JP2993112B2 - 電荷転送装置 - Google Patents

電荷転送装置

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JP2993112B2
JP2993112B2 JP2321914A JP32191490A JP2993112B2 JP 2993112 B2 JP2993112 B2 JP 2993112B2 JP 2321914 A JP2321914 A JP 2321914A JP 32191490 A JP32191490 A JP 32191490A JP 2993112 B2 JP2993112 B2 JP 2993112B2
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清美 熊澤
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電荷転送装置に関し、特に、転送電荷の検
出手段にFDA(Floating Diffusion Amplifier)法を用
いる電荷転送装置に関する。
[従来の技術] 入射光や電気信号等の情報入力を電荷の形で蓄積およ
び転送して信号として取り出す電荷転送装置は撮像装置
やメモリなど幅広い用途に使われている。
第3図はこの種従来の電荷転送装置の断面図であり、
第4図(a)、(b)はその動作を説明するためのポテ
ンシャル図である。
この従来例は埋め込みチャネル型2相駆動方式のもの
である。第3図において、1はp型半導体基板、2はn
型の電荷転送領域、3はゲート絶縁膜、4は第1のゲー
ト電極、3aは第1のゲート電極4の表面を覆う絶縁膜、
5は右隣の第1のゲート電極4と接続されて1単位の電
荷転送電極を構成する第2のゲート電極、6は第1のゲ
ート電極4の間の電荷転送領域2の表面に形成されたp
型障壁領域、7は一定電位V2に固定されている出力ゲー
ト、8は電荷転送領域2内を転送されてきた信号電荷を
受け取るn型の浮遊拡散層、9は一定のドレイン電位V1
に固定されているn型のリセットドレイン、10は浮遊拡
散層8の電位を定期的にドレイン電位V1にリセットする
ためのリセットゲーム、11はリセットゲート10下におい
てチャネル領域を構成するn型不純物層、12は浮遊拡散
層8の電位変化を検出する出力用トランジスタである。
次に、このように構成された従来の電荷転送装置の駆
動方法について説明する。
まず、リセットゲート10に正の電圧を印加して浮遊拡
散層8の電位をドレイン電圧V1に設定し、しかる後、リ
セットゲート10への正電位の印加を停止し、浮遊拡散層
8とリセットドレイン9との間の電気的接続を切り離
す。
この状態での第3図の電荷転送部のポテンシャル図を
第4図(a)に示す。この状態では転送クロックφ
電圧は高く、転送クロックφの電圧は低い状態にあ
り、第4図(a)の左より転送されてきた電荷は、クロ
ックφが印加された第1のゲート電極4下の電荷転送
領域2のポテンシャル井戸に蓄えられている。次に、転
送クロックφ、φの電圧を逆転させクロックφ
電圧を低くクロックφの電圧を高くする。この状態の
ポテンシャル図を第4図(b)に示す。同図から明らか
のように、転送クロックの反転により、クロックφ
印加されていたゲート電極下のポテンシャル井戸に蓄え
られていた電荷は、出力ゲート7直下の半導体基板表面
を通って浮遊拡散層8へ流れ込む。
ここで、転送されてきた電荷の電荷量をQ、浮遊拡散
層8の容量をCとすると、電荷が流入する前後の浮遊拡
散層8の電位変化ΔVは、 ΔV=Q/C と表すことができる。
従って、この電位変化ΔVを出力トランジスタ12を介
して出力すれば、この電荷転送領域内を転送されてきた
電荷の情報を読み取ることができる。
ここで、浮遊拡散層8の全容量Cとは、浮遊拡散層8
とp型半導体基板1との間の容量、浮遊拡散層8と出力
ゲート7との間の容量、浮遊拡散層8とリセットゲート
10との間の容量、および出力用トランジスタ12のゲート
電極のゲート容量の和でほぼ決定されるものである。
[発明が解決しようとする課題] 上述したように、出力信号の値が浮遊拡散層の全容量
Cによって決定されることは、出力信号の感度向上のた
めには前述の浮遊拡散層の全容量Cを小さくしなければ
ならないことを意味する。そしてこの浮遊拡散層の全容
量が主に浮遊拡散層の面積と、この拡散層と各ゲートと
の間の容量で決定されることから、高感度化には浮遊拡
散層の面積の縮小および各ゲートとの間の容量の低下が
必要となる。しかし、浮遊拡散層の面積の縮小に関して
は現在ほぼ限界に達しているので、感度向上のためには
浮遊拡散層と各ゲートとの間の容量を削減することが必
要となる。
[課題を解決するための手段] 本発明の電荷転送装置は、半導体基板上に設けられた
電荷転送領域と、該電荷転送領域上にゲート絶縁膜を介
して設けられた複数の電荷転送電極とを含む電荷転送部
と、前記電荷転送部から出力ゲート直下の半導体基板表
面を通して電荷を受け取る浮遊拡散層と、前記浮遊拡散
層にゲート電極が接続された出力用トランジスタと、浮
遊拡散層の電位を定期的に一定の電位にリセットするリ
セット機構と、を含むものであり、そして前記出力ゲー
トと前記浮遊拡散層との間の半導体基板上にはゲート絶
縁膜を介して浮遊ゲート電極が設けられたものである。
[実施例] 次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は、本発明の一実施例を示す断面図であり、第
2図(a)、(b)は、その動作を説明するためのポテ
ンシャル図である。
