JP2995027B2 - 円筒形の鋳造品を製造するための金型、特に環状金型 - Google Patents
円筒形の鋳造品を製造するための金型、特に環状金型Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22C—FOUNDRY MOULDING
- B22C9/00—Moulds or cores; Moulding processes
- B22C9/06—Permanent moulds for shaped castings
- B22C9/061—Materials which make up the mould
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Description
形の鋳造品、特に放射性物質充填用の遮蔽コンテナ、を
製造するための金型、特に環状金型に関する。
偏析若しくは大粒径のスフェルライトを形成する傾向が
あることは公知である。このことは、硬さ、弾性限界及
び伸び率のような材料特性値を低下させかつまたより薄
い壁厚に鋳造されたプローブの規格にも合わなくなると
いう結果を生じる。これを防止するために、凝固過程を
加速する目的で、金型が使用され、これは、慣用の方法
(砂型鋳造)において通常行われているよりも急速に、
鋳込まれた鋳造材料からの熱エネルギーを吸収すること
ができる。
700℃、特に720℃の温度で、パーライト形成の臨
界範囲を通過することになる。フェライト地を有する鋳
物の製造を目的とする限り、溶湯が特にこの範囲にある
ときに、徐々に冷却することにより、フェライト組織の
形成が確実にえられるようにしなければならない。しか
しこのことは、熱エネルギーが妨げられることなく金型
から放出される場合には、えられない。
を離した後に鋳物上に断熱フードを被せることによっ
て、基本的には可能である。このフードには、所期の目
的で720℃を越える温度範囲を改めて生じさせるため
に、積極的な加熱エレメントを設けることも可能であ
る。しかしこのような手段は比較的高い経費を必要とす
る。
ライト組織地を形成するために、臨界的なパーライト形
成範囲において、鋳込まれた溶湯の所要の冷却挙動が困
難なくえられる、はじめに述べた構造形式の金型、特に
環状金型を提供することにある。
れば、請求項1の上位概念部に記載の金型において、金
型の鋼又は鋳鉄製の周壁が、主に黒鉛から成る内側周壁
と、黒鉛より明らかに熱伝導率が低い耐火物から成る中
間周壁と、を有し、鋳造材料、主に黒鉛から成る内側周
壁の壁厚及び中間周壁の壁厚が、鋳造材料の所定の冷却
挙動に合わせて、設定されていることによって、解決さ
れている。
金属からの、従ってまた鋳込まれた溶湯からの熱を、鋼
又は鉄と比較できる程度の時間で吸収することができ、
従って黒鉛というものが、予測しえなかったことであっ
たが、金型の材料として適したものであるという認識に
基づくものである。黒鉛から成る金型若しくは金型の黒
鉛製周壁がその質量効果に基づいて、鋳込まれた溶湯か
らの熱エネルギを、特に、1300℃〜1000℃の温
度範囲における溶融熱を、遅くとも4時間後に吸収した
後は、その後の熱の放出が、耐火物から成る中間周壁に
よって遅延され、720℃での上記のパーライト形成の
臨界範囲が、毎時20℃〜50℃の冷却速度で経過す
る。この場合、鋳造材料、黒鉛周壁の壁厚及び、耐火物
から成る中間周壁の壁厚若しくは断熱壁厚は、所期の冷
却挙動が生じてフェライト組織地が生じるように、設定
されている。中間周壁、従ってまた耐火物層の厚さは、
有利には、800℃〜700℃の温度範囲がほぼ4時間
経過するように、設定されている。
下のように構成されている。即ち、本発明によれば、内
側周壁が粘土質黒鉛又は純粋黒鉛から成っている。さら
に本発明によれば、中間周壁は、有利には、自己硬化性
の断熱性の突固め耐火物から成っている。本発明のさら
に別の提案によれば、中間周壁は耐火コンクリートから
成っている。中間周壁が自己硬化性の断熱性の突固め耐
火物又は耐火コンクリートから成っている上記の両方の
いずれの場合にも、これらの耐火性被覆はたんに熱の放
出を抑えるブレーキとして機能するだけでなく、鋼又は
鋳鉄製周壁と黒鉛製周壁とを密に結合するためにも役立
ち、さらに、黒鉛周壁若しくは黒鉛金型を鋼又は鋳鉄製
周壁に支持する機能及び鋼又は鋳鉄製周壁に付着させる
