JP2995279B2 - パイプ接続工具 - Google Patents

パイプ接続工具

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JP2995279B2
JP2995279B2 JP7076478A JP7647895A JP2995279B2 JP 2995279 B2 JP2995279 B2 JP 2995279B2 JP 7076478 A JP7076478 A JP 7076478A JP 7647895 A JP7647895 A JP 7647895A JP 2995279 B2 JP2995279 B2 JP 2995279B2
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宗紀 島田
眞一 松本
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株式会社スーパーツール
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  • Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水道管や土木工事用配
管等の接続及び分離に用いるパイプ接続工具に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、水道管や土木工事用配管等の接続
を行う工具として、例えば、チェーンを巻着することに
よってパイプに抱き付固定される第1,第2のクランプ
部材が設けられ、第1クランプ部材が軸体の一端に固定
される一方、第2クランプ部材が上記軸体に移動可能に
装着されて送り機構により軸体に沿って移動させられ、
かつこの移動方向が切換レバーにより切換可能に構成さ
れた工具が提案されている(実開平7−667号報)。
【0003】この工具によれば、第1、第2クランプ部
材が互いに離間した状態で、各クランプ部材がそれぞれ
接続すべき大小各パイプに抱き付き固定され、第2クラ
ンプ部材が第1クランプ部材に接近するように送り機構
が操作されることでパイプの接続が行われる。一方、接
続されているパイプを分離するには、第1、第2クラン
プ部材が互いに接近した状態で各クランプ部材が各パイ
プに抱き付き固定されるとともに、方向切換レバーが切
換えられ、第2クランプ部材が第1クランプ部材から離
間するように送り機構が操作される。
【0004】また、実公平1−37898号公報には、
アームによりパイプを掴持する第1、第2のクランプ部
材と、こられらの各ランプ部材を互いに接近させる方向
に移動させる油圧ポンプ及びチェーン等からなる作動機
構とを備えた工具が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
工具を作業性等の点で比較検討すると、それぞれ以下の
点で改善の余地がある。
【0006】すなわち、実開平7−667号報の工具で
は、チェーンをパイプに巻着することにより各クランプ
部材をパイプに固定するので、パイプの周囲に、チェー
ンを巻付けるための空間が要求されたり、パイプを持上
げた状態でチェーンを巻き付ける作業が要求される等、
パイプに工具を装着するための作業が煩雑である。
【0007】また、パイプの上部にセットされたクラン
プ手段に対して各パイプがチェーンの巻着力によって引
寄せられて固定されるので、接続すべきパイプの中心が
互いに上下方向にずれることになる。そのため、パイプ
の接続作業の際には、各パイプが拗れた状態で無理矢理
接続されることになり、スムーズな作業が望めないばか
りかパイプを傷める虞もある。
【0008】さらに、パイプの接続、分離の際に各パイ
プへの力の作用部分が各パイプの周方向の一部、具体的
には、パイプの上部だけであるため作業の際にパイプが
拗れ易いという問題がある。
【0009】一方、実公平1−37898号公報の工具
では、各パイプの上部に各クランプ部材をセットしてア
ームを閉じるだけで工具をパイプに装着することがで
き、また、各パイプへの力の作用部分が各パイプの周方
向複数部分にあるためパイプが拗れ難い。そのため、こ
れらの点において上述の工具(実開平7−667号報の
工具)よりも有利である。
【0010】しかし、この工具では接続されたパイプを
