JP2992099B2 - 5,7−ジヒドロキシ−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−a〕−ピリミジン−2−スルホンアニリド類の製造方法 - Google Patents

5,7−ジヒドロキシ−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−a〕−ピリミジン−2−スルホンアニリド類の製造方法

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JP2992099B2
JP2992099B2 JP3030943A JP3094391A JP2992099B2 JP 2992099 B2 JP2992099 B2 JP 2992099B2 JP 3030943 A JP3030943 A JP 3030943A JP 3094391 A JP3094391 A JP 3094391A JP 2992099 B2 JP2992099 B2 JP 2992099B2
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D487/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
    • C07D487/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D487/04Ortho-condensed systems

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  • Organic Chemistry (AREA)
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はN−(3− (((アリー
ル) アミノ) スルホニル)−1H−1,2,4−トリア
ゾール−5−イル)アミンをハロゲン化マロニルと環化
反応することによって5,7−ジヒドロキシ−N−(ア
リール)−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−a〕ピリ
ミジン−2−スルホンアミドを製造する方法に関する。
【0002】オキシハロゲン化燐を加えることによっ
て、ハロゲン化マロニルに代えてマロン酸を用いること
ができ、そして5,7−ジヒドロキシ−1,2,4−ト
リアゾロ〔1,5−a〕ピリミジン−2−スルホンアニ
リドは直接に相応する5,7−ジハロ体に変えることが
できる。
【0003】
【従来の技術】次に示す式(V)の置換1,2,4−ト
リアゾロ〔1,5−a〕ピリミジン−2−スルホンアニ
リド類は、農作物を作る上で雑草を選択的に抑制できる
有用な除草剤である。
【化5】 式(V)のうちで、より好ましい有用な除草剤は、置換
基Aはハロゲン、水酸基またはアルコキシ基であって、
米国特許第 4,818,273号明細書に記載されている。
【0004】この種の化合物は、一般には中間体として
5,7−ジヒドロキシ化合物を経由して製造することが
できる。
【0005】例えば、ジヒドロキシ化合物をハロゲン化
して5,7−ジハロ体に変え、次いでアルコキシドと反
応させて相応する5,7−ジアルコキシ化合物を提供す
ることができる。
【化6】
【0006】すでに明らかにされた5,7−ジヒドロキ
シ化合物は、N−(3− (((アリール)−アミノ)スル
ホニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イ
ル)アミン(VI) をアルコール中ナトリウムアルコキシ
ドの存在下ジアルキルマロネートと環化反応し、次いで
中間体としての三ナトリウム塩(VII)を酸性化すること
によって得られる。
【化7】 この製造方法には、次に示す種々の欠点がある。 (1)環化のための反応時間が一般に24〜48時間であ
る。 (2)この方法では3当量の高価なナトリウムアルコキ
シド塩基が必要である。 (3)中間体の3ナトリウム塩(VII)は酸性化すること
により、約5〜25パーセントの開環した生成物 (VIII)
を与え、このものは目的物 (IX) の単離の工程において
消失してしまう。 (4)中和の工程で3当量の酸を必要とし、そして相当
量の無駄な塩水を生成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】除草性をもったスルホ
ンアミド(V)という有用性を考慮すると、収率を下げ
る不必要なことを避けるためN−(アリール)−5,7
−ジヒドロキシ−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−
a〕ピリミジン−2−スルホンアミド類の製造方法を検
討するのが好ましいことである。
