JP2994300B2 - 防虫シート及びその製造方法 - Google Patents

防虫シート及びその製造方法

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JP2994300B2
JP2994300B2 JP9095983A JP9598397A JP2994300B2 JP 2994300 B2 JP2994300 B2 JP 2994300B2 JP 9095983 A JP9095983 A JP 9095983A JP 9598397 A JP9598397 A JP 9598397A JP 2994300 B2 JP2994300 B2 JP 2994300B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防虫剤成分を含浸
させた無機系多孔質粒子をシート状基材に付着させた防
虫シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般
に、蚊、ハエ、ゴキブリ等に対する防虫剤等は、噴霧等
の方法により、防虫を行ないたい場所に直接散布してい
る。しかしながら、このような方法によると防虫効果は
一時的であり、時間の経過と共に防虫効果が消失し、長
期間にわたってこれらの効果を保持することができない
という問題がある。
【0003】このような防虫効果等を長期間保持する方
法として、防虫剤をマイクロカプセル化する方法が提案
されている(特開平8−53319号公報、特開平6−
65018号公報、特開平2−131404号公報な
ど)。
【0004】しかしながら、このようなマイクロカプセ
ルでは、芯材となる防虫剤の徐放性が、マイクロカプセ
ルの壁材や壁の厚み等によって大きく影響されるため、
一定の徐放性を有するマイクロカプセルを安定して製造
することが困難であるという問題があった。また、一般
にマイクロカプセルの製造は複雑であり、簡易な製造設
備で製造することは難しく、経済的な生産が困難である
という問題があった。
【0005】特開平3−176410号公報等において
は、珪酸カルシウムなどの微粉体に防虫剤成分を含浸さ
せる方法が開示されている。このように微粉体に防虫剤
成分を含浸させる方法は、マイクロカプセルを用いる方
法に比べてより容易に製造することができ、簡易な製造
設備で製造が可能である。
【0006】しかしながら、防虫剤成分を含浸した粉体
を、シート状基材に付着させ防虫シートとして用いる場
合、粉体をシート状基材に付着させるためのバインダー
が必要となる。従来、このようなバインダーとしては、
熱硬化性のバインダーが一般的に用いられており、この
バインダーを熱処理して硬化させる際、防虫剤成分が蒸
発したり、分解、変質等を生じるという問題があった。
また、バインダーを低温で熱処理したり、あるいは熱処
理を施さない場合、バインダー樹脂の耐水性等が劣るた
め、シート状基材に付着した粒子が多量に脱離してしま
う等の問題があり、耐久性において支障を生じた。
【0007】本発明の目的は、防虫剤成分の蒸発、分
解、変質等がなく、耐水性等の耐久性に優れた防虫シー
ト及びその製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の防虫シートは、
防虫剤成分を含浸した無機系多孔質粒子を、水系樹脂、
多官能モノマー、及びレドックスラジカル開始剤からな
るバインダー成分でシート状基材に付着させることを特
徴としている。
【0009】本発明において用いる防虫剤成分は、無機
系多孔質粒子に含浸させることができるものであれば特
に限定されるものではない。防虫剤成分が液状である場
合には、そのまま無機系多孔質粒子に含浸させることが
できる。防虫剤成分が粘度の高い液状である場合や固体
である場合には、溶剤等に溶解した状態で無機系多孔質
粒子中に含浸させることができる。防虫剤成分として
は、除虫菊エキス、唐がらしエキス、ニンニクエキス、
チョウジ抽出液、ローレル抽出液、ウィキョウ抽出液、
ビシャク抽出液、ショウキョウ抽出液、マスタードオイ
ル、わさびフレーバー、ひばオイル、ヒノキ油、ヒノキ
チオール、ハッカ油などの天然抽出物が特に好ましい。
