JP2988457B2 - ディスプレイ装置の駆動装置及び方法 - Google Patents

ディスプレイ装置の駆動装置及び方法

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JP2988457B2
JP2988457B2 JP9306272A JP30627297A JP2988457B2 JP 2988457 B2 JP2988457 B2 JP 2988457B2 JP 9306272 A JP9306272 A JP 9306272A JP 30627297 A JP30627297 A JP 30627297A JP 2988457 B2 JP2988457 B2 JP 2988457B2
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスプレイ装置
の駆動装置及び方法に関し、特に、映像信号で変調され
た光ビームを光スキャナを利用して2次元に走査して画
像を形成するディスプレイ装置の駆動装置及び方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】ディスプレイ装置において、画像の入出
力を電気信号として扱うためには、光の像を多数の画素
に分解し、それを順序よく並んだ一連の電気信号に変換
する過程と、この電気信号に基づいて変調された光を走
査して画像を形成する過程とが必要である。この一連の
作業は、一般のテレビジョンではNTSC方式として規
格化されている。一枚の画面をテレビジョンの画面上に
映すには、水平走査及び垂直走査が行われる。現行のテ
レビジョンで利用されている画像信号はCDDカメラ等
を用いて形成され、この原画像について、画面左上から
右下に向かう2次元の直線走査を行って、画素の明るさ
及び色を電気的な強弱で示す番号付きの細長い線分(走
査線)に分解して処理している。
【0003】一般のテレビジョンでは、ちらつきのない
画像を得るために上記走査が1秒間に60回以上行われ
ている。テレビジョン受像器は、この信号を受けると、
その走査順に電子ビームを走査して、蛍光体をその強度
に従って発光させ画像を復元する。電子ビームは、左上
から右下に向かって走査され、右下端に至ると、電子ビ
ームの強度を一旦零にして一定のブランキング期間を置
いた後に、左上端に一気に戻る、のこぎり波で表される
運動を繰り返す。
【0004】図6(a)は、従来のテレビジョン受像機
等のCRTにおける水平走査信号の時間的変化と画像の
表示される期間とを示している。のこぎり波信号の始ま
りと終りにわずかに画像情報が存在しないブランキング
期間があり、そのブランキング期間とブランキング期間
との間に画像信号が連続的に表示される。つまり、のこ
ぎり波状の走査信号に同期して画像が表示される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】光スキャナとして、振
動する水平ミラー及び垂直ミラーを利用して正方向及び
逆方向に走査する共振型スキャナが知られている。しか
し、テレビジョン信号を表示する従来の画像表示装置で
は、その画像処理回路は、水平走査及び垂直走査がのこ
ぎり波状に行われることを前提としている。このため、
図6(b)に示すようなサイン波で走査が行なわれる共
振型スキャナをテレビジョン信号の画像表示に利用する
と、スキャナが行うサイン波運動の行き帰りそれぞれに
画像が表示され、本来は異なる位置に表示されるべき画
像が同じ位置に表示される不具合がある。つまり、共振
型のスキャナでは、表示される画像が1枚の絵が縦横に
折り重ねられたようなものとなる不具合があった。
【0006】本発明の目的は、共振型スキャナを利用し
てディスプレイ装置を駆動する際の上述のような不具合
をなくし、本来の画像解像度を有する画像で且つ画像重
なりがなく、視覚性が良好な画像を表示できる光走査型
ディスプレイ装置の駆動装置及び方法を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のディスプレイ装置の駆動装置は、画像情報
を含む光ビームを共振型光スキャナによって正方向及び
逆方向に垂直走査して、水平走査線毎に画像を出力する
形式のディスプレイ装置の駆動装置において、各水平走
査線毎の画像情報を該水平走査線の行番号の順序に従っ
て記憶する画像メモリと、前記正方向及び逆方向の垂直