【0008】また、ナトリウムアルコキシド塩基の使用
を避け、無用な塩水を相当量生成することもなく、そし
て長い反応時間を必要としない製造方法が好ましいこと
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は次に示す式(I
I) のN−(3− (((アリール)アミノ)−スルホニ
ル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)ア
ミンを
【化8】 (ここで、Xは水素、フッ素、塩素、臭素、低級アルキ
ル基又は低級アルコキシ基、Yは水素、フッ素、塩素又
は臭素、Rは水素、低級アルキル又は低級アルコキシ
基、そしてZは水素、塩素又は臭素、である。) ハロゲン化マロニルと酸性条件のもと極性であって中性
の溶媒の中で反応させ、次に示す式(I)のN−(アリ
ール)−5,7−ジヒドロキシ−1,2,4−トリアゾ
ロ〔1,5−a〕ピリミジン−2−スルホンアミド類を
製造する方法に関する。
【化9】 〔ここで、X,Y,R及びZは前記規定に同一であ
る。〕。
【0010】オキシハロゲン化燐を存在させて反応を行
わせると、マロン酸はハロゲン化マロニルになり、そし
て5,7−ジヒドロキシ−1,2,4−トリアゾロ
〔1,5−a〕ピリミジン−2−スルホンアニリドは、
直接に相応する5,7−ジハロ体にすることができる。
【0011】次いでオキシハロゲン化燐で環化反応した
混合体を処理することにより5,7−ジハロ誘導体が製
造される。
【0012】本発明は、どのような塩基をも使用するこ
となくして、1段階法により5,7−ジヒドロキシ−
1,2,4−トリアゾロ〔1,5−a〕ピリミジン−2
−スルホンアニリドを製造することができる利点があ
る。酸性化処理を行う段階を避けることによって、収率
の低下を相当程度に減少させることができる。
【0013】同様に、無用な塩水の生成も生じない。ま
た最終的には、続いてのハロゲン化段階も環化反応と共
に一緒に行われるので、相当する5,7−ジハロ誘導体
の製造方法は、全体的には簡略化されることになる。
【0014】本願において用いられる低級アルキル基及
び低級アルコキシ基は、直鎖若しくは枝分れした飽和の
アルキル基又はアルコキシ基であって1〜4個の炭素原
子を有するものである。
【0015】ハロゲン族については、特に個別のものを
挙げていないが、本願で用いられるハロゲン、ハライ
ド、ハロ、及びハル(hal)の用語は塩素及び臭素に限定
して意味をもたせるものである。
【0016】ハロゲン化マロニルは商業上出発原料とし
て利用できる。塩化マロニルは比較的安価であってより
容易に入手できるので、臭化マロニルに比べより好まし
い。ハロゲン化マロニルは、使用に際しては事前に新た
に蒸留して用いるのが好ましい。
【0017】N−(3− (((アリール)アミノ)スルホ
ニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)
アミンは既に知られている化合物であって、米国特許第
4,734,123号明細書に記載されている。この出発原料に
関し、X及びYは好ましくは水素、フッ素又は塩素、Z
は好ましくは水素又は臭素である。Rについては、低級
アルキル基及び低級アルコキシ基は−CH3,−CH2CH3, −
OCH3及び−OCH2CH3 である。最も好ましい基は−CH3
ある。
【0018】環化反応において、N−(3−(((アリー
ル)−アミノ)スルホニル)−1H−1,2,4−トリ
アゾール−5−イル)アミンはハロゲン化マロニルと縮
合される。原則的には、各試料は1当量づつであるが、
実際には、ハロゲン化マロニルを少し過剰に用いた方が
よい。
【0019】一般には、1.0〜2.0当量のハロゲン化マ
ロニルが用いられるが、1.0〜1.2当量の使用が好まし
い。
【0020】酸性の条件下で反応を行うということは、
生成物が陰イオン成分を含むから、塩が形成されない条
件下で進めることを意味する。
【0021】先行技術である塩基性縮合では、3ナトリ
ウム塩(VII)が中間体として生じ、これを酸で中和して
目的生成物 (IX) に変えなくてはならない。
【0022】本発明は中間体としてのこのような塩の生
成を避けるように努めた。ハロゲン化水素は反応の工程
で瞬時に副生物として生成するので、反応条件は本質的
には酸性になる。反応の工程で生成した酸を反応系に存
在させるように操作するのが好ましいことである。
【0023】環化反応は反応系に不活性であって極性で
中性の乾燥した溶媒の存在下で行うのが好ましい。好ま
しい溶媒は、次のものに限定するものではないが、例え
ば、アセトニトリル若しくはブチロニトリルの如きアル
キルニトリル、例えばテトラヒドロフラン若しくはジオ
キサンの如きエーテル、及び例えば酢酸エチルの如きカ
ルボン酸エステルが含まれる。
【0024】溶媒は好ましくは使用の前に新たに蒸留
