JP2991958B2 - 木材運搬車 - Google Patents
木材運搬車Info
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- JP2991958B2 JP2991958B2 JP7323796A JP32379695A JP2991958B2 JP 2991958 B2 JP2991958 B2 JP 2991958B2 JP 7323796 A JP7323796 A JP 7323796A JP 32379695 A JP32379695 A JP 32379695A JP 2991958 B2 JP2991958 B2 JP 2991958B2
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- Japan
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- timber
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は特殊荷物の運搬に適した
車両の分野に属し、主として丸太を運搬する木材運搬車
に関する。
車両の分野に属し、主として丸太を運搬する木材運搬車
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の車体にクレーンを搭載した木材運
搬車は、荷台の両側方にステッキを立設したものである
ため、荷台の重量が総重量規制の下での積載効率の向上
に支障となっていたものである。
搬車は、荷台の両側方にステッキを立設したものである
ため、荷台の重量が総重量規制の下での積載効率の向上
に支障となっていたものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】そこで、クレーンを搭
載したトラックから荷台を除去し、中央フレームの上面
に重畳した補強材としてのサブフレームと、該サブフレ
ームの上面を被覆して重要保安部品を保護する保護板
と、両ステッキを支持立設する受台とを新たな荷台の主
たる構成要素として、車体の重量を軽減し、積載効率を
向上した木材運搬車を提供するものである。
載したトラックから荷台を除去し、中央フレームの上面
に重畳した補強材としてのサブフレームと、該サブフレ
ームの上面を被覆して重要保安部品を保護する保護板
と、両ステッキを支持立設する受台とを新たな荷台の主
たる構成要素として、車体の重量を軽減し、積載効率を
向上した木材運搬車を提供するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】第１発明の木材運搬車
は、車体にクレーンを搭載し、荷台を除去したトラック
において、シャシの長手方向に沿う中央フレームの上面
に整列して一対のサブフレームを重畳接合し、クレーン
が該サブフレームを介してその後端に搭載され、上面に
は両サブフレームに渡って保護板を被覆し、該保護板を
介して両サブフレームの上面に、左右に所要間隔でそれ
ぞれステッキを立設したステッキ受台を、長手方向に所
要間隔で複数個配設して成る
は、車体にクレーンを搭載し、荷台を除去したトラック
において、シャシの長手方向に沿う中央フレームの上面
に整列して一対のサブフレームを重畳接合し、クレーン
が該サブフレームを介してその後端に搭載され、上面に
は両サブフレームに渡って保護板を被覆し、該保護板を
介して両サブフレームの上面に、左右に所要間隔でそれ
ぞれステッキを立設したステッキ受台を、長手方向に所
要間隔で複数個配設して成る
【０００５】第２発明の木材運搬車は、第１発明の木材
運搬車において、ステッキ受台の長手方向の軸心がサブ
フレームの長手方向の軸心に対して所要の傾斜角で配設
されて成る。
運搬車において、ステッキ受台の長手方向の軸心がサブ
フレームの長手方向の軸心に対して所要の傾斜角で配設
されて成る。
【０００６】第３発明の木材運搬車は、第１発明又は第
２発明の木材運搬車において、複数個配設されるステッ
キ受台の長手方向の軸心間に渡る形状寸法と左右のステ
ッキの内幅に収まる幅寸法を有し、下面の前後左右の各
周端から所要寸法内方寄りに垂下する軸を有する分割床
板を、該軸を介して、前記ステッキ受台の対向する側面
に軸心を鉛直方向に向けて一体にした軸受に嵌着位置決
めし、全ステッキ受台に前記分割床板を着脱自在に係着
して成る。
２発明の木材運搬車において、複数個配設されるステッ
キ受台の長手方向の軸心間に渡る形状寸法と左右のステ
ッキの内幅に収まる幅寸法を有し、下面の前後左右の各
周端から所要寸法内方寄りに垂下する軸を有する分割床
板を、該軸を介して、前記ステッキ受台の対向する側面
