JP2994978B2 - 画像形成用紙及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成用紙及び画像形成方法

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JP2994978B2
JP2994978B2 JP7040266A JP4026695A JP2994978B2 JP 2994978 B2 JP2994978 B2 JP 2994978B2 JP 7040266 A JP7040266 A JP 7040266A JP 4026695 A JP4026695 A JP 4026695A JP 2994978 B2 JP2994978 B2 JP 2994978B2
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forming paper
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
    • B41M5/52Macromolecular coatings

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  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数のカラートナーを用
いる電子写真装置の如き画像形成装置を用いてカラー画
像、特にフルカラー画像を形成するための画像形成用紙
及び該画像形成用紙を用いた画像形成方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成用紙は、印刷雑誌198
8年(Vol.71)No.7、31頁乃至40頁の
「紙の白さの測定」に記載されているように視覚的な白
さを追及して製作されており、視覚的には、波長が43
0〜570nmの青色の反射率が高いほど白く認識され
ることから、紙の青色成分の反射率を高める方向で開発
されていた。
【0003】紙の白さを示す方法としては、波長が45
7nmの反射率を白色度として定義しているため、青成
分の反射率の向上が白いとされていた。
【0004】白色度を増す方法としては、紙を漂白処理
して不純な有色混入物による発色を消し、青色染料を大
量に加えることで青色の反射率を増加させ、かつ青色螢
光染料を小量加え、より青色部の反射率を増加させるこ
とで波長が457nmの反射率である白色度を増加させ
ていた。
【0005】しかしながら、上述した通り従来において
は、青色染料を大量に加えるため、図4に示すように緑
色から赤色領域(波長500nmから700nm)にお
いては反射率の低下が起こってしまう。この青色染料の
添加によって紙の白色度については向上するが、緑色か
ら赤色領域において紙上に形成したカラートナーによる
カラー画像の色再現性が悪化し、特に彩度が低下してし
まう。なぜならば、発色は外から照射された光が紙上の
載せられたカラートナーを通過することで特定波長の光
が吸収され、残った波長の光が紙によって反射して再び
カラートナーを通過し紙外部に拡散放出されることで色
が見えるため、緑色から赤色領域での紙の反射率が低い
ということは、この色(緑色から赤色)の波長を透過す
るトナーに対して拡散放出する光量が低下することとな
り、つまり色がくすんで見え、言い換えれば緑色から赤
色の波長成分を持った色の彩度が低下することになって
しまうからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決した画像形成用紙及び該画像形成用紙を用いた画
像形成方法を提供することを目的とする。
【0007】本発明は、波長440nm乃至640nm
の領域での紙から拡散反射する光の分光反射率の差が小
さく青色及び緑色から赤色の波長成分を持った色の彩度
が高いカラー画像が得られる画像形成用紙及び該画像形
成用紙を用いた画像形成方法を提供することを目的とす
る。
【0008】本発明は、青色の分光反射率が高く、かつ
白色度が高く、更に緑色乃至赤色領域において分光反射
率の低下が生じにくい画像形成用紙及び該画像形成用紙
を用いた画像形成方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、以下
の構成により前記目的を達成するものである。
【0010】すなわち、本発明は、カラートナーによっ
てカラー画像を形成するための画像形成用紙であり、該
画像形成用紙は、波長440nm乃至640nmの領域
での紙から拡散反射する光の分光反射率が少なくとも8
5%以上であり、かつ該波長領域での該分光反射率の最
大値を最小値の差が5%以内である分光反射率分布を有
することを特徴とする画像形成用紙に関する。
【0011】また、本発明は、カラートナーを用いて画
像形成用紙にカラー画像を形成する画像形成方法におい
て、該画像形成用紙は、波長440nm乃至640nm
の領域での紙から拡散反射する光の分光反射率が少なく
とも85%以上であり、かつ該波長領域での該分光反射
