JP2993814B2 - Cpu間の通信方法 - Google Patents
Cpu間の通信方法Info
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- JP2993814B2 JP2993814B2 JP5065393A JP6539393A JP2993814B2 JP 2993814 B2 JP2993814 B2 JP 2993814B2 JP 5065393 A JP5065393 A JP 5065393A JP 6539393 A JP6539393 A JP 6539393A JP 2993814 B2 JP2993814 B2 JP 2993814B2
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Description
係り、より詳細には、マイクロコンピュータ・システム
に特に好適なCPU間の通信方法の信頼性及び安全性の
向上に関する。
などエレクトロニクス技術の進歩が著しいが、その中で
も特に、マイクロコンピュータ応用技術の進歩が著し
い。それに伴って、ひとつの製品機器の中に複数のマイ
クロコンピュータ・システムが採用されているケースも
多々見られる。例えば、自動車等の車両にも多くの電子
制御システムが採用されてきている。このような車載用
のコンピュータ・システムは、省資源、省エネルギー、
走行性能、安全性、快適性等を追求するものであり、車
両内のエンジン・駆動系、走行・安全系、エンターテイ
メント系及びその他の随所に搭載されている。
マイクロコンピュータ・システムは、情報の交換のため
に、相互に通信する必要がしばしばある。自動車を例に
して言えば、電子制御式トランスミッション装置(EC
T)と電子制御式燃料噴射装置(EFI)との間で、次
のようなデータ通信がなされている。すなわち、ECT
は、EFIよりスロットル開度、エンジン水温等のデー
タを受信し、逆にEFIに対しトルク制御信号(点火時
期遅角要求値)を送信する。
信方法は、信頼性や安全性について深く考究したもので
はない。すなわち、他方のシステム(CPU)や通信線
に異常がある場合でも、送信されてきたデータをそのま
ま受信し使用するというものである。特に、自動車用コ
ンピュータ・システム等では、システム間で相互に異常
検出を的確に行いながらデータ通信を実行しないと、重
大事故に結びつく可能性がある。そのような観点にたっ
た配慮が従来技術においては十分でなかった。
性及び安全性を向上せしめた、CPU間の通信方法、特
に、マイクロコンピュータ・システムに好適なCPU間
の通信方法を提供することにある。
かる送信が一定時間間隔毎のCPUに対する割り込みと
いう形で発生し、受信も信号検出による割り込み処理に
よりなされていることに着目して、その一定時間間隔毎
に発生すべき受信割り込みを監視することによって、上
記目的を達成するものである。すなわち、本発明によれ
ば、複数のCPUを備えた装置で、第1のCPUから第
2のCPUへ所定時間毎にデータを送信する送信処理
と、第2のCPUにデータが送られてくると、受信割り
込みを発生し、データを受信する受信処理と、を備えた
CPU間の通信方法において、前記第2のCPUに前記
所定時間より長い時間、受信割り込みが発生しなかった
場合、前記受信データをフェールセーフ側の値に固定す
る処理を行うことを特徴とするCPU間の通信方法が提
供される。また、本発明によれば、複数のCPUを備え
た装置で、第1のCPUから第2のCPUへ所定時間毎
にデータを送信する第1の送信処理と、第2のCPUに
データが送られてくると、受信割り込みを発生し、デー
タを受信する受信処理と、第2のCPUから第1のCP
Uへデータを送信する第2の送信処理と、を備えたCP
U間の通信方法において、前記第2のCPUに前記所定
時間より長い時間、受信割り込みが発生しなかった場
合、前記第2のCPUから送信する送信データをフェー
ルセーフ側の値に固定する処理を行うことを特徴とする
CPU間の通信方法が提供される。また、本発明によれ
ば、複数のCPUを備えた装置で、第1のCPUから第
2のCPUへ所定時間毎にデータを送信する第1の送信
処理と、第2のCPUにデータが送られてくると、受信
割り込みを発生し、データを受信する受信処理と、第2
のCPUから第1のCPUへデータを送信する第2の送
信処理と、を備えたCPU間の通信方法において、前記
第2のCPUに前記所定時間より長い時間、受信割り込
みが発生しなかった場合、前記受信データと前記第2の
CPUから送信する送信データとをフェールセーフ側の
値に固定する処理を行うことを特徴とするCPU間の通
信方法が提供される。
及び通信線の異常が容易に検出可能である。なぜなら
