JP2992786B2 - 配送用自動車 - Google Patents

配送用自動車

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JP2992786B2 JP4194553A JP19455392A JP2992786B2 JP 2992786 B2 JP2992786 B2 JP 2992786B2 JP 4194553 A JP4194553 A JP 4194553A JP 19455392 A JP19455392 A JP 19455392A JP 2992786 B2 JP2992786 B2 JP 2992786B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンビニエンススト
アや小規模スーパー等の小売店などへの小口配送に好適
な配送用自動車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、問屋から小売店への商品の配送に
用いられる配送用自動車は、一般にバンタイプのもので
あり、配送用自動車からの小口配送品の積卸しは、次の
ようにして行われていた。即ち、まず商品の積込みは、
倉庫等の配送品集積場所で、備付けの台車に荷物を載せ
て配送用自動車まで運び、そこで該荷物を仕分け及び検
品をしながら車の荷台に積み替えるか、或いは人手によ
って配送品集積場所から配送用自動車まで少量ずつ運ぶ
のが一般的であった。また、商品の降ろしは、荷積され
た配送用自動車が目的地に着いた時、積込時とは逆の作
業を行うことが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記積卸しで
は、必ず荷物の台車等への積替え,荷物の仕分け及び検
品が必要になるため、かなりの労力及び時間を要すると
いう問題があった。とくに、最近の消費者の商品に対す
るニーズの多様化に伴って多頻度配送が盛んになるに従
い、荷物の仕分け及び検品が格段に増加し、ドライバー
(配送者)に対する負担が一層増すという問題があっ
た。
【0004】また、最近、コンビニエンスストアや小規
模スーパー等の小売店では、保管コスト削減のために、
ジャストインタイム的納品を要求しているが、上記従来
のバンタイプの配送用自動車で対応しようとすると、配
送品の量に比べて車の荷室容量が過大となることが普通
であるため、積載量の少ないまま配送用自動車が行き交
う結果となり、配送の効率が悪いという問題もあった。
さらに、配送品が冷却を必要とするような場合、配送品
の量が少なくても荷室全体を冷却しなければならず、エ
ネルギー効率が悪いという問題もあった。
【0005】この発明は、上記問題点に鑑み、配送の際
の労力及び時間を削減してドライバーに対する負担を軽
減すると共に、配送時の空きスペースを小さくして配送
の効率を上げるようにし、さらに配送品に対する冷却が
必要な場合でも必要な範囲の冷却だけで済むようにして
エネルギー効率も上げるようにした、配送用自動車を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明による配送用自動車は、キャスター付きで
引込み可能な複数の脚を底部に備えた複数個のコンテナ
を、車両本体に個々に着脱可能に装着して成り、上記脚
の引出し及び引込みを行う脚駆動装置が各コンテナ毎に
設けられていると共に、上記コンテナを車両本体に対す
る装着位置に持ち来した時、上記コンテナを車両本体に
ロックするロック装置が各コンテナ毎に設けられている
ことを特徴とする。 また、前記脚駆動装置による前記脚
の引込み及び引出しに連動して前記ロック装置のロック
及び解除が行われるようにしたことを特徴とする。 さら
に、前記脚駆動装置が電気的に駆動されると共に、その
ための駆動用電源が、車両本体から電源コネクターを介
して各コンテナに供給されるようになっていることを特
徴とする。
【0007】
【作用】上記構成によれば、荷物をキャスター付きのコ
ンテナごと車両本体に積込み且つ該コンテナごと車両本
体から分離して小売店に持ち来すことができるので、荷
物の積卸し時に台車等への積替えが一切不要になり、そ
の結果、労力及び時間の削減が可能となる。また、小売
店への納品をコンテナ単位で行えるため、荷物の積卸し
時の仕分け,検品等の手間を省くことができ、その結
果、労力及び時間の一層の削減が可能となる。
【0008】また、上記構成によれば、車両本体に装着
するコンテナの数を変えることにより車の荷室容量を変
化させることができるので、配送時の空きスペースを小
さくして配送の効率を上げることができる。さらに、配