率の最大値を最小値の差が5%以内である分光反射率分
布を有していることを特徴とする画像形成方法に関す
る。
【0012】以下、本発明に関して詳細に説明する。
【0013】本発明者らが、鋭意研究を行なった結果、
画像形成用紙の増白手段として青色染料の添加を無くす
か、または微量(0.0002wt%以下)にした上
で、青色の螢光輻射を発生する青色螢光染料を添加し
て、緑色から赤色領域(波長500nmから700n
m)の反射率の低下を防止し、かつ青色領域(波長44
0nmから500nm)の反射率を向上させ、青色から
赤色領域の反射率をほぼ平坦化することによって画像形
成用紙に形成されたカラートナーによるカラー画像の彩
度が緑色から赤色領域の色に関して特に向上し、カラー
画像の色再現域が拡大されるようになることを見い出し
た。
【0014】本発明の画像形成用紙は、波長440nm
乃至640nmの領域での紙から拡散反射する光の分光
反射率が85%以上(85%乃至100%)、好ましく
は87%以上(87%乃至100%)であり、かつ該波
長領域での紙から拡散反射する光の分光反射率の最大値
と最小値との差が5%以下(0%乃至5%)、好ましく
は、4.5%以下(0%〜4.5%)、より好ましく
は、3%以下(0%乃至3%)である分光反射率分布を
有するものである。
【0015】上記波長領域での分光反射率が85%未満
の場合には、紙としての反射光量が絶対的に不足し、ベ
ースの色が灰色となるため、この紙の上のトナーの色は
彩度が著しく低下しやすい。特に波長440nm乃至5
00nmの領域では、分光反射率が85%よりも数%少
なくなってしまってもベースの色が灰色となってしま
う。
【0016】上記波長領域での分光反射率の最大値と最
小値との差が5%を超える場合には、紙の反射光が白色
からシフトし、反射率の差にしたがって、色味付けされ
た光を反射するため、紙上のカラートナーの色が変化す
ることとなる。
【0017】本発明において、前述の分光反射率分布を
有する画像形成用紙は、以下の通り増白処理する際の処
理剤すなわち、螢光染料や染料の選択及びその処理剤の
添加量をコントロールすることにより得ることが可能で
ある。
【0018】青色領域(波長440nm乃至500n
m)の反射率を向上させるためには、波長450nm近
傍(好ましくは、波長410nm乃至500nm未満)
の螢光輻射を発生する青色螢光染料を添加することが好
ましく、この青色螢光染料としては、具体的には、Mi
kephor BI conc(三井東圧社製)、Mi
lephor BN conc(三井東圧社製)、Le
ucphor SHRNLig(サンド社製)、Kay
coll CPNL(日本曹達社製)のごとき、4.
4′−ジアミノスチルベンジスルホン酸の誘導体系の染
料が挙げられ、これらの中でも特にMikephor
BN concが好ましい。
【0019】この青色螢光染料の添加量は、好ましく
は、画像形成用紙の重量を基準にして0.08〜0.4
重量%、より好ましくは、0.1〜0.3重量%である
ことが良い。
【0020】この青色螢光染料の添加量が、0.1重量
%未満の場合には、紙のパルプの原色である黄味の強い
紙となる為、ブルー、グリーンの色味つまり彩度再現性
が低下する傾向にあり、0.4重量%を超える場合に
は、青味が強くなり過ぎ、緑味乃至赤味側の色再現域が
狭くなる傾向にある。
【0021】本発明において、画像形成用紙は、螢光強
度zf値で2.5乃至10.0であることが好ましく、
より好ましくは2.5乃至7.0であることが良い。
【0022】このzf値が2.5未満の場合には、紙自
体からの発光が低下し、明度が下がる為に紙上のトナー
の彩度が低下しやすく、10.0を超える場合には、紙
自体からの発光光量が増加し、紙の明るさは増すが、紙
の反射分光が螢光染料に引っぱられ、色味付けされる傾
向にある。
【0023】尚、螢光強度zf値は、キセノン光源を用
いた測色器を用いて、三色刺激値X、Y、Zを測定する
際に、紫色線フィルターを通した、Zの刺激値を測定
し、これをzf値とする。
【0024】本発明においては、青色螢光染料に加えて
更に、波長520nm近傍(好ましくは、500nm乃
至600nm)の螢光輻射を発生する緑味乃至赤味螢光
染料を添加することがより好ましい。
【0025】この緑味乃至赤味螢光染料としては、具体
的には、Kayaphor BKLiguid(日本化
薬社製)、Mike phor BS conc(三井
東圧社製)、Mike phor BA conc(三
井東圧社製)、Kaycoll BRAL(日本曹達社
製)が挙げられ、これらの中でも特にKaycoll
BRALが好ましい。
【0026】この緑味乃至赤味螢光染料と青色螢光染料
との添加量の総量は、好ましくは画像形成用紙の重量を
基準にして0.08乃至0.4重量%、より好ましくは
0.1乃至0.3重量%であることがよく、かっこの緑
味乃至赤味螢光染料の添加量は、青色螢光染料の添加量
の1.2乃至10倍であることが好ましく、より好まし
くは2乃至10倍であることが良い。
【0027】この緑色乃至赤色螢光染料の添加量が0.
