JP2991684B2 - 無水マレイン酸へのnブタンの選択的気相酸化方法およびV/P/O触媒のか焼方法 - Google Patents
無水マレイン酸へのnブタンの選択的気相酸化方法およびV/P/O触媒のか焼方法Info
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Description
7日に仮出願された米国特許出願番号60/027, 2
71の優先権主張出願である。
合成するのに有用なバナジウムとリンとの酸化混合物
(V/P/O)を含む触媒のか焼および活性化を行う改
善された方法に関する。さらに詳しくは、限定されるも
のではないけれども、本発明は酸化流動状態にある間に
非常に急激な温度上昇を誘発することでV/P/O触媒
をか焼する方法と実用規模の移動床施設(transfer bed
commercial scale plant) 内でこれを達成する新規方法
とに関する。
マレイン酸への気相酸化は当該技術分野で周知である。
この方法を記述している従来技術の概説として米国特許
第4,668,802号が挙げられる。また、米国特許
第4,668,802号および米国特許第5,021,
588号に記述された改善された方法では、反応は、2
つの流動反応域を持つ再循環固体反応器で行われる。n
ブタンから無水マレイン酸への変換は、主に1つの反応
域で起きる。そして、ガス種が本質的に取り除かれた触
媒は、他の反応域に送られ、該反応域で再び酸化され
る。すなわち、触媒は反応域に戻る前に再生される。
たV/P/O酸化物混合組成物は、当業者に周知であ
る。V/P/O組成物およびその調製を記述している従
来技術の概説として米国特許第4,371,702号が
挙げられる。触媒前駆体組成物は、バナジウムが+5の
酸化状態にあるV2 O5 やNH4 VO3 などの従来のバ
ナジウム化合物を水溶性または有機液体媒体のいずれか
の媒体中における反応によって、部分的に還元して、+
4の酸化状態とする工程により、通常調製される。つぎ
に、前記触媒前駆体は、任意の適当なリン化合物を添加
することにより形成され、還流して反応を起こし、濾過
および乾燥または噴霧乾燥によって、通常はバナジウム
リン酸水和物として回収される。従来技術は、バナジウ
ムに対するリンの原子比率の望ましい範囲と、触媒促進
剤の取り込みと、を記述している。このV/P/O触媒
は、特に流動床反応器または再循環床反応器で使用され
る部分に、良好な耐摩耗性を持っていることが望まし
い。耐摩耗性触媒およびその調製に係わる従来技術が米
国特許第4,677,084号で検討されている。nブ
タンからの無水マレイン酸の調製に役立つV/P/O触
媒の生産では、制御されたか焼と触媒前駆体の活性化と
が必要である。このことは、平均バナジウム酸化状態
(Vox)を所定の範囲内に保ちながら、脱水を成し遂
げるのに適当な温度、時間、および雰囲気下で前駆体を
加熱することによって達成される。例えば、米国特許第
3,915,892号では、Voxを4.1ないし4.
5の範囲に保ちながら、370℃ないし394℃で一水
和水を発生させることによって、前駆体脱水物を一水和
物に変換させる。つぎに、395℃ないし425℃で加
熱した後、再びVoxを4.1ないし4.5の範囲内に
保ちながら、酸素を少なくとも1容量パーセント含む
か、あるいは酸素および炭化水素をそれぞれ1容量パー
セント含む溶出液流を供給するように、制御された量の
酸素および炭化水素とともに、空気または不活性ガスか
らなるキャリヤガス中で450℃を上回る温度で大量の
結晶相転移を促進することによって、水の平衡を取り除
く。
実用稼働に触媒を提供するのに必要とされる規模でのV
/P/O触媒の調製に用いられる場合、nブタンから無
水マレイン酸を生産するという見地からすると、得られ
る触媒が少量バッチ単位で生産された触媒と比較して品
質的に劣ったものとなることが、判明した。したがっ
て、実用施設での稼働に必要な規模で高品質の触媒を生
産するために、厳しく制御されたプロセスが必要とされ
る。例えば、米国特許第5,573,992号(199
