JP2991932B2 - 鋼板の平坦度測定方法 - Google Patents

鋼板の平坦度測定方法

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JP2991932B2
JP2991932B2 JP6160408A JP16040894A JP2991932B2 JP 2991932 B2 JP2991932 B2 JP 2991932B2 JP 6160408 A JP6160408 A JP 6160408A JP 16040894 A JP16040894 A JP 16040894A JP 2991932 B2 JP2991932 B2 JP 2991932B2
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laser
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元宏 長田
祐二 大塚
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Nippon Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は厚鋼板を搬送する搬送テ
ーブル上面側に搬送方向と直交する方向に複数個のレー
ザーを用いた距離計にて鋼板を搬送しながら鋼板平坦度
を自動的に計測する平坦度測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザー距離計を用いた平坦度計では、
正確な変位測定のために搬送ロール上面ラインからの任
意の位置における測定値校正器が必要である。一方、厚
鋼板を搬送する搬送ロールは1m程度のピッチで配さ
れ、鋼板先尾端部では次の搬送ロールに乗り移る間は片
持ち状態にあり、撓み、振動等により精度よく測定でき
ない。
【0003】このため、第1の従来技術では、図2に示
す様に、測定を行うテーブルに搬送用補助コロ4を設置
し、校正器(校正板)2をテーブル上面に設置する方法
が考えられている。
【0004】また、第2の従来技術では、図3に示す様
に、レーザー距離計3を搬送ロール1下面に設置し、そ
の前後の補助コロ4を取付け、校正器2はテーブルロー
ル上面に取り付ける方法も考案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来技術では、
鋼板搬送時の先尾端部の撓み、振動は解消されるが、搬
送ロール上面ラインからの任意の位置における測定値校
正器(以下、変位校正器)にて校正する際、コロ4と干
渉し、搬送ロール上面近くの位置校正が出来ない。
【0006】一方、第2の従来技術では、コロ4と干渉
することなく搬送ロール上面近くの位置校正が可能であ
るが、レーザー距離計取付け部では鋼板を支持すること
ができず先尾端部の撓み、振動が解消されない。
【0007】即ち、第1及び第2の従来技術では、搬送
ロール上面ラインからの任意の位置における測定値校正
と鋼板先尾端部の撓み、振動の影響の問題を同時に解決
できないという課題がある。
【0008】本発明はこのような従来の課題を有利に解
決するためのものであって、鋼板を搬送しながら鋼板平
坦度を自動的にかつ精度良く計測することが可能な平坦
度測定方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、厚鋼板を搬送テーブル上面側に搬送方向と直交す
る方向に複数個のレーザーを用いた距離計にて鋼板を搬
送しながら鋼板平坦度を自動的に計測する平坦度測定方
法において、レーザーを用いた距離計と搬送ロールの搬
送方向位置を合わせ、レーザーを用いた距離計下の搬送
ロールは、レーザー距離計直下の部分は凹部、他の部分
は凸部となるようにした搬送ロールを用いたことを特徴
とする平坦度測定方法にある。
【0010】
【作用】円盤を複数枚ロール軸方向に間隔をおいて配置
した形状を有する搬送ロール(以下ディスクロールと称
する)はその凸部で厚鋼板を支持し搬送する。厚鋼板の
平坦度を測定するレーザーを用いた距離計はこのディス
クロールの真上にあるため、鋼板先尾端部の測定時に
は、先尾端部はディスクロールとその上流側の搬送ロー
ルもしくは下流側のロールで支持されており、撓み、振
動等が発生することなく測定ができ、鋼板先尾端部の測
定精度を向上させることができる。
【0011】また、レーザー距離計の零点校正において
は、ディスクロールのレーザー距離計直下の部分は凹部
であるため、搬送ロールと干渉することなく校正が可能
であり、鋼板輻射熱によるレーザー距離計取付けフレー
ムの熱歪み影響が解消される。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を示
す。図1は本発明の一実施例を示す図である。搬送ロー
ル1は圧延された厚鋼板を搬送するロールで、レーザー
距離計3の直下には搬送ロール1と同一の外径を持つデ
ィスクロール6が設置されており、レーザー照射面は凹