機能をも果たしている。同時に鋼又は鋳鉄製周壁と中間
周壁との密な結合がえられ、該中間周壁はそれ自体で鋼
又は鋳鉄製周壁に支持される。耐火物としては、コンク
リートの他に、一方では熱的観点からして断熱性に優れ
かつ他方では鋳造圧から生じる力を鋼又は鋳鉄製周壁へ
伝達することができるものであればいずれの材料でも考
慮に入れることができる。黒鉛周壁には塗膜を設けるこ
とができるが、しかし塗膜は必ずしも必要ではない。そ
れというのは、鋳込まれた溶湯の凝固後は鋳物の収縮が
黒鉛周壁の収縮よりも大きく、従って黒鉛金型と鋳物と
の間にギャップが生じ、その結果鋳物は困難なく金型か
ら引き離すことができるからである。
する薄壁金型又は厚い鋼若しくは鋳鉄製周壁を有する厚
壁金型において実施することができる。両者いずれの場
合にも、変形挙動及び特に、800℃〜700℃間の臨
界的なパーライト形成範囲を経過する時間間隔が延長さ
れる点では、比較的僅かな相違しかない。両実施形態に
おいては鋼又は鋳鉄製周壁と内側周壁との間に、中間周
壁の位置を固定するために、要するに耐火物層の滑落を
避けるために、環状溝、例えば面一に整列した環状溝、
を配置することも可能である。
物2、特に遮蔽コンテナ、を製造するための金型1若し
くは環状金型が示されている。図1は薄壁金型、図2は
厚壁金型である。図1の実施例ではさらに蓋3、下型
4、鋳物2、被い中子5及び内中子6が示されている。
図1及び図2の両図はいずれも、主に黒鉛から成る内側
周壁7、コンクリートから成る中間周壁8及び鋼周壁9
を有する鋼金型を示すものである。鋳造材料、黒鉛製内
側周壁7の壁厚及びコンクリート周壁としての中間周壁
8の壁厚は、鋳造材料従って鋳物2の所要の冷却挙動に
合わせて、決められている。鋼周壁9と内側周壁7との
間には、薄壁金型の実施例では、面一に整列した環状溝
10が、鋼周壁9と黒鉛周壁としての内側周壁7との間
の中間周壁7の位置を固定するために、設けられてい
る。これによって、鋼金型の異なる周壁間に、支持作用
及び付着作用を有する密な結合体がえられる。これに関
連して、コンクリート周壁としての中間周壁8を耐火コ
ンクリートから成る鋳込み周壁として形成することがで
きる。
金型では、ほぼ10cm〜15cmであり、これに対し
て、厚壁金型では、ほぼ30cm〜40cmである。中
間周壁8の壁厚は、使用されるその都度の耐火物によっ
て異なるが、一般的には2.5cm〜7.5cmであ
る。黒鉛周壁の、即ち内側周壁7の壁厚は、実施例によ
り、5cm〜10cmになる。特に、内側周壁7及び中
間周壁8の壁厚は、フェライト組織地の形成がえられる
ようにするために、常に、800℃〜700℃の温度範
囲が充分に低い冷却速度で経過するように、選ばれる。
で凝結硬化可能な粒度6までのコランダムから成る耐火
物が使用される。供給状態では乾燥しているこのコラン
ダムの主成分はAL2 O3 62% ,SiO2 25%
,CaO 7% ,TiO2 2% 及びFe2 03 2%
である。調合液は14 l/100kgである。使
用温度は1700℃までである。この耐火物の形成は鋳
造の過程で行うことができる。
る。
ある。
Claims (8)
- 【請求項1】 溶融金属から円筒形の鋳造品、特に放射
性物質充填用の遮蔽コンテナを製造するための環状金型
において、金型の鋼又は鋳鉄製の周壁(9)が、主に黒
鉛から成る内側周壁(7)及び、黒鉛に対して熱伝導率
が明らかに低い耐火物から成る中間周壁(8)を有し、
該中間周壁(8)が自己硬化性の断熱性の突固め耐火物
から成り、かつ鋳造材料、内側周壁(7)の壁厚及び中
間周壁(8)の壁厚が、鋳造材料の所定の冷却挙動が生
じるように、決められていることを特徴とする、金型。 - 【請求項2】 溶融金属から円筒形の鋳造品、特に放射
性物質充填用の遮蔽コンテナを製造するための環状金型
において、金型の鋼又は鋳鉄製の周壁(9)が、主に黒
鉛から成る内側周壁(7)及び、黒鉛に対して熱伝導率
が明らかに低い耐火物から成る中間周壁(8)を有し、
該中間周壁(8)が耐火コンクリート若しくは類似の耐
火物から成り、かつ鋳造材料、内側周壁(7)の壁厚及
び中間周壁(8)の壁厚が、鋳造材料の所定の冷却挙動
が生じるように、決められていることを特徴とする、金
型。 - 【請求項3】 内側周壁(7)が、粘土質黒鉛又は純粋
黒鉛から成ることを特徴とする、請求項1又は2の何れ