走査に対応して前記画像メモリの水平走査線毎の順序を
正逆に異なる順序で夫々指定して、前記画像メモリから
画像情報を読み出す画像情報読出し制御回路とを備える
ことを特徴とする。
【0008】本発明のディスプレイ装置の駆動装置で
は、正方向及び逆方向の垂直走査の夫々に対して画像メ
モリの水平走査線毎の順序を正及び逆にするため、テレ
ビジョン信号を表示する際に視覚的に良好な画像が得ら
れる。
【0009】好ましくは、前記画像情報読出し制御回路
は、正方向の垂直走査に対応して、奇数の行番号を持つ
水平走査線の画像情報を行番号の小さいものから順次に
読み出し、逆方向の垂直走査に対応して偶数の行番号を
持つ水平走査線を行番号の大きいものから順次に読み出
す。この場合、読出し制御回路の構成が簡素になる。
【0010】また、前記画像情報読出し制御回路を、水
平方向スキャナの駆動周波数に基づいて第1のクロック
を生成するクロック生成回路と、前記第1のクロックを
カウントして前記画像メモリのアドレスを順次に指定す
るカウンタと、垂直方向スキャナの駆動周波数に基づい
て第2のクロックを生成し、該記第2のクロックに基づ
いて前記画像メモリのアドレスを制御するライン制御タ
イミング回路とによって構成し、前記ライン制御タイミ
ング回路は、前記画像メモリのアドレスをリセットする
リセット信号、前記画像メモリのアドレスを反転する反
転信号、及び、水平走査線に対応して前記画像メモリの
アドレスを間引きする間引き信号を出力することも本発
明の好ましい態様である。
【0011】前記画像情報読出し制御回路は、垂直走査
の正方向から逆方向の反転時に水平走査線毎の画像情報
の読出し順序を反転させることが好ましい。読出し順序
の反転にあたっては、画像メモリとしてフレームメモリ
を採用する場合には、所定数の走査線の間引きを採用す
ることで、視覚的に良好な画像が得られる。
【0012】上記に代えて、前記画像情報読出し制御回
路が、逆方向の垂直走査時には、前記画像メモリに画像
情報が記憶された時系列とは逆に走査線情報を読み出す
ことが出来る。この場合、画像メモリにはRAMを採用
することが好ましい。
【0013】本発明のディスプレイ装置の駆動装置で
は、画像情報読出し制御回路は、原画像の水平走査クロ
ックの2倍の周波数の水平走査クロックで作動すること
が好ましい。この場合、原画像と同等の解像度が確保で
きる。また、本発明のディスプレイ装置の駆動方法は、
画像情報を含む光ビームを共振型光スキャナによって正
方向及び逆方向に垂直走査して、水平走査線毎に画像を
出力するディスプレイ装置の駆動方法において、前記正
方向及び逆方向の垂直走査に対応して前記画像メモリの
水平走査線毎の順序を正逆に異なる順序で夫々指定し
て、前記画像メモリから画像情報を読み出すことを特徴
とする。
【0014】上記本発明の駆動方法では、正方向の垂直
走査に対応して、奇数の行番号を持つ水平走査線の画像
情報を行番号の小さいものから順次に読み出し、逆方向
の垂直走査に対応して偶数の行番号を持つ水平走査線を
行番号の大きいものから順次に読み出すことが好まし
い。
【0015】本発明のディスプレイ装置の駆動装置及び
方法の好ましい実施形態例では、倍速又はそれ以上の速
度で読出しを行って水平走査スキャナが順方向に走査し
ている期間中に表示すべき全画像データを表示し、か
つ、間引き走査を行って垂直スキャナの順方向走査及び
逆方向走査期間中にそれぞれ異なった画像を表示する。
これによって、本来の画像解像度を有する画像を表示可
能とする。
【0016】例えば、垂直スキャナが順方向に移動して
いるときは、蓄積された画像を構成する走査線の中から
奇数番号を有するものを番号順に倍速表示していく。つ
いで、スキャナが反転走査を始めると、蓄積された画像
を構成する走査線の中から偶数番号を有するものを大き
い番号から小さい番号に順次に倍速表示していく。行き
と返りで表示される各位置がお互いに中間に位置するよ
うに表示タイミングを調節しておくことにより、人間の
目には原画像と同じ解像度を有する画像が復元される。
また、水平スキャナが逆方向に走査している期間中は、
画像情報が表示されるのを停止する機構を設けることに
より、画像が重ならずに視覚性が向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施形態例に基づいて、本発明を更に詳細に説明する。ま
ず、図1(a)〜(c)を参照し、本発明の第1の実施
