JP2990184B1 - Fm多重放送受信機 - Google Patents

Fm多重放送受信機

Info

Publication number
JP2990184B1
JP2990184B1 JP28123298A JP28123298A JP2990184B1 JP 2990184 B1 JP2990184 B1 JP 2990184B1 JP 28123298 A JP28123298 A JP 28123298A JP 28123298 A JP28123298 A JP 28123298A JP 2990184 B1 JP2990184 B1 JP 2990184B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
broadcast station
data
broadcast
list
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP28123298A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000115005A (ja
Inventor
愛博 宮本
彰夫 白井
一生 相良
忠 藤内
幸治 齊藤
昭久 草野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HINODE HAITETSUKU KK
Original Assignee
HINODE HAITETSUKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HINODE HAITETSUKU KK filed Critical HINODE HAITETSUKU KK
Priority to JP28123298A priority Critical patent/JP2990184B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2990184B1 publication Critical patent/JP2990184B1/ja
Publication of JP2000115005A publication Critical patent/JP2000115005A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

【要約】 【目的】目的とする放送局を迅速かつ確実に選択するこ
とのできるFM多重放送受信機を提供すること。 【構成】受信成功回数一覧作成制御部4fにおいて受信
可能な複数の周波数についてFM多重放送の送信データ
に基づいて予め受信成功回数一覧を作成し、最も受信成
功回数の多い周波数の放送局を受信する。当該周波数で
FM多重放送の広告データ等の検出が不能になった場合
電界強度が低下したと判断し、受信成功回数一覧に基づ
いて次に受信成功回数の多い周波数を選択する。そして
当該周波数における放送局識別情報、広告データに含ま
れる識別ID等の一致を検出することにより、目的とす
る放送局であることを判別し当該目的の放送局の受信を
行う。 【効果】予め作成した受信成功回数一覧に基づいて周波
数の選択を行うので、迅速に放送局の選択を行うことが
でき、放送局識別情報等に基づいて確実に目的とする放
送局の選択を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、FM多重放送を送信し
ている複数の放送局の中から、目的とする放送局が送信
する電界強度の強い周波数を自動的に選択する機能を持
つFM多重放送受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在行われているFM多重放送方式で
は、FM多重放送に該放送を送信している放送局を示す
放送局識別情報を多重化して送信している。かかる方式
における従来のFM多重放送受信機は、電界強度が強い
ときに受信したFM多重放送に多重化している上記放送
局識別情報を予め記憶しておき、電界強度が所定の強度
より弱くなると、ある周波数から昇順、又は降順に周波
数を自動的に切り替え、記憶している放送局識別情報と
同じ識別情報を受信すると、その受信した最初の周波数
を選択し、該周波数で受信を行うものがある。また、異
なる方法として、受信機が、受信している周波数の電界
強度が強いときに受信した放送局識別情報を記憶し、電
界強度が所定の強度より弱くなると、記憶している放送
局識別情報と同じ放送局識別情報を送信している全ての
周波数の電界強度を調べて、電界強度の強弱に基づい
て、最も電界強度の強い周波数を選択して該周波数で受
信を行うものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記前者の
従来技術のように、ある周波数から単に昇順又は降順で
FM多重放送を受信できる周波数を検索する場合、所定
の電界強度以上であれば最初に見つけた目的とする放送
局の周波数を選択するので、他に電界強度のより強い周
波数がある場合であっても、最初に見つけた電界強度の
弱い周波数を選択してしまうという問題がある。また、
上記後者の従来技術のように、全ての周波数の電界強度
を調べて、最も電界強度の強い周波数を選択する場合、
目的とする放送局の周波数の電界強度が弱く、他の放送
局の周波数が強いときに、目的の放送局の周波数を選択
することができないという問題がある。即ち、FM多重
放送方式では各放送局毎に特定の放送局識別情報が送信
されているが、同一系列局の放送局で放送内容が同一で
あれば同じ放送局識別情報が送信される。従って、例え
ば、目的とする放送局がA放送局の場合、A放送局とB
放送局の両方の放送が受信できる場所でB放送局の電界
強度が強い場合において、B放送局の放送中にA放送局
からの中継が行われている場合にはA放送局の放送局識
別情報が送信されるので、受信機側では記憶しているA
放送局の識別情報との一致を検出し、そのときの周波