6年11月12日発行)では、限定された特定の稼働条
件下で、バナジウムおよびリンの酸化混合物を含む触媒
のか焼および活性化を行う相対的低圧方法が開示されて
いる。この方法は、Voxを3.825から4.175
の範囲内に維持するように酸素濃度を同時かつ連続して
制御しながら触媒前駆体を脱水するのに十分な時間にわ
たって、375℃から400℃までの温度範囲で、水和
したV/P/OまたはV/P/O−SiO2 触媒前駆体
をか焼する工程と、Voxを3.95から4.15の範
囲内に維持するように、同時かつ連続的に酸素濃度を制
御しながら、0.20atmを越えない分圧で、nブタ
ンを含むガス雰囲気の存在下、340℃から500℃ま
での温度範囲で、さらに加熱することにより前記脱水化
された触媒前駆体を活性化させる工程とを含んでいる。
本発明は、この方法に対する改良であると見なされる。
従来のV/P/O触媒のか焼および活性化方法を改良し
た方法を提供することにある。
状V/P/O触媒前駆体をか焼および活性化する簡易化
された迅速な方法を提供することである。関連した課題
は、そのようなV/P/O触媒を用いた最新の移送流動
床の実用規模施設を立ち上げるのに要する時間を大幅に
減少させることである。本発明のさらに他の課題は、選
択性を犠牲とすることなく触媒の活性の強化および表面
積の増大をもたらすV/P/O触媒をか焼する方法を提
供することである。
化によって無水マレイン酸を高収率で生産することが可
能な高活性かつ高選択性なV/P/O触媒を調製する過
程において、温度および圧力を上げた状態でV/P/O
触媒前駆体をか焼および活性化させる改善された方法に
関する。この発明の目的のために、触媒活量はnブタン
酸化に関連させて定義され、選択性は無水マレイン酸の
生成に関係し、さらに収率は活性および選択性の関数で
ある。本発明はさらに、現場の昇温および昇圧下での改
善されたV/P/O触媒前駆体のか焼および活性化の利
点を利用する実用規模の流動移動床施設(fluidized tra
nsfer bed plant)を立ち上げる方法に関する。この発明
の方法は、一般に特に著しく高い活性を有する触媒を同
時に生産しながら、典型的に立ち上げ時間を大幅に短縮
させる結果となる無水マレイン酸の実用規模での生産に
関連した再循環床反応器で使用される触媒の大規模生産
に特に適している。
を提供するものであり、該方法は、 (a)370℃ないし420℃の温度範囲で、空気また
は酸素含有ガスを用いて流動床反応器内にガス流を生じ
させる工程と、 (b)工程(a)の前記流動床反応器に、水和V/P/
OまたはV/P/O−SiO2を、触媒前駆体が流動床
状態で370℃から420℃までの温度範囲で急激な温
度上昇にさらされるような速度で、添加する工程と、 (c)工程(b)の前記触媒前駆体を、流動状態で、上
記温度範囲内に、該触媒前駆体中に混入している不純物
有機物を除去するとともに該触媒前駆体を脱水するため
に十分な時間および圧力に、保ちながら、同時に平均V
oxを4.05を上回るが4.55以下にする工程と、 (d)工程(c)で得られたか焼V/P/O触媒を、非
酸化性ガス中で、回収し、保存する工程とを有する。
れた方法は、nブタンを選択的気相酸化させて無水マレ
イン酸にするプロセスに関係する。このプロセスでは反
応域および触媒再生域を有する再循環固体反応器が使用
され、この反応器において、酸化形態のバナジウム/リ
ン酸化物(V/P/O)触媒の使用によって、再循環固
体反応器の反応域でnブタンを無水マレイン酸に変換
し、該再循環固体反応器の再生域内で酸素と接触させる
ことによって、還元した場ラジウム/リン酸化物触媒を
再生させる。本発明の固有の改善方法は、(i)触媒前
駆体を380℃ないし400℃の温度に維持された再生
域に添加する工程と、(ii)前記触媒前駆体中に混入し
ている不純物有機物を除去し、かつ前記触媒前駆体を脱
水するために充分な時間と圧力で、空気または酸素を含
むガスを用いて、前記再生域内において、上記触媒前駆
体を流動状態に保血ながら、同時に平均Voxを4.5以