送品に対する冷却が必要な場合、冷却の必要な配送品の
入っているコンテナだけを冷却すればよいので、エネル
ギー効率を向上することができる。
【0009】また、上記構成において、脚の引出し及び
引込みを行う脚駆動装置を各コンテナ毎に設ければ、上
記脚の引出し及び引込み操作が容易になると共に、コン
テナを車両本体に対する装着位置に持ち来した時、この
コンテナを車両本体にロックするロック装置を各コンテ
ナ毎に設ければ、各コンテナが車両本体に確実に固定さ
れるので、安全である。
【0010】さらに上記構成に加えて、脚駆動装置によ
る脚の引込み及び引出しに連動してロック装置のロック
及び解除が行われるようにすれば、操作が一層容易にな
り、労力及び時間の更なる削減が可能である。尚、好ま
しくは、脚駆動装置が電気的に駆動されると共に、その
ための駆動用電源が、車両本体から電源コネクターを介
して各コンテナに供給されるようにするのが良い。
【0011】
【実施例】以下、図示した一実施例に基づきこの発明を
詳細に説明する。図1は本発明による配送用自動車の一
実施例の前方斜視図であって、車両本体1の大きさは、
狭い道路や駐車場での取回しを考慮して比較的小さめ
(例えば、全長3980mm,全幅1669mm,全高
1825mm、ホイールベース2400m)である。
【0012】1は車両本体、2は車両本体1の最前部に
設けられた一人の座席3しかない運転席であって、車両
本体1の側部に取りつけられた水平方向に開閉可能な左
右の乗降用ドア4を開閉することにより乗り降りできる
ようになっている。尚、図示されてはいないが、車両本
体の後部には上下に開閉可能なバックドアが設けられて
いて、少量の荷物の後部側からの積卸しが可能となって
いる。
【0013】5は車両本体1の頂面全体に設けられたソ
ーラーパネル(太陽電池)であり、そこで発生した電力
は図示しない電源用のバッテリーに蓄えられるようにな
っている。また、6は車両本体1の頂部に設けられたア
ンテナであって、例えば運転席2に設けられた図示しな
い無線通話装置に接続されている。20は車両本体の天
井部内に埋設された図示しない冷却機のラジエータグリ
ルである。なお、本発明配送用自動車は、電気モータ等
を駆動源とする電気自動車であることが好ましいが、従
来どおり内燃機関を駆動源とするものでも良い。
【0014】7は車両本体1の両側部に設けられた凹部
8に側方から着脱自在となっている左右2個ずつのコン
テナであって、その一個当たりの容量は、小売店への納
品1回分程度の容量となっている。このコンテナ7の構
造及びその車両本体1の凹部8への装着構造の詳細は以
下の通りである。
【0015】図2は車両本体1の凹部8の構造を示す一
部破断前方斜視図である。図2に示したように、凹部8
の下側部には車両本体1と一体で外方に向かって少し傾
斜している2対のコンテナ保持用フォークレール9が設
けられており、各一対のフォークレール9の間にはコン
テナ下部ロック用ストライカー10及び各一対の雌型電
源コネクター11が設けられている。一対の雌型電源コ
ネクター11の一方は+、他方は−となっており、両者
を分離して設けたのはショート防止のためである。さら
に、凹部8の上側部には、一対の緩衝材12が固着され
ている。また、凹部8の更に上部には、一対のコンテナ
上部ロック用フック13が設けられている。
【0016】図3及び図4は、それぞれコンテナ7の概
略断面図及び斜視図である。コンテナ7の外側部分には
上下に開閉可能な外側ドア14が設けられ、コンテナ7
の内側部分には左右に開閉可能な内側ドア15が設けら
れている。また、コンテナ7の両下側稜縁部には外方に
向かって傾斜している段部16が設けられており、その
天井面16aに沿って複数個のローラ17が枢着されて
いる。そして、コンテナ7を凹部8に押し込んだ時、図
5に示したように、複数個のローラ17がフォークレー
ル9の上面9a上に乗って転がると共に、段部16の側
面16bがフォークレール9の側面9bに当接すること
によりコンテナ7の横方向(車両本体1の前後方向)の
位置決めがなされるようになっている(図2参照)。
【0017】コンテナ7の内側部分の下側には後述の脚
駆動装置と連動して上下に回動可能なコンテナ下部ロッ
ク用フック18が取り付けられており、コンテナ7を凹
部8に押し込んで脚駆動装置を作動させると、図5に示
したように、該フック18がコンテナ下部ロック用スト
ライカー10に係合し、再び該脚駆動装置を作動させる
と、該フック18がコンテナ下部ロック用ストライカー
10から外れるようになっている。即ち、コンテナ下部
ロック用ストライカー10とコンテナ下部ロック用フッ