に軸心を鉛直方向に向けて一体にした軸受に嵌着位置決
めし、全ステッキ受台に前記分割床板を着脱自在に係着
して成る。
【０００７】
【作用】サブフレームはシャシの中央フレームを補強す
るとともに、ステッキ受台からの集中荷重を等分布荷重
に変換して中央フレームに負荷し、保護板は重要保安部
品を保護し、ステッキ受台はサブフレーム上に固定され
て両端に立設するステッキ相互を保持する固定座である
とともに、木材の積載面であり、積載される木材重量に
よって、その下面で保護板上に所定の集中荷重による面
圧を発現し、サブフレームに対する傾斜角は、ステッキ
受台の両端に立設するステッキ相互の間隔の広狭と、前
記面圧の大小に関与し、分割床板はステッキ受台の上面
に着脱自在な軽量簡易の荷台を形成する。
るとともに、ステッキ受台からの集中荷重を等分布荷重
に変換して中央フレームに負荷し、保護板は重要保安部
品を保護し、ステッキ受台はサブフレーム上に固定され
て両端に立設するステッキ相互を保持する固定座である
とともに、木材の積載面であり、積載される木材重量に
よって、その下面で保護板上に所定の集中荷重による面
圧を発現し、サブフレームに対する傾斜角は、ステッキ
受台の両端に立設するステッキ相互の間隔の広狭と、前
記面圧の大小に関与し、分割床板はステッキ受台の上面
に着脱自在な軽量簡易の荷台を形成する。
【０００８】
【実施例】本発明を実施例により説明すると、図１、図
２に示すように、トラック１のシャシの長手方向に沿う
中央フレーム２の上面に整列して左右一対のサブフレー
ム３を重畳接合し、クレーン４がサブフレーム３の後端
に搭載され、上面には両サブフレーム３に渡って保護板
５を被覆し、保護板５を介して両サブフレーム３の上面
に、左右に所要間隔でそれぞれステッキ６を立設したス
テッキ受台７を、長手方向に所要間隔で複数個配設して
成る。すなわち、ステッキ受台７は図３に示すように、
その左右それぞれ前後面の下端に張り出した取付け座８
を、両サブフレーム３のそれぞれ外側面で一体に接合さ
れる逆Ｌ形の支持台９の両取付け座８に渡る取付け面を
有する支持座１０に着脱自在に接合されて成る。したが
って、車体の長手方向の曲げ強度が増強されるととも
に、ステッキ受台７からサブフレーム３に負荷される分
割集中荷重が等分布荷重として中央フレーム２に負荷さ
れるから、単に荷台を取外して直接中央フレーム２にス
テッキ受台７を取着し、中央フレーム２にステッキ受台
７からの分割集中荷重を負荷するのと違い、車体の安全
性が確保された上で軽量化が達成される。このようにし
て成る木材運搬車ａは、アウトリガーを着地したクレー
ン４によって一部に仮想線で示す長尺の丸太１１を各ス
テッキ受台７の上面に載置してステッキ６で側部を支持
し、所要数積載して運搬に供されるものであるが、この
とき、クレーン４を搭載した荷台付きの従来の木材運搬
車に比べ車体が軽量化されるので、その分木材を多く積
載できるから、総重量における木材の積載効率を高め
る。
２に示すように、トラック１のシャシの長手方向に沿う
中央フレーム２の上面に整列して左右一対のサブフレー
ム３を重畳接合し、クレーン４がサブフレーム３の後端
に搭載され、上面には両サブフレーム３に渡って保護板
５を被覆し、保護板５を介して両サブフレーム３の上面
に、左右に所要間隔でそれぞれステッキ６を立設したス
テッキ受台７を、長手方向に所要間隔で複数個配設して
成る。すなわち、ステッキ受台７は図３に示すように、
その左右それぞれ前後面の下端に張り出した取付け座８
を、両サブフレーム３のそれぞれ外側面で一体に接合さ
れる逆Ｌ形の支持台９の両取付け座８に渡る取付け面を
有する支持座１０に着脱自在に接合されて成る。したが
って、車体の長手方向の曲げ強度が増強されるととも
に、ステッキ受台７からサブフレーム３に負荷される分
割集中荷重が等分布荷重として中央フレーム２に負荷さ
れるから、単に荷台を取外して直接中央フレーム２にス
テッキ受台７を取着し、中央フレーム２にステッキ受台
７からの分割集中荷重を負荷するのと違い、車体の安全
性が確保された上で軽量化が達成される。このようにし
て成る木材運搬車ａは、アウトリガーを着地したクレー
ン４によって一部に仮想線で示す長尺の丸太１１を各ス
テッキ受台７の上面に載置してステッキ６で側部を支持
し、所要数積載して運搬に供されるものであるが、この
とき、クレーン４を搭載した荷台付きの従来の木材運搬
車に比べ車体が軽量化されるので、その分木材を多く積
載できるから、総重量における木材の積載効率を高め
る。
【０００９】次に、図４に示した木材運搬車ｂについて
説明すると、保護板５の上面で前記のように接合される