かに記載の金型。 - 【請求項4】 内側周壁(7)に塗膜が設けてあること
を特徴とする、請求項1から3の何れかに記載の金型。 - 【請求項5】 中間周壁が、AL 2 O 3 62%、SiO 2
25%、CaO7%及びFe 2 O 3 の化学的主成分を有す
る液で凝結硬化可能なコランダムから成ることを特徴と
する、請求項1から4の何れかに記載の金型。 - 【請求項6】 鋼周壁(9)又は鋳鉄周壁と内側周壁
(7)との間に、中間周壁(8)の位置を固定するため
の環状溝(10)が配置されていることを特徴とする、
請求項1から5の何れかに記載の金型。 - 【請求項7】 金型が薄壁金型として構成されているこ
とを特徴とする、請求項1から6の何れかに記載の金
型。 - 【請求項8】 金型が厚壁金型として構成されているこ
とを特徴とする、請求項1から6の何れかに記載の金
型。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19756147.0 | 1997-12-17 | ||
DE1997156147 DE19756147C1 (de) | 1997-12-17 | 1997-12-17 | Kokille, insbesondere Ringkokille, zum Herstellen von zylindrischen Gußkörpern |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11179486A JPH11179486A (ja) | 1999-07-06 |
JP2995027B2 true JP2995027B2 (ja) | 1999-12-27 |
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---|---|---|---|
JP10055026A Expired - Fee Related JP2995027B2 (ja) | 1997-12-17 | 1998-03-06 | 円筒形の鋳造品を製造するための金型、特に環状金型 |
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Country | Link |
---|---|
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DE (1) | DE19756147C1 (ja) |
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---|---|---|---|---|
DE911064C (de) * | 1952-04-06 | 1954-05-10 | Fritz Werner Ag | Dauerform, insbesondere fuer Stahldruckguss, und Verfahren zu deren Herstellung |
DE2532401C2 (de) * | 1975-07-19 | 1986-04-17 | Piel & Adey, 5650 Solingen | Kokille zum Gießen von Schwermetallen und Eisenwerkstoffen, insbesondere von Edelstählen |
DE4427963C1 (de) * | 1994-08-09 | 1995-09-07 | Wte Ingenieurgesellschaft Fuer | Verfahren zur Herstellung von Mosaikbehältern und anderen gegossenen Körpern sowie Isolierhaube zur Durchführung eines solchen Verfahrens |
-
1997
- 1997-12-17 DE DE1997156147 patent/DE19756147C1/de not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-03-06 JP JP10055026A patent/JP2995027B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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