本発明において防虫剤成分は、1種類単独あるいは複数
種類を混合して併用することができる。
【0010】本発明において用いる無機系多孔質粒子と
しては、シリカ系、珪酸塩系、アルミナ系などの無機セ
ラミック等からなる多孔質粒子を用いることができる。
無機系多孔質粒子の粒子径としては、0.1μm〜10
0μmが好ましく、さらに好ましくは0.5μm〜25
μmである。また無機系多孔質粒子は中空構造を有する
ものであってもよい。
【0011】本発明において、防虫剤成分を無機系多孔
質粒子に含浸させる方法としては、例えば、無機系多孔
質粒子の雰囲気を減圧にし、無機系多孔質粒子中の空気
を取り除いた後に、防虫剤成分と接触させ、無機系多孔
質粒子中に防虫剤成分を含浸させる方法が挙げられる。
また、液状の防虫剤成分中に無機系多孔質粒子を入れ、
その系を減圧にして、無機質多孔質粒子中の空気を脱気
し、防虫剤成分と置換する方法を用いてもよい。
【0012】本発明におけるバインダー成分は、水系樹
脂、多官能モノマー、及びレドックスラジカル開始剤を
含有する。水系樹脂としては、ラテックス形態またはエ
マルジョン形態の水分散性樹脂や、水溶性樹脂を用いる
ことができる。水分散性樹脂及び水溶性樹脂としては、
例えば、アクリル系樹脂または酢酸ビニル系樹脂などの
樹脂を用いることができる。
【0013】多官能モノマーとしては、官能基を複数有
するモノマーが用いられ、特に、不飽和二重結合、水酸
基またはアミノ基を官能基として少なくとも2つ有する
モノマーが好ましい。これらの多官能モノマーとして
は、エチレングリコールジメタクリレート等のジメタク
リレート;ポリエチレングリコール200ジアクリレー
ト等のジアクリレート;テトラメチロールメタントリア
クリレート、テトラメチロールメタンテトラアクリレー
ト、メチレンビスアクリルアミド、N−メチロールアク
リルアミド等が挙げられる。メチレンビスアクリルアミ
ドにおいてはアクリル基とNH基が官能基として作用す
る。またN−メチロールアクリルアミドでは、アクリル
基とN−メチロール基が官能基として作用する。これら
のNH基及びメチロール基は、水系樹脂としてホルマリ
ンタイプのアクリルエマルジョン等を用いた場合、水系
樹脂と反応する。また、シート状基材にセルロース繊維
を用いた場合には、N−メチロール基がセルロースと反
応する。
【0014】レドックスラジカル開始剤としては、過酸
化水素−第一鉄塩、過硫酸塩−酸性亜硫酸ナトリウム、
クメンヒドロペルオキシド−第一鉄塩、過酸化ベンゾイ
ル−ジメチルアニリン等が挙げられる。これらのレドッ
クスラジカル開始剤は、その分解温度が室温〜50℃程
度であることが好ましい。
【0015】バインダー成分における配合割合は、水系
樹脂100重量部に対し、多官能モノマー2〜50重量
部、レドックスラジカル開始剤0.01〜5重量部が好
ましい。
【0016】多官能モノマーの含有量が少ないと、バイ
ンダー成分の架橋が不十分となり、耐水性等の耐久性が
得られない場合がある。また、多官能モノマーの含有量
が多すぎると、シート基材への付着量が不十分になる場
合がある。レドックスラジカル開始剤の含有量が少なす
ぎると、バインダー成分の架橋が不十分となり、耐水性
等の耐久性が得られない場合がある。またレドックスラ
ジカル開始剤の含有量が多すぎると、硬化が速くなり、
バインダー成分がゲル化するため、不織布等を基材とし
て用いる場合、基材への付着処理が困難になる傾向にあ
る。
【0017】本発明においては、レドックスラジカル開
始剤を用いているので、室温〜50℃の処理で、多官能
モノマー及び、水系樹脂への連鎖移動反応等により架橋
し、バインダー成分を硬化させることができる。従っ
て、従来のようにバインダー成分を硬化させるための熱
処理によって、殺虫剤成分が蒸発することなく、また分
解、変質等を生じることがない。また、本発明では、多
官能モノマーを用いてバインダー成分を架橋させている
ため、バインダー成分の耐水性等が向上し、耐久性を高
めることができる。
【0018】図1は、本発明の防虫シートの一実施態様
を示す断面図である。防虫シート10において、シート
状基材1の片側に接着層2が設けられ、該接着層2の上