ステッキ受台７は、その一部がサブフレーム３の長手方
向の軸心に対してその軸心を所要の傾斜角θだけ傾けて
接合して成る。したがって、ステッキ受台７の下面と保
護板５、延いてはサブフレーム３との接触面積が大とな
って最大積載重量における各所の集中荷重によるその面
圧を低下させるとともに、サブフレーム３に負荷する集
中荷重が分散されて緩やかな撓みを呈する。このように
傾斜角θは前記した面圧に関与するほかに、基準の車幅
に対応して両ステッキ６間の間隔を調節することにも関
与できる。なお、傾斜角θは、ステッキ受台７の軸線を
一直線とするもののほか、図５に示すように左右にそれ
ぞれ異なる方向に軸線を有する場合も考えられるから、
ステッキ受台７としてはくの字形のものも提供され得
る。
説明すると、保護板５の上面で前記のように接合される
ステッキ受台７は、その一部がサブフレーム３の長手方
向の軸心に対してその軸心を所要の傾斜角θだけ傾けて
接合して成る。したがって、ステッキ受台７の下面と保
護板５、延いてはサブフレーム３との接触面積が大とな
って最大積載重量における各所の集中荷重によるその面
圧を低下させるとともに、サブフレーム３に負荷する集
中荷重が分散されて緩やかな撓みを呈する。このように
傾斜角θは前記した面圧に関与するほかに、基準の車幅
に対応して両ステッキ６間の間隔を調節することにも関
与できる。なお、傾斜角θは、ステッキ受台７の軸線を
一直線とするもののほか、図５に示すように左右にそれ
ぞれ異なる方向に軸線を有する場合も考えられるから、
ステッキ受台７としてはくの字形のものも提供され得
る。
【００１０】また、図６に示した木材運搬車ｃは、図１
で示した木材運搬車ａにおいて、各ステッキ受台７の上
面にその軸心を境界にして、図７に示すように、前後の
軸心間に渡る長さと左右のステッキ６の内幅に収まる幅
寸法に分割されたそれぞれの分割床板１２を載置すると
ともに、左右それぞれの前後面に一体にした鉛直方向に
挿通孔１３を有する軸受１４に対し、それぞれの分割床
板１２の下面の前後で前記各軸受１４に対応する位置に
垂下した軸１５を挿通し止めピン１６で抜け止めして成
る。したがって、このものは重厚長大の丸太１１に代え
て、軽薄短小な木材や根や枝葉のある庭木などの運搬に
供されるもので、木材運搬車ａに軽量簡易な分割床板１
２を組み合わせることにより、木材運搬車ａを簡単に他
用途に転用したものであり、利用の自由度を広範にした
技術である。なお、保安上前輪と後輪間に配設されるサ
イドバンパー１７はサブフレーム３に取着されるもので
ある。
で示した木材運搬車ａにおいて、各ステッキ受台７の上
面にその軸心を境界にして、図７に示すように、前後の
軸心間に渡る長さと左右のステッキ６の内幅に収まる幅
寸法に分割されたそれぞれの分割床板１２を載置すると
ともに、左右それぞれの前後面に一体にした鉛直方向に
挿通孔１３を有する軸受１４に対し、それぞれの分割床
板１２の下面の前後で前記各軸受１４に対応する位置に
垂下した軸１５を挿通し止めピン１６で抜け止めして成
る。したがって、このものは重厚長大の丸太１１に代え
て、軽薄短小な木材や根や枝葉のある庭木などの運搬に
供されるもので、木材運搬車ａに軽量簡易な分割床板１
２を組み合わせることにより、木材運搬車ａを簡単に他
用途に転用したものであり、利用の自由度を広範にした
技術である。なお、保安上前輪と後輪間に配設されるサ
イドバンパー１７はサブフレーム３に取着されるもので
ある。
【００１１】
【発明の効果】本発明によれば、車体の安全性を確保し
た上でその軽量化を図り、木材の積載効率を向上させ、
しかもステッキ受台の配列姿勢を変更することにより、
車体の変動に対する該ステッキ受台の対応自由度を広範
にし、かつ、軽微な作業で簡易に丸太運搬以外の多用途
に転用できるなどの効果がある。
た上でその軽量化を図り、木材の積載効率を向上させ、
しかもステッキ受台の配列姿勢を変更することにより、
車体の変動に対する該ステッキ受台の対応自由度を広範
にし、かつ、軽微な作業で簡易に丸太運搬以外の多用途
に転用できるなどの効果がある。
【図１】本発明に係わる木材運搬車ａの一部を破断した
状態の平面図。
状態の平面図。
【図２】同上木材運搬車ａの一側面図。
【図３】ステッキ受台のサブフレームへの取付け説明
図。
図。
【図４】本発明に係わる木材運搬車ｂの平面図。
【図５】ステッキ受台の他の実施例を示す平面図。
【図６】本発明に係わる木材運搬車ｃの平面図。
【図７】分割床板のステッキ受台への取付け説明図。
１ トラック ２ 中央フレーム ３ サブフレーム ４ クレーン ５ 保護板 ６ ステッキ ７ ステッキ受台 ８ 取付け座 ９ 支持台 １０ 支持座 １１ 丸太 １２ 分割床板 １３ 挿通孔 １４ 軸受 １５ 軸 １６ 止めピン １７ サイドバンパー ａ 木材運搬車 ｂ 木材運搬車 ｃ 木材運搬車