分離することができず、また、パイプの軸心を一致させ
てパイプを接続することも不可能である。さらに、油圧
ポンプを用いるために工具の構造が複雑である。
【0011】本発明は、これらの問題を解決するために
なされたものであり、パイプの接続及び分離作業を簡単
な構造で、より適切に行うことができるパイプ接続工具
を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るパイプ接
続工具は、パイプを挾持する複数の圧着部分を備えた一
対のクランプ手段と、上記パイプの両側部においてパイ
プの軸方向に延びる一対の軸体と、これらの軸体にそれ
ぞれ移動可能に装着される一対の移動部材と、移動部材
を上記軸体に沿って移動させる送り機構と、この送り機
構による移動部材の移動方向を切換える切換手段とが設
けられ、上記片方のクランプ手段が上記各軸体の端部に
取付けられる一方で、上記他方のクランプ手段が上記各
移動部材に取付けられるとともに、上記片方のクランプ
手段と軸体、および他方のクランプ手段と移動部材とが
それぞれ弾性部材を介して自在性を有する状態で取付け
られているものである。
【0013】請求項2に係るパイプ接続工具は、請求項
1記載のパイプ接続工具において、上記クランプ手段
が、パイプの上部および両側部に当接するように圧着部
分を備えた逆U字形状に構成されるとともに、パイプの
両側部に当接する圧着部分の側近において上記移動部材
に取付られるものである。
【0014】請求項3に係るパイプ接続工具は、請求項
1又は2記載のパイプ接続工具におて、上記各クランプ
手段が連結手段を介して連結され、この連結手段が水平
面上で上記パイプの軸方向と直交する方向の各クランプ
手段の相対的な移動を阻止するように構成されてなるも
のである。
【0015】請求項4に係るパイプ接続工具は、請求項
1乃至3記載のいずれかのパイプ接続工具において、上
記送り機構が、上記各軸体に形成されるラック歯と、上
記各移動部材に回転自在に軸支されて上記ラック歯に噛
合するピニオンと、各移動部材にそれぞれ回動自在に取
付けられる一対のハンドル部材と、これらハンドル部材
に設けられ、ハンドル部材の往復回動操作により上記ピ
ニオンと係合してピニオンを一方向に回転させるラチェ
ット部材とから構成されるとともに、上記ラチェット部
材に、上記ピニオンとそれぞれ係合して上記ピニオンの
正逆回転を可能とする一対のラチェット爪が設けられ、
いずれかのラチェット爪がピニオンと係合するように上
記ラチェット部材が揺動可能に設けられることにより上
記切換手段が構成されたものである。
【0016】請求項5に係るパイプ接続工具は、請求項
4記載のパイプ接続工具において、上記各ハンドル部材
が一体操作可能に連結されてなるものである。
【0017】
【作用】上記請求項1記載のパイプ接続工具によれば、
送り機構により各クランプ手段が互いに離間位置に配置
された状態で工具がパイプにセットされる。次いで、各
クランプ手段によって接続すべき大小各パイプが掴持さ
れ、この状態で、各クランプ手段が互いに接近するよう
に上記送り機構が操作されることによりパイプの接続が
行われる。一方、パイプの分離が行われる場合には、各
クランプ手段が互いに接近した状態で工具がパイプに装
着される。そして、上記切換手段が切換えられて、各ク
ランプ手段が互いに離間するように上記送り機構が操作
されることによりパイプの分離が行われる。
【0018】この際、上記工具では、片方のクランプ手
段と軸体、および他方のクランプ手段と移動部材がそれ
ぞれ弾性部材を介して取付けられているため、各クラン
プ手段の相対的な上下左右方向へのずれが許容され、こ
れによって各パイプの軸心を互いに一致させた状態でパ
イプの接続を行うことが可能となる。
【0019】上記請求項2記載のパイプ接続工具によれ
ば、各クランプ手段により各パイプを跨ようにパイプ上
部に工具を載置し、この状態で各クランプ手段によりパ
イプを挾持するだけで簡単に工具をパイプに装着するこ
とが可能となる。また、作業時には、パイプを引張る力
がパイプの両側部に作用するので、これにより作業時の
パイプの拗れが抑制される。
【0020】上記請求項3記載のパイプ接続工具によれ
ば、水平面上で上記軸方向と直交する方向の各クランプ
手段の相対的な移動が阻止されることで、この方向への
各クランプ手段の相対的な不用なずれに伴う各パイプの
