JP2988533B2 - 室温制御装置 - Google Patents
室温制御装置Info
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- JP2988533B2 JP2988533B2 JP3002223A JP222391A JP2988533B2 JP 2988533 B2 JP2988533 B2 JP 2988533B2 JP 3002223 A JP3002223 A JP 3002223A JP 222391 A JP222391 A JP 222391A JP 2988533 B2 JP2988533 B2 JP 2988533B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室温制御装置に係わ
り、特に、複数の部屋の温度を制御する室温制御装置に
関する。
り、特に、複数の部屋の温度を制御する室温制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の部屋の温度を制御する室温
制御装置としては、例えば、図2に示すようなものが知
られている。すなわち、図において、符号11は、並列
に配置される複数の部屋を示しており、これ等の部屋1
1には、それぞれ、例えば、ファンコイルユニットから
なる空調機13が配置されている。
制御装置としては、例えば、図2に示すようなものが知
られている。すなわち、図において、符号11は、並列
に配置される複数の部屋を示しており、これ等の部屋1
1には、それぞれ、例えば、ファンコイルユニットから
なる空調機13が配置されている。
【0003】これ等の空調機13には、冷温水配管15
が接続されており、この冷温水配管15には、各空調機
13に対応して空調機13の状態を制御する制御弁17
が配置されている。各部屋11には、それぞれ温度検出
器19が配置されている。そして、それぞれの温度検出
器19からの信号は、それぞれの部屋に対応して設けら
れた分散型デジタルコントローラ(DDC)21に入力
されるように構成されている。
が接続されており、この冷温水配管15には、各空調機
13に対応して空調機13の状態を制御する制御弁17
が配置されている。各部屋11には、それぞれ温度検出
器19が配置されている。そして、それぞれの温度検出
器19からの信号は、それぞれの部屋に対応して設けら
れた分散型デジタルコントローラ(DDC)21に入力
されるように構成されている。
【0004】この分散型デジタルコントローラ21は、
温度検出器19からの温度信号を入力し、演算処理を行
った後、制御弁17を操作し、また、中央監視システム
23と通信、すなわち、中央監視システム23に温度情
報を提供し、また、中央監視システム23からの温度設
定信号を受けるように構成されている。
温度検出器19からの温度信号を入力し、演算処理を行
った後、制御弁17を操作し、また、中央監視システム
23と通信、すなわち、中央監視システム23に温度情
報を提供し、また、中央監視システム23からの温度設
定信号を受けるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の室温制御装置では、各部屋11に対応して、
分散型デジタルコントローラ21および温度検出器19
を設ける必要があるため、これ等の個数が増大し、部品
および設置コストが増大するという問題があった。
うな従来の室温制御装置では、各部屋11に対応して、
分散型デジタルコントローラ21および温度検出器19
を設ける必要があるため、これ等の個数が増大し、部品
および設置コストが増大するという問題があった。
【0006】本発明は、上記のような問題を解決したも
ので、部品および設置コストを、従来より大幅に低減す
ることのできる室温制御装置を提供することを目的とす
る。
ので、部品および設置コストを、従来より大幅に低減す
ることのできる室温制御装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の室温制御装置
は、空調機がそれぞれ配置される複数の部屋を通って延
在される光ファイバ線と、この光ファイバ線からの信号
により前記各部屋の温度を求める温度計測手段と、この
温度計測手段からの温度信号を入力し前記各部屋内の温
度が所定の値となるように前記各空調機を制御する制御
手段とを有するものである。
は、空調機がそれぞれ配置される複数の部屋を通って延
在される光ファイバ線と、この光ファイバ線からの信号
により前記各部屋の温度を求める温度計測手段と、この
温度計測手段からの温度信号を入力し前記各部屋内の温
度が所定の値となるように前記各空調機を制御する制御
手段とを有するものである。
【0008】
【作用】本発明の室温制御装置では、各部屋を通って延
在される光ファイバ線からの信号を入力した温度計測手
段により各部屋の温度が求められ、この温度計測手段か
らの温度信号を入力した制御手段により、各部屋内の温
度が所定の値となるように各空調機が制御される。
在される光ファイバ線からの信号を入力した温度計測手
段により各部屋の温度が求められ、この温度計測手段か
らの温度信号を入力した制御手段により、各部屋内の温
度が所定の値となるように各空調機が制御される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の詳細を図面に示す一実施例に
ついて説明する。図1は、本発明の室温制御装置の一実
施例を示すもので、図において、符号31は、並列に配
置される複数の部屋を示しており、これ等の部屋31に
は、それぞれ、例えば、ファンコイルユニットからなる
空調機33が配置されている。
ついて説明する。図1は、本発明の室温制御装置の一実
施例を示すもので、図において、符号31は、並列に配
置される複数の部屋を示しており、これ等の部屋31に
は、それぞれ、例えば、ファンコイルユニットからなる
空調機33が配置されている。
【0010】これ等の空調機33には、冷温水配管35
が接続されており、この冷温水配管35には、各空調機
33に対応して空調機33の状態を制御する制御弁35
