JP2989716B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2989716B2 JP4217939A JP21793992A JP2989716B2 JP 2989716 B2 JP2989716 B2 JP 2989716B2 JP 4217939 A JP4217939 A JP 4217939A JP 21793992 A JP21793992 A JP 21793992A JP 2989716 B2 JP2989716 B2 JP 2989716B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、公衆電話回線を利用し
て情報の通信を行うファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】公衆電話回線を利用するファクシミリ装
置では、読取手段によって送信すべき原稿を読取って電
気信号に変換し、接続された公衆電話回線を介して受信
側ファクシミリ装置に送出する。また、送信されたデー
タを受信すると、電気信号を復元して印字手段によって
印字出力する。このようなファクシミリ装置では、読取
った原稿を忠実に送出し、また受信したデータを正確に
印字することに主眼が置かれている。
【0003】図7は従来のファクシミリ装置の読取動作
を示すフローチャートであり、図8は割込処理を示すフ
ローチャートである。
【0004】ステップc1では、送信すべき原稿がファ
クシミリ装置内に搬送されたかどうかが、たとえば中央
処理装置(CPU)で実現される制御部で判断される。
原稿の検出は、たとえばアクチュエータを有する原稿検
知センサに原稿が接触することによる出力信号の変化に
より行う。原稿検知センサがオンとなり、原稿が搬送さ
れたと判断すると、ステップc2に進み、原稿が搬送さ
れていないと判断すると、読取動作を終了する。
【0005】ステップc2では、たとえば密着型フォト
センサで実現される読取手段によって読取られたデータ
を記憶する読取ラインメモリに、読取データがあるかど
うかが制御部で判断される。データがある場合はステッ
プc3に進み、データがない場合はステップc2に戻
り、再び読取データがあるかどうかが判断される。読取
ラインメモリは、読取った画像データを1ラインずつ記
憶する記憶部であり、リングバッファ構成をしているた
め記憶データを順次ローテーションさせることができ
る。
【0006】ステップc3では、読取ラインメモリに記
憶された1ラインの読取データが、符号化手段によって
符号化される。続いてステップc4で、符号化された読
取データに最小伝送時間を保証するための「0」ビット
(FILL信号)と、ライン終端符号(EOL信号)と
が付加され、符号化ラインメモリに記憶される。符号化
ラインメモリは、符号化された読取データを記憶する記
憶部であり、読取ラインメモリと同様にリングバッファ
構成をしている。ステップc5では、読取ラインメモリ
にデータが記憶され、記憶容量が満たされたフル状態か
どうかが制御部で判断される。フル状態である場合はス
テップc6に進み、フル状態でない場合はステップc8
に進む。
【0007】ステップc6では、制御部によって読取ラ
インメモリのデータがローテーションされ、ステップc
7で読取手段による原稿の読取りが開始される。ステッ
プc8では、符号化ラインメモリのデータがローテーシ
ョンされて、ステップc9に進む。ステップc9では、
原稿の終了が制御部によって判断される。原稿の終了
は、たとえば前記原稿検知センサによる出力信号の変化
によって行う。原稿検知センサがオフとなり原稿が終了
したと判断した場合は、読取動作を終了し、原稿検知セ
ンサがオンのままで原稿が終了していないと判断した場
合はステップc1に戻り、再び読取動作を繰り返す。
【0008】続いて図8を参照して、DMA(Direct M
emory Access) コントローラによる割込処理の説明を
する。DMAコントローラは、記憶部に記憶されたデー
タに直接働きかけ、データの制御を行う制御部である。
ステップd1では、DMAコントローラが読取ラインメ
モリがフル状態がどうかを判断し、フル状態である場合
は割込処理を終了し、フル状態でない場合はステップd
2に進む。ステップd2では、DMAコントローラによ
って読取ラインメモリのデータがローテーションされ、
ステップd3で読取手段による原稿の読取りが開始され
て、割込処理を終了する。
【0009】以上のように、従来のファクシミリ装置で
は、原稿の読取データを忠実に伝送するように動作す
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のファクシミリ装