下にする工程と、(iii)前記工程(ii)でか焼した触
媒前駆体を再生域から前記反応域へ移す工程と、(iv)
触媒循環が開始されるまで、実質的に非酸化性のガスを
用い、運転温度近傍で、前記反応域内で、前記か焼した
前記対を流動状態に保つ工程とを有する。
施態様では、触媒前駆体を添加する速度は、充填された
触媒の全体がか焼されるまで再生域内で前記温度が維持
されるように、再生域から反応域へのか焼触媒前駆体の
移動に、同時同調する。関連した実施態様では、反応域
へのnブタンの導入および反応域と再生域との間の触媒
再循環を伴う運転条件下で、前記か焼触媒前駆体がその
場(in situ)で活性化される。好ましくは、前記触媒
前駆体は390±5℃の温度に保持される。実用立ち上
げの実施態様では、前記触媒前駆体は約3.5atmま
での圧力で再生域内で流動状態に維持され、さらに前記
再生域内での触媒前駆体の平均滞留時間は、3.5at
m以上の空気で、約4時間未満であり、1atmの空気
で20時間まで維持する。任意に、nブタンを用いた直
火加熱によって380℃から400℃までの温度範囲を
達成することで、空気または酸素を含むガス中の水蒸気
含有量を最大約3モル%とする。
て無水マレイン酸を高い収率で製造することが可能な高
活性かつ高選択性のV/P/O触媒の調製方法に関す
る。この反応に必要とされるバナジウムピロリン酸塩触
媒は、か焼/活性化方法によって前駆体から活性結晶相
へ変換される必要がある。同じく、本発明の温度および
圧力を上昇させて行うか焼/活性化方法は、どのような
規模においてもV/P/O触媒の調製に使用することが
できるけれども、特に再循環個体反応器を使用している
大規模な生産施設の立ち上げに適している。本発明に関
連した改善された方法に先だって、nブタンから無水マ
レイン酸へ選択的に酸化しようとする実用再循環固形反
応器の立ち上げ方法は、完了するまで数週間は必要であ
ろうとされるバッチ生産の方法として想定された前記前
駆体のか焼/活性化を含んでいた。本発明にもとづく改
善された方法では、概念的に、その場での立ち上げ方法
であり、か焼/活性化を数日で完了させることができ
る。好ましくは、所望のか焼は、2.5ないし約3.5
atmの空気中で触媒を充填し、350℃に加熱するの
に必要とされるおおよその時間、実用施設の触媒再生器
の容器内で、連続もしくは半連続的に行われる。この時
間中、再循環個体反応器の立ち上がり(riser) 容器は、
実質的に不活性ガス中でおおよそ同じ温度に保たれる。
再生域で生じたか焼触媒生成物は、前記再生器中の平均
滞留時間を該再生器の作業圧力と作業温度との関数であ
る臨界最大持続時間未満に保つように、周期的あるいは
連続的に、反応器の容器(すなわち、施設の立ち上がり
側)へ移す(例えば、一般に約3.5atmで4時間の
最大滞留時間から約390℃、約1atmの空気で、2
0時間の最大滞留時間まで)。
O触媒をか焼/活性化するこの運転方法の正当性、利
益、および利点をより完全に認識し、かつ理解するため
に、温度、時間、酸素および水の分圧を含む圧力、触媒
前駆体の残留有機物の燃焼、および平均的なバナジウム
酸化状態(すなわち、Vox)等の触媒変数に関連した
ある種の実験的データを考慮するだけではなく、実用規
模での運転を一般に強いる所定の実用的施設の設計およ
び工学をも考慮することが最善策であろう。
よれば、噴霧乾燥したV/P/O触媒前駆体または類似
化合物は、まず、熱流動床反応器または流動床反応器内
のか焼前駆体の熱流動床のいずれか一方の中に導入され
ると同時に、流動ガス、流動床反応器および/または流
動床が運転温度に維持される。別の言い方をすれば、か
焼しようとするV/P/O触媒前駆体は、か焼条件下で
最初に流動床反応器に導入され、そのため、本質的に瞬
時の熱衝撃を経験する。か焼の際に用いられる実際の温
度は、いくつかの条件によって影響を受ける。例えば、
あまりにも低いか焼温度では、前駆体からバナジウムピ
ロリン酸塩への相転移を生じさせるのに十分なエネルギ
ーとなりえないと思われる。また、390℃に比較して
あまりにも高いか、あまりにも低い温度では、触媒の酸
化率が高くなり、さらに触媒に対してあまりにも高い酸
化状態が与えられる傾向になる(すなわち、平均Vox
があまりにも高い)。3モル%の蒸気を含む35psi
gの空気と360℃の温度の流動床反応器内でか焼され
た300グラムの触媒前駆体試料は、390℃での同様
の実験運転に比較して、使用中、高い触媒酸化率を示す
とともに、低いマレイン酸収率を示した。同様に、39
0℃に対して370および420℃の触媒か焼温度で、
高触媒酸化率および低マレイン酸収率が得られる。この
ような違いもまた、各々の試料のX線回折で明らかであ
る。360℃でか焼した前駆体試料は、アモルファス中
間体を経て直接半アモルファスVOPO4 相に転移され
るほどに酸化する。それとは異なり、390℃よりも高
い温度でか焼された前駆体は、最初に所望のピロリン酸
塩相に変わるけれども、すばやくより高度に酸化された
VOPO4 相に転移する。高温は適正なか焼にとって必
要であるということを示しているデータは、熱重量分析
(thermal gravimetric analysis:TGA)測定と一致
しており、この測定においては、370℃付近で顕著な
現象が観察されている。したがって、所望の相転移を達
成するためには少なくとも370℃の温度が必要であ
る。か焼の下限もまた、V/P/O前駆体中に典型的に
存在する混入炭化水素を望み通りに酸化除去するという
観点から言えば、大きな影響力を持つとものと思われ
る。別の言い方をすれば、370℃以上の温度でか焼を
行うことで、ピロリン酸塩相への所望の相転移がなさ
れ、有効な酸化率および混入有機物の除去につながる。
実用規模の再循環床反応器で実行する場合の相転移の実
用的な下限は、3.5atmでのか焼においてはより3
80℃に近くなる。好ましくは、390±5℃のか焼温
度を使用すべきである。
右される。例えば、より高いか焼温度はより高い平均V
oxに有利であり、Voxが4.6以上であると、完全
に触媒性能が劣る。したがって、420℃および35p
sigでの事前の実験的生産ではマレイン酸の収率を改
善することが可能なか焼触媒が作られ、Voxはか焼の
間、4.55以下の値に維持された。しかし、460℃
での同様の実験的生産では、改善されたV/P/O触媒
を得ることはできず、このことは、か焼温度が酸化状態
とは無関係にマレイン酸の収率に影響を及ぼしているよ
うに思われることを示している。さらにまた、好ましい
か焼温度は390℃であると思われ、それよりも高い温
度あるいは低い温度はどちらの場合も、過剰酸化された
触媒の形成率を増大させるとともに、固定床および立ち
上がり反応器(fixed bed and riser reactor) で試験し
た場合のマレイン酸の収率を低下させた。
激な上昇は、迅速な燃焼と触媒前駆体に含まれる混入有
機物の除去とを確実なものとする。同時に、すでに熱流
動化したガス流中への触媒前駆体の導入に伴う急激な温
度上昇は、化合水の急激な損失を引き起こし、それゆえ
触媒のか焼を引き起こす。現在のところ、触媒前駆体中
に混入している不純物有機物を素早く除去することと、
典型的に約10重量%の水の除去とを組み合わせること
によって、触媒表面積に確認できるほどの増加が得られ
る(典型的に30〜35m2/gほど高い)ことに、大
きく寄与できるものと思われる。表面積のこの相対的増
加もまた、最大の触媒活性での観測された増大(典型的
に20ないし25%以上多い)にも寄与できる。この素
早い損土壌賞と、混入不純物有機物および高温に維持さ
れた付加の制御された速度での酸化条件下で既熱流動化
床(already hot fluidized bed)に触媒前駆体を浸す
ことによって生成された化合水の急激な除去とが、本発
明にかかるV/P/O触媒をか焼し、かつ活性化させる
改善された方法と、従来技術の方法とに大きな違いをも
たらすものと思われる。ことによると、もっとも広く、
しかしもっとも単純化された意味では、本発明の改善さ
れた方法は、触媒前駆体中に混入している不純物有機物
がなくなり、平均Voxの値が4.05よりも大きく、し