が配置されている。しかして、この実施例では、複数の
部屋31を通って光ファイバ線37が延在されている。
が接続されており、この冷温水配管35には、各空調機
33に対応して空調機33の状態を制御する制御弁35
が配置されている。しかして、この実施例では、複数の
部屋31を通って光ファイバ線37が延在されている。
【0011】この光ファイバ線37の一端には、光ファ
イバ線37の温度分布を求める温度分布センサ39が接
続されている。この温度分布センサ39としては、例え
ば、英国のヨーク社製のものが知られており、この温度
分布センサ39は、光ファイバ線37中のレーザーパル
ス光が、温度変化により、その部分での後方散乱光が影
響を受けるラマン効果を用いた分布型温度センシングに
基づいて構成されている。
イバ線37の温度分布を求める温度分布センサ39が接
続されている。この温度分布センサ39としては、例え
ば、英国のヨーク社製のものが知られており、この温度
分布センサ39は、光ファイバ線37中のレーザーパル
ス光が、温度変化により、その部分での後方散乱光が影
響を受けるラマン効果を用いた分布型温度センシングに
基づいて構成されている。
【0012】この温度分布センサ39によれば、数km
の光ファイバ線37上の温度分布を約1m間隔で高い精
度で測定することができる。図において符号41は、温
度分布センサ39からの信号により各部屋31の温度を
求める、例えば、パーソナルコンピュータからなる温度
計測手段を示している。
の光ファイバ線37上の温度分布を約1m間隔で高い精
度で測定することができる。図において符号41は、温
度分布センサ39からの信号により各部屋31の温度を
求める、例えば、パーソナルコンピュータからなる温度
計測手段を示している。
【0013】また、符号43は、温度計測手段41から
の温度信号を入力し各部屋31内の温度が所定の値とな
るように各空調機33を制御する、例えば、中央デジタ
ルコントロールユニットからなる制御手段を示してい
る。この制御手段43は、温度計測手段41からの部屋
31別の温度情報の入力を元に、全ての部屋31につい
て演算を行い、各部屋31の制御弁35の弁開度を決定
し、ローカルデジタルコントロールユニット45に弁開
度信号を出力する。
の温度信号を入力し各部屋31内の温度が所定の値とな
るように各空調機33を制御する、例えば、中央デジタ
ルコントロールユニットからなる制御手段を示してい
る。この制御手段43は、温度計測手段41からの部屋
31別の温度情報の入力を元に、全ての部屋31につい
て演算を行い、各部屋31の制御弁35の弁開度を決定
し、ローカルデジタルコントロールユニット45に弁開
度信号を出力する。
【0014】ローカルデジタルコントロールユニット4
5は、制御手段43からの弁開度信号に従い制御弁35
を操作する。以上のように構成された室温制御装置で
は、各部屋31を通って延在される光ファイバ線37か
らの信号が、温度分布センサ39に入力され、光ファイ
バ線37の温度分布が求められる。
5は、制御手段43からの弁開度信号に従い制御弁35
を操作する。以上のように構成された室温制御装置で
は、各部屋31を通って延在される光ファイバ線37か
らの信号が、温度分布センサ39に入力され、光ファイ
バ線37の温度分布が求められる。
【0015】そして、この光ファイバ線37の温度分布
を入力した温度計測手段41により各部屋31の温度が
求められ、この温度計測手段41からの温度信号を入力
した制御手段43により、各部屋31内の温度が、例え
ば、予め定められた所定の値となるように制御弁35の
開度が決定される。この弁開度信号が、各ローカルデジ
タルコントロールユニット45に出力され、各制御弁3
5が操作され、各部屋31内の温度が、所定の値とされ
る。
を入力した温度計測手段41により各部屋31の温度が
求められ、この温度計測手段41からの温度信号を入力
した制御手段43により、各部屋31内の温度が、例え
ば、予め定められた所定の値となるように制御弁35の
開度が決定される。この弁開度信号が、各ローカルデジ
タルコントロールユニット45に出力され、各制御弁3
5が操作され、各部屋31内の温度が、所定の値とされ
る。
【0016】しかして、以上のように構成された室温制
御装置では、装置を、空調機33がそれぞれ配置される
複数の部屋31を通って延在される光ファイバ線37
と、この光ファイバ線37からの信号により各部屋31
の温度を求める温度計測手段41と、この温度計測手段
41からの温度信号を入力し各部屋31内の温度が所定
の値となるように各空調機33を制御する制御手段43
とから構成し、また、これら相互間をデジタル信号線で
結合したので、部品および設置コストを、従来より大幅
に低減することができる。
御装置では、装置を、空調機33がそれぞれ配置される
複数の部屋31を通って延在される光ファイバ線37
と、この光ファイバ線37からの信号により各部屋31
の温度を求める温度計測手段41と、この温度計測手段
41からの温度信号を入力し各部屋31内の温度が所定
の値となるように各空調機33を制御する制御手段43
とから構成し、また、これら相互間をデジタル信号線で
結合したので、部品および設置コストを、従来より大幅
に低減することができる。
【0017】すなわち、以上のように構成された室温制
御装置では、一本の光ファイバ線37で温度を測定する
ことが可能となるため、部屋31毎に温度検出器を設置
する必要がなくなり、部品および設置コストを、従来よ
り大幅に低減することが可能となる。また、ローカルデ
ジタルコントロールユニット45は、分散型デジタルコ
ントローラに比べて非常に簡易な回路構造であるため、
部品コストを、従来より大幅に低減することが可能とな
る。
御装置では、一本の光ファイバ線37で温度を測定する
ことが可能となるため、部屋31毎に温度検出器を設置
する必要がなくなり、部品および設置コストを、従来よ
り大幅に低減することが可能となる。また、ローカルデ
ジタルコントロールユニット45は、分散型デジタルコ
ントローラに比べて非常に簡易な回路構造であるため、
部品コストを、従来より大幅に低減することが可能とな
