JP2988157B2 - 電子式保護継電装置 - Google Patents

電子式保護継電装置

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JP2988157B2 JP4287939A JP28793992A JP2988157B2 JP 2988157 B2 JP2988157 B2 JP 2988157B2 JP 4287939 A JP4287939 A JP 4287939A JP 28793992 A JP28793992 A JP 28793992A JP 2988157 B2 JP2988157 B2 JP 2988157B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電路情報を外部に送信
し得る回路遮断器や漏電遮断器等の電子式保護継電装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電子式保護継電装置は、接点
部、接点部を駆動する駆動部、駆動部を動作させる引外
し回路等とともに、マイクロコンピュータを用いた電路
情報監視部と電路情報送信部を内蔵している。電路情報
監視部は、接点部の後段の電路より電源を供給され、そ
して変流器や零相変流器により電路情報が入力されてこ
れを処理する。すなわち入力された電路情報を電路情報
送信部に出力するとともに、電路を開極すべき状態のと
きは引外し回路に引外し信号を出力する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した電子式保護継
電装置は、その電路情報監視部の電源が接点部の後段の
電路より供給されるものであるため、電路情報監視部が
引外し信号を出力して接点部を開極した場合、その時点
で電路情報監視部への電源供給が断たれる。従って、接
点が開極したという情報、すなわちトリップ情報が確実
に電路情報送信部に出力されず、その結果トリップ情報
が外部に送信できないということがあり得る。
【0004】本発明は、かかる事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、トリップ動作を行う場合
でも電路情報が確実に外部に送信できる電子式保護継電
装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに本発明の電子式保護継電装置は、電路を開閉する接
点部と、接点部を開閉動作せしめる駆動部と、接点部を
開極するために駆動部に駆動信号を出力する引外し回路
と、電路より電源を供給されかつ電路情報が入力されて
マイクロコンピュータによりこの電路情報を処理するも
のであって電路情報を出力するとともに電路を開極すべ
き状態のときは引外し回路に引外し信号を出力する電路
情報監視部と、外部より電源を供給されかつ電路情報監
視部から入力されてマイクロコンピュータによりこの電
路情報を外部に送信する電路情報送信部と、を有する電
子式保護継電装置において、前記電路情報監視部に、引
外し信号を出力すべき状態になったときその情報の電路
情報送信部への送信が完了するまで引外し信号の出力を
遅延させる機能を持たせた構成としている。
【0006】
【作用】この構成によれば、トリップ動作を行う場合に
その情報を電路情報送信部への送信が完了するまでトリ
ップ動作を遅延させるので、トリップ情報が確実に外部
へ送信できる。
【0007】
【実施例】以下、3相3線式の電路に介挿される回路遮
断器に具現した本発明の一実施例を、図1乃至図4に基
づいて説明する。
【0008】回路遮断器1 は、図1に示すように、接点
部2 、駆動部3 、引外し回路4 、電路情報監視部5 、電
路情報送信部6 等を主要構成部材としている。接点部2
は、固定接点と可動接点からなる対が各相に対応した電
路U,V,W を開閉するようそれらに介挿接続される。駆動
部3 は、例えばコイルやプランジャ等を有した電磁装置
とハンドルやリンクを有した開閉機構装置であり、後述
の引外し回路から駆動信号を入力されたとき、すなわち
コイルに通電されたとき、プランジャが開閉機構装置を
介し可動接点を駆動して接点部2 を開極する。また駆動
部3 は、ハンドルの操作により可動接点を駆動して接点
部2 を開閉動作せしめる。引外し回路4は、後述する電
路情報監視部5 から引外し信号を入力されたとき、接点
部2 を開極するために駆動部3 に駆動信号を出力する。
【0009】電路情報監視部5 は、マイクロコンピュー
タよりなるもので、電路U,W からリード線11によって動
作用の電源が供給される。また、電路U,V,W に設けた変
流器12,12,12や零相変流器13をセンサとし、これらから
リード線14を介して電路情報が入力される。この電路情
報は、RAMに記憶され、定期的に後述の電路情報送信
部6 へ通信線15を介して出力 (データ送信) したり、演
算部で演算して電路U,V,W に異常があるとき、すなわち
電路U,V,W を開極すべき状態のときは引外し回路4 に引
外し信号を出力する。このデータ送信と演算は、図2
(a)(b)に示すように、時分割処理によって行われる。
【0010】この電路情報監視部5 は、引外し回路4 に
引外し信号を出力すべき状態になったとき、その情報の
電路情報送信部6 への送信が完了するまで引外し信号の
出力を遅延させる機能、所謂遅延タイマ機能を持たせて
ある。すなわち、図2におけるT1時点で引外し信号を出