08重量%未満の場合には、紙自体、マゼンタ色とな
り、グリーン系の色再現範囲が低下しやすく、0.4重
量%を超える場合には、逆に緑色乃至赤色の色味が強く
なり、青色の色再現範囲が低下する。
【0028】この緑色乃至赤色螢光染料の添加量が青色
螢光染料の添加量の1.2倍未満の場合には、紙として
マゼンタ色が残ることとなり、10倍を超える場合に
は、黄色味の強い紙になってしまう。
【0029】このように、青色螢光染料や緑味乃至赤味
螢光染料の如く螢光染料は、螢光でない染料に比較して
熱劣化が生じにくいため、このような螢光染料を用いて
増白処理された紙は、高熱を受けた場合の色の変化が生
じにくく、よって後述するようにトナー画像を加熱によ
り定着し画像形成する場合により高温で定着すること及
びより長い定着時間で定着することが可能となり、よっ
て定着条件の設定のラチチュードを広げることができ
る。
【0030】次に画像形成用紙上に載せられたカラート
ナーによってカラー画像が発色することについて図8乃
至図11を用いて説明すると、1は画像形成用紙で2は
例えばイエローのトナー、3は例えばシアンのトナーで
あり、4は例えばマゼンタのトナーであるとし、各カラ
ートナーの分光透過率分布は図11においてaがイエロ
ー、bがマゼンタ、cがシアンとなっているとすると、
図8で外部から入射した白色光Aはイエロートナー2に
よって、青色成分が吸収されB地点ではイエロー成分が
残り、紙1によって反射され再度イエロートナー2を通
過する際にはイエロー成分の光は吸収されずに外に放射
されEの光は、イエローに見える。同様に図9において
は、B地点では青色成分が吸収されC地点ではシアント
ナー3によって赤色成分が吸収されるため、緑色成分だ
けが透過し、再度トナー層を通過し外に放射されるFの
光は緑色となって見える。同様に図10においては、B
地点では青色成分、C地点では赤色成分、D地点では緑
色成分が吸収されるため画像形成用紙1には光はすべて
吸収され、Gの光は黒となって見える。
【0031】したがって、カラートナーを用いて画像形
成用紙上に画像を形成した場合には、画像形成用紙1の
反射率によって反射して外部に放出する光の強度が影響
を受け、緑色から赤色領域での反射率の低下のない本発
明の画像形成用紙においては、外部に放射する光の強度
が従来の画像形成用紙より強くなるためより色があざや
かに見えるようになる。この効果は紙上にトナーが積層
されるトナーを用いて画像形成する場合に特に顕著とな
る。
【0032】本発明においては、青色螢光染料或いは、
青色螢光染料及び緑味乃至赤味螢光染料に加えて、紙自
体の黄色を吸収する目的で少量の青色染料を添加するこ
とも可能である。
【0033】この青色染料の添加量は、画像形成用紙の
重量を基準として、好ましくは0.0002重量%以
下、より好ましくは0.0001重量%以下であること
が良い。
【0034】この青色染料の添加量が0.0002重量
%を超える場合には、黄色の吸収が強くなり、紙の色が
グレーとなり所望の明度85%以上が得られにくくな
る。
【0035】本発明の画像形成用紙を製造するには、酸
素晒によって漂白されたLBKP(広葉樹クラフトパル
プ)に常用の填料、サイズ剤、澱粉更に、本発明で用い
る青色螢光染料を配合し、長網多筒式抄紙機で抄紙し、
必要に応じてサイズプレス工程で、酸化澱粉に食塩、並
びに若干量の螢光染料を加えたものを塗工しても良い。
【0036】更に必要に応じて青色螢光染料が添加され
た紙に、緑色乃至赤色螢光染料を前述のサイズプレス工
程にて塗工しても良く、或いは、原材料に全ても含む形
で混合し、抄紙マシンにかけても良い。
【0037】本発明における画像形成用紙の分光反射率
分布は、以下の方法により測定する。
【0038】(株)村上色彩技術研究所製の高速分光光
度計CA−35を用いて測定した。使用したサンプル
は、装置からの光源のもれを防ぐため、50mm×50
mmに切ったものを10枚重ねて、試料窓に設置し、回
折格子と用い390nm〜730nmの範囲で測色を行
なった。当然の如く、試料に与える光の光源はハロゲン
ランプであり、充分な螢光を得られる紫外線を含んでい
る。
【0039】本発明の画像形成用紙を用いて画像形成を
行なうための画像形成方法について具体的に説明する。
【0040】図12は、本発明の画像形成方法を用いた
画像形成装置の一例として、本発明の画像形成用紙を転
写紙として用いる4色フルカラーの複写機の概要を説明
する。
【0041】複写機の装置本体内には、4つの画像形成
部、すなわち上流側(同図の右側)から順に画像形成部
Pa、Pb、Pc及びPdが配設され、それぞれ帯電、
露光、現像、転写の如き各プロセスを経て異なった4色
(シアン、マゼンタ、イエロー及びブラック)の画像を
形成する。この画像形成部Pa、Pb、Pc及びPdに
は、それぞれ専用の像担持体としての電子写真感光ドラ
ム(以下単に「感光ドラム」という)101a、101
b、101c及び101dが配設されており、これらの
感光ドラム上に形成されたトナー像が、各画像形成部に
隣接して移動する紙担持体108によって担持・搬送さ