ば、一定時間間隔毎に発生すべき受信割り込みが、所定
の時間、検出されないということは、通信相手側のCP
Uの異常及び通信線の異常のどちらかの原因によるから
である。また、上記構成によれば、異常を検出した場
合、受信値及び送信値がフェールセーフ側の値に固定さ
れるため、コンピュータ・システムの安全な作動が保証
される。
説明する。
の原理を説明するための図である。第1のCPU1は、
第2のCPU2への送信処理を一定時間間隔毎に発生す
る割り込みにより実行する。そのため、第1の通信線1
1上に送り出される送信データは、一定間隔となる。第
2のCPU2は、その送信データが届くと割り込みが発
生するように構成されている。そして、その受信割り込
みが所定の時間発生しなかったことを、所定のモニタ・
カウンタの値より検出すると、第1のCPU1又は第1
の通信線11に異常があったと判断する。また、その逆
に、第2のCPU2から第1のCPU1へのデータ送信
についても同様の処理がなされ、第1のCPU1におい
て、第2のCPU2又は第2の通信線21の異常が検出
される。
の通信方法において、CPUが実行するメイン・ルーチ
ンの処理手順を示す概略フローチャートである。なお、
この図においては、通信異常の検出に関する処理のみが
示されている。まず、ステップ110において、一定時
間間隔毎に発生すべき受信割り込みが所定の時間発生し
なかったことを示す異常フラグがオンであるか否かを判
定する。異常フラグがオンであれば、ステップ130に
進む。異常フラグがオフであれば、ステップ120に進
む。ステップ120では、前回受信割り込み発生時点か
ら現時点までの経過時間を計るためのモニタ・カウンタ
の値が、所定値以下か否かを判定する。所定値よりも大
きい場合には、受信エラーと判断してステップ130に
進み、所定値以下の場合には何も実行しない。ステップ
130では、メモリ内の所定のエリアに格納されている
受信値をフェールセーフ側の値に書き換える。そして、
ステップ140において、異常フラグをセットする。フ
ェールセーフ側の値の例については後述する。
の通信方法において、CPUが実行する受信割り込み処
理ルーチンの処理手順を示す概略フローチャートであ
る。受信割り込みが発生すると、まず、ステップ210
において前記したモニタ・カウンタをゼロ・クリアす
る。そして、ステップ220において、異常フラグがオ
ンかオフかについて判定し、オフであれば、ステップ2
30の受信処理を実行するが、オンであれば、該受信処
理をスキップする。すなわち、オンの場合には、前述し
たメイン・ルーチンのステップ130にて実施されたフ
ェールセーフ側の値への固定がそのまま有効となってい
る。以上が受信割り込み時の処理である。
の通信方法において、CPUが実行する送信割り込み処
理ルーチンの処理手順を示す概略フローチャートであ
る。なお、送信割り込みは、内部に設けられたタイマー
が一定時間間隔毎に割り込むことによるタイマー割り込
みである。該送信割り込みが発生すると、まず、ステッ
プ310において、異常フラグが既にオンになっている
かオフのままかについて判定する。オフであれば、ステ
ップ320において通常の値を送信する。オンであれ
ば、所定のフェールセーフ側の値を送信することによ
り、安全性を確保する。以上が送信割り込み時の処理で
ある。
旦オフするまでオンのままである。すなわち、フェール
セーフは解除されないようになっており、これによりい
っそう安全性が確保される。また、ユーザへの警告とも
なる。
て、前記した自動車における電子制御式トランスミッシ
ョン装置(ECT)と電子制御式燃料噴射装置(EF
I)とを例にとって説明する。ECTからEFIに送信
される点火時期遅角要求値のフェールセーフ値は、0と
なる。このようにすれば、遅角要求をしないことにな
り、エンジン排気温上昇が防止されるからである。ま
た、EFIからECTに送信されるスロットル開度のフ
ェールセーフ値は、0となる。このようにすれば、高速
段ギヤを出力しやすい状況をつくることとなり、低速段
ギヤ出力によるエンジンのオーバランが防止されるから
である。
一定時間間隔毎に発生すべき受信割り込みを監視して通
信の異常を検出し、異常時にはフェールセーフ対策をと
ったことにより、信頼性及び安全性が向上せしめられた
CPU間の通信方法、特に、マイクロコンピュータ・シ
ステムに好適なCPU間の通信方法が提供される。本発
明では、自CPUが他方のCPUからの受信データの割
り込みを検出し、その割り込み時間から他方のCPUあ
るいは通信線の異常を検出し、他方のCPUからの受信
データをフェールセーフ側の値に固定しており、自CP
Uへの入力として受信データがあるのみで、異常の検出
とフェールセーフ処理が行われる。すなわち、新たに通