数、即ちB放送局の周波数を選択してしまい、目的とす
るA放送局の周波数を選択することができないという問
題がある。
【0004】また、従来の装置は、周波数を選択してさ
らにその周波数における電界強度の強弱を調べるという
一連の動作を各周波数毎に行う必要があるため、所定の
周波数を選択するまでに長い時間を要し、迅速な周波数
の選択ができないという問題があった。さらに、全ての
周波数の電界強度を調べ、同時に目的とする放送局の周
波数であることを判定しようとすると、目的の放送局で
あることを判断するためのデータ、例えば、目的の放送
局が特定地域向けにのみ放送しているデータを検出する
ことが考えられるが、かかるデータの送信頻度が少ない
場合は、目的の周波数を選択するまでに非常に時間がか
かるという問題がある。本発明は、かかる従来の問題点
に鑑みて為されたものであり、目的の放送局を受信でき
る受信状態の良い周波数を迅速に検索し、目的とする放
送局の周波数を素早く選択できるFM多重放送受信機を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、第1に、選択された周波数のFM多重放送
を受信し得る受信手段と、該受信手段で受信したFM多
重放送に多重化されたデータを復調する復調手段と、該
復調手段で復調したデータから放送局識別情報を検出す
る放送局識別検出手段と、受信対象とする放送局識別情
報を記憶し得る記憶手段と、上記復調手段で復調したデ
ータの受信成功回数を計測し得る受信成功回数計測手段
と、受信可能な周波数毎に該計測手段によって計測した
所定時間内の受信成功回数を記憶し受信成功回数一覧を
作成する一覧作成制御手段と、作成した受信成功回数一
覧の中から最も受信成功回数の多い特定周波数を選択し
上記受信手段にて当該周波数の受信動作を行わせる周波
数選択手段と、上記放送局識別検出手段で検出した上記
特定周波数の放送局識別情報と上記記憶手段によって記
憶した放送局識別情報とを比較する放送局識別比較手段
とを具備し、上記一覧作成制御手段は、上記比較手段の
比較動作により上記記憶手段に記憶した放送局識別情報
と受信した上記特定周波数の放送局識別情報が異なると
判断したとき又は上記放送局識別検出手段により所定時
間内に上記特定周波数の放送局識別情報を検出できない
ときに、上記周波数選択手段によって受信成功回数一覧
の中から受信中の上記特定周波数の次に受信成功回数の
多い周波数を選択するものであり、上記受信手段は選択
された上記周波数のFM多重放送を受信するものである
ことを特徴とするFM多重放送受信機により構成される
ものである。一覧作成制御手段は、計測した所定時間内
の受信成功回数に基づいて受信成功回数一覧を作成し、
周波数選択手段を以って該周波数の中から最も受信成功
回数の多い特定周波数を選択し、該特定周波数でFM多
重放送の受信を行う。係る特定周波数の放送局の受信状
態において、一覧作成制御手段が、放送局識別比較手段
の比較により受信中の放送局の放送局識別情報が記憶し
ている識別情報と一致しないと判断したときは、目的と
する系列の放送局ではないと判断されるので、周波数選
択手段によって受信成功回数一覧の中から次に受信成功
回数の多い周波数を選択し、受信手段がその周波数でF
M多重放送の受信を行う。従って、現在受信中の放送局
が目的の放送局と異なる場合において、予め作成してい
た受信成功回数一覧の受信成功回数に基づいて、次に受
信状態の良い周波数を迅速に選択し、該周波数にてFM
多重放送を受信することができる。また、所定時間内に
放送局識別情報を検出できないときは、電界強度が低下
したと判断されるので、一覧作成制御手段が周波数選択
手段を以って受信成功回数一覧の中から次に受信成功回
数の多い周波数を選択し、受信手段がその周波数でFM
多重放送の受信を行う。従って、電界強度が低下したと
きも、予め作成していた受信成功回数一覧の受信成功回
数に基づいて、受信状態の良い周波数を迅速に選択する
ことができる。
【0006】第2に、上記一覧作成制御手段は、上記放
送局識別比較手段の比較動作により受信成功回数一覧の
中の全ての周波数で放送局識別情報が一致しないと判断
したとき又は受信成功回数一覧の中の全ての周波数で所
定時間内に放送局識別情報を検出できないときに、受信
成功回数の一覧を再度作成するものであることを特徴と
する上記第1の発明に記載のFM多重放送受信機により
構成されるものである。放送局識別比較手段によって受
信成功回数一覧の中の全ての周波数で放送局識別情報が
一致しないと判断されたとき、又は受信成功回数一覧の
中の全ての周波数で所定時間内に放送局識別情報を検出
できないときは、例えば、受信機を搭載する車両等の移
動等で今まで位置していた受信エリアから異なる受信エ
リアに移行したと考えられるので、一覧作成制御手段が
受信成功回数の一覧を再度作成する。従って、新たに作
成したより適切な受信成功回数一覧に基づいて上記手順
で周波数の選択動作を迅速に行うことができる。
【0007】第3に、上記復調手段によって復調したデ
ータからFM多重放送受信機が表示する表示データを検
出するデータ検出手段を備え、上記一覧作成制御手段
は、所定時間内に上記データ検出手段が上記表示データ
を検出できないときに、上記周波数選択手段によって上
記受信成功回数一覧の中から次に受信成功回数の多い周
波数を選択するものであり、上記受信手段はかかる周波
数でFM多重放送を受信するものであることを特徴とす
る上記第1又は2の発明に記載のFM多重放送受信機に
より構成されるものである。従って、所定時間内に表示
データ(例えば、FM多重放送に含まれる一般情報デー
タ、広告データ等)をデータ検出手段が検出しないとき
は、電界強度が低下したと判断し、予め作成していた受
信成功回数一覧の中から次に受信成功回数の多い周波数
を選択することができる。従って、電界強度が低下した
ときは、次に受信状態の良い周波数を受信成功回数一覧
に基づいて迅速に選択することができる。