れる画像形成用紙106上に転写され、更に、トナー像
が転写された画像形成用紙106は、定着部107にて
加熱及び加圧され、トナー像が定着された後、機外に排
出される構成となっている。
【0042】次に、潜像形成部から順に説明すると、回
転自在に配設された感光ドラム101a、101b、1
01c及び101dの周囲と上方には、露光ランプ12
1a、121b、121c及び121d、帯電器102
a、102b、102c及び102d、図示しない光源
装置、該光源装置より発せられた光をスキャンするため
のポリゴンミラー117、電位センサ122a、122
b、122c及び122dが設けられている。まず、帯
電器102a、102b、102c及び102dによっ
て感光ドラム101a、101b、101c及び101
dを一様に帯電する。図示しない光源装置から発せられ
たレーザ光を回転自在のポリゴンミラー117によって
走査し、反射ミラーによって変向した走査光を、感光ド
ラム101a、101b、101c及び101dの母線
上に集光するfθレンズ(不図示)を介して照射し、各
感光ドラム上に画像信号に応じた潜像を形成する。
【0043】現像器103a、103b、103c及び
103dには、それぞれシアン、マゼンタ、イエロー及
びブラックの各色の現像剤(トナー)が図示しない供給
装置によって、所定量充填されている。該現像剤を現像
器103a、103b、103c及び103dが、前記
走査光による潜像に応じて感光ドラム101a、101
b、101c及び101d上に可視像(トナー像)を形
成する。
【0044】トナー像の転写先となる画像形成用紙10
6は、紙カセット160中に収容されており、給紙ロー
ラ113a、レジストローラ113bを介してベルト状
の紙担持体108に担持されている各感光ドラム101
a、101b、101c及び101dに搬送される。こ
こで、紙担持体108は、ポリエチレンテレフタレート
樹脂フィルムシート(PETシート)や、ポリフッ化ビ
ニリデン樹脂フィルムシートや、ポリウレタン樹脂フィ
ルムシートの如き誘電体樹脂性のフィルムであり、その
両端部を互いに重ね合わせて接合し、エンドレス形状に
したものか、あるいは、継ぎ目を有しない(シームレ
ス)ベルトが用いられている(なお、継ぎ目を有するベ
ルトの場合には、継ぎ目位置を検知する手段を設け、継
ぎ目上においては、トナー像を転写させない様な構成を
とる場合もある)紙担持体108は、上流側のローラ1
11及び111と下流側のローラ110とに掛け渡され
ており、担持体108が回転を開始すると、画像形成用
紙106がレジストローラ113bから紙担持体108
上へ搬送される。このとき画像書き出し信号がONとな
り、あるタイミングにより最上流の感光ドラム101a
上に、画像形成を行なう。そして、感光ドラム101a
の下部において、転写押圧部材141aにより均一な圧
力条件で、転写帯電器104aが電界付与することによ
り、感光ドラム101a上のトナー像が画像形成用紙1
06上に転写される。この画像形成用紙106は紙担持
体108上に静電吸着力で保持されており、その後、次
の画像形成部Pbに搬送され、上記と同様に、今度は感
光ドラム102bによって、マゼンタのトナー像が転写
される。以下、上述と同様な方法により感光ドラム10
1c、101dによってそれぞれイエロー、ブラックの
トナー像が転写される。4色のトナー像が転写された画
像形成用紙106は、分離帯電器114、剥離帯電器1
15によって、除電され、静電吸着力の減衰によって、
紙担持体108から離脱し、定着部107へと搬送され
る。
【0045】定着部107は、定着ローラ171、加圧
ローラ172、これらのそれぞれをクリーニングする耐
熱性クリーニング部材173及び174、各ローラ17
1及び172を加熱するヒータ175及び176、ジメ
チルシリコンの如き離型剤オイルを定着ローラ171に
塗布するオイル塗布ローラ177、そのオイルを供給す
るためのオイル溜め178、定着温度制御用のサーミス
タ179を備えている。紙担持体108から定着部10
7に搬送された画像形成用紙106は、ここでトナー像
が加熱・加圧されて画像形成用紙106の表面に定着さ
れる。トナー像が定着された画像形成用紙106は、そ
れ後機外に排出される。
【0046】転写後の、つまりトナー像がなくなった各
感光ドラム101a、101b、101c及び101d
は、その表面に残留した現像剤が各クリーニング部10
5a、105b、105c及び105dにより除去さ
れ、引き続き行なわれる次の潜像形成に備える。紙担持
体108上に残留した現像剤はベルト除電器112によ
って除電され静電吸着力を取り除かれた後、回転自在の
ファーブラシ116によって回収室109内に掻き落と
される。現像剤を除去する他の手段としては、ブレード
または不織布及びその併用も用いられる。
【0047】更に、本発明の画像形成方法においては、
上記の図12に示す複写機に代えて、図13に示す複写
機を用いることもできる。
【0048】図13に示す複写機は、装置本体の一側
(図13右側)から同装置本体の略中央部に亘って設け