に剥離紙3が設けられている。シート状基材1には、無
機系多孔質粒子がバインダー成分によって付着し固定さ
れている。ここでは、接着層2として両面接着シートが
用いられている。剥離紙3を剥がすことにより、接着層
2の接着面を露出させ、所望の箇所に接着させて用いる
ことができる。従って、壁面や天井等のような箇所にで
も設置することができる。
【0019】本発明の製造方法は、無機系多孔質粒子に
防虫剤成分を含浸させた後、該無機系多孔質粒子を、水
系樹脂、多官能モノマー、及びレドックスラジカル開始
剤からなるバインダー成分を含むバインダー液中に添加
し、該バインダー液にシート状基材を接触させることに
より、無機系多孔質粒子をシート状基材に付着させ、そ
の後、室温〜50℃の処理でバインダー成分を硬化させ
ることを特徴としている。
【0020】本発明においてシート状基材にバインダー
液を接触させる方法としては、バインダー液をシート状
基材の表面上に付着させることができる方法であれば特
に限定されないが、無機系多孔質粒子を混合したバイン
ダー液中にシート状基材を浸漬させる方法や、シート状
基材の上に無機系多孔質粒子を混合したバインダー液を
塗布する方法などが挙げられる。
【0021】バインダー液によって無機系多孔質粒子を
シート状基材の表面上に付着させた後、室温〜50℃の
処理により、バインダー成分を硬化させることにより無
機系多孔質粒子をシート状基材の表面上に固定すること
ができる。
【0022】作用 本発明によれば、室温〜50℃の低温で、レドックスラ
ジカル開始剤により、多官能モノマーを用いて架橋させ
ることができるので、無機系多孔質粒子に含浸した防虫
剤成分の蒸発を防止することができ、分解、変質等を生
じることがない。また、バインダー成分は架橋により硬
化させるものであるので、耐水性等の耐久性に優れてい
る。また、シート状基材の収縮や変質等なしに無機系多
孔質粒子をシート状基材の表面上に付着し固定させるこ
とができる。
【0023】本発明の防虫シートは、無機系多孔質粒子
中に防虫剤成分を含浸させたものであるので、徐放性を
有しており、長時間にわたって防虫効果(忌避効果を含
む)を発揮させることができる。また、シート状である
ので取り扱い易く、所望の箇所に設置することができ
る。また、壁面に多数の小さな孔を開けた容器中に本発
明の防虫シートを入れ、これを、例えば米びつの中に入
れておくことにより、例えば、コクゾウ虫等に対する防
虫シートとして用いることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
〔防虫シートの製造〕実施例1 シャーレにシリカ系中空多孔質粒子(商品名「ゴッドボ
ールB−6C」、鈴木油脂工業社製)10gを入れ、上
部にロートの付いた吸引鐘中で、アスピレーターにより
内部を減圧にした。このように減圧することによって、
十分にシリカ系中空多孔質粒子中の空気を取り除いた
後、ロート中に防虫剤成分としてのひば油30gを入
れ、シリカ系中空多孔質粒子の上に滴下した。ひば油を
シリカ系中空多孔質粒子に十分含浸させた後、含浸され
なかったひば油8gをデカンテーションにより取り除い
た。
【0025】ノニオン界面活性剤(商品名「エマルゲ
ン」、花王社製)1g、アニオン界面活性剤(商品名
「エアロゾルOT」、花王社製)0.5gを水25ml
に溶解し、この水溶液に上記ひば油を含浸したシリカ系
中空多孔質粒子を分散させた。次に、水系樹脂としての
ポリアクリレート共重合体バインダー(商品名「ニュー
コート♯4900−1」、新中村化学工業社製)50
g、多官能性モノマーとしてのポリエチレングリコール
200ジアクリレート(商品名「NKエステル20
0」、新中村化学工業社製)20g及びメチレンビスア
クリルアミド3gを水50mlに溶解し、上記シリカ系
中空多孔質粒子を分散させた分散液に添加した。次に、
レドックスラジカル開始剤として、ペルオキソ二硫酸ア
ンモニウム0.1gを添加し、次に亜硫酸水素ナトリウ
ム0.1gを水に溶解して添加した。
【0026】以上のようにして得られたシリカ系中空多
孔質粒子を分散させたバインダー液に、ポリプロピレン
