JP2991072B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP2991072B2
JP2991072B2 JP7051916A JP5191695A JP2991072B2 JP 2991072 B2 JP2991072 B2 JP 2991072B2 JP 7051916 A JP7051916 A JP 7051916A JP 5191695 A JP5191695 A JP 5191695A JP 2991072 B2 JP2991072 B2 JP 2991072B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コードチェンジを行う
ことができる電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば鍵盤から入力された音高情
報に基づいて和音(コード)の根音とタイプを検出し、
パターン発生部によって発生するノートを前記検出され
た和音の構成音になるようにノート変換し、この変換後
のノートを通信コード信号に変換して音源に送出する電
子楽器は知られている。この通信コード信号は、通常、
音源にシリアルで送信される。
【0003】演奏者がコードチェンジを行うと、かかる
電子楽器は、現在発音中の和音の構成音をコードチェン
ジ後の新しい和音の構成音になるようにピッチ変換す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電子楽器では、通信コード信号は音源にシリアルで
送信されるために、コードチェンジを行うと、以下のよ
うな問題が生じた。
【0005】図6は、この従来の電子楽器によるコード
チェンジ時の問題を説明するための図であり、(a)
は、現在発音中の和音(Cコード)およびコードチェン
ジ後の和音(Emコード)を示し、(b)は、現在発音
中の和音からコードチェンジ後の和音に意図どおりにピ
ッチ変換されたときの、和音の構成音の音高の推移を示
し、(c)は、現在発音中の和音からコードチェンジ後
の和音に意図に反してピッチ変換されたときの、和音の
構成音の音高の推移を示し、(d)は、(c)とは別の
音高の推移の例を示している。
【0006】図6(a)のように、現在、Cコード(シ
ーメジャーコード;“C3”,“E3”,“G3”)で発
音されている和音が、Emコード(イーマイナーコー
ド;“E3”,“G3”,“B3”)にコードチェンジさ
れるときには、それが意図どおりに行われれば、(b)
に示すように、まず、根音“C3”が“E3”にピッチ変
換され(図の第2列目)、次に、元の構成音“E3”が
“G3”にピッチ変換され(図の第3列目)、さらに、
元の構成音“G3”が“B3”にピッチ変換される(図の
第4列目)。
【0007】ここで、ピッチ変換するときに生成する通
信コード信号は、例えば、ピッチを変化させる元となる
キーコードとピッチを変化させる先のキーコードの情報
とにより主として構成され、音源は、この通信コードの
情報から、先のキーコードと元のキーコードとの差分で
示されるピッチ量だけ元のキーコードのピッチをシフト
させることにより所望の楽音信号を発生させる。したが
って、音源は、現在発音中のキーコードが複数個あり、
その中に同一のキーコードが含まれている場合には、ど
のキーコードを元としてピッチシフトしてよいのか分か
らない。例えば図6(b)の第2列目のように、音源が
同一のキーコード“E3”を複数個(2個)発音してい
る場合に、“E3”を“G3”にピッチシフトさせる通信
コードが送信されると、音源は、上の“E3”をピッチ
シフトしてよいのか、下の“E3”をピッチシフトして
よいのか分からず、図6(c)に示すように、下の“E
3”を“G3”にピッチシフトする場合がある。(c)の
第3列目でも同様のことが起こり、(d)に示すよう
に、下の“G3”を“B3”にピッチシフトする場合があ
る。
【0008】図6(c),(d)においても、コードチ
ェンジ後の和音の構成音自体に変化は生じないが、
(c)では、元のキーコード“C3”が“G3”にまでピ
ッチ変化し、さらに、(d)では、元のキーコード“C
3”が“B3”にまでピッチ変化するために、(b)のよ
うに、元のキーコード“C3”が“E3”にピッチ変化す