し、乾燥しておくのが良い。
【0025】ハロゲン化マロニルとの環化反応は、一般
に室温から 100℃の温度で進められるが、好ましくは周
囲温度から50℃の温度である。
【0026】環化反応は、任意には例えば窒素ガス又は
アルゴンガスでシールしたような不活性雰囲気で行われ
る。便宜的には、大気圧のもとで行われるが、反応は、
好ましくは5psig(135.8kPa)になる程度の窒素の加圧下
で行うのが良く、この場合には望ましくない大気の湿気
も締め出してくれる。
【0027】典型的な反応としては、N−(3− (((ア
リール)アミノ)−スルホニル)−1H−1,2,4−
トリアゾール−5−イル)アミンを乾燥した極性で中性
の溶媒に溶かし、そして新たに蒸留した1当量のハロゲ
ン化マロニルと共に攪拌する。反応終了後、通常は8〜
24時間後、5,7−ジヒドロキシ化合物は、例えば、濾
過、抽出又は再結晶の如き慣用の技術によって回収する
ことができる。
【0028】任意には、ハロゲン化マロニルをマロン酸
及びオキシハロゲン化燐とに代えて用いることができ
る。この場合、オキシハロゲン化燐はマロン酸1当量に
対し2当量が少くとも必要である。
【0029】オキシハロゲン化燐をかなり過剰に用いる
のが便利である。かなり過剰な量とは、2から10当量を
意味するもので、理論的に必要な計算量よりずっと多く
ということである。
【0030】相当多くの過剰なオキシハロゲン化燐を用
いた時には、極性の中性溶媒は、随意にはオキシハロゲ
ン化燐に代えることによって、不必要になってくる。ハ
ロゲン化マロニルに代えてマロン酸及びオキシハロゲン
化燐を使用した場合、反応は好ましくは70℃と90℃の間
の温度で行われる。
【0031】もし5,7−ジハロ−1,2,4−トリア
ゾロ〔1,5−a〕ピリミジン−2−スルホンアニリド
を欲求するとすると、5,7−ジヒドロキシ化合物を十
分な量のオキシハロゲン化燐と反応させ、ヒドロキシ基
をハロゲン化物に変えることによって目的が達成され
る。各ヒドロキシ基一つを置換するためには、1当量の
オキシハロゲン化燐が必要である。
【0032】かくして、5,7−ジヒドロキシ化合物を
相応する5,7−ジハロ体に変えるためには、典型的に
は少くとも2当量のオキシハロゲン化燐が使用される。
相当過剰のオキシハロゲン化燐を、環化反応の前にハロ
ゲン化マロニルと共に併用して加えるか、又は環化反応
の後に反応混合物に加えるのかして使用するのが最も好
都合である。
【0033】最も好ましい態様は、少くとも1当量のマ
ロン酸と少くとも4当量のオキシハロゲン化燐とを使用
し、環化反応及びハロゲン化反応を連続して行わせるこ
とによって、N−(3−(((アリール) アミノ) −スル
ホニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イ
ル)アミンから直接的に5,7−ジハロ−1,2,4−
トリアゾロ〔1,5−a〕ピリミジン−2−スルホンア
ニリドが得られる。両者の反応試料を理論的に過剰に用
いるのが、しばしば便利である。反応は、好ましくは70
℃と 100℃の間の温度で行われる。
【0034】ある場合には、例えばジメチルアニリンの
如き第3級アミンを反応の触媒として用いることが便利
である。このように触媒を使用するのが有利な場合、第
3級アミンは一般には出発原料としてのN−(3−
(((アリール) アミノ) −スルホニル)−1H−1,
2,4−トリアゾール−5−イル)アミンの出発原料の
0.1〜40モル%の範囲、より好ましくは1〜20モル%の
範囲で用いるのが良い。
【0035】典型的な反応としては、N−(3−(((ア
リール)アミノ)−スルホニル)−1H−1,2,4−
トリアゾール−5−イル)アミン、1当量のマロン酸及
び相当過剰のオキシハロゲン化燐とを攪拌しながら加熱
する。反応が終了した後、5,7−ジハロ化合物は慣用
の技術によって回収される。
【0036】例えば、反応混合物を冷却しそして水で注
意深く希釈し、更に濾過、抽出又は同様な手段によって
生成物を分離することができる。
【0037】本発明を説明するため次に具体例を示す
が、本発明の範囲を限定するためのものではない。ここ
に示す融点はすべて、補正前のものである。
【0038】例1 5,7−ジヒドロキシ−N−(2,
6−ジクロロ−3−メチルフェニル)−1,2,4−ト
リアゾロ〔1,5−a〕ピリミジン−2−スルホンアミ
ドの製造
【化10】 窒素雰囲気のもと乾燥アセトニトリル 100mlに溶かした
N−(3−(((2,6−ジクロロ−5−メトキシフェニ
ル)−アミノ)スルホニル)−1H−1,2,4−トリ
アゾール−5−イル)アミン2.52g(0.0078モル) の攪
拌溶液に、新たに蒸留した塩化マロニル1.5g(0.01モ
ル) を加えた。この混合体を周囲温度で1晩(14時間)
攪拌し、その結果黄色の沈殿物が生じた。
