JP2991699B1 - 金属インサートを有するポリウレタン発泡体の製造法 - Google Patents

金属インサートを有するポリウレタン発泡体の製造法

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Abstract

【要約】 【課題】 金属との密着にすぐれた低密度の半硬質ポリ
ウレタン発泡体を短時間で脱型できる製造法を提供す
る。 【解決手段】 ポリイソシアネートとポリオール、触
媒、発泡剤、架橋剤、必要に応じて、補強剤およびその
他の助剤からなるポリオール混合物から、密度が0.2
〜0.9g/cm3であり、金属インサートとの密着性
に優れた半硬質ポリウレタン発泡体を製造する方法にお
いて、金属インサートとの密着改良剤としてビスフェノ
ールAあるいはビスフェノールAにアルキレンオキシド
を1〜10モル付加した反応物をポリオール中に1〜3
0重量%添加する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリウレタン発泡
体の密度が0.2〜0.9g/cm3であり、金属イン
サートを有する半硬質ポリウレタン発泡体を、反応射出
成形法によって、短時間で効率よく製造する方法に関す
るものである。かかる微小なセルを有する半硬質ポリウ
レタン発泡体成形品は、優れた触感、弾性感を持ち、自
動車のアームレスト、ハンドル、コンソール蓋、チェン
ジノブなどの内装品に用いられる。半硬質ポリウレタン
発泡体は、一般に、金属インサート、金属インサートの
上の半硬質ポリウレタン層からなる金属/ポリウレタン
複合体を構成する。
【0002】
【従来の技術】上記のような成形品として、ハンドルを
例にとると、金属製インサートを金型にセットし、例え
ば反応射出成形法によって、ポリオール成分とイソシア
ネート成分を混合させたポリウレタン材料を密閉された
型に注入する。こうしてハンドルが成形される。この
時、ホイール本体部(ポリウレタン本体部)と金属製イ
ンサートとの間に大きな密着強度を得るために、クロロ
プレンゴム等の接着剤を予め金属製インサートに塗布
し、接着剤層を作っておく必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、接着剤を塗
布することは、コスト面と生産性の観点から好ましくな
い事から、接着剤を使用しない(プライマーレス化)ポ
リウレタン材料が検討されているが、満足する結果は得
られていない。また接着剤を塗布しても、二次的要因
(生産時の離型剤や油脂の付着等)で密着不良トラブル
の原因となる場合もある。本発明の目的は、金属インサ
ートに接着剤層を形成する必要なく、金属インサートと
ポリウレタンとの密着性が良好であるポリウレタン発泡
体の製造方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリイソシア
ネートと、ポリオール、触媒、発泡剤、架橋剤、必要に
応じて、補強剤およびその他の助剤からなるポリオール
混合物から、密度が0.2〜0.9g/cm3であり、
金属インサートを有する半硬質ポリウレタン発泡体を、
クロロフロロカーボンを用いることなく製造する方法に
おいて、金属インサートとの密着改良剤としてビスフェ
ノールAあるいはビスフェノールAにアルキレンオキシ
ドを1〜10モル付加した反応物を用いることを特徴と
する、金属インサートを有するポリウレタン発泡体の製
造法に関する。
【0005】金属とポリウレタンの密着性を改良するた
めに鋭意検討を重ねた結果、ビスフェノールAあるいは
ビスフェノールAのアルキレンオキシド付加物が、金属
とポリウレタンの密着に効果があることが判明した。ビ
スフェノールAあるいはビスフェノールAのアルキレン
オキシド付加物は、反応性、物性を低下させることなく
使用できる。
【0006】本発明に用いられるポリイソシアネートと
しては、ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメチ
レンポリフェニルポリイソシアネート、トルエンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホ
ロンジイソシアネート、これらのポリイソシアネートを
ウレタン変性、アロファネート変性、カルボジイミド変
性、またはイソシアヌレート変性した変性ポリイソシア
ネート、これらの混合物などがある。ポリイソシアネー
トのNCO含量は、15.0〜32.0重量%、特に2
0.0〜30.0重量%であってよい。