かし4.55未満となるように、混入有機物および化合
水を除去するのに十分な時間で、流動状態で、390±
5℃の温度に前駆体をさらすことによって、V/P/O
触媒前駆体をか焼する方法と、見なすことができる。そ
のようなか焼V/P/O触媒前駆体は、次に、本質的に
非酸化性環境(すなわち、典型的に0.035atm未
満の酸素分圧を持つ乾燥ガス相)で、持続した時間にわ
たって保存することができ、次に運転条件で単にその場
(in situ)での使用を含む活性化と同時に、反応が、
固定床、流動床、または移送流動床反応器で行われるか
にかかわりなく、nブタンから無水マレイン酸への気相
酸化に比例して顕著に増加した触媒活性を首尾一貫して
示すV/P/O触媒が生産される。
O触媒の酸化率の両方に対して著しく影響を与える。い
くつかのか焼実験を、それぞれ圧力1、3.5、および
6atmで実行した。すべての実験は、3モル%の水蒸
気を含む空気供給ガス(air feed gas)を用いて390℃
で行った。触媒性能を、加圧流動床反応器内でV/P/
O触媒前駆体のか焼後に、自動化固定反応器で評価し
た。自動化固定床反応器による得られた触媒に対する評
価は、1atmと3.5atmとでのか焼は異なって作
用するけれども、両方ともが最終的には著しく改善され
た活性の触媒を作り出すことを、示す。
ある。典型的に、自動化固定床反応器内で評価した場合
にほぼ4.55の最終Voxに対して各々の3通りの圧
力でか焼される触媒は、高圧(すなわち、6atmの空
気)触媒における時間の関数として低いマレイン酸収率
と、3.5atmか焼触媒の運転時間時の関数として持
続した高いマレイン酸収率とを示す。1atmでの触媒
は、改善された初期マレイン酸収率が運転の最初の50
ないし100時間に増加し、最終的に3.5atmでの
触媒の性能を越えることを示すであろう。本発明をクレ
ームする目的におけるこの圧力の影響は合計圧力の効果
よりむしろ酸素分圧効果であると、より正確には見られ
るべきであることを正当に評価すべきである。そのよう
なものとして、合計圧力限定への言及は、作業の上限を
基準にする場合に“空気のatm”という表現を用い
る。
バナジウムの酸化状態に顕著な影響を与える。3モル%
水蒸気を含む空気を用いて、390℃て、かつ1、3.
5、および6atmで、か焼を行う時間の関数である平
均バナジウム酸化状態は、前駆体の酸化率が圧力の増加
にともなって増加することを示す。したがって、より低
いか焼圧力は、より高い圧力に比較して許容されるか焼
時間を広げることに使うことができる。これが酸素分圧
効果であるように思われるので、不活性ガスで空気を薄
めることによって、許容できるか焼時間の拡張が達成で
きるか、または、実際に酸素含有量を増やすことで前記
時間を短縮することができよう。同様に、バッチモード
において流動化状態でか焼を実行することで、再生器で
のか焼の選択肢に比較して前駆体が過剰に酸化される前
に異なった滞留時間が提供される。連続的あるいは半連
続的モードは再循環反応器の再生器内でのか焼に関連し
ており、か焼触媒を周期的に立ち上がり部に転送する過
程で行われる固有の逆混合(back-mixing) は、過剰酸化
されないか焼触媒の割合が高いことを確実にするため
に、短い平均滞留時間を必要とする。典型的に、390
℃で、バッチモードにおいて3.5atmで3モル%の
水を含む空気を用いることで、4.6のVox値を達成
するためのか焼残留時間は、35ないし40時間を必要
とするであろう。これに対し、再循環固体反応器施設に
おける実用規模での立ち上がり方法に関連した逆混合モ
ードは、典型的に3.5atmで3モル%の水を含む空
気を用いる390℃で4時間以下の滞留時間を伴ない、
さらに1atmの空気で約20時間までの滞留時間を伴
う。さらにまた、逆混合モードでの滞留時間は、空気中
の酸素量を希釈あるいは濃縮することによって制御およ
び/または影響を受けることができ、その結果、対応す
る滞留時間および運転圧力の選択において自由度がより
いっそう大きくなる。
