JP2995187B1 - 半導体発光素子 - Google Patents
半導体発光素子Info
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Abstract
子歪みが極めて小さく、短波長から長波長にわたって良
好な発光特性が得られる半導体発光素子を実現すること
にある。 【解決手段】 本発明による半導体発光素子は、絶縁性
の単結晶基板(1)と、この基板(1)の上側に形成さ
れ、GaNから成る第1導電型の第1のクラッド層
(3)と、この第1のクラッド層(3)の上側に形成し
た真性半導体材料の活性層(4)と、この活性層(4)
の上側に形成され、GaNから成る第2導電型の第2の
クラッド層(7)と、前記第1及び第2のクラッド層に
それぞれ電気的に結合された第1及び第2の電極(8,
9)とを具え、前記活性層を、一般式Al1-x Inx N
(0<x<0.5)で表される半導体材料で構成したこ
とを特徴とするでは、活性層(4)を、一般式Al1-x
InxN(0<x<0.5)で表される半導体材料で構
成する。このように構成することにより、Inの分率を
変えることにより短波長側から長波長側まで所望の発光
波長の放射を放出することができる。
Description
に同一材料系の半導体材料を用いて紫外領域から赤外領
域までの幅広い波長域にわたる放射を出力できる半導体
発光素子に関するものである。
III−V族半導体材料を用いた化合物半導体レーザが広
く実用化されている。しかしながら、V族元素として燐
や砒素を含む原料ガスは毒性が高く人体に極めて有害で
ある。また、その処理や廃棄に関しても有害物質が生成
される問題点が指摘されている。一方、窒素は空気の主
成分であり窒素を含む原料ガス、主としてアンモニアは
燐や砒素を含む原料ガスと比べるとその毒性は極めて低
いものである。さらに、その処理方法に関しても、触媒
を用いた分解などにより毒性のない窒素と酸素に分解す
ることができる。すなわち、III族窒化物半導体材料を
用いた発光素子は、その製造方法を含めて考えると「地
球にやさしい半導体デバイス」と言うことができる。そ
の意味においても、燐や砒素を含まないIII族窒化物半
導体発光素子の開発が強く要請されている。
材料を用いた発光素子として、活性層の材料としてGa
1-x Inx Nを用いた発光素子が既知である。この発光
デバイスでは、InNの分率を制御することにより波長
制御が行われており、InNの分率を高くすることによ
り短波長側の放射を出力させ、InNの分率を低くする
ことにより長波長側の放射を出力させている。
バイスは、短波長側では良好な発光動作を行うが、長発
光側ではInNの分率を高くしなければならず、 隣接
するクラッド層との間の格子不整合が大きくなり過ぎて
しまう不具合がある。すなわち、GaNとInNとの間
には11%の格子定数差が存在するため、InNの分率
をを高くする程格子不整合の不具合が顕著になり、転位
層や欠陥の発生頻度が高くなり、発光層として必要な高
品質結晶膜の作成が困難になってしまう。
して低いため、これによって引く起こされる熱力学的な
相分離現象により高品質な活性層の作成は困難であっ
た。
料としてGaNを用いても格子歪みが極めて小さく、短
波長から長波長にわたって良好な発光特性が得られる半
導体発光素子を実現することにある。
素子は、絶縁性の単結晶基板と、この基板の上側に形成
され、GaNから成る第1導電型の第1のクラッド層
と、この第1のクラッド層の上側に形成した真性半導体
材料の活性層と、この活性層の上側に形成され、GaN
から成る第2導電型の第2のクラッド層と、前記第1及
び第2のクラッド層にそれぞれ結合された第1及び第2
の電極とを具え、前記活性層を、一般式Al1-x Inx
N(0<x<0.5)で表される半導体材料で構成した
ことを特徴とする。
Nを用いた発光デバイスについて種々の実験及び解析を
行った結果、活性層の材料としてAlInNが極めて好
適であることを見出した。すなわち、GaNの格子定数
(横方向)は3.189であり、InNの格子定数は
3.54である。従って、GaNを基準とするΔa/a
は13.8%になってしまう。これに対して、AlNの
格子定数は3.11であり、GaNの格子定数よりも小
さい値である。このような認識に基づき、本発明では活
性層の材料としてAl1-x Inx N(0<x<0.5)