【0007】ポリオールとしては、プロピレングリコー
ル、ジエチレングリコール、グリセリン、トリメチロー
ルプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、蔗
糖などの水酸基含有化合物、トリエタノールアミン、ジ
エタノールアミンなどのアミノ基や水酸基を含有する化
合物あるいはエチレンジアミン、ジアミノトルエンなど
のアミノ基含有化合物にエチレンオキシド、プロピレン
オキシドなどのアルキレンオキシドを付加した分子中に
2〜6個の水酸基を含有し、平均水酸基当量が100〜
2400(OH価561〜23mgKOH/g)のポリ
エーテルポリオールあるいはこれらのポリエーテルポリ
オールにビニル化合物を付加重合したポリマーポリオー
ルなどが用いられる。
【0008】また、ポリカルボン酸と低分子量の水酸基
含有化合物を得られるポリエステルポリオール、カプロ
ラクトンを開環重合して得たポリカーボネートポリオー
ル、ポリエーテルポリオールの水酸基をアミノ化し、あ
るいはポリエーテルポリオールのイソシアネートプレポ
リマーを加水分解して得られるポリエーテルポリアミン
であって、平均活性水素当量が100〜3000のもの
も併用できる。ポリカーボネートポリオールおよびポリ
エーテルポリアミンの量は、ポリオール100重量部に
対して10重量部以下、例えば0.1〜8重量部であ
る。
【0009】触媒としては、トリエチレンジアミン、ペ
ンタメチルジエチレントリアミン、1,8−ジアザビシ
クロ−5,4,0−ウンデセン−7、ジメチルアミノエ
タノール、テトラメチルエチレンジアミン、ジメチルベ
ンジルアミン、テトラメチルヘキサメチレンジアミン、
ビス(2−ジメチルアミノエチル)エーテルなどの第3級
アミンやジブチル錫ジラウレート、オクタン酸錫、ジブ
チル錫ジアセテートなどの有機金属化合物が用いられ
る。触媒の量は、ポリオール混合物100重量部に対し
て、0.1〜5.0重量部、例えば0.3〜1.8重量
部であることが好ましい。
【0010】発泡剤は、クロロフロロカーボン以外の発
泡剤、例えば水あるいはアミン化合物の炭酸塩または、
蟻酸などが用いられる。アミン化合物の炭酸塩は、第1
級あるいは第2級のアミノ基を含有するアミン化合物、
例えばエチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ジ
エチレントリアミン、トリエチレンテトラミンなどのポ
リアミン、あるいはエタノールアミン、N−メチルエタ
ノールアミン、ジエタノールアミン、イソプロパノール
アミン、ジイソプロパノールアミンなどのアルカノール
アミンの二酸化炭素付加物が好ましい。二酸化炭素付加
物の量はポリオール混合物100重量部に対して、0.
5〜5.0重量部であることが好ましい。
【0011】使用するに望ましいもう一つの発泡剤は、
蟻酸である。ポリオール混合物100重量部あたり0.
2〜2.0重量部であることが好ましい。蟻酸はブレン
ドポリオール成分中でその当量数以上の3級アミン触媒
および、活性水素を含む有機弱塩基で中和されポリオー
ル混合物のpHが8.0以上である事が必要である。中
和が不十分な場合、蟻酸の腐食性のために成形機にトラ
ブルが発生することがある。これらの発泡剤に加えて、
低沸点の炭化水素、窒素ガス、空気などを発泡剤として
部分的に併用してもよい。発泡剤の量は、ポリオール混
合物100重量部に対して、0.1〜10重量部、例え
ば0.1〜5.0重量部であることが好ましい。
【0012】架橋剤(または鎖延長剤)としては、分子
量が61〜300の2価アルコール、例えばエチレング
リコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、
1,3−ブタンジオール、へキサンジオール、ネオペン
チルグリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレング
リコール、ポリプロピレングリコールや、2価アミン、
例えばジエチルトルエンジアミン、t−ブチルトルエン
ジアミン、ジエチルジアミノベンゼン、トリエチルジア
ミノベンゼン、テトラエチルジアミノジフェニルメタン
などが必要に応じて用いられ、これらにアルキレンオキ
シドを付加したポリエーテルポリオールなども用いら
れ、特公昭54−17359号公報、特公平1−345
27号公報、特開昭57−74325公報、特公昭63
−47726号公報などに記載されている。架橋剤の量
は、ポリオール100重量部に対して、1.0〜20.
