995621B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1132715A (ja) | 1999-02-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0414946B2 (ja) | ||
US4514433A (en) | Process for producing an aseptic packed tofu | |
US4828869A (en) | Process for the manufacture of packed aseptic soybean curd | |
CN108402187A (zh) | 一种豆腐制备工艺 | |
JP2995621B2 (ja) | 海洋深層水を使用した豆腐の製造方法及び同豆腐 | |
KR102144159B1 (ko) | 기능성 재제염 제조시스템 | |
KR100839082B1 (ko) | 염화마그네슘을 응고제로 사용한 천연두부제조방법 | |
US6042851A (en) | Process for producing packed tofu | |
US6235337B1 (en) | Soybean milk, soybean milk pack and process for producing the same and process for manufacturing tofu by using the same | |
JP4945820B1 (ja) | 植物由来の加工食品の製造方法および保存方法 | |
JP3436927B2 (ja) | 豆乳のインライン凝固装置 | |
JP4545432B2 (ja) | 品質の安定した海水塩と苦汁を効率的に製造する方法 | |
JP2005058088A (ja) | 牛乳を含有する豆腐の製造方法及び豆腐 | |
JP3481200B2 (ja) | 食品用液体塩 | |
KR101129662B1 (ko) | 활성수를 이용한 전두부의 제조방법 | |
JP2002364914A (ja) | 海洋深層水を利用した浴用システム | |
JPH072102B2 (ja) | 揚物用生地の製造方法 | |
TW201105246A (en) | Deep ocean water Tofu, and recipe and manufacturing method of the same | |
JP2004290086A (ja) | 電気透析処理した海水による豆腐の製造方法及び豆腐 | |
JP2002360203A (ja) | 高濃度豆腐及びその製造方法 | |
JPH0257157A (ja) | 豆乳及び豆腐の製造方法 | |
JP2004344057A (ja) | 卵白・豆乳食品および卵白・豆乳食品の製造方法 | |
JPH03123464A (ja) | 無菌豆腐の製造法 | |
JPH0583221B2 (ja) | ||
KR900009201B1 (ko) | 응유효소(clotting enzyme)와 난백액등을 이용한 두부상제품의 제조방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111029 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141029 Year of fee payment: 15 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |