JP2989986B2 - イオン注入と同時に電子シャワーを照射するイオン注入装置 - Google Patents
イオン注入と同時に電子シャワーを照射するイオン注入装置Info
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Description
ンを注入するイオン注入装置、特に半導体ウエハーにイ
オンを注入する際に、同時に電子シャワーを照射すると
きにウエハー表面近傍に電場を印加して電子のエネルギ
ーを制御するイオン注入装置に関する。
ーにイオンを注入する際、同時に電子シャワー装置から
電子シャワーを照射することが行われている。これはイ
オンビーム及び基板表面からの2次電子の放射により基
板が正に帯電し、絶縁膜の静電破壊を引き起こす問題が
あるので、これを解決するために、イオンビームと同時
に電子シャワーを基板に照射して、正の帯電を打ち消す
ようにしている。
ャワーを照射するイオン注入装置の部分断面図である。
図1において、開口部1の図面上の上方からその下方に
ある半導体ウエハー5に向かって、イオンビームと電子
シャワーが照射されると共に、半導体ウエハー5を載せ
た台が左右に走査される。このようにしてウエハーの所
望箇所にイオンが注入される。この時電子シャワーは開
口部全面にわたって注がれるのに対し、イオンビームは
一部のみである。電子シャワーの照射面積が数100c
m2 であるのに対し、イオンビームの照射面積は数10
cm2 程度である。その結果、電子シャワーを照射する
のはイオンビームによる正帯電を防止するためのもので
あるにもかかわらず、逆に半導体ウエハー5が電子照射
のみを受けて負帯電し、半導体ウエハー5が破壊するこ
とがある。この時、エネルギーの高い電子が基板を負に
帯電するのに多く寄与している。また、イオンビーム量
が多い時には、正帯電防止のための電子シャワーの量も
多くなるので、この電子シャワーによる負帯電が著しく
なり、電子シャワー量の調整を難しくしている。
ワー中の1次電子によって半導体ウエハーの負帯電は著
しく引き起こされるばかりか、1次電子は半導体ウエハ
ー5へダメージを与える可能性が高く歩留まりが悪い等
の欠点を有している。この問題を解決するためには、
(1) 高エネルギーの電子化を排除すること、(2) 電子シ
ャワーから出る電子を低エネルギー化することなどが必
要である。(1)に関しては、基板表面付近に電子をウエ
ハーから遠ざける方向に磁場を印加することにより、高
エネルギー電子を排除する技術が、本出願人により特願
平4−65154号として既に特許出願されている。ま
た(2) に関しては、イオン注入機メーカー等で広く研究
されているところであるが、本発明は(2) に関する新規
な技術を提供するものである。
際に、同時に電子シャワーを照射するイオン注入装置の
もつ欠点を除去し、半導体ウエハー上の負帯電及びダメ
ージを減少し、歩留まりを向上することを目的とする。
行う際に、同時に電子シャワーを照射するイオン注入装
置において、半導体ウエハー表面近傍に電場を印加して
ウエハー上に照射する電子のエネルギーを制御するもの
である。これにより高エネルギーの電子のエネルギーを
低減させ、ウエハーが負に帯電するのを防止し、破壊か
ら守ることができるものである。
シャワーを照射するイオン注入装置の部分断面図であ
る。図1と共通構成部分は同一記号を付してある。図2
において、開口部1の上方からその下方にある半導体ウ
エハー5に向かって、イオンビームと電子シャワー装置
2から電子3がシャワー状に照射されると共に、半導体
ウエハー5を載せた台が左右に走査される。この時電子
シャワーは開口部全面にわたって注がれるのに対し、イ
オンビームは一部のみである。
において、ウエハーに電源6を接続し、ウエハーに負電
圧を印加して半導体ウエハー表面近傍に紙面に平行に上
方から半導体ウエハー向かって直流電界7が発生するよ
うにしたものである。本実施例においては、このような
構成を有しているので、これにより電子の流れと電界7
の方向が一致することになるので、照射される電子3に
対し、その運動方向とは逆方向に力が作用する。従っ
て、電子3の速度が遅くなり、そのエネルギーは低減さ
れて半導体ウエハー表面上の負帯電及びダメージを防ぐ
ことができるものである。本発明においては、更にウエ
ハーに印加する負電圧を可変にすることにより、ウエハ
ーに到達する電子の速度を制御することが可能になり、
有用なイオン注入装置を得ることができるものである。
化のメドとして40eV以上の電子を排除することによ
り静電破壊を防ぐことができることが確認された。
シャワーを照射するイオン注入装置において、半導体ウ
エハーの表面近傍に、半導体ウエハーに垂直に直流電界
を発生させて電子のエネルギーを低減させることにより
ウエハー上の負帯電及びダメージを減少することがで
き、ウエハーの歩留まりを向上させることができる。ま
た本発明は印加電界の強さを制御することによって、半
導体ウエハーに照射される電子の量および速度を制御で
きるので、好都合である。
図
Claims (1)
- 【請求項1】 ウエハーにイオン注入を行なう際、同時
に電子シャワーを照射するイオン注入装置において、ウ
エハー表面近傍に電場を印加して電子のエネルギーを低
減するように制御することを特徴とする装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5061677A JP2989986B2 (ja) | 1993-03-22 | 1993-03-22 | イオン注入と同時に電子シャワーを照射するイオン注入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5061677A JP2989986B2 (ja) | 1993-03-22 | 1993-03-22 | イオン注入と同時に電子シャワーを照射するイオン注入装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06275229A JPH06275229A (ja) | 1994-09-30 |
JP2989986B2 true JP2989986B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=13178130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5061677A Expired - Lifetime JP2989986B2 (ja) | 1993-03-22 | 1993-03-22 | イオン注入と同時に電子シャワーを照射するイオン注入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2989986B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100383498B1 (ko) | 1996-08-30 | 2003-08-19 | 산요 덴키 가부시키가이샤 | 반도체 장치 제조방법 |
US6288438B1 (en) | 1996-09-06 | 2001-09-11 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Semiconductor device including insulation film and fabrication method thereof |
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JP2975934B2 (ja) | 1997-09-26 | 1999-11-10 | 三洋電機株式会社 | 半導体装置の製造方法及び半導体装置 |
US6794283B2 (en) | 1998-05-29 | 2004-09-21 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Semiconductor device and fabrication method thereof |
US6917110B2 (en) | 2001-12-07 | 2005-07-12 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Semiconductor device comprising an interconnect structure with a modified low dielectric insulation layer |
-
1993
- 1993-03-22 JP JP5061677A patent/JP2989986B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH06275229A (ja) | 1994-09-30 |
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