JP2003065314A - ばね座金 - Google Patents

ばね座金

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JP2003065314A
JP2003065314A JP2001253269A JP2001253269A JP2003065314A JP 2003065314 A JP2003065314 A JP 2003065314A JP 2001253269 A JP2001253269 A JP 2001253269A JP 2001253269 A JP2001253269 A JP 2001253269A JP 2003065314 A JP2003065314 A JP 2003065314A
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JP
Japan
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spring washer
chute
view
peaks
bolt
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Application number
JP2001253269A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigenori Takatani
重徳 高谷
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JAPAN POWER FASTENING Co Ltd
Original Assignee
JAPAN POWER FASTENING Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】緩み止め効果を損なわずに軽量化できるばね座
金を提供する。 【手段】山3と谷4との対を円周方向に3対以上連続さ
せて、円周方向に波打った形状とする。山3と山3との
間隔が小さくなるため、ばね座金1は弾性変形しにくく
なる。その結果、従来と同じ弾性復元力(緩み止め効
果)を確保しつつ、板厚を格段に薄くできる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ばね座金に関する
ものである。 【0002】 【従来の技術】ばね座金としては、JIS B 1251に規定さ
れているもの(切り口を挟んだ両端部が逆向きにずれて
いるもの)や、JIS B 1252に規定されている皿ばね座
金、或いは、特公昭44−19655号公報に記載され
ている鞍形のものなどがある。JIS B 1255に規定されて
いる歯付き座金も一種のばね座金と言える。 【0003】このうち特公昭44−19655号公報の
ものは、図5〜図7に示すように、2つずつの山13と
谷14とが交互に形成されて円周方向に沿って波打った
状態になっており、他のばね座金に比べると、ボルト1
6のねじ込みによって偏平に潰れ変形したときの弾性復
元力が大きいため、緩み止め効果が高い。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、殆どの工業
製品については軽量化が求められており、その一環とし
てボルトや座金にも軽量化が求められている。また、締
結作業が自動化されていることも多く、その場合、当然
に締結工程の能率アップが求められている。 【0005】本発明は、このような要請に応えたばね座
金を提供することを課題とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明のばね座金は、円
周方向に沿って、山と谷とから成る凹凸の対が3対以
上、波打つように連続している。なお、3対以上には3
対が含まれている。 【0007】本願発明のばね座金は、線材(帯板)をリ
ング状に曲げて形成した切り口(スリット)付きのもの
でも良いし、素材板をリング状に打ち抜いて形成した切
り口なしのものでも良い。 【0008】 【発明の作用・効果】ところで、波打つように曲げられ
た板材を偏平に押し潰す場合、山と谷との間の高さ(波
の振幅)が同じであったら、山と山との間の間隔(波の
波長)が小さくなるほど、押し潰すのに要する力は大き
くなる。すなわち、山と山との間隔が小さくなるほど、
弾性復元力は大きくなる。 【0009】そして、前記公報の場合であると、山13
と山13との間隔は円周の半分であるのに対して、本願
発明は円周の3分の1以下になるため、弾性復元力は格
段に大きくなる。つまり、本願発明では断面係数が格段
に大きくなる。 【0010】このため、前記公報の発明と比較した場
合、板厚を薄くしても、従来と同じか又は従来以上の弾
性復元力(すなわち、緩み止め効果)を得ることができ
る。 【0011】従って、本願発明によると、ボルト(ね
じ)の緩み止め効果を維持又は向上させた状態でばね座
金を軽量化できるため、ばね座金を使用した製品の軽量
化に寄与できると共に、材料費や熱処理費用・表面処理
費用の低減によるコストダウンを図ることができる。 【0012】他方、前記公報のもの(及びJIS B 1251)
は、切り口12の存在により、2つの山13の箇所で弾
性復元力が相違するため、ボルト16の座面17に対す
るばね座金11の反力が円周方向に沿って不均一にな
り、このため、一種の片当たりのような状態になってい
た。 【0013】これに対して本願発明は、山と谷との数が
増えることにより、ばね座金の弾性復元力による反力を
ボルトの頭の座面の各部位に均等に作用させることがで
きるため、ボルトが傾き勝手になることを防止又は著し
く抑制するすることができ、その結果、振動に対する緩
み止め効果を一層向上することができる。 【0014】他方、ばね座金を電化製品などの締結に使
用する場合、図6に一点鎖線で示すように、ばね座金1