置では、読取った原稿を忠実に伝送することを主眼とし
ているため、原稿に画像データが存在しない全白ライン
も画像データが存在するラインと同様に読取られて伝送
される。したがって、全白ラインが多量に存在する原稿
を転送した場合、受信側は、記録紙上に不必要な全白ラ
インを多量に含んで画像を受け取るため、記録紙の使用
量が増加するという問題が生じる。また、不必要な全白
ラインを多量に含んだ記録紙を保存するスペースが増加
するという問題が生じる。
【0011】不必要な全白ラインを抜き取って伝送しよ
うとすると、全白ラインが連続した原稿の場合、伝送す
るデータが途中でなくなり、ファクシミリ装置が伝送を
停止する。したがって、データが途中で切断されてしま
う、いわゆるアンダーランが生じる。また、アンダーラ
ン対策として、全白ラインデータの代わりに前述のFI
LL信号を付加することも提案されているが、CCIT
T(国際電信電話諮問委員会)勧告によって、全符号化
走査線当りの最大伝送時間は5秒未満と定められている
ため、1ラインのデータ伝送時間が5秒以上となると受
信側はライン切断手順を実施する。したがって、データ
の正常な伝送を行うことができなくなるという問題が生
じる。
【0012】本発明の目的は、原稿の不必要な白紙部分
を削除するとともに、確実にデータの伝送を行うことが
できるファクシミリ装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、ファクシミリ
送信時には読取った画像のラインデータを符号化して伝
送し、そのうち全白ラインデータは符号化せず伝送もし
ないファクシミリ装置において、原稿を光学的に読取っ
て複数のラインデータから成る画像データに変換し、1
ラインデータずつ出力する読取手段と、読取手段の出力
に基づいて、1ラインデータが1ライン全てが白となる
全白ラインデータであるかどうかを検出する検出手段
と、検出手段の出力に基づいて、ファクシミリ伝送が停
止される全白ライン数N1よりも小さい予め定めるN2
だけ全白ラインデータが連続して検出されたときには、
FILL信号およびEOL信号を挿入して公衆回線に送
出する送信手段とを含むことを特徴とするファクシミリ
装置である。
【0014】
【作用】本発明に従えば、ファクシミリ装置は、ファク
シミリ送信時には読取った画像のラインデータを符号化
して伝送し、そのうち全白ラインデータは符号化せず伝
送もしない。このようなファクシミリ装置において、フ
ァクシミリ装置に搬送された原稿は、読取手段によって
光学的に読取られて複数のラインデータから成る画像デ
ータに変換され、1ラインデータずつ出力される。検出
手段は、読取手段の出力に基づいて、1ラインデータが
1ライン全てが白となる全白ラインデータであるかどう
かを検出する。検出手段によって、ファクシミリ伝送が
停止される全白ライン数N1よりも小さい予め定めるN
2だけ全白ラインデータが連続して検出されたときに
は、FILL信号およびEOL信号が挿入されて公衆回
線に送出される。
【0015】したがって、原稿の不必要な白紙部分を削
除することができて、確実にデータの伝送を行うことが
可能となる。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の一実施例であるファクシミ
リ装置1の電気的構成を示すブロック図である。ファク
シミリ装置1は、装置全体の制御を行う制御部2を備
え、制御部2には記録手段3と、読取手段4と、全白ラ
イン検出部5と、DMA(Direct Memory Access)コン
トローラ6と、モデム9と、電源11とが接続される。
【0017】制御部2には、後述する全白フラグ領域2
aと、全白ライン数の計数が行われるカウンタ2bとが
設けられる。記録手段3は、たとえばサーマルヘッドで
実現され、感熱紙などの記録紙に受信データを印字出力
する。読取手段4は、たとえば密着型フォトセンサで実
現され、原稿を光学的に読取り、複数のラインデータか
ら成る画像データに変換して、1ラインデータずつ出力
する。出力されたデータは、制御部2に入力されるとと
もに、全白ライン検出部5にも与えられ、1ラインデー
タが、1ライン全てが白となる全白ラインデータである
かどうかが検出される。
【0018】DMAコントローラ6には、リードオンリ
メモリ(ROM)7と、ランダムアクセスメモリ(RA
M)8とが接続され、ROM7あるいはRAM8に記憶
されたデータの制御を行い、制御部2の制御に割込転送
を行う。ROM7には、制御プログラムなどの固定パラ
メータが記憶される。RAM8には、読取データが記憶
される読取ラインメモリと、符号化したデータが記憶さ
れる符号化ラインメモリとが含まれ、変動パラメータが
記憶される。