含有ガス相中の水蒸気分圧もまた重要な役割を演じると
ともに、か焼の間の酸化速度と同様にVoxに影響を与
えることができる。好ましくは、か焼は、乾燥ガスで行
われるべきである。か焼の間の完全に乾燥したガスが前
記触媒前駆体の過剰酸化を妨げる傾向があり、その結
果、Voxは、ほぼ4. 5になる。これに対し、湿潤酸
化性環境でのか焼時間が前述の限界を越えて延長される
ことから、か焼中の水蒸気の存在は、過剰酸化を促進さ
せる傾向にある。実用的に設計を検討してみると、特に
大規模な実用施設と比較して、nブタンまたは類似化合
物などの炭化水素燃料を使用する空気の直火加熱を用い
るという構想では、本来的に蒸気/水蒸気がか焼中に存
在するという結果になる。同様に、酸化性か焼ガスにさ
らされると、どのような混入有機物でも水源に相当する
ものとなる。しかし、前述したように、ガス相を直火加
熱する際に典型的な水蒸気濃度は、本発明の工程では許
容することができる。
れるV/P/O前駆体組成物は、当業者に周知であり、
かつ実行されている手順を用いて、得ることができる。
好ましくは、該V/P/O前駆体は、米国特許第4,3
71,702号公報に記述された手順を用いて得ること
が可能であり、この米国特許の番号を参照することによ
りその開示内容は本明細書に併合されるものとする。本
発明の方法は、米国特許第4,677,084号公報に
記述された耐磨耗V/P/O−SiO2 前駆体組成物に
も適用可能であり、この米国特許の番号を参照すること
によりその開示内容は本明細書に併合されるものとす
る。
態様および特徴をよりいっそう完全に実証するととも
に、さらに例証し、本発明の利点を確かめるためのもの
である。そのようなものとして、実施例は本発明を何等
制限するものではなく、また本発明を例証することを意
図したものである。しかし特に改善された触媒の優れた
特性とクレームされた改善された方法の有用性に関して
どのような観点からしても、むやみな制限を意図したも
のではない。
生用の分離流動床反応器とを備えた、nブタンから無水
マレイン酸への直接酸化を行う実用規模の流動移送床施
設を、再生域に1時間毎に約1万ポンドの公称速度で、
連続して噴霧乾燥V/P/O触媒前駆体を加えることに
よって、立ち上げる。触媒添加の間、再生反応器中の触
媒前駆物質のか焼流動床は、nブタンを燃料として用い
る直火加熱の後に、約19%の酸素を含んだ加熱空気を
使用することによって、390℃で、かつ2.7atm
に保った。酸化か焼条件下での再生反応器中での平均滞
留時間が3.25ないし3.5時間となるような速度
で、前記か焼触媒前駆体を周期的に前記再生反応器か除
去し、上記施設の立ち上がり反応器へ移した。投入され
た触媒全体が添加され、かつか焼されるまで、再循環窒
素の使用によってか焼温度よりも低い50℃を上回らな
い運転温度でもって、前記立ち上がり反応器に移された
か焼前駆体を保持した。前記流動化触媒の循環と、前記
立ち上がり反応器へのnブタンの導入とを開始すること
で、該触媒はそのようなV/P/0触媒でいままで経験
したものよりも25%大きいマレイン酸生産率に素早く
達した。
要であり、かつ数多くあるように思われる。第一に最も
重要な点は、実用規模で適用した場合に再循環固体反応
器を立ち上げる改善された方法は、簡略化および合理化
されたその場でのか焼方法であるということである。こ
の方法では、噴霧乾燥触媒前駆体が連続的に再生器に添
加される。この場合、添加速度は流動床の温度を維持す
るとともに、前記再生器から反応器の立ち上がり側へか
焼触媒の当量を周期的に排出するだけの余裕がある速度
である。したがって、この立ち上げ方法は、温度上昇の
制御および最適化、混入有機物の燃焼、および触媒前駆
体の滞留時間を平均化するだけの余裕があり、最終的に
これらの組み合わせによって活性化された触媒は改善さ
れた活性を有するとともに選択性が著しく損なわれるこ
となく表面積が改善する。大規模な実用再循環床反応器
型の施設においては、本発明は、週単位で測定される立
ち上げ時間のかなりの減少をもたらすとともに、か焼中
の平均Voxを4.0という値付近の狭い範囲内に制御