拗れが防止される。
【0021】上記請求項4記載の発明によれば、いわゆ
るラチェット機構を用いた簡単な構成で移動部材を軸体
に沿って移動させることが可能となる。
【0022】上記請求項5記載の発明によれば、両移動
部材を軸体に沿って完全同時に移動させることが可能と
なる。
【0023】
【実施例】本発明の実施例について図面を用いて説明す
る。
【0024】図1は、本発明に係るパイプ接続工具の一
例を示す斜視図である。同図に示すようにパイプ接続工
具10は、一対の軸体12と、各軸体12の端部に亘っ
て固定される第1クランプ手段14と、各軸体12に移
動可能に装着される移動部材18と、この移動部材18
を移動させるための送り機構と、各移動部材18に亘っ
て固定される第2クランプ手段16とを備えた構成とな
っている。
【0025】上記軸体12は、鋼製の棒材で、その上面
部にはラック歯13が螺設されている。本実施例におい
ては、図5に示すように、ラック歯13の溝部13aが
外側(同図では左右両側)に向かって適度に傾斜するよ
うに形成されており、これによって泥等の目詰まりが生
じ難いようになっている。
【0026】上記第1、第2クランプ手段14,16
は、接続、あるいは分離すべきパイプを掴持するもの
で、各クランプ手段14,16は、基本的には同一の構
成となっている。従って、以下の説明において共通する
部分については同一の符号を付して説明することにす
る。
【0027】各クランプ手段14、16には、上記軸体
12の軸方向(以下、単に軸方向という)と直交する方
向(水平面上で直交する方向:以下、左右方向という)
に配置される一対のアーム20が設けられ、これらの各
アーム20の上端部が中央リンク22の左右両端部に軸
支されている。中央リンク22には、挾持ハンドル30
によって回転操作されるボルト28が螺着されるととも
に、このボルト28の先端(図1では下端)が中央リン
ク22の下方に突出して上部圧着体(圧着部分)24に
回転自在に、かつ離脱不能な状態に取付けられている。
この上部圧着体24の左右にはフランジ部が突設され、
このフランジ部と上記各アーム20の中間やや上端寄り
の箇所に亘ってそれぞれリンク26が軸支されている。
【0028】また、各クランプ手段14,16の各アー
ム20の下端部には、左右に相対向して一対の側部圧着
体(圧着部分)32が回転自在に軸支されている。
【0029】このように構成された第1、第2クランプ
手段14,16によれば、各ボルト28が回転操作され
ることにより、図2の実線及び一点鎖線に示すように、
各アーム20が左右に開閉され、これにより上部圧着体
24の下面及び各側部圧着体32の各2点の合計5点で
もってパイプが掴持されるようになっている。この際、
側部圧着体32がアーム20に対して回転することで、
径の異なるパイプを掴持する場合であっても確実にパイ
プを掴持し得るようになっている。また、詳しく図示し
ていないが、上部圧着体24及び各側部圧着体32のパ
イプへの当接面には適宜凹凸が形成されており、これに
よって各クランプ手段14,16とパイプとの滑りを防
止してパイプを確実に掴持し得るようになっている。
【0030】ところで、上記各クランプ手段14,16
の各アーム20には、上記側部圧着体32の直上方の位
置にそれぞれ取付部21が設けられており、上記第1ク
ランプ手段14がこれらの取付部21において各軸体1
2の端部に取付固定される一方、上記第2クランプ手段
16が各取付部21において各移動部材18に取付固定
されるようになっている。
【0031】具体的に説明すると、上記第1クランプ手
段14の各取付部21には、図3に示すように軸方向に
貫通する取付孔21aが形成されており、この取付孔2
1aに対してその軸方向両側からゴム等の弾性材料から
なるブッシュ(弾性部材)34がそれぞれ挿入されると
ともに、これらの各ブッシュ34に金属製のカラー36
が付設されている。そして、上記軸体12の端部に形成
された細軸部分12aがブッシュ34及びカラー36を
貫通するように取付孔21aに挿入され、この細軸部分
12aの先端部にボルトが螺着されることによって第1
クランプ手段14が軸体12の端部に取付固定されてい
る。
【0032】一方、上記第2クランプ手段16の各取付
部21には、取付孔21bが形成されており、この取付