【0039】この固形の生成物を濾過して集め、そして
乾燥した。 融点 280〜282 ℃ (分解) 濾液には生成物が残っているので、濾液を濃縮し乾燥し
た。両者を併せた生成物は2.58gであった(収率85%)
【0040】例2 5,7−ジクロロ−N−(4−ブロ
モ−3−メチルフェニル)−1,2,4−トリアゾロ
〔1,5−a〕ピリミジン−2−スルホンアミドの製法
【化11】 機械的攪拌機及び還流コンデンサーを持つ三ツ口フラス
コに、N−(3−(((4−ブロモ−3−メチルフェニ
ル)アミノ)−スルホニル)−1H−1,2,4−トリ
アゾール−5−イル)アミン6.62g (0.02モル) 、マロ
ン酸2.08g(0.02モル) 及びオキシ塩化燐20ml (0.21モ
ル) を加えた。この混ぜ合せたものを攪拌し、そして油
浴の中で90℃の温度で24時間加熱した。
【0041】この混合物を冷却し、そして氷水の中に注
いだ。ここで得られた固形の生成物を濾過によって回収
し、そして乾燥して、純度85〜80%とみられる明るいか
っ色の固体8.4gが得られた(収率96%) 。約7gの生
成物を50mlの加熱したo−シクロロベンゼンに懸濁させ
(slurried)、そして濾過によって残留固形物を取り除い
た。冷却すると、濾液から黄色の固体の生成物が5.2g
得られた。 融点 232〜234 ℃(分解)
【0042】例3 5,7−ジクロロ−N−(2,6−
ジクロロ−3−メチルフェニル)−1,2,4−トリア
ゾロ〔1,5−a〕ピリミジン−2−スルホンアミドの
製法
【化12】 乾燥アセトニトリルの 100mlに溶かしたN−(3−
(((2,6−ジクロロ−3−メチルフェニル)アミノ)
スルホニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−
イル)アミン6.44g(0.02モル) の攪拌溶液に、新しく
蒸留した塩化マロニル2.82g (0.02モル) を加えた。こ
の混ぜ合せたものを室温で一晩攪拌したが、多少出発原
料が残った。更に塩化マロニル (0.56g) を加え、そし
て4時間攪拌した。
【0043】反応混合物を乾燥するまで濃縮し、そして
残留物をオキシ塩化燐(122g;0.8モル)で懸濁し、90
℃の温度で9時間加熱した。反応混合物を冷却し、減圧
下で濃縮し、そしてその残留物を氷水に注いだ。この得
られた沈殿物を濾過し、次いで乾燥すると純度75%の生
成物8.35gが得られた(収率73%) 。
【0044】例4 5,7−ジクロロ−N−(3−メチ
ルフェニル)−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−a〕
ピリミジン−2−スルホンアミドの製法
【化13】 N−(3−(((3−メチルフェニル)アミノ)スルホニ
ル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)ア
ミン19.9g(0.075モル) 、マロン酸7.9g(0.075モル)
及びオキシ塩化燐 115gの混合物を60℃から70℃の温度
で15時間攪拌した。HPLC分析によると目的物への転換は
わずかに55%であった。
【0045】更にマロン酸0.5g、オキシ塩化燐20gそ
して触媒としてジメチルアニリン0.5gを加え、攪拌し
そして反応が終了するまで加熱を続けた。追跡同伴物(c
haser)としてo−キシレン約50mlを加え、そして減圧下
70℃から80℃の温度で蒸留することにより、POCl3 約 1
15gが回収された。冷却によりo−キシレンから70%の
収率で目的物が回収された。
【0046】例5 5,7−ジクロロ−N−(2,6−
ジクロロ−3−メチルフェニル)−1,2,4−トリア
ゾロ〔1,5−a〕ピリミジン−2−スルホンアミドの
製法
【化14】 N−(3−(((2,6−ジクロロ−3−メチルフェニ
ル)アミノ)スルホニル)−1H−1,2,4−トリア
ゾール−5−イル)アミン6.44g(0.02モル) 、マロン
酸2.1g(0.02モル) 及び POCl3 122g (0.8モル)の
混合物を90℃の温度で24時間攪拌した。
【0047】反応混合物を冷却し、更に減圧下で濃縮
し、そして残留物を氷水に注いで移した。その得られた
沈殿物を濾過し、そして乾燥すると純度88%を有する生
成物7.85gが得られた(収率81%) 。
フロントページの続き (72)発明者 アール. ガース ピューズ アメリカ合衆国,ミシガン 48640,ミ ッドランド,アンドレ ストリート 4403 (56)参考文献 特開 昭62−277367(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 487/04 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(I) 【化1】 〔上式中、Xは水素、フッ素、塩素、臭素、低級アルキ