Claims (3)
- 【請求項１】 車体にクレーンを搭載し、荷台を除去し
たトラックにおいて、シャシの長手方向に沿う中央フレ
ームの上面に整列して一対のサブフレームを重畳接合
し、クレーンが該サブフレームを介してその後端に搭載
され、上面には両サブフレームに渡って保護板を被覆
し、該保護板を介して両サブフレームの上面に、左右に
所要間隔でそれぞれステッキを立設したステッキ受台
を、長手方向に所要間隔で複数個配設して成る木材運搬
車。 - 【請求項２】 ステッキ受台の長手方向の軸心がサブフ
レームの長手方向の軸心に対して所要の傾斜角で配設さ
れて成る請求項１記載の木材運搬車。 - 【請求項３】 複数個配設されるステッキ受台の長手方
向の軸心間に渡る形状寸法と左右のステッキの内幅に収
まる幅寸法を有し、下面の前後左右の各周端から所要寸
法内方寄りに垂下する軸を有する分割床板を、該軸を介
して、前記ステッキ受台の対向する側面に軸心を鉛直方
向に向けて一体にした軸受に嵌着位置決めし、全ステッ
キ受台に前記分割床板を着脱自在に係着して成る請求項
１又は２記載の木材運搬車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7323796A JP2991958B2 (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 木材運搬車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7323796A JP2991958B2 (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 木材運搬車 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09142197A JPH09142197A (ja) | 1997-06-03 |
| JP2991958B2 true JP2991958B2 (ja) | 1999-12-20 |
Family
ID=18158716
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7323796A Expired - Fee Related JP2991958B2 (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 木材運搬車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2991958B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4963096B2 (ja) * | 2007-09-26 | 2012-06-27 | イワフジ工業株式会社 | 木材運搬装置及び木材運搬システム |
| CN102152754B (zh) * | 2010-02-11 | 2012-12-12 | 中集车辆（集团）有限公司 | 半挂式原木运输车 |
| JP2012121434A (ja) * | 2010-12-08 | 2012-06-28 | Matsumoto System Engineering Kk | 車輪式運搬車両 |
| JP5848115B2 (ja) * | 2011-12-20 | 2016-01-27 | 賢次 亀山 | ステッキの取付け装置 |
| JP7395236B2 (ja) * | 2020-02-25 | 2023-12-11 | 新明和工業株式会社 | ダンプ車両のサイドガード締結構造 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4986516U (ja) * | 1972-11-18 | 1974-07-26 | ||
| JP2642044B2 (ja) * | 1993-08-19 | 1997-08-20 | 丸紅設備株式会社 | 長尺物運搬車 |
-
1995
- 1995-11-17 JP JP7323796A patent/JP2991958B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09142197A (ja) | 1997-06-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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