JP2988187B2 - ウェーブワッシャ - Google Patents

ウェーブワッシャ

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JP2988187B2 JP5084773A JP8477393A JP2988187B2 JP 2988187 B2 JP2988187 B2 JP 2988187B2 JP 5084773 A JP5084773 A JP 5084773A JP 8477393 A JP8477393 A JP 8477393A JP 2988187 B2 JP2988187 B2 JP 2988187B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はウェーブワッシャに係
り、特に固定物と被固定物との間に介在して、固定部に
おける厚さ方向の弾性を確保するウェーブワッシャに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、固定物と被固定物との間にワ
ッシャを介在させ、そのワッシャのバネ力によって厚さ
方向の弾性を確保する構成が広く用いられている。ま
た、このように厚さ方向の弾性を確保するのに適したワ
ッシャとしては、厚さ方向に凸である山部と厚さ方向に
凹である谷部とを交互にその周に沿って有するウェーブ
ワッシャが知られている。
【0003】例えばトヨタ自動車株式会社発行によるト
ヨタ技術公開集4657号(1992年9月30日発
行)には、図6に示す如き円形のウェーブワッシャ1を
用いてソレノイドバルブをハウジングに組み付ける構成
が開示されている。ここでウェーブワッシャ1は、図6
(A)に示すように全集に渡って径の等しいドーナツ形
状であり、それぞれ3つの山部1a及び谷部1bを有し
ている。
【0004】従って、上記公開集に開示されるようにソ
レノイドバルブをウェーブワッシャ1を介してハウジン
グに固定した場合、その固定部はウェーブワッシャ1の
山部1aと谷部1bの変形に起因した弾性を発揮する。
従って、ソレノイドバルブに適当な押圧力を印加する
と、ソレノイドバルブの保持される位置をウェーブワッ
シャ1の厚さ方向に変位させることができる。
【0005】かかる特性を利用すると、例えばソレノイ
ドバルブを押圧した状態で形成される所定の空間に固定
部材を挿入し、次いで押圧を解除することにより固定部
材をウェーブワッシャ1の復元力で挟持することが可能
である。このような機構は、容易かつ確実な組み付けを
実現可能とし、各種部品の組み付け性の改善に有効であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかるウェ
ーブワッシャ1の組み付け形態としては、図6(B),
(C)に示すようにハウジング3等に設けられた挿入口
3aの底部において介在させるべく配置される場合があ
る。かかる構成は、ハウング3等に設けられた挿入口3
aが、ソレノイドバルブ2等の被挿入物が挿入される際
のガイドとして機能し、更に挿入後における支持部材と
して機能することを狙って採用されるものである。
【0007】一方、ハウジング3等に機械加工等によっ
て挿入口3aを設ける場合、加工上の制約によりその角
部3bにはコーナーRが形成される場合がある。従っ
て、挿入口3aに、挿入口3aとほぼ同径のウェーブワ
ッシャ1を挿入した場合、図6(B)に示すようにウェ
ーブワッシャ1が角部3bに乗り上げた状態となり、挿
入口3a底部まで挿入されない事態が生ずる。
【0008】この場合、挿入口3aは、上記したように
被挿入物のガイドとしての機能を発揮することが期待さ
れている。従って、例えば角部3bに逃げ溝を設けた
り、またはウェーブワッシャ1の径を挿入口3aの径に
比べて十分小さくすることは、加工経済上好ましくない
ばかりでなく、ウェーブワッシャ1の位置決め精度を悪
化させることになり実施すべきでない。
【0009】このため、種々の制約によって角部3bに
コーナーRが形成される挿入口3a等に挿入して使用せ
ざるを得ない状況において上記従来のウェーブワッシャ
1を使用した場合、被固定物が適切に挿入できない事態
が生じ、その高さ方向の位置精度が確保できない場合が
あるという問題を有していた。
【0010】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
あり、ウェーブワッシャの山部若しくは谷部の径を最大
外径部より小径として、角部に形成されたコーナーRの
内側でウェーブワッシャを固定物または被固定物と面接
触させ、コーナーRとの干渉を防止することにより上記
の課題を解決し得るウェーブワッシャを提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、厚さ方向
に凸とした山部と厚さ方向に凹とした谷部とを交互に有
するウェーブワッシャにおいて、少なくとも前記谷部
を、該ウェーブワッシャの最大外径部に比べて小なる外
径を有する形状に形成したウェーブワッシャにより達成