られている紙搬送系Iと、同装置本体の略中央部に、前
記紙搬送系Iを構成している転写ドラム309に近接し
て設けられている潜像形成部IIと、該潜像形成部II
に近接して配設されている現像手段、即ち回転式現像装
置IIIと、該回転式現像装置IIIに近接して配設さ
れている現像剤補給手段、即ち現像剤補給装置302と
で構成されている。
【0049】紙搬送系Iは、前記装置本体の一側(図1
3右側)に形成されている開口部に対して着脱自在な紙
補給用トレイ320a、320bと、給紙ローラ306
を備えた給紙ガイド305a、305bと、給紙ガイド
305bに近接して設けられ、図中矢印方向に回転自在
な転写ドラム309と、前記分離爪315に近接して設
けられている搬送ベルト316と、該搬送ベルト316
の搬送方向終端側に近接して配設され、装置本体外へと
延在する装置本体に対して着脱自在な排出用トレイと、
該排出用トレイに近接して設けられている定着装置31
7とで構成されてい。さらに、この転写ドラム309に
は、その外周面近傍に回転方向上流側から下流側に向か
って当接用ローラ308、グリッパ307、紙分離用帯
電器313及び314、分離爪315が配設されている
とともに、内周側に転写帯電器310、紙分離用帯電器
313が配設されている。
【0050】前記潜像形成部IIは、その外周面が前記
転写ドラム309の外周面に当接して配設されている図
中矢印方向に回転自在な像担持体、即ち感光ドラム30
3と、感光体ドラム303の外周面近傍にこの感光体ド
ラム303の回転方向上流側から下流側に向かって配設
されている、クリーニング手段312及び一次帯電器3
04と、感光体ドラム303の外周面上に静電潜像を形
成するためのレーザビームスキャナの如き像露光手段と
像露光反射手段とを具備している。
【0051】前記回転式現像装置IIIは、回転自在な
回転体301と、該回転体301にそれぞれ搭載され、
前記感光体ドラム303の外周面と対向する位置にて該
感光体ドラム303の外周面上に形成された静電潜像を
可視化(現像化)するためのマゼンタ現像器301M、
シアン現像器301C、イエロー現像器301Y及びブ
ラック現像器301Bkとを有している。
【0052】更に、前記現像剤補給装置302は、相互
に隣接して配設され、外部から供給される各色毎の現像
剤をそれぞれ色別に保持するイエローホッパ302Y、
マゼンタホッパ302M、シアンホッパ302C、ブラ
ックホッパ302Bkを具備している。
【0053】従って本発明の画像形成方法においては、
上記の図12或いは図13に示すような画像形成装置に
より、カラートナーを用いて画像形成用紙にカラー画像
を形成するものである。
【0054】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を詳細に説明
するが、これは何ら本発明を限定するものではない。
【0055】(実施例1)酸素晒しにより漂白処理を行
なったLBKPに填料10%、澱粉3.2%、内添サイ
ズ剤0.2%を配合し、長網抄紙機により抄紙を行ない
基材を製造した。基材の分光反射分布を図3に示す。前
述の基材の抄紙工程につけ加える形で青色螢光染料とし
てCI No.Floryecent86系の螢光染料
Mikephor BN conc(三井東圧社製)
(螢光輻射波長が450nmを中心とする青色の発光を
有する)を基材に対して0.1重量%になるごとく、結
着剤としての澱粉を混合した形で、サイズプレス工程に
て塗工して増白処理を行ない螢光強度zf値が2.6の
画像形成用紙を製造した。
【0056】得られた青色螢光増白処理後の画像形成用
紙の分光反射分布を図1に示す。この画像形成用紙は、
図1から明らかな如く、増白処理後において緑色から赤
色領域の分光反射率の低下が生じていなかった。図1か
ら明らかな如く、この転写紙の波長440nmから64
0nmの領域での分光反射率の最小値は85%であり、
この波長領域での分光反射率の最大値と最小値との差は
4%であった。
【0057】得られた画像形成用紙を図13に示す画像
形成用紙を用いてフルカラー画像を形成したところ、得
られた画像の各色彩度が良好であり、特に青の再現性が
良好であった。
【0058】(比較例1)実施例1で用いた基材を増白
処理を行なわずに、そのまま画像形成用紙として用い
た。この画像形成用紙の螢光強度zf値が0であり、更
に、図3から明らかな如く、波長440nmから640
nmの領域での分光反射率の最小値は72%であり、こ
の波長領域での分光反射率の最大値と最小値との差は1
7%であった。
【0059】この画像形成用紙を図13に示す画像形成
装置を用いて実施例1と同様にフルカラー画像を形成し
たところ、実施例1に比べ黄色味がかった紙であるた
め、青の彩度が低下し、緑へのシフトがみられた。
【0060】(比較例2)実施例1で用いた基材に対し
て、青色螢光染料に代えて、青色染料であるフタロシア
ニン系の染料を基材に対して0.0004重量%用いて
増白処理を行なうことを除いては、実施例1と同様にし
て螢光強度zf値が0.2の画像形成用紙を製造した。