るよりも、音色の変化が大きくなり、違和感のある楽音
が発音されることになる。
【0009】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、コードチェンジを行ったときに、音色の変化をでき
る限り抑制し、違和感のない楽音を発音することが可能
な電子楽器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、複数の楽音を同時に発音する音源と、該音源
が新たなキーオンに基づいて楽音の発音を開始した時点
および発音中の楽音のピッチを変化させて発音を開始し
た時点から当該楽音が発音を継続している経過時間を計
時する計時手段と、該音源が発音している楽音の楽音情
報を記憶する楽音情報記憶手段と、前記音源に対して、
前記発音中の楽音のうち第1の音高を第2の音高にピッ
チ変化させる指示を行うピッチ変化指示手段と、該ピッ
チ変化が指示された第1の音高の楽音を前記楽音情報記
憶手段から検索する検索手段とを有し、該検索手段は、
前記第1の音高の楽音を複数個検索した場合に、前記計
時手段により計時された経過時間が最も長い楽音を検索
し、前記ピッチ変化指示手段は、該検索された楽音のピ
ッチを前記第2の音高にピッチ変化させる指示を行うこ
とを特徴とする。
【0011】
【0012】
【作用】本発明の構成に依れば、ピッチ変化が指示され
た第1の音高の楽音が、楽音情報記憶手段から複数個検
索された場合には、音源が新たなキーオンに基づいて楽
音の発音を開始した時点および発音中の楽音のピッチを
変化させて発音を開始した時点から当該楽音が発音を継
続している経過時間が最も長い楽音が選択され、その楽
音のピッチが第2の音高にピッチ変化される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施例に係る電子楽器
の概略構成を示すブロック図である。
【0015】音高情報を入力するための鍵盤1を用いて
ユーザが入力した和音(コード)は、該和音の根音およ
びタイプを検出するコード検出部2に入力され、該コー
ド検出部2は、検出した和音の根音およびタイプをノー
ト変換部3に出力する。
【0016】ノート変換部3には、予め設定されたノー
ト(音符)パターンをシーケンシャルに出力するパター
ン再生部4と、該パターン再生部4から出力されたノー
トパターンをコード検出部2から検出された和音の構成
音になるようにノート変換するためのノート変換テーブ
ルを記憶するノート変換テーブル記憶部5とが相互に接
続されている。ノート変換部3は、パターン再生部4か
ら出力されたノートパターンと、コード検出部2から検
出され出力された和音の根音およびタイプとに応じて、
ノート変換テーブル記憶部5のノート変換テーブルを検
索することにより、前記ノートパターンが前記和音の構
成音になるようにノート変換し、そのノートに対応した
通信コード信号を生成してシリアル出力する。さらに、
ノート変換部3は、発音中のノート情報を記憶するノー
ト情報記憶部(図示せず)を有し、該ノート情報記憶部
には、図2(a)に示すように、パターン再生部4から
発生されたノートパターンのノート、該ノートがノート
変換され生成された発音中のノート、および、該ノート
のベロシティが組になって記憶される。
【0017】ノート変換部3から出力された通信コード
信号は、通信線SLを介して、音源制御部6に出力され
る。音源制御部6は、通信コード信号を解析してその解
析結果を音源部7に出力するとともに、音源部7が現在
発生している楽音信号の情報を音源情報記憶部8に記憶
する。音源情報記憶部8には、図2(b)に示すよう
に、発音チャンネルchn,n=1,2,…毎に、現在
発音中のノートPN(Presence Note)、ピッチシフト
する元となるノートON(Original Note)、および、
現在発音中のノートPNが音源部7に割り当てられた時
点からの経過時間をカウントするカウンタCNTが記憶
される。
【0018】音源部7は、楽音信号を発生して、例えば
スピーカ等のサウンドシステム9に出力し、サウンドシ
ステム9は、この楽音信号を音響に変換する。
【0019】なお、本実施例では、ノート変換部3には
コード検出部2を介して和音が供給される構成とした