される。
【0012】
【作用】本発明に係るウェーブワッシャにおいて、前記
山部及び前記谷部は、ウェーブワッシャが固定物と被固
定物との間に介在した際に、厚さ方向の弾性を確保すべ
く作用する。この際、前記谷部は、該ウェーブワッシャ
の最大外径部より小径である。
【0013】従って、ウェーブワッシャの谷部を有する
面は、その最大外径部の径を外径とする円を仮想した場
合、その内側で固定物または被固定物と面接触すること
になる。このため、固定物または被固定物上に、上記し
た仮想円に沿ってコーナRが形成されていても、谷部が
そのコーナーRと干渉することはない。
【0014】そして、ウェーブワッシャの最大外径部
は、前記谷部が接触する面から離間して位置するため、
その面に形成されたコーナRからも離間することとな
り、なんらその影響を受けることはない。
【0015】
【実施例】図1は、本発明の一実施例であるウェーブワ
ッシャ10の構成を表す図を示す。ここで、同図(A)
はその斜視図を、同図(B)は正面図を、また同図
(C)はその側面図を示している。
【0016】各図に示すように、本実施例のウェーブワ
ッシャ10は、6角形のドーナツ状に成形されている。
そして、その各辺に相当する部分に山部10aと谷部1
0bとが交互に設けられている。従って、6角形の頂点
に相当する最大外径部10cは、山部10aと谷部10
bとの間に位置することになる。
【0017】ここで、ウェーブワッシャ10は、所定の
弾性係数を有する素材を基に構成されており、固定物と
被固定物との間に介在した場合、圧力が印加された際に
は山部10a及び谷部10bがその押圧力に従って適宜
変形することにより適当な弾性を発揮し、またかかる状
況下で押圧力が解除された際には、その復元力に起因し
て、固定物と被固定物との間隔を広げる方向に適当なバ
ネ力を発揮する。
【0018】以下、図2を参照して本実施例のウェーブ
ワッシャ10特有の構成に基づく効果についての説明を
行うが、それに先立ってウェーブワッシャ10の使用態
様について、適切な適用例の構成と共に説明する。
【0019】図3は、本実施例のウェーブワッシャ10
を、ハウジング11とソレノイドバルブ20の組み付け
機構に適用した例を示す。ここで、このソレノイドバル
ブ20は、油圧経路中に配置して油圧経路の導通制御を
行う場合に適したバルブであり、図3は、ハウジング1
1に設けられた油圧経路12、13間の導通を制御する
機構を構成した場合を例示している。
【0020】すなわち、ソレノイドバルブ20は、外筒
21内に収納されるコイル22に所定の電流を流通させ
た際に発生する電磁力によりニードル23を軸方向に変
位させ、その変位を利用して油圧通路12、13間を連
通する作動油通路24を導通または遮断するものであ
る。
【0021】ここで、図3に示すソレノイドバルブ20
においては、作動油通路24の一端にオリフィス25を
有している。このオリフィス25は、作動油通路24を
導通状態とした場合に所望の流量が確保できるようにそ
の径が設定されると共に、その開口端がテーパ状に成形
されている。
【0022】そして、上記したニードル23の先端に
は、このオリフィス25の開口端に嵌合する適当な径の
ボール弁26が設置されている。このため、作動油通路
24を遮断すべくコイル22に流通する電流を適当に制
御すると、ニードル23を介してボール弁26がオリフ
ィス25のテーパ状開口端25に嵌合し、オリフィス2
5の加工精度、ニードルの変位方向精度等を極めて高精
度とすることなく、確実な閉塞性が確保可能されること
になる。
【0023】この結果、例えば油圧通路13側に高圧、
油圧通路12に低圧の作動油が供給されているとすれ
ば、コイル31に所定電流を流通させて作動油通路24
を導通させると、油圧通路13から油圧通路12へ向け
て、その差圧とオリフィス25の径とに応じた流量の作
動油が流通する。この際、ソレノイドバルブ20は、そ
の軸方向に、作動油がオリフィス25を流通する際の流
通抵抗に相当する応力を受けることになる。
【0024】一方、コイル22に流通する電流を適当に
切り換えて作動油通路24を遮断すると、作動油の流通
が阻止され、油圧通路13に発生している油圧が直接ボ
ール弁26やニードル23を介してソレノイドバルブ2
0に伝達される。従って、この場合ソレノイドバルブ2
0には、油圧通路13、12間の差圧がその軸方向に作
用することになる。
【0025】つまり、本実施例のソレノイドバルブ20
においては、作動油通路24を導通または遮断するたび
に、その軸方向に加わる油圧が大きく変動することにな
る。このため、ソレノイドバルブ20とハウジング11
との組み付け機構には、組み付け作業が容易であること
と共に、かかる軸方向の応力変動に対して十分な安定性
を確保し得る構成であることが要求される。
【0026】図3は、かかる要求を満たすべく本実施例
のウェーブワッシャ10を用いて構成したソレノイドバ
ルブ20の組み付け機構の全体を表す構成断面図を示