【0008】第4に、上記記憶手段は、受信対象とする
放送局であることを識別可能な識別データを記憶するも
のであり、上記データ検出手段は、検出した表示データ
の内容を判定し、該データに含まれる識別データを検出
し得るものであり、上記一覧作成制御手段は、所定時間
内に上記データ検出手段が上記記憶手段に記憶している
識別データと同じ識別データを検出しないときには、上
記周波数選択手段によって上記受信成功回数一覧の中か
ら次に受信成功回数の多い周波数を選択するものであ
り、上記受信手段はかかる周波数でFM多重放送を受信
するものであることを特徴とする上記第1又は2の発明
に記載のFM多重放送受信機により構成されるものであ
る。従って、放送局識別情報が一致した周波数におい
て、表示データ中の識別データとデータ記憶手段が記憶
している識別データとの一致が検出できないときは、同
一系列局ではあるが目的とする放送局ではないと判断さ
れるので、さらに周波数選択手段によって次に受信回数
の多い周波数が選択される。従って、従来不可能であっ
た 同一系列局の放送局の中から識別IDの一致する目
的とする放送局を選択する、という機能を実現すること
ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。尚、FM多重放送方式
は、メインの音声放送に妨害を与えないベースバンド上
の高い周波数領域に文字データ等を多重して伝送する方
式であるが、以下の説明では、目的とする放送局が送信
するデータは、ニュース、スポーツ情報等の一般情報、
FM多重放送を送信している送信元の放送局を示す放送
局識別情報、受信対象となるFM多重放送受信機の識別
データとしての識別IDを含む広告データ(図6に一例
を示す)からなるものとする。また、本実施の形態で
は、上記一般情報と広告データにより表示データを構成
しているものとする。これらのデータの内、識別IDは
FM多重放送受信機毎に特定のIDが割り振られてお
り、目的とする放送局が放送電波に多重化して送信して
いるものである。従って、FM多重放送受信機は、かか
る識別IDと自己の識別IDとの一致を検出すること
で、現在受信している電波が目的とする放送局の周波数
であることを識別することができる。また、受信機側で
はかかる識別IDの一致を検出することで目的とする放
送局が送信している新たな広告データを受信して、自己
の受信機内に記憶している旧広告データの更新をするこ
とができる。尚、本実施の形態では、かかる識別IDを
受信対象とする放送局であることを識別可能な識別デー
タとしている。
【0010】図1は本発明に係るFM多重放送受信機の
一実施形態を示すブロック図であり、1はアンテナ、2
はチューナ部、3はデータ復調部(復調手段)、4はデ
ータ制御部、5はデータ記憶部、6は外部入出力部であ
る。かかる図において、図示していないFM放送局から
放送されるFM多重放送をアンテナ1で受信し、チュー
ナ部2において設定した周波数に一致する周波数で、放
送している放送局のFM多重放送が選局され、かつ増幅
及び検波される。また、チューナ部2は受信している周
波数の電界強度の検出を行い、この電界強度が所定の強
度以上のときに、これを示す判定信号をデータ制御部4
に出力する。尚、本実施の形態では、上記アンテナ1及
びチューナ部2で受信手段を構成している。
【0011】上記データ復調部3は、受信したFM多重
放送に多重化されているデータを復調し、該復調データ
をデータ制御部4に出力する。上記データ制御部4は、
図2に示すように、上記チューナ部2で選局する周波数
の選択と設定を行う周波数選択部(周波数選択手段)4
a、上記チューナ部2から出力される電界強度の判定信
号による受信状態の判定を行う受信状態判定部4b、デ
ータ復調部3から出力される復調データの中から放送局
識別情報及び一般番組情報の検出を行う放送局識別検出
部(放送局識別検出手段)4c、上記復調データの中から
広告データの検出を行う広告データ検出部(データ検出
手段)4d、データ復調部3で復調したデータの内、パ
ケットの受信回数に基づいて受信成功回数のカウントを
行う受信成功回数計測部(受信成功回数計測手段)4e、
周波数毎の受信成功回数の一覧を作成し、該一覧中の最
も受信成功回数の多い周波数の選択等の制御を行う受信
成功回数一覧作成制御部(一覧作成制御手段)4f、上
記放送局識別検出部4cで検出した放送局識別情報と上
記データ記憶部5に予め記憶している放送局識別情報の
比較を行う放送局識別比較部(放送局識別比較手段)4
g、上記広告データ検出部4dで検出した広告データの
識別IDとデータ記憶部5に予め記憶している識別ID
とを比較するデータ判定部4h、データ記憶部(記憶手
段)5へ各種データの書き込みを行うデータ記憶制御部
4i、外部入出力部6とデータの送受信を行う入出力部
4jにより構成されている。尚、Tはタイマーである。
【0012】上記データ記憶部5は、上記データ検出部
4dで検出した広告データや、外部入出力部6から入力
された周波数リスト(例えば、出荷先のFM放送局の基
幹放送局と中継放送局の周波数のリスト)等の設定情
報、電源遮断直前に受信していた周波数即ち、周波数選
択部4aに設定されていた設定値、目的とする放送局の
放送局識別情報、FM多重放送受信機毎にそれぞれ割り
振られている識別IDの記憶を行う。尚、上記周波数リ
スト、放送局識別情報、識別IDは、工場出荷時に各受
信装置毎に予め記憶されるものである。
【0013】本発明は上述のように構成されるものであ
り、次に本発明の動作について図3及び図4に示す本発
明に係る受信機の選局操作のフローチャートに基づいて
説明する。尚、通常、一般情報データは常時、放送局識
別情報は5秒おき、広告データは数十秒おきに放送され
る。図3において、ステップ100から110は、デー
タ制御部4の周波数選択部4aがチューナ部2に設定し
ている周波数で目的とする放送局のFM多重放送を受信
していることを確認するためのステップで、ステップ1