形態例であるディスプレイ装置の駆動方法を説明する。
図1(a)は、原画像の順次走査によって得られる走査
線とその順番を示している。走査は左上端から開始さ
れ、第1の走査線L1に沿って左端から右端に走査した
後に、1段下がって第2走査線L2の左端に飛ぶ。以
下、同様に左端から右端に走査が行われ、最後の第10
の走査線L10に至り、この走査線L10の右端に至っ
た後に、一定の期間をおいた後に最初の場所に戻る。
【0018】図1(b)及び(c)は、本実施形態例に
おけるディスプレイ装置の駆動方法による走査方式を示
している。図1(b)は、表走査の際に、つまり、垂直
走査スキャナが順方向に走査しているときに表示される
走査線を示しており、図1(c)は、裏走査の際に、つ
まり、垂直走査スキャナが逆方向に走査しているときに
表示される走査線を示している。走査は、第1の走査線
の左端から開始され、右端に向かって行われる。ここ
で、図では表現されないが、本発明の駆動方法による水
平走査のスピードは、原画像を走査した際の2倍のスピ
ードで行われる。
【0019】ディスプレイ装置は、第1の走査線L1の
水平走査が左端から開始され右端に至って終了すると、
本来の原画像の走査線の走査時間が訪れるまで、表示を
停止して待機している。次の第2の走査線L2のための
表示期間では、その表示をジャンプし、第3の走査線L
3のための走査時間に至ると、その走査線L3を左端か
ら右端に向かって表示する。以下、第5、第7、第9と
奇数番の走査線を順次に小さい番号から大きい番号に向
かって表示していく。
【0020】つぎに、垂直走査スキャナが逆方向走査を
行っていることを示す信号を検出すると、図1(c)に
示すように、第10番の走査線L10の左端から右端に
向かって表示を始める、この表示も、順方向のときと同
様に原画像走査の倍の速度で行われる。走査が、右端に
至ると、次の原画像の偶数走査線の走査期間に至るま
で、走査を停止する。第8番の走査線L8の表示期間に
至ると、第8番の走査線L8の左端から右端に向かって
表示が行われる。以下、同様に、第6番、第4番及び第
2番と、大きな番号から小さな番号に向かって走査線を
順次に表示していく。最後に、垂直走査スキャナが順方
向に走査している信号を検出すると、初期の状態に戻
り、以上に述べてきた動作を繰り返す。
【0021】図2は、本発明の第2の実施形態例を成す
ディスプレイ装置の駆動回路を示している。本駆動回路
は、原画像の走査によって得られたRGB画像信号源2
1、その信号源21からの信号をデジタル信号に変換す
るA/Dコンバータ22、そのデジタル信号を蓄積する
フレームメモリ23、蓄積されたデジタル信号をアナロ
グ信号に復元するD/A変換器24、復元された信号を
増幅する増幅器25、増幅された信号によって強度が変
調された光を発生する光源26、水平スキャナ33及び
垂直スキャナ34を夫々駆動するための水平同期周波数
発振器27及び平同期周波数発振器28、これら発振器
の出力に同期してフレームメモリに蓄積された画像信号
の読み出しを行うために必要な読み出しクロック38を
作り出すPLL29、及び、ライン制御タイミング回路
30を備える。
【0022】本実施形態例の駆動回路は以下のように動
作する。テレビジョン又はコンピュータから出力される
RGB画像信号は、A/D変換器22でデジタル信号に
変換される。その信号は、読出しタイミングとは独立に
RGB画像信号源21の水平走査同期信号31をPLL
32で逓倍して作られる信号をサンプリングクロックと
して行われ、入力画像のデータが丁度保存されるように
フレームメモリに逐次蓄積される。
【0023】水平スキャナ33に同期して画像信号をメ
モリから読み出すために、PLL29によって、水平ス
キャナの駆動信号を逓倍して倍速読み出しクロック38
を生成する。例えば、原信号がNTSCテレビジョン信
号の場合には、1820倍の信号を生成して読出し信号
とする。同様に垂直スキャナ34に同期した画像信号を
生成するために、水平及び垂直同期周波数発生器27、
28からライン制御タイミング回路30を介してフレー
ムメモリのアドレスを初期化するリセットパルス35、
走査するラインを逆転させるための行反転パルス36、
及び、読み出すべきラインを指定する間引き指定パルス
37を出力する。
【0024】リセットパルス35は、1フィールドが終
了したことを伝達する信号で、一般のテレビジョン信号
でいう垂直同期信号と似た性質を持っている。一般に、