す。ここで、ハウジング11とソレノイド20との間に
は、作動油に対するシール性を確保すべくOリング2
7、28を配置し、ソレノイドバルブ20の抜けを防止
する機構としてはCリング29を用いている。
【0027】この場合においてCリング29は、図3に
示すようにハウジング11に設けられた溝11aとソレ
ノイドバルブ20の外筒21に設けられたフランジ21
aとの間に挟持されており、ソレノイドバルブ20に作
用する軸方向の応力を安定して受けとめることができ
る。この際本実施例のウェーブワッシャ10は、ソレノ
イドバルブ20を図3中上方へ付勢して、Cリング29
の挟持力を確保すべく作用している。
【0028】以下、上記ウェーブワッシャ10の作用に
ついて図4に示す組み付けの流れ図を参照して補足説明
する。尚、図4は、図3に示すウェーブワッシャ10組
み付け部周辺の拡大図であり、図4(A)〜図4(C)
の順で組み付けの際の流れを表している。
【0029】すなわち、ソレノイドバルブ20をハウジ
ング11へ組み付ける場合、先ずフランジ21aの下面
にウェーブワッシャ10を設置し、図4(A)に示すよ
うに外筒21aをハウジング11へ挿入して更に適当な
押圧力を印加する。この結果ウェーブワッシャ10は、
同図に示すように山部10a及び谷部10bが潰れて平
坦となり、ハウジング11の溝11a周辺と外筒21の
フランジ21a周辺との間には所定の隙間が形成され
る。
【0030】次に、このようにして形成した隙間にCリ
ング29を挿入すべく処理を行う。つまり、図4(B)
に示すように外筒21を適当に押圧力した状態で、小径
方向に変形させたCリング29を溝11aに嵌合させ
る。この際、外筒21とハウジング11との間には上記
した所定の隙間が形成されており、Cリング29を嵌合
させる際にフランジ21aが干渉することはない。
【0031】そして、この状態で外筒21に印加してい
た所定の押圧力を解除すると、図4(C)に示すように
ソレノイド20の外筒21が、ウェーブワッシャ10の
復元力に起因して図中上方へ向けて変位する。この結
果、ハウジング11と外筒21との間に形成されていた
所定の隙間が狭まり、最終的にはCリング29が挟持さ
れる位置で隙間が消滅することになる。
【0032】かかる構成が採られた場合、ウェーブワッ
シャ10の山部10a、谷部10bが潰れる方向にソレ
ノイド20が押圧されない限りCリング29が溝11a
から離脱することがない。従って、上記したように極め
て容易に組み付けることができるうえ、作業者による押
圧がなされない限り、その通常の使用態様においてはソ
レノイド20がハウジング11から離脱することはな
く、容易かつ確実な組み付けが実現されることになる。
【0033】ところで、かかる機構を構成するにあたっ
て、ウェーブワッシャ10には以下のような特性が要求
される。第1は、適切な弾性を有することである。この
特性は、ウエーブワッシャ10が剛に過ぎると組み付け
性が悪化し、また柔に過ぎると組み付け後の耐震性等に
問題が生じることから要求されるものである。
【0034】第2は、ハウジング11の挿入口にセット
した際に適切な位置にその位置が決まることである。す
なわち、ハウジング11にウェーブワッシャ10をセッ
トした際に仮にその中心がずれるようなことがあれば、
後にソレノイドバルブ20を挿入する工程を設定した場
合には、その挿入の際の干渉が問題となる。
【0035】また、その厚さ方向の位置が適切に定まら
ない場合には、ソレノイドバルブ20を挿入して上記し
た押圧力を印加した際に、外筒21とハウジング11と
の間に所定の隙間を確保することができず、Cリング2
9を適切に嵌合させることができない事態が生ずる。
【0036】この場合において、上記した弾性について
は、ウェーブワッシャ10の材質及び形状によってほぼ
決定されるため、その製造誤差を考慮しても所定の値を
得ることにさほど困難性はなく問題とはならないが、第
2の要求特性である位置決め性については問題がある。
【0037】ウェーブワッシャ10をハウジング11に
セットした際の位置決め精度を確保するためには、ウェ
ーブワッシャ10を設置すべくハウジング11に設ける
挿入口の径とウェーブワッシャ10の径とを高精度に整
合させる必要がある一方、ハウジング11の挿入口の角
部には、その加工上の制約からコーナーRが形成される
からである。
【0038】つまり、図5に示すようにハウジング11
の挿入口11bを設けるあたって、角部11c等のよう
な凹形状を構成する場合、加工上の制約によって角部1
1cにコーナーRが形成されるのを避けられない場合が
ある。従って、図5(B)に示すように、位置決め精度
の確保のためにウェーブワッシャ1の径をハウジング1
1の挿入口11bの径とほぼ同一に設定した場合は、ウ
ェーブワッシャがコーナーR上に位置する結果、その高
さ方向の位置精度が確保できないという事態が生じる。
【0039】図1に示す本実施例のウェーブワッシャ1
0において、6角形形状を採用したのは、かかる事態の
発生を防ぐためである。すなわち、従来のウェーブワッ