孔21bに対してその軸方向両側からゴム等の弾性材料
からなるブッシュ(弾性部材)35がそれぞれ挿入され
ている。そして、後述する移動部材18に形成された軸
部50がブッシュ35を貫通するように取付孔21bに
挿入され、この軸部50の後端部に固定ボルト52が螺
着されることにより第2クランプ手段16が移動部材1
8に取付固定されている。
【0033】また、上記各クランプ手段14,16にお
いては、図1に示すように、上記第1クランプ手段14
の上部圧着体24にガイド棒25が突設され、このガイ
ド棒25が第2クランプ手段16の上部圧着体24に穿
設された長孔27に挿入されるようになっている。この
長孔27は、ガイド棒25の軸方向及び上下方向の移動
のみを許容するように形成されていて、これにより作業
中に各クランプ手段14、16が左右方向へ相対的にず
れることがないようになっている。つまり、上部圧着体
24に設けられる上記ガイド棒25および長孔27によ
り本発明の連結手段が構成されている。
【0034】上記各移動部材18は、図3に示すように
筒状に形成されており、この筒部に上記軸体12が挿通
されることによって軸体12に装着されるとともに、送
り機構によってこの軸体12に沿って移動するようにな
っている。なお、軸体12の端部(図2では左側端部)
には抜け止めボルトが螺着され、これにより移動部材1
8が軸体12から離脱することがないようになってい
る。
【0035】移動部材18の後方端部(図3では左側端
部)には、軸部50が設けられており、上記第2クラン
プ手段16がこの軸部50に取付固定されている。な
お、第2クランプ手段16の具体的な取付け構造は既に
説明したのでここでは説明を省略する。
【0036】上記送り機構は、各軸体12に形成された
ラック歯13と、移動部材18の先端部(図2では右側
端部)に回転自在に軸支されてラック歯13と噛合する
ピニオン40と、ピニオン40の支持軸上に固定される
回動体42と、この回動体42に揺動自在に取付けられ
るラチェット部材44と、上記回動体42に連結される
操作ハンドル46とから構成されている。
【0037】上記ラチェット部材44には、同図に示す
ように上記ピニオン40と係合可能な一対のラチェット
爪44a,44bが形成されており、ラチェット部材4
4の揺動に応じていずれかのラチェット爪44a,44
bがピニオン40と係合し得るようになっている。ま
た、上記回動体42には、適度の付勢力でもってラチェ
ット部材44を押圧する付勢部材43が設けられてお
り、これによってラチェット部材44の不用な揺動が阻
止されて、ラチェット爪44a,44bがピニオン40
に係合した状態が保持されるようになっている。
【0038】そして、この送り機構によれば、ラチェッ
ト爪44a、44bのいずれかがピニオン40と係合す
るようにラチェット部材44が揺動操作され、この状態
で上記操作ハンドル46が往復回動操作されることによ
り移動部材18を軸体12に沿って前進、あるいは後退
させるようになっている。そして、この移動部材18の
移動により第2クランプ手段16を第1クランプ手段1
4に対して接近、あるいは離間させるようになってい
る。
【0039】具体的には、ラチェット爪44aがピニオ
ン40と係合するようにラチェット部材44が切換えら
れた図3の実線に示す状態では、操作ハンドル46の往
復回動操作によってピニオン40が時計回り(同図の実
線矢印方向)に回転し、これによって移動部材18とこ
れに取付けられた第2クランプ手段16とが一体に上記
第1クランプ手段14に接近する方向(実線矢印方向)
に移動する。一方、ラチェット爪44bがピニオン40
と係合するようにラチェット部材44が切換えられた同
図の二点鎖線に示す状態では、操作ハンドル46の往復
回動操作によってピニオン40が反時計回り(同図の二
点鎖線矢印方法)に回転し、これによって第2クランプ
手段16が上記第1クランプ手段14から離間する方向
(二点鎖線矢印方向)に移動するようになっている。な
お、本実施例において第2クランプ手段16と第1クラ
ンプ手段14の移動は相対的なものであるが説明の便宜
上、上述のように表現する。
【0040】上記送り機構において、上記操作ハンドル
46は図1に示すように把持部46aと、この把持部4
6aに連結される左右一対の脚部46bとから構成され
ており、各脚部46bの下端部が各移動部材18の回動