不織布(目付け47.9g/m2 )を浸漬した。ポリプ
ロピレン不織布を取り出して絞り、50℃で5分間キュ
アーした後乾燥して防虫シートを得た。重量増加から付
着量を測定したところ、付着量は94.9重量%であっ
た。得られた防虫シートの耐水性を評価するため、60
℃の湯に10分間漬けて洗った。湯洗い後の付着量は6
3.5重量%であった。
【0027】実施例2 シャーレにシリカ系中空多孔質粒子(商品名「ゴッドボ
ールB−6C」、鈴木油脂工業社製)10gを入れ、上
部にロートの付いた吸引鐘中で、アスピレーターにより
内部を減圧にした。このように減圧することによって、
十分にシリカ系中空多孔質粒子中の空気を取り除いた
後、ロート中に防虫剤成分としてのひば油30gを入
れ、シリカ系中空多孔質粒子の上に滴下した。ひば油を
シリカ系中空多孔質粒子に十分含浸させた後、含浸され
なかったひば油8gをデカンテーションにより取り除い
た。
【0028】ノニオン界面活性剤(商品名「エマルゲ
ン」、花王社製)1g、アニオン界面活性剤(商品名
「エアロゾルOT」、花王社製)0.5gを水25ml
に溶解し、この水溶液に上記ひば油を含浸したシリカ系
中空多孔質粒子を分散させた。次に、水系樹脂としての
ポリアクリレート共重合体バインダー(商品名「ニュー
コート♯4900−1」、新中村化学工業社製)50
g、多官能性モノマーとしてのテトラメチロールメタン
テトラアクリレート(商品名「NKエステルA−TMM
T」、新中村化学工業社製)20g及びメチレンビスア
クリルアミド3gを水50mlに溶解し、上記シリカ系
中空多孔質粒子を分散させた分散液に添加した。次に、
レドックスラジカル開始剤として、ペルオキソ二硫酸ア
ンモニウム0.1gを添加し、次に亜硫酸水素ナトリウ
ム0.1gを水に溶解して添加した。
【0029】以上のようにして得られたシリカ系中空多
孔質粒子を分散させたバインダー液に、ポリプロピレン
不織布(目付け47.9g/m2 )を浸漬した。ポリプ
ロピレン不織布を取り出して絞り、50℃で5分間キュ
アーした後乾燥して防虫シートを得た。重量増加から付
着量を測定したところ、付着量は112.4重量%であ
った。得られた防虫シートの耐水性を評価するため、6
0℃の湯に10分間漬けて洗った。湯洗い後の付着量は
94.7重量%であった。
【0030】実施例3 シャーレにシリカ系中空多孔質粒子(商品名「ゴッドボ
ールB−6C」、鈴木油脂工業社製)10gを入れ、上
部にロートの付いた吸引鐘中で、アスピレーターにより
内部を減圧にした。このように減圧することによって、
十分にシリカ系中空多孔質粒子中の空気を取り除いた
後、ロート中に防虫剤成分としてのひば油30gを入
れ、シリカ系中空多孔質粒子の上に滴下した。ひば油を
シリカ系中空多孔質粒子に十分含浸させた後、含浸され
なかったひば油8gをデカンテーションにより取り除い
た。
【0031】ノニオン界面活性剤(商品名「エマルゲ
ン」、花王社製)1g、アニオン界面活性剤(商品名
「エアロゾルOT」、花王社製)0.5gを水25ml
に溶解し、この水溶液に上記ひば油を含浸したシリカ系
中空多孔質粒子を分散させた。次に、水系樹脂としての
ポリアクリレート共重合体バインダー(商品名「ニュー
コート♯4900−1」、新中村化学工業社製)50
g、多官能性モノマーとしてのテトラメチロールメタン
トリアクリレート(商品名「NKエステルA−TMM3
L」、トリエステル約55%、新中村化学工業社製)2
0g及びメチレンビスアクリルアミド3gを水50ml
に溶解し、上記シリカ系中空多孔質粒子を分散させた分
散液に添加した。次に、レドックスラジカル開始剤とし
て、ペルオキソ二硫酸アンモニウム0.1gを添加し、
次に亜硫酸水素ナトリウム0.1gを水に溶解して添加
した。
【0032】以上のようにして得られたシリカ系中空多
孔質粒子を分散させたバインダー液に、ポリプロピレン
不織布(目付け47.9g/m2 )を浸漬した。ポリプ
ロピレン不織布を取り出して絞り、50℃で5分間キュ
アーした後乾燥して防虫シートを得た。重量増加から付
着量を測定したところ、付着量は106.9重量%であ
った。得られた防虫シートの耐水性を評価するため、6
