JP2990677B2 - エポキシウレタン樹脂 - Google Patents

エポキシウレタン樹脂

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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/08Processes
    • C08G18/10Prepolymer processes involving reaction of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen in a first reaction step

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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明はエポキシウレタン樹脂に関する。
さらに詳しくは、本発明は硬化性、特にカチオン硬化
性に優れたエポキシウレタン樹脂に関する。
《従来技術》 エポキシウレタン樹脂は、分子内にウレタン結合を有
し、末端にエポキシ基をもつ樹脂であり、エポキシ樹脂
に可撓性を付与することを目的として開発された樹脂で
ある。エポキシウレタン樹脂は出発原料として使用する
エポキシ化合物の構造、ジイソシアネート化合物の構造
とそれぞれの含有量、変性方法などの組み合わせを適宜
選択することにより、広い範囲で使用することが可能な
製品品質をコントロールすることがが可能である。
その結果、得られる樹脂は硬い強靭なものから、弾性
に富んだゴム状硬化物まで幅広い特性を有するものとな
る。
これらの特長を生かして塗料、接着剤、シーリング
材、注型用樹脂等の材料として広く使用されている。
エポキシウレタン樹脂は通常、ポリオールとジイソシ
アネートより合成されたウレタンプレポリマーに1,2−
エポキシアルコールを反応させて合成される。
《発明が解決しようとする課題》 しかし、ウレタンプレポリマーに1,2−エポキシアル
コールを反応させて得られるエポキシウレタン樹脂の場
合、耐衝撃性、耐摩耗性、カチオン硬化性が要求される
分野において、実質的に満足のいく特性を有するものは
得られていなかった。そこで、本発明者は鋭意検討を重
ねた結果、本発明を完成させた。
《発明の構成》 即ち、本発明は 「ポリエチレングリコール、ポリテトラメチレングリコ
ール、水酸基を有するポリブタジエン、ビスフェノール
Aのエチレンオキサイド付加物、ビスフェノールAのプ
ロピレンオキサイド付加物、ポリカーボネートジオール
から選ばれるいずれか少なくとも1つのポリオール化合
物とジイソシアネート化合物とを反応させて得られる両
末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマー
と1,2−エポキシ−4−ヒドロキシメチルシクロヘキサ
ンとを反応させたことを特徴とする両末端に脂環式エポ
キシ基を有するエポキシウレタン樹脂」 である。
本発明のエポキシウレタン樹脂中の原料の一つとして
用いられるポリオール化合物の好ましい平均分子量は50
0〜3000である。
用いられるポリオール化合物の平均分子量が500末端
の場合には得られる本発明のエポキシウレタン樹脂中の
ソフトセグメントの部分が少なくなり、逆にエポキシ基
の部分、すなわち、ハードセグメントの部分の含有量が
大となり、所望の性状のものが得られない。
逆に、平均分子量が3000を超える場合には逆に得られ
る本発明のエポキシウレタン樹脂中のソフトセグメント
の部分が多くなり過ぎ、逆にエポキシ基の部分、すなわ
ち、ハードセグメントの部分の含有量が少なくなるた
め、所望の性状のものが得られない。
本発明のエポキシウレタン樹脂を製造する際に使用さ
れる原料の一つであるポリオールとしては、下記のもの
を使用するのが必須である。
ポリエチレングリコール、ポリテトラメチレングリコ
ール、水酸基を有するポリブタジエン、ビスフェノール
Aのエチレンオキサイド付加物、ビスフェノールAのプ
ロピレンオキサイド付加物、ポリカーボネートジオール
である。
使用されるポリオール化合物の好ましい平均分子量50
0〜3000は次式で求めた値である。
水酸基価はJISK−1557の6.4に準じて測定する。
なお、本発明のエポキシウレタン樹脂を製造する場合
に生じる反応を化学反応式で示すと、以下のようにな
る。
(1)第1段目の反応 [ポリオールとジイソシアネート化合物からの末端−NC
Oタイプのウレタンプレポリマーの合成] このように、第1段目の反応において生成するウレタ
ンプレポリマーは末端に−NCO基が1個以上残存してい
る構造にする必要がある。
その理由は以下の2段目の反応においてエポキシ基と
−OH基を有している1,2−エポキシ−4−ヒドロキシメ
チルシクロヘキサンの−OH基と反応させるためである。
仮に第1段目の反応において生成するウレタンプレポ
リマーの末端が−NCO基ではなく−OH基となっている場
合には2段目の反応において1,2−エポキシ−4−ヒド
ロキシメチルシクロヘキサンのエポキシ基と反応してし
まって所望の構造のものが得られない。
上記のような理由により末端−NCOタイプのウレタン
プレポリマーにするには以下のように行う。すなわち、
ポリオールとジイソシアネート化合物との反応モル比が
ポリオール/ジイソシアネート化合物=m/(m+1)に
なるように仕込んで反応させる。
(2)第2段目の反応 [末端−NCOタイプのウレタンプレポリマーと1,2−エポ
キシ−4−ヒドロキシメチルシクロヘキサンからの本発
明のウレタンエポキシ樹脂の合成] また、本発明のエポキシウレタン樹脂を製造するため
に用いられるもう一つの原料であるジイソシアネート化
合物としては以下のものがあげられる。