る。
【0018】さらに、ローカルデジタルコントロールユ
ニット45は、小型であるため、空調機33に容易に組
み込むことができ、専用の収容盤が不要になる。また、
部屋31数が増大しても、温度分布センサ39,温度計
測手段41,制御手段43等は一台で良いため、スケー
ルメリットが増大する。さらに、光ファイバ線37を使
用しているため、電気ノイズによる温度測定の誤差をな
くし、測定精度を向上することができる。
ニット45は、小型であるため、空調機33に容易に組
み込むことができ、専用の収容盤が不要になる。また、
部屋31数が増大しても、温度分布センサ39,温度計
測手段41,制御手段43等は一台で良いため、スケー
ルメリットが増大する。さらに、光ファイバ線37を使
用しているため、電気ノイズによる温度測定の誤差をな
くし、測定精度を向上することができる。
【0019】なお、以上述べた実施例では、温度計測手
段41と制御手段43とを分離した例について説明した
が、本発明はかかる実施例に限定されるものではなく、
例えば、温度計測手段41として用いるパーソナルコン
ピュータに制御手段の機能を持たせ一体としても良いこ
とは勿論である。
段41と制御手段43とを分離した例について説明した
が、本発明はかかる実施例に限定されるものではなく、
例えば、温度計測手段41として用いるパーソナルコン
ピュータに制御手段の機能を持たせ一体としても良いこ
とは勿論である。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の室温制御装
置では、装置を、空調機がそれぞれ配置される複数の部
屋を通って延在される光ファイバ線と、この光ファイバ
線からの信号により各部屋の温度を求める温度計測手段
と、この温度計測手段からの温度信号を入力し各部屋内
の温度が所定の値となるように各空調機を制御する制御
手段とから構成したので、部品および設置コストを、従
来より大幅に低減することができるという利点がある。
置では、装置を、空調機がそれぞれ配置される複数の部
屋を通って延在される光ファイバ線と、この光ファイバ
線からの信号により各部屋の温度を求める温度計測手段
と、この温度計測手段からの温度信号を入力し各部屋内
の温度が所定の値となるように各空調機を制御する制御
手段とから構成したので、部品および設置コストを、従
来より大幅に低減することができるという利点がある。
【図1】本発明の室温制御装置の一実施例を示す系統図
である。
である。
【図2】従来の室温制御装置を示す系統図である。
31 部屋 33 空調機 37 光ファイバ線 41 温度計測手段 43 制御手段
フロントページの続き (72)発明者 小寺 弘一 東京都千代田区有楽町一丁目4番1号 三機工業株式会社内 (72)発明者 中澤 賢 東京都千代田区有楽町一丁目4番1号 三機工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−126522(JP,A) 特開 平2−141632(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 11/02 103
Claims (1)
- 【請求項1】 空調機がそれぞれ配置される複数の部屋
を通って延在される光ファイバ線と、この光ファイバ線
からの信号により前記各部屋の温度を求める温度計測手
段と、この温度計測手段からの温度信号を入力し前記各
部屋内の温度が所定の値となるように前記各空調機を制
御する制御手段とを有することを特徴とする室温制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3002223A JP2988533B2 (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | 室温制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3002223A JP2988533B2 (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | 室温制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04306446A JPH04306446A (ja) | 1992-10-29 |
JP2988533B2 true JP2988533B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=11523355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3002223A Expired - Fee Related JP2988533B2 (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | 室温制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2988533B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005257166A (ja) * | 2004-03-11 | 2005-09-22 | Toshiba Corp | 空調機制御システムおよび空調機制御方法 |
-
1991
- 1991-01-11 JP JP3002223A patent/JP2988533B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04306446A (ja) | 1992-10-29 |
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Legal Events
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R250 | Receipt of annual fees |
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