が、これに限らず、コードシーケンサ11により、直
接、和音が供給される構成としてもよい。
【0020】以上のように構成された電子楽器が実行す
る制御処理を、以下、図3〜5のフローチャートを参照
して説明する。
【0021】図3は、本実施例の電子楽器のノート変換
部3が実行する制御処理の手順を示すフローチャートで
ある。
【0022】同図において、まず、コード検出部2から
検出された和音が変更されたか否か、即ち、コードチェ
ンジがあったか否かを判別し(ステップS1)、コード
チェンジがあったときにはステップS2に進み、発音中
のノートがあるか否かを判別する。ステップS2の判別
は、具体的には、前記ノート情報記憶部に記憶されたデ
ータ(図2(a))から発音中のノートを検索すること
により行う。
【0023】ステップS2の判別で、発音中のノートが
あるときにはステップS3に進み、前述したように、そ
の発音中のノートに対応するパターンのノートをノート
変換テーブルを用いてノート変換し、この変換後のノー
トに対応する通信コードを作成して、前記音源制御部6
に送出する(ステップS4)。
【0024】ここで、通信コードの生成方法の一例を説
明する。まず、例えば、キーコード“C3”の「ノート
オン」を音源制御部6に指示する通信コードを“AA,
3,Vel”と定義し、キーコード“C3”の「ノート
オフ」を指示する通信コードを“BB,C3,Vel”
と定義し、キーコード“C3”の「ピッチシフト」を指
示する通信コードを“F3,C3”と定義する。ここ
で、“Vel”は、ベロシティを示す。
【0025】次に、これらの通信コードを用いて、元の
キーコード“C3”をコードチェンジによりキーコード
“E3”にピッチシフトする通信コードを生成すると、
以下のようになる。
【0026】(AA,C3,Vel),(F3,C3),
(AA,E3,Vel),(BB,C3,Vel) ここで、かっこは、かっこ内のデータが1まとまりのデ
ータを意味することを示すのみであり、音源制御部6に
送信するデータではない。
【0027】図3に戻り、続くステップS5では、全て
の発音中のノートに対して通信コードを作成して音源制
御部6に送出したか否かを判別し、まだ通信コードを作
成すべき発音中のノートが残っている場合には、ステッ
プS3に戻って前述の処理を繰り返し、一方、全ての発
音中のノートに対して通信コードを作成し終えた場合に
はステップS6に進む。
【0028】一方、前記ステップS1の判別でコードチ
ェンジがないとき、または、前記ステップS2の判別で
発音中のノートがないときには、ステップS3〜S5を
スキップしてステップS6に進む。
【0029】ステップS6では、パターン生成部4から
新たなパターンの発生があったか否かを判別し、新たな
パターンの発生がないときにはステップS1に戻って前
述の処理を繰り返し、一方、新たなパターンの発生があ
ったときにはステップS7に進む。
【0030】ステップS7では、前記ステップS3と同
様にして、発生されたパターンのノートをノート変換テ
ーブルによってノート変換し、そのノートがノートオン
(ON)イベントであるかまたはノートオフ(OFF)
イベントであるかを判別し、ノートオンイベントである
ときにはステップS9に進み、ノート情報記憶部の所定
の位置にパターンのノート、発音中のノート(ノート変
換されたノート)、および、ベロシティを記憶し、一
方、変換されたノートがノートオフイベントであるとき
にはステップS10に進み、ノート情報記憶部の「発音
中のノート」からノートオフされたノートを検索し、そ
のノートに関連する情報を削除(クリア)する。
【0031】続くステップS11では、ステップS7で
変換されたノートに対応する通信コードを作成し、音源
制御部6に送出する。ここで、通信コードは、以下のよ
うに作成される。即ち、変換されたノートがノートオン
イベントであり、そのキーコードが、例えば“C3”で
ある場合には、通信コード“AA,C3,Vel”が作
成され、一方、変換されたノートがノートオフイベント
であり、同様に、そのキーコードが“C3”である場合
には、通信コード“BB,C3,Vel”が作成され
る。
【0032】図4は、本実施例の電子楽器の音源制御部
6が実行する制御処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【0033】同図において、まず、送信されてきた通信