0℃の湯に10分間漬けて洗った。湯洗い後の付着量は
66.7重量%であった。
【0033】実施例4 シャーレにシリカ系中空多孔質粒子(商品名「ゴッドボ
ールB−6C」、鈴木油脂工業社製)10gを入れ、上
部にロートの付いた吸引鐘中で、アスピレーターにより
内部を減圧にした。このように減圧することによって、
十分にシリカ系中空多孔質粒子中の空気を取り除いた
後、ロート中に防虫剤成分としてのひば油30gを入
れ、シリカ系中空多孔質粒子の上に滴下した。ひば油を
シリカ系中空多孔質粒子に十分含浸させた後、含浸され
なかったひば油8gをデカンテーションにより取り除い
た。
【0034】ノニオン界面活性剤(商品名「エマルゲ
ン」、花王社製)1g、アニオン界面活性剤(商品名
「エアロゾルOT」、花王社製)0.5gを水25ml
に溶解し、この水溶液に上記ひば油を含浸したシリカ系
中空多孔質粒子を分散させた。次に、水系樹脂としての
ポリアクリレート共重合体バインダー(商品名「バナテ
ックスM−502」、新中村化学工業社製)50g、多
官能性モノマーとしてのテトラメチロールメタンテトラ
アクリレート(商品名「NKエステルA−TMMT」、
新中村化学工業社製)3g及びN−メチロールアクリル
アミド3gを水50mlに溶解し、上記シリカ系中空多
孔質粒子を分散させた分散液に添加した。次に、レドッ
クスラジカル開始剤として、ペルオキソ二硫酸アンモニ
ウム0.1gを添加し、次に亜硫酸水素ナトリウム0.
1gを水に溶解して添加した。
【0035】以上のようにして得られたシリカ系中空多
孔質粒子を分散させたバインダー液に、ポリプロピレン
不織布(目付け47.9g/m2 )を浸漬した。ポリプ
ロピレン不織布を取り出して絞り、50℃で5分間キュ
アーした後乾燥して防虫シートを得た。重量増加から付
着量を測定したところ、付着量は111.9重量%であ
った。得られた防虫シートの耐水性を評価するため、6
0℃の湯に10分間漬けて洗った。湯洗い後の付着量は
103.4重量%であった。
【0036】さらに、得られた防虫シートについて徐放
性試験を行った。1.2リットルの吸引デシケーター中
に得られた防虫シートを置き、40ml/分の流量で窒
素ガスを流入し、100mlメタノールを入れたガス吸
収トラップ2本に徐放される成分を吸収させ、この吸収
された成分をガスクロマトグラフィにより分析した。結
果は以下に示す通りである。 9時間後:0.0015% 13時間後:0.002% 15時間後:0.0032% 18時間後:0.0034% 19時間後:0.0035% 21時間後:0.0036% 22時間後:0.004% 26時間後:0.0055%
【0037】比較例1 バインダー成分として多官能モノマー及びレドックスラ
ジカル開始剤を用いないで、すなわちバインダー成分と
してポリアクリレート共重合体バインダーのみを用い、
不織布をバインダー液中に浸漬した後、100℃3分間
乾燥し、その後150℃3分間熱処理する以外は、上記
実施例4と同様にして防虫シートを得た。付着率は10
1.0重量%であった。
【0038】上記実施例4と同様にして徐放性試験を行
ったところ、防虫剤成分であるひば油は全く検出されな
かった。これは、バインダー液中に不織布を浸漬させた
後、熱処理することにより、シリカ系中空多孔質粒子に
含浸されたひば油がほとんど蒸発してしまったことによ
るものと考えられる。
【0039】比較例2 シリカ系中空多孔質粒子を用いず、バインダー液中にひ
ば油22gを添加する以外は、上記実施例4と同様にし
て防虫シートを得た。
【0040】得られた防虫シートについて、上記実施例
4と同様に徐放性試験を行ったところ、放出速度は約5
倍速くなった。試験結果を以下に示す。 4時間後:0.0025% 5時間後:0.0035% 7時間後:0.0075% 10時間後:0.014% 12時間後:0.016% 14時間後:0.0165% 16時間後:0.017% 17時間後:0.018% 以上のように、放出量が多く、実施例4に比べ徐放性に
おいて劣っていることがわかる。
【0041】実施例5 シャーレにシリカ系中空多孔質粒子(商品名「ゴッドボ
ールB−6C」、鈴木油脂工業社製)10gを入れ、上
部にロートの付いた吸引鐘中で、アスピレーターにより