体42に連結されている。これにより、各送り機構の一
体操作を可能として各移動部材18を軸体12に沿って
同時に移動させ得るようになっている。つまり、脚部4
6bにより本発明のハンドル部材が構成されており、上
記のように各脚部46bが把持部46aに連結されるこ
とにより各脚部46bが一体操作されるようになってい
る。
【0041】各脚部46bは、その上端部がそれぞれ把
持部46aの軸47に支持されており、この軸47回り
に回転することによって左右方向に開閉可能となってい
る。また、各脚部46bの下端部は筒状に形成され、こ
の筒部内に上記回動体42が挿入された状態で脚部46
bと回動体42とがボルトナットによって連結されてい
る(図3参照)。この構造において、脚部46bの筒部
内径は回動体42の外径よりも適度に大きく形成されて
おり、これによって脚部46bが回動体42に対して適
度に左右方向に揺動し得るようになっている。
【0042】なお、上記移動部材18には、さらに上記
ピニオン40の側方にストッパー爪48が設けられてお
り、このストッパー爪48が、上記送り機構のピニオン
40と係合してピニオン40の回転を阻止する係止位置
(図4の実線に示す位置)と、ピニオン40と非係合状
態となる解除位置(図4の二点鎖線に示す位置)とに亘
って回動可能に支持されている。
【0043】次に、以上のように構成されたパイプ接続
工具10の作用について図6を用いて説明する。
【0044】上記パイプ接続工具10を用いてパイプP
a(大径パイプ)とパイプPb(小径パイプ)を接続す
るには、先ず、パイプ接続工具10の各クランプ手段1
4,16のアーム20を開いた状態にし、かつ各クラン
プ手段14,16を互いに離間した位置にセットしてお
く。なお、接続する各パイプPa、Pbについては、予
めパイプPbに挿入寸法を示すマークを付すとともに、
その外周面に接着材を塗布し、パイプPbをパイプPa
の挿入口に適度に挿入した状態としておく。
【0045】そして、同図に示すように、第2クランプ
手段16の各アーム20でパイプPbを、第1クランプ
手段14の各アーム20でパイプPaをそれぞれ跨ぐよ
うにパイプ接続工具10を各パイプPa,Pbの上部に
セットし、上記ボルト28を回転操作して各クランプ手
段14,16のアーム20を開じてパイプPa,Pbを
各クランプ手段14,16によって掴持する。
【0046】次に、上記第2クランプ手段16が第1ク
ランプ手段14に接近するように上記送り機構のラチェ
ット部材44を操作したうえで、上記把持部46aを把
持して操作ハンドル46を往復回動操作する。これによ
り、第2クランプ手段16が第1クランプ手段14に接
近させられ、パイプPbが徐々にパイプPaに挿入され
ることになる。
【0047】そして、パイプPaに対してパイプPbを
所定寸法だけ挿入したら、上記ストッパー爪48を係止
位置にセットしてピニオン40の回転を阻止し、この状
態で接着材を乾燥させるために数分間だけパイプ接続工
具10と各パイプPa,Pbをそのまま放置する。すな
わち、このようにピニオン40の回転を阻止することで
第2クランプ手段16の移動が阻止され、放置期間中に
パイプPbの挿入寸法が変化することがないようになっ
ている。
【0048】こうして接着材が乾燥してパイプPaとパ
イプPbの接続が完了したら、各クランプ手段14,1
6の各アーム20を開き、パイプ接続工具10を各パイ
プPa,Pbの上方に取外すことで、パイプ接続工具1
0によるパイプの接続作業が終了する。
【0049】ところで、上記パイプ接続工具10では、
各クランプ手段14,16によって径の異なるパイプを
それぞれ単独で掴持すると、各パイプの軸心が上下方向
にずれるため(図2参照)、パイプPa,Pbの軸心を
互いに一致させてパイプの接続作業を行うには、各クラ
ンプ手段14,16を上下方向に相対的に移動させるこ
とが必要となる。従って、このパイプ接続工具10によ
れば、上述のように第1クランプ手段14の各アーム2
0と軸体12が弾性材料からなるブッシュ34を介して
連結されるとともに、第2クランプ手段16のアーム2
0と移動部材18が同じく弾性材料からなるブッシュ3
5を介して連結され、これによって第1クランプ手段1
4のアーム20と軸体12の間、および第2クランプ手
段14のアーム20と移動部材18の間に自在性が持た