00で受信したFM多重放送データからステップ101
から103で広告データ、一般情報データ及び放送局識
別情報を検出する。
【0014】ステップ101,102を経て放送局識別
検出部4cにおいて放送局識別情報を検出したときは
(ステップ103)、放送局識別比較部4gで受信した
放送局識別情報がデータ記憶部5に記憶している目的と
する放送局の放送局識別情報であるか否かを比較して
(ステップ104)、両識別情報が一致するときは目的
の系列局の放送局を受信していることになるのでステッ
プ100に戻って当該FM多重放送の受信を継続する。
ステップ104において上記比較部4gが検出した放送
局識別情報と記憶している放送局識別情報との一致を検
出しないときは、目的とする放送局を受信していないこ
とになるので、ステップ111(、図4)に進み、後
述するステップ111以下の手順で別の周波数の選択動
作を行う。ステップ101を経て放送局識別検出部4c
において検出したデータが一般情報データのときは、放
送局識別情報検出部4cで所定時間内(例えば3分)で
あるか否かを検出し(ステップ105)、所定時間内に
さらに一般情報データを検出した場合は、ステップ10
6で所定時間を計測するタイマTのカウンタのリセット
を行い、ステップ100に戻り、現在の周波数でのFM
多重放送の受信を継続する。放送局識別検出部4cにお
いて所定時間内に一般情報データの検出ができないとき
は(ステップ105)、当該周波数の電界強度が低下し
たものと判断し、ステップ111(、図4)に進み後
述するステップ111以下の手順で別の周波数の選択動
作を行う。
【0015】広告データ検出部4dで広告データを検出
したときは、ステップ101を経てステップ107にお
いて広告データ検出部4dが所定時間内(例えば10
分)であることを判定する。上記ステップ107で所定
時間内に広告データを検出できないときは、電界強度が
低下したと判断して、ステップ111(、図4)に進
み後述するステップ111以下の周波数選択動作を行
う。ステップ107で広告データを検出したときは、さ
らにデータ判定部4hにおいて検出した広告データに含
まれる識別IDがデータ記憶部5に記憶している識別I
Dと一致しているか否か検出する(ステップ108)。
ステップ108でデータ判定部4hが識別IDの一致を
検出したときは、目的とする放送局を受信していると判
断されるので、ステップ109で広告データ検出の所定
時間のカウントを行うタイマTのリセットを行い、ステ
ップ100に戻り、現在の周波数でFM多重放送の受信
を継続する。この際、受信機は送られてきた広告データ
が新たなデータに更新されているときは、旧広告データ
を受信した新たなデータに更新することができる。デー
タ判定部4hにおいて、データ記憶部5に記憶している
自己の識別IDと受信した識別IDとの一致が検出でき
ないときは(ステップ108)、ステップ110で全て
の識別IDについて一致を検出したか否かを判断し、全
ての識別IDについて一致を検出していない場合は再び
に戻り、ステップ101を経てステップ107におい
て再度所定時間内に広告データを検出するか否かを検出
する。これは、1つの周波数内に複数の異なる識別ID
が含まれている場合があるので、1つの識別IDについ
て自己の識別IDと一致を検出できなかった場合に、上
記所定時間だけ同一周波数で待つようにして、再度ステ
ップ108で一致を検出するように構成したものであ
る。ステップ108で識別IDの一致を検出できないま
ま、上記所定時間が経過し、データ判定部4hが検出し
た全ての識別IDについて一致を検出できないと判断さ
れた場合は(ステップ110)、目的とする放送局では
ないと判断されるので、ステップ111(、図4)に
進みステップ111以下の手順で別の周波数の選択動作
を行う。
【0016】ステップ111から122は、データ記憶
部5に記憶している周波数リストから別の周波数を選択
して目的の放送局の周波数を選択するステップである。
ステップ111では、それまで受信していた周波数の電
界強度が低下した場合、或いは受信していた周波数が目
的とする放送局ではない場合であるので、受信成功回数
一覧作成制御部4fは、同制御部4f内の受信成功回数
一覧に記憶しているそれまで受信していた周波数の受信
成功回数を「0」に設定して、ステップ112において
周波数選択部4aを制御してそれまで受信していた周波
数とは別の周波数を選択できるようにする。
【0017】ステップ112以降は、受信成功回数一覧
作成制御部4f内の受信成功回数一覧の中から受信成功
回数の最も多い周波数を判定するステップで、本実施の
形態を最初に使う場合、即ち、受信成功回数一覧が未だ
作成されていない状態では、受信成功回数一覧の受信成
功回数が全て「0」の状態なので、受信成功回数が
「0」でない周波数は存在しない。従って、受信成功回
数一覧作成制御部4fは、ステップ112の判定により
ステップ113へと進み、ステップ114乃至117で
受信成功回数一覧の作成を行う。まず、受信成功回数一
覧作成制御部4fは、データ記憶部5に予め記憶してい
る上記周波数リスト(FM放送局の基幹放送局と中継放
送局の周波数リスト)から、それまで受信していた周波
数の次の周波数値を取得して、周波数選択部4aを制御
してその周波数を上記チューナ部2に設定する(ステッ
プ113)。一方、既に受信成功回数一覧に受信成功回
数が記録してあるときは、受信成功回数一覧の作成を行
う必要はないので、ステップ112からステップ118
に進む。
【0018】上記ステップ113で次の周波数を取得す
ると、ステップ114で、チューナ部2から出力する電
界強度の判定信号を所定時間(例えば、1秒)計測し、
受信状態判定部4bでチューナ部2に設定している周波
数の電界強度が強いと判定したときは、受信成功回数計
測部4eでパケットの受信に成功した回数を、当該周波
数の受信成功回数一覧に記録する(ステップ115)。
一方、受信状態判定部4bで電界強度が所定値より弱い