コードを解析し、イベントが発生したか否かを判別し
(ステップS21)、イベントが発生しないときにはイ
ベントが発生するまで待機し、一方、イベントが発生し
たときには、そのイベントがノート(ピッチ)シフトイ
ベント(情報)であるか否かを判別する(ステップS2
2)。
【0034】ステップS22の判別で、ノートシフトイ
ベントであるとき、即ち、前記通信コードで、先頭が
“F3”のものが入力されたときには、音源情報記憶部
8中の所定領域に確保され、ノートシフトを音源部7に
指示する処理を行うためのフラグFlagをセット
(“1”)し(ステップS23)、前記通信コード中、
“F3”に続いて記述されたキーコード(例えば、“C
3”)を音源情報記憶部8中の所定位置に確保された領
域KC(以下、この領域に格納されたキーコードを「キ
ーコードKC」という)に一時的に格納する(ステップ
S24)。一方、ステップ22の判別で、ノートシフト
イベントでないときには、ステップS23,S24をス
キップしてステップS25に進む。
【0035】ステップS25では、送信されてきた通信
コードが「ノートオン」であるか否かを判別する。ここ
で、ノート変換部3がピッチシフトを指示する通信コー
ドを送出しているときには、前述したように、音源制御
部6には複数の通信コードが順次送出されるので、ノー
トシフトイベントの通信コードに次に送出される通信コ
ード、即ち、前述の例では、通信コード“AA,E3
Vel”を解析して、そのイベントが何であるかを判別
する。
【0036】ステップS25の判別で、ノートオンイベ
ントのときには前記フラグFlagの状態を判別し(ス
テップS26)、フラグFlagがセットされている場
合、即ち、ノートシフト情報が送出されてきた場合に
は、前記音源情報記憶部8に記憶された現在発音中のノ
ートPNを検索することにより、キーコードKCで発音
されている発音チャンネルを探し(ステップS27)、
この条件を満たす発音チャンネルが複数個あるか否かを
判別する(ステップS28)。
【0037】ステップS28の判別で、同一キーコード
KCで発音されている発音チャンネルが複数個あるとき
には、各チャンネルのカウンタCNTの値を読み出し
て、比較することにより、カウンタCNTの値が一番大
きい発音チャンネルの現在発音中のノートPNを、前記
ステップS25で解析されたキーコードのピッチまでピ
ッチシフトし(ステップS29)、フラグFlagをリ
セット(“0”)する(ステップS30)。
【0038】一方、ステップS28の判別で、同一キー
コードKCで発音されている発音チャンネルが1つのみ
であるときには、当該発音チャンネルの現在発音中のノ
ートPNを、ステップS25で解析されたキーコードの
ピッチまでピッチシフトした(ステップS31)後に、
ステップS30に進む。
【0039】一方、ステップ26の判別で、フラグFl
agがリセットされている場合、即ち、ノートシフト情
報が送出されてきていない場合には、前記音源情報記憶
部8から割り当てられていない発音チャンネル(空きチ
ャンネル)を探し、その発音チャンネルに現在発音中の
ノートPNおよびピッチシフトする元となるノートON
を記憶するとともに、音源部7にノートPNに対応する
楽音信号を発生するように指示するノートオン処理を行
った(ステップS33)後に、ステップS32に進む。
【0040】ステップS32では、ステップS29,S
31,S33で処理した発音チャンネルに対応するカウ
ンタCNTをリセット(“0”を代入)し、続くステッ
プS34では、送信されてきた通信コードが「ノートオ
フ」であるか否かを判別する。
【0041】ステップS34の判別で、ノートオフのと
きにはステップS35に進み、ノートオフすべき発音チ
ャンネルを前記音源情報記憶部8から探し、当該発音チ
ャンネルに関連する情報が格納された領域をクリアする
とともに、音源部7の当該発音チャンネルに対して消音
処理を指示するノートオフ処理を行う。一方、ステップ
S34の判別で、ノートオフでないときにはステップS
35をスキップしてステップS36に進む。
【0042】ステップS36では、送信されてきた通信
コードが「その他の通信コード」であるか否かを判別