【0019】モデム9では、信号の変調あるいは復調が
行われ、モデム9に接続された回線制御部10によっ
て、送信のタイミングが調整されて、公衆電話回線12
を介して図示しないファクシミリ装置にデータが送信さ
れる。また、回線制御部10は、受信のタイミングを調
整して公衆電話回線12を介して図示しないファクシミ
リ装置から送信されたデータを受信する。電源11から
は、ファクシミリ装置1を動作させるための電力が供給
される。
【0020】ファクシミリ装置1に搬送された原稿は、
読取手段4によって1ラインずつ読取られ、読取られた
データは制御部2に入力されるとともに、全白ライン検
出部5によって1ラインデータが、1ライン全てが白と
なる全白ラインであるかどうかが検出される。読取デー
タは、DMAコントローラ6を介してRAM8の読取ラ
インメモリに記憶される。読取られたデータが全白ライ
ンである場合は、制御部2は全白ラインであることを示
す全白フラグを立てるとともに、カウンタ2bで全白ラ
イン数の計数を開始する。読取られたデータが全白ライ
ンでない場合は、上述した全白フラグの設定およびカウ
ンタ2bでの計数は行われない。
【0021】図2は、全白ライン検出部5の構成例を示
す回路図である。全白ライン検出部5は、NAND(論
理和否定)回路13とフリップフロップ回路14とから
構成される。NAND回路13には、読取データDAT
Aとデータ有効信号Sとが入力され、NAND回路13
からの出力信号はフリップフロップ回路14の反転リセ
ット端子に入力される。データ有効信号Sは、フリップ
フロップ回路14のCK端子にも入力される。フリップ
フロップ回路14は、白データであることを示す安定状
態と、白データでないことを示す安定状態との2つの安
定状態をもち、たとえば白データ信号が入力されると、
白データを示す状態を次に白データでない信号が入力さ
れるまで保持する。このようにして、1ラインすべてが
白ラインデータであるかどうかを検出し、これに対応す
る信号を出力する。
【0022】図3は、読取ラインメモリの構成を示す図
である。読取ラインメモリは、たとえば8ライン分まで
記憶することができ、1ラインの記憶容量はたとえば2
56バイトである。また、読取ラインメモリはリングバ
ッファ構成とされている。読取られたデータが全白ライ
ンデータである場合は、後述する符号化処理やデータの
伝送が行われないため、新たにデータが入力されると、
データのローテーションは行われずに全白ラインデータ
の上に新たに入力されたデータが記憶される。したがっ
て、全白ラインが読取られると、全白ライン数の計数が
行われるのみで、データは記憶されない。
【0023】図4は、伝送されるデータの構成を示す図
である。読取ラインメモリに記憶されたデータは、制御
部2あるいはDMAコントローラ6によって制御され
る。まず、読取ラインメモリに記憶されたデータは符号
化処理され、最小伝送時間を保証するための「0」ビッ
ト(FILL信号)16がライン終端符号(EOL信
号)17の前に付加されて、符号化ラインメモリに記憶
される。
【0024】最小伝送時間は、CCITT勧告により定
められる1ライン当りの最小の伝送時間であり、この最
小伝送時間を満たすことができない場合は、正常な伝送
を行うことができない。したがって、この最小伝送時間
を保証するために、符号化したデータ15には、FIL
L信号16が付加される。すなわち、最小伝送時間以上
で、かつCCITT勧告で定められる1ラインの最大伝
送時間(5秒)以下の範囲で伝送時間T1を予め定め、
該伝送時間T1に達するまでFILL信号16が付加さ
れる。読取られて符号化されたデータ15のみで最小伝
送時間を満たす場合は、FILL信号16を付加する必
要はない。
【0025】読取られたデータが全白ラインデータの場
合、上述したような符号化処理は行われず、データの伝
送も行われない。一般に、ファクシミリ装置では、規定
ライン数N1以上伝送が行われない場合、伝送を停止す
るように規定されているため、全白ラインが連続した場
合、伝送が停止してデータが途中で切れてしまい、いわ
ゆるアンダーランが発生する。
【0026】本実施例では、このようなアンダーランを
防止するために、制御部2のカウンタ2bで全白ライン
数の計数を行い、予め定められるライン数N2、すなわ
ち、前記規定ライン数N1以下に設定される任意のライ
ン数N2がカウンタ2bによって連続して計数されたと
きに、前述したFILL信号16とEOL信号17とを
順に挿入して全白ラインデータでない場合と同様に伝送
を行う。FILL信号16は、前述と同様に最小伝送時
間以上、かつ最大伝送時間以下の範囲で予め定められる
伝送時間T1に達するまで付加される。このようにし
て、アンダーランの発生を防止し、符号化されたデータ