力すべき状態になったとき、あるいは引外し信号が発生
したとき、(b) に示すように、T2時点まで電路情報送信
部6 へのデータ送信を行う。このとき、(c) に示すよう
に、T3時点まで遅延タイマ機能が働いてデータ送信以外
の動作を停止 (割り込みを禁止) してデータ送信を完了
させ、そしてT3時点から(d) に示すように、引外し信号
が出力されるのである。遅延タイマ機能の遅延時間は、
データ送信に要する時間より若干長く設定しておく。こ
の引外し信号が出力されることにより、引外し回路4 が
駆動部3 に駆動信号を出力し、そして接点部2 が開極す
る。
【0011】図3及び図4は、電路情報監視部5 の動作
を示すフローチャートである。図3において、電源が供
給されるかリセット回路が動作したときにスタートし、
まずステップ21でイニシャル処理が行われ、ステップ22
で変流器12,12,12や零相変流器13からの信号を取り込み
電流値を演算する。ここでは、過電流の値や漏電電流の
値といった種々の電流値が予め設定されており、それと
比較して引外し信号を出力すべきかどうか (トリップ動
作をすべきかどうか) を判断する。なお、予め設定して
おく電流値として、例えば電路の電流が定格電流に対す
る所定%であるものを設定しておき、これに達したとき
仮の警告を出すようにする所謂プレアラーム信号の出力
を判断させることもある。ただし、この場合、引外し信
号を出力すべき (トリップ動作をすべき) と判断して
も、引外し回路4 への出力実行命令はずっと後段のステ
ップで行う。
【0012】ステップ23は、ステップ22にて演算した電
流値や判断した引外し信号、さらにはプレアラーム信号
等を通信線15を介して電路情報送信部6 へデータ送信す
る。ステップ24は、引外し信号の有無を判断し、無い場
合はステップ22へ戻り、有る場合はステップ25の遅延タ
イマ割り込み許可信号を出力する。遅延タイマが割り込
んだ後は図4に示すフローとなるが、以後はステップ26
のWDT (ウォッチドッグタイマ) 処理、ステップ27の
送受信処理といったデータの送受信のみのモードに移行
する。
【0013】図4において、遅延タイマが割り込むとス
テップ31では他からの割り込みを禁止し、従って引外し
回路4 への出力実行命令は依然として行われない。そし
てこの間に、電路情報送信部6 へデータ送信を完了させ
るのである。所定時間が経過するとステップ32で遅延タ
イマを停止し、ステップ33で引外し信号は過電流による
ものか、漏電によるものか (本実施例では漏電の有無の
判断) を判断する。
【0014】ステップ33で漏電であると判断した場合、
ステップ34で漏電トリップフラグをクリアし、ステップ
35で引外し信号の引外し回路4 への出力実行命令を行
う。また、ステップ33で過電流であると判断した場合、
ステップ36で過電流トリップフラグをクリアし、ステッ
プ37で引外し信号の引外し回路4 への出力実行命令を行
う。ステップ35,37 の後は、ステップ38で割り込み許可
を実行する。ステップ35,37 で引外し信号の引外し回路
4 への出力実行命令を行うことにより、駆動部3が接点
部2 を開極させる。接点部2 が開極すると電路は遮断さ
れるので、電路情報監視部5 の電源も断たれてこれが停
止する。
【0015】電路情報送信部6 は、マイクロコンピュー
タよりなる一般的なものであり、外部より電源を供給さ
れ、かつ電路情報監視部5 から入力された電路情報を通
信線16を介して外部に送信する。
【0016】
【発明の効果】本発明の電子式保護継電装置は、トリッ
プ (引外し) 動作を行う場合に、その情報を電路情報送
信部への送信が完了するまでトリップ動作を遅延させる
ので、トリップ情報が確実に外部へ送信できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】その電路情報監視部の動作を示す説明図であ
る。
【図3】その動作を示すフローチャートである。
【図4】その遅延タイマの動作を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 回路遮断器 2 接点部 3 駆動部 4 引外し回路 5 電路情報監視部 6 電路情報送信部 12 変流器 13 零相変流器 U,V,W 電路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電路を開閉する接点部と、接点部を開
    閉動作せしめる駆動部と、接点部を開極するために駆動
    部に駆動信号を出力する引外し回路と、電路より電源を
    供給されかつ電路情報が入力されてマイクロコンピュー
    タによりこの電路情報を処理するものであって電路情報
    を出力するとともに電路を開極すべき状態のときは引外
    し回路に引外し信号を出力する電路情報監視部と、外部
    より電源を供給されかつ電路情報監視部から入力されて
    マイクロコンピュータによりこの電路情報を外部に送信
    する電路情報送信部と、を有する電子式保護継電装置に
    おいて、前記電路情報監視部に、引外し信号を出力すべ
    き状態になったときその情報の電路情報送信部への送信
    が完了するまで引外し信号の出力を遅延させる機能を持
    たせたことを特徴とする電子式保護継電装置。
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