形状、その間は凸形状とし凸形状部で厚鋼板を支持し、
搬送ロールとしての役目を果たす。
【0013】レーザー距離計3は搬送方向に対し直角方
向に一定ピッチで複数個配置されている。各々のレーザ
ー距離計はその直下に鋼板が無い場合にはディスクロー
ル6の凹部に照射されている。ディスクロール6の凹部
にはディスクロール6とは別に支持され、平滑に加工さ
れた基準盤7が設置されており、鋼板が無い状態にてレ
ーザー距離計の基準位置の補正(零点校正)が行われ、
レーザー距離計が取付けられているフレームの歪む等が
検出され厚鋼板変位測定値の補正が行われる。また、こ
の基準盤7は変位校正器を乗せる架台として用いられ、
搬送ロール上面ライン直上からの任意の変位校正が可能
となる。
【0014】次に、搬送ロール1にて搬送されてきた厚
鋼板はディスクロール6の凸部で支持され、撓み、振動
を生じない状態でレーザー距離計3の直下に送りこまれ
る。レーザー光は鋼板上表面に照射され、レーザー距離
計と鋼板上表面との距離が測定される。
【0015】鋼板は停止することなく搬送されるため、
各々のレーザー距離計にて鋼板長手方向各部の鋼板表面
位置が検出され、鋼板幅方向、長手方向各部の上表面ま
での距離が測定されることとなり、その結果、鋼板の平
坦度を求めることが可能となる。
【0016】以下に、実際の測定例について説明する。
搬送ロール1は直径400mm、胴長4700mmで1mピ
ッチで配置され、モーター駆動される。
【0017】レーザー距離計3は半導体を用いた一般的
なレーザー距離計で搬送方向に対して直角方向に200
mmピッチ、搬送ロール上面より300mmに位置に合計2
4個設置されている。
【0018】ディスクロール6は凸部の外径は400m
m、凸部の幅は50mm、レーザー距離計と同じ200mm
ピッチで凸部を有し凹部の外径は200mmであり、搬送
ロール1と同様にモーター駆動される。
【0019】図4は板厚6mm、板幅2000mm、板長8
000mmの鋼板についての本実施例による測定結果と従
来方法による測定結果を示す。図4に示す様に、本実施
例では従来技術の課題である、搬送ロール上面ライン近
くでの測定精度誤差(校正誤差)、鋼板先尾端部の撓
み、振動による測定誤差が解消され高精度な測定が可能
となっていることがわかる。
【0020】
【発明の効果】以上説明した如く本発明の測定方法によ
れば、鋼板を搬送しながらその平坦度を自動的かつ高精
度に計測することが可能となり、その工業上寄与すると
ころが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施するための平坦度測定設備例
を示す斜視図と側面図。
【図2】第1の従来技術を示す斜視図と正面図。
【図3】第2の従来技術を示す正面図。
【図4】本発明と従来例との測定結果を比較して示す
図。
【符号の説明】
1 搬送ロール 2 校正器 3 レーザー距離計 4 補助コロ 5 校正器移動装置 6 ディスクロール 7 基準盤
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 11/00 - 11/30 102 B21B 37/00 - 37/14 B21C 51/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚鋼板を搬送する搬送テーブル上面側に
    搬送方向と直交する方向に複数個のレーザーを用いた距
    離計にて鋼板を搬送しながら鋼板平坦度を自動的に計測
    する鋼板の平坦度測定方法において、レーザーを用いた
    距離計と搬送ロールの搬送方向位置を合わせ、レーザー
    を用いた距離計下の搬送ロールは、レーザー距離計直下
    の部分は凹部、他の部分は凸部に形成せしめた搬送ロー
    ルを用いて測定を行うことを特徴とする平坦度測定方
    法。
JP6160408A 1994-07-12 1994-07-12 鋼板の平坦度測定方法 Expired - Lifetime JP2991932B2 (ja)

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KR100564323B1 (ko) * 2001-02-21 2006-03-29 주식회사 포스코 레이저 거리 측정센서를 구비한 강판 웨이브 측정장치 및그 측정방법
KR100711791B1 (ko) * 2001-05-19 2007-05-02 주식회사 포스코 롤 마크 피치 측정 및 롤 결함 위치 확인장치
KR101294450B1 (ko) * 2005-07-27 2013-08-07 코닝 인코포레이티드 유리시트를 측정하기 위한 장치 및 방법
CN108802749B (zh) * 2018-06-14 2019-08-06 鞍钢股份有限公司 一种连续带钢热镀锌气刀段带钢跑偏量测量方法

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