ク18とでコンテナ下部ロック装置が構成されている。
尚、上記脚駆動装置の電源は、上記雌型電源コネクター
11及び後述の雄型電源コネクターを介して車両本体1
内のバッテリーから供給されるようになっている。
【0018】また、コンテナ7の頂部にはコンテナ上部
ロック用爪19が設けられており、コンテナ7を凹部8
に押し込んだ時、図6に示したように、コンテナ上部ロ
ック用フック13に掛け外しできるようになっている。
即ち、コンテナ上部ロック用フック13とコンテナ上部
ロック用爪19とでコンテナ上部ロック装置が構成され
ている。
【0019】21はコンテナ7の内側部分の最下端に設
けられた一対の雄型電源コネクターであって、ショート
防止のために、その一方は+、他方は−となっている。
そして、コンテナ7を凹部8に押し込んだ時、それぞれ
雌型電源コネクター11と嵌合するようになっている。
これらの詳細な構造は、図7に示した通りであって、雌
型電源コネクター11の基部は、挿入される雄型電源コ
ネクター21の位置が多少ずれている場合でも対処し得
るようにすると共に、雄型電源コネクター21に圧着し
得るようにするために、スプリング22で構成されてい
る。また、雄型電源コネクター21の外周部には複数個
のクリックボール23が埋設され且つ図示しないスプリ
ングにより外方へ押圧されていて、図8に示したよう
に、雌型電源コネクター11に挿入した時、クリックボ
ール23が雌型電源コネクター11の環状のクリック溝
24に嵌合することにより、両電源コネクター11及び
21をクリック結合せしめるようになっている。
【0020】さらに、図3及び車両本体の底面を示す図
9に示したように、コンテナ7の底部にはキャスター2
5付きで引込み可能な複数の脚26が取り付けられてお
り、該脚26の引込み及び引出しは後述の脚駆動装置に
より行われるようになっている。この脚26及び脚駆動
装置の構造の詳細は以下の通りである。
【0021】図10,図11及び図12は、それぞれ脚
26及び脚駆動装置の概略正面図,平面図及び側面図で
ある。27はコンテナ7の底部に枢支された平行な一対
の水平支軸であって、各支軸27には、キャスター25
付きの脚26がそれぞれ固着されている。また、各支軸
27には係止片28が固着されており、図10に示した
ように脚26が引出し位置にある時、コンテナ7の底面
に固着されているストッパ29に係止片28が当接する
ことにより、脚26を適当な傾斜角度に保持するように
なっている。
【0022】30は一方の支軸27に固着された略L字
形のレバーであって、その一方の腕部にコンテナ下部ロ
ック用フック18が一体形成されている。また、他方の
腕部と他方の支軸27に固着された脚26とがリンク3
1により連結されて、両方の脚26が連動するようにな
っている。さらに、該他方の支軸27には、歯付きプー
リー32が固着されている。33はコンテナ7の底壁上
に固定されたモータ、34は入力軸がモータ33の駆動
軸である減速歯車機構、35は減速歯車機構34の出力
軸に固着された歯付きプーリーであって、該プーリー3
5は歯付きベルト36を介してプーリー32と連結され
ている。
【0023】37及び38は減速歯車機構34の出力軸
に取付け角度を異にして固着された二つのスイッチ押圧
片、39はスイッチ押圧片37,38によりそれぞれ作
動せしめられるリミットスイッチ40,41を備えたリ
ミットスイッチ装置であり、該リミットスイッチ40,
41はスイッチ押圧片37,38により作動せしめられ
た時、雌雄の電源コネクター11,21を介して構成さ
れる図示しない電源とモータ33との電気的接続を遮断
するようになっている。これらに関連して、コンテナ7
の外側面には、図1に示したように、脚駆動スイッチ4
2が設けられており、この脚駆動スイッチ42を作動せ
しめると、雌雄の電源コネクター11,21を介して構
成される図示しない電源とモータ33との電気的接続が
形成されるようになっている。
【0024】尚、図1において、43はコンテナ7の外
側面に固着されたコンテナグリップである。また、図1
1において、16cは段部16の側面16aの内方端に
形成されたスロープ面であって、これはコンテナ7を凹
部8に挿入する時多少横方向がずれていても挿入を可能
にするためのものである。
【0025】本実施例は上述の如く構成されているか
ら、運行時コンテナ7は図13に示したように車両本体
1に装着されている。その場合、コンテナ下部ロック用
フック18がコンテナ下部ロック用ストライカー10に
係合し、コンテナ上部ロック用フック13にコンテナ上
部ロック用爪19が掛けられていると共に、脚26は引
き込まれた状態になっている。。