を用いる。
ることができる。一方、クラッド層と活性層との間に、
Inの含有量が活性層のInの含有量よりも低い格子整
合用のバッファ層を設けることにより格子不整の問題を
一層軽減することができる。このような観点に基づき、
本発明による半導体発光素子の好適実施例は、絶縁性の
単結晶基板と、この基板の上側に形成され、GaNから
成る第1導電型の第1のクラッド層と、この第1のクラ
ッド層の上側に形成した第1導電型の第1のバッファ層
と、この第1のバッファ層の上側に形成した真性半導体
材料の活性層と、この活性層の上側に形成した第2導電
型の第2のバッファ層と、この第2のバッファ層の上側
に形成され、GaNから成る第2導電型の第2のクラッ
ド層と、前記第1及び第2のクラッド層にそれぞれ結合
された第1及び第2の電極とを具え、前記活性層を、一
般式Al1-y Iny Nで表される半導体材料で構成し、
前記第1及び第2のバッファ層を、一般式Al1-x In
x Nで表される半導体材料で構成し、前記x及びyの値
を、0<x≦y<1となるように設定したことを特徴と
する。
適実施例は、第1及び第2のバッファ層のInの含有量
を、それぞれ隣接する第1及び第2ののクラッド層との
界面においてx=0.17に設定してそれぞれ隣接する
GaNのクラッド層と格子整合させると共に活性層に近
づくにしたがってInの含有量を連続的に増加させ、活
性層との界面において活性層のInの含有量に等しくな
るように構成したことを特徴とする。本発明者が、Al
1-x Inx Nで表される半導体材料をGaNに対して格
子整合させるために必要なInの分率xを計算したとこ
ろ、x=0.17においてほぼ格子整合することが得ら
れた。従って、格子整合用の第1又は第2のバッファ層
のInの分率を、クラッド層と隣接界面においてx=
0.17とし、活性層に近づくにしたがってInの含有
量を多くし、活性層との界面において活性層のInの分
率に等しくすることにより、格子不整の問題を大幅に軽
減することができる。
適実施例は、絶縁性の単結晶基板と、この基板の上側に
形成され、GaNから成る第1導電型の第1のクラッド
層と、この第1のクラッド層の上側に形成した第1導電
型の第1のバッファ層と、この第1のバッファ層上に形
成した第1導電型の第2のバッファ層と、この第2のバ
ッファ層の上側に形成した真性半導体材料の活性層と、
この活性層の上側に形成した第2導電型の第3のバッフ
ァ層と、この第3のバッファ層上に形成した第4のバッ
ファ層と、第4のバッファ層の上側に形成され、GaN
から成る第2導電型の第2のクラッド層と、前記第1及
び第2のクラッド層にそれぞれ結合された第1及び第2
の電極とを具え、前記活性層を、一般式Al1-z Inz
Nで表される半導体材料で構成し、前記第1及び第3の
バッファ層を、一般式Al1-y Iny Nで表される半導
体材料で構成し、前記第2及び第4のバッファ層を一般
式Al1-x Inx Nで表される半導体材料で構成し、前
記x、y及びzの値を、0<x≦y≦z<1となるよう
に設定したことを特徴とする。このように、クラッド層
と活性層との間にInの分率が相違する2個のバッファ
層を介在させることにより、格子不整の問題をさらに解
消することができる。
は、1及び第4のバッファ層のInの含有量を、x=
0.17に設定して隣接するクラッド層との間でそれぞ
れ格子整合させ、第2及び第3のバッファ層のInの含
有量を、それぞれ隣接する第1及び第4のバッファ層と
の界面において第1及び第4のバッファ層のInの含有
量にそれぞれ等しくすると共に、活性層に近づくにした
がってInの含有量を連続的に増加させ、活性層との界
面において活性層のInの含有量に等しくなるように構
成したことを特徴とする。
バイスの一例の構成を示す線図的断面図である。絶縁性
基板としてサファイア基板1を用い、このサファイア基
板1の(0001)面すなわちc面上に半導体層構造体
を形成する。尚、層構造体の形成に際し有機金属気相成
長装置を用い、原料ガスとしてトリメチルガリウム(T
MG)、トリメチルアルミニウム(TMA)、トリメチ
ルインジウム(TMI)及びアンモニアを用いる。
がら水素気流中で数分間保持して基板表面を洗浄した
後、サファイア基板とIII族化合物半導体層との間の緩
衝層としてAlN層2を数10nm堆積する。その後、