せられるようになっているので、極端に表すと、図7に
示すように各クランプ手段14,16を上下方向へ相対
的に移動させて各パイプPa,Pbの軸心を一致させる
ことができる。
【0050】しかし、このように各クランプ手段14,
16を上下方向に相対的に移動させると、同図に示すよ
うに軸体12が傾斜し、これにより第2クランプ手段1
6が第1クランプ手段14に接近させられるに伴い移動
部材18が軸体12に沿って上方(図7で上方)に移動
することになる。
【0051】そのため、軸心を一致させた状態でパイプ
Pa,Pbの接続が行われる一方で移動部材18の移動
に伴い第2クランプ手段16が上方に移動するという現
象が生じ、これによりパイプPaや移動部材18に負荷
がかかることになる。
【0052】しかし、この場合にも上述のように第2ク
ランプ手段16のアーム20と移動部材18とがブッシ
ュ35を介して連結されているために、第2クランプ手
段16が移動部材18と一体に上方に移動させられるこ
とはなく、第2クランプ手段16の高さが一定に保たれ
たまま第2クランプ手段16が第1クランプ手段14に
接近させられる。そのため、パイプPaや移動部材18
に負荷がかかることなくスムーズにパイプの接続が行わ
れる。
【0053】また、各クランプ手段14,16によりパ
イプPa,Pbを掴持する場合には、図8に示すように
第2クランプ手段16から第1クランプ手段14に向か
って軸体12がハ字状に開くことになるため、第2クラ
ンプ手段16の移動が不能となることが懸念されるが、
この場合も、第2クランプ手段16のアーム20と移動
部材18とがブッシュ35を介して連結されているため
に、第2クランプ手段16のアーム20の間隔を一定に
保持しつつ、持移動部材18を軸体12に沿ってハ字状
に移動させることができ、これによって第2クランプ手
段16によってパイプPaを掴持したまま第2クランプ
手段16を第1クランプ手段14に接近させることがで
きる。
【0054】このように、上記パイプ接続工具10にお
けるパイプの接続作業によれば、パイプ接続工具10の
機構部分等に無理な荷重を与えることなく各パイプP
a、Pbの軸心を一致させてパイプの接続を行うことが
できる。そのため、パイプを傷めることなくスムーズに
パイプの接続を行うことができる。
【0055】また、上記パイプ接続工具10では、各ク
ランプ手段14,16が、各側部圧着体32の近傍にお
いて軸体12、あるいは移動部材18に取付けられ、主
にパイプの両側部に対してパイプを引張る力が作用する
ことになるため、作業時のパイプの拗れを抑えてパイプ
を接続することができる。
【0056】以上はパイプ接続工具10によりパイプP
aとパイプPbを接続する例について説明したが、上記
パイプ接続工具10によれば互いに接続されたパイプP
aとパイプPbを分離することもできる。以下、この例
について簡単に説明する。
【0057】パイプ接続工具10によりパイプの分離作
業を行う場合には、先ず、パイプ接続工具10の各クラ
ンプ手段14,16のアーム20を開いた状態にし、か
つ各クランプ手段14,16を互いに接近した位置にセ
ットしておく。
【0058】そして、第2クランプ手段16の各アーム
20をパイプPbに、第1クランプ手段14の各アーム
20をパイプPaにそれぞれ対応させてパイプ接続工具
10を各パイプPa,Pbの上部にセットし、ボルト2
8を回転操作して各クランプ手段14,16のアーム2
0を閉じてパイプPa,Pbを各クランプ手段14,1
6によって掴持するようにする。
【0059】次に、上記第2クランプ手段16が第1ク
ランプ手段14から離間するように上記送り機構のラチ
ェット部材44を操作したうえで、上記把持部46aを
把持して操作ハンドル46を往復回動操作するようにす
る。これにより、第2クランプ手段16が第1クランプ
手段14から離間させられ、これに応じてパイプPbが
徐々にパイプPaから分離されることになる。
【0060】このようなパイプの分離作業においても、
パイプを傷めることなくスムーズにパイプを分離させる
ことができる。
【0061】なお、上記パイプ接続工具10は、本発明
に係るパイプ接続工具の一実施例であって、その具体的
な構造は本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能
である。