【0026】次に、コンテナ7ごと配送品を小売店へ運
搬する場合、下記の如き順序でコンテナ7の車両用本体
からの切離しが行われる。即ち、まず脚駆動スイッチ4
2を作動せしめると、モータ33が回転して脚26が回
動せしめられ、図10において実線図示の如く或いは図
3に示したように、脚26は引出された状態になる。脚
26の回動の最終位置では、スイッチ押圧片38がリミ
ットスイッチ40を作動せしめてモータ33への通電を
遮断すると共に、各脚26の係止片28がストッパ29
に当接することにより、脚26の回動が停止せしめられ
る。また、脚26の回動によりコンテナ下部ロック用フ
ック18がコンテナ下部ロック用ストライカー10から
外れる。
【0027】次に、コンテナ上部ロック用爪19をコン
テナ上部ロック用フック13から外した後、コンテナグ
リップ43を把持して図13の矢印のように外側へ引っ
張れば、コンテナ7はコンテナ保持用フォークレール9
上を移動し、キャスタ25が接地した状態になると同時
にコンテナ7は車両本体1から離脱する。尚、コンテナ
7の移動に伴い、雄型電源コネクター21が雌型電源コ
ネクター11から離脱する。しかして、運転者等がその
まま所望の場所、即ち小売店まで容易に押動せしめるこ
とが可能になる。
【0028】小売店では、図4に示したように、コンテ
ナ7の内側ドア15又は外側ドア14を開いて、配送品
の降ろしを行う。一方、運転者は配送品の入ったコンテ
ナ7を小売店に届けた時点で代わりに空のコンテナ7を
受け取る。もし、返品等があれば、同様にコンテナ7の
内側ドア15又は外側ドア14を開いて、返品物をコン
テナ7内に積み込んでおく。
【0029】次に、小売店から押動して来たコンテナ7
を車両本体1に装着する場合、下記のような順序でコン
テナ7の車両用本体1への装着が行われる。即ち、まず
コンテナグリップ43を把持してコンテナ7を凹部8の
中へ押し込めば、コンテナ7はコンテナ保持用フォーク
レール9上を移動し、図13に示したように、キャスタ
25が地面から離れた状態になると同時に車両本体1上
の緩衝部材12に当接する。なお、この時、雄型電源コ
ネクター21が雌型電源コネクター11に嵌合する。
【0030】次に、脚駆動スイッチ42を作動せしめる
と、モータ33が回転して脚26が回動せしめられ、図
10において二点鎖線図示の如く或いは図13に示した
ように、脚26は引き込まれた状態になる。脚26の回
動の最終位置では、スイッチ押圧片37がリミットスイ
ッチ41を作動せしめてモータ33への通電を遮断する
ことにより、脚26の回動が停止せしめられる。また、
脚26の回動によりコンテナ下部ロック用フック18が
コンテナ下部ロック用ストライカー10に係合する。
【0031】次に、コンテナ上部ロック用爪19をコン
テナ上部ロック用フック13に掛ければ、コンテナ7は
車両本体1に確実に固定される。しかして、運転者等は
そのまま所望の配送先へ本車両を運転して行くことにな
る。尚、上記説明では詳しく触れてはいないが、コンテ
ナ7の車両本体1への着脱の際に、車両本体1内の冷却
機からコンテナ7への冷気送風パイプの接続・分離が行
われるのはいうまでもない。
【0032】以上、本実施例の作動原理について説明し
たが、本実施例によれば、荷物をコンテナ7ごと車両本
体1に積込み且つ該コンテナ7ごと車両本体1から分離
して小売店等に持ち来すことができるので、荷物の積卸
し時に台車等への積替えが一切不要になり、その結果、
労力及び時間の削減が可能である。また、小売店への納
品をコンテナ7単位で行えるため、荷物の積卸し時の仕
分け,検品等の手間を省くことができ、その結果、労力
及び時間の一層の削減が可能である。
【0033】また、本実施例によれば、車両本体1に装
着するコンテナ7の数を変えることにより車の荷室容量
を変化させることができるので、配送時の空きスペース
を小さくして配送の効率を上げることができる。また、
配送品に対する冷却が必要な場合、冷却の必要な配送品
の入っているコンテナ7だけを冷却すればよいので、エ
ネルギー効率をあげることができる。
【0034】また、本実施例では、脚26の引出し及び
引込みを行う脚駆動装置を各コンテナ7毎に設けている
ので、脚26の引出し及び引込み操作が容易になると共
に、コンテナ7を車両本体1に対する装着位置に持ち来
した時、コンテナ7を車両本体1にロックするロック装
置を各コンテナ7毎に設けているので、各コンテナ7が
車両本体1に確実に固定され、安全である。
【0035】さらに、本実施例では、上記脚駆動装置に
よる脚26の引込み及び引出しに連動して上記ロック装
置のロック及び解除が行われるようにしているので、操