    ル基又は低級アルコキシ基、 Yは水素、フッ素、塩素又は臭素、 Rは水素、低級アルキル基又は低級アルコキシ基、 そしてZは水素、塩素又は臭素である。〕に示されるN
    −(アリール)−5,7−ジヒドロキシ−1,2,4−
    トリアゾロ〔1,5−a〕ピリミジン−2−スルホンア
    ミドを製造するに当り、下記式 (II) 【化2】 〔上式中、X,Y,R及びZは前記規定に同一であ
    る。〕で示されるN−(3− (((アリール) アミノ)−
    スルホニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−
    イル)アミンをハロゲン化マロニルと酸性条件のもと極
    性であって中性の溶媒中反応させることを含む方法。
  2. 【請求項2】 X及びYはいずれも水素、フッ素または
    塩素、Zは水素または臭素、そしてRはメチル基である
    請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 極性であって中性の溶媒はアルキルニト
    リル、エーテルまたはカルボン酸エステルである請求項
    1または2記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 反応温度は周囲温度と 100℃との間であ
    る請求項1〜3記載のいづれかの製造方法。
  5. 【請求項5】 次の工程として、反応混合物をオキシハ
    ロゲン化燐と直接反応させることによりN−アリール−
    5,7−ジヒドロキシ−1,2,4−トリアゾロ−
    〔1,5−a〕ピリミジン−2−スルホンアミドを相応
    する5,7−ジハロ化合物に変えることを特徴とする請
    求項1〜4記載のいづれかの製造方法。
  6. 【請求項6】 下記式(III) 【化3】 〔上式中Aは塩素又は臭素、Xは水素、フッ素、塩素、
    臭素又は低級アルキル基、Yは水素、フッ素、塩素又は
    臭素、Rは水素、低級アルキル基又は低級アルコキシ
    基、Rは水素、低級アルキル基又は低級アルコキシ基、
    そしてZは水素、塩素又は臭素である。〕で示されるN
    −(アリール)−5,7−ジハロ−1,2,4−トリア
    ゾロ〔1,5−a〕ピリミジン−2−スルホンアミドを
    製造するに当り、下記式(IV) 【化4】 〔ここで、X,Y,R及びZは前記規定に同一であ
    る。〕で示されるN−(3− (((アリール) アミノ) −
    スルホニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−
    イル)アミンを少くとも1当量のマロン酸と少くとも4
    当量のオキシハロゲン化燐とを酸性条件下で反応させる
    ことを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 Aは塩素、そしてオキシハロゲン化燐は
    POCl3 である請求項6記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 X及びYは水素、フッ素または塩素、Z
    は水素または臭素、そしてRはメチル基である請求項6
    または7記載の製造方法。
  9. 【請求項9】 過剰のPOCl3 は溶媒として使用される請
    求項7記載の製造方法。
  10. 【請求項10】 反応温度が70から 100℃の間で維持さ
    れる請求項6〜9記載のいづれかの製造方法。
JP3030943A 1990-02-26 1991-02-26 5,7−ジヒドロキシ−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−a〕−ピリミジン−2−スルホンアニリド類の製造方法 Expired - Lifetime JP2992099B2 (ja)

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US484960 1990-02-26
US07/484,960 US5006656A (en) 1990-02-26 1990-02-26 Preparation of 5,7-dihydroxy-1,2,4-triazolo[1,5-a]pyrimidine-2-sulfonanilides

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JPH0559057A JPH0559057A (ja) 1993-03-09
JP2992099B2 true JP2992099B2 (ja) 1999-12-20

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