基板を1000°C付近まで昇温させ、第1導電型のす
なわちn型の不純物としてSiを添加したGaN層3を
3μm成長させる。このGaN層3は第1のクラッド層
として機能する。次に、基板温度を降温させ、400〜
750°Cの温度域で真性半導体材料のAl1-xInx
N(0<x<0.5)の組成の活性層4形成する。この
活性層の成長工程において基板温度は極めて重要であ
り、400°C以下の度では発光効率の低いAlInN
層しか成長できず、750°C以上の温度ではAlIn
N層を成長形成することができない。従って、活性層の
成長工程は、400°C以上750°C以下の温度範囲
で結晶成長させる必要がある。
るためのGaNから成る真性半導体材料のキャップ層5
を形成する。このキャップ層5上に、p型不純物として
Mgを添加したp型のAlGaNの光閉じ込め層6を形
成する。従って、キャップ層5と光閉じ込め層6との間
にヘテロ構造のpn接合が形成されることになる。光閉
じ込め層6上に第2のクラッド層として作用するp型の
GaN層7を形成する。
装置の反応管から取り出し、反応性イオンエッチングに
より第2のクラッド層7、光閉じ込め層6、キャップ層
5、活性層4及び厚い第1のクラッド層3の一部分を除
去する。次に、n型用の電極8及びp型用の電極9をそ
れぞれ第1のクラッド層3及び第2のクラッド層7に上
に形成する。n型用の電極材料として低仕事関数の金属
材料であるTi、Alを用いることができ、p型用の電
極材料として高仕事関数の金属材料であるAu,Pt,
Niを用いることができる。
イスに順方向バイアスを印加して発光状態について実験
を行ったところ、2.5V付近から発光が観測され、印
加電圧3V、供給電流20mAでPLと同様な強い発光
が観測された。
(0<x<0.5)層についてのInNの分率とX線回
折スペクトル、吸収スペクトル及びフォトルミネッセン
ス(PL)スペクトルの測定結果について説明する。
mのAl1-x Inx N(0<x<0.5)層の室温での
X線回折スペクトルの測定結果を示す。InNの分率が
増加するに従って信号のピークが低角度側に移行してい
るのが観測された。
x N層についてのフォトンエネルギーと吸収係数との関
係を示す。InNの分率が増加するに従ってスペクトル
の立ちあがりのエネルギー位置が低エネルギー側に移行
することが観測された。
クトルの測定結果を示す。横軸は波長(nm)を示し縦
軸はPL強度(任意単位)を示す。図4から明らかなよ
うに、InNの分率が増加するに従って青緑色から赤色
にわたる強い強度のPLが観測された。
変形例の構成を示す線図的断面図である。本例では、活
性層として真性のAlInN材料を用いLEDに好適な
実施例を示す。尚、図1で用いた部材と同一の部材には
同一符号を付して説明する。サファイア基板1上に厚さ
30nmの緩衝層2を形成し、この緩衝層2上に厚さ5
μmの第1導電型のGaNの第1のクラッド層3を形成
する。この第1のクラッド層3の不純物濃度は5×10
18原子/cm3 とする。第1のクラッド層3上に第1導
電型の格子整合用の第1のバッファ層11を形成する。
この第1のバッファ層はクラッド層と活性層との間の格
子整合を良好に行うと共にヘテロ接合を形成するように
作用する。この第1のバッファ層11の厚さは0.5μ
mとし、その不純物濃度(不純物はSiとする)は2×
1018原子/cm3 とする。第1のバッファ層11の組
成はAl1-x Inx Nとし、Inの分率xは0.1<x
<0.25の範囲に設定でき、その厚さは0.5μmと
する。この第1のバッファ層11上に活性層4を形成す
る。活性層4の組成は、Al1-y Iny Nとし、その厚
さは0.1μmとする。
nの量の関係については、x<yとなるように設定す
る。このように、クラッド層と活性層との間に格子整合
用のバッファ層を介在させることにより、クラッド層の
材料と活性層の材料との間の格子定数差が比較的大きく
ても、Inの分率が活性層よりも低いバッファ層が介在
することにより格子不整の問題を緩和することができ
る。この結果、活性層のInの分率が高くなっても格子
不整の問題が解消され、同一の材料系を用いて短波長側
から長波長側までの放射を発生することができる。
l1-x Inx Nにおいてx=0.17に設定すると第1
のバッファ層は下地のGaNの第1のクラッド層とほぼ
完全に格子整合する。従って、第1のバッファ層11の