と判定したときは(ステップ114)、当該周波数の受
信成功回数一覧に「0」を記録する(ステップ11
6)。ここで、パケットとはFM多重放送のフレーム構
成(図5参照)に従った受信単位を示し(図5のパケッ
ト1から190参照)、受信成功回数は1フレーム内で
受信に成功したパケットの個数をいう。例えば全てのパ
ケットの受信に成功した場合の受信成功回数は「19
0」となる。受信成功回数一覧作成制御部4fは、ステ
ップ114での受信状態の判定、及びステップ115で
の受信成功回数の記録の後、ステップ117で周波数リ
ストの最後の周波数まで受信状態の判定を行ったか否か
を確認し、最後の周波数まで判定を行っていなければス
テップ113に戻り、周波数リストの次の周波数で上記
と同様の受信状態の判定(ステップ114、115)を
行う。
【0019】受信成功回数一覧作成制御部4fは、周波
数リストの全ての周波数で受信状態の判定が終わったこ
とを確認すると(ステップ117)、作成した受信成功
回数一覧を参照して、最も受信成功回数の多い周波数
(特定周波数)を選択し、周波数選択部4aに当該周波
数を選択する旨指示し(ステップ118)、該周波数選
択部4aがチューナ部2にその周波数を設定してFM多
重放送の受信を行う(ステップ119)。次に、ステッ
プ120で、所定時間内(例えば20秒)に放送局識別
検出部4cで放送局識別情報を検出するか否かを確認
し、検出した場合は、検出した放送局識別情報とデータ
記憶部5に記憶している放送局識別情報とが一致してい
るか否かを上記放送局識別比較部4gで比較する(ステ
ップ121)。ここで、放送局識別情報が一致したとき
は、目的とする系列局の放送局であるため、ステップ1
22で、そのときチューナ部2に設定している周波数を
記憶制御部4iを介してデータ記憶部5に記憶し、その
後はステップ100(、図3)に戻り、当該周波数で
FM多重放送の受信を行い、上述の動作と同様に、一般
情報データ、広告データをそれぞれの所定時間内に受信
することを確認する。従って、その後ステップ100,
101を経て広告データ判定部4hで検出した識別ID
とデータ記憶部5に記憶している識別IDの一致を検出
したときは、目的とする放送局であると判断されるの
で、その後引き続き当該放送局の受信が行われる。
【0020】一方、上記ステップ121で放送局識別情
報の一致を検出した後、ステップ122及びステップ1
00、101を経て、広告データ検出部4dが広告デー
タを検出したが(ステップ107)、ステップ108で
当該広告データの識別IDとデータ記憶部5に記憶して
いる識別IDとの一致を検出できず、さらに所定時間内
に広告データを検出できない場合(ステップ107)、
或いは全ての識別IDについて一致を検出できない場合
は(ステップ110)、ステップ111()に移行
し、当該周波数の受信成功回数を「0」に設定し、ステ
ップ112を経て次に受信成功回数の多い周波数を選択
し(ステップ118)、当該周波数でFM多重放送の受
信を行う(ステップ119)。そして、かかる周波数に
おいて、放送局識別情報の一致を検出し(ステップ12
0,121)、さらに上記ステップ107,108にお
いて広告データに含まれる識別IDとデータ記憶部5に
記憶している識別IDとの一致が検出されると、目的と
する放送局を受信していると判断されるので、当該周波
数で引き続いてFM多重放送の受信が行われる。従っ
て、目的とする放送局がA放送局であり、該A放送局か
ら送信される識別ID及び放送局識別情報をデータ記憶
部5に記憶しているとすると、同一系列局のB放送局の
放送中(このとき識別IDはB放送局のものが送信され
ている)に、A放送局からの中継が行われており該A放
送局の放送局識別情報が送信されている場合において、
ステップ121において放送局識別情報の一致を検出
し、ステップ122においてそのときのB放送局を選択
したとしても、その後のステップ108においてA放送
局の識別IDの一致が検出できないので、従来のように
目的とする放送局以外のB放送局をそのまま選択してし
まうことはなく、その後ステップ111以降で他の周波
数を選択することができ、他の周波数において放送局識
別情報の一致を検出し(ステップ121)、さらに識別
IDの一致を検出することにより(ステップ108)、
目的とするA放送局を確実に選択することができる。
【0021】ステップ120において、放送局識別検出
部4cが所定時間内に放送局識別情報を検出しないと
き、又はステップ121において放送局識別比較部4g
の比較動作により検出した放送局識別情報が記憶した放
送局識別情報と一致しないとき、即ち目的とする放送局
ではない場合は、ステップ111に戻り、受信成功回数
一覧作成制御部4fが現在受信中の周波数の受信成功回
数を「0」に設定し、受信成功回数が「0」でない次の
受信成功回数の多い周波数を検出し(ステップ11
8)、ステップ120に進んで、さらに放送局識別情報
の検出動作を行う。ステップ120において受信成功回
数一覧の全ての周波数において放送局識別情報を検出で
きないとき、又はステップ121において受信成功回数
一覧の全ての周波数において放送局識別情報の一致を検
出できないときは、ステップ111において受信成功回
数一覧の全ての周波数の受信成功回数が「0」になるの
で、受信成功回数一覧作成制御部4fにおいて受信成功
回数が「0」でない周波数はないと判断され(ステップ
112)、ステップ113からステップ117において
上記と同様の手順により新たな受信成功回数一覧が作成
される。このような状況としては、例えば受信機を搭載
している車両等が今まで位置していた受信エリアから他
の受信エリアに移動したことが考えられるが、この場
合、上述のように新たな受信エリアに適した受信成功回
数一覧が再度作成され、かかる一覧に基づいてステップ
118から122の周波数の選択動作を行うことができ
る。
【0022】以上のように、この実施の形態ではステッ
プ100から110でそのとき受信中の周波数で一般情