【0061】得られた青色染料増白処理後の画像形成用
紙の分光反射分布を図5に示す。この画像形成用紙は、
図5から明らかな如く、増白処理後において、青色以外
の緑色から赤色領域(波長500nmから700nm)
で反射率が低下していた。
【0062】図5から明らかな如く、この転写紙の波長
440nmから640nmの領域での分光反射率の最小
値は69%であり、この波長領域での分光反射率の最大
値と最小値との差は9%であった。
【0063】得られた画像形成用紙を図13に示す画像
形成用紙を用いて実施例1と同様にフルカラー画像を形
成したところ、特に緑色部分の彩度が低下し、色ににご
りが見られた。
【0064】(比較例3)実施例1で用いた基材に対し
て、増白処理で用いた青色螢光染料の使用量を、基材に
対して0.6重量%に変更することを除いては実施例1
と同様にして螢光強度zf値が14.0の画像形成用紙
を製造した。
【0065】得られた青色染料増白処理後の画像形成用
紙の分光反射分布を図6に示す。
【0066】図6から明らかな如く、この画像形成用紙
の波長440nmから640nmの領域での分光反射率
の最小値は85%であり、この波長領域での分光反射率
の最大値と最小値との差は13%であった。
【0067】得られた画像形成用紙を図13に示す画像
形成装置を用いて実施例1と同様にフルカラー画像を形
成したところ、青色の発光が強すぎるため、画像全体が
青味をおびた画像となり自然さが失われてしまった。
【0068】(比較例4)実施例1で用いた基材に対し
て、青色螢光染料に代えて、青色染料を0.0006重
量%混入したものに青色螢光染料を0.04重量%用い
て増白処理を行なうことを除いては、実施例1と同様に
して螢光強度zf値が1.2の画像形成用紙を製造し
た。
【0069】得られた青色染料及び青色螢光染料増白処
理後の画像形成用紙の分光反射分布を図4に示す。この
画像形成用紙は、図4から明らかな如く、増白処理後に
おいて、青色での反射率は高くなったが緑色から赤色領
域(波長500nmから700nm)で反射率が低下し
ていた。
【0070】図4から明らかな如く、この転写紙の波長
440nmから640nmの領域での分光反射率の最小
値は78%であり、この波長領域での分光反射率の最大
値と最小値との差は12%であった。
【0071】(実施例2)実施例1で用いた基材に対し
て、青色螢光染料としてMike phor BN c
onc(三井東圧社製)(螢光輻射波長が450nmを
中心とする青色の発色を有する)を基材に対して0.1
重量%添加した後、更に緑味乃至赤味螢光染料としてM
ike phor BA conc(三井東圧社製)螢
光輻射波長が青色から緑色乃至赤色へと尾を引く輻射特
性を有する)を0.15重量%添加することを除いて
は、実施例1と同様にして螢光強度zf値が3.5の画
像形成用紙を製造した。
【0072】得られた青色螢光染料及び緑味乃至赤味螢
光染料による増白処理後の画像形成用紙の分光反射分布
を図2に示す。この転写紙は、図2から明らかな如く、
増白処理後において、緑色から赤色領域(波長500n
mから700nm)で反射率が、実施例1の画像形成用
紙よりも更に高くなっており、青色領域と緑色から赤色
領域との反射率の差が少なく平坦な分光反射率分布が得
られた。図2から明らかな如く、この転写紙の波長44
0nmから640nmの領域での分光反射率の最小値は
88%であり、この波長領域での分光反射率の最大値と
最小値との差は1%であった。
【0073】得られた画像形成用紙を図12及び図13
に示す画像形成装置を用いて実施例1と同様にフルカラ
ー画像を形成したところ、形成されたトナー像は比較例
1に比べ目視で確認できるレベルで鮮やかさが増してお
り、高品位なフルカラー画像になっていることを確認さ
れた。
【0074】図7に実施例2の画像形成用紙及び比較例
1の画像形成用紙のL***色空間における色再現域
を示す。図7から明らかな如く、実施例2の画像形成用
紙は、a**の緑色から赤色領域に対応する成分(a*
の+及び−成分、b*の+成分)の色再現域が増えてい
る。
【0075】(実施例3)実施例2で増白処理に用いた
青色螢光染料及び緑味乃至赤味螢光染料の添加量をそれ
ぞれ0.038重量%及び0.042重量%に変更する
ことを除いては、実施例2と同様にして螢光強度zf値
が2.0の画像形成用紙を製造した。
【0076】この画像形成用紙の波長440nmから6
40nmの領域での分光反射率の最小値は85%であ
り、この波長領域での分光反射率の最大値を最小値との
差は4.8%であった。
【0077】得られた画像形成用紙を図12及び図13
に示す画像形成装置を用いて実施例1と同様にフルカラ
ー画像を形成したところ、形成されたトナー像は、実施
例2に比べ、多少明度が不足しているためトナー画像の
彩度は若干低下したが、実用上の白さは分光反射率の最
大値と最小値の差が4.8%であり、画像バランスに問
題はなかった。
【0078】(実施例4)実施例2で増白処理に用いた
青色螢光染料及び緑味乃至赤味螢光染料の添加量をそれ