フレームメモリは、順方向読み出しのみが可能であるた
め、逆方向に読み出すためには行を沢山飛ばして読ん
で、見かけ上で上の行に戻ったようにする必要がある。
行反転パルス36は、これを実行するために、垂直走査
線の総数から1あるいは2を引いた数のパルスを発生し
てフレームメモリ23に加え、走査すべき垂直走査線番
号を決定しているカウンタのカウント数を制御するもの
である。例えば、通常のテレビジョン受像機の場合に、
垂直走査線の数は233本あるため、1つ前の行を表示
するには、232個のパルスをカウンタに入力すればよ
い。以上の回路を用いると、水平スキャナ33が正方向
に振れる間に1つの走査線の画像情報は全て表示され、
且つ、垂直スキャナ34が往復する間に全ての走査線の
画像情報が再現される。このため、共振スキャナを用い
た光走査型ディスプレイ装置に通常の画像信号を適用し
ても、原画像と同等の解像度を有する画面を再現するこ
とが可能になる。
【0025】図3は、本発明の第3の実施形態例を成す
ディスプレイ装置の駆動回路を示している。本駆動回路
は、第2の実施形態例の駆動回路におけるフレームメモ
リ23に代えて、ランダムアクセスメモリ(RAM)3
9と、相互に独立したアドレスカウンタ41及び42を
備える。その他の構成は、第2の実施形態例と同様であ
り、同様な符号を付してその説明に代える。フレームメ
モリでは順次読み出しのみが可能であるが、本実施形態
例ではRAM39を用いることによって、どのような順
序でも呼出しが可能となる。そこで、UP/DOWNの
方向を制御可能なアドレスカウンタ41及び42をRA
M39のアドレス指定用として利用することで、回路を
簡素化している。
【0026】本実施形態例における信号の取込みや出力
は、ほぼ第2の実施形態例と同じであるが、走査線を指
定する方法が異なる。例えば、同一水平走査線上にある
画像データは、メモリアドレスの9、10ビットあるい
は11ビット以下の領域を用いて指定し、行アドレスは
それ以外の10、11ビットあるいは12ビット以上の
領域を利用して行う。先ず、原画像の情報を正確に保存
するために、先の実施形態例と同様に、原画像の水平走
査同期信号をPLL32で逓倍し、サンプリングクロッ
クを生成する。そのサンプリングクロックを用いてA/
Dコンバータ22を駆動し、RAM39に書き込む。
【0027】書き込むアドレスは、サンプリングクロッ
クに同期してアドレスを進ませるアドレスカウンタ42
によって決定される。一方、水平スキャナ33の共振周
波数を発生する水平同期周波数発振器27から作られる
読出しクロック38と、垂直スキャナ34の共振周波数
を発生する垂直同期周波数発振器28から作られる各制
御信号とをアドレスカウンター41に導入することで、
画像データの読出しを行う。本実施形態例では、アドレ
スカウンタの読出し方向を決定するカウンタの読出し方
向を、垂直走査スキャナ34の走査方向を知らせるUP
−Down制御信号43に合わせて変更する。この機構
によって、第2の実施形態例と同様に、読み出すべき走
査線を決定し間引き走査を実現する。
【0028】図4は、本発明の第4の実施形態例を成す
ディスプレイ装置の駆動方法による操作を示している。
本実施形態例では、垂直スキャナが逆方向走査している
期間には、水平走査を通常の左から右とは逆に、右から
左に走査する。これは、第3の実施形態例で示したと同
様に、RAM及びカウンタを用いて実現される。つま
り、垂直スキャナが逆方向走査している旨を検出した信
号を利用して、水平カウンタのUP−Down制御信号
をコントロールして、カウント方向を逆方向に反転する
ことで実現できる。
【0029】図5は、本発明の第5の実施形態例を成す
ディスプレイ装置の駆動回路を示している。本駆動回路
は、画像の重なりを簡易に除去して画像を表示させてい
る。本駆動回路は、第2の実施形態例における水平及び
垂直同期周波数発振器27、28、PLL29、及び、
ライン制御タイミング回路30に代えて、予め測定され
た水平スキャナ33の共振周波数を表示画素数の整数倍
して得られるメモリ読み出しクロックを発生するための
読出しクロック発生器51と、その信号を分周して種々
の信号を得るための分周器52と、分周器から取り出さ
れる水平同期信号53及び垂直同期信号54に夫々合わ
せてスキャナ駆動用のサイン波を発生する水平サイン波
発振器55及び垂直用サイン波発振器56と、スキャナ