報データ、広告データが受信できないとき、ステップ1
11から117で周波数リストに設定されている全ての
周波数について受信状態を計測し、受信成功回数の一覧
を作成する。次に、ステップ113から115で作成し
た受信成功回数一覧に従ってステップ118から122
で、受信成功回数の多い周波数から順に放送局識別情報
の受信を試みる。放送局識別情報の一致を検出し、目的
とする放送局と同系列の放送局の周波数を選択すると、
ステップ100から110に戻り、データ記憶部5に記
憶している識別IDと一致する識別IDを持つ広告デー
タを送信していることを確認する。従って、ステップ1
21、122で同一系列局の放送局識別情報の一致を検
出したとしても、そのときの放送が目的とする放送局以
外の他局の中継等であって、選択した周波数が目的とす
る放送局と異なる場合には、ステップ108、110で
識別IDの一致が検出できないので、さらにステップ1
18から122で次に受信成功回数の多い周波数を選択
することができ、最終的に受信状態の良い目的とする放
送局を選択することができる。
【0023】一実施例として、受信状態の記録(ステッ
プ111から117)の結果、下記のような受信成功回
数一覧を作成したときは受信成功回数一覧作成制御部4
fは、最も受信成功回数の多いFrq3を選択して(ス
テップ118)、放送局識別情報の確認を行う(ステッ
プ120,121)。
【表1】 このとき、チューナ部2をFrq3に設定したときに受
信した放送局識別情報が、データ記憶部5に記憶してい
る放送局識別情報と一致しないときは目的とする放送局
ではないと判断されるので(ステップ121)、ステッ
プ111において下記のようにFrq3の受信成功回数
を「0」に設定して、次に受信成功回数の多いFrq6
の放送局識別情報の確認を行う(ステップ118)。従
って、この場合従来技術のように単に周波数の昇順で次
の周波数Frq4を選択してしまうことはない。
【表2】 Frq6で受信した放送局識別情報がデータ記憶部5に
記憶している放送局識別情報と一致したときは(ステッ
プ121)、ステップ122でFrq6の周波数をデー
タ記憶部5に記憶し、当該周波数でステップ100から
110において一般情報データ、広告データの受信を行
う。そしてステップ100から110で所定時間内に一
般情報データ、広告データを受信できなくなるまで、F
rq6の周波数でFM多重放送の受信を行う。従って、
目的の放送局(Frq6)よりも電界強度の強い他局の
周波数(Frq3)がある場合でも、放送局識別情報等
によって目的の放送局の周波数(Frq6)を選択する
ことができる。
【0024】一方、目的とする放送局がFrq6であ
り、該Frq6から送信される識別ID及び放送局識別
情報をデータ記憶部5に記憶しているとすると、同一系
列局のFrq3の放送中(このとき識別IDはFrq3
のものが送信されている)に、Frq6の放送局からの
中継が行われており該Frq6の放送局の放送局識別情
報が送信されている場合において、ステップ118にお
いて最も受信成功回数の多い周波数であるFrq3を選
択し(表1参照)、ステップ121において放送局識別
情報の一致を検出したとしても、その後のステップ10
8においてFrq3の放送局から送信される識別ID
と、データ記憶部5に記憶している識別IDの一致が検
出できないため、従来のように目的とする放送局以外の
Frq3をそのまま選択してしまうことはなく、その後
ステップ111以降で次に受信成功回数の多い周波数で
あるFrq6を選択することができ、Frq6において
放送局識別情報の一致を検出し(ステップ121)、さ
らに識別IDの一致を検出することにより(ステップ1
08)、目的とするFrq6の放送局を確実に選択する
ことができる。従って、従来のように目的とする放送局
の電界強度が弱く、他の放送局の電界強度が強いときに
目的の放送局を選択できないということはなく、上述の
ように従来不可能であった同一系列局の中から目的とす
る放送局の周波数を選択するという機能を実現すること
ができる。
【0025】このように、使用者としては受信中の周波
数の受信状態が悪化したときに、周波数の選択という操
作を行うことなく、受信感度の良い目的とする放送局の
放送を自動的に選択することができる。また、目的の放
送局よりも電界強度の強い他局の周波数がある場合で
も、放送局識別情報等によって目的の放送局の周波数を
選択することができる。このとき、複数の周波数で目的
の放送局の放送を受信できるときは、より電界強度の強
い周波数を選択することができる。また、本発明では従
来のように電界強度の強弱のみに基づいて判断するので
はなく、各周波数毎に受信成功回数一覧を予め作成して
おき、かかる受信成功回数一覧に基づいて受信状況の良
い周波数を選択する構成であるので、従来のように選択
した周波数毎に電界強度を調べるという一連の動作を繰
り返し行う必要がなく、迅速に受信状態の良い周波数を
選択することができる。また、受信成功回数は文字多重
放送のパケットの受信回数に基づいて定めるものである
ので、文字多重放送を行っている周波数のみを選択の対
象とすることができ、従来技術に比べて一つの周波数で
受信する周波数でないと判断するまでの時間を短くする
ことができ、迅速に目的とする放送局を選択することが
できる。
【0026】また、従来のように単に電界強度の強弱に
より調べるのではなく、パケットの受信成功回数の多い
順に周波数を選択するものであるから、より正確に受信
状態を判定することができ、受信状態の良い周波数をよ
り精度良く正確に選択することができる。また、放送局
識別情報の一致を検出し、目的の放送局と同じ系列局の
他の放送局の周波数を選択しても、所定時間内にFM多
重放送受信機毎に割り振られた識別IDと一致する広告
データを受信しないとき、或いは全ての識別IDの一致
を検出できないときは、他の周波数を選択することがで
きる。従って、従来不可能であった同一系列局の中から