【0062】例えば、上記パイプ接続工具10におい
て、操作ハンドル46及び各クランプ手段14,16の
ボルト28を図9に示すように構成することもできる。
【0063】すなわち、上記操作ハンドル46の把持部
46aに代えてソケット52を設け、このソケット52
にレンチ54を着脱自在に挿入し得るようにするととも
に、上記ボルト28に代えて六角ボルトの頭部に一対の
L字型の突起29aを設けたボルト29を採用する。そ
して、パイプ接続工具10をパイプに装着する際には、
上記突起29aを利用してボルト29を回転させて各ク
ランプ手段14,16のアーム20を開閉してパイプを
掴持するともに、レンチ54をソケット52から取外
し、このレンチ54によりボルト29を本締めしてパイ
プを強固に掴持するようにする。そして、パイプの接
続、あるいは分離作業時には、レンチ54をソケット5
2に挿入し、このレンチ54を把持して操作ハンドル4
6を操作するようにする。これによればレンチ54を取
外すことでパイプ接続工具10をコンパクトに収納する
ことができるとともに、レンチ54を用いることでパイ
プを強固に掴持することができるという利点がある。
【0064】また、上記パイプ接続工具10では、第1
クランプ手段14の上部圧着体24にガイド棒25を突
設し、このガイド棒25を第2クランプ手段16の上部
圧着体24に形成された長孔27に挿入することで、各
クランプ手段14,16の左右方向のずれを阻止するよ
うにしているが、例えば、第1クランプ手段14の上部
圧着体24に上記長孔27と同型の長孔を形成し、各上
部圧着体24の長孔に亘ってガイド棒を離脱しないよう
に挿入するように構成してもよい。
【0065】なお、上記パイプ接続工具10において
は、操作ハンドル46が把持部46aと、これに開閉可
能に連結される左右一対の脚部46bとから構成されて
いるが、これは、パイプサイズに応じて各クランプ手段
14,16のアーム20が開閉され、これに伴い軸体1
2の間隔が変更される場合にも各移動部材18の送り機
構を同時に操作し得るようにするための工夫であり、従
って、この機能を果たし得る構造であれば上記操作ハン
ドル46以外の構造であっても構わない。
【0066】但し、上記操作ハンドル46のような構造
を採用する場合には、上述のように各脚部46bを回動
体42に対して適度に左右方向に揺動し得るように連結
することが重要となる。すなわち、上記のような各クラ
ンプ手段14,16の構造では、各クランプ手段14,
16のアーム20が閉じられると各軸体12のラック歯
形13の形成面が互いに若干外側(図2で左右外側)を
向き、逆に、アーム20が開かれると各軸体12のラッ
ク歯形13の形成面が互いに若干内側を向くことにな
る。そして、回動体42もこれと一体に左右に振れるた
め、脚部46bと回動体42を上述のような状態で連結
していない場合には、回動体42の回動が不能となり、
これによりパイプ接続工具10を適正に作動できない虞
があるためである。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のパイプ接
続工具によれば、片方のクランプ手段と軸体、および他
方のクランプ手段と移動部材がそれぞれ弾性部材を介し
て取付けられているため、各クランプ手段を上下左右に
相対的にずらすことができ、これによって各パイプの軸
心を一致させてパイプの接続を行うことが可能となる。
従って、パイプの接続作業の際に拗れた状態で各パイプ
を無理矢理接続するようなことがなくなり、スムーズに
パイプの接続作業を行うことができ、これによりパイプ
の損傷等を防止することができる。また、切換手段によ
り移動部材の移動方向を切換えることができるので、単
一の工具で、しかも簡単な操作でパイプの接続及び分離
作業を行うことができる。
【0068】また、このような構成において、パイプの
上部および両側部に当接するように圧着部分を備えた逆
U字形状のクランプ手段を構成し、このクランプ手段
を、パイプの両側部の圧着部分の側近において上記移動
部材に取付けるようにすれば、パイプに対して工具を容
易に装着することができるとともに、作業時には、主に
パイプの両側部にパイプを引張る力が作用するので、パ
イプの拗れをより効果的に防止することができる。
【0069】また、水平面上で上記パイプの軸方向と直