33、34における逆方向走査の期間中に信号を遮断す
るスイッチ57とを有する。この構成によって、水平ス
キャナ33及び垂直スキャナ34の動作に同期した画像
読出し信号を得ている。その他の構成は、第2の実施形
態例と同様である。
【0030】本実施形態例の駆動回路では、D/A変換
器24でD/A変換された画像信号は、増幅器25を通
じて光源26に与えられるが、水平スキャナ33及び垂
直スキャナ34が逆方向に走査している期間中は表示を
行わないように、ブランキング信号発生器58にてブラ
ンキング信号を発生させ、スイッチ57をオフにして、
画面上で画像が重ならないようにしている。そのため、
水平及び垂直方向の各表示可能画素数は原画像の半分で
あり、全体として4分の1の画像データが表示される。
【0031】上記第1〜第4の実施形態例では、共振型
ミラースキャナを用いたディスプレイ装置を利用して、
従来ののこぎり波を用いるスキャナと同様に、原画像と
同じフレームレートで同じ解像度を有する画像を表示で
きる。また、スキャナの垂直走査の往復において光を発
生するため、従来の1方向だけ表示する画面に比較して
2倍の明るさが得られる。行き帰りに画像を表示するた
め、従来の2倍の速度で画像の変更が可能となり、例え
ば、垂直スキャナの周波数が60Hzのときは120Hz
で画像の更新が可能となり、ちらつきの原因になるフリ
ッカが大幅に低減できる。
【0032】また、PLLを利用して水平スキャナの共
振周波数を逓倍して水平読み出し信号を作り出すので、
自動的にスキャナの共振周波数に画像の表示位置がロッ
クし、従来のように計算して原メモリ読出しクロックを
生成するなどの手間が省ける。
【0033】更に、スキャナの共振周波数を自動的に検
出できるようにしておくと、調節を行わなくても自動的
に適切な画像表示が可能となる。画像メモリにRAMを
用いる実施形態例では、アドレスを直接に逆指定出来る
ので、垂直走査が早くなっても正確に逆方向に走査行を
指定できる。水平走査期間中に行われる倍速読み出し
は、下位ビットを通常の2倍のクロックで読み出すこと
によって容易に行うことができ、倍速読み出しのための
特別な回路を別途に必要としない。
【0034】垂直スキャナが逆走査している期間中に水
平走査方向も逆転させると、全ての走査線が右下がりと
なり、走査線が垂直スキャナの行き帰りでお互いに平行
が保たれるため、画面の至る所で均一な画素密度を得る
ことが可能になる。
【0035】以上、本発明をその好適な実施形態例に基
づいて説明したが、本発明のディスプレイ装置の駆動回
路及び方法は、上記実施形態例の構成にのみ限定される
ものではなく、上記実施形態例の構成から種々の修正及
び変更を施したものも、本発明の範囲に含まれる。
【0036】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のディス
プレイ装置の駆動装置及び方法によると、共振型光スキ
ャナを用いた駆動装置によって、テレビジョン信号等の
画像データを画面上で視覚的に良好に表示できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態例に係るディスプレ
イ装置の駆動方法を示すための図で、(a)は原画像の
走査、(b)及び(c)は夫々正方向及び逆方向の垂直
走査を示す。
【図2】 本発明の第2の実施形態例に係るディスプレ
イ装置の駆動装置のブロック図。
【図3】 本発明の第3の実施形態例に係るディスプレ
イ装置の駆動装置のブロック図。
【図4】 本発明の第4の実施形態例に係るディスプレ
イ装置の駆動方法を示す目の図1と同様な図。
【図5】 本発明の第5の実施形態例に係るディスプレ
イ装置の駆動装置のブロック図。
【図6】 (a)及び(b)は夫々、共振型スキャナを
用いた従来のディスプレイ装置の駆動方法における信号
タイミング図。
【符号の説明】
L1〜L10 走査線 21 RGB画像信号源 22 A/D変換器 23 フレームメモリ 24 D/A変換器 25 増幅器(AMP) 26 光源 31 水平走査同期信号 32 位相同期回路(PLL) 33 水平スキャナ 34 垂直スキャナ 35 リセットパルス 36 行反転パルス 37 間引き指定パルス 38 読み出しクロック 39 ランダムアクセスメモリ(RAM) 41 アドレスカウンタ 42 アドレスカウンタ 43 UP−Down制御信号 51 読み出しクロック発生器 52 分周器 53 水平同期信号 54 垂直同期信号 55 水平用サイン波発振器 56 垂直用サイン波発振器 57 スイッチ 58 ブランキング信号発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G09G 3/02 H04N 3/02 G02B 26/10

