JP2991224B2 - 加飾部付内装材 - Google Patents

加飾部付内装材

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JP2991224B2 JP5204606A JP20460693A JP2991224B2 JP 2991224 B2 JP2991224 B2 JP 2991224B2 JP 5204606 A JP5204606 A JP 5204606A JP 20460693 A JP20460693 A JP 20460693A JP 2991224 B2 JP2991224 B2 JP 2991224B2
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は例えば自動車の加飾部
付ドアトリムのような加飾部付内装材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】 図6に示すように例えば自動車のドア
トリム(1) は基材(2) と該基材(2) 表面に貼着されてい
る表皮材(3) とからなり、ア−ムレスト部(4) が一体的
に膨出成形され、該ア−ムレスト部(4) の上側には加飾
部材(5) が取付けられている。該加飾部材(5) はドアト
リム(1) 本体の表皮材(3) とは異なった色彩、色調、模
様等が付され、ドアトリム(1) の意匠にアクセントを与
えるものである。従来は該加飾部材(5) の周縁をドアト
リム(1) の加飾部材(5) 取付個所に囲設した取付溝(6)
に木目込んで取付けていた(米国特許第4779390
号)。また該ドアトリム(1) はドアインナパネル(7) の
室内側に取付けられているが、該ドアインナパネル(7)
には補強のための鋼鉄梁(8) が裏打ちされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 上記従来構成ではド
アトリム(1) の取付溝(6) に加飾部材(5) の周縁を木目
込むため、該加飾部材(5) の木目込み部分付近にしわ、
波打ち、たるみ等が発生し易く、また木目込むための治
具等を必要とし木目込みに手間がかかる。更にドアイン
ナパネル(7) に補強のための鋼鉄梁(8) を裏打ちすると
車体重量が増大する原因となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本発明は上記従来の課
題を解決するための手段として、車両のパネル表面に被
着されている内装材(1) とパネル(7)との間に衝撃吸収
用のパッ材(18)を充填挟着せしめ、該パッ材(18)
挟着個所の内装材(1) 部分に窓孔(15)を設け、該窓孔
(15)から臨出しているパッ材(18)表面には表皮材(16)
を貼着して加飾部とした加飾部付内装材を提供するもの
である。
【0005】
【作用】 本発明では内装材(1) とパネル(7) との間に
衝撃吸収用パッ材(18)を充填挟着して補強するが、該
パッ材(18)は軽量である。また該パッ材(18)充填
着個所の内装材(1) 部分に窓孔(15)を設ければ、パッ
材(18)が臨出した状態となり、この部分に表皮材(16)を
貼着すれば加飾部となる。該加飾部は該パッ材(18)に
裏打ちされた状態となるから表面からクッション性が感
じられる。
【0006】
【実施例】 本発明を図1および図2に示す一実施例に
よって説明すれば、ドアトリム(1) は基材(2) と、該基
材(2) の表面に貼着される表皮材(3)とからなり、所定
個所にはア−ムレスト(4) が一体的に膨出形成されてい
る。上記ドアトリム(1) の基材(2) は例えばハ−ドボ−
ド、レジンボ−ド、故紙ボ−ド等からなり、上記表皮材
(3) は例えば不織布、織物、合成皮革等からなる。そし
て該基材(2) と該表皮材(3) とは重合して一体的にプレ
ス成形されるか、あるいは該基材(2) をプレス成形した
後、該表皮材(3) を真空圧着する。
【0007】 上記ドアトリム(1) において、ア−ムレ
スト(4) の上側には窓孔(15)が設けられる。そして該ド
アトリム(1) とドアインナパネル(7) との間には衝撃吸
収用のパッ材(18)が充填挟着され、該パッド材(18)は
該ドアトリム(1) の窓孔(15)から臨出した状態となって
いる。そこで該パッ材(18)の窓孔(15)から臨出した部
分に表皮材(16)を貼着するとこの部分が加飾部となる。
該パッ材(18)は例えば軟質ポリウレタン発泡体、ポリ
エチレン発泡体、ポリプロピレン発泡体、軟質繊維板、
フェルト等からなり、該表皮材(16)はドアトリム(1) 本
体の表皮材(3) と同様な不織布、合成皮革等からなる
が、該本体の表皮材(3) とは色彩、色調、模様、材質、
シボ、パタ−ン等を変えてドアトリム(1) の意匠にアク
セントを与える。
【0008】 本実施例以外、表皮材(16)には図3に示
すようにパッ材(18)と同様な材質のクッション材(17
A) が裏打ちされてもよいし、更に図4に示すようにク
ッション材(17A) に硬質板(17B) が裏打ちされてもよ
い。該硬質板(17B) は例えば硬質プラスチック板、金属
板、合板等からなる。更に図5に示すように表皮材(16)
に硬質板(17B) を直接貼着してもよい。該表皮材(16)、
クッション板(17A) 、硬質板(17B) にはパッ材(18)が
弾性復元力によって密着するが、必要なれば接着剤によ
って接着してもよい。
【0009】 上記実施例以外、本発明は自動車のサイ
ドパネル、バックドアパネル等に取付けられる内装材に
も適用される。
【0010】
【発明の効果】 したがって本発明ではパネルが軽量の
パッ材で補強出来、しかも内装材に窓孔を明けて該パ
材を臨出させて加飾部のパッド材として使用するこ
とも出来、該加飾部はしわ、波打ち、たるみ等を生ずる
ことがなく、かつ外側からの感触がソフトである。
【図面の簡単な説明】
図1および図2は本発明の一実施例を示すものである。
【図1】 ドアトリム斜視図
【図2】 ドアトリム取付状態断面図
【図3】 他の実施例の加飾部分断面図
【図4】 更に他の実施例の加飾部分断面図
【図5】 更に他の実施例の加飾部分断面図
【図6】 従来例の断面図
【符号の説明】
1 ドアトリム (内装材) 2 基材 3 表皮材 15 窓孔 16 表皮材 18 パッ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 13/02 B60J 5/00 B60R 21/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両のパネル表面に被着されている内装材
    とパネルとの間に衝撃吸収用のパッ材を充填挟着せし
    め、該パッ充填挟着個所の内装材部分に窓孔を設
    け、該窓孔から臨出しているパッ材表面には表皮材を
    貼着して加飾部としたことを特徴とする加飾部付内装材
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JPH0733416B2 (ja) * 1989-07-07 1995-04-12 昭和高分子株式会社 硬化可能な樹脂組成物

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