Inの分率をx=0.17に設定し、活性層のInの分
率yを、y>0.17に設定することにより、格子歪み
の発生を相当緩和することができる。さらに、第1のバ
ッファ層11のInの分率をクラッド層3側から活性層
4に近づくに従って連続的に大きくし、活性層4との界
面において活性層のInの分率に等しくなるように設定
することにより格子不整の問題を大幅に解消することが
できる。このように、バッファ層11のInの分率を連
続的に増加させることは、有機金属気相成長工程中にト
リメチルインジウムの供給量を連続的に制御することに
より達成される。
型の第2のバッファ層12を形成する。この第2のバッ
ファ層12も第1のバッファ層11とほぼ同一の機能を
果たすものであり、第1のバッファ層11と同様に構成
することができる。従って、第1のバッファ層11と同
様にAl1-x Inx Nの組成とすることができ、x=
0.17に設定すると上側に形成される予定のGaNの
第2のクラッド層とほぼ完全に格子整合する。さらに、
第2のバッファ層12は、Inの分率をクラッド層側か
ら活性層4に近づくに従って連続的に大きくし、活性層
4との界面において活性層のInの分率に等しくなるよ
うに設定することにより格子不整の問題を大幅に解消す
ることができる。
aNの第2のクラッド層7を形成する。第2のクラッド
層の不純物としてMgを用い、不純物濃度は5×1017
原子/cm3 に設定することができ、その厚さは0.0
5μmとする。
7上にそれぞれ電極8及び9を形成する。
示す。本例では、n型の第1のクラッド層3と活性層4
との間に格子整合用のn型の第1及び第2の2個のバッ
ファ層21及び22を介在させ、活性層4と第2のクラ
ッド層7との間にp型の第3及び第4の2個のバッファ
層23及び24を介在させる。第1及び第4のバッファ
層21及び24の組成はAl1-x Inx Nとし、第2及
び第3のバッファ層22及び23の組成はAl1-y In
y Nに設定する。また、活性層4の組成はAl 1-z In
z Nに設定する。そして、各バッファ層のInの分率
は、x<y<zとなるように設定する。このように、ク
ラッド層と活性層との間にInの含有量が相違する2個
のバッファ層を介在させることにより、クラッド層の材
料と活性層の材料との間に格子定数差があっても、これ
らバッファ層により格子定数差が段階的に緩和され、格
子歪みの少ない発光素子を実現することができる。特
に、活性層4と直接隣接する第2及び第3のバッファ層
は格子定数差を緩和すると共に光閉じ込め層としても機
能することができる。さらに、活性層4と第2及び第3
のバッファ層との間並びに第1のバッファ層と第2のバ
ッファ層との間及び第3のバッファ層と第4のバッファ
層との間にそれぞれヘテロ接合が形成され、キャリァ閉
じ込めの観点からも極めて有益である。
び23のInの分率は、それぞれクラッド層から活性層
に近づくに従って連続的に増加するように設定すること
ができる。このように、活性層と直接隣接するバッファ
層のInの分率を連続的に変えることにより、格子不整
の問題を一層大幅に解消することができると共に、バッ
ファ層22及び23の屈折率が連続的に変化するため光
閉じ込めの観点からも一層有益である。この場合、第1
及び第4のバッファ層21及び24のInの分率を0.
17に設定して隣接するGaNのクラッド層とほぼ格子
整合させ、第2及び第3のバッファ層22及び23のI
nの分率を活性層に近づくに従って連続的変化させ、活
性層との界面における分率を活性層のInの分率に等し
くなるように設定すれば、格子不整の問題を一層低減す
ることができる。
示す線図的断面図である。
果を示すグラフである。
ーと吸収係数との測定結果を示すグラフである。
の測定結果を示すグラフである。
線図的断面図である。
示す線図的断面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 絶縁性の単結晶基板と、この基板の上側
に形成され、GaNから成る第1導電型の第1のクラッ
ド層と、この第1のクラッド層の上側に形成した真性半
導体材料の活性層と、この活性層の上側に形成され、G
aNから成る第2導電型の第2のクラッド層と、前記第
1及び第2のクラッド層にそれぞれ電気的に結合された
第1及び第2の電極とを具え、 前記活性層を、一般式Al1-x Inx N(0<x<0.