0重量部、例えば5.0〜10.0重量部であることが
好ましい。
【0013】補強剤は、ガラス質、無機質、鉱物質など
のファイバー、例えばミルドグラスファイバー、ワラス
トナイトファイバー、プロセストミネラルファイバーあ
るいはフレーク、例えばマイカ、ガラスフレークなどで
あり、必要に応じて用いられる。またガラスマット、ガ
ラスクロスなどをあらかじめ型内にセットしておき、そ
の上でポリウレタン原料を注入して成形品を得ることも
できる。補強剤の量は、ポリオール混合物100重量部
に対して、20重量部以下である。
【0014】その他の助剤として、気泡安定剤、例えば
シリコーン系整泡剤、界面活性剤、耐候剤、例えば酸化
防止剤、UV吸収剤、安定剤、例えば2,6−ジ−t−
ブチル−4−メチルフェノール、テトラキス〔メチレン
3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
フェニル)プロピオネート〕メタン、着色剤などが必要
に応じて用いられる。その他の助剤の量は、ポリオール
混合物100重量部に対して、20重量部以下である。
【0015】金属インサートとの密着性改良剤としての
ビスフェノールAあるいはビスフェノールAのアルキレ
ンオキシド付加物は、ポリオールに包含される。アルキ
レンオキシドとしては、エチレンオキシド、プロピレン
オキシドなどが挙げられ、エチレンオキシドが好まし
い。ビスフェノールAへのアルキレンオキシド付加量
は、1〜10モル、好ましくは2〜4モルであってよ
い。密着性改良剤の使用量は、ポリオール100重量部
に対して1〜30重量部であり、好ましくは5〜20重
量部であってよい。1重量部以下では、密着性に大きな
効果が見られず、30重量部より多いとビスフェノール
Aでは、反応性の低下が著しく、ビスフェノールAのア
ルキレンオキシド付加物では、硬度が高くなり、成形品
の触感が悪くなる。
【0016】反応射出成型法によるポリウレタン発泡体
の製造には、Hennecke社製の高圧ポリウレタン
発泡機、ポリウレタンエンジニアリング社製のR−RI
M用高圧ポリウレタン発泡機などの反応射出成形機が用
いられる。
【0017】ポリイソシアネートとポリオール混合物
を、高圧ポリウレタン発泡機などを用いて、反応射出成
形法によって型に注入すれば、原料は型内で発泡膨張後
硬化して、ポリウレタン発泡体を取り出すことができ
る。
【0018】得られたポリウレタン発泡体は、密度0.