する必要性を緩和する。あらゆる種類の用途に対して、
本発明は、最高25%高い活性あるいはそれよりも高い
活性さえもV/P/O触媒にもたらす。
Claims (8)
- 【請求項1】 反応域と触媒再生域とを持つ再循環個体
反応器を使用して、nブタンを、前記再循環個体反応器
の前記反応域でバナジウム/リン酸化物(V/P/O)
触媒の使用によって、無水マレイン酸に変換し、還元さ
れたバナジウム/リン酸化物触媒を、前記再循環固体反
応器の前記再生域内で酸素と接触させることで、再生さ
せる、無水マレイン酸へのnブタンの選択的気相酸化方
法において、 (i)触媒前駆体を380℃ないし400℃の温度に維
持された前記再生域に添加する工程と、 (ii)前記触媒前駆体を、前記再生域内で、空気または
酸素を含むガスを用いて、該触媒前駆体中に混入してい
る不純物有機物を除去するとともに該触媒前駆体に化合
している水の少なくとも一部を除去するのに充分な時間
と圧力で、流動状態に保つちながら、同時に平均Voxが
4.5以下に維持する工程と、 (iii) 前記工程(ii)でか焼した触媒前駆体を前記
再生域から前記反応域へ移す工程と、 (iv)前記か焼した触媒前駆体を前記反応域内で、運転
温度近傍で、実質的に非酸化性のガスを用いて、触媒循
環が開始されるまで、流動状態に保つ工程と、を有する
ことを特徴とする無水マレイン酸へのnブタンの選択的
気相酸化方法。 - 【請求項2】 前記触媒前駆体の添加率が、充填された
触媒の全体がか焼されるまで前記再生域内で前記温度が
維持されるように、前記か焼した触媒前駆体の前記再生
域から前記反応域への移動と同時的に連係することを特
徴とする請求項1に記載の無水マレイン酸へのnブタン
の選択的気相酸化方法。 - 【請求項3】 nブタンを前記反応域へ導入するととも
に触媒を前記反応域と前記再生域と間で再循環させると
いう運転条件の下で、前記か焼した触媒前駆体をその場
(in situ)で活性化することを特徴とする請求項1に
記載の無水マレイン酸へのnブタンの選択的気相酸化方
法。 - 【請求項4】 前記再生域内で流動状態にある前記触媒
前駆体は、390±5℃の温度で、約3.5atmまで
の圧力に維持され、前記再生域内の前記触媒前駆体の平
均滞留時間は約4時間以下に維持されることを特徴とす
る請求項1に記載の無水マレイン酸へのnブタンの選択
的気相酸化方法。 - 【請求項5】 前記再生域での前記触媒前駆体の平均滞
留時間は3.5atm以上の空気で約4時間未満であ
り、1atmの空気で20時間までであることを特徴と
する請求項1に記載の無水マレイン酸へのnブタンの選
択的気相酸化方法。 - 【請求項6】 380℃から400℃までの前記温度範
囲が、nブタンを用い、空気または酸素中の水蒸気含有
量が最大約3モル%となるように、直火加熱によって達
成することを特徴とする請求項1に記載の無水マレイン
酸へのnブタンの選択的気相酸化方法。 - 【請求項7】 (a)流動床反応器内に、空気または酸
素含有ガスを用いて、370℃ないし420℃の温度範
囲で、ガス流を生じさせる工程と、 (b)工程(a)の前記流動床反応器に、水和V/P/
OまたはV/P/O−SiO2触媒前駆体を、前記触媒
前駆体が流動床状態で370℃から420℃までの温度
範囲で急激な温度上昇にさらされるような速度で、添加
する工程と、 (c)工程(b)の前記触媒前駆体を、該触媒前駆体中
に混入している不純物有機物を除去したり、該触媒前駆
体を脱水するに十分な時間および圧力に保ちながら、同
時に平均Voxを4.05を上回るが4.55以下にし
て、前記温度範囲内で流動床状態に保つ工程と、 (d)工程(c)で得られたか焼V/P/O触媒を、非
酸化性ガス中で、回収し、保存する工程と、 を有することを特徴とするV/P/O触媒のか焼方法。 - 【請求項8】 前記触媒前駆体は390±5℃に維持さ
れた流動床に添加されていることを特徴とする請求項7
に記載のV/P/O触媒のか焼方法。
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