内部を減圧にした。このように減圧することによって、
十分にシリカ系中空多孔質粒子中の空気を取り除いた
後、ロート中に防虫剤成分としてのひば油30gを入
れ、シリカ系中空多孔質粒子の上に滴下した。ひば油を
シリカ系中空多孔質粒子に十分含浸させた後、含浸され
なかったひば油8gをデカンテーションにより取り除い
た。
【0042】ノニオン界面活性剤(商品名「エマルゲ
ン」、花王社製)1g、アニオン界面活性剤(商品名
「エアロゾルOT」、花王社製)0.5gを水25ml
に溶解し、この水溶液に上記ひば油を含浸したシリカ系
中空多孔質粒子を分散させた。次に、水系樹脂としての
ポリアクリレート共重合体バインダー(商品名「バナテ
ックスM−502」、新中村化学工業社製)50g、多
官能性モノマーとしてのテトラメチロールメタントリア
クリレート(商品名「NKエステルA−TMM3L」、
トリエステル約55%、新中村化学工業社製)3g及び
N−メチロールアクリルアミド3gを水50mlに溶解
し、上記シリカ系中空多孔質粒子を分散させた分散液に
添加した。次に、レドックスラジカル開始剤として、ペ
ルオキソ二硫酸アンモニウム0.1gを添加し、次に亜
硫酸水素ナトリウム0.1gを水に溶解して添加した。
【0043】以上のようにして得られたシリカ系中空多
孔質粒子を分散させたバインダー液に、ポリプロピレン
不織布(目付け47.9g/m2 )を浸漬した。ポリプ
ロピレン不織布を取り出して絞り、50℃で5分間キュ
アーした後乾燥して防虫シートを得た。重量増加から付
着量を測定したところ、付着量は120.0重量%であ
った。得られた防虫シートの耐水性を評価するため、6
0℃の湯に10分間漬けて洗った。湯洗い後の付着量は
107.9重量%であった。
【0044】〔種々の天然抽出物を防虫剤成分として用
いた防虫シートの製造〕実施例6 シャーレにシリカ系中空多孔質粒子(商品名「ゴッドボ
ールB−6C」、鈴木油脂工業社製)10gを入れ、上
部にロートの付いた吸引鐘中で、アスピレーターにより
内部を減圧にした。このように減圧することによって、
十分にシリカ系中空多孔質粒子中の空気を取り除いた
後、ロート中に防虫剤成分としての除虫菊エキス14g
を入れ、シリカ系中空多孔質粒子の上に滴下した。除虫
菊エキスをシリカ系中空多孔質粒子に十分含浸させた。
水系樹脂としてのポリアクリレート共重合体バインダー
(商品名「バナテックスM−502」、新中村化学工業
社製)50g、多官能性モノマーとしてのテトラメチロ
ールメタントリアクリレート(商品名「NKエステルA
−TMM3L」、トリエステル約55%、新中村化学工
業社製)3g及びN−メチロールアクリルアミド3gを
水50mlに溶解し、上記シリカ系中空多孔質粒子を分
散させて分散液とした。次に、レドックスラジカル開始
剤として、ペルオキソ二硫酸アンモニウム0.1gを添
加し、次に亜硫酸水素ナトリウム0.1gを水に溶解し
て添加した。
【0045】以上のようにして得られたシリカ系中空多
孔質粒子を分散させたバインダー液に、ポリプロピレン
不織布(目付け47.9g/m2 )を浸漬した。ポリプ
ロピレン不織布を取り出して絞り、50℃で5分間キュ
アーした後乾燥して防虫シートを得た。重量増加から付
着量を測定したところ、付着量は114.0重量%であ
った。
【0046】実施例7 防虫剤成分としてのヒノキ油5g、シリカ系中空多孔質
粒子15g、多官能性モノマーとしてのメチレンビスア
クリルアミド1.5g及びN−メチロールアクリルアミ
ド3gを用いる他は、上記実施例6と同様にして、防虫
シートを製造した。得られた防虫シートの付着率は10
3.0重量%であった。
【0047】実施例8 防虫剤成分としてのとうがらしチンキ10g、シリカ系
中空多孔質粒子15g、多官能性モノマーとしてのNK
エステルA−TMM3L3g及びN−メチロールアクリ
ルアミド3gを用いる他は、上記実施例6と同様にし
て、防虫シートを製造した。得られた防虫シートの付着
率は105.0重量%であった。
【0048】実施例9 防虫剤成分としてのニンニク抽出液10g、シリカ系中
空多孔質粒子15g、多官能性モノマーとしてのNKエ
ステルA−TMM3L3g及びN−メチロールアクリル