2〜0.9g/cm3、ショアーA硬度20〜90度を
有する。金属インサートは、自動車のアームレスト、ハ
ンドル、コンソール蓋、チェンジノブなどの内装品の支
持体であってよく、金属インサートの形状は用途に応じ
て選択することができる。金属インサートの材質は、通
常、鋼材、アルミニウム材およびマグネシウム材であっ
てよい。鋼材が好ましく、使用前に脱脂処理したもので
あってよい。
【0019】
【発明の好ましい態様】以下、実施例および比較例を示
し、本発明を具体的に説明する。なお、部は重量部、%
は重量%である。実施例におけるショアーA硬度は、シ
ョアー硬度計を使用し、ASTM D 2240に準じて
測定した。また、剥離接着強さはJIS K 6301に
準じて測定した。
【0020】参考例1[アミン化合物炭酸塩の調製] 10リットルのダブルジャケット耐圧反応容器に2.3
9kgのモノエタノールアミン、2.94kgのN−メ
チルエタノールアミン、2.94kgのモノエチレング
リコールを投入し、60rpmで攪拌しながら温度を5
0℃に調整した。
【0021】この容器に減圧弁のついた二酸化炭素ボン
ベをつなぎ、3気圧に減圧した二酸化炭素を攪拌しなが
ら液状部に供給した。約3時間で液温は90℃に上昇
し、その後ゆっくりと低下し50℃に戻った。二酸化炭
素供給後8時間で液(アミンの二酸化炭素付加物)を容
器から抜き取り、計量したら9.95kgであった。こ
の液は常温で安定で、80℃に加温しても、ガスの異常
発生は見られず、18リツトルブリキ缶に入れてそのま
ま保存可能であった。この液280gを300ccの圧力
計付き耐圧容器に入れ、密閉したまま50℃に加熱した
ところ、圧力は0.17Barになった。空気膨張によ
り発生した圧力分を差し引くと、この液の蒸気圧は0.
07Barしかなかった。
【0022】実施例1 グリセリンにプロピレンオキシドとエチレンオキシドを
付加した水酸基価28mgKOH/gのポリエーテルポ
リオール90部にビスフェノールAをそれぞれ1、5、
10部溶解させた液に、エチレングリコール4.4部、
参考例1で得たアミン化合物炭酸塩(発泡剤)3.2
部、トリエチレンジアミンの33%ジプロピレングリコ
ール溶液0.6部、およびジブチル錫ジラウレート0.
05部を混合して、ポリオール混合物を得た。
【0023】30℃に加温したそれぞれのポリオール混
合物と、ウレタン変性とカルボジイミド変性をそれぞれ
50%含むジフェニルメタンジイソシアネートを、それ
ぞれ100:47.7(ビスフェノールA 1部の場
合)、100:51.5(ビスフェノールA 5部の場
合)、100:56.0(ビスフェノールA 10部の
場合)の混合重量比で、高圧ポリウレタン発泡機(He
nnecke社製:HK−165)のタンクに入れ、N
COインデックス105、吐出量200g/秒、注入時
間1.0秒、混合圧力160kg/cm2で、55℃に
加温した平板状のスチール製型(200×300×6m
m)に脱脂処理した鋼板(70×150×1.0mm)
を貼り付け、ポリウレタン原料を注入した。型に原料を
注入してから90秒後に脱型して成形品を得た。3種の
成形品の密度は、すべて0.5g/cm3であり、ショ
アーA硬度は、それぞれ61度(ビスフェノールA 1
部の場合)、62度(ビスフェノールA5部の場合)、
64度(ビスフェノールA 10部の場合)であった。
得られた鋼板付きポリウレタン成形品から、剥離接着強
さ(引張速度:50mm/分)を測定した。その結果を
表1に示す。
【0024】実施例2 グリセリンにプロピレンオキシドとエチレンオキシドを
付加した水酸基価28mgKOH/gのポリエーテルポ
リオール90部、エチレングリコール4.4部、参考例
1で得たアミン化合物(発泡剤)3.2部、トリエチレ
ンジアミンの33%ジプロピレングリコール溶液0.6
部、およびジブチル錫ジラウレート0.05部を混合し
て、ポリオール混合物を得た。
【0025】このポリオール混合物に、ビスフェノール
Aのプロピレンオキシド2モル付加物をそれぞれ1、
5、10部添加して30℃に加熱し、ウレタン変性とカ
ルボジイミド変性をそれぞれ50%含むジフェニルメタ
ンジイソシアネートを、それぞれ100:47.1(ビ
スフェノールAのプロピレンオキシド2モル付加物 1
部の場合)、100:48.9(ビスフェノールAのプ