2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイ
ソシアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、キシリレン
ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、
ジフェニルエーテルジイソシアネート、イソホロンジイ
ソシアネート等通常のポリウレタン製造に用いられる種
々のジイソシアネート化合物を使用し得る。
本発明のウレタンプレポリマーを製造する際には、20
℃〜140℃好ましくは50℃〜90℃の温度範囲にて反応が
行なわれる。
50℃以下だと、ポリオールが結晶化したり、高粘度に
なったりして撹拌に支障をきたす場合がある。
また、90℃以上になるとジイソシアネートの副反応が
起こり著しく高粘度な樹脂が生成し不均一な樹脂となる
おそれがある。
この反応は窒素ガス等不活性ガスを通じることが樹脂
の色相等に良いし、空気中の水分がジイソシアネートと
反応し高粘な樹脂になることを防ぐ役目をする。
反応は無溶剤で行うこともできるし、溶媒中で行なう
こともできる。溶剤としては、イソシアネートに対して
不活性のものを用いる。
たとえば、トルエン、キシレン、酢酸エチル、酢酸ブ
チル、メチルエチルケトン、ジメチルホルムアミド、テ
トラハイドロフラン等が使われる。ポリエステルホリオ
ールとジイソシアネート化合物の反応は触媒が無くても
充分反応が進行するが、ラウリン酸ジブチルスズ、ジエ
チルアミノエタノール等、ウレタン化反応に通常用いら
れる触媒を存在させることによりさらに速やかに反応が
進行する。
このようにして得られた末端−NCOタイプのウレタン
プレポリマーと1,2−エポキシ−4−ヒドロキシメチル
シクロヘキサンを反応させることにより本発明のエポキ
シウレタン樹脂を得る。
この第2段目の反応を行う際には末端−NCOタイプの
ウレタンプレポリマーと1,2−エポキシ−4−ヒドロキ
シメチルシクロヘキサンとの反応モル比は反応式の上で
はm′/(m′+1)であるが、実際に行う場合の反応
割合は、ウレタンプレポリマーのイソシアネート基1個
につき、1,2−エポキシ−4−ヒドロキシメチルシクロ
ヘキサンの水酸基は当量以上の割合で用いられ好ましく
は1.0〜1.2である。
ウレタンプレポリマーと1,2−エポキシ−4−ヒドロ
キシメチルシクロヘキサンの反応は、ウレタンプレポリ
マーの合成反応とほぼ同様の条件で行うことができる。
即ち、反応温度については20℃〜140℃、好ましくは50
℃〜90であり、無溶剤でも溶媒を存在させても反応させ
ることができる。
溶媒も同様のものを用いることが可能である。通常無
触媒で反応させることができるが、触媒を用いてもかま
わない。
《発明の効果》 ポリオールとジイソシアネート化合物から合成される
ウレタンプレポリマーに1,2−エポキシ−4−ヒドロキ
シメチルシクロヘキサンを反応させることにより得られ
る本発明のエポキシウレタン樹脂は、耐衝撃性、耐摩耗
性、カチオン硬化性に優れたものとなる。本発明のエポ
キシウレタン樹脂は、通常用いられるエポキシ硬化剤、
染料、顔料、充てん剤等と適宜配合することにより、接
着剤、塗料、シーリング剤、注型用樹脂等として用いる
ことができる。以下に実施例をもって本発明をさらに詳
細に説明する。
実施例−1 [ポリオールとジイソシアネート化合物からの末端−NC
Oタイプのウレタンプレポリマーの合成−第1段目の反
応] 窒素導入管、温度計、撹拌装置のついたフラスコにポ
リテトラメチレングリコール(保土谷化学工業(株)PT
MG2000)446g、イソホロンジイソシアネート99g、ラウ
リン酸ジブチルスズ0.05gを仕込み、80℃で4時間反応
させた。
[末端−NCOタイプのウレタンプレポリマーと1,2−エポ
キシ−4−ヒドロキシメチルシクロヘキサンからのエポ
キシウレタン樹脂をの合成−第2段目の反応] 次いで、1,2−エポキシ−4−ヒドロキシメチルシク
ロヘキサン50gを加え80℃でさらに4時間反応させたと
ころ無色透明な粘稠な液体でエポキシ当量1745のエポキ
シウレタン樹脂を得た。
実施例−2 [ポリオールとジイソシアネート化合物からの末端−NC
Oタイプのウレタンプレポリマーの合成−第1段目の反
応] 窒素導入管、温度計、撹拌装置のついたフラスコにポ
リテトラメチレングリコール(保土谷化学工業(株)PT
MG2000)446g、2,4−トリレンジイソシアネート78g、ラ
ウリン酸ジブチルスズ0.05gを仕込み80℃で4時間反応
させた。
[末端−NCOタイプのウレタンプレポリマーと1,2−エポ
キシ−4−ヒドロキシメチルシクロヘキサンからのウレ
タンエポキシ樹脂の合成−第2段目の反応] 次いで、1,2−エポキシ−4−ヒドロキシメチルシク
ロヘキサン50gを加え80℃でさらに4時間反応させたと
ころ無色透明な液体でエポキシ当量1743のエポキシウレ
タン樹脂を得た。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリエチレングリコール、ポリテトラメチ
    レングリコール、水酸基を有するポリブタジエン、ビス
    フェノールAのエチレンオキサイド付加物、ビスフェノ
    ールAのプロピレンオキサイド付加物、ポリカーボネー
    トジオールから選ばれるいずれか少なくとも1つのポリ
    オール化合物とジイソシアネート化合物とを反応させて
    得られる両末端にイソシアネート基を有するウレタンプ
    レポリマーと1,2−エポキシ−4−ヒドロキシメチルシ
    クロヘキサンとを反応させたことを特徴とする両末端に
    脂環式エポキシ基を有するエポキシウレタン樹脂。
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