JPH0222134Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0222134Y2
JPH0222134Y2 JP16077784U JP16077784U JPH0222134Y2 JP H0222134 Y2 JPH0222134 Y2 JP H0222134Y2 JP 16077784 U JP16077784 U JP 16077784U JP 16077784 U JP16077784 U JP 16077784U JP H0222134 Y2 JPH0222134 Y2 JP H0222134Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casting
mold
core
pipe
metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16077784U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6177140U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16077784U priority Critical patent/JPH0222134Y2/ja
Publication of JPS6177140U publication Critical patent/JPS6177140U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0222134Y2 publication Critical patent/JPH0222134Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、鋳物にパイプ等の金物を部分的に鋳
ぐるむための鋳型に関し、詳しくは金物の鋳物か
ら露出した部分を鋳造後の工程で保護する対策に
関するものである。
(従来の技術) 従来、実開昭57−56539号公報にも示すように
鋳物にパイプ等の別の金物を一体に接合して鋳物
製品を作る場合、鋳型の主型内のキヤビテイに金
物を支持して注湯することにより、鋳物に金物の
一部を鋳ぐるむ方法を採ることがある。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、その場合、鋳造後、オシレート
装置等により鋳型を型ばらしすると、金物が鋳物
から露出することになり、そのため、型ばらし工
程やその後の各種の行程で上記露出した金物が他
の物体と衝突してその表面に打痕が付いたり、金
物が変形することがあり、鋳物製品の品質を著し
く悪化させるという問題があつた。
本考案は斯かる点に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、鋳物に部分的に鋳ぐるも
うとする金物を鋳型の主型内に支持するにあた
り、その金物の鋳ぐるみ部分以外の部分を溶湯の
熱エネルギーを受けて高硬度に硬化する所定の中
子で支持するようにすることにより、鋳造後の鋳
物取扱い時、硬化した中子により金物の露出部分
を保護するようにし、よつて鋳物製品の品質を向
上維持せんとすることにある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本考案の解決手段
は、鋳型の主型内中空部に、パイプ等の金物をそ
の鋳物からの露出部分となる外側部を覆つて支持
する高温硬化促進性中子を設ける。さらに、主型
内の上記中子の外側に湯道に通じる湯回り空間部
を形成したものである。尚、上記高温硬化促進性
中子は、炭酸ガス型法により硬化して造型され、
その後例えば800℃の高温度に加熱されると、成
分のケイ酸ソーダの熱反応によりさらに硬度が増
大する性質を有するものであり、その一例として
CO2中子が挙げられる。
(作用) 上記構成により、本考案では、鋳型の主型内に
湯道を通つて供給された溶湯の凝固により鋳物が
鋳造され、その鋳物に金物の一部が一体に鋳ぐる
まれる。また、この溶湯の注湯と同時に、上記金
物の残部を覆う高温硬化促進性中子の外側の湯回
り空間部にも湯道内の溶湯が供給され、その溶湯
からの加熱を受けて上記中子が高硬度に硬化す
る。そのため、鋳造後、鋳型の型ばらしにより主
型から取り出された鋳物と一体の金物は上記硬化
した中子によつて隠蔽保護されるようになり、他
の物体との衝突による金物の打痕や変形等が防止
される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図は鋳物Mに金物としての金属パイプPの
一部を鋳ぐるんで自動車のサスペンシヨンコント
ロールハブを製造する場合に適用した実施例を示
し、1は鋳型Aを構成する主型であつて、該主型
1は上型2と下型3とからなり、該両型2,3の
対向面にはそれぞれ所定形状の凹部2a,3aが
形成され、その両凹部2a,3aにより主型1内
に湯道4と連通する中空部5が形成されている。
上記主型1内の中空部5には所定形状のシエル
中子6,7および高温硬化促進性中子としての
CO2中子8が嵌合され、これらの中子6〜8によ
つて中空部5に鋳物Mと同一形状のキヤビテイ9
が区画形成されている。
また、上記主型1内には鋳物Mに部分的に鋳ぐ
るまれ金属パイプPが嵌合され、該パイプPはそ
の鋳物M内への鋳ぐるみ部分となる内側部P1
上記キヤビテイ9内に臨むように配置されて、上
記シエル中子7およびCO2中子8により主型1内
に支持され、かつ該パイプPの鋳物Mからの露出
部分となる外側部P2は上記CO2中子8により覆わ
れている。
さらに、主型1内の上記CO2中子8の外側には
上記湯道4に通じる湯回り空間部10が形成され
ている。
尚、上記金属パイプPはCO2中子8およびシエ
ル中子7の造型時にそれらと一体化され、その状
態で主型1内に嵌挿される。
したがつて、上記実施例においては、鋳型Aの
主型1内に中子6〜8およびパイプPを嵌合して
注湯すると、溶湯は湯道4を介してキヤビテイ9
内に充填され、該キヤビテイ9での溶湯の凝固に
より鋳物Mが鋳造される。その際、上記キヤビテ
イ9内にはパイプPの内側部P1が突出している
ため、上記鋳物MにパイプPの内側部P1が部分
的に鋳ぐるまれる。
また、上記注湯時に湯道4を通る溶湯はCO2
子8外側の湯回り空間部10にも供給され、この
湯回り空間部10に供給された溶湯の熱エネルギ
ーを受けてCO2中子8が800℃以上の高温度に加
熱され、この加熱によりCO2中子8中のケイ酸ソ
ーダが熱反応して中子砂の残留圧縮強さが増大
し、CO2中子8の硬さが造型時よりもさらに上昇
する。
そのため、このような鋳造後、例えばオシレー
ト装置等により型ばらしすると、上記主型1およ
びシエル中子6,7は分解されるが、上記CO2
子8は硬いために分解せず、第2図ないし第4図
に示すように鋳物Mから露出したパイプPの外側
部P2を覆うように残つてその外側部P2の保護層
となる。この中子8による保護層によりパイプP
の外側部P2が他の物体に直接衝突することはな
く、よつてパイプPの外側部P2に打痕が付いた
り、外側部P2が変形したりするのを確実に防止
することができる。尚、上記保護層としてのCO2
中子8は、パイプPの外側部P2に対する保護が
不要となる最終工程で適宜手段により分解除去さ
れる。
尚、上記実施例では、鋳物Mに金属パイプPの
一部を鋳ぐるんで自動車のサスペンシヨンコント
ロールハブを製造する場合について説明したが、
本考案はその他、鋳物にパイプ以外の金物を部分
的に鋳ぐるんで各種の鋳物製品を製造する場合に
も適用できるのは勿論のことである。
(考案の効果) 以上の如く、本考案によれば、鋳物に金物の一
部を鋳ぐるむ際に、その金物の鋳物からの露出部
分となる外側部を高温硬化促進性中子で覆い、そ
の中子を溶湯の熱エネルギーにより加熱して高硬
度に硬化させるようにしたことにより、鋳造後の
鋳物取扱い時、高硬度に硬化した中子により金物
の露出部分を保護してその打痕や変形等を確実に
防止することができ、よつて鋳物製品の品質の向
上維持を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は鋳型の
断面図、第2図は型ばらし後の鋳物製品を示す平
面図、第3図および第4図はそれぞれ第2図の
−線および−線断面図である。 A……鋳型、1……主型、4……湯道、8……
CO2中子、9……キヤビテイ、10……湯回り空
間部、M……鋳物、P……金属パイプ、P1……
内側部、P2……外側部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋳物にパイプ等の金物の一部を鋳ぐるむための
    鋳型であつて、主型内に金物をその鋳物からの露
    出部分となる外側部を覆つて支持する高温硬化促
    進性中子が設けられており、該中子の外側には湯
    道に通じる湯回り空間部が形成されていることを
    特徴とする金物部分鋳ぐるみ鋳型。
JP16077784U 1984-10-24 1984-10-24 Expired JPH0222134Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16077784U JPH0222134Y2 (ja) 1984-10-24 1984-10-24