ロピレンオキシド2モル付加物 5部の場合)、10
0:50.9(ビスフェノールAのプロピレンオキシド
2モル付加物 10部の場合)の混合重量比で、高圧ポ
リウレタン発泡機(Hennecke社製:HK−16
5)のタンクに入れ、実施例1と同様にして成形品を得
た。3種の成形品の密度はすべて0.5g/cm3であ
り、ショアーA硬度は、それぞれ61度(ビスフェノー
ルAのプロピレンオキシド2モル付加物 1部の場
合)、63度(ビスフェノールAのプロピレンオキシド
2モル付加物 5部の場合)、65度(ビスフェノール
Aのプロピレンオキシド2モル付加物 10部の場合)
であった。剥離接着強さを測定した。その結果を表1に
示す。
【0026】実施例3 実施例2に示したポリオール混合物に、ビスフェノール
Aのエチレンオキシド4モル付加物をそれぞれ1、5、
10部添加して30℃に加熱し、ウレタン変性とカルボ
ジイミド変性をそれぞれ50%含むジフェニルメタンジ
イソシアネートを、それぞれ100:47.1(ビスフ
ェノールAのエチレンオキシド2モル付加物 1部の場
合)、100:48.5(ビスフェノールAのエチレン
オキシド2モル付加物 5部の場合)、100:50.
1(ビスフェノールAのエチレンオキシド2モル付加物
10部の場合)の混合重量比で、高圧ポリウレタン発
泡機(Hennecke社製:HK−165)のタンク
に入れ、実施例1と同様にして成形品を得た。3種の成
形品の密度はすべて0.5g/cm3であり、ショアー
A硬度はそれぞれ61度(ビスフェノールAのエチレン
オキシド2モル付加物 1部の場合)、64度(ビスフ
ェノールAのエチレンオキシド2モル付加物 5部の場
合)、68度(ビスフェノールAのエチレンオキシド2
モル付加物 10部の場合)であった。剥離接着強さを
測定した。その結果を表1に示す。
【0027】比較例1 実施例2に示したポリオール混合物に密着性改良剤を加
えることなく、ポリオール混合物に、ウレタン変性とカ
ルボジイミド変性をそれぞれ50%含むジフェニルメタ
ンジイソシアネートを、100:46.7の混合重量比
で混合し、実施例1と同様にして、密度0.5g/cm
3、ショアーA硬度60度の成形品を得た。剥離接着強
さを測定した。その結果を表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、金属との密着性改良剤
として、ビスフェノールAあるいはビスフェノールAの
アルキレンオキシド付加物を添加することで、ポリウレ
タンと金属との密着性を大きく高め、金属製インサート
に接着剤を塗布しなくても密着不良を起こさないポリウ
レタン発泡体を製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 75/04 C08L 75/04 //(C08G 18/48 101:00) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08G 18/32,18/48 C08J 9/04 - 9/14 C08K 5/13 C08L 71/02 C08L 75/04 - 75/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリイソシアネートと、ポリオール、触
    媒、発泡剤、架橋剤、必要に応じて、補強剤およびその
    他の助剤からなるポリオール混合物から、密度が0.2
    〜0.9g/cm3であり、金属インサートを有する半
    硬質ポリウレタン発泡体を、クロロフロロカーボンを用
    いることなく製造する方法において、金属インサートと
    の密着改良剤としてビスフェノールAあるいはビスフェ
    ノールAにアルキレンオキシドを1〜10モル付加した
    反応物を用いることを特徴とする、金属インサートを有
    するポリウレタン発泡体の製造法。
  2. 【請求項2】 ビスフェノールAあるいはビスフェノー
    ルAのアルキレンオキシド付加物の添加量が、ポリオー
    ル100重量部に対して1〜30重量部であることを特
    徴とする請求項1記載の金属インサートを有するポリウ
    レタン発泡体の製造法。
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