作が一層容易になり、労力及び時間の更なる削減が可能
である。
【0036】尚、本実施例において、バックドアの内側
のスペースにも温度調節機能を持たせ、コンテナ7に収
まりきれない荷物に対応するようにしても良い。また、
運転席2のダッシュボードのメーターパネルに、集配セ
ンターで入力された配送経路や各小売店に対応するコン
テナ等の各種情報を表示するようにしても良い。また電
話,ファクシミリを備えて、アンテナ6を介して各種情
報の送受信を行うようにしても良い。
【0037】
【発明の効果】上述のように、この発明の配送用自動車
は、配送の際の労力及び時間を削減して配送者に対する
負担を軽減することができると共に、配送時の空きスペ
ースを小さくして配送の効率を上げることができ、さら
に配送品に対する冷却が必要な場合でも必要な範囲の冷
却だけで済むようにしてエネルギー効率も上げることで
きるという実用上重要な利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による配送用自動車の一実施例の前方
斜視図である。
【図2】上記実施例の車両本体の凹部の構造を示す一部
破断前方斜視図である。
【図3】上記実施例のコンテナの概略断面図である。
【図4】上記実施例のコンテナの斜視図である。
【図5】上記実施例のコンテナの底部と車両本体のコン
テナ保持用フォークレールとの関係を示す要部拡大断面
図である。
【図6】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図7】上記実施例の雌雄の電源コネクターの斜視図で
ある。
【図8】上記実施例の雌雄の電源コネクターを嵌合せし
めた状態を示す断面図。
【図9】上記実施例の底面図である。
【図10】上記実施例のコンテナの脚及び脚駆動装置の
概略正面図である。
【図11】上記実施例のコンテナの脚及び脚駆動装置の
概略平面図である。
【図12】上記実施例のコンテナの脚及び脚駆動装置の
概略側面図である。
【図13】上記実施例のコンテナを車両本体に装着した
状態を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 車両本体 2 運転席 3 座席 4 乗降用ドア 5 ソーラーパネル 6 アンテナ 7 コンテナ 8 凹部 9 コンテナ保持用フォークレール 10 コンテナ下部ロック用ストライカー 11 雌型電源コネクター 12 緩衝材 13 コンテナ上部ロック用フック 14 外側ドア 15 内側ドア 16 段部 17 ローラ 18 コンテナ下部ロック用フック 19 コンテナ上部ロック用爪 20 ラジエーターグリル 21 雄型電源コネクター 22 スプリング 23 クリックボール 24 クリック溝 25 キャスター 26 脚 27 支軸 28 係止片 29 ストッパ 30 レバー 31 リンク 32,35 歯付きプーリー 33 モータ 34 歯車減速機構 36 歯付きベルト 37,38 スイッチ押圧片 39 リミットスイッチ装置 40,41 リミットスイッチ 42 脚駆動スイッチ 43 コンテナグリップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−175446(JP,A) 実開 平2−136765(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60P 3/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャスター付きで引込み可能な複数の脚
    を底部に備えた複数個のコンテナを、車両本体に個々に
    着脱可能に装着して成り、上記脚の引出し及び引込みを
    行う脚駆動装置が各コンテナ毎に設けられていると共
    に、上記コンテナを車両本体に対する装着位置に持ち来
    した時、上記コンテナを車両本体にロックするロック装
    置が各コンテナ毎に設けられていることを特徴とする
    配送用自動車。
  2. 【請求項2】 前記脚駆動装置による前記脚の引込み及
    び引出しに連動して前記ロック装置のロック及び解除が
    行われるようにしたことを特徴とする、請求項1に記載
    の配送用自動車。
  3. 【請求項3】 前記脚駆動装置が電気的に駆動されると
    共に、そのための駆動用電源が、車両本体から電源コネ
    クターを介して各コンテナに供給されるようになってい
    ことを特徴とする、請求項2に記載の配送用自動車。
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