は、モデム9によって変調処理されて回線制御部10の
タイミング調整によって公衆電話回線12を介して伝送
される。
【0027】図5はファクシミリ装置1の読取動作を示
すフローチャートであり、図6は割込処理を示すフロー
チャートである。ステップa1では、たとえばファクシ
ミリ装置1に設置されたアクチュエータを有する原稿検
知センサに原稿が接触することによる出力信号の変化に
よって制御部2で原稿が搬送されたかどうかが判断され
る。原稿検知センサがオンとなり、原稿が搬送されたと
判断した場合はステップa2に進み、原稿が搬送されて
いないと判断した場合は、読取動作を終了する。ステッ
プa2では、制御部2によって読取ラインメモリに読取
データがあるかどうかが判断される。読取データがある
場合はステップa3に進み、読取データがない場合はス
テップa10に進む。
【0028】ステップa3では、読取ラインメモリに記
憶された読取データの1ラインが符号化処理されて、ス
テップa4で最小伝送時間を満たすFILL信号16
と、EOL信号17とが順に付加されて、符号化ライン
メモリに記憶される。ステップa5では、読取ラインメ
モリの8ラインにデータが満たされたフル状態であるか
どうかが制御部2で判断され、フル状態の場合はステッ
プa6に進み、フル状態でない場合はステップa8に進
む。
【0029】ステップa6では、リングバッファ構成を
成している読取ラインメモリのデータがローテーション
され、ステップa7で原稿の読取りが開始される。ステ
ップa8では、読取ラインメモリと同様にリングバッフ
ァ構成を成している符号化ラインメモリのデータがロー
テーションされて、ステップa9に進み、ステップa9
で前記原稿検知センサの出力変化によって原稿が終了し
たかどうかが判断される。原稿検知センサがオフとな
り、原稿が終了したと判断した場合は読取動作を終了
し、原稿検知センサがオンのままで原稿が終了していな
いと判断した場合は、ステップa1に戻り、再び原稿の
読取動作が行われる。
【0030】ステップa10では、制御部2のカウンタ
2bでの全白ラインの計数値がN2に達したかどうかが
判断される。全白ラインの計数値がN2に達した場合は
ステップa11に進み、達していない場合はステップa
2に戻り、再び読取ラインメモリに読取データがあるか
どうかが判断される。ステップa11では、符号化ライ
ンメモリにFILL信号16が予め定められる伝送時間
T1に達するまで付加される。FILL信号16が付加
されるとステップa2に戻り、再び読取ラインメモリに
読取データがあるかどうかが判断される。
【0031】続いて図6を参照して、DMAコントロー
ラ6による割込処理を説明する。まず、ステップb1で
は、全白ライン検出部5の検出結果に基づいて、入力さ
れたラインデータが全白ラインかどうかがDMAコント
ローラ6で判断される。全白ラインである場合は、ステ
ップb2に進み、全白ラインでない場合はステップb5
に進む。
【0032】ステップb2では、入力されたラインデー
タの1ライン前のデータが全白ラインであったかどうか
が判断される。この判断は、全白フラグの状態によって
判断され、全白フラグが立っており、全白ラインである
と判断した場合はステップb3に進む。全白フラグが立
っておらず、全白ラインでないと判断した場合はステッ
プb4に進み、制御部2のカウンタ2bによる全白ライ
ン数の計数が開始される。カウンタ2bによる計数が開
始されると、ステップb9に進む。
【0033】ステップb3では、制御部2のカウンタ2
bで計数されたライン数が規定ライン数N2に達してい
ないかどうかが判断され、達していない場合はステップ
b9に進み、達している場合はステップb6に進む。
【0034】ステップb1で入力されたラインデータが
全白ラインでないと判断され、ステップb5に進むと、
ステップb5では、入力されたラインデータの1ライン
前のデータが全白ラインであったかどうかが判断され
る。この判断は前記ステップa2の場合と同様に、全白
フラグの状態によって判断される。全白フラグが立って
おり、全白ラインと判断した場合は、ステップb6に進
み、全白フラグが立っておらず、全白ラインでないと判
断した場合はステップb7に進む。
【0035】ステップb6では制御部2のカウンタ2b
がクリアされて「0」に設定され、ステップb7で読取
ラインメモリの8ラインにデータが満たされたフル状態
かどうかが判断される。フル状態である場合は割込処理
を終了し、フル状態でない場合はステップb8に進み、
読取ラインメモリのデータをローテーションさせてステ
ップb9に進む。ステップb9では、原稿の読取りが開
始されて割込動作を終了する。
【0036】以上のように本実施例によれば、読取手段