1とボルトとを別々の振動式シュート15で自動ドライ
バーの箇所まで移送しているが、前記公報のように山1
3と谷14とが2つずつしかない場合は、ばね座金11
はシュート15上で揺れ動いて安定性が悪いためか移送
速度が遅く、また、ばね座金11は焼入れされていて硬
いため、擦り作用によってばね座金11がシュート15
に食い込む現象が度々見られた。 【0015】これに対して本願発明によると、ばね座金
は少なくとも三点支持の状態でシュートに載るため、シ
ュート上での安定性が格段に高くなり、その結果、シュ
ートの振動をばね座金に的確に伝えて、移送速度を向上
させることができる。また、シュートでの姿勢安定性が
良いため、ボルトへの組み込みの確実性も高くなる。 【0016】更に、ばね座金が三点支持以上の状態でシ
ュート上に載ることにより、いわば平座金を移送するの
と同じような状態になるため、ばね座金でシュートが強
く擦られることはなく、その結果、ばね座金がシュート
に食い込む現象も防止することができる。 【0017】 【発明の実施形態】次に、本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。 【0018】(1).第1実施形態(図1〜図3) 図1〜図3では第1実施形態を示している。図1のうち
(A)は平面図、(B)は(A)のB−B視正面図、
(C)は(A)のC−C視断面図、図2は展開した状態
の正面図、図3は使用状態の断面図である。 【0019】本実施形態のばね座金1は、ばね鋼のよう
な帯状金属線材を曲げ加工して形成しており、このため
切り口(スリット)2を備えている。そして、山3と谷
4とからなる凹凸の対が3対連続しており、円周方向に
波打った状態に形成されている。 【0020】この場合、切り口2は山3と谷4との間の
中間部に位置させている(シュート5への引っ掛かりを
防止するため、及びメッキ等に際しての容器内での絡ま
りを防止するためである)。また、図1(C)から明ら
かなように、内周の凹凸高さよりも外周の凹凸高さが大
きくなるように設定されている。 【0021】このように、山3と谷4とが3つずつある
ことにより、山3と山3との間隔Lが前記公報の場合に
比べて0.66倍に小さくなるため、ばね座金1は潰れ
変形しにくくなる(弾性復原力が大きくなる)。 【0022】従って、板厚tを従来よりも大幅に薄く
した状態で従来と同じ緩み止め効果を得る、板厚tを
薄くしつつ従来よりも高い緩み止め効果を得る、板厚
は従来と同じにしてより高い緩み止め効果を得る、とい
う3つの態様を目的に応じて選択することができる。 【0023】との場合は、材料費を低減できると共
に、表面積及び体積が小さくなることにより、メッキの
ような表面処理や焼入れのような熱処理に要する時間及
びコストを低減することができる。 【0024】また、自動締結装置に向けてシュート5で
移送するにおいて、ばね座金1は三点支持の安定した姿
勢でシュート5に載っているため、シュート5の振動を
ばね座金1に的確に伝えることができ、その結果、振動
エネルギーのロスを無くしてばね座金1を高速で移送す
ることができる。 【0025】また、シュート5上での安定性が高いこと
ににより、ばね座金1でシュート5が擦られることは殆
どないため、ばね座金1がシュート5に食い込むことも
なく、その結果、シュート5での高速移送が一層確実な
らしめられる。なお、シュート5は振動式に限らず、自
重を利用して移送する傾斜式でもよく、この場合も、安
定した姿勢で移送できる。 【0026】更に、ばね座金1は山3の箇所で最も強く
ボルト6の座面7に当たるが、山3が3つあることによ
り、ばね座金1の弾性復元力による反力はボルト6をそ
の軸線方向に押しやるように正確に作用することにな
り、このため、ボルト6が傾き勝手になことを防止し
て、振動による緩みをより一層防止できる。 【0027】(2).他の実施形態(図4) 図4では、山3と谷4とを4対ずつ形成した第2実施形
態を示している。(A)は平面図、(B)は展開した状
態の図である。この例では、板厚をより薄くすることが
できると共に、シュートでの安定性を一層向上できる。 【0028】(3).その他 上記の両実施形態は切り口を備えたタイプであったが、
切り口のないリング状のものでも良いことはいうまでも
ない。このリングタイプの場合は、材料のロスは発生す
るが、弾性復元力や締結時の軸方向安定性に優れてい
る。 【0029】ばね座金の素材は必要に応じて様々のもの
を設定できる。また、ばね座金は、平面視略角形や略三
角形(おむすび形)などに形成することも可能である。
山と谷との対を3つ以上形成するにおいて、隣合った山
と山との間隔や高さを互いに異ならせることも可能であ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】 (A)は第1実施形態の平面図、 (B)は (A)の B
-B視正面図、 (C)は (A)は C-C視断面図である。 【図2】展開した状態の正面図である。 【図3】使用状態の断面図である。 【図4】 (A)は第2実施形態の平面図、 (B)は展開した
状態の正面図である。 【図5】従来例の斜視図である。 【図6】従来例の断面図である。 【図7】従来例の使用状態を示す図である。 【符号の簡単な説明】 1 ばね座金 2 切り口 3 山 4 谷 5 シュート 6 ボルト

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】円周方向に沿って、山と谷とから成る凹凸
    の対が3対以上、波打つように連続しているばね座金。
JP2001253269A 2001-08-23 2001-08-23 ばね座金 Pending JP2003065314A (ja)

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