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報を含む光ビームを共振型光スキ
    ャナによって正方向及び逆方向に垂直走査して、水平走
    査線毎に画像を出力する形式のディスプレイ装置の駆動
    装置において、 各水平走査線毎の画像情報を該水平走査線の行番号の順
    序に従って記憶する画像メモリと、 前記正方向及び逆方向の垂直走査に対応して前記画像メ
    モリの水平走査線毎の順序を正逆に異なる順序で夫々指
    定して、前記画像メモリから画像情報を読み出す画像情
    報読出し制御回路とを備えることを特徴とするディスプ
    レイ装置の駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記画像情報読出し制御回路は、正方向
    の垂直走査に対応して、奇数の行番号を持つ水平走査線
    の画像情報を行番号の小さいものから順次に読み出し、
    逆方向の垂直走査に対応して偶数の行番号を持つ水平走
    査線を行番号の大きいものから順次に読み出す、請求項
    1に記載のディスプレイの駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記画像情報読出し制御回路は、水平方
    向スキャナの駆動周波数に基づいて第1のクロックを生
    成するクロック生成回路と、前記第1のクロックをカウ
    ントして前記画像メモリのアドレスを順次に指定するカ
    ウンタと、垂直方向スキャナの駆動周波数に基づいて第
    2のクロックを生成し、該記第2のクロックに基づいて
    前記画像メモリのアドレスを制御するライン制御タイミ
    ング回路とを備え、前記ライン制御タイミング回路は、
    前記画像メモリのアドレスをリセットするリセット信
    号、前記画像メモリのアドレスを反転する反転信号、及
    び、水平走査線に対応して前記画像メモリのアドレスを
    間引きするための間引き制御信号を出力する、請求項2
    に記載のディスプレイの駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記画像情報読出し制御回路は、垂直走
    査の正方向から逆方向の反転時に各水平走査線毎の画像
    情報の読出し順序を反転させる、請求項2に記載のディ
    スプレイ装置の駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記画像情報読出し制御回路は、逆方向
    の垂直走査時には、前記画像メモリに画像情報が記憶さ
    れた時系列とは逆に走査線情報を読み出す、請求項2に
    記載のディスプレイ装置の駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記画像情報読出し制御回路は、原画像
    の水平走査クロックの2倍の周波数の水平走査クロック
    で作動する、請求項1乃至5の何れか一に記載のディス
    プレイ装置の駆動装置。
  7. 【請求項7】画像情報を含む光ビームを共振型光スキャ
    ナによって正方向及び逆方向に垂直走査して、水平走査
    線毎に画像を出力するディスプレイ装置の駆動方法にお
    いて、 前記正方向及び逆方向の垂直走査に対応して前記画像メ
    モリの水平走査線毎の順序を正逆に異なる順序で夫々指
    定して、前記画像メモリから画像情報を読み出すことを
    特徴とするディスプレイ装置の駆動方法。
  8. 【請求項8】 正方向の垂直走査に対応して、奇数の行
    番号を持つ水平走査線の画像情報を行番号の小さいもの
    から順次に読み出し、逆方向の垂直走査に対応して偶数
    の行番号を持つ水平走査線を行番号の大きいものから順
    次に読み出す、請求項7に記載のディスプレイの駆動方
    法。
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