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16077784U JPH0222134Y2 (ja) 1984-10-24 1984-10-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6177140U JPS6177140U (ja) 1986-05-23
JPH0222134Y2 true JPH0222134Y2 (ja) 1990-06-14

Family

ID=30718692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16077784U Expired JPH0222134Y2 (ja) 1984-10-24 1984-10-24

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0222134Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6177140U (ja) 1986-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3258816A (en) Die casting hollow articles by lost core process
JPH0222134Y2 (ja)
JP2721191B2 (ja) 鋳造体モデルと中空の鋳造体を鋳造するための方法
JPH0899152A (ja) 消失模型鋳造用発泡模型
JPS5573455A (en) Pipe body insert casting method weld-combining straight pipe and bend
US7870884B2 (en) Method for casting molded parts
US3404724A (en) Method of casting in a shell molding
JPH0547305B2 (ja)
JPH04118154A (ja) 消失鋳造法によるマンホール枠の製造方法
JPS63242461A (ja) 鋳造方法
JP2782401B2 (ja) ネックダウンコアー付開放型押湯スリーブ
JPS6320443Y2 (ja)
US3409069A (en) Method of casting steel in a shell mold
JPS6487057A (en) Production of cylinder head
JPS5919542Y2 (ja) 碍子キャップ用鋳型
JP3217747B2 (ja) 鋳造用膜状成形体
US4385655A (en) Method and apparatus for producing ingot mold caps
JPS6124348Y2 (ja)
JPH0335469Y2 (ja)
JPH03226334A (ja) 圧力鋳造用中子
JPS5841931B2 (ja) 鋳造用鋳型
US4342357A (en) Apparatus and method for producing ingot mold caps
JPS63252661A (ja) 圧力鋳造用砂中子
JPS6130761Y2 (ja)
JPS6350060Y2 (ja)