し、その他の通信コードであるときには対応する処理を
行い(ステップS37)、一方、その他の通信コードで
ないとき、例えば、音源制御部6が認識できない通信コ
ード等であったときにはステップS37をスキップして
ステップ21に戻り、前述の処理を繰り返す。
【0043】図5は、音源制御部6が実行する制御処理
のうち、タイマ割込処理の手順を示すフローチャートで
ある。本タイマ割込処理は、所定の時間(例えば、10
msec)が経過される度に呼び出され、前記音源情報
記憶部8に格納された現在発音中のチャンネルに対応す
るカウンタCNTを“1”だけインクリメントする(ス
テップS41)。
【0044】なお、実際には、タイマ割込処理は、上記
処理以外の処理も行っているが、本発明を説明する上で
不可欠なものではないので、その説明を省略する。
【0045】以上説明したように、本実施例に依れば、
コードチェンジがなされ、現在発音中の和音の各構成音
をそれぞれコードチェンジ後の新しいコードの構成音に
シリアル信号によってピッチ変換するときに、同一ノー
トで発音されている楽音が複数個ある場合には、音源情
報記憶部8の当該ノートに対応するカウンタCNTの値
を比較することにより、カウンタCNTの値の最も大き
い(発音時間の長い)ノートを新しいコードの構成音に
なるようにピッチ変換するように構成したので、ピッチ
の変化量を最小にでき、これによりコードチェンジ後の
音色変化を可能な限り抑えることができ、違和感のない
楽音信号を発生することが可能となる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に依れば、
ピッチ変化が指示された第1の音高の楽音が、楽音情報
記憶手段から複数個検索された場合には、音源が新たな
キーオンに基づいて楽音の発音を開始した時点および発
音中の楽音のピッチを変化させて発音を開始した時点か
ら当該楽音が発音を継続している経過時間が最も長い
音が選択され、その楽音のピッチが第2の音高にピッチ
変化されるので、コードチェンジを行ったときに、音色
の変化をできる限り抑制し、違和感のない楽音を発音す
ることが可能となる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電子楽器の概略構成を
示すブロック図である。
【図2】図1のノート変換部および音源情報記憶部に記
憶されるデータのデータフォーマットの一例を示す図で
ある。
【図3】本実施例の電子楽器のノート変換部が実行する
制御処理の手順を示すフローチャートである。
【図4】本実施例の電子楽器の音源制御部が実行する制
御処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】本実施例の電子楽器の音源制御部が実行する制
御処理のうち、タイマ割込処理の手順を示すフローチャ
ートである。
【図6】従来の電子楽器によるコードチェンジ時の問題
点を説明するための図である。
【符号の説明】
3 ノート変換部(ピッチ変化指示手段) 6 音源制御部(検索手段、計時手段) 7 音源部(音源) 8 音源情報記憶部(楽音情報記憶手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の楽音を同時に発音する音源と、該音源が新たなキーオンに基づいて楽音の発音を開始し
    た時点および発音中の楽音のピッチを変化させて発音を
    開始した時点から当該楽音が発音を継続している経過時
    間を計時する計時手段と、 該音源が発音している楽音の楽音情報を記憶する楽音情
    報記憶手段と、 前記音源に対して、前記発音中の楽音のうち第1の音高
    を第2の音高にピッチ変化させる指示を行うピッチ変化
    指示手段と、 該ピッチ変化が指示された第1の音高の楽音を前記楽音
    情報記憶手段から検索する検索手段とを有し、 該検索手段は、前記第1の音高の楽音を複数個検索した
    場合に、前記計時手段により計時された経過時間が最も
    長い楽音を検索し、 前記ピッチ変化指示手段は、該検索された楽音のピッチ
    を前記第2の音高にピッチ変化させる指示を行うことを
    特徴とする電子楽器。
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