第1図に示されるように。p型半導体基板1上にはn
型の電荷転送領域2が形成されており、この電荷転送領
域2内にはp型障壁領域6が形成されている。この電荷
転送領域2上にはゲート絶縁膜3を介して多結晶シリコ
ンからなる第1のゲート電極4が形成され、そしてp型
障壁領域6上にはゲート絶縁膜3を介して多結晶シリコ
ンからなる第2のゲート電極5が形成されている。第2
のゲート電極5と第1のゲート電極4とは第1のゲート
電極4の表面に形成された絶縁膜3aにより分離される
が、同時に各第2のゲート電極5は、一つの電荷転送電
極を構成するためにその右隣の第1のゲート電極4に電
気的に接続されている。そして最終段の電荷転送電極を
構成する第1のゲート電極4の後段には、このゲート電
極から絶縁膜3aにより分離された出力ゲート7が形成さ
れている。さらに、出力ゲート7の後段の電荷転送領域
2上には、ゲート絶縁膜3を介して浮遊ゲート電極13が
形成されている。この浮遊ゲート電極13は第1のゲート
電極4と同一の多結晶シリコン層から形成されたもので
ある。
電荷転送領域2の後段には、この領域を転送されてき
た信号電荷を受け取るn型の浮遊拡散層8と、一定のド
レイン電圧V1に固定されたリセットドレイン9およびチ
ャネル領域となるn型不純物層11が形成されており、n
型不純物層11上にはゲート絶縁膜3を介してリセットゲ
ート10が形成されている。また、浮遊拡散層8には、こ
の拡散層の電位変化を検出するための出力用トランジス
タ12が接続されている。
このように構成された実施例においては、出力ゲート
7、浮遊ゲート電極13および浮遊拡散層8が直列に配置
されたことになるので、浮遊ゲート電極13直下のポテン
シャルは出力ゲート7と浮遊拡散層8の電位によって決
定され、その値は第2図に示すように、出力ゲート直下
のポテンシャルと浮遊拡散層の電位V1の中間の値とな
る。
第2図(a)は、転送クロックφの電圧が高く転送
クロックφの電圧が低い状態のポテンシャル図であっ
て、同図の左より転送されてきた電荷はクロックφ
印加されている第1のゲート電極4下にポテンシャル井
戸に蓄えられている。
次に、クロックφ、φの電圧を逆転させ、クロッ
クφの電圧を低く、クロックφの電圧を高くする。
この状態のポテンシャル図を第2図(b)に示す。同図
から明らかなように、転送クロックの反転により、クロ
ックφの印加された第1のゲート電極4下のポテンシ
ャル井戸に蓄えられていた電荷は、出力ゲート7直下お
よび浮遊ゲート電極13直下の半導体基板表面を通り浮遊
拡散層8へ流れ込む。
而して、出力ゲート7と浮遊拡散層との間の容量は、
その中間に浮遊ゲート電極13が介在していることにより
従来例と比較して小さくなる。例えば、不純物濃度1×
1015cm-3のp型シリコン単結晶基板を用い、その上にゲ
ート絶縁膜として膜厚1000Åの二酸化シリコン膜を形成
し、その上に各ゲート電極を形成した電荷転送装置にお
いては、従来技術で作られた浮遊拡散層の全容量が0.03
pFであるのに対し、本発明により浮遊ゲート電極を付加
した場合の浮遊拡散層の全容量は0.023pFに低減され
た。
上記実施例は埋め込みチャネル型の2相駆動方式に関
するものであったが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、表面チャネル型のものにもまた3相駆動方式や
4相駆動方式のものにも適用しうるものである。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明は、FDA方式を採用した
電荷転送装置において、出力ゲートと浮遊拡散相との間
に浮遊ゲート電極を直列に配置したものであるので、本
発明によれば、浮遊拡散層部の全容量を小さくすること
ができ、信号電荷に対する信号検出感度を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す断面図、第2図
(a)、(b)は、その動作を説明するためのポテンシ
ャル図、第3図は、従来例の断面図、第4図(a)、
(b)は、その動作を説明するためのポテンシャル図で
ある。 1……p型半導体基板、2……電荷転送領域、3……ゲ
ート絶縁膜、3a……絶縁膜、4……第1のゲート電極、
5……第2のゲート電極、6……p型障壁領域、7……
出力ゲート、8……浮遊拡散層、9……リセットドレイ
ン、10……リセットゲート、11……n型不純物層、12…
…出力用トランジスタ、13……浮遊ゲート電極。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板の表面領域内に設けられた電荷
    転送領域と、前記電荷転送領域上に設けられた複数の電
    荷転送電極と、最終の電荷転送電極に隣接して前記電荷
    転送領域上に設けられた出力ゲートと、前記出力ゲート
    と隣接して前記電荷転送領域上に設けられた浮遊ゲート
    電極と、前記浮遊ゲート電極の後段の前記半導体基板の
    表面領域内に設けられた、前記電荷転送領域内を転送さ
    れてきた電荷を受け取る浮遊拡散層と、前記浮遊拡散層
    の電位を定期的に一定の電位にリセットするリセット機
    構と、前記浮遊拡散層の電位を検出する出力用トランジ
    スタと、を具備する電荷転送装置。
JP2321914A 1990-11-26 1990-11-26 電荷転送装置 Expired - Lifetime JP2993112B2 (ja)

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