目的とする放送局の周波数を選択するという機能を実現
することができ、広告データの更新を支障なく行うこと
ができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように、目的の放送局よりも電界
強度の強い他局の周波数がある場合でも、放送局識別情
報等によって目的の放送局の周波数を選択することがで
きる。このとき、複数の周波数で目的の放送局の放送を
受信できるときは、より電界強度の強い周波数を選択す
ることができる。また、全ての周波数の受信成功回数の
一覧を予め作成し、該一覧に基づいて受信成功回数の多
い周波数から順に目的とする放送局の放送局識別情報を
検出することを確認するので、短い時間で目的の放送局
の周波数を選択することができる。また、放送局識別情
報の一致を検出して目的の放送局と同じ系列局の他の放
送局の周波数を選択しても、記憶手段に記憶している受
信対象とする放送局であることを識別可能な識別データ
と同じ識別データを受信しないときは、他の周波数を選
択することができる。従って、同一系列局の中から目的
とする放送局を確実に選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるFM多重放送受信機の一実施形
態を示すブロック図である。
【図2】同上受信機のデータ制御部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】本発明にかかるFM多重放送受信機の周波数の
選択動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明にかかるFM多重放送受信機の周波数の
選択動作を示すフローチャートである。
【図5】FM多重放送に多重化されているデータのフレ
ーム構成を示す図である。
【図6】本発明によるFM多重放送受信機の受信する広
告データの実施形態を示す図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 チューナ部 3 データ復調部 4 データ制御部 4a 周波数選択部 4c 放送局識別検出部 4d 広告データ検出部 4e 受信成功回数計測部 4f 受信成功回数一覧作成制御部 4g 放送局識別比較部 4h データ判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤内 忠 大分県速見郡日出町大字大神1357番地 株式会社日出ハイテック内 (72)発明者 齊藤 幸治 大分県速見郡日出町大字大神1357番地 株式会社日出ハイテック内 (72)発明者 草野 昭久 大分県速見郡日出町大字大神1357番地 株式会社日出ハイテック内 (56)参考文献 特開 平8−46539(JP,A) 特開 平9−219658(JP,A) 特開 平10−173611(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 1/16 H03J 5/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 選択された周波数のFM多重放送を受信
    し得る受信手段と、 該受信手段で受信したFM多重放送に多重化されたデー
    タを復調する復調手段と、 該復調手段で復調したデータから放送局識別情報を検出
    する放送局識別検出手段と、 受信対象とする放送局識別情報を記憶し得る記憶手段
    と、 上記復調手段で復調したデータの受信成功回数を計測し
    得る受信成功回数計測手段と、 受信可能な周波数毎に該計測手段によって計測した所定
    時間内の受信成功回数を記憶し受信成功回数一覧を作成
    する一覧作成制御手段と、 作成した受信成功回数一覧の中から最も受信成功回数の
    多い特定周波数を選択し上記受信手段にて当該周波数の
    受信動作を行わせる周波数選択手段と、 上記放送局識別検出手段で検出した上記特定周波数の放
    送局識別情報と上記記憶手段によって記憶した放送局識
    別情報とを比較する放送局識別比較手段とを具備し、 上記一覧作成制御手段は、上記比較手段の比較動作によ
    り上記記憶手段に記憶した放送局識別情報と受信した上
    記特定周波数の放送局識別情報が異なると判断したとき
    又は上記放送局識別検出手段により所定時間内に上記特
    定周波数の放送局識別情報を検出できないときに、上記
    周波数選択手段によって受信成功回数一覧の中から受信
    中の上記特定周波数の次に受信成功回数の多い周波数を
    選択するものであり、 上記受信手段は選択された上記周波数のFM多重放送を
    受信するものであることを特徴とするFM多重放送受信
    機。
  2. 【請求項2】 上記一覧作成制御手段は、上記放送局識
    別比較手段の比較動作により受信成功回数一覧の中の全
    ての周波数で放送局識別情報が一致しないと判断したと
    き又は受信成功回数一覧の中の全ての周波数で所定時間
    内に放送局識別情報を検出できないときに、受信成功回
    数の一覧を再度作成するものであることを特徴とする請
    求項1記載のFM多重放送受信機。
  3. 【請求項3】 上記復調手段によって復調したデータか
    らFM多重放送受信機が表示する表示データを検出する
    データ検出手段を備え、 上記一覧作成制御手段は、所定時間内に上記データ検出
    手段が上記表示データを検出できないときに、上記周波
    数選択手段によって上記受信成功回数一覧の中から次に
    受信成功回数の多い周波数を選択するものであり、 上記受信手段はかかる周波数でFM多重放送を受信する
    ものであることを特徴とする請求項1又は2記載のFM
    多重放送受信機。
  4. 【請求項4】 上記記憶手段は、受信対象とする放送局
    であることを識別可能な識別データを記憶するものであ