5)で表される半導体材料で構成したことを特徴とする
半導体発光素子。 - 【請求項2】 前記活性層の材料の分解を抑制するた
め、活性層と第2のクラッド層との間にGaNのキャッ
プ層を設けたことを特徴とする請求項1に記載の半導体
発光素子。 - 【請求項3】 前記活性層を、400〜750°Cの温
度範囲でエピタキシャル成長法により形成したことを特
徴とする請求項1又は2に記載の半導体発光素子。 - 【請求項4】 絶縁性の単結晶基板と、この基板の上側
に形成され、GaNから成る第1導電型の第1のクラッ
ド層と、この第1のクラッド層の上側に形成した第1導
電型の第1のバッファ層と、この第1のバッファ層の上
側に形成した真性半導体材料の活性層と、この活性層の
上側に形成した第2導電型の第2のバッファ層と、この
第2のバッファ層の上側に形成され、GaNから成る第
2導電型の第2のクラッド層と、前記第1及び第2のク
ラッド層にそれぞれ結合された第1及び第2の電極とを
具え、 前記活性層を、一般式Al1-y Iny Nで表される半導
体材料で構成し、前記第1及び第2のバッファ層を、一
般式Al1-x Inx Nで表される半導体材料で構成し、
前記x及びyの値を、0<x≦y<1となるように設定
したことを特徴とする半導体発光素子。 - 【請求項5】 前記第1及び第2のバッファ層を、活性
層に近づくに従ってInの含有量が連続して高くなるよ
うに構成したことを特徴とする請求項4に記載の半導体
発光素子。 - 【請求項6】 前記第1及び第2のバッファ層のInの
含有量を、それぞれ隣接する第1及び第2ののクラッド
層との界面においてx=0.17に設定してそれぞれ隣
接するGaNのクラッド層と格子整合させると共に活性
層に近づくにしたがってInの含有量を連続的に増加さ
せ、活性層との界面において活性層のInの含有量に等
しくなるように構成したことを特徴とする請求項5に記
載の半導体発光素子。 - 【請求項7】 絶縁性の単結晶基板と、この基板の上側
に形成され、GaNから成る第1導電型の第1のクラッ
ド層と、この第1のクラッド層の上側に形成した第1導
電型の第1のバッファ層と、この第1のバッファ層上に
形成した第1導電型の第2のバッファ層と、この第2の
バッファ層の上側に形成した真性半導体材料の活性層
と、この活性層の上側に形成した第2導電型の第3のバ
ッファ層と、この第3のバッファ層上に形成した第4の
バッファ層と、第4のバッファ層の上側に形成され、G
aNから成る第2導電型の第2のクラッド層と、前記第
1及び第2のクラッド層にそれぞれ結合された第1及び
第2の電極とを具え、 前記活性層を、一般式Al1-z Inz Nで表される半導
体材料で構成し、前記第1及び第3のバッファ層を、一
般式Al1-y Iny Nで表される半導体材料で構成し、
前記第2及び第4のバッファ層を一般式Al1-x Inx
Nで表される半導体材料で構成し、前記x、y及びzの
値を、0<x≦y≦z<1となるように設定したことを
特徴とする半導体発光素子。 - 【請求項8】 前記第2及び第3のバッファ層を、活性
層に近づくに従ってInの含有量が連続して高くなるよ
うに構成したことを特徴とする請求項7に記載の半導体
発光素子。 - 【請求項9】 前記第1及び第4のバッファ層のInの
含有量を、x=0.17に設定して隣接するクラッド層
との間でそれぞれ格子整合させ、第2及び第3のバッフ
ァ層のInの含有量を、それぞれ隣接する第1及び第4
のバッファ層との界面において第1及び第4のバッファ
層のInの含有量にそれぞれ等しくすると共に、活性層
に近づくにしたがってInの含有量を連続的に増加さ
せ、活性層との界面において活性層のInの含有量に等
しくなるように構成したことを特徴とする請求項8に記
載の半導体発光素子。
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