ぞれ0.03重量%及び0.37重量%に変更すること
を除いては、実施例2と同様にして螢光強度zf値が
6.5の画像形成用紙を製造した。
【0079】この画像形成用紙の波長440nmから6
40nmの領域での分光反射率の最小値は90%であ
り、この波長領域での分光反射率の最大値を最小値との
差は5%であった。
【0080】得られた画像形成用紙を図12及び図13
に示す画像形成装置を用いて実施例1と同様にフルカラ
ー画像を形成したところ、形成されたトナー像は、実施
例2に比べ緑分の分光反射光が多いが、紙の白色は問題
なく、全色の色再現は、青味が少し劣るが平均的に高い
反射光量を示すため、彩度の劣化は、人間の目に感じら
れる状態では問題ないレベルであった。
【0081】
【発明の効果】本発明においては、画像形成用紙が、波
長440nm乃至640nmの領域での紙から拡散反射
する光の分光反射率が85%以上であり、かつ該波長領
域での該分光反射率の最大値を最小値の差が5%以下で
ある分光反射率分布を有していることから、紙からの反
射光量が充分に得られ、青色及び緑色乃至赤色の波長成
分を持った色の彩度が高く画像形成用紙に形成されるカ
ラー画像の色の再現域を拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の画像形成用紙の分光反射率分布を示
す図である。
【図2】実施例2の画像形成用紙の分光反射率分布を示
す図である。
【図3】比較例1の画像形成用紙の分光反射率分布を示
す図である。
【図4】従来の青色染料及び青色螢光染料で増白処理し
た画像形成用紙の分光反射率分布を示す図である。
【図5】比較例2の画像形成用紙の分光反射率分布を示
す図である。
【図6】比較例3の画像形成用紙の分光反射率分布を示
す図である。
【図7】実施例2の画像形成用紙を比較例1の転写紙の
L*a*b*色空間における色再現域を示す図である。
【図8】カラー画像の発色を説明するための図である。
【図9】カラー画像の発色を説明するための図である。
【図10】カラー画像の発色を説明するための図であ
る。
【図11】カラートナーの分光透過率を示す図である。
【図12】本発明の画像形成用紙を用いた画像形成方法
を説明するための図である。
【図13】本発明の画像形成用紙を用いた画像形成方法
を説明するための図である。
【符号の説明】
a イエロー b マゼンタ c シアン 1 画像形成用紙(転写紙) 2 イエロートナー 3 シアントナー 4 マゼンタトナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03G 15/08 503 G03G 15/08 507L 507 D21H 3/80 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 7/00

Claims (24)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラートナーによってカラー画像を形成
    するための画像形成用紙であり、該画像形成用紙は、
    長440nm乃至640nmの領域での紙から拡散反射
    する光の分光反射率が少なくとも85%以上であり、か
    つ該波長領域での該分光反射率の最大値を最小値の差が
    5%以内である分光反射率分布を有することを特徴とす
    る画像形成用紙。
  2. 【請求項2】 波長440nm乃至640nmの領域で
    の該分光反射率の最大値と最小値の差が3%以内である
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成用紙。
  3. 【請求項3】 波長440nm乃至640nmの領域で
    の該分光反射率が87%以上であることを特徴とする請
    求項1又は2記載の画像形成用紙。
  4. 【請求項4】 該画像形成用紙には、波長450nm近
    傍に螢光輻射を発生する青色螢光染料が添加されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の画像
    形成用紙。
  5. 【請求項5】 該画像形成用紙には、該青色螢光染料が
    該画像形成用紙の重量を基準にして0.08乃至0.4
    重量%添加されていることを特徴とする請求項4記載の
    画像形成用紙。
  6. 【請求項6】 該画像形成用紙には、該青色螢光染料が
    該画像形成用紙の重量を基準にして0.1乃至0.3重
    量%添加されていることを特徴とする請求項4記載の画
    像形成用紙。
  7. 【請求項7】 該画像形成用紙には、波長450nm近
    傍の螢光輻射を発生する青色螢光染料及び波長520n
    m近傍の螢光輻射を発生する緑味乃至赤味螢光染料が添
    加されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    記載の画像形成用紙。
  8. 【請求項8】 該画像形成用紙には、該青色螢光染料及
    び該緑味乃至赤味螢光染料が総量で該画像形成用紙の重