交する方向の各クランプ手段の相対的な移動を阻止する
ようにすれば、この方向への各クランプ手段の不用なず
れに伴う各パイプの拗れを防止することができる。
【0070】さらに、各クランプ部材を作動せるための
機構をいわゆるラチェット機構を用いて構成すれば、比
較的簡単な構成でもって、各クランプ部材を作動させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパイプ接続工具の一例を示す斜視
図である。
【図2】本発明に係るパイプ接続工具を示す図1におけ
るA矢視図(一部断面図)である。
【図3】本発明に係るパイプ接続工具を示す図2におけ
るIII−III断面図である。
【図4】ストッパー爪を切換えた状態を示す図3に対応
する図である。
【図5】軸体の断面図である。
【図6】パイプにパイプ接続工具を装着した状態を示す
側面略図である。
【図7】パイプ接続作業時のパイプ接続工具の状態を極
端に表現した側面模式図である。
【図8】パイプ接続作業時のパイプ接続工具の状態を極
端に表現した平面模式図である。
【図9】パイプ接続工具の変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 パイプ接続工具 12 軸体 13 ラック歯 14 第1クランプ手段 16 第2クランプ手段 18 移動部材 20 アーム 22 中央リンク 24 上部圧着体 26 リンク 28 ボルト 30 挾持ハンドル 32 側部圧着体 34,35 ブッシュ 46 操作ハンドル 46a 把持部 46b 脚部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプを挾持する複数の圧着部分をそれ
    ぞれ備えた一対のクランプ手段と、上記パイプの両側部
    においてパイプの軸方向に延びる一対の軸体と、これら
    の軸体にそれぞれ移動可能に装着される一対の移動部材
    、移動部材を上記軸体に沿って移動させる送り機構
    と、送り機構による移動部材の移動方向を切換える切換
    手段とが設けられ、上記片方のクランプ手段が上記各軸
    体の端部に取付けられる一方、上記他方のクランプ手段
    が上記各移動部材に取付けられるとともに、上記片方の
    クランプ手段と軸体、および他方のクランプ手段と移動
    部材がそれぞれ弾性部材を介して自在性を有する状態
    取付けられていることを特徴とするパイプ接続工具。
  2. 【請求項2】 上記クランプ手段は、パイプの上部およ
    び両側部に当接するように圧着部分を備えた逆U字形状
    に構成されるとともに、パイプの両側部に当接する圧着
    部分の側近において上記移動部材に取付けられることを
    特徴とする請求項1記載のパイプ接続工具。
  3. 【請求項3】 上記各クランプ手段は連結手段を介して
    連結され、この連結手段が水平面上で上記パイプの軸方
    向と直交する方向の各クランプ手段の相対的な移動を阻
    止するように構成されることを特徴とする請求項1又は
    2記載のパイプ接続工具。
  4. 【請求項4】 上記送り機構は、上記各軸体に形成され
    るラック歯と、上記各移動部材に回転自在に軸支されて
    上記ラック歯に噛合するピニオンと、各移動部材にそれ
    ぞれ回動自在に取付けられる一対のハンドル部材と、
    れらハンドル部材に設けられ、ハンドル部材の往復回動
    操作により上記ピニオンと係合してピニオンを一方向に
    回転させるラチェット部材とから構成されるとともに、
    上記ラチェット部材に、上記ピニオンとそれぞれ係合し
    て上記ピニオンの正逆回転を可能とする一対のラチェッ
    ト爪が設けられ、いずれかのラチェット爪がピニオンと
    係合するように上記ラチェット部材が揺動可能に設けら
    れることにより上記切換手段が構成されたことを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載のパイプ接続工
    具。
  5. 【請求項5】 上記各ハンドル部材が一体操作可能に連
    結されてなることを特徴とする請求項4記載のパイプ接
    続工具。
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