アミド3g、水系樹脂としてのアクリル酸エステル共重
合体(商品名「ニューコート♯4900−1」、新中村
化学工業社製)50gを用いる他は、上記実施例6と同
様にして、防虫シートを製造した。得られた防虫シート
の付着率は104.0重量%であった。
【0049】実施例10 防虫剤成分としてのチョウジ抽出液10g、シリカ系中
空多孔質粒子15g、多官能性モノマーとしてのNKエ
ステルA−TMM3L3g及びN−メチロールアクリル
アミド3g、水系樹脂としてのニューコート50gを用
いる他は、上記実施例6と同様にして、防虫シートを製
造した。得られた防虫シートの付着率は103.0重量
%であった。
【0050】実施例11 防虫剤成分としてのローレル抽出液10g、シリカ系中
空多孔質粒子15g、多官能性モノマーとしてのNKエ
ステルA−TMM3L3g及びN−メチロールアクリル
アミド3g、水系樹脂としてのニューコート50gを用
いる他は、上記実施例6と同様にして、防虫シートを製
造した。得られた防虫シートの付着率は102.0重量
%であった。
【0051】実施例12 防虫剤成分としてのウィキョウ抽出液10g、シリカ系
中空多孔質粒子15g、多官能性モノマーとしてのNK
エステルA−TMM3L3g及びN−メチロールアクリ
ルアミド3g、水系樹脂としてのニューコート50gを
用いる他は、上記実施例6と同様にして、防虫シートを
製造した。得られた防虫シートの付着率は101.0重
量%であった。
【0052】実施例13 防虫剤成分としてのビャクシ抽出液10g、シリカ系中
空多孔質粒子15g、多官能性モノマーとしてのNKエ
ステルA−TMM3L3g及びN−メチロールアクリル
アミド3g、水系樹脂としてのニューコート50gを用
いる他は、上記実施例6と同様にして、防虫シートを製
造した。得られた防虫シートの付着率は103.0重量
%であった。
【0053】実施例14 防虫剤成分としてのショウキョウ抽出液10g、シリカ
系中空多孔質粒子15g、多官能性モノマーとしてのN
KエステルA−TMM3L3g及びN−メチロールアク
リルアミド3g、水系樹脂としてのニューコート50g
を用いる他は、上記実施例6と同様にして、防虫シート
を製造した。得られた防虫シートの付着率は102.0
重量%であった。
【0054】実施例15 防虫剤成分としてのマスタードオイル7g、シリカ系中
空多孔質粒子15g、多官能性モノマーとしてのNKエ
ステルA−TMM3L3g及びN−メチロールアクリル
アミド3g、水系樹脂としてのニューコート50gを用
いる他は、上記実施例6と同様にして、防虫シートを製
造した。得られた防虫シートの付着率は104.0重量
%であった。
【0055】実施例16 防虫剤成分としてのわさびフレーバー7.5g、シリカ
系中空多孔質粒子15g、多官能性モノマーとしてのN
KエステルA−TMM3L3g及びN−メチロールアク
リルアミド3g、水系樹脂としてのニューコート50g
を用いる他は、上記実施例6と同様にして、防虫シート
を製造した。得られた防虫シートの付着率は103.0
重量%であった。
【0056】実施例17 防虫剤成分としてのヒノキチオール7g及びひのき油5
g、シリカ系中空多孔質粒子15g、多官能性モノマー
としてのNKエステルA−TMM3L3g及びN−メチ
ロールアクリルアミド3g、水系樹脂としてのニューコ
ート50gを用いる他は、上記実施例6と同様にして、
防虫シートを製造した。得られた防虫シートの付着率は
101.0重量%であった。
【0057】〔忌避効果の評価〕実施例18 実施例6で得られた除虫菊エキスを防虫剤成分として用
いた防虫シートについて、簡易ボックス法により忌避効
果を評価した。評価方法は、「樹木抽出成分利用技術研
究成果集」(樹木抽出成分利用技術研究組合編、第19
9頁(1995))に記載の簡易ボックス法に準拠して
行った。なお、ボックスとしては、高さ5cm、縦横2
5cmのサイズのボックスを用いた。2つのボックスの
間に設けられる仕切り板に小さな穴を開け、白蟻等をこ
のボックス中に24時間放置した後の各部屋における白
蟻等の存在数により、以下に示す忌避指数を算出した。