信線を設けることなく、異常の検出とフェールセーフ処
理を行うことができ、余分なコストもかからない。
するための図である。
おいて、CPUが実行するメイン・ルーチンの処理手順
を示す概略フローチャートである。
おいて、CPUが実行する受信割り込み処理ルーチンの
処理手順を示す概略フローチャートである。
おいて、CPUが実行する送信割り込み処理ルーチンの
処理手順を示す概略フローチャートである。
Claims (3)
- 【請求項1】 複数のCPUを備えた装置で、 第1のCPUから第2のCPUへ所定時間毎にデータを
送信する送信処理と、 第2のCPUにデータが送られてくると、受信割り込み
を発生し、データを受信する受信処理と、を備えたCP
U間の通信方法において、 前記第2のCPUに前記所定時間より長い時間、受信割
り込みが発生しなかった場合、前記受信データをフェー
ルセーフ側の値に固定する処理を行うことを特徴とする
CPU間の通信方法。 - 【請求項2】 複数のCPUを備えた装置で、 第1のCPUから第2のCPUへ所定時間毎にデータを
送信する第1の送信処理と、 第2のCPUにデータが送られてくると、受信割り込み
を発生し、データを受信する受信処理と、 第2のCPUから第1のCPUへデータを送信する第2
の送信処理と、を備えたCPU間の通信方法において、 前記第2のCPUに前記所定時間より長い時間、受信割
り込みが発生しなかった場合、前記第2のCPUから送
信する送信データをフェールセーフ側の値に固定する処
理を行うことを特徴とするCPU間の通信方法。 - 【請求項3】 複数のCPUを備えた装置で、 第1のCPUから第2のCPUへ所定時間毎にデータを
送信する第1の送信処理と、 第2のCPUにデータが送られてくると、受信割り込み
を発生し、データを受信する受信処理と、 第2のCPUから第1のCPUへデータを送信する第2
の送信処理と、を備えたCPU間の通信方法において、 前記第2のCPUに前記所定時間より長い時間、受信割
り込みが発生しなかった場合、前記受信データと前記第
2のCPUから送信する送信データとをフェールセーフ
側の値に固定する処理を行うことを特徴とするCPU間
の通信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5065393A JP2993814B2 (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | Cpu間の通信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5065393A JP2993814B2 (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | Cpu間の通信方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06301564A JPH06301564A (ja) | 1994-10-28 |
JP2993814B2 true JP2993814B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=13285720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5065393A Expired - Lifetime JP2993814B2 (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | Cpu間の通信方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2993814B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2656509B2 (ja) * | 1987-11-18 | 1997-09-24 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
JP3112163U (ja) * | 2005-04-01 | 2005-08-04 | のぶ子 瀧澤 | ケーキ包装用フイルム |
-
1993
- 1993-03-24 JP JP5065393A patent/JP2993814B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06301564A (ja) | 1994-10-28 |
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Legal Events
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