4によって読取られたデータは、全白ライン検出部5で
全白ラインデータかどうか検出される。読取データが全
白ラインデータの場合、符号化処理されずまた伝送もさ
れない。また、全白ライン数がカウンタ2bによって計
数されて規定ライン数N2だけ連続して検出されると、
最小伝送時間を保証するためのFILL信号16が予め
定められる伝送時間T1に達するまで付加され、さらに
EOL信号17が付加されて伝送される。
【0037】したがって、不必要な全白ラインの伝送が
削除され、受信側における記録紙の節減が可能となり、
記録紙の保存スペースを削減することができる。また、
ファクシミリ装置1が伝送を停止することが防止できる
ため、情報の伝送を確実に行うことが可能となる。
【0038】なお、本実施例ではカウンタ2bによって
全白ライン数を計数し、連続して計数される全白ライン
数が予め定められる規定ライン数N2に達すると、FI
LL信号16とEOL信号17とを順に付加する例につ
いて説明したが、カウンタ2bの代わりにタイマを設け
て全白ラインの伝送時間を計測し、前記規定ライン数N
2に対応する規定時間T2を設定して、該時間T2に達
するとFILL信号16とEOL信号17とを順に付加
することも本発明の範囲に属するものである。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ファクシ
ミリ送信時には読取った画像のラインデータを符号化し
て伝送し、そのうち全白ラインデータは符号化せず伝送
もしないファクシミリ装置において、原稿を読取手段で
読取り、1ラインデータずつ出力された読取データを検
出手段で全白ラインデータであるかどうか判断する。全
白ラインデータが検出されたときは、全白ラインデータ
を伝送せずに次のデータの読取が行われる。また、ファ
クシミリ伝送が停止される全白ライン数N1よりも小さ
い予め定めるN2だけ全白ラインデータが連続して検出
されたときには、FILL信号およびEOL信号を挿入
して公衆回線に送出する。
【0040】したがって、受信側には不必要な白紙部分
は伝送されないため、記録紙の使用量を節減することが
できて、記録紙の保存スペースを削減することが可能と
なる。また、全白ラインデータが連続して検出されたと
きには全白ラインデータが間引かれて伝送されるため、
ファクシミリ装置が伝送停止することなく確実にデータ
を伝送することが可能となる。さらに、不必要な白紙部
分は伝送されないため、情報の伝送に要する時間を短縮
することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるファクシミリ装置1の
電気的構成を示すブロック図である。
【図2】全白ライン検出部5の構成を示す回路図であ
る。
【図3】読取ラインメモリの構成を示す図である。
【図4】伝送されるデータの構成を示す図である。
【図5】ファクシミリ装置1の読取動作を示すフローチ
ャートである。
【図6】ファクシミリ装置1の割込処理を示すフローチ
ャートである。
【図7】従来のファクシミリ装置の読取動作を示すフロ
ーチャートである。
【図8】従来のファクシミリ装置の割込処理を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 制御部 2a 全白フラグ領域 2b カウンタ 4 読取手段 5 全白ライン検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/38 H04N 1/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファクシミリ送信時には読取った画像の
    ラインデータを符号化して伝送し、そのうち全白ライン
    データは符号化せず伝送もしないファクシミリ装置にお
    いて、 原稿を光学的に読取って複数のラインデータから成る画
    像データに変換し、1ラインデータずつ出力する読取手
    段と、 読取手段の出力に基づいて、1ラインデータが1ライン
    全てが白となる全白ラインデータであるかどうかを検出
    する検出手段と、 検出手段の出力に基づいて、ファクシミリ伝送が停止さ
    れる全白ライン数N1よりも小さい予め定めるN2だけ
    全白ラインデータが連続して検出されたときには、FI
    LL信号およびEOL信号を挿入して公衆回線に送出す
    る送信手段とを含むことを特徴とするファクシミリ装
    置。
JP4217939A 1992-08-17 1992-08-17 ファクシミリ装置 Expired - Lifetime JP2989716B2 (ja)

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