【0058】忌避指数={1−Rt/Rc}×100 ここで、Rtは防虫シート有りの部屋の存在率、Rcは
防虫シート無しの部屋の存在率であり、存在率は、存在
率(%)=T/T0 ×100またはC/T0 ×100
(T0 :供試数、T:防虫シート有りの部屋の存在数、
C:防虫シート無しの部屋の存在数)で算出される値で
ある。
【0059】以上のようにして算出した実施例6の防虫
シートの白蟻に対する忌避指数は89であった。また、
蟻、コクゾウ虫、蜘蛛、むかで等に対しても同様の試験
を行った結果、これらに対しても同様の防虫効果が確認
された。
【0060】
【発明の効果】本発明の防虫シートは、水系樹脂、多官
能モノマー、及びレドックスラジカル開始剤からなるバ
インダー成分を用いているため、室温〜50℃の処理
で、バインダー成分を架橋させて硬化させることができ
る。従って、無機系多孔質粒子中に含浸された防虫剤成
分の蒸発を防止することができ、また防虫剤成分の分
解、変質等を防止することができる。また、架橋された
バインダー成分を用いているため、耐水性等の耐久性に
優れた防虫シートとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う一実施例の防虫シートを示す断面
図。
【符号の説明】
1…無機系多孔質粒子を付着させたシート状基材 2…接着層(両面接着シート) 3…剥離紙
フロントページの続き (72)発明者 久保 志保 和歌山県和歌山市平井125番地 東洋薬 品工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−258899(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B32B 1/00 - 35/00 C08J 7/04

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防虫剤成分を含浸した無機系多孔質粒子
    を、水系樹脂、多官能モノマー、及びレドックスラジカ
    ル開始剤からなるバインダー成分でシート状基材に付着
    させることを特徴とする防虫シート。
  2. 【請求項2】 前記シート状基材の片側に接着層が設け
    られ、該接着層の上に剥離紙が設けられていることを特
    徴とする請求項1に記載の防虫シート。
  3. 【請求項3】 前記多官能モノマーが、不飽和二重結
    合、水酸基またはアミノ基を官能基として少なくとも2
    つ有するモノマーである請求項1または2に記載の防虫
    シート。
  4. 【請求項4】 前記基材が不織布である請求項1〜3の
    いずれか1項に記載の防虫シート。
  5. 【請求項5】 前記無機系多孔質粒子がシリカ系多孔質
    粒子である請求項1〜4のいずれか1項に記載の防虫シ
    ート。
  6. 【請求項6】 前記防虫剤成分が、除虫菊エキス、唐が
    らしエキス、ニンニクエキス、チョウジ抽出液、ローレ
    ル抽出液、ウィキョウ抽出液、ビシャク抽出液、ショウ
    キョウ抽出液、マスタードオイル、わさびフレーバー、
    ひば油、ヒノキ油、ヒノキチオール、ハッカ油から選ば
    れる1つまたは複数種の組み合わせからなる天然抽出物
    である請求項1〜5のいずれか1項に記載の防虫シー
    ト。
  7. 【請求項7】 前記防虫剤成分が、白蟻、蟻、コクゾウ
    虫、蜘蛛、むかでに対し防虫効果を有する防虫剤成分で
    ある請求項1〜6のいずれか1項に記載の防虫シート。
  8. 【請求項8】 無機系多孔質粒子に防虫剤成分を含浸さ
    せた後、該無機質多孔質粒子を、水系樹脂、多官能モノ
    マー、及びレドックスラジカル開始剤からなるバインダ
    ー成分を含むバインダー液中に添加し、該バインダー液
    にシート状基材を接触させることにより、前記無機系多
    孔質粒子を該シート状基材に付着させ、室温〜50℃の
    処理で前記バインダー成分を硬化させることを特徴とす
    る防虫シートの製造方法。
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