    量を基準にして0.08乃至0.4重量%添加されてお
    り、かつ該緑味乃至赤味螢光染料の添加量は、該青色螢
    光染料の添加量の2乃至10倍であることを特徴とする
    請求項7記載の画像形成用紙。
  9. 【請求項9】 該画像形成用紙には、該青色螢光染料及
    び該緑味乃至赤味螢光染料が総量で該画像形成用紙の重
    量を基準にして0.1乃至0.3重量%添加されてお
    り、かつ該緑味乃至赤味螢光染料の添加量は、該青色螢
    光染料の添加量の2乃至10倍であることを特徴とする
    請求項7記載の画像形成用紙。
  10. 【請求項10】 該画像形成用紙は、螢光強度が、fz
    値で2.5乃至10であることを特徴とする請求項4乃
    至9のいずれか記載の画像形成用紙。
  11. 【請求項11】 該画像形成用紙は、螢光強度が、fz
    値で2.5乃至7.0であることを特徴とする請求項4
    乃至9のいずれか記載の画像形成用紙。
  12. 【請求項12】 該カラートナーは、マゼンタトナー、
    シアントナー及びイエロートナーからなる群から選択さ
    れる少なくとも1種以上のカラートナーを有しているこ
    とを特徴とする請求項1乃至11のいずれか記載の画像
    形成用紙。
  13. 【請求項13】カラートナーを用いて画像形成用紙にカ
    ラー画像を形成する画像形成方法において、該画像形成
    用紙は、波長440nm乃至640nmの領域での紙か
    ら拡散反射する光の分光反射率が少なくとも85%以上
    であり、かつ該波長領域での該分光反射率の最大値を最
    小値の差が5%以内である分光反射率分布を有している
    ことを特徴とする画像形成方法。
  14. 【請求項14】 該カラートナーは、マゼンタトナー、
    シアントナー及びイエロートナーからなる群から選択さ
    れる少なくとも1種以上のカラートナーを有しているこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像形成方法。
  15. 【請求項15】 該画像形成用紙は、波長440nm乃
    至640nmの領域での該分光反射率の最大値と最小値
    の差が3%以内であることを特徴とする請求項12又は
    13記載の画像形成方法。
  16. 【請求項16】 該画像形成用紙は、波長440nm乃
    至640nmの領域での該分光反射率が87%以上であ
    ることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか記載
    の画像形成方法。
  17. 【請求項17】 該画像形成用紙には、波長450nm
    近傍の螢光輻射を発生する青色螢光染料が添加されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至16のいずれか記載
    の画像形成方法。
  18. 【請求項18】 該画像形成用紙には、該青色螢光染料
    が該画像形成用紙の重量を基準にして0.08乃至0.
    4重量%添加されていることを特徴とする請求項1
    載の画像形成方法。
  19. 【請求項19】 該画像形成用紙には、該青色螢光染料
    が該画像形成用紙の重量を基準にして0.1乃至0.3
    重量%添加されてされていることを特徴とする請求項1
    記載の画像形成方法。
  20. 【請求項20】 該画像形成用紙には、波長450nm
    近傍の螢光輻射を発生する青色螢光染料及び波長520
    nm近傍の螢光輻射を発生する緑味赤味螢光染料が添加
    されていることを特徴とする請求項1乃至16のいず
    れか記載の画像形成方法。
  21. 【請求項21】 該画像形成用紙には、該青色螢光染料
    及び該緑味乃至赤味螢光染料が総量で該画像形成用紙の
    重量を基準にして0.08乃至0.4重量%添加されて
    おり、かつ該緑味乃至赤味螢光染料の添加量は、該青色
    螢光染料の添加量の2乃至10倍であることを特徴とす
    る請求項20記載の画像形成方法。
  22. 【請求項22】 該画像形成用紙には、該青色螢光染料
    及び該緑味乃至赤味螢光染料が総量で該画像形成用紙の
    重量を基準にして0.1乃至0.3重量%添加されてお
    り、かつ該緑味乃至赤味螢光染料の添加量は、該青色螢
    光染料の添加量の2乃至10倍であることを特徴とする
    請求項20記載の画像形成方法。
  23. 【請求項23】 該画像形成用紙は、螢光強度が、fz
    値で2.5乃至10であることを特徴とする請求項1
    乃至22のいずれか記載の画像形成方法。
  24. 【請求項24】 該画像形成用紙は、螢光強度が、fz
    値で2.5乃至7.0であることを特徴とする請求項1
    乃至22のいずれか記載の画像形成方法。
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