シャ1の如く円形ドーナツ形状のウェーブワッシャ1で
は、山部1aも谷部1bも全て均一な径の円周上に形成
されているため、ウェーブワッシャ1を、これとほぼ同
径の挿入口11bに挿入した場合、それらの接触点は必
ず挿入口11bの角部11cに位置していた。
【0040】これに対して、本実施例のウェーブワッシ
ャ10においては、図1に示すように山部10a及び谷
部10bが6角形ドーナツ形状の各辺に構成されてい
る。従って、最大外径部10cの径に合わせて円形の挿
入口11bを設けた場合、挿入口11bに挿入されたウ
ェーブワッシャ10は、IIA矢視図である図2(A)に
示すように最大外径部10cによってその位置が規制さ
れることになる。
【0041】ところで、この場合最大外径部11cは、
上記したように常に山部10aと谷部10bとの間に存
在している。従って、挿入口11bに挿入された際に
は、挿入口11bの底面から谷部10bの谷の深さ分だ
け挿入口11bの底面から離間した状態となる。つま
り、この最大外径部11cは常に挿入口11bの角部1
1c上方に位置することとなり、コーナーRの影響を受
けることがない。
【0042】一方、ウェーブワッシャ10がハウジング
11と接触する谷部10bは、IIB矢視図である図2
(B)に示すように、常に角部11cの内側、すなわち
コーナーRの存在しない位置で挿入口11bの底面に接
触することとなり、やはりコーナーRの影響を受けるこ
とはない。
【0043】このように、本実施例のウェーブワッシャ
10によれば、ハウジング11の挿入口11bに形成さ
れるコーナーRの影響を受けることがなく、容易かつ高
精度に厚さ方向及び面方向について所望の位置決めがで
きる。このため、上記したようにソレノイドバルブ20
の組み付け機構等に適用する際に、確実に所望の特性を
確保することができ、容易かつ確実な組み付け機構の実
現に大きく寄与することができる。
【0044】尚、本実施例のウェーブワッシャ10にお
いては、山部10a及び谷部10bを共に最大外径部1
1cに比べて小径にする6角形形状を採用して、ウェー
ブワッシャ10の表裏判定をすることなく組み付け可能
な構成としたが、必ずしも山部10a及び谷部10bを
共に小径とする必要はない。
【0045】すなわち、ウェーブワッシャ10の組み付
け時にその表裏判定を行う場合においては、ウェーブワ
ッシャ10の山部10aまたは谷部10bの一方だけを
小径として、その面が挿入口11bのコーナーRに対向
するように組み付ける構成としてもよい。
【0046】
【発明の効果】上述の如く本発明に係るウェーブワッシ
ャによれば、少なくとも谷部を有する側の面は、最大外
径部と同径の円を仮想した場合、常にその内側において
固定物または被固定物と接触する。従って、本発明に係
るウェーブワッシャを固定物または被固定物に設けられ
た挿入口に挿入する場合において、少なくとも谷部は、
挿入口の角部に形成されるコーナーRに乗り上げること
なく挿入口に設置することができる。更にこの場合、最
大外径部が挿入口の内壁に規制されることから、ウェー
ブワッシャの面方向の位置精度も確実に確保することが
できる。
【0047】このように、本発明に係るウェーブワッシ
ャによれば、固定物または被固定物の挿入口に形成され
るコーナーRの存在によらず、面方向、厚さ方向共に高
精度な位置決めが可能であり、固定物及び被固定物の容
易かつ確実な組み付け機構の実現に大きく寄与できると
いう特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るウェーブワッシャの構成図であ
る。
【図2】本発明に係るウェーブワッシャの効果を説明す
るための図である。
【図3】本発明に係るウェーブワッシャを用いた組み付
け機構の一例の全体構成を表す構成断面図である。
【図4】本発明に係るウェーブワッシャを用いた組み付
け機構における組み付け手順を説明するための図であ
る。
【図5】ウェーブワッシャを適用する際の問題点を説明
するための図である。
【図6】従来のウェーブワッシャの構成を表す図であ
る。
【符号の説明】
10 ウェーブワッシャ 10a 山部 10b 谷部 10c 最大外径部 11 ハウジング 11a 溝 11b 挿入口 11c 角部 12,13 油圧経路 20 ソレノイドバルブ 21 外筒 21a フランジ 24 作動油通路 29 Cリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16B 43/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚さ方向に凸とした山部と厚さ方向に凹
    とした谷部とを交互に有するウェーブワッシャにおい
    て、 少なくとも前記谷部を該ウェーブワッシャの最大外径部
    に比べて小なる外径を有する形状に形成したことを特徴
    とするウェーブワッシャ。
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