    り、 上記データ検出手段は、検出した表示データの内容を判
    定し、該データに含まれる識別データを検出し得るもの
    であり、 上記一覧作成制御手段は、所定時間内に上記データ検出
    手段が上記記憶手段に記憶している識別データと同じ識
    別データを検出しないときには、上記周波数選択手段に
    よって上記受信成功回数一覧の中から次に受信成功回数
    の多い周波数を選択するものであり、 上記受信手段はかかる周波数でFM多重放送を受信する
    ものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のF
    M多重放送受信機。
JP28123298A 1998-10-02 1998-10-02 Fm多重放送受信機 Expired - Fee Related JP2990184B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28123298A JP2990184B1 (ja) 1998-10-02 1998-10-02 Fm多重放送受信機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28123298A JP2990184B1 (ja) 1998-10-02 1998-10-02 Fm多重放送受信機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2990184B1 true JP2990184B1 (ja) 1999-12-13
JP2000115005A JP2000115005A (ja) 2000-04-21

Family

ID=17636216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28123298A Expired - Fee Related JP2990184B1 (ja) 1998-10-02 1998-10-02 Fm多重放送受信機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2990184B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4967357B2 (ja) 2006-02-03 2012-07-04 船井電機株式会社 テレビジョン受像機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000115005A (ja) 2000-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3049164B2 (ja) データ多重放送用チューナ
CN102067461B (zh) 接收装置
EP1181775B1 (en) Method for selection of a receiver tuning frequency
JP2990184B1 (ja) Fm多重放送受信機
KR20050008799A (ko) 라디오 fm-수신기의 자동-튜닝을 위한 방법 및 장치
JP2002009649A (ja) 放送受信装置
JPH02213229A (ja) Rdsの自動追従方法
JPH06204926A (ja) 2チューナダイバシテイrds受信機
EP0495136A2 (en) Method of transmitting data in RDS broadcasting
JP2860244B2 (ja) ラジオ受信機
JP3712867B2 (ja) テレビジョン受像機の選局方式
JP3279381B2 (ja) デジタルデータ多重システム
EP0688112A1 (en) Method of selecting other networks carrying traffic information using a radio data system receiver
JP3782636B2 (ja) ラジオ受信機
KR100632586B1 (ko) 방송 채널의 선국 방법
JPH10224704A (ja) 選局装置及びその受信信号レベル判別方法
JPH03212029A (ja) 自動追従方法
KR100821712B1 (ko) 교통정보방송 수신장치 및 그 방법
JPH01276828A (ja) Rds受信方法
JPH06216720A (ja) Fm多重受信機の自動追従方法
JP2996861B2 (ja) ラジオ受信機
JP2923369B2 (ja) Rds受信機の放送局名表示方法
JP2907293B2 (ja) 受信装置
JP3447427B2 (ja) 受信機
JPH05328237A (ja) チューナのオートプリセット装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071008

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081008

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081008

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